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SS:はっ、必死に努力し続けたら誰でも三冠ウマ娘になれるってか?
1 :
お前
2025/04/12 04:23:15
ID:P/2vHxlbPE
・独自解釈独自設定を含みます。おおらかな人だけどうぞ
・細かい部分が気になる方はこの先はご覧にならない事をお勧めします
彼はそう笑った
傑作だというように、私を嘲るように
そして続けた
――そんなんでなれるわけねえのは、お前が一番分かってンじゃねえのか?
――ココの連中はみんなみーんな、お前のいう一生懸命な努力をずぅっとずぅっと続けてるぜ?
――で、その結果そいつらはG1はもちろん、メイクデビューも未勝利戦も勝てねえのが半数ってとこだ、そいつらは一生懸命努力してなかったのか?
彼は睨むように、でもまっすぐに私を見ていた
私は答えた
「それでも――私は三冠ウマ娘になります」
299 :
あなた
2025/04/25 09:10:27
ID:725.XAEgLo
🤖「マスター……マスターもやはり小柄で可愛らしくて守ってあげたくなるような少女――はっきり表現すると可愛らしいロリっ子が好みなのでしょうか?」
『おおう、ダービー出走前なのにトバしてるねミホノブルボンさん、急にどうしたんですか?これからダービースタートするんですよ?』
控室に入るとミホノブルボンが唐突に切り込んできた
無表情といわれるが無感情ではなくクールと言われるがその実頭ピンクなミホノブルボンである。
クラスメイトが自分の無表情っぷりに怖がるのを気にしてしまうぐらいの情緒はあるし、マスターの事がすきなのでそこをストレートでなげつけてくるだけの感情はしっかりしている
🤖「ずっとライスシャワーさんを見ていました。
私もちょっとスケスケな黒のドレスに黒と濃紫の下着をつければマスターにずっと見ていてもらえますか? マスター」
『見ていたの意味があまりに違いすぎるんだよな。
実際どうだ? 今日のライスシャワー見た感想は』
🤖「強いです。 今までとまとっている雰囲気が違います。 突然バージョンアップしてMk2とついたような、超電磁コーティングをまとったかのような違いを感じました。」
『よーし頭まで茹で上がってはいないようで安心したぞ』
300 :
トレピッピ
2025/04/25 09:14:40
ID:725.XAEgLo
『とはいえ――ライスシャワーの脚は逃げができるほど長くない。 結局お前が逃げて他を潰す構図は皐月賞となんら変わらない。
ただただ400Mのびて大回りで直線が伸びただけだ。 東京の直線は長い坂と500M以上の大直線だが――その400Mよりお前はずっとずっと苦しい坂を毎日走ってた。』
『――最後の最後、どうしようもなくなってもその毎日を思い出して根性でなんとかしろ!』
根性論を嫌い――スパルタではあっても運動学、医学根拠と効率を求めたトレーナーが最後の最後に言う言葉が根性論である。
そのぐらいにはギリギリなのだ。 2400Mを走りきれるかどうかは正直わからない。 それを試すような機会もない。 ぶっつけ本番だ
301 :
お姉さま
2025/04/25 10:19:18
ID:725.XAEgLo
「オーダー:最後まで頑張れを承認します。 ミッション:日本ダービー……
マスター――ありがとうございます。
私を、ここまで導いてくれて。 」
『まだ終わってないだろう、ダービーだけじゃなく、菊花賞まで全部勝って無敗の三冠馬になってからそういう事は言うんだブルボン
――ただ、まあ―――』
ぽんぽん、といつものように手を頭に置く。
『ダービーまでのキツいトレーニングよく頑張った。
今日勝って、一緒に親御さんに頑張って良かったと報告しに行くぞ』
――はい、三冠ウマ娘のため、マスターのために、ミホノブルボン、発進します。
――うわ、前より脚も腰もすごくなってない?
――いやいや、皐月賞から1ヶ月ちょいしかなかったのに、いやでも
――うわあ、ごっつい尻しとんな
パドックに立つウマ娘の中で一際目を引く身体。
体格が良い、強そうとかではない
その脚の鍛え抜かれた筋肉は遠目から見ても他を圧倒するものがある
『ダービー、貰っていくぞ』
302 :
トレーナー
2025/04/25 10:27:13
ID:725.XAEgLo
――どうですか、ブルボンの様子は
『ご無沙汰してます。 ギリギリまでトレーニングだったので疲労は抜けきってないかもしれませんが――その分鍛え抜かれてます。
それに――その御蔭なのか、鬼気迫るほどに集中できてますよ。
それにしても――いいんですか? 娘さんと挨拶しなくても』
ミホノブルボンの父親は困ったように首を振り
「今私の顔をみて集中が途切れてもアレですからね。 親ばかのような言葉ですが、あの子はどうにも私に懐き過ぎていて。
最近は安堵してるんですよ、マスター……貴方のような立派な方とブルボンが巡り会えた事に」
『よしてくださいよ、私なんてただのうだつのあがらないトレーナーです。 ブルボンの担当をするまで未勝利か一勝かしか面倒みたことがない。』
「あの子がダービーをね……私も元はトレーナーです。 あの子がそういった未勝利、一勝クラスでウロウロする才能だとは思ってました。
それが今やダービーを獲ろうとしてる。 しかも朝日杯、皐月賞と無敗で掲げて――堂々と勝利を目指してる。」
――ブルボンの父は深く、深く頭を下げた
303 :
キミ
2025/04/25 10:30:42
ID:725.XAEgLo
――夢を、現実にしてくれてありがとう
『くすぐったいんで、頭をあげてください。 そういうのは三冠を獲ったときに一緒に酒でも呑みながらしましょう。 ダービーはふたつ目でしかないですから』
「勝ち目は」
『皐月賞直後なら半々でした。 皐月賞では終盤スタミナが切れてた、しかも私の不手際で坂路五本のせいで骨膜炎同様の発熱。 展開次第ではスタミナが保って勝つか、後続にギリつかまらなければいいなという塩梅でした』
「――では、今は?」
『そりゃ――勝てますよ。 あいつはそれだけの努力を皐月賞から今日までもしてますから』
304 :
お兄ちゃん
2025/04/25 11:04:54
ID:725.XAEgLo
「ダービーの1角までは短い。 誰も彼も優秀なスピードに富んだウマ娘達がスタートから最高のポジションを目指して競り合う。
――7枠15番、大外側から穫れますか? 一番手」
『確かにそうですが』
ダンッ!!!
ゲートが開かれ勢いよくゲートが開かれる
内側のウマ娘がロケットスタートを切って先頭に立とうとする。
「―――ッ!?」
確実に他の追随を許さないロケットスタートをきめた
なのにたった数歩で大外からチョコレート色の影が飛び込んでくる
並ぶ、という生易しいものではなくすでにトップスピードになっていたミホノブルボンは内枠のウマ娘をあっさり突き放し先頭で1角に入っていく
「皐月賞でも思いましたけど――スタートそのものじゃなく、スタートから一瞬で加速するんですね。あんな加速が当たり前のようにできるようになったんですか」
『ええ、坂路で身についた筋肉は急勾配に負けない力。 平地での使い方がうまいんですよね、加速がとにかく良い。 よほど出遅れなければスタートが良いウマ娘よりよほど速くトップスピードに乗ります』
「ええ、ええ――私もね、年甲斐もなく興奮してますよ。 あんなに素晴らしい加速のウマ娘なんてまずいない。 自分の娘がそんな走りができるようになるなんてね
――それに、ロボットに憧れてロボットのマネをしだした娘が決めた勝負服は、ちょっと、父親からみても露出が、ねえ?」
『そういや、今日はチョコレートメイド服ですね。』
305 :
あなた
2025/04/25 11:07:00
ID:725.XAEgLo
「ブルボンがね、男の人が喜ぶ服とはなにか? と聞いてきたときには本当に驚愕しましたよ。 今まで三冠ウマ娘とロボットのマネばかりだったブルボンが男性の事をきにして勝負服をデザインしたいなんて。
私も貴方の趣味までは知らなかったですから、とりあえず嫌いな人の少ないメイド服なんかを勧めましたが」
『まってチョコレートメイド服てお父さんの趣味だったの!?』
「ああいやあくまで万人向けの話ですよ? ほらもう一着の方が結構露出が多いでしょう? ですからもう一着は逆の方向性がいいかなって
トレーナーとしては、どちらがいいとかは」
『日本ダービーですよ!?そんなことより応援しましょう!?』
306 :
トレーナー
2025/04/25 11:22:41
ID:mI5oZHB2yM
――疲労があったはずなのに、疲労を感じない。
――まだ、ペースを速く設定できる。
――後続との距離、2バ身。 ペースを6.1秒に設定
2角を過ぎバックストレートに入る頃には2~3バ身の差をつけて先頭
しかし後続は3角までに差を縮めようと、ゆっくり、ゆっくりと距離を詰める
『後続が予想以上に落ち着いてるな。』
「2番手につけた黒い小柄な子……ライスシャワーか、スパートやペースアップとは言えないぐらいじんわりしたあげ方ですね」
『いやな上げかたですね……今ペースを上げたら潰れる、三角からじゃ間に合わない――きちんと目測のある詰め方です。』
「1000M 61秒2 ……ブルボン、頑張れ、いいペースだ。」
――第三コーナーに入って、じわじわと詰め寄られる
――コーナーは、焦らない。 スパートは直線から
――私の末脚は、マスターも褒めてくれた
詰め寄られる。 コーナーで後続が捕まえられると思えるほどの差しかない
皐月賞で敗れたがNHKマイルで勝利したナリタタイセーが
ミホノブルボンに何度も何度も苦渋を飲まされたマーネイドタバンが
期待に答えられなかったがNHKマイルでは2着に飛び込んだマチカネタンホイザが
――そして、その集団の先頭で、黒い刺客のライスシャワーが
――一斉にミホノブルボンに襲いかかろうとする
307 :
貴様
2025/04/25 11:31:06
ID:mI5oZHB2yM
――大ケヤキを超えて第四コーナー
――差がどんどんと縮まっていく、先頭のミホノブルボンとの差はもう1バ身、1バ身もありません!
――さあ、ここから東京の長い長い直線。 ミホノブルボンまだ先頭、後続が捉えようとする、東京の直線は500Mです!!
「……ブルボン、粘れ、頑張れ、ブルボン」
『お父さん、褒めてあげましょう。 アイツは、よく耐えたんです』
「耐えた? だって後続が、あんなに」
『メイクデビューの中京は410M 東京は500Mです。 あいつはちゃんと直線まで耐えた――いけぇっ、ブルボン!!』
――外に出る必要がない
――私は――マスターが創ってくれたこの脚と、心臓は
――ここから
「ブルボンさん、捕まえる――ライスだって、ライスだって――」
直線に入ってラストスパートしたライスシャワー。
しかし、1バ身もなかった差が更に開く。
NHKマイルを勝ったナリタタイセーが、それを追い詰めたマチカネタンホイザが
それよりも前でレースをし、一番ミホノブルボンに近かったライスシャワーが
ブルボンのラストスパートで逆に差を広げられる
――ミホノブルボンここでスパート!1バ身だった差を広げていく!
――強い! ミホノブルボン強い! 東京の坂を軽々と登っていく!
――さあ残り400M ここまでで2000M
――ミホノブルボンには未知の領域!!
308 :
トレピッピ
2025/04/25 12:08:07
ID:mI5oZHB2yM
――コーナーが巧いわけじゃない
――スタミナがあるわけじゃない
――スピードだって並程度
(マスター、それを貴方はすべて作り上げてくれた…
スピード、パワー、スタミナ。 それでもコーナーは得意とは言えない。
でも、直線に入れば……出遅れてなくてもスパートはできる)
必死で食い下がる後続がズルズルと沈んでいく。
3角、4角で詰め寄って直線で射程圏に捕らえたはずの逃げウマにスパートで突き放されるのだ
(ブルボンさん、まだこんな力が残って――強い、すごいよブルボンさん……
でも、ライスだって、ライスだって――ブルボンさんみたいに)
――さあ残り200! ミホノブルボン!ミホノブルボン先頭!!
――差がどんどん広がっていく、ミホノブルボン!
――残り100を切ってもう大丈夫か!もう一着は大丈夫か!
――ミホノブルボンゴールイン!
――今ここに6戦無敗、無敗の2冠馬が生まれました!
309 :
アナタ
2025/04/25 12:13:20
ID:mI5oZHB2yM
『――ッシャア! 見たか見たか見たか!! これが俺のミホノブルボンの走りだ!! 直線まで詰め寄られても逆にそれをぶっちぎるスピード!
うおおお最強最強最強!! よしよしよし!!
―――あ』
観客席で何度も飛び上がり全身で喜びを表現するトレーナーをブルボン父は微笑ましく見守っていた。
『あ、すんません。 はしゃぎすぎました』
「ああいやいやいやいや、自分の娘の事でそんなに喜んでもらえるのは嬉しいですよ。 ブルボンがよく言ってましたよ、マスターは自分のことのように喜んでくれるって」
『あ、はい。 いえ、お恥ずかしい事で』
「いえいえ、そのぐらいブルボンに入れ込んでもらえるのは父親冥利に付きますよ。それじゃ、私は帰りの電車もあるんで、ここらでね」
『え――会っていかないんですか? 絶対喜びますよブルボン、ダービーですよダービー』
310 :
アナタ
2025/04/25 12:17:50
ID:mI5oZHB2yM
「父親としては会いたいですね。
でも、これからマッサージをずっとしてね、その間いっぱいいっぱい褒めてくれる"大好きな人"からのご褒美の場に父親がいるのはね。
……夏休みは来ていただけるのでしょう? 山の反対側が海でしてね。 海水浴場になるほどは混み合ってないけど、海水浴場としても使える地元の穴場でしてね。
夏休み、楽しみにしてますよ。
――トレーナーさん、本当に……本当にありがとうございます。
娘をどうぞよろしくお願いします。」
――結局のところ、父親が来たことはブルボンには後で伝えることにして
『ミホノブルボンさん、無敗の2冠、ダービーおめでとうございます』
🤖「? マスター?」
『歴史に名を刻む大ウマ娘ミホノブルボンさんには今後生意気な口は効かないようにする所存です、ささ、こちらへ。マッサージの準備ができております。』
🤖「オロオロ マスター、マスター、マスター」
311 :
あなた
2025/04/25 12:23:42
ID:mI5oZHB2yM
控室の仮寝台にうつ伏せになるミホノブルボン
その背中に、手とは違うおおきなものが置かれる。トレーナーの額だ
『お前、本当に無敗で2冠馬になっちまったなあ……』
『すげえや、お前。 普通なら4本の坂路なんかできるわけない。
それを毎日やるどころか一本一本全力で、だれよりも真面目に手を抜かず走ってさ。 殆ど遊び歩かないしさ、練習を一回もサボるどころか休んだ事ないんだぜ?』
「……はい、頑張りました。 とても、頑張りました」
『そうだよな。 今日のダービーだって、スタミナが保たないって言ってたのに、直線であのスパートなんだよ、一体。 ナリタタイセーだってマチカネタンホイザだってマーネイドタバンだって凄いのにさ、そいつら全員置き去りでさ』
「はい、マスターも私の脚は凄いから――スパートは直線だけで良いといってました。」
『お前、すごいよ。 本当に400Mの壁埋めちまった』
「マスター、私は凄いですか? 頑張りましたか? 偉いですか?」
『ああ、すごい、めちゃ凄い。 レースも凄いしいつもいつもいつも頑張ってるのもすごいしめちゃ偉い』
312 :
アナタ
2025/04/25 12:33:28
ID:mI5oZHB2yM
「もっと――もっと褒めてください。
ステータス:ふわふわ です。 自分がダービーを勝てて嬉しいはずなのに、夢の中みたいな感覚で、嬉しいはずなのに実感がありません。
なのに――マスターに褒められると、とても嬉しくて、ああ、勝ったんだと思えます。 ですから――いつもみたいに全力で褒めてください」
『……いいの? 今日の俺はもう遠慮しないよ?』
「勿論ですマスター」
『――最高ッ!ブルボン、ブルボンブルボンブルボンブルボン!
ああああお前ほんっとに凄いじゃん、ホントに無敗でダービーまで獲ったんだぞ。偉いっ! 最高! 日本最強のウマ娘ッ! このチョコレート超特急!
可愛くてスタイルよくて日本一速いウマ娘なのに2400Mも余裕のスタミナとか神様贅沢盛りしすぎっ!』
「…ッパアアア。」
マッサージというか、ワシャワシャと尻尾も髪も背中も頭も全部もみくちゃにして
落ち着いたらマッサージをしていく
『そういや、夏休みの合宿さ――ライスシャワーやマチカネタンホイザとか一部のウマ娘と合同で学園の指定合宿所じゃないとこでやらないかって話出てるんだよね』
「……そうなのですか?」
『個人的には疲労を抜きたいから大坂路はなくていいんだけど学園の合宿場は設備はいいけど坂道とか走りきれるばしょなくてな
そこで、海と山があって、無敗の2冠馬サマが幼少期からトレーニングしてた坂道もある場所があるなって』
「……それはもしかして」
『そ、お前の実家の山の裏手、そこの民家にアポとった。
少数精鋭の強化合宿するぞ、ニシノフラワーやサクラバクシンオーもくるってよ』
313 :
お姉ちゃん
2025/04/25 13:12:56
ID:52VuIaSPTI
ブルボンを先に退室させ、ギリギリまで居残らせて頂いた礼をしつつ鍵を返し
そして帰るためにレース場から出ると、レース場の前の屋台に人が群がっている
🕷️「あ、ブルボンさんのマスターさんども。 ここの天むす美味しいですよ」
🍚「焼きおにぎりも美味しいよ、マスターさん」
🤖「もぐもぐもぐもぐ、むしゃむしゃむしゃむしゃ」
🕷️「もーブルボンさん、ほらマスターさんきたよ。 手とめて」
『馬鹿飯食ってるブルボンは』
🤖「シャアアアアアアアアっ!がるるるるる!!」
🕷️「うわぁっ!? 怖っ!?ブルボンさんこわっ!?」
『メシ喰ってるときのブルボンはそっとしとこうな、ほらブルボン口出して拭いてやるから』
🤖「もぐもぐ、 むいむい、ありがとうございますマスター。 もぐもぐもぐもぐ」
『しかしなんでレース直後なのに大量に食えるんだ』
🍚「……だよね」
🕷️「すごいよね」
『いやキミらもだからね?』
314 :
モルモット君
2025/04/25 13:15:01
ID:52VuIaSPTI
日本ダービーおしまい
キャッキャウフフのドキドキ☆夏合宿~ひとなつのあばんちゅ~る~は後日
315 :
トレーナーさま
2025/04/25 20:46:18
ID:52VuIaSPTI
🤖「現在、一つのバッドステータス:悩みを抱えています。」
🌻「ええ、あの無敗の二冠ウマ娘ブルボンさんに悩みが?」
🤖「はい、私のトモ――臀部はとても鍛えられてます」
🕷️「うんうん良いお尻してるよねブルボンさん」
🍚「お尻ごっついってよく言われるよね、実際はお尻とトモの部分だろうけど」
🤖「はい。 私のパワーとスピードの源であるこの臀部――今回はお尻と言いますが、鍛え抜かれた私のお尻は――触り心地が固くなってしまっているのではないかと」
🌻「――! それは由々しき事態ですね、ブルボンさん……!」
🕷️「え、それはどういう問題が? 競争能力としては良いことなんじゃ?」
🍚「ちがうんだよタンホイザさん! お尻の柔らかさは今のブルボンさんにとっては大事なんだよ!」
🕷️「え?え?」
🤖「私は毎日トレーニング後にはマスターに徹底してマッサージをして頂いてます。 時に2時間以上かけてくださる事もあります。
ふくらはぎからお尻までみっちりとされます。
女性のお尻を触るという事であっても、マスターは遠慮しません。 徹底しておしりをもみくちゃにします。」
316 :
貴様
2025/04/25 20:53:51
ID:52VuIaSPTI
🌸「ちょわわっ!?そ、それは破廉恥なのでは? いけませんよブルボンさん! 男女の付き合いは節度を持って健全にですよ!? そう、この学級委員長のように!」
🕷️「バクシンオーさんトレーナーさんと付き合ってたんだ……いいなあ」
🍚「うう、ライスのおじさまはイケメンナイスミドルだけど既婚者だよ……」
🕷️「おじさまって表現結構インモラルだよね。 私のトレーナーさんも既婚者で愛妻家だあ、たまに一緒に商店街でご飯ごちそうになるけど私のこと娘のようにしてくれるもん」
🌻「私やブルボンさんみたいに若くて可愛いトレーナーさんも捕まえておかないと皆から狙われちゃいますからね」
🤖「はい、そのためにマッサージするマスターの手にお尻の柔らかさを強引に刻める良い機会なのですが――このままでは筋肉で固くなったお尻で柔らかさがなくなってしまうのではないかと」
317 :
お姉ちゃん
2025/04/25 21:03:04
ID:52VuIaSPTI
🕷️「でもさあ、実際ブルトレさんって無敗の2冠馬――しかも朝日杯も勝ってるこの世代最強のウマ娘のトレーナーでしょ? 担当になってくださいとか狙ってる新入生どころか今クラシック、シニアの子もいそうじゃない?」
🍚「うんうん、たまにトレセンは婚活会場って思ってる子もいるし、独身だと狙われちゃうよね。 マスターさん、小柄だけど結構可愛い顔立ちしてるし」
🌸「むふふ、私のトレーナーさんは私に3600Mを走らせてくれるまで専属だと約束してくださいました! いつか3600Mを走らせてくれるまでずっとキミ一本だと!――こっちは嘘じゃないですよね?」
🕷️「こわっ!?」
🌻「私のトレーナーさんはファンクラブがあるそうですよ、ほらサイトもあるんです。 」
🌸「にょわっ? 凄い会員数ですね――あれ、男女比おかしくないですかフラワーさん、フラトレさんって男性でしたよね? なんで男性ファン会員半分なんですか」
🌻「えへへ、トレーナーさんは可愛いので。 でも私のです♪」
🕷️「あー、うん。 フラトレさんはなんというか男の娘って感じだよね、ちゃんと成人してるのに。」
🌻「ブルボンさんのマスターさんは小柄で可愛いんですがちょっと勝ち気なタイプですよね。 男性ファンというより女性ファンが多そうです」
🤖「だめです。 危険です。 拒否します。 先に既成事実が必要です。」
🕷️「でもさ、実際話題の人ではあるんだし申し込みとかどうなの?」
🤖「うけないそうです。 マスターも私以外の時間が取れないと
あと、学園にもっと坂路や運動学的トレーニング施設を取り入れたいので学園への企画立案や設計の案件でチームを作れる余裕がないそうです」
318 :
モルモット君
2025/04/25 21:10:15
ID:52VuIaSPTI
🌻「でもブルボンさん……例えチームを作らない、専属と言われても安心してはいけませんよ、うふふ♪」
🤖「? と、いうのは」
🌻「私のトレーナーさんも私の成長や体質を加味して専属なんですが、最優秀西日本ジュニア辺りから――トレーナーさんに言い寄る方が多くて」
🤖「はい、しかし専属ですから問題はないのでは」
🌻「それがですね……やはり優秀なトレーナーと契約したいってウマ娘は多くて――中には色仕掛けでトレーナーさんを惑わす方も」
🤖「―――!?」
🌻「トレーナーさんも女性の押しには弱いので危うく――その時は私が"わからせ"て事なきを得ましたが、ブルボンさんもお気をつけて」
🤖「ガタガタガタガタ――嫌です、マスターが他の女性と……ウマ娘と」
🕷️「でもさー、その話だと――ライトハローさん大丈夫なの?」
🍚「あ、あのすっごいおっぱいおっきな人だよね、今グランドライブの企画やってる人。 たしかにおっぱい柔らかそうだし――いいなあ、ライスもこうぽよんぽよんに」
🌸「大丈夫ですライスさん! 慎ましい胸もそれはそれで人気があるもの! 巨乳も好き、でも慎ましいのも好き! 慎ましいのも巨乳も好き! これらが実は大多数です!」
319 :
トレーナーさん
2025/04/25 21:23:11
ID:52VuIaSPTI
🕷️「あー商店街のおじさんたちもライトハローさんのおっぱいは気になってるみたいだよ、あれはG1級だとか凱旋門賞挑戦できるだとか」
🌻「実際おっぱいの大きな側のブルボンさんとしてはどうなんですか?」
🤖「正直あまり気にしたことはなかったのですが――マスターを男性としてみてから……誇らしくなりました。」
🍚「ほ、誇らしく!?」 🌸「ちょわっ!?」
🤖「マスターはお尻よりおっぱい派です。 そのマスターが時たま私の胸に視線を向けては慌てて私の顔の方に視線を戻します」
🕷️「あー、会話って基本相手の顔みて話すから相手の視線がどこいってるかってわかるんだよね」
🍚「ふええ、いいなあ、ライスもおじさまにチラチラ胸元に視線向けてほしいよ」
🌸「ライスさん、既婚者にそれはマズいですよ!」
320 :
トレーナーさま
2025/04/25 21:29:37
ID:52VuIaSPTI
🤖「チョコレートメイドの勝負服には胸元に宝石のイミテーションがあるのですが、走ったりダンスではそこが大きく揺れます。 厳密に言えば上下に跳ねます。
うごくそこに、マスターの視線が行きます。
――その瞬間、私は勝利の気持ちを感じます」
🍚「うわあ、ブルボンさん大胆だよそんなブルンボインをマスターさんにアピールなんて夜の三冠はもうブルボンさんのモノだよ副賞はマスターさんの人生だね」
🌸「くっ、学級委員長としてそれは破廉恥と言いたいですが視線誘導につられたトレーナーさんの言い訳を聞きたい気持ちが勝りますっ!」
🌻「あは♪ マスターさんも可愛らしいとこあるんですね♪」
🕷️「でも――おっぱいの揺れとか大きさとかだとやっぱライトハローさんの方が強いんじゃないの?
しかも合法だし」
🤖🌻🌸「……」
321 :
貴方
2025/04/25 21:36:16
ID:52VuIaSPTI
🍚「そ、そんな――ターフで未勝利でもあの人とのメイクデビューは1番人気1着センターお先に失礼なんてそんなのずるいよライトハローさん」
🕷️「でもまあ……あのブルトレさんがブルボンさん以外にお熱になるとかちょっと想像できませんけどね」
🌻「確かに……でも色仕掛けとかアピールは大人の女性の方が緑スキルも金スキルも豊富です……ブルボンさん」
🤖「…………問題ありません。 後方から追い上げられても私は逃げ切ります。 お先に失礼なんてさせません私がマスターのトキメキハートを頂きます」
🌻「きゃーブルボンさん♪この夏合宿で思い出作りですね♪ 応援してます♪」
🍚「が、頑張ってねブルボンさん! ら、ライスもがんばる!」
🕷️「いやライトレさん既婚者でしょ」
🌸「いやー、恋のレースに忙しいですね、青春ですねハッハッハー」
322 :
トレ公
2025/04/25 21:50:08
ID:52VuIaSPTI
『あほかああああああああっ!! この夏合宿は遊び回るためのもんじゃねえって言っただろうがっ!!!』
夏のビーチ、白い砂浜打ち寄せる波青い海
絶好のロケーションだが田舎の小さな浜辺は地元民以外はほぼ来ない穴場だ
そんな最高の海の砂浜で、トレーナーが合宿参加者にカミナリを落としてた。
「うわっ、こわ……」
「うーん、あそこまで全力で怒鳴れる指導者って最近減ったよねえ」
「昔は結構いましたけどね、今はああいうのに厳しいですから」
各トレーナーも集まっているが今回の主催――チーフトレーナーはブルトレ――マスターが行うことになった。
本人は柄ではないとベテランであるライスシャワーやマチカネタンホイザのトレーナーを推薦したがやはり実力的にもっともあるブルボンのトレーニングを軸にしたいというのが強いのだろう
『バクシンオーはスプリント路線――ニシノフラワーはティアラ路線変更なしか、エリザベス女王杯も2400Mだし、しっかりスタミナをつけて帰ってもらう。
ライスシャワー、マチカネタンホイザ、ミホノブルボンは菊花賞に向けてこの夏合宿で力をつけて帰ること、いいな』
🕷️「はいはいせんせー、質問」
『先生は質問じゃありません、なんだタンホイザ』
🕷️「バクシンオーさんとニシノフラワーさんは別路線だからいいんですが、私達菊花賞で争うのに一緒に合宿っていいんですか?」
『なんだ嫌かー? 作戦だとか妨害だとかお互いに腹の内探り合うドロドロした心理戦が好みかマチカネタンホイザ』
🕷️「ひいっ? いえちがいますそうじゃなくて――
そうじゃないですけど、ブルボンさんとブルトレさんからしたら無敗の三冠馬を邪魔されるとか、そういうのないんですか?」
323 :
キミ
2025/04/25 21:57:22
ID:52VuIaSPTI
🍚「あ、う、うん……合宿で、みんなが強くなったら――ブルボンさんたちからしたら敵に塩をおくることになるんじゃないかな……って」
『ああ、安心しろそこは各トレーナーで話し合った結果全力で鍛え合って全力で潰し合おうって話になってるぞうんうん、争え、お前らは争うのだ。』
🍚「ひあああああっ!??」
両手を上げ怪物のマネのような何かでライスシャワーをおどかすトレーナー
『まあ――気持ちは分からんでもないんだが、ブルボン陣営からしたら作戦なんかバレバレだ。 逃げてそれなりにハイペースでしっかり逃げ切る、追って来ようとスタミナもスピードも届かせない、潰れてもらいましょうってわけだ。』
「ライスシャワー陣営としては菊花賞の第一目標はミホノブルボンに勝つこと。 なので他のウマ娘どうこうではなくミホノブルボンをしっかりマークして追走になる。」
「タンホイザさんは、この二人みたいに先行力があるわけじゃあない。 そうしたらそもそもがマイペースに中団からか後方からだからね。 結局は互いの作戦を利用したあれこれなんかないよ」
『って事で、もう一個の強くなったら云々というのは――あれだ
実際お前らは学生で――一緒にクラスで生活して寮で生活しててさ――
まあ、URAというレース人生を選んだのは事実だけど、俺等もお前らに楽しくて良い学園生活を送ってほしいってのはあるんだ』
324 :
トレぴっぴ
2025/04/25 22:06:51
ID:52VuIaSPTI
『勿論、ブルボン陣営としてはこれ以上ライスシャワーちゃんにもマチカネタンホイザちゃんにも強くなってほしくはないが――互いに切磋琢磨してさ、レースが終わったら握手できるような奴らみたいだし』
マスターはウマ娘たちを見渡して
『朝日杯、スプリングS、皐月賞ってずっと戦って、ライバルになって
――それでもライバルとして友情を深めてるなら、もう全員でめちゃくちゃ強くなって、この世代はシニアになっても最強の世代だって言われたいだろ』
🍚「は、はいっ! ブルボンさんとも、タンホイザさんとも……ずっと仲良しでいたいですっ!」
『よし、よく言ったライスシャワー! 引っ込み思案だけど大事なとこはちゃんと言えるのは偉いぞ!
なので、お前らには友情も、レースも全力で頑張ってもらう。 この合宿は遊び回るためのものではない!
だが――遊んではいけないとは言っていない!』
🌸「おおおおっ、もしかして」
🌻「いいんですか」
『春の激戦の疲労を抜きつつ秋を迎えその間も各自鍛えるのがこの合宿の目的だ、そこには遊ぶことも――ふんだんに取り入れてよい!
今まで遊んで居なかった分、今日は海で徹底して遊んでこい!』
🕷️「おおおっ、いいですね話がわかりますね」
🌻「きゃーっ♪ いきましょう海です」
🍚「うわあ、うわあ、海だよ、遊んで良いんだって」
🌸「ここは私が水上走りの挑戦を」
🤖「……行ってきます、マスター」
『おう日焼けにはきをつけてこいよー』
「私達はここでのんびりしてるよ」
「僕達もバーベキューの準備しないと」
「ここは穴場だけど、モロコシもフランクもかき氷もないからねえ」
『あ、俺買い出し行ってきますよ。』
325 :
使い魔
2025/04/25 22:08:31
ID:52VuIaSPTI
おやすみなさい
326 :
トレーナー
2025/04/25 22:53:44
ID:cSkRYxl/1I
良い青春だ
327 :
ダンナ
2025/04/26 13:01:32
ID:hND/bexCRE
🌻 「トレーナーさんっ♪ 日焼けはトレーニングの大敵ですね? 肌がヒリヒリして集中できないとかだめだめですよね? ですからオイルを塗ってほしいんです❤️」
「え、あ、あっあっあっ」
🌻 「大丈夫です、担当のケアですから――合法ですよ❤️」
🍚「お、お、おじさまっ!! ライスと、ライスと一緒にとうもろこし食べてくだちゃいっ!ふえ、噛んだぁ……」
「あっはっは、フランクフルトも焼きおにぎりもあるよ。」
🌸「トレーナーさんっ! 3600Mは走れませんが海上は走れましたよ!
いつか本当に3600M、走らせてくださいね❤️」
「かひゅーっ、かふ、かふっ」
🕷️「いやあ楽しいですねえ、あ、トレーナーさんほっぺたにソースついてます」
「ん?ありがとうタンホイザ。 タンホイザは気が利くねえ、将来の旦那さんは幸せそうだ」
328 :
相棒
2025/04/26 13:07:51
ID:hND/bexCRE
『んー』
🤖「波打ち際をずっと観察してます。 マスター、どうしましたか?」
『いやさ、俺義足なかったら泳げるじゃん? こっから腹ばいで海に突っ込んで、腹ばいで上がれば泳げるかなと思ったんだけどさ』
🤖「はい、私がサポートします」
『さっき、ちょっとパラソルから腹ばいでこようと思ったんですよ、そしたらほら――砂があつすぎて真っ赤になっちまった』
シャツをめくって真っ赤になった腹を見せる。
🤖「――オーバーヒート、オーバーヒート。 うっすら薄い腹筋、マスターの健康的なお腹。ご職業はモデルですか?」
『いやトレーナーですよ? 君の』
🤖「いけません叡智すぎますマスター。 まさか夏の海で特殊ステータス:たくしあげ などと」
『いやたくしあげじゃないよ?違うよ?』
🤖「せっかくですからマスター、シャツの裾を口で咥えてちょっと恥ずかしそうな表情で見せて頂けますか?」
『お前そういうのって男が女に萌える話じゃないの!?』
329 :
アナタ
2025/04/26 13:20:07
ID:hND/bexCRE
🕷️「いっやー、今までずっとトレーニングとレースでしたけどクラシックの夏にはこんなご褒美イベントがあるなんて!最高ですね!」
🌸「夏! 海! 開!放!感!!!」
🍚「お、おじさまとひと夏の間違い探しイベントおこらない、かなあ?」
🌻「うふふ♪ライスさん間違いは待つものじゃなく起こすものですよ♪」
🤖「………」
🌻「どうしましたかブルボンさん」
🤖「夏は……」
🌸「夏は?」
🤖「夏は最高です。マスターのあんな無防備な姿が見放題サブスク無料とは」
🍚「わかります! おじさまも結構お年なのに腹筋とか結構出来上がってて!」
🌸「開放的なのは女性に限らない!ヒトミミ男性こそ気をつけるべきですね!」
🌻「トレーナーさんたちってとっても無防備ですよね―――
まるで襲うのは男性で襲われるのが女性と思ってるみたいです♪ ウマミミにかてるわけないのに♪」
『ねえええええ、目の前にトレーナーいるのにそういう話やめようよ君たちさあああ』
「うーん、まあ言っても止まらないよねえ」
「あっはっは、いいじゃないかいいじゃないか、合宿中は多少無礼講で」
「ふ、フラワーそういうはしたないこといっちゃだめだよフラワー」
「ウマミミってこわいなあこわいなあ」
330 :
大将
2025/04/26 13:29:09
ID:hND/bexCRE
トレーナーサイド
『しっかし海で泳いで帰ってきてバーベキュー食い漁って更にビーチバレーとビーチフラッグスかよ、あいつら電池切れまで動き回る幼稚園児かなにかか、疲れはないのか疲れは』
🌻「でも、普段は全然遊び歩いたりしないんだよねフラワーって。あんなに全力ではしゃいでるフラワーは初めて見るし合宿できてよかったなって思うよ」
🌸「あはは、うちの子はなんというかいつもバクシンしてるからいつもあんな感じですね。 でも、開放的な姿はやっぱ可愛いなーとか思ったり」
『マチタントレさんとライストレさんって奥さんいますよね? 実際担当からアプローチとかアタックされないんスか?』
🍚「されてるね、うんうん。 でもライスはいい子だし奥手だからね。 フラワートレさんとこやブルトレさんとこみたいにグイグイはこないからかわせるね」
🕷️「うちの子はどうなんだろうねえ、あの子はいつもマイペースで動じないとこあってねえ、でも世話好きというか甲斐甲斐しいとこはとてもいい子だよ。」
『俺がいうこっちゃないですが――ニシトレ先輩のとこは……こう、フラワーって結構サドなとこないですか?』
🌻「う、う、うーん……でもさ、アスリートって本質マゾじゃない?」
331 :
ダンナ
2025/04/26 13:35:34
ID:hND/bexCRE
🕷️「ああ、それはなんとなくわかるな。本質でしょ?」
『わからん、どゆことですか?』
🌻「アスリートってすごいストイックにトレーニングするでしょ? 要は自分自身をいっぱい痛めつけるわけじゃないですか? レースだってあの距離をずっと全力疾走とか実際つらいですよ」
『あー、そういう?』
🌻「そうそう、自分を痛めつけるのが好きなマゾじゃないとあんな事絶対続かないと思うんですよね。ウマ娘の本質はマゾですよマゾ」
🌸「プゲラッ」
🍚「いやあ斬新な着眼点だねえ、確かに辛いトレーニングもレースもそこに満足感ないと続かないもんねえ」
🕷️「いや、でもねでもね。マゾとサドって両方あるのが多いっていうじゃない?」
🌸「マチタントレ先輩食いつきますね」
🕷️「そりゃあ妻とこんな話出来ないじゃないか!」
🍚「うんうんうんうんわかるわかるわかる、こういう話はやっぱトレーナー同士だよねえ」
🕷️「でさ――そういう本質がマゾ?な場合でもサドとか支配欲みたいなのがあってさ――性癖としてはサド側ってあり得ると思うんですよ」
『いっやー、でもそうだとしたら世の中もっとウマミミが男にあれこれしてて大問題になってません?』
332 :
お兄さま
2025/04/26 13:44:39
ID:hND/bexCRE
🌸「いやあ、でも俺さっきのウマミミは本質的にマゾって意見は好きだなあ」
『根拠は結構しっかりしてますよね、確かにマゾじゃないと続かないってのはわかる。そこを否定できる要素もってねえわ』
🍚「あっはっは、でもフラトレくんの場合結構願望もはいってるでしょ? フラワーちゃんにしてやられてる感じだし」
🕷️「ねえねえ実際どこまで転げ落ちたの? おじさんたちにちょっとおしえてごらん?」
🌻「やめてくださいよお、フラワーと僕はそんな関係じゃ」
🌸「でもさあ、ミホノブルボンなんかは大目標どころか最終目標が三冠――菊花賞でしょ? その後どうするとか話したの?」
『いや、それはしてないですねえ……菊花賞終わったら本人の意思を尊重しつつ、長期休養で良いと思ってるんですよね』
🕷️「ええ、菊花賞からジャパンカップ、有馬じゃないの?」
🌸「トゥインクルなんかでは、もう今年のジャパンカップの日本総大将、ミホノブルボンって記事もあったぞ?」
🍚「あったあった、菊花賞がどうあれジャパンカップの東京2400はもうダービーで実力証明してるからね。あの逃げ足なら海外勢に勝てるって記事でしょ?」
『あー、うーん、本人が望めば許しますけどトレーナーとしては今年いっぱいはレースには出さないっすね。 だってずっとずっと坂路4本ですよ?』
🌻「うん、でもこうして見てると疲労が溜まってる感じゼロだよね、見てるだけで強さがわかるよ。 それだけスパルタトレーニングをしてると疲労が動きに出るし、そもそもご飯なんかたべれなくなるもの」
333 :
貴様
2025/04/26 13:52:12
ID:hND/bexCRE
🕷️「すごいよねブルボンちゃん。 さっきも一番食事量とってたでしょ」
🌸「結構大人しいと言うか穏やかな感じなのに食事の時だけなんか圧あったね」
『あいつメシのときだけはそこそこ凶暴なんで注意してくださいね……いやほんとあいつの食事量と内容は把握してますけど、食う量がどんどんどんどん増えてるんですよね』
🍚「うっへえ、ソレ全部トレーニングで昇華してその分また食べるの? いいよねえ、このトシになるとカツ丼1杯すらきついときあるよ」
🕷️「ああ、ちょっとわかります。 お前らもこうなるんだぞこうなるんだぞ覚悟しとけ」
🌻「それだけ食べてそれだけ動いてるならそりゃあ強くなるよね……真似しようと思っても真似できるものじゃないもんなあ」
『いやマジでそうっすね……食が細くなってトレーニングできなくなると思ってたんですがマジでそれが一回もなくて、まあありがたい事です。』
『でもまあ、骨や靭帯はちがうんじゃないかなと。 こっちが金属疲労みたいにいつか来ても全然おかしくないんで――菊花賞終わったら春まで長期休養っす。
その間、アイツがやってなかった遊びだとか寄り道だとか食べ歩きだとか――やりたいこと全部させてやりたいなって』
334 :
ダンナ
2025/04/26 14:17:59
ID:hND/bexCRE
「んんんんんんっ偉いですトレーナーさんっ!」
『お!?』
面積広め、エメラルドグリーンのビキニ、腰に白いパレオ
なによりそのビキニに収まる特大メロン
ムッチムチだが贅肉で垂れてるわけではない身体を揺らして、ライトハローがニコニコと立っている。
右手には大きなビニール袋、もちろん中身はビール、ストゼロ、ワンカップ、四角ハイボールなどなど酒ばかりだ
🕷️「おやおやライトハローさん、はやいですね」
🌸「……うお、でっか…………」
🍶「あははー☆ トレーナーの皆さんとお酒がのめるって聞いて早くきちゃいました☆ 夏の海――BBQを流し込む栄養ドリンク、お持ちしました!」
🍚「おお、じゃあアイスボックスこっちなんで。 モロコシとフランクどっちがいいですか?」
🍶「モロコシでお願いしますっ☆ じゃあ皆さんかんぱーい☆」
『はやっ? もうはじめる気でいる!』
🍶「大丈夫です☆ この距離なら設営も全部民家に運べます、皆さんも今日はハメをはずして飲んじゃいましょう!」
🕷️「ああ良いですねえ、ちょっとハイボール頂けますか」
335 :
相棒
2025/04/26 14:36:26
ID:hND/bexCRE
『酒はまあいいスけど、ちゃんとここでの事トゥインクルにもっていくのとライブのプレゼン用の資料おねがいしますよ、ライトハローさん』
🌸「え、あのメロ――いやライトハローさん来るのって決まってたん」
『ええまあ、流石にライトハローさんでもこんなとこまで酒呑みにこないッスよ』
🍚「彼女は今年の三冠のセレモニーライブ――三冠グランドライブだっけ? の企画をURAに通そうとしててねえ、要はミホノブルボンが三冠を獲ったらセレモニーを東京レース場でやるんだとさ」
🌸「え、東京レース場をまるままライブ会場にするって事!?」
🕷️「すっごい企画だよねえ、今後そういう一生に残る体験をウマ娘にも、それを見る観客にもさせたいから、なんとかして東京レース場を使えないかって今何度も交渉してるんだって」
🌻「すっご、じゃあ今後三冠とかトリプルティアラとか――それこそグランドスラムとかでそういうセレモニーライブが?」
🍚「そうそう、それのために第一回になんとかこぎつけたい、って事でね」
🕷️「でも、三冠ウマ娘のライブはいいが、そこに参加するほかのウマ娘の協力がないと成り立たない。 そこで、現状ミホノブルボンのライバルのタンホイザやライスシャワーの合同合宿でのシーンを切り取って、URAに打診するんだってさ」
🌸「凄いことやろうとしてんですねえ、すっげーなー」
『………まあ、その当人はもう酒でふらっふらなんだけどホント大丈夫だろうな』
336 :
キミ
2025/04/26 14:38:17
ID:hND/bexCRE
🍶「あはははは☆ だめですよ皆さんもっと呑みましょう呑みましょう、今日は難しいこと考えず呑みましょう、ほら🌸トレさんお注ぎしますよ」
🌸「うおでっかやわらかそっ…あ、どもども」
🕷️「いやあ、こんな美人さんにお酌してもらえると酒が美味しいですねえ」
🍚「いやいや全くですね。」
🍶「フラトレさん、すっごい可愛らしいですけどちゃんと成年ですよね? じゃあちょっとかっこいいとこみせてください☆ フラトレさんのかっこいいとこちょっと見てみたい☆」
わはは、あはは、それもういっぱい、もういっぱい
いやーん☆ お酒水着にかかっちゃいましたー☆
まあまあ、新しいの注ぎますからおっとっと
🤖🌸🌻🕷️🍚
『―――はっ!?』
🤖🌸🌻🕷️🍚「楽しそうですねみなさん☆」
337 :
お姉さま
2025/04/26 14:42:57
ID:hND/bexCRE
ざぱーん、ざぱーん
ココは当然海岸である。
黙々とウマ娘たちは穴を掘り――縦に深い穴を掘る.
トレーナーたちはそこにまっすぐ縦に埋まり、頭だけだした状況で砂を詰められうめられる。
🤖「……マスター、問題です」
『……はい』
🤖「今この海岸は干潮から満潮になっていきます」
🌻「5時間後にはここの水位って3Mぐらいあがるらしいです♪」
『………はい』
🤖「今――私達が民家に帰宅したら―――マスター達はどうなりますか?」
『―――ひぃっ!?』
🤖「その謎を解明するため我々は民家の奥地へ向かい3時間後ぐらいに様子を見に来ます。」
『やめてやめて頭ぐらいすぐ埋まるじゃんやめてやめて』
338 :
トレ公
2025/04/26 14:43:54
ID:hND/bexCRE
合宿到着日おしまい
339 :
アネゴ
2025/04/26 16:21:32
ID:hND/bexCRE
🌸「トレーナーさん? おっぱいの大きな女性と飲むお酒、おいしかったですよね? デカパイ感謝ですねトレーナーさん?」
🌻「わあ、やっぱりトレーナーさんも男の子なんですね♪ でもおっぱいに惑わされたらだめですよ♪」
🍚「お、おじさまもやっぱり、おっぱいの大きな人がすきなの? ら、ライスもっと大きくなるから! 晩成だから!」
🕷️「ねえねえトレーナーさん、やっぱライトハローさんみたいな女性って男性からしたらたまんないものなの?」
🤖「マスター…………」
『俺等はライトハローさん"も"込みで酒飲んだだけじゃん、いいじゃん別にー』
「ちがうんだバクシンオー、俺が一番女の子として可愛いのは勿論バクシンオーだ! でもそれはそれとしてお酒の場で揺れるメロンは、こう、ね?」
「ご、ごめんよフラワーほんとごめん、ごめん」
「いやあ、我々妻帯者だしねえ、でも若い女性にお酌とか楽しいよねえ」
「うんうん、しかも海で全員水着だとこぼれても全然いいから騒げていいよねえ」
🤖「バツとして――私達のお願いを聞いてもらいます」
『だからバツってなんだよお、俺達悪いことしてねえよお』
――それぞれ、担当が指定する服装をして頂く事になった
340 :
あなた
2025/04/26 16:28:46
ID:hND/bexCRE
🌸「はいはいはい、一番バクトレ行きまーす! トレセン学園指定競泳水着でっす!!」
えぐいもん見せるなー、ひっこめー、でもバクシンオーは満足そうだぞバクトレー
🍚「ふふーん、なんかこういうのは照れるねえ」
🕷️「でも、まだまだ若い子には負けてられないですから、ねえ」
ライス&マチタントレ:ビキニパンツでオイルテカテカの筋肉美を二人で披露
『うわ、あの二人ムッキムキやん……やば』
🌸「元々めちゃ武闘派、体育会系だったらしいよーふたりとも」
🌻「いやこれまってよお、待って待ってフラワーこれは勘弁してよお」
フラトレ:女装。ピンクのワンピース、リボン
『……うわ、美少年ってこんな身近にいるんだな』
🌸「ファンクラブ男女比率がおかしいトレーナー一番人気だもんなあ」
🕷️「いやあ、トレーナーからも人気あるのもなんとなくわかるわかる」
🍚「うーん、フラトレくーんこっち目線くださーい(パシャパシャ)」
🌻「やめてくださいよお!」
『………………』
ブルトレ
ミホノブルボン(通常)勝負服
ぎゃははははは
尻が担当に負けてるぞブルトレ!
きゃーかわいいこっち目線くださーい♪
341 :
アンタ
2025/04/26 16:33:43
ID:hND/bexCRE
🍚「すごい、すごいよおじさま! こんなのライスは大盛り5杯はおかわりできちゃうよ! すいませんがご職業はビルダーかモデルさんで?」
🕷️「いやあ、良いものみれましたねえ、はいトレーナーさん、お酒お注ぎしますね」
🌻「うふふ♪ 可愛いですよトレーナーさん――いえトレーナーちゃん♪」
🌸「いやあ、盛り上がりました。 今日は私がお酌をしてあげましょう!」
🤖「マスター、後でチョコレートメイドの方もお願いします。 あと部屋で特殊イベント:たくしあげをお願いしますマスター」
342 :
アネゴ
2025/04/26 16:33:55
ID:hND/bexCRE
おしまい、以後明日以降
343 :
貴方
2025/04/27 10:44:44
ID:GZdQk8zpz.
『俺、真面目にわかんない事あって』
🕷️「うんうん何かな、人生の先輩が教えてあげるよ」
『俺等男って、顔を除くとおっぱいとかフトモモとか腰とか尻とかをアピールポイントとして見ちゃうじゃないですか?』
🌸「そだねえ、てかライトハローさんはすごかったなあ」
🍚「すごかったねえ、あれはG1級ってのは納得だねえ」
『女って、どういうとこ見てるんスかね、よく筋肉美だとか筋肉が多い相撲取りが人気とか言いますよね』
🌻「お相撲さんはデブって認識しない女性もいるらしいからね。 確かにちょっと不思議かも」
🕷️「まあ男性が想像する美少年と女性が好きな美少年は結構ちがうっていうよねえ、我々のようなおじさんの筋肉でも結構好評だったしねえ」
🍚「んふふ、まだまだ若い子には負けられませんからねえ嬉しいねえ」
『ソコなんスよね、筋肉とかが人気あるのはわかるんだけど――ほかはどんなとこ見てるのかなーって』
🌸「メロンちゃんと違って俺等の特大ハロン棒がみえてるわけじゃないからな
あ。」
🕷️「あーそれ間違った男の認識だよ。 大きければいいとかってあんましないみたい」
🌸「え、マジすか?」
🕷️「うんうん、逆に大きいと――特に太さらしいけどさ、それだと女の子からしたら痛いだけで大変なんだってさ」
🍚「男には絶対わかんないよね、身体の相性ってさ。 私もわかんないものん」
344 :
トレピッピ
2025/04/27 11:36:18
ID:GZdQk8zpz.
🕷️「あーわかる、 妻は相性とっても良いって言ってくれるけどさ、正直男にはわからないからそれが本当なのか気を使ってるのかわからないんだよねえ」
🍚「男って大きければ大きいほど気持ちいいものなんだって思っちゃうよね。漫画とか動画とかさ」
『うわー滅茶苦茶意外』
🌸「心がDTじゃないとトレーナーなれないからそんな事は知るはずもなく」
🌻「そんなことはないんじゃないかな」
🕷️「まあ、よくいうのは鎖骨とか肩のラインとか全体的なシルエットらしいね」
🍚「だぼっとしたシャツとかスウェットよりスーツとかタキシードが女の子に人気な理由も、男性の体型が見えやすいからじゃないかな」
🌸「よくいう、逆三角形? 肩が広いと人気みたいな」
🕷️「それそれ! マッチョも行き過ぎると駄目って子も多いよね、それでも肩幅あって腰が細いのは王道みたいだよね」
🍚「あと腹筋だよね。 バキバキシックスパックみたいなのが苦手な子でもうっすら縦線入ってるほうがいいって妻が言ってた」
『んー』
🌸「どしたのブルトレさん、シャツまくって腹撫ちゃって」
🌻「マスターさんは結構鍛えられてる感じですよね。 筋肉質じゃないけど締まった無駄のない身体って感じで」
『あー俺、昔陸上やってたんで』
345 :
あなた
2025/04/27 11:59:23
ID:GZdQk8zpz.
🕷️「10年ぐらい前だっけ? 当時直接見たことはないけどビーチフラッグスの大会ででウマミミに勝って優勝したヒトミミがいたって話題になったよね」
🌸「うぇあ!?マジ? それブルトレさんなの?」
『ええ、まあ。超短距離だとヒトミミにもチャンスあるんスよね』
🕷️「勿体ないよねえ、そんなヒトミミのスターだったんなら色々言われたんじゃないの?」
🌻「……」
『……母も父も陸上関係の人でね、すっごい転落人生でしたよ――こう、上から下へ、すとーんって。 キツいもんですよ、自分を見る目がまったく変わるんです。 どうでもいい他人どころか、自分らに恥をかかせた敵をを見るような目に
まあ、世の中の親が全員そうじゃないのはわかるんスけど――やっぱ自分の価値や居場所をなくすような故障は、しちゃだめだなって』
🕷️「ミホノブルボンくんかあ、ほんとよく頑張ったよねえ」
『ええ、あいつは本当に故障もせず頑張ってくれました。 あんなに頑張ったやつはホントいないですよね』
🕷️「いやいやそうじゃなくて――君が本当によく頑張ったんだよ」
346 :
トレーナー君
2025/04/27 12:19:21
ID:GZdQk8zpz.
🕷️「私もヒトミミの陸上上がりでトレーナーになったからあの時期に結構盛り上がったのは知ってるよ。
ヒトミミの男女日本記録保持者同士の結婚で妊娠前から子供に注目がされるような話だったんだ。」
🌸「そんなに凄かったんですか? ブルトレさんのご両親って」
🕷️「すごいなんてもんじゃあない、ヒトミミじゃ世界陸上のファイナリスト同士の結婚だったんだ。
URAやウマミミの競技の影響でヒトミミの陸上って全然注目されないけど、関係者からしたら夢のカップルだった。 実際その子供は正式な陸上じゃなかったとはいえ、ウマミミもいた競技で優勝だよ? ヒトミミの関係者の興奮と期待はすごかったよ」
🕷️「――そんな君がだ、陸上でもずっと努力してきただろうにそれを断たれてもトレーナーになれるって凄い事だよ。
そりゃ今まで実績がなかったけど理論を重ねてベテラン以上の運動学理論をもってる。 実際坂路トレーニングの効果はブルボンの登場以来多くのウマ娘が証明してる。 実際うちも坂路頑張ってもらってるよ。
胸を張って良い――君は、本当にずっと、ずっと頑張ってる」
『………うす、あざます』
347 :
アナタ
2025/04/27 12:30:23
ID:GZdQk8zpz.
🍚「あっはっは、照れるもんだよねこういうの。 でもマチタントレって実は結構熱血なんだよ。 タンホイザにはあんまし見せないけどね」
🕷️「あの子は熱血、努力、勝利!みたいなのじゃなくてマイペースに普通にって言いながら凄いことしちゃう子だからね。 私が興奮してあれこれ言うことじゃないよ。 あの子の"普通"は絶対普通じゃないからね。」
🍚「…ライスシャワーは、ようやく次の菊花賞は滑り込みじゃない。 最近は調子もいいからね、春に我慢して本当によかった。 ダービーであの子が2着になったとき、年甲斐もなく泣いちゃったからね
――次は、3000Mだ。 確実にライスの適性は高いよ。 勝たせて貰う」
『……ずいぶん熱血じゃないスか、"おじさま"』
🍚「ライスが慕ってくれてる分、最後の冠ぐらいはあげないとね…素敵なおじさまにはなれないだろ?」
🕷️「おおう、怖い怖い。 まあうちも2400Mよりは3000Mの方が良いかな。 ダービーより確実に強くなってるし――別に菊花賞は君たちのマッチレースじゃないよ。」
🌸「うおぅ、結構バッチバチだあ」
🌻「でも――エリ女が終わったらその先は、フラワーはバクシンオーさんと競うんですよね」
🌸「あ、やっぱ中距離はキツいですかニシノフラワー」
🌻「でも勝てないならエリ女だって出さないよ。そのために合宿してるんだしね。 ただ今年はどうしても――クラシックのほうが注目されるよね」
348 :
お兄さま
2025/04/27 12:43:39
ID:GZdQk8zpz.
『実際、他のライバルってどうですかね。
俺実はナリタタイセーとノーザンコンタクトは合宿呼ぼうと思ってたんスよ』
🕷️「ああ……ダービーは惨敗だったけど皐月賞2着 NHKマイル1着だもんな。 菊花賞回避?」
🍚「明らかに2400以降は脚が悪いってさ、回避回避。 それにしてもノーザンコンタクト? スプリングSでもあまりパっとしなかったじゃない」
『あの子は明らかに2000M以上向きでしょ。 スプリングは明らか運が悪くて埋もれたし、その後マイル転向で揉めたらしくて――トレーナー契約解除してレースでてないらしいッス』
🌸「……お、俺の短距離転向は、バクシンオーの短距離転向は間違ってないよね? よね?」
🌻「いやあ、スプリングSでの負け方が違うから……バクシンオーは短距離向いてますよ」
🕷️「今年はクラシック回避の傾向強いんだよね。 夏の上がりウマ娘も中距離やマイル、あるいはG2開催に焦点あててる。 ちょっと傲慢だけどヤマニンキセキやノーザンコンタクトがこないならそれこそライスシャワーとうちのタンホイザとかしかミホノブルボンを止められないんじゃないのかな」
🍚「――一人いるよ、結構強そうなの」
349 :
トレーナー君
2025/04/27 13:05:41
ID:GZdQk8zpz.
――コーエイボーガン
1400Mのメイクデビュー以来1勝クラスで苦戦してたが契約トレーナーが不慮の事故で契約を現トレーナーに依願譲渡。 堅実なチームトレーナーではなく自由性を重んじるトレーナーの元で、レースも自由にやらせたところ
とハナを取り合う逃げに転向したところ強烈なスピードある逃げで連勝
夏にはG3まで三連勝で奪取
――私も
――ミホノブルボンさんみたいになりたい
🍚「動画ありますよ、ほら」
『……良いスタートしますね。 スタートというか出た直後の加速とか――これブルボンのスタートと同じ走法じゃん。よくこんな加速真似できたな』
🕷️「たしかに思い切りのいいレースだしこのスピードは脅威ですねえ
――でも、マイルまででしょう?」
🍚「まあ、スタミナは未知数ですね。 ただねえ、…欲しくないですかマチタントレさん」
――菊花賞でミホノブルボンの前走る逃げウマ
『………』
🕷️「あーあーあーなるほどそりゃ欲しい滅茶苦茶欲しい。」
『こンのタヌキども……』
🍚「いやあ、ライバルが増えるのは勘弁願いたいけどね、この子にはぜひとも頑張ってほしいねえ――妥当ブルボンのためにね」
🕷️「大丈夫だよおブルトレくうん、タヌキは本人の前でこんな話しないよお」
『くそっ、このオヤジども!』
🌻「あはは、でもさマスターくんって普段結構激しい気性なのに結構礼儀ただしいよね。 ボクみたいなのでもずっと敬語だし」
🌸「そういや俺にもちゃんと先輩扱いして敬ってくれるよなー良い後輩だようんうん。 口が悪いだの粗暴だのって評価あるけど」
🕷️「どっちかっていうとむかーしの体育会系だね。 熱血根性系だけど上下関係きっちり学んでるタイプ」
350 :
使い魔
2025/04/27 13:31:26
ID:GZdQk8zpz.
🌻「実際さ、菊花賞に望むブルボン陣営からしたらどうなの? ライバルとかそういうの」
『そりゃライスシャワーとマチカネタンホイザですよ。
マチタントレさんには悪いッスけど特にライスシャワーですね。あのダービー2着は結構怖い走りでした。』
🍚「いやでも4バ身差以上の大敗ですよ? いやあウチのライスなんて全然」
『あの直線で最後までブルボンについてきたのはライスシャワーとマチカネタンホイザだけです。 で―――ライスシャワーの方が近かった。 最後まで潰れなかったのも前に居たのではライスシャワーだけです。』
『うちは少なくともライスシャワーのダービーを滑り込み最低人気のおこぼれ2着とは思ってないです。 実力でダービー2着に切り込んできた現時点で最強のライバルです』
🍚「――まいったね、油断してもくれやしない」
🕷️「おいおいおいおいうちも入れておくれよお寂しいよお。 タンホイザちゃんは凄いんだよ? ほんとだよ?」
351 :
マスター
2025/04/27 14:00:15
ID:GZdQk8zpz.
『あ、そうだ。 もう一個皆さんに聞きたいことってあるんスよね――男として』
🌸「お? また男トークですかいいですねいいですね」
🍚「いやあいいねいいね、こういう話女の子の前でしたらもうセクハラだからね」
🕷️「真面目にクビだとか懲戒あるよねえ、世知辛い世知辛い」
『皆さんって――ウマ娘のケツに――興奮します?』
🌻「あー、ま、まあうん。 言いたいことはわからなくはないかな」
🌸「めっちゃ興奮する。正直バレないギリギリでめっちゃ見てる、フトモモとかチチシリとか!」
🕷️「うーん、正直職業病みたいなもんだよね、若い時は結構気にして指導してたけど今もう調子だとか脚の動きだとかしか見てないな。 意識したことすらないかも」
🍚「だよねえ、ブルボンちゃんのお尻ってすっごいなあって口にはするけどえっちな意味じゃないもんね。
でもあの尻はほんとすごいよ訓練と筋肉であんなにごっつくなるものなんだって知ったねえ」
🕷️「わかるわかるぅ、えっちな意味じゃなく指導者として興奮するよねえあれ」
🌸「皆さんってどんなトコがいいんですか? ほらライトハローさんのおっぱいとか、桐生院さんのような爽やか清楚とか」
『そりゃあライトレ先輩はオジサマと呼んでくれるロリじゃないの?』
🍚「私は妻帯者だよ!? 」
352 :
トレーナーさん
2025/04/27 14:07:27
ID:GZdQk8zpz.
🌸「いや実際チチシリフトモモに興奮しないならどこがポイントなのかって気になるじゃないッスか!俺はもうチチシリフトモモ大好きだしバクシンオーみたいなすっきりもライトハローさんみたいなワガママ大盛りボディもだい好きっす!」
🕷️「あっはっは、正直だねえバクトレくんは。」
🍚「私はそうだなあ、清楚というか奥ゆかしい子だなあ。 見た目はあまり気にしないほうでね」
🌻「僕も大人しかったり、でもちょっと芯があって一生懸命な」
🌸「はいはいニシノフラワーちゃん乙」
🌻「ちがいますよお! そうじゃなくて」
『実際、ニシトレ先輩ってフラワーちゃんとどこまでいったんですか?
付き合ってんでしょ? 一応トレーナーも学園も見て見ぬふりっすけど』
🌻「ええええええっ!?バレてるの!?」
🍚「バレてないと思ったの!?まずは最初に」
353 :
ダンナ
2025/04/27 14:22:45
ID:GZdQk8zpz.
……………
―――えええええっ!?
🕷️「いやあそれは駄目なんじゃないかなフラトレくん」
🌸「あーあ、ついにトレセン学園から犯罪者が」
『いやでも同意の場合って情状酌量とか減刑ってあるんですかね』
🍚「そりゃあニシノフラワーくんに頭あがらないよねえ」
🌻「まってくださいよ! 僕から誘ったり襲ったりしてないですよ!?」
『最近の女の子って肉食ですよね、でも犯罪になるのはトレーナーですよ先輩』
🌻「やめてよ!? いやほんとやめてよ!?」
🌸「でも実際理不尽スよね、だって担当側は性的知識もあるし性徴も迎えてて彼女ら自身に男性への性欲とかあってヒトミミはウマミミに勝てないのにそれで男が罰せられるって」
🍚「なんというか少女は清らかなものでそういう不純な事を考えてないっていう前提はあるよねえ、あと指導者、聖職者とよばれる人らを人間扱いしてない。
欲は人間にはあるようんうん」
『あきらめましょう、100%男に非がなくても事がおこったらそれは浮気なんですよ先輩がた』
🕷️「まって我々はまだ間違いおかしてないよ?」
🍚「そうだよ、それいったらこの中でニシトレの次にでっかい矢印をむけられてそうなのはブルトレ君じゃないか!」
354 :
お姉ちゃん
2025/04/27 15:38:34
ID:GZdQk8zpz.
『いや、実際問題起きたらブルボンの三冠も消えるんスよ? 俺だってトレーナー人生終わるし手出せるわけないでしょ?』
🌸「でもさ、実際どうなの?ブルボンちゃんの事、好み好み?」
『はあ、なに言ってんスか――めちゃくちゃ好みに決まってるでしょ?』
🌻「あ、やっぱりそうなんだ」
🕷️「でもさっき、お尻は興奮しないよねって話してなかったっけか」
『いやブルボンのケツは凄いけどそれは競争としてやっぱすげえなって思いますよ、逆にソッチの意味で興奮はしないんですが』
🌻「好みのタイプなんだ」
『めちゃ好みっすね。 腰細いのも好きだし胸大きいし。 小柄で可愛い少女ってよりちょっと美人ぽいナイスバディのほうが好きなんすよね。
しかも――グイグイくるでしょ? 実はああいうのが好きなんスよね』
🍚「うわあ、好みドストライクじゃんブルトレ君」
『そうなんすよ! なのに絶対手を出しちゃいけない対象なんですよ?
それなのにあんなにグイグイくるんですよ? 間違い犯す前に俺夜逃げしようと思ったことありますよ?』
🌸「ぶはは、いいじゃん手出しちゃって。 俺も3600M走るまでずっと面倒見るって言ってもうシちゃいましたし」
🍚🌻🕷️『え』
355 :
トレーナー
2025/04/27 15:49:56
ID:GZdQk8zpz.
『え、ちょっとまってバクトレ先輩アンタも担当に手をだしたの!?』
🌻「い、言っとくけど僕は自分から出してないからね実質襲われてるようなもんだからね!?」
🕷️「あのね、さすがに自発的にはやばいよおバクトレくん。」
🌸「え? え? だってダストレもロレトレもフジトレも」
『あーあーあーあー学園の治安も風紀もめちゃくちゃだよ』
🍚「私ら妻子持ちでよかったねえ」🕷️「ええまったくまったく」
🌸「でもさ、そのブルボンちゃん――三冠にお熱なライトハローさんいるじゃん? ブルトレ君的にどうなのよ、酒呑みだけど」
🌻「あー、おっぱい好きだとかならライトハローさんって結構好みなんじゃない?」
『あー、それは、その…正直めっちゃ好みです。
ライトハローさんって身体じゃなく雰囲気とか柔らかいでしょ?おっとりというか包容力ありそうな。 』
356 :
トレーナーさん
2025/04/27 16:08:44
ID:GZdQk8zpz.
正直めっちゃ好みです
正直めっちゃ好みです
正直めっちゃ好みです
――正直、めっちゃ、好み、です
🍚「ブ、ブ、ブルボンさん気をたしかに持って」
🕷️「だめだよ大声だしちゃ、バレるよ!?」
🤖「…………………」
🌻「これはだめです、一度部屋に撤退しましょう」
🌸「バクシンてき撤退、バクシン的撤退、後ろへバクシンですよ」
🕷️「ま、まああれだよ。 ブルボンさんが滅茶苦茶好みってのも事実なんだよ?」
🍚「そ、そうだよマスターさんにとってはブルボンさんもそういう対象なんだよ?」
🌸「はっはっは、レースというのは先にゴールしたものの勝ちです! ようこそヴィクトリー倶楽部へ!」
🌻「うーん、これはちょっと急がないと横からかっさわれますね。
もう少し見ていたかったのですが」
🕷️「でもさ、そもそもライトハローさんがブルトレさんを狙ってるかどうかはわからないんでしょ?」
🍚「! そ、そうだよ、ライトハローさんの好みとかもあるよ!!」
🌻「……確かにトレーナーさんやマスターさんのように小柄で可愛いのが好きなウマ娘って多数派ではないかも」
🤖「まだ――私は逃げ切れますか? 教えて下さい恋愛マスター」
🌻「良いですかブルボンさん、ライトハローさんがアタックをかけてる気配はありません。 今のうちにアピールを誘惑にするんです。」
🌸「先に結ばれてしまえばこちらのものです! 恋はスプリント! 1200Mで勝ってしまえば2400も3600も浮気になってしまうんですよ!」
🤖「承知しました。アピールのギアを2段階引き上げ。 マスターを誘惑します。」
🕷️「がんばってねブルボンさん」
357 :
トレーナーちゃん
2025/04/27 16:24:04
ID:GZdQk8zpz.
合宿初日
『自由行動ッ!!』
🌻🕷️🌸🍚「へ?」
『遊んでいいぞ、ただし部屋でゴロゴロ禁止。
海で泳ぐ、砂浜で鬼ごっこ、ビーチフラッグス、ビーチバレー、なにしてもよし!
初日はレース疲労を抜きつつ各自砂浜と海に慣れること!』
🕷️「あれ意外とブルトレさん話がわかる系ですか?」
🌸「今日から吐くまでマラソンとか思ってたんですがびっくりですね」
🍚「ほんとだよ、マスターさんは竹刀を振り回しつつ原付で追いかけ回す系トレーナーだと思ってた」
🌻「あら♪ じゃあトレーナーさんあっちの岩場で泳ぎ方のトレーニングしてください♪」
『お前らの望む通り竹刀で追いかけ回してもいいぞーやってやろうかー?
シンプルに明日以降曇りが増える。 なら日光の強い今日は休養にあてたほうがいい。なので海で青春できるのは今日までとおもって全力で遊べ。
その代わりゴロゴロすればその分自分のスタミナも競争能力も落ちると思え、いいな、遊び方ぐらい考えろよ
他のトレーナーにはお前らの行動に一切口出ししないように言ってるが注意監視はしてもらってるからな』
🤖「あの、マスター」
『ブルボンは今日は俺と一緒だ、こい』
🤖「と、いうと」
『まだしてねえだろ、親父さんへのご挨拶。 お前ダービーウマ娘なのに実家に凱旋してないんだぞ』
358 :
アンタ
2025/04/27 16:41:17
ID:GZdQk8zpz.
『電話でも言ってなかったのか。 お前のお父さん、ダービー見に来てたんだぞ。 色んな理由があって控室にもいかなかったし、レース後も会おうとしなかったけど。』
そんな事を耳にしながら、実家に戻る間
とてもとてもふわふわした不思議なステータスで車に揺られていた
父の事は尊敬している、愛している。
そんな父の話す三冠の話がずっと頭から離れなくて、自分も三冠を獲りたいと思ってた。 紆余曲折あって自分はマスターに出会い本当にダービーまで無敗のまま2冠ウマ娘になった。
ダービーというクラシック最大のレースを勝った
でも
すべてが幸せ過ぎて、その実感がどうしてもない
大坂路での苦しいトレーニング、それで強くなっていく実感
マスターは優しくて、いつも褒めてくれる
大好きな人と一緒にトレーニングが出来て、今はクラスメイトとも話ができて
ニシノフラワーさんやライスシャワーさんたち――親友ができて
毎日が、すべてが幸せ過ぎて
ダービーを獲ったのも、なにかの間違いじゃないかと思って
どれに自分が嬉しいのかもわからない
『ごきげんだな、ブルボン』
「……マスターには、そう見えますか?」
『ああ、耳とか、表情とか、色々な。 最近のお前はなんか幸せそうだ。
最初の頃の三冠ばかり言ってた頃とは違う。 レースで勝ててるかどうかじゃなく、毎日が充実してそうだ』
「はい」
「私は――マスターのおかげで、一番幸せです」
359 :
大将
2025/04/27 17:05:46
ID:GZdQk8zpz.
ブルボンの実家につくと、畳のしきつめられた大広間に通される。
親族会議にも使われそうな大きな和室
その中央で、ブルボン父は深く深く頭をさげた。
まるで土下座のように、しかし感謝を伝えるためにまっすぐと背をのばしたまま
「本当に、娘をここまで育てて頂いたこと、心から感謝します。 日本最高のトレーナーに娘を預けたこと、一生の自慢に出来ます。」
『頭を上げてください。 本当は無茶なトレーニングで骨膜炎の発熱が起きた時にここに頭を下げに来るべきだった事です。
――ですが、ダービーまでは――穫れました』
「本当に――娘が、三冠を。 ……ブルボン」
「はい、お父さん」
正座したままのブルボンに、膝立ちのまま近寄る。
「本当は、三冠を穫るまではと思ったが」
ぎゅう、とブルボンを抱きしめ、優しく頭を撫でる。 感極まってるのか、父の声も背中も少し震えていて
「よくやった、よく頑張ったなあブルボン――小さい頃からずっと山でハードなトレーニングをして、学園でもあんな立派な大坂路で頑張って
ほんとうによくやった、よく、やった」
「お父さん……お父さん、頑張りました、苦しい時も、頑張りました。
2400Mにスタミナがたりないかもって、苦しかった時も、頑張りました。」
親子の抱擁を邪魔するのもあれだ、自分はこのままお暇してもいい。
それを止めたのはブルボン父だった。
――ぜひ、ブルボンの話をトレーナーである貴方から聞きたい
360 :
トレーナー
2025/04/27 17:09:46
ID:GZdQk8zpz.
「前に持ち帰って頂いたバーボンは、飲んで頂けましたか?」
『ああ、はい。 とても美味しいモノでした』
「ああ、よかった。 バーボンもイケるほうでしたか。
これも年代物でしてね――お気に入りの17年モノなんですよ。 一杯いかがですか」
『ああ、 これはどうも。 んく……うわこれすご、アルコールじゃなくて薫香とかタルの香りがこう、素人の俺にもわかる』
「ははは、それは良かった。
――ところでマスターさん、今日は車でしたね?
『……え?』
――あ
――ブルボンの父親が笑った気がした
――以前ミホノブルボンが見せたような、肉食獣――捕食者の笑みを思い出した
――いやあ、飲酒運転はまずいでしょう? 三冠目前の大事な娘だ
――今日はここに泊まっていくといいですよ。
――娘も貴方をとても気にいってるようだし、なんならここに布団を二式並べて親子のように寝ても良い
――おっと、しかし私は夜は自治会の夕食会だ、もしかしたら帰れないかもしれないなあ
361 :
ダンナ
2025/04/27 17:29:57
ID:GZdQk8zpz.
『……あの、お父さん』
「ははは、貴方のような立派な男性にお義父さんと呼ばれるとは人生なにがあるかわからないな。 娘を今後ともよろしく頼みます。」
バーボンを舐めつつ、ご機嫌なブルボン父に酌をする。
しかしトレーナーには分かっている。 このブルボン父の視線はトレーナーを逃すつもりはない。 今日は絶対にここに泊めるつもりだ。
『あの、町内会でしたっけ自治会でしたっけ? 早めに帰ってきていただいて今日は親子水入らずであの広間で布団を並べては如何ですか? 』
「……おや? なかなかないですよ父親公認の同衾など」
『同衾しますといってないですが!? というか親公認でそういうことを許可しないで!? ブルボンさん高校生ですよわかってますかねえブルボンのお父さん!?』
「では、ちょっと考えを変えてくださいトレーナーさん
ミホノブルボンは今やURA、ウマ娘界を代表するウマ娘になりました。 今のままでも最優秀クラシックウマ娘は勿論、年度代表ウマ娘に選ばれてもなんら不思議じゃない。」
『いや――まあ正直そうですが』
「勿論、私は貴方とブルボンを信じてます。 菊花賞も穫れば――史上初の無敗の"四冠"ウマ娘だ。 ブルボンが夢見た三冠の夢すら超えるURA史上に永遠に残る偉業です――同時にそれは、大事な娘に大きな問題が起こる事になる」
『――大きな、問題?』
「はい、 ミホノブルボン――娘に沢山の有象無象のどこの牛の骨とも知れぬ男が接触するかも知れないということです」
362 :
トレーナーさま
2025/04/27 17:53:31
ID:GZdQk8zpz.
「親ばかなようですがブルボンは可愛く育った。 親が言う話じゃないですが体格だって良い。 容姿も知名度も実績もあるウマ娘なのだから悪い虫もつくし取材などで関係者との接点も増える。
父親ってのはね、こういう事にとても心配になるんですよ」
『ま、まあ気持ちは分かるんですが、俺――いや私だってミホノブルボンと出会うまでは底辺トレーナーですよ? 重賞どころかOP実績すら殆ど無いトレーナーです』
「いやいや、ブルボンはジュニアの頃から貴方に好意を抱いていた。
娘を溺愛する父親が、「お父さんみたい」だと言う相手を拒否なんかできませんよ。 それに――まあ、父親が言うのも恥ずかしい話ですが、ブルボンのアプローチをずっとかわし続けてるそうじゃないですか。
貴方は遊び気分どころか、一時の過ちでブルボンに手を出すような男じゃない」
「父親として、そんな男に娘を任せたら安心だと思うのは当然でしょう?
気に入っただけで17年もののバーボンを差し上げるほど私だって耄碌しちゃいない」
363 :
マスター
2025/04/27 18:11:33
ID:GZdQk8zpz.
「まあ、まあ、ここからは父とかトレーナーとかではなく男同士の酒として呑みましょう。 なんなら割るための炭酸水をもってきましょうか? ここは海がすぐそばだし魚も美味しいんですよ」
『あ、ども……』
「実際ねえ、脚一本とはいえ担当の脚一本くださいなんて挨拶をしにくるトレーナーなんかいやしない。 ウマ娘に故障なんかつきものだよ、レースの故障で一生あるけなくなっても病院で頭を下げて終わりだってある。
こうして脚一本預けてくださりありがとうございましたなんて挨拶なんかしやしない。
毎日毎日親ばかな父親のためにLaneでトレーニングとか調子とか報告しない。
それがただ単に――娘さんは今日も大丈夫です、怪我してません。
たったこれだけのために、毎日毎日、私を安心させるためだけにLaneを送ってくれる――娘を任せるのには十分だよ。」
『あー……あのですね。俺はそんな立派な人間じゃないし
――結婚とかそういうの、しにくいんですよね。 』
「……娘は好みじゃないかな? それとも、すでに婚約者が?」
『いやいやそうじゃないんですよ。 娘さん――ミホノブルボンはとても可愛いし好みですよ、お父さんが自慢するのもわかる。 あんな女性が年齢とかそういう問題なく付き合えたら人生バラ色でしょうね。』
「……じゃあ、いいじゃないですか。 娘も望んでる」
『いや……うーん。 俺、結構特殊な両親でして。 この"義足"、結構いいやつなんですよ。普通に無保険ならなんと4桁万円だそうです。すごいですよね』
『これが――俺の両親からの手切れ金でしてね』
364 :
トレ公
2025/04/27 18:30:56
ID:GZdQk8zpz.
『陸上にプライド持ちすぎたせいでね、脚の無い息子――ってのが認められなかったんでしょうね。 両親が家に帰ってこなくなって、ハウスキーパーさんが毎日くるようになった。
ああ、お父さんもお母さんも忙しいんだなと思っていたら別の家に住んでいた。
知ったときにはビビりましたよ、自分の子供を、なくなった脚を、見ていられなくなって別の家に行きます?』
「そんな事は、なんの問題も――君は君だし、ブルボンはブルボンだろう」
『わかんないんスよね、お父さんの気持ち、お母さんの気持ち
家族愛に満ちた関係とか――結婚の時は親族が集まるんだろうなとか。
でも、俺んとこ親族すらこないでしょ?』
『――そんなの、ミホノブルボンやお父さんの結婚式で恥かかせちゃいけないじゃないスか?
あと、そんなんだから明るく楽しい家族とか想像もできやしない。
――そんなの知らない俺のせいで、ブルボンや子供を不幸にしちゃいけないんでね』
「――怖いのか、"知らない"から」
『ええ、怖いです。 そこまで行ったら人生全部おじゃんです。
貴方に土下座しても頭残して砂浜に埋められても文句言えません。
間違いがあっちゃいけないことでしょ』
365 :
ダンナ
2025/04/27 18:42:47
ID:GZdQk8zpz.
「ふう……確かに"知らない"事は怖いな。」
目をつぶり、深く息をつく。
「私にも妻にも両親がいる。 いわゆる"普通"の家柄だ。 だから娘や家庭に普通だとかそんなことを考えたこともなかったよ。
結婚式に親族がこないのならこの家で小さな式だけあげればいい。
妻だってそんな事を気にする女じゃあない。
だが――君にとって重要なのはソコじゃないんだろうな」
嗚呼、そうか、と小さく呟いて、ブルボン父はバーボンを一気に煽った。
「真面目だな、君は。 いいじゃないか」
――いいじゃないか、遊びでつきあってしまえば
『は?』
「かまわん、父親の私が許す。 遊びで付き合ってしまいなさい」
366 :
トレーナーさん
2025/04/27 18:57:44
ID:GZdQk8zpz.
『何いってんですかお父さん。 もしかして泥酔してます?
娘が悪い男に捕まりたくないから俺とくっつけたいって話でしたよね?』
「何言ってるんだ、最初の一人目の彼氏彼女と結婚すると世の中きまっちゃいないよ。 むしろ君は責任を取ることまで考えてる。
私は君の心情まではわからない、ただ君が怯えてる事を、怖がってる事を
――失った右足以上に辛い喪失を軽んじるつもりもない。」
「だからね、ブルボンは今こんな彼氏と付き合ってるんだな
ぐらいでいいんだよ
結婚までしろ、責任をとれとか言わない。 だから娘と付き合いたいなら付き合ってしまいなさい。
――今日は帰らないから、父親公認で遊べるなんて名誉、早々ないぞ?」
『やっぱ酔ってますよね?』
「ああ、君と飲む酒は美味しい。 こんな気持ちの良い酔い方ははじめてだ」
367 :
相棒
2025/04/27 19:29:05
ID:GZdQk8zpz.
――くそ、くそっくそっくそっ
ブルボン父はよっぱらい顔で自治会の夕食会に向かった。
『あほがっ! 本当にっ! 年頃のっ!娘を放置して! 男を! 泊めさせる奴がッ!いるかああああああっ!!』
🤖「マスター、諦めてください。 父もウマ娘を嫁にしたトレーナーです
諦めて夜の新潟記念です、マスター」
『くそっ! ぜってえしねえかんな! 俺はトレセン学園トレーナーだぞ!』
🤖「トレーナーはウマ娘と結ばれるものなのです。 父も出かける前言ってました、マスターになら脚一本どころか17年モノの娘を渡して良いと」
『ああああああっ、バーボンじゃねえんだぞ娘はっ!』
広間――夜
🤖「質問ですマスター」
『なんですかミホノブルボンさん』
🤖「もしかしてマスターは特殊技能:男色 なのでしょうか?
同じ屋根の下ウマミミと布団を並べ二人きり。 しかも親の了承済です
ステータス:据え膳 ですマスター」
『耐ーえーてーるーにー決まってんだろ! ああもうめんどくせーからハッキリ言うけどお前の事をそういう風にみたいに決まってんだろ好みだし美人だし俺のこと好きだし!彼女居ない歴年齢の俺からしたらそりゃ好きになっちゃうでしょうよおおおお!!』
🤖「つまり何も問題ありませんマスター」
『耐えてるって言ったでしょお? 俺は一度の間違いでそれが当たり前のように毎日ウイニングライブとかになりたくないの!』
🤖「?? 男性はそんなことよりうまぴょいじゃないのですか」
『うまぴょいっていうな』
368 :
トレーナー
2025/04/27 19:39:22
ID:GZdQk8zpz.
🤖「そんな事よりマスター」
『最近君ロボットエミュ抜けてきてないか?』
🤖「……質問します、マスター。 先程の会話にあった好み、というのは」
『あーもー何回か話したじゃん! ブルボンは美人だしおっぱい大きいし腰ほっそいしなんつーかこういい匂いするし、そういう間違いが起こるよって事!
でも我慢してるし我慢しなきゃいけないの!
一回言ったけど卒業してそれでも気持ちが変わってなきゃにしようよ
あーもうなんで男が一生懸命ブレーキかけてんのこのポンコツ超特急』
🤖「……つまり、マスターが我慢できなくなったら喜んでということですね、承知しました。
ですが、マスターを強制的に逆ぴょいをするとマスターにバッドステータス:トラウマがつき最悪機能不全に陥る可能性があります」
『ねえええ君17歳でしょ? もうちょっと言葉を選ぼうよ生々しいよ』
🤖「なので、直接の強制は却下。 マスターが求めていただけるようモード:誘惑に移行します。」
『あの、ブルボンさん布団寄せないで近い近い近いって』
🤖「……一緒に睡眠を取るのですから、手をつなぐぐらいは許されると思います、マスター。 これは不純行為ではありません。」
『あー、はい……あのね、ブルボンさん。』
🤖「なんでしょうか、マスター」
『あのね、さっきのは嘘じゃないんスよ。 魅力がないとかそんなのじゃないから、傷ついたりしないでね。 今だってこう、めっちゃいい匂いして――そのね』
🤖「――マスター」
がばっ
『まって、ねえ待って待って待って、言ったじゃないか、強制はしないって言ったじゃないか』
🤖「マスターが悪いんです、マスターが、マスターが悪いんです」
369 :
モルモット君
2025/04/27 19:48:58
ID:GZdQk8zpz.
だそく
🌻「うわあ、ブルトレ君そんなことになってたんだ」
🕷️「……で、大丈夫だったの?」
『ええ、まあ……捕まる行為とかR18になる行為はなんとか………』
🍚「それもそれで鋼の意思すごいね君も」
🤖「マスターのフケウマ回避スキルは金スキル以上でした」
🌻「惜しかったですね♪ブルボンさん♪」
🕷️「そんなビッグチャンスでもノってくれないならもう流石に卒業まで無理じゃない?」
🍚「ら、ライスは実はBL趣味のブルトレさんが左のブルトレXニシトレでも良いと思うよ!」
🌸「はっはっは!いやしかし強敵ですねブルトレさんは! 真面目にそんな事だと合法のライトハローさん次第で差される可能性が出てきますよ」
🤖「………どうしましょう、フラワーさん」
🌻「大丈夫ですブルボンさん! 最近ウマスタのサブスクチャンネル限定でよさそうなチャンネルをみつけました! 表は超人気ウマスタグラマーなんですけど裏チャンネルですっごい実用的なの見つけちゃって」
――カワイイカレンチャン~お兄ちゃんも堕とせる誘惑テクニック~
370 :
トレピッピ
2025/04/27 19:49:17
ID:GZdQk8zpz.
ブルボン実家編おしまい
続き明日以降
371 :
お兄ちゃん
2025/04/27 23:10:20
ID:FxUFRH23t2
早くブルボンとズッコンバッコンして欲しい
372 :
貴方
2025/04/28 13:50:01
ID:9CyJPQJDhs
『ほら走れ走れ走れ走れ自分の一番キツい心拍数を維持しろ
ライスシャワー上半身ぶれてるぞ胸はって腕振れ腕!!』
メガホン片手に山の登り坂をひたすら走らされる。
ゆっくり降りていき止まることなくまた次のアップで全力疾走
🕷️「ぜはー、ぜはー、これ、きつ、きつ、きついっ」
🌸「まけっ、ぜーっ、ぜーっ、ぜーっ、まけ、ませんまけませんバクシンバクシ…ぷぁ、っ!?」
🍚「う、うわあバクシンオーさんが!? バクシンオーさんがあ!?」
🌻「これ、私も限界――かも」
『マチタンとライスはUターンして下りジョグ! 登りはダッシュで帰っていけ!
おいバクシンオーニシノフラワー、大丈夫か?』
🌸「ま、まだ…まだまだバクシン……」
🌻「い、い、い、いけます、いけ……かひゅ」
『よーしよく言った! 歩いていいからUターンして降りてそこでちょっと息の整えろ立ち止まっていいぞ。 降りて1分休憩したらダッシュで登って帰るぞ!』
「うわあ、フラワーもバクシンオーも完全に限界なのにトレーニングしつつ帰らせるんだ……えっぐ」
「太ももやふくらはぎマッサージしつつ痙攣してないからだろうねえ、心拍戻ったらそりゃ走れるけどさあ、ありゃキツいしそれ強要できるトレーナーあんまいないよね」
「こりゃあ心肺にかかる負担も精神的な負担も凄いね、トレーニングに手を抜いたら強くなれない。 一生懸命やればやるほど地獄のように辛い」
「色んな意味で潰れちゃいますよね普通――でも」
「ブルボンちゃーん! あと2本登ったらUターンだって! 同じペースでもどってこいってさー!!」
🤖「了解、ラスト2本後Uターン、同様のトレーニングをこなしつつ帰宅します。」
373 :
貴様
2025/04/28 13:51:31
ID:9CyJPQJDhs
「あの子つらそうな顔一切せずペースも落ちないんだけどどゆこと?」
「サイボーグって言葉がホントに似合うねえ、今はついてくのがやっとだよみんな」
「元からもってるものが違うんじゃなくて、ずっとずっと積み重ねてきたものの差なんだろうね――こりゃ強敵だ。 我々はこの合宿でこの差をうめないといけない」
『ほらほらほら止まるなフラワーバクシン! 下り歩いても良いから脚とめずに動け動け動け!! 出来る範囲で登り切るまでダッシュダッシュダッシュ!』
「いっやー、ブルトレさんにチーフ任せてよかったねえ。 あんなに容赦なく怒鳴れるトレーナーほんと居ないよねえ今。」
「ほんとほんと、合同だと気をつかっちゃうよね、そもそもあんなにいじめ抜け無い。」
「ああいうのだけ見てるとたしかにスパルタ、ハードトレーニングの鬼、壊し屋とか言われちゃうよね、貧乏くじっていうの?」
「あはは、実際こんだけ走っても歩調しっかりしてるしケガとか痛みないのって結構マジックですよね、ブルボンさんが丈夫なのもあるけどそれだけじゃない気もするなあ」
374 :
トレーナーちゃん
2025/04/28 13:59:19
ID:9CyJPQJDhs
『ほら頑張れ頑張れここ下ったら海だ!メシだ! かき氷だ!
よーし砂浜まで最後のダッシュ――いけいけいけ!!』
🌸「かひゅ、かふっ……かひゅっ」
🌻「あう……ぜ、ぜ、ぜ」
『よーーーしよくやったよくやったよくやったよくやった!
バクトレさーん、ニシトレせんぱーい、この子達のマッサージおねがいしまーす。
坂はトモ周りクるんでちゃんとケツまでもんでやってくださーい!』
「え、俺等がケツまでマッサージすんの? セクハラじゃん」
「え、あ、 ふ、フラワーに悪いよそんな」
『なーーーに言ってんですか、きっついきっついトレーニングしてからマッサージと担当を褒めちぎってトレーニングの疲れと疲労を抜くのはトレーナーの仕事!
ちょうどサンオイル塗ってあげながらだと滑りもいいですから
はいはいはいはいここからはトレーナーが頑張る番!』
🍚「うひゃあ、天国だよ。おじさまにライスのお尻揉まれちゃってるよお、こんなのライス結婚するしかないよお」
「あっはっは、私が20年若くて妻がいなかったらプロポーズしてたねえ」
🕷️「あ"あ"あ"、天国、極楽ぅ……トレーニング後のマッサージっていいですねえ」
「この、ぐらいだったら、帰ってからも、ふん、やってあげるよお。」
375 :
お兄ちゃん
2025/04/28 14:04:07
ID:9CyJPQJDhs
『じゃあ俺ブルボン迎えいって最後のダッシュさせてきます』
「うわあ、鬼だ鬼」
「ブルボンちゃんいつもこんな感じなのかねえ」
「いやでもさ、故障しない、やる気落ちないって前提だとミホノブルボンが強いってのは分かる気がするなあ」
🤖「マスター」
『よし、みんながいるトコで前のめりにぶっ倒れるまで燃料使い切るぞ。砂が柔らかいから前のめりにいっていい』
🤖「はい、マスター」
『よーし最後の最後の一本、行けっ! そうだそうだそうだ砂に脚とられるなしっかり下に蹴れらくして前に滑るなダッシュダッシュダッシュ!』
🕷️「……うわ」
🌸「……」
🌻「……ブルボンさん」
🍚「あぅ、…あぅ」
376 :
トレーナー君
2025/04/28 14:15:40
ID:9CyJPQJDhs
「みんなー、BBQ焼けてきたよー取って取って」
「午前がんばった分いっぱい食べてねー」
🍚「うわあ、毎日バーベキューだよ。 こんなの天国だよ。」
🌸「豪勢ですね! トレーニングとバーベキュー!」
🤖「もぐもぐもぐもぐもぐ」
『ブルボン、口拭くからこっち向け。むいむいだむいむい』
🤖「…むいむいむい……もぐもぐもぐもぐ」
🌻「はい、トレーナーさんあーんしてください♪」
🕷️「きついけど、夏の海でBBQみんなで食べれると思うとがんばれますねえ」
「これ俺等が出し合った金と学園の奨励金じゃ絶対足りなくね?」
『あー大丈夫ですよ。 ダービーとか2冠のトレーナー報奨とか最優秀東日本ジュニアのトレーナー奨励金出しますから』
「2冠だからボーナスでるのはわかるけどあれ大した上乗せなくなかった?」
『ええ、多分全部飛ぶと思います』
「マジ? いいのいいの?」
『いいっすよ、正直今ブルボンにかかりっきりだしこれ全部ブルボンのおかげでもらえた金なんで。 ブルボンって友達いなくて困ってたらしいんですよ――ほら、元々無表情に見られて怖がられるタイプだったそうなんですよね』
「あー、淡々としてるしおしゃべりってタイプじゃないもんね。 不機嫌とか怒ってるようにみられて距離置かれるのはわかるかもね。」
『だから今ってニシノフラワーとかライスシャワーがいて、マチカネタンホイザやサクラバクシンオーとこうして合宿で付き合い増やして
――青春、っていうんですかね。 こういうのさせれるなら最高に楽しい合宿にしたいなって』
377 :
マスター
2025/04/28 14:16:05
ID:9CyJPQJDhs
「……うおおお、ブルトレ!お前ホントに良い奴じゃん! よーし分かった俺のフィギュア貯金も出すからもっと肉買おうぜ肉!」
「流石に僕も出すよ。 まだ僕も独り身だしフラワーにいい思い出作ってもらいたいし」
「耳が痛いねえ、おじさんたち妻の許可がいるからねえ。」
「まあでも買い物いってくるぐらいは出来るからね、この体育会系おっさんたちにまかせなさい」
378 :
お兄さま
2025/04/28 14:26:34
ID:9CyJPQJDhs
🌻「あ、あの!ブルトレさん!」
『どうしたニシノフラワー。 しっかり腹一杯にしたか?』
🌻「午後もトレーニングしたいんです!」
🌸「勿論この学級委員長も追加トレーニングに参加しますよ!」
🌻「さっきのアップダウンも私達だけ先にバテちゃいましたし……」
『いいんだぞ、お前らは3000M走るわけでもないんだし』
🌻「ち、違うんです。 そうじゃなくて……これはレースじゃないし競争じゃないですけど――みんなと同じだけできないのは……悔しくて」
🌸「――私はスプリングSでクラシック路線を諦めました。 ですが、この合宿まで諦めたくないんです、皆さんと同じぐらいの、トレーニングはしたい。 バクシン的トレーニングを、したいです」
『……ふーむ、よし
バクトレさーん! ニシトレさーん! マチタントレさーん! ライトレさーん!』
🍚「トレーナーとペアで泳ぐんですか?」
🕷️「いやあ、いいですねいいですね。 まさかトレーナーさんと合法アバンチュールとは」
🌸「まってくださいブルトレさん!バクシン的追加トレーニングは!?」
『これもトレーニングだ。 今日はこれ以上は正直走らせたくない、結構な量の負荷が脚の骨や靭帯に掛かってるからな。
なので身体を海水でクールダウンさせつつ全身運動有酸素運動!
安全性をトレーナーに付き添って貰って泳ぐ。 浮き輪ライフジャケットを使っても良い、各自海で動き回ってしっかり心臓を虐めつつ遊ぶ』
🌻「トレーナーさん、ちゃんと両手もっててくださいね」
「うんうん、ゆっくり大きくバタ足。脚とめないよとめないよ頑張って」
379 :
トレーナー君
2025/04/28 14:42:07
ID:9CyJPQJDhs
🤖「マスター…私は」
『あ? お前も泳ぐぞ。俺もいく』
🤖「しかし、マスターの義足は海水の耐性が」
『そこでこれだ。 意外と重い巨大ゴムボート! 俺はこれ乗るから――引っ張ってくれるなブルボン。』
🤖「――はい、マスター。 ミッション:マスターを海で泳がせる。遂行します」
『よーしブルボンロボ発進だ!』
海
『そうだ、ゴムボートのローブ掴みつつ泳いで押すんだ。』
🤖「マスター」
『どうした? 今日はもうオフ同然だからゆっくり休んでもいいぞ。 ボートのるか?』
🤖「いえ、違います。 合宿は、ステータス:楽しい ばかりで不安になります。」
『なんだどうした、楽しいのに不安って何か心配事あるのか。』
「否定します。 私が知らない:楽しい:ばかりで、ステータスはハイテンションなのに、本当にこれは良いのかと心理的なエラーを抱えてしまいます」
『あー、うーん……まあ、わからんでもない。
ちょっとブルボン、休憩してボート乗れるか? 俺逆側体重かけるから。』
『いやあ、なんか青春だな。 ブルボンとこうして海で一緒にゴムボートなんかのって揺られてさ
――水着、競泳水着っぽいワンピースかなって思ってたんだ。 ほらお前の勝負服みたいな。 ビキニなんだな、似合ってる似合ってる。』
「…………本当ですか?」
『ああ、俺あんま水着萌えじゃないって言ったけど、今日はできるだけお前の胸元とかみないように気をつけてるもん。』
「……気に、なりますか?」
『……まあ、うん。
俺もさ、ダービーぐらいから結構ふわふわしてんだよ。 現実味ないっていうかさ。
だって、無敗の2冠ウマ娘でダービー圧勝じゃん? 一躍URAの主役じゃん?
そんなすげーウマ娘のトレーナーなんてさ、全然実感ねーんだよ』
380 :
お姉さま
2025/04/28 14:42:57
ID:9CyJPQJDhs
「マスターは、凄い人です。 私をダービーウマ娘にしてくれました。
スピードステータスも一流ではない、短距離でも一流でもない。そんなウマ娘を無敗の2冠にしてくれました。
マスターがいなかったら私はどうなってたかもわかりません。 学園に残ってたのかどうかも分かりません。」
『俺はお前に出会ってなかったら、一生あそこで土いじりしてたと思う。
土弄ってなんとか形だけの大坂路作ってさ、でもあれを登りきってトレーニングできるやつも、したいやつもいなくてさ
きっと専属担当もいないワンポイントの駆け込み寺をしてたんだと思う』
『俺はお前に出会えてほんと幸せだよ。
こんなに幸せな運命って、トレセンのトレーナーでも俺以外にいるのかなって感じ。 』
381 :
トレピッピ
2025/04/28 14:50:17
ID:9CyJPQJDhs
『しかもお前めちゃくちゃ美人じゃん? ウマミミって美人多いしスタイルいい子圧倒的に多いんだろうけどブルボンはその中でもめちゃ美人だろ?
そんなブルボンが俺のこと好き好きっていってくれるんだぞ?
トレーナーとしても一人の男としても急に幸せになりすぎてさ、全然実感ないんだわ。 こう――なろう系で急に人生バラ色になったらこんな気持ちになるのかなって
ありがとな、ブルボン。 お前のおかげで俺は今最高にしあわせだ。 でもふわふわは一緒だな、俺も実感なんかない。』
「マスター、好きです。 三冠の夢もですが――今はマスターのために、頑張りたいです。 マスターの作った脚は、ミホノブルボンはこんなに凄いんだと、証明したい。
毎日楽しくて、友達もできて、大好きな人と毎日をすごして
マスター、これは夢じゃないんですか?
実は目が覚めたら――私はジュニア級の、メイクデビューの前で、でも大坂路もマスターもいなくて。 私はただの短距離ウマ娘だったという結末は、ないですか?」
『ない
お前の頑張りも努力も根性も夢なんかじゃない』
382 :
お兄ちゃん
2025/04/28 14:54:08
ID:9CyJPQJDhs
『まあ、そうだな。 確かに夢で、目が覚めたらなーんもなかった。ってのは、わかるわ。 ありゃあ、嫌な気分になる。
なあ、ブルボン――今でもお話で、眠るお姫様は王子様のキスで目覚める、ってのはよく聞く話か?』
「――はい、よく聞く話です。」
『そっか、ブルボン。ちょっとごめんな』
――
――――
「――マスター」
『今は口同士でのキスはできないから、コレで勘弁な
――どうだ? 一応はお前の大好きな男のキスだけど、夢だったか?』
「――いえ、これは現実です。 夢じゃありません
夢なんかよりよっぽど幸せな、現実です」
383 :
マスター
2025/04/28 15:00:41
ID:9CyJPQJDhs
「あはー☆ ブルボンさんトレーナーさんおかえりなさーーーい☆」
🤖「……………………」
『うわあ、もう出来上がってる』
🤖「これは現実であってほしくないです」
『諦めろこれも現実だ。』
ライトハローはワンカップ片手にルンルンでブルボンたちを出迎える
🕷️「あ、ブルボンさん帰ってきた。おかおかー」
🍚「大変だよブルボンさん、私達の恋のG1に未勝利が格上挑戦だよ!」
🌻「うーんでも……あのおっぱいも美人さんぷりもむしろあっちが格上なような」
🌸「おのれ神様はなぜあんなおっぱいを大人の女にぃぃぃっ!」
「無敗の二冠ウマ娘に菊花賞で挑むライバル!
そして親友としてライバルとして別路線を進むスターウマ娘たち!
ライバルでもあり親友でもあるウマ娘の合同合宿~~~うーん青春☆
これはお酒がすすむってものです☆」
『この人365日なんか理由つけて酒のんでそうだなー』
「そーんなみなさんに和牛ステーキの差し入れです! コレ食べてスタミナつけてくださいね!」
384 :
お兄ちゃん
2025/04/28 15:46:14
ID:9CyJPQJDhs
―――うえええっ和牛!?
🌸「わ、ワギュウっ!? 伝説の食材のあのワギュウですか?」
🍚「わ、和牛のステーキとかご飯何杯たべれちゃうのかな!?」
🕷️「あれ結構量多いですがほんとあれ全部ステーキなんですか? え、ここは那須りんどう湖ファミリー牧場?」
🌻「わあ、すごいですね♪ トレーナーさん美味しいお肉ですよ一緒に食べましょう」
🤖「………………」
『どうしたブルボン、すげーぞ肉だぞ肉、さすがにあの量は俺も買えないぞすげーぞ。』
🤖「くっ、ステータス:葛藤 肉、お肉…………お肉」
「知り合いの業者さんからロスになりそうなのをいっぱい仕入れたんですよ今日のために☆ ブルボンさんも食べてください。あーん☆」
385 :
使い魔
2025/04/28 15:54:32
ID:9CyJPQJDhs
🍚「すごいよ、すごいよあふれる肉汁と脂のナイアガラファイアーだよ」
🕷️「す、ステーキソースくださいっ、もう食べたい!」
🍶「んふふ☆ マチタンさんステーキソースもいいですが、ここは一つオトナな食べ方をしてみませんか?」
🕷️「お、オトナな!? 」
🍶「そう――こうしてちょっと塩ふって、ちょっとだけお醤油たらして…………そこにわさびをこう載せちゃうんです!!」
🌸「ちょわっ!? お肉にわさびですとっ?」
🍶「それでカットして、お口に運ぶと――」
🕷️「こ、これはうまいっ! あふれる脂肪をわさびが引き立ててわさびのツンとする嫌味が和牛の脂でなくなって」
🍚「これはもう脂と和牛の特上握りだよ。 おじさまご飯大盛りでおかわり!」
🤖「むしゃむしゃむしゃあむあむあむあむ」
『あーもう口にソースついてるって、こっちむけブルボンこっち』
🤖「だめです今はステーキだすもぐもぐもぐもぐ」
『だめだブルボンが俺の言葉すらきかねえ』
🌻「あはは、でもウマミミの食事量考えたら和牛なんてなかなかむずかしいもんね」
🕷️「いやあ、しかも結構いいやつだよ? 」
🍚「私達だと結構アブラがきついもんね、トシはとりたくないねえ」
🌸「正直俺も腹いっぱい食いて―、でも流石にありゃバクシンオーたちにくわせてー」
🍶「そ・ん・な・みなさんには――はい、ビールですよビール☆ 夏の海で飲むビール最高ですよね☆」
386 :
あなた
2025/04/28 16:01:32
ID:9CyJPQJDhs
🌸「にぃし~、ニシトレぇ海、ニシトレぇう~み~」
🌸「ひがぁしぃ~、ブルトレ山、ブルトレぇやぁま~」
『ちなみにこの義足すげえいいやつなんで相撲ぐらい余裕っす、手加減いらないっすよ先輩』
🌻「もうやめよおよお、なんで僕らが相撲なんかしなきゃいけないの」
🤖「ニシトレxマスター夢のカードです。」
🌻「きゃー♪ きゃーっ♪ まさかこんなスモウがみれるなんて♪」
🍚「海は、夏は最高だよ! 今の私達はウマミミ発電機だようおーん」
🌸「はっけよぃ、のこったあ!」
『ふっ!』
🌻「く、はやっ!?」
『ふふふ、義足と思って甘く見るとぶん投げられますよニシトレ先輩!』
🕷️トレ「ニシトレくうん、フラワーちゃんがみてるよお?」
🍚トレ「後輩に負けちゃうなんて恥ずかしい弱々なとこフラワーちゃんに見せられないよねえ?」
『ふははは! だが現実は非常である! ウマミミにも勝った俺の馬力を見よ!』
🌻「わ、わ、うわわわっ」
🌸「勝負あり、ブルトレぇ山、ブルトレぇや~ま~」
『おっしゃあ! 見たかブルボン!』
387 :
お姉さま
2025/04/28 16:05:09
ID:9CyJPQJDhs
🤖「………………」
『5対1とはいえウマミミ対ヒトミミだ! 手は抜かないぞブルボン!』
「さすがに5人ならワンチャンあるよねえ、これ」
「おじさん達が前で壁になるから、全力でおすんだよ!」
「おっしゃ、トレーナーの意地ってもんを見せてやる!」
「僕だって、やる時はやるんです!」
🕷️「はいはい頑張ってくださいね。 はっけよーい、残った♪」
🍶「なんでヒトミミさんがウマミミに勝てるとおもっちゃったんでしょうね☆」
🌻「あはは♪ トレーナーがんばって♪」
🌸「トレーナーさんバクシンですよバクシーンッ!!」
388 :
大将
2025/04/28 16:08:55
ID:9CyJPQJDhs
――うおおおおおっ!
ヒトミミとは言え学園のトレーナー達
しかも2名は老いてなお筋肉ムキムキの叔父様である
『うおおお押せ押せ押せ押せ』
「いけるいけるいけるって俺らが押せてるって」
「ううううううううん」
🕷️「土俵際までおいつめましたね」
🍶「あー勝てそうです頑張って頑張って☆」
🍚「な、な、なんでトレーナーさんたちはウマミミが喜んじゃう事をしちゃうんだろうね、不思議だね」
🌻「そうですよね――本気になったら」
ピタッ
『とまってるとまってるあと一歩一歩!』
「いけ、えええっ!」
🌻「――ウマミミに勝てるわけないのに」
389 :
トレーナー君
2025/04/28 16:11:45
ID:9CyJPQJDhs
🤖「――行きます」
ずごごごごごご!
――ブルドーザーに轢き殺されるように
ミホノブルボンが前進するまま、トレーナーたちは押し返されあっさりカエルのように転がった
🕷️「はい、ミホノブルボン関のかちー♪」
『くっそー、5人がかりでも無理かあ!』
「最初から土俵際までずっと遊びかよお、強すぎんだろ」
「あっはっは、年甲斐もなく本気になっちゃいましたねえライトレさん」
「全くです、ちょっとは行けるんじゃないかとおもったんですけどね」
「ふええ、いたた」
390 :
トレーナーちゃん
2025/04/28 16:16:53
ID:9CyJPQJDhs
『俺ちょっと脚の砂はらってきちゃいますね』
と、ブルトレは離脱。日も落ちてきてそのままバーベキューパーティである
「いやあ、我々トレーナーからしても楽しい合宿だねえ」
「分かります、つーかみんな思ってたよりノリいいんスね。 もっと早く仲良くなってりゃよかったッス」
「うんうんホントホント。 ライバル同士だからトレーナーでこんな事になるとかそうそうないよね」
「ブルトレ君なんか口が悪いけど結構真面目なタイプなのかなと思ったけど結構自分から馬鹿なことしだすよね、理論型というかもうちょっとお硬いタイプだと思ってたよ」
「いやあ、それ言ったらマチタントレさんとライトレさんなんかもっと寡黙というかなんというか、こんな遊んでくれるっておもってませんでした」
391 :
トレピッピ
2025/04/28 16:20:17
ID:9CyJPQJDhs
🍶「はいはいはーい☆ お姉さん一気飲みしちゃうぞー☆」
🍚「いいのかな、ライス達はソフトドリンクだけどいいのかな」
🕷️「いいんじゃない? ライトハローさん思ってたより良い人だね」
🌻「まあそもそもライトハローさんがマスターさんをロックオンしてるって話がないですものね、この人お酒のめたらなんでもよさそうです」
🤖「…………いやしかし、この迫力ボディは」
🍚「わかるよブルボンさん。 こんなの反則だよ斤量オーバーだよ!」
🍶「きゃー☆おっぱい揉まないでくださいライトハローさん」
🌸「ええい、引退勢とはいえこんなにも駄肉を!駄肉を!」
🍶「お腹つままないでっ! お腹つままないでっ!」
392 :
お姉ちゃん
2025/04/28 16:25:00
ID:9CyJPQJDhs
🕷️「あっはっは、お疲れ様ですライトハローさん」
🍶「もう、引退したらちょっとお肉つくのは当たり前じゃないですか、ねえ?」
🍚「いやあ、でもずるいですよウマミミって。 今でも十分おきれいなシルエットですもの」
🌸「そうそう、言い寄る男多そうッスよね」
🌻「確かにライトハローさんはモテそう――というか下心ある男性凄い多そう」
🍶「ええ~☆でも私お酒大好きすぎていつもいつも逃げられちゃうんですよね☆」
🍚🌻🕷️🌸「それはわかる」 🍶「ひどっ!?」
🍶「ところで、ブルトレさんは?」
🌸「あー、あいつ脚のメンテらしいっすよ。 このぐらいじゃ壊れないし想定内だけど砂とか払ったりはしときたいって」
🍶「そうなんですか、じゃあちょっと皆さんにお聞きしたいんですけど」
🍶「――ブルトレさんって、彼女いたりしますか?」
🌸🍚🕷️🌻「…………"えっ"」
393 :
マスター
2025/04/28 16:28:31
ID:9CyJPQJDhs
🍶「ブルトレさんて優しいし、お酒も付き合ってくれてその後も飲むの逃げないし、なにより好みなんですよね。 小柄だし可愛いし、なんというかぎゅーっとしてあげたい感じで。
お酒の面倒見てもらう分、普段は私が面倒みてあげたいなー、なんて☆」
🌸「お、おう…………今正式な彼女はいねえんじゃ、ないかなー」
🍚「う、うん。そうだね社会人同士の彼女とか奥さんはいないかなー」
🕷️「あれーおかしいぞ楽しい海のはずが急に難破船航海に」
🌻「でもほら、ライトハローさんも元学園生だし――その、ブルボンさんと仲いいじゃないですか、ブルトレくんって」
394 :
お前
2025/04/28 16:31:20
ID:9CyJPQJDhs
🍶「そうですね☆ ですからニシトレさんみたいにもう付き合ってらっしゃるなら流石に横取りなんかできないじゃないですかー☆
――実際どうなんです? どうなんです? チャンスあったりしませんか?」
🍚「う、うーん? ブルボンちゃんとお付き合いはしてないよね?」
🕷️「うん、多分……ブルボンちゃんは大好きでアプローチしてるけど学生だからブルトレが逃げてる感じ?」
🌸「う、う、うん、俺等もほら絶対は言えないんだけど多分、付き合ってないの……かな?」
🌻「まって僕はフラワーとはその、いえ……なんでもないです付き合ってます……」
395 :
アネゴ
2025/04/28 16:33:42
ID:9CyJPQJDhs
🍶「きゃー☆じゃあ私もアプローチしちゃおうかな、っきゃー☆」
🕷️「うーん、困った」
🍚「ごめんねブルボンちゃん僕らヒトミミはウマミミには勝てないんだ」
🌸「ま、まあ修羅場は勘弁ですよ? ブルボンもみんなも菊花賞控えてますし」
🌻「そ、そうです! 大事な時期なんで!!」
🍶「勿論です! 菊花賞までは隠して我慢しときますね!」
🕷️🍚🌸🌻「…………うわあ」
396 :
アネゴ
2025/04/28 16:34:27
ID:9CyJPQJDhs
ミス
ライトハローさんがライトハローさんのお肉をつまんでますがライスシャワーです
397 :
お前
2025/04/28 16:34:42
ID:9CyJPQJDhs
2日目おしまい
398 :
使い魔
2025/04/28 23:33:42
ID:neoJUnpNZI
楽しそう…
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