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安価で決める自由なスポ根・続
1 :
トレーナー君
2024/08/24 22:22:10
ID:tq5sXyWX12
前スレ
https://umabbs.com/patio.cgi?read=9738&log=past&res=1000
・安価によって行き当たりばったりのストーリーを展開していきます
・必ずしも史実通りの成績にはなりません
・安価による指定さえあれば翌日中には更新します
578 :
アンタ
2025/05/19 22:39:10
ID:DyqXhQXdzY
にんじんハンバーグと炊きたてのご飯
579 :
お姉ちゃん
2025/05/20 22:30:13
ID:54qUeDmMdA
きゅうぅぅ。
「あ、ご、ごめんなさい」
ライスのお腹が鳴った音だった。
「レースの後で疲れてるよな。何か食べようか」
「アタシはこれから自主練するわ。ライスさん、じゃあまた!」
ライスと二人でカフェテリアに向かう事になった。
食事は心の距離を縮めるのに役立つ。
「来たね・・・」
「アンタら!気合い入れな!」
カフェテリアに入ると何やら雰囲気がピリピリしていた。
ライスはそれに気付いていないのか、嬉しそうに注文する。
「えっと、にんじんハンバーグ20皿とごはんの三女神盛りを下さい!」
「あいよ!」
厨房が慌ただしく動き始めた。
「す、すごい量だな」
「ごめんなさい。ライス、すぐにお腹が空いちゃうの」
「何も謝る事は無いよ。エネルギーをたくさん取って、たくさん使えるのも才能だ」
ウマ娘は大抵ヒトよりも多く食べるが、ライスシャワーの場合並のウマ娘の倍以上は食べられるらしい。
「トレーナーさんも食べる?」
運んできたにんじんハンバーグの皿が一つ差し出された。
「それじゃあもらおうかな」
一つ一つがそれなりに大きいハンバーグが段になっている上に、にんじんが丸ごと刺さっている。
炊きたての白米もライスの顔が隠れてしまうくらいに盛られている。
「いただきます!」
一切臆する事無く、ライスは料理を食べ進めていく。
「美味しそうに食べるな」
「えへへ、ありがとう。美味しい料理を作ってくれた人のおかげだね」
釣られておかわりもしてしまった。
「ごちそうさまでした!」
「ルビーもスカイもスカーレットも、皆料理上手だからライスにも食べてほしいな」
新しく加わったチームの一員、ライスシャワー。
早くルビーとスカイにも会ってもらいたい。
ライスシャワーと行うトレーニングは
>>580
(スピード・スタミナ・パワー・根性・賢さのいずれか)
580 :
ダンナ
2025/05/20 22:30:35
ID:P8a4u6cs9Y
賢さ
581 :
使い魔
2025/05/20 22:30:59
ID:KTnV7vpdMI
根性
582 :
あなた
2025/05/21 22:37:04
ID:S08sUBmmP.
今日はライスシャワーと最初のトレーニングを行う日。
「ライスのせいだ・・・」
天気予報では一日快晴のはずだったが、急に土砂降りの雨に見舞われた。
「たまたまだよ。室内で出来るトレーニングをしよう」
雨でコースが使えないなら、コースを使わないトレーニングをすれば良いのだ。
「これからデビューに向けてトレーニングをしていく。まずはレースについて詳しく知ろう」
授業で教わる内容をそのままやるのでは味気無い。
せっかく良い教材があるのだから活用しなければ。
「これはルビーのデビュー戦の映像だ」
「わぁっ、メイクデビューってこんな感じなんだ・・・!」
序盤は後方で脚を溜め、中盤で位置取りを調整し、終盤に一気に抜け出す。
理想的な差しの走り方だ。
「ライスはどんな走り方が向いてるのかな?」
「まだ分からないけど、これから一緒に確かめていこう」
向いている走り方は身体能力だけでなく、性格によっても変わる。
「どもども〜」
「チーム<アルタイル>へようこそいらっしゃいました」
スカイとルビー、スカーレットがやって来た。
「ら、ライスシャワーです!よろしくお願いしましゅ!」
緊張しながらもチームメンバーとの顔合わせをした。
「アタシのレースを観てたの?」
「ああ、皆の走りから色々学んでもらおうと思って」
「スカーレットさん、並ばれてるのに全然先頭を譲らなくて、すごいなぁ。ライスもいつか・・・」
トレーニングを続けていれば、いずれライスも自分だけの走りが出来るようになるだろう。
ライスシャワー達と読む本の種類は
>>583
(小説・漫画・雑誌・絵本のいずれか一つ)
583 :
アンタ
2025/05/21 22:37:30
ID:rS1t11ZSOM
若者向け雑誌
584 :
アナタ
2025/05/22 22:34:01
ID:F18RmXtEFI
レース研究のトレーニングを終えた後も雨がうるさく響いていた。
この雨では外に息抜きをしに行く事も出来ない。
「スカーレットさんは何を読んでるの?」
「これですか?ファッション雑誌です。オシャレのためには日頃から研究しておかないといけないので!」
スカーレットはウマ娘が流行の服を着こなしているページを見せてくれた。
「へぇ、最近は肩出しが流行ってるんだー。私が絶対着ないやつだー」
「スカイさんにも似合うと思いますよ!トレーナーもそう思うわよね?」
「ああ。普段と違う感じだし見てみたいな」
「そ、そうですか?」
スカイは頬を掻きながら言った。
「そうだ!今度皆で一緒に服を選びに行きましょ!」
「ら、ライスも良いの?」
「当然です。貴方もこのチームの一員なのですから」
まだ遠慮が見えるライスだが、そのうち雰囲気や距離感にも馴染んでくるだろう。
「わぁ・・・っ!えへへ、楽しみだなぁ」
その後も、四人は雑誌のページを目を輝かせながら眺めていた。
チームの団結も深まったように感じられたのだった。
ライスシャワーのデビュー時期は
>>585
(8〜16週間後までの間)
585 :
アンタ
2025/05/22 22:35:00
ID:Uhvs.J7wgA
10週間後
586 :
トレピッピ
2025/05/23 22:21:02
ID:EOoWxZfdFY
今日はお休み
587 :
トレーナー君
2025/05/24 22:37:02
ID:vFBVQicxLE
「なぁライス。凱旋門賞に興味あるか?」
ポスターを見て目を輝かせていたのは知っているが、実際にどのくらいの関心があるのだろうか。
「うんっ!勝てたらきっとたくさんの人を幸せに出来るから!」
ライスは既に出走するつもりでいるようだ。
「それなら、プロジェクトL'Arcに参加してみないか?俺と一緒に凱旋門賞を目指そう!」
「実はね、ライスも参加したいって言うつもりだったんだ。トレーナーさんも同じ気持ちだったなんて、嬉しいな」
こうして、ライスシャワーと共にプロジェクトL'Arcに参加する事を正式に決めた。
「まずはメイクデビューからだな」
「頑張るぞー、おー!」
大目標と小目標を設定し、ライスのモチベーションも高くなった。
「10週間後のデビューを目指してトレーニングをしていこう。明日から早速始めるぞ!」
今の実力では、当然凱旋門賞には届かない。
日本勢が成し遂げた事の無い偉業達成のため、並々ならぬ努力が必要になるだろう。
「俺ももっと頑張らないと」
ライスシャワーと次に行うトレーニングは
>>588
(スピード・スタミナ・パワー・根性のいずれか)
588 :
マスター
2025/05/24 22:37:20
ID:8UP0XqcNF6
根性
589 :
貴様
2025/05/25 22:35:52
ID:Bh5MoY7tRg
「今日は坂路トレーニングをやろう」
「うん!よろしくお願いします!」
入念に準備運動をした後、坂路に脚を踏み入れる。
「たあっ!」
身体は小さいが、パワーはそれなりにありそうだ。
ルビーに通じるところがある。
「よし、もう一本!」
坂路を何本も走ってもなかなかバテない。
ライスの武器はおそらくスタミナ。
切れ味勝負よりも持久戦に向いているだろう。
ライスの目標となる凱旋門賞は、距離が2400mと長めで地面も緩く体力を使う。
走り抜くためのスタミナは必須だ。
「根性もありそうだな」
ひたむきに走る姿を見てそう思う。
これまで三人のウマ娘と共に歩んできたチーム<アルタイル>。
そのノウハウを活かせるのがチームの良さだ。
「お疲れ様。良い走りだったぞ」
「えへへ、ありがとう」
凱旋門賞への道はこの坂路以上に険しいものになるが、ライスならそれを乗り越えられるはずだ。
ライスシャワーと出かける場所は
>>590
590 :
ダンナ
2025/05/25 22:37:00
ID:rYsEvnTFrY
街を見下ろせる高台にある喫茶店(いつもの店)
591 :
貴様
2025/05/26 22:38:29
ID:qU6VoGzXYU
「上体は上げない!」
「はいっ!」
ライスが引くリアカーに乗り、ひたすら坂を登る。
何をするにもまずは体力作りからだ。
「そこを右に」
学園外でのトレーニングでよく使うこのルートは、中間地点に良い休憩スポットがある。
「ここで少し休もう」
「喫茶店?」
この喫茶店は街を見下ろせる高台にある。
良い景色を見ながら飲むカフェオレは格別だ。
「じゃあ、ライスもカフェオレにするね」
コーヒーの香りとミルクのまろやかさが良くマッチしている。
「ライスは趣味とかあるのか?」
「えっとね、絵本を読むのが好きなんだ。優しい気持ちになれるから。最近は、自分でも描いたり・・・」
信頼関係を築くには互いを知るのが一番だ。
コミュニケーションは欠かせない。
「一番好きなのはね、幸せの青いバラっていうお話なんだ」
好きなものの話をしているライスはとても楽しそうだ。
聞いているこちらまで楽しくなってくる。
「たくさんのバラがあって、その中に一輪だけ青いバラがあったの」
ライスシャワーと話す時間は
>>592
(10〜60分)
592 :
トレーナー君
2025/05/26 22:39:00
ID:ZpJj8hBTlM
60分
593 :
トレピッピ
2025/05/27 22:41:28
ID:WYn/QQbY7w
「青いバラは皆に気味悪がられてたの。でもね、素敵なお兄さまがその青いバラを買い取って自分の家に飾ったんだ。窓辺に飾られた青いバラは皆に幸せを与えられるようになったんだよ」
「良いお話だな」
生き生きと話すライス。
「ライスもね、青いバラみたいにいつか皆を幸せにしたいなって。今はまだ、不幸ばっかり起こしちゃうけど、いつかは、ライスだって」
青いバラのように周りに幸せを届けられるようになる事に憧れているようだ。
ライスには既に周りを思いやる優しい心がある。
必要なのはきっかけだけかもしれない。
「それなら、俺もそのお兄さまみたいになってみたい」
トレーナーはレースに出るウマ娘の手助けをする存在。
絵本に出てくるお兄さまと通じるところがある。
「えへへ、トレーナーさんも憧れてるんだね。ライスと一緒だ」
ライスと一時間近く話し込んだ。
普段は弱気なライスだが、今はこうして楽しそうにしている。
トレーナーとして、こんなライスになるための手伝いをしたい。
「そろそろ行こうか」
「うんっ!お兄さま!」
帰り道の天気は
>>594
594 :
お姉さま
2025/05/27 22:42:30
ID:Cfr05TC2zo
雲は多いものの、雨は降っていない
595 :
お兄さま
2025/05/28 22:37:45
ID:zxLWvQhkj6
「お兄さま?」
「えっと、嫌だった?ごめんなさい、ライスにとってトレーナーさんはお兄さまみたいだなって思ったから」
「いや、そういう訳じゃないんだ。好きに呼んでくれれば良いよ」
「うんっ!ありがとうお兄さま!」
若干の気恥ずかしさはあるが、信頼の表れのようにも感じられた。
呼ばれ方に恥じないように、ライスを導いていきたい。
「雨は降ってないみたいだ」
「帰るまでに降っちゃいそう・・・」
一時間近く話し込んでいる内に、雲が空の大部分を覆っていた。
学園までの道のりは三十分以上かかる。
それまで天気が持ってくれれば良いのだが。
「急いで帰ろう。もちろん安全には気をつけてな」
焦りは事故にも怪我にも繋がる。
焦らず急ぐのは、レースでも必要な技能だろう。
「また赤信号だ・・・」
「大丈夫。焦らない焦らない」
連続して信号に捕まるが、インターバルと考えれば悪くない。
「えっと、駅はそこの角を曲がって・・・」
「えぇ?すまんの、もう一度言ってくれんか?」
道を聞かれて時間を取られてしまった。
「そうだ、ぜひ乗っていって下さい」
リアカーにご老人を乗せて駅へ連れていったため、かなり遠回りをする事になってしまった。
「ごめんなライス」
「ううん、ライスも乗せていくのが良いと思ったから」
結局、学園に戻るまでに一時間以上かかってしまった。
「でも、何とか降られずに済んだな」
「お兄さまの日頃の行いのおかげだね」
「それなら、ライスだって」
忍耐力を鍛える事も出来たのだった。
プロジェクトL'Arcの説明会に参加するウマ娘は
>>596
(未登場のウマ娘一人)
596 :
お前
2025/05/28 22:39:30
ID:0T7DItRuW6
マンハッタンカフェ
597 :
キミ
2025/05/29 22:41:51
ID:gmV0wuGLUA
「諸君!今日はよく集まってくれたッ!」
凱旋門賞制覇を狙うプロジェクトL'Arc。
今日はその説明会に来ていた。
ウマ娘、トレーナー、その他関係者が集まり、プロジェクトL'Arcについてさらに詳しい説明を受けるのだ。
「やよいとは昔からの付き合いでね。昔はこんなに小さくて、走り回ってはよく転んで泣いていたんだ。懐かしいな」
「め、メイ!その話は・・・っ!」
佐岳さんと秋川理事長は姉妹のように仲が良いようだ。
「さて、早速だが本題に入ろう。プロジェクトL'Arcには代表を決めるレースがあって・・・」
凱旋門賞は手を挙げれば参加出来るようなレースではない。
少しでも勝機があると見込めなければ出走登録すらさせてもらえない。
実力を見極める選考会や交流戦を定期的に行うとの事だった。
「・・・例え同じ志を持つ仲間であっても、代表枠を奪い合うライバルとなるのですね」
説明会に参加していたのはマンハッタンカフェ。
何度かアグネスタキオンの実験室で会った事はあるが、交流はあまり無かった。
「ライスさんと同じ年、つまり今年のデビューになりそうです」
「そ、そうなんだ。嬉しいけど、ちょっと複雑かも・・・」
実力はまだ不明だが、注目はしておいた方が良さそうだ。
プロジェクトL'Arcの参加者で行う遊びは
>>598
(複数人で出来る遊び)
598 :
お兄ちゃん
2025/05/29 22:43:00
ID:.KWGl9wCW.
ドッジボール
599 :
貴方
2025/05/30 22:39:39
ID:Ik0b61GMzo
「親睦を深めるため、皆でドッジボールをやろう!」
「ドッジボールを?」
「ああ!あたし達は一つのチームなんだ!チームの結束はプロジェクトの成功にも繋がる。身をもって体験したから間違いないさ」
確かに、これから同じ目標に向かって走る仲間として、互いを知るのは良いかもしれない。
六人ずつの二チームに分かれ、いざ試合開始。
ライスとは同じチームになれた。
「こっちはウマ娘の数が一人多いから有利なはずだ!」
ウマ娘とヒトとでは身体能力に大きな差がある。
ウマ娘一人分のアドバンテージがこちらにはあるのだ。
「ライスさん」
外野のマンハッタンカフェがライスにボールを渡した。
一瞬ボールの軌道が不自然に曲がった気がしたが、深く考えている時間は無かった。
「ひゃうっ!?」
キャッチし損ねてボールが相手チームの手に渡る。
ライスは無防備な状態だ。
「俺が止める!」
飛び込むようにしてボールを受けに行く。
サッカーのゴールキーパーのようにボールをキャッチする事が出来た。
「お兄さま!?」
「だ、大丈夫」
硬い床に着地したが、痛みを堪えてボールを投げる。
「わっ!?」
一人アウトに出来た。
600 :
アナタ
2025/05/30 22:39:45
ID:Ik0b61GMzo
「任せて下さい!」
桐生院トレーナーがボールを受け取り、こちらに向かって全力投球。
空気を切るような音が聞こえた。
「お兄さまーっ!」
「がはっ!?」
吹き飛ばされて壁に叩きつけられるが、他の誰にもぶつからなかったようなので良かった。
「ふふ、流石トレーナー」
「ご、ごめんなさい!」
ライスは転がってきたボールを拾って前を見据える。
その眼差しには強い意思を感じた。
「お兄さまは・・・ライスが・・・」
力強く踏み込んで、ボールを思い切り飛ばす。
鋭い回転がかかったボールは抉るように曲がりながら相手チームのトレーナーに直撃する。
「があっ!?」
「これがライスさんの本気・・・」
ライスシャワー達のドッジボールでの勝敗は
>>601
(引き分けは不可)
601 :
マスター
2025/05/30 22:40:30
ID:6907wJELaM
勝ち
602 :
アネゴ
2025/05/31 22:15:21
ID:q5XxaU6h6g
「撃沈ッ!?」
秋川理事長を撃破したライス。
これで相手チームは桐生院トレーナー一人だけだ。
対するこちらにはライスの他に二人もいる。
「カフェ!こっちにくれ!」
マンハッタンカフェのトレーナーがボールを要求する。
「させません!」
桐生院トレーナーがマンハッタンカフェの山なりのパスをジャンプして奪い取り、そのまま豪速球を放つ。
「ぐっ!?」
押されたように身体が横に動き、間一髪ボールを回避する。
ライスがワンバウンドしたボールを取り、流れるような動きで投げる。
「えいっ!わ!?」
指が滑ったのか、ボールが本来の軌道よりも高く飛んでいく。
「なっ!?」
不意を突かれた桐生院トレーナーの肩にボールが当たった。
「やった!ライス!」
「え・・・?ら、ライス達の、勝ち?」
「熱い試合だったな!ナイスゲーム!」
同じチームで奮闘していた佐岳さんが両者の健闘を称える。
「良いチームワークだったな」
「負けちゃいましたけど、楽しかったです!」
プロジェクトL'Arcは簡単なものではない。
チームの心を一つにして挑まなくては良い結果は望めないだろう。
ドッジボールを通じて、同じプロジェクトに参加する仲間との団結が強まったのだった。
ライスシャワーとトレーニングをするウマ娘は
>>603
(ダイイチルビー・セイウンスカイ・ダイワスカーレットの中から1〜3人)
603 :
ダンナ
2025/05/31 22:17:00
ID:TKg/yKdsvk
ダイイチルビー、セイウンスカイ、ダイワスカーレット(3人全員)
604 :
お前
2025/06/01 22:32:49
ID:CrXpcWHZTs
「お兄さまっ!」
「お、お兄さま?」
「トレーナーさん、まさかそういう趣味が・・・」
「いや、俺が呼ばせている訳じゃないんだけど・・・」
ルビーは何も言わないが空間にかかる圧は強くなっているような気がした。
「・・・さて、今日は皆で併走をしよう」
<アルタイル>の四人全員で併走トレーニングを行う事にした。
ライスシャワーのデビュー戦が近いので、実戦に近い形式のメニューにしたのだ。
「ハンデとして、ライス以外には重い蹄鉄を使ってもらう」
「脚力も鍛えられそうですね」
かつてタマモクロスと重い蹄鉄を使ったトレーニングをした事がある。
結果としてスカイの最大の敵を作り出す事にはなってしまったが、それはトレーニングの効果が高い事も意味している。
「スタート!」
先頭に立ったのは抜群のスタートを切ったスカーレット。
高い集中力がスタートの上手さにも繋がっている。
二番手はスカイ。
スカーレットの外から様子を窺っている。
「速い・・・!」
ライスは三番手の位置から前に何とか食らいついている。
ペースはそこまで速くないが、デビュー前のライスにはまだ速い。
ルビーはその後ろで脚を溜めている。
「ライスー!追い抜くタイミングを見極めろー!」
ライスの得意な作戦はおそらく先行策。
持ち前のスタミナで粘り、終盤に抜け出す王道の走り方だ。
「はっ!」
ルビーが最初に仕掛けた。
外からライスに並ぶ。
「あ」
前にはスカーレット、その外のやや後ろにはスカイ、隣にはルビー。
進路を塞がれてしまった。
「ごめんなさいお兄さま・・・」
「まだまだ経験不足って感じだな。それは仕方ない。ここから成長していけば良いんだ」
チームの先輩達との併走で、課題を見つける事が出来たのだった。
ライスシャワーのデビュー戦での枠順は
>>605
(1〜8番)
605 :
トレーナー君
2025/06/01 22:33:30
ID:m6XJsUVbAo
7番
606 :
トレーナーさま
2025/06/02 22:37:04
ID:jwqNoflQVY
「今回はマイル戦。特にスピードが求められるレースになる」
ついにやって来たライスシャワーのメイクデビューの日。
もっと長い距離に適性がありそうだが、現状の基礎能力に合わせてマイルレースを選んだ。
「うぅ・・・ちゃんと走れるかな・・・」
「これまで身につけた事を実践すれば必ず良い結果となるかと」
「そうそう。そんなに気負わず、気楽に走りましょ〜」
「ライスさんなら絶対勝てます!」
三者三様の激励で、ライスの目にも気迫が宿る。
「うんっ!ライス、とにかく頑張る!」
今日のコースは良バ場。
ライスの言う、ライスが引き起こしてしまうような不幸はまず起こらないだろう。
「今、一斉にスタートしました。バラついたスタートとなりました。さぁ前に出たのは2番。その後ろを6番と1番。少し離れて7番のライスシャワーが行きます」
四番手からのスタート。
先頭集団から少し距離を取り、進路を塞がれないようにしている。
「良いぞ。ちゃんと考えられてる」
全体的にコーナーで外に膨らんでしまう。
ライスもそれに合わせて外に出る。
「ちょっとロスが気になるな・・・」
ライスシャワーの着順は
>>607
(1〜3着)
607 :
アナタ
2025/06/02 22:38:00
ID:Px.sS1ezZk
1着
608 :
アナタ
2025/06/03 22:35:21
ID:UmJRbBtnPY
「7番、前を狙っている」
コーナーの終わり、直線に入ったところでライスが前に出た。
コーナーで集団が横に広がっていたので、追い抜きやすくなっていた。
「残り400m。良い位置ですね」
「あとはスタミナね」
他のウマ娘と比べて外を走っていたため、どうしても距離のロスがあった。
今回はライスにとって初めての公式レース。
不安や緊張で消耗しやすくなっているかもしれない。
「いや・・・心配しなくても良いみたいだな」
ライスの走りを見て、その考えを改める。
今のライスは目の前のレースを勝つ事だけに集中している。
その走りには余計な考えが混じっていない。
「先頭は7番!7番ライスシャワーが先頭に立った!」
最終直線、二番手の位置からスムーズに抜け出た。
「たっ!」
「しかし後ろから5番が追う!さらに1番!内からは3番も来ている!」
拮抗した実力のウマ娘達が競う中、ライスだけがその一歩前を走っていた。
「7番!そのまま先頭でゴールイン!」
「よし!」
「やった!」
「お〜」
ライスシャワーは無事に一着。
息を整えながら、こちらに向かって手を振る。
「良いレースだったな」
ライスシャワー達と食べる料理は
>>609
(レース場内で食べられるもの)
609 :
使い魔
2025/06/03 22:36:00
ID:H2qzgqoexk
カレーライス
610 :
トレピッピ
2025/06/04 22:34:41
ID:73Ct3x6OA2
「今日はよく頑張ったな。好きなだけ食べてくれ」
「えへへ、良いの?やったぁ!」
ライスのデビュー戦終わり、レース場内の飲食店で食事を取る事にした。
ウマ娘向けのメニューもあり、たくさん食べるウマ娘を満足させられる。
「わぁ・・・!美味しそう!」
巨大な皿に山のように盛られたカレーライス。
小柄なライスと比べるとより大きく見える。
「にゃはは・・・レベルが違うな〜」
「アタシも負けていられないわ!」
「やめておいた方がよろしいかと」
本格的なスパイスカレーというよりも家庭の味に近い。
「すげぇ」
「あの、動画撮っても良いですか?」
周りに人が集まってきた。
「ライス、大丈夫か?」
「う、うん。ライスを見て皆が楽しくなってくれるなら」
ライスの顔が広まればファンが増える。
グランドライブでも実感したが、やはり応援は力になる。
「あれがチーム<アルタイル>の新人か。面白そうな娘だな」
「ライスシャワーちゃんって言うのね!これから応援してみようかしら!」
ライスが食べているのを見て、多くの人が幸せになっている。
ライスは不幸ではなく幸せを運んでいるのだ。
「ごちそうさまでした!」
思わぬところで、ライスがファンを獲得したのだった。
佐岳メイと出かける時間は
>>611
(朝・昼・夕・夜のいずれか)
611 :
アナタ
2025/06/04 22:35:30
ID:rqQQGfCmeg
朝
612 :
お姉ちゃん
2025/06/05 22:37:28
ID:VSXAHr2qD.
「トレーナー、朝早くからすまないな」
「いえいえ、俺も楽しみにしていましたから」
今日は佐岳メイさんと朝から出かけていた。
「朝食専門店、前から気になってはいたんだがなかなか勇気が出なくてね。ははっ、世界に挑戦するの勇気はあるのにな!」
栄養バランスと美味しさの両立にこだわった朝食の専門店が一ヶ月ほど前にオープンした。
その店に一緒に行かないかと誘われたのだ。
ウマ娘の健康な身体を作るためにも、健康な食事について色々と知っておいた方が良いだろう。
「じゃあ俺はAセットで」
ご飯に味噌汁、焼き魚など、シンプルだがとても美味しそうだった。
「Bセットは洋食なのか」
ロールパン、スクランブルエッグやウインナーなどがセットになっている。
どれも自然な味付けで、添加物等は一切使われていないらしい。
「美味しかったな」
「はい、勉強にもなりました」
佐岳メイと次に行く場所は
>>613
(屋内施設)
613 :
マスター
2025/06/05 22:38:00
ID:H2CrLbXJws
バッティングセンター
614 :
相棒
2025/06/06 22:32:43
ID:J8.N4w6VTk
「次は腹ごなしに運動だな!」
朝からの集合だったため、時間的な余裕はある。
「ここにしよう」
「バッティングセンターですか。良いですね」
野球は大人数が集まらないと試合を行えないが、バッティングセンターなら少人数でも出来る。
「だっ!?」
当たると思ったが、当たらない。
フルスイングの反動でフラついてしまう。
「ははは!力み過ぎだ!」
「良ければお手本を見せて下さい」
「よし、しっかり見てろ」
小柄な佐岳さんだが、バットを軽々と振っている。
スイングだけ見ても、既に上手そうだ。
「よっと!」
バットが快音を響かせ、ボールが矢のように飛んでいく。
「ホームラン!?」
「どうだ?良いスイングは無駄な力を入らないんだ。まぁ、昔アメリカで教わった事の受け売りだけどな」
海外を飛び回ってきた佐岳さんにとって、スポーツも心を通じ合わせるための手段だったらしい。
「俺も・・・!」
無駄な力は入れず、芯でボールを弾き飛ばす。
「やった!」
流石にホームランエリアには入らなかったが、かなり良い飛び方をしたように思えた。
「やるじゃないか!あたし様も負けていられないな!」
その日はバッティングセンターだけでなく、様々なスポーツで汗を流し、競い合った。
佐岳さんとの交流を深める事が出来たのだった。
ライスシャワーの次走は
>>615
(ジュニア級9月〜12月に行われる、芝のマイルまたは中距離レース)
615 :
アネゴ
2025/06/06 22:35:00
ID:0cmq1DN7SI
デイリー杯ジュニアステークス
616 :
大将
2025/06/06 22:39:19
ID:JSf8fV8Tu6
いつも直下安価だから間に合ったためしがない…
617 :
お兄さま
2025/06/07 22:38:58
ID:.F2MXQEcNc
「ライス、次のレースなんだけど」
目標は凱旋門賞だが、それまでに国内で実績を積まなければならない。
ジュニア級でライスが走れそうなのは。
「デイリー杯ジュニアステークスはどうだ?」
京都レース場で行われる1600mのレースで、開催時期は11月の前半。
ライスにマイルはやや短いように感じるが、いきなり距離を伸ばす方が良くないと判断した。
レースの経験を積んでから徐々に伸ばしていくべきだろう。
「うん、ライスはそれで大丈夫だよ」
「デイリー杯ジュニアステークスと言えば、アタシも走ったレースね」
スカーレットも同レースを走り、勝利している。
同じレースだが、同じような展開になるとは限らない。
あくまでライスに合わせて調整していこう。
「八ツ橋に、お抹茶に、お団子!あ、ラーメンも有名だよね」
ライスは京都観光も楽しみにしているようだ。
「レース終わりにでも行こうか」
「うんっ!」
気持ち良く観光するためにも、レースは勝っておきたい。
目標レースまであと約三ヶ月、勝たせるためのトレーニングをしなくては。
ライスシャワー達と次に行うトレーニングは
>>618
(スピード・スタミナ・パワー・根性・賢さのいずれか)
618 :
トレーナー
2025/06/07 22:39:30
ID:YaQHuSt79o
スピード
619 :
モルモット君
2025/06/08 22:36:37
ID:FNDLYsokrA
マイルレースはスピードが非常に重要。
距離が短い分、全体的なスピードは速くなる。
「ルビー、一度本気を見せてあげてくれ」
「では」
ライスの手本にするため、ルビーの最高速を見せる。
「ひゃっ!?」
離れていたライスの方にまで風が吹き抜ける。
風を切り裂く速さはまさしく刃。
ライスは目を輝かせてルビーの走りを見ていた。
「ライスも、いつかこのくらい速く走れるようになれるかな?」
「研鑽を怠らなければ、あるいは」
ライスのやる気が上がったのが目に見えて分かった。
「まずはフォームの改良だ!脚を無駄無く回せるようになれば速くなるぞ!」
ルビーに手伝ってもらいながら、ライスのスピードを上げる訓練を行ったのだった。
ライスシャワーと話すウマ娘は
>>620
と
>>621
(それぞれ一人ずつ)
620 :
トレーナー
2025/06/08 22:37:30
ID:Jx5VXWWAZA
ダイワスカーレット
621 :
貴方
2025/06/08 22:38:33
ID:oJ/4eFmlpg
イナリワン
622 :
あなた
2025/06/09 22:35:21
ID:F9eTaQXmB.
「京都と言えば寺社仏閣だな!特に伏見稲荷は見逃しちゃいけねぇぜ!」
「ああ。イナリ、さんだからですね」
スカーレットとイナリワンがライスと話していた。
ライスはデイリー杯ジュニアステークスが開催される京都に興味津々らしい。
「えへへ、今から楽しみなんだ」
「レースの方は心配してないみたいですね」
「うん。ライスにはお兄さまがついてるから」
イナリワンはそれを聞いて笑う。
「はっ!自信があるのは良いけどよぉ、油断はするんじゃねぇぞ」
かつてスカーレットと激しく競い合ったイナリワン。
レースの先輩としてライスに忠告する。
「京都には急坂がある。しっかり対策しとかねぇと痛い目見るぜ?」
イナリワンは京都レース場での経験もそれなりにある。
「菊花賞や天皇賞・春に出るなら、今のうちに慣れておくと良いですね」
スカーレットもデイリー杯ジュニアステークスやエリザベス女王杯で京都の坂を経験してきた。
京都に限らず、コースの特徴をしっかり把握する事は勝つために重要だ。
「しっかり練習しないと!ライス、今から走ってくる!」
「え、ちょっと!?ライスさん!?」
「外は雨だが・・・引き止めるのは野暮ってもんか」
レースに向けて、ライスシャワーのモチベーションも上がってきていた。
ライスシャワーと次に行うトレーニングは
>>623
(自由な形式)
623 :
アンタ
2025/06/09 22:36:00
ID:Uad4jMEX..
いっぱい食べて体力をつける
624 :
トレ公
2025/06/10 22:31:45
ID:T0gbh1qD02
今日はお休み
625 :
相棒
2025/06/11 22:42:52
ID:mFFJv1bLFc
「お疲れ様。今日もよく頑張ったな」
最近のライスはトレーニングに熱が入っており、基礎能力も上がってきている。
負荷のかかるメニューも少しずつ増やしているが、ライスは懸命に頑張っている。
「あ」
ライスのお腹が鳴いた。
「早く夜ご飯の時間にならないかな・・・」
朝夕の食事は寮で提供される。
個人の時間に合わせるのは難しい。
「そうだ、俺が何か作るよ」
「お兄さまが?」
この前佐岳さんと朝食専門店に行ってから、栄養や食事、調理法について詳しく調べた。
学んだ事を活かす良い機会だ。
「今日はたくさん動いたし、たくさんエネルギー補給しよう」
夕食前ではあるが、かなりの健啖家であるライスなら大丈夫だろう。
カフェテリアのキッチンを借り、料理を作っていく。
「ライスもお手伝いするね」
「助かるよ。まだまだ俺も初心者だから」
理論はある程度理解しているが、技術が足りない。
料理は経験で上手くなるものだ。
「ふぅ、とりあえず出来たな」
出来上がった料理は、焦げたり形が崩れたりしてしまっていた。
味に大きな悪影響は無いとは思うが、満足のいく結果ではない。
「せっかく作ったんだもん、全部食べるよ!」
「俺も!」
ライスシャワーが作った料理は
>>626
(米を使う料理)
626 :
貴方
2025/06/11 22:43:29
ID:AeaJMAPv3Q
パエリア
627 :
使い魔
2025/06/12 22:49:39
ID:re/ibn0Co.
「せっかくだし、ライスも作るね」
「何を作るんだ?」
ライスは料理を作るのが好きらしい。
ライスはたくさん食べるので、自分で料理が出来た方が都合が良かったのだろう。
「パエリアを作ろうかなって。お魚とお米があったから」
「おお!美味しそうだな!」
パエリアは魚介類などと米を合わせて炊くスペイン料理。
具材の旨みが米に乗る事で美味しくなるのだ。
「良い匂いがしてきた」
「もう少しだよ」
味付けや盛り付けなど、ライスは全ての調理工程が丁寧だ。
臆病な性格が良い方向に働いていると言える。
「出来たーっ!」
「す、すごい量だけど、夕飯前に食べて大丈夫か?」
今更だが、これからこの山盛りのパエリアを食するのか。
「うん、たくさん食べた分明日いっぱい走るから」
こうして、ライスシャワーは大量の料理を平らげた。
「えへへ、お腹膨らんじゃったね」
ライスシャワーがトレーニングで走るのは
>>628
(芝またはダート)
628 :
アナタ
2025/06/12 22:50:31
ID:Y1CMKnwrWk
ダート
629 :
お姉さま
2025/06/13 22:23:42
ID:MpsB3LyJxU
「ライス、今日はとにかく走るぞ」
「・・・はいっ!」
昨日は流石に食べさせ過ぎた。
太り気味になる前に、エネルギーとして消費させよう。
脚への負担が少ないダートコースで量をこなす。
「6周目!」
今回はスピードよりもスタミナを意識したメニューだ。
ライスの長所をさらに伸ばそう。
「体幹を意識するんだ!」
何も意識せず走るのと、何が大事が意識しながら走るのでは効果が全く違う。
どこに効いているか意識しながら筋トレする事で実際に効果が上がるという研究結果も出ている。
「お腹さん、戻って!」
ダートの砂でライスのジャージがどんどん汚れていく。
この汚れは努力の証だ。
スタミナだけでなく、長く走るための根気も持ち合わせている。
「お疲れ様。100周走ったけど、疲れはどうだ?」
「うん、疲れたけど、全然大丈夫だよ」
ライスの走りも安定してきた。
デイリー杯ジュニアステークスが近付いてきたが、これなら安心して送り出せそうだ。
デイリー杯ジュニアステークス当日のバ場状態は
>>630
630 :
相棒
2025/06/13 22:24:50
ID:4s7WMVoW8o
良
631 :
お前
2025/06/14 22:37:58
ID:bedJW.axlU
デイリー杯ジュニアステークス当日。
天気にも恵まれ、バ場状態は良。
気持ち良く走れる状態だろう。
「お昼寝日和ですね〜」
「ライス日頃の行いが良いからだな」
「そ、そんな事無いよ・・・」
ジュニア級のレースでは、実績に大きな差は出ない。
ここまで無敗のウマ娘もそれなりにいる。
しかし、その無敗記録を伸ばし続けるのはそう簡単ではない。
18人前後のウマ娘がいて、勝者はたった一人。
担当ウマ娘をその一人にするのがトレーナーの仕事だ。
「ライスさん、準備は整いましたか」
「・・・うん」
緊張はあるが、臆している訳ではなさそうだ。
その眼差しには強さが籠っている。
「ライス、自分を信じて頑張ってみる」
ライスシャワーと同じ作戦のウマ娘の数は
>>632
(0〜4人)
632 :
アンタ
2025/06/14 22:39:00
ID:MFs.zHiAB2
0人
633 :
アネゴ
2025/06/15 22:33:57
ID:AxhwaQBGSI
「三番人気は2番ライスシャワー」
「かなり気合いが入っているように見えますね」
ライスの才能はまだ世間に広く認知されていない。
三番人気なのも仕方無いだろう。
「さぁ最後に14番がゲートに入ります。・・・今スタートを切りました。ややバラついたスタート。一番人気の6番は少し出遅れたか」
ライスは良いスタートを切り、前の方につけた。
「先頭争いは8番と9番。その後ろを行くのは12番。少し離れた位置に2番がいます」
ライスは前から四番手の位置。
周りにウマ娘がいないのでブロックはされないだろう。
「コーナーに入り、12番が上がってきた。外から前二人に並ぶ」
ライスはまだ動かない。
十分な速度を十分な時間維持するためには最適なポイントで仕掛ける必要がある。
スピード型でないライスは早めに仕掛けるべきだが、かと言って早過ぎてもいけない。
「・・・ここだ!」
ライスは下り坂に入った直後に加速した。
「させないっ!」
「らぁっ!」
後ろのウマ娘が数人反応してついてくるが、差はまだ残っている。
「2番ライスシャワー!ここで前に出る!」
ライスシャワーの着順は
>>635
(1〜3着)
634 :
お姉さま
2025/06/15 23:59:03
ID:fTaW0sOJbs
2着
635 :
トレーナーさま
2025/06/16 00:01:00
ID:gslLSHLCuc
1着
636 :
モルモット君
2025/06/16 22:36:09
ID:EhnVtDol3w
「くっ!?」
逃げていたウマ娘達はライスの仕掛けに反応出来ず、先頭をあっさり譲り渡してしまった。
先頭に立ったライスシャワーは少しずつ加速していく。
「もう少しなのにっ」
後続のウマ娘がライスを外から抜きにかかる。
しかし、コーナーの外を回る分距離のロスが生まれ、なかなか追い抜けない。
「行けぇぇぇぇぇぇぇっ!」
「最終直線!先頭は2番!2番のライスシャワーだ!二番手との差はおよそ3バ身!これは強い!」
ライスがそのまま押し切った。
「やったぁっ!」
笑顔でこちらに手を振るライス。
今のライスが出来る完璧なレースだった。
「おめでとうございます!ライスさん!」
レース後、スカーレットが駆け寄る。
「ありがとう!」
「この後はウイニングライブです。そちらも抜かりないように」
ライスシャワーの初重賞制覇。
GI、そして凱旋門賞にも希望が見えるレースとなった。
ライスシャワー達と行く場所は
>>637
(京都のどこか)
637 :
アナタ
2025/06/16 22:37:00
ID:gslLSHLCuc
清水寺
638 :
アナタ
2025/06/17 22:38:56
ID:BChKYIiUNQ
「本物はやっぱり違うわね!」
やって来たのは清水寺。
スカーレットはその雰囲気に圧倒される。
「確かスカーレットはVRで来た事があるんだっけ」
以前、スカーレットのエリザベス女王杯前にVRウマレーターを使って清水寺を訪れた事がある。
VR映像も非常にリアルだったが、本物は何となく違う気がする。
「わぁっ、綺麗・・・!」
紅葉がかなり進んでいて、清水の舞台の周りが赤く染まっている。
「記念写真を撮ろうか」
近くの人に写真をお願いする。
たまたまその人はライスのファンだったので、喜んで引き受けてくれた。
「ライスさん、中央へ」
頑張ったライスを写真の真ん中に据える。
「ありがとうございました」
「いえ!むしろこちらこそありがとうございます!あの、もし良かったら私達とも・・・」
「良いですよ、是非」
観光だけでなくファンとの交流も出来たのだった。
海外レースへの課題は
>>639
(海外洋芝適性またはロンシャン適性)
639 :
トレ公
2025/06/17 22:40:00
ID:F8nnQ08hnA
海外洋芝適性
640 :
お兄ちゃん
2025/06/18 22:25:41
ID:VSaXVBI7mo
「一回目のL'Arc代表交流戦は年末に行われる!VRウマレーターを使って、精密に再現したロンシャンレース場を走るんだ!」
ぶっつけ本番で海外レースに挑戦するのは無謀だ。
ある程度海外のレース場に慣れておかなければ勝負にすらならないだろう。
「海外の芝に慣れるために、今からVR空間のロンシャンレース場に行こう!」
こうして、プロジェクトL'Arcの参加者でVR空間にダイブした。
「すごくリアルですね!まるで本物です!」
ライスの同期であるゼンノロブロイも参加していた。
デビューは遅れたものの、やっとプロジェクトに本格参加出来るようになったようだ。
「お友だちは・・・来られないようですね」
マンハッタンカフェはどこか不安そうだった。
「ライス、軽く走ってみてくれ」
「うん、お兄さま」
海外洋芝は、日本の和芝よりもグリップが効かない。
そのため、速いタイムは出にくい。
「水分が逃げにくいから、雨が降るとバ場状態はかなり悪くなるぞ。特に凱旋門賞の時期は雨が多いから、対策は必須だな」
佐岳さんはじょうろを使って水を撒く。
芝を触らせてもらうと、ドロドロとしているがまとまりが無いように感じた。
これでは脚を取られて非常に走りづらいだろう。
「一度本気で走ってみるね」
「ああ、転ばないようにな」
VR空間内とは言え、怪我には気を付けたい。
「思っていたより交流戦は重要そうだな」
交流戦当日の天気は
>>641
(晴れまたは雨)
641 :
大将
2025/06/18 22:26:59
ID:RN5l.H8UOU
雨
642 :
お前
2025/06/19 22:36:21
ID:et8d9Lbbrw
「Bonjour! japonais Umamusume!」
プロジェクトL'Arc代表交流戦では、フランスのウマ娘もVR越しに参加してくれる。
簡単に世界と繋がれる時代なのだ。
「えっと、ぼんじゅーる!」
ほとんどの日本のウマ娘やトレーナーでフランス語を話せないようだった。
かく言う自分もフランス語はあまり分からない。
もう少し練習しておかなければ。
「ニッポンのウマ娘、との、走り、楽しみでした!」
逆にフランスのウマ娘達も日本語は自信が無いようだった。
言葉の壁はあるが、同じレースを走れば等しくライバルになれる。
「本物のロンシャンレース場では、雨が降っている。だから今回の交流戦も雨仕様だ」
佐岳さんはフランスの代表と話し合っていた。
佐岳さんは流暢なフランス語で会話している。
「皆!今日のレースは本番じゃない!あくまで環境に慣れるための練習だ!だが是非全力で挑んでくれ!全力で挑戦したその先に大きな成長があるはずだ!」
初めての海外レース。
未知の事だらけだが、ライスシャワーならきっと何か掴んでくれるはずだ。
ライスシャワーの枠順は
>>643
(1〜12番)
643 :
貴様
2025/06/19 22:37:00
ID:rD9JonNNhA
5番
644 :
マスター
2025/06/20 22:41:25
ID:UjcwYehR6k
ゼンノロブロイが加わり、プロジェクトL'Arcに参加する日本のウマ娘は6人になった。
フランスのウマ娘6人と合わせて計12人で、ロンシャン芝2400m右回りのレースを行う。
ライスシャワーは5番からのスタート。
先行策を取るなら良い枠だ。
「ヨロシク!オネガイシマス!」
「ひゃ、ひゃい!よろしくお願いします!」
フランスのウマ娘にとってロンシャンレース場はホームグラウンド。
芝やコースの形状にも慣れており、当然有利だ。
凱旋門賞でもこのアドバンテージを持ったまま挑めるので、強敵がさらに強くなってしまう。
差を埋めるためには、日本勢もこの環境に慣れておかなければならない。
「さぁ交流戦が始まりました。先頭争いは4番と8番、外から12番。前はフランス勢で固まっています」
日本勢はスタートもスムーズではなかった。
雨でぬかるんだ地面が蹴る力を分散させて逃がしてしまう。
洋芝に合った蹴り方を、日本のウマ娘は知らない。
「10番がいて、その後ろに日本勢の5番ライスシャワー。2バ身ほど離れて1番のゼンノロブロイ」
ライスは慎重に脚を前に出す。
まだ感覚が追いついていないようだ。
「そうだ、焦らなくていい。チャンスはある」
最初に仕掛けたのは
>>645
(日本勢またはフランス勢)
645 :
トレぴ
2025/06/20 22:42:00
ID:ypaVer80sQ
フランス勢
646 :
使い魔
2025/06/21 22:38:54
ID:flLjOC01W.
フォルスストレート、偽りの直線に入る。
下り坂終わりでスピードが上がっている中、直線があればウマ娘は本能的にスパートをかけてしまう。
問題は、その長さ。
フォルスストレート自体が約250mある上に、一度コーナーを曲がって最終直線もある。
フォルスストレートに慣れておかなければ、体力は到底最後まで保てない。
「先頭集団が速度を上げる!日本勢を突き放しに来たか!」
先頭に固まっていたフランスのウマ娘達が加速する。
フォルスストレートを知っている彼女達は、適切な速度でゴールまで駆け抜けられる。
対して、日本のウマ娘は。
「ゼンノロブロイ!一気に加速!すごい脚だ!」
確かに良いスピードだが、やり過ぎだ。
フォルスストレートとフランス勢の動きのせいで、掛かってしまっている。
「ふっ!」
ライスも一拍遅れて加速する。
しかし、ライスの場合仕掛けのタイミングに対し速度が遅かった。
これでは先頭までは届かない。
「マンハッタンカフェとハッピーミークも前に出た!しかし思うようには伸びないか!?」
雨で重いバ場のせいで、差しは決まりにくい。
「一着は8番の・・・」
初の交流戦は日本勢の完敗だった。
ライスシャワーと話すウマ娘は
>>647
(ゼンノロブロイ・マンハッタンカフェ・ハッピーミークのいずれか一人)
647 :
ダンナ
2025/06/21 22:40:00
ID:6AGPBkGYlc
ハッピーミーク
648 :
マスター
2025/06/22 22:43:33
ID:27y/g9e7j2
「負けちゃったね・・・」
「ある意味当然か」
「課題は多いな」
敗戦は悔しいが、学びは多かった。
「・・・皆!よく頑張った!今回は海外経験の浅さが出たな。これを糧に、本番へ向けて調整していこう!」
佐岳さんは悔しさを見せない。
おそらく誰よりも悔しさを感じているだろうに、それを押し殺してポジティブな激励を送る事にしたのだ。
「むむ・・・これは、難しい」
「やっぱり海外のレースなんて早かったのかな・・・」
ライスは自信を失いかけているようだった。
スーパーオールラウンダーのハッピーミークも苦戦するロンシャンのコース。
芝も、コースの形状も、細かな環境も日本とは異なる。
流石に適応するには時間不足だった。
「それなら、慣れる。フランスに」
「ど、どこに行くの?」
VR空間内なので、レース場からは簡単に出られる。
「観光。ついてくる?」
確かに現地の雰囲気を知るのも良い手かもしれない。
また、敗戦の後のメンタルケアにもなる。
「あの、お兄さま」
「行っておいで。俺はトレーナー陣の反省会に参加するから」
その間、ライスとハッピーミークは出かける事になった。
ライスシャワー達が出かける場所は
>>649
(フランスの観光名所のどこか)
649 :
お姉さま
2025/06/22 22:44:30
ID:EyDIjdoQ9A
ルーヴル美術館
650 :
使い魔
2025/06/23 22:30:10
ID:j6PP.XFRig
いくら超高性能のVRウマレーターとは言え、フランス全てをVRで再現している訳ではない。
有名な観光地しか実装されていないが、その分再現度は高い。
「芸術的」
「わぁ・・・っ!」
ライスシャワーとハッピーミークは、世界トップクラスの美術館と名高いルーブル美術館に来ていた。
誰もが知っている絵画や彫刻などの芸術作品が並んでおり、建物や展示室自体も非常に芸術的だ。
「ライスもこんな絵を描いてみたいなぁ」
「ぼー」
それぞれのペースで館内を見て回る。
会話は多くないが、居心地は悪くなさそうだ。
「フランスがどんな国か分かった気がする」
「そうなの?すごいね」
「むん。フランスと言えばフランスパン」
ライスは苦笑いをした。
「はい、半分」
美術館から出て、サンドイッチを食べる。
フランスパン半分くらいの大きさなので、ライスは一分もかからず食べ切ってしまった。
「意外とゆっくりじゃない」
「えへへ、美味しかったから」
独特な距離感を保ったまま、二人の観光は終わった。
ライスシャワーの次の目標は
>>651
(皐月賞または日本ダービー)
651 :
トレぴっぴ
2025/06/23 22:30:51
ID:PMJRmEthd2
ダービー
652 :
トレーナー君
2025/06/23 22:31:00
ID:9l99x/f0rY
日本ダービー
653 :
お姉ちゃん
2025/06/24 22:38:48
ID:fR1Z2g5i/M
最初の代表交流戦が終わり、次の目標に向けて動き出す。
海外に挑むためには、国内でも結果を残さなければならない。
「ライス、次の目標だけど、日本ダービーはどうだ?」
「わぁ、ダービー!ライスもダービーに出られるの!?」
生涯に一度しか走れないレース、日本ダービー。
クラシック級の頂点を決める戦いだ。
「ああ、出走資格はある。適性もある。あとは君のやる気次第だ」
「それなら、やる!ライスが勝ったら、きっと皆幸せになってくれると思うから!」
ダービーウマ娘は誰もが認める輝かしい存在。
ライスがダービーウマ娘になれば、きっと周囲は祝福してくれる。
ライスが人々に勇気を与える事も出来るだろう。
「よし、まずはダービーウマ娘にアドバイスを貰おう」
「そっか、<アルタイル>にはダービーウマ娘がいるんだ!」
ライスシャワー、セイウンスカイと行うトレーニングは
>>654
(心・技・体のいずれか)
654 :
お前
2025/06/24 22:39:50
ID:hZ6U/ICAlk
心
655 :
トレーナーさま
2025/06/25 22:39:06
ID:kviASlCb4c
「ふむふむ、ダービーについてのアドバイスですか〜」
「うん、やっぱり経験者に聞くのが一番だと思ったから」
セイウンスカイはダービーと菊の二冠ウマ娘。
中長距離で最強になったウマ娘として、ライスに与えられる情報は多いはずだ。
こうして経験者から情報を得られるのはチームの特権だ。
「そうですね・・・やっぱり心、じゃないですか?しっかり考えて走ると心に余裕が生まれますよ」
視野を広く持ち、レース全体を支配するかのような気持ちで走る。
そうすれば焦らず冷静になれるはずだ。
「そっか、ちゃんと考えて走らないとなんだね!ライス、これからは気をつけるよ!」
もちろんライスも無心で走っている訳ではないだろうが、スカイほど戦略的に走れてはいない。
基礎体力がついた今、次に必要なのは精神と戦略なのかもしれない。
「ありがとう!これで強くなれそう!」
ライスシャワー達と出かける場所は
>>656
(街または自然)
656 :
使い魔
2025/06/25 22:40:00
ID:scoQqv5.eo
丸の内のビル街
657 :
貴様
2025/06/26 22:41:37
ID:ofXoPwuDqw
今日はお休み
658 :
お兄ちゃん
2025/06/27 22:22:51
ID:cBbXEhqcrY
「き、緊張するね・・・」
「ひゃー・・・」
高層ビルが立ち並ぶビル街。
ライスとスカイは雰囲気に圧倒されている。
「精神を安定させるんだ。平静を保って」
ライスに尋ねたところ、都会に緊張するとの事だった。
緊張する場所に飛び込む事で心を鍛えるのだ。
「う、うん。・・・お兄さまはこういうところによく来るの?」
「頻繁に来る訳じゃないな。ルビーとスカーレットとたまに来るくらい」
この辺りは高層ビルが立ち並ぶ中に、歴史的な建造物も残っている。
他とは違う独特な街並みには発見も多い。
「わぁ・・・!良いなぁ・・・!」
洋服を見ていると、ライスがあるものの前で足を止めた。
「おー、かわいらしい帽子ですね」
「欲しいのか?」
ブラウンのリボンが付いたベージュのハット。
ライスによく似合いそうだ。
「うん・・・でもちょっと高くて買えないかも・・・」
確かに、他の商品と比べてやや高価だ。
学生では簡単に手が出せない金額かもしれない。
「それなら、俺が買っ」
言いかけて、言葉を止める。
659 :
トレぴっぴ
2025/06/27 22:23:00
ID:cBbXEhqcrY
「・・・ルビーにはダメって言われるか」
何でも買ってあげたくなるが、甘やかし過ぎても本人のためにならない。
ルビーのように己を律する心が必要だ。
これはウマ娘だけでなくトレーナーの心を鍛えるトレーニングだったのかもしれない。
「どうしました?トレーナーさん」
「・・・いや、何でもない。ライス、今日は我慢しよう。買うならダービーが終わってからだ」
ダービーは少し先。
心を鬼にしてそれまではお預けだ。
「はぁ、俺ってやっぱり甘いのかな・・・」
後日、ライスが欲しがっていた帽子を一人で買いに行った。
売り切れる前に確保しておき、ダービー後に贈る事にしたのだ。
「・・・その分トレーニングは厳しくいくか」
ライスシャワーと次に行うトレーニングは
>>660
(スピード・スタミナ・パワー・根性・賢さのいずれか)
660 :
貴方
2025/06/27 22:23:30
ID:S8sKrYfn0k
パワー
661 :
トレーナーちゃん
2025/06/28 22:42:59
ID:rIyoPbztDs
「ライス、今日はパワーを重点的に鍛えよう」
「どんな事をするの?」
集団から抜け出すパワーを鍛えるためのメニューを考えてきた。
「走るライスを何人かで囲むから、そのブロックを突破するんだ。出来るだけ減速せずにな」
実際のレースでは減速はあまりしたくない。
一度落とした速度を再び上げるのはかなりの体力が必要になるからだ。
「スカイは前、内はルビー、外はスカーレットだ。レースを想定して走ってくれ」
「畏まりました」
「要はいつも通りですね」
「抜かせないのは得意よ!」
クラシック級に上がったばかりのライスには手強過ぎる相手だ。
だが、トレーニングならこのくらい難しい方が良い。
「スタート!」
まずライスが試したのは最内から抜く方法。
ルビーは内ラチのギリギリを走っている訳ではないので、スペースはある。
「うっ」
ライスの加速に反応して、ルビーも加速する。
その際にやや内に寄りライスの通り道を無くす。
「それなら!」
スカーレットのさらに外から抜くプランに変更する。
「させないわ!」
スカーレットは若干外に出てライスの移動にロスを生ませる。
外に行けば行くほど走る距離が伸びる事になるため、差は縮めにくい。
「はっ!」
スカーレットが外に出た分、内側にスペースが出来た。
「やっぱりそう来ますよね〜」
ライスシャワーはブロックを突破出来たか
>>662
662 :
トレーナーちゃん
2025/06/28 22:43:30
ID:qlki3aYnd2
突破出来た
663 :
トレぴっぴ
2025/06/29 22:44:07
ID:NfX9luXz4g
スカイはライスの進路変更のタイミングに合わせて少しだけ減速する。
スカーレットが作ったスペースを狭めたのだ。
「このくらい、よくある事ですよ」
妨害行為と認められないレベルでの、レース中のブロックはほぼ毎回起こる。
故意かどうかは関係無く、そういった状況があるという事だけ覚えておけば良い。
「外からだとロスが大き過ぎて抜けない。内にはスペースが無くて抜けない。難しいけど、こういう場面は絶対に来る」
ライスはこれをどう打開するのか。
もしくは為す術無く沈むのか。
「・・・やるしかないんだ」
ライスはそのまま前に突っ込む。
スカイとスカーレットの間に無理矢理入るつもりか。
「それは結構難しいんじゃないですか〜?」
スカイはさっきと同じように少しだけ減速する。
スカーレットとの間にあるスペースが小さくなってしまう。
「はっ!」
しかしライスの狙いはまた別にあった。
スカイが減速した瞬間を狙って、スカーレットの外に一気に回り込んだ。
664 :
トレピッピ
2025/06/29 22:44:13
ID:NfX9luXz4g
「ウソ!?」
逆を突かれて反応が遅れたスカーレット。
ライスは最高速でスカーレットを抜く。
スカイも減速してしまっていたため、ライスの仕掛けに反応出来ない。
「スカーレットさんの反応速度を上回るとは」
スカーレットは後ろのウマ娘の動きを敏感に感じ取る。
ただのフェイントは通じないはずだ。
「たぁぁぁぁぁっ!」
ライスはそのままゴール地点に到達した。
「すごいぞライス!よくあれを突破出来たな!」
「えへへ」
スカーレットは何か考え込んでいるようだった。
「何か感じたのか?」
「・・・ええ。なんて言うか、気配が違ったわ。抜いてやるぞって気配が、内と外のどっちにもあったの」
スカーレットの感覚は非常に正確だ。
もしかすると、これがライスの隠された武器なのかもしれない。
「・・・もう少し見極めてみないとな」
トレーナーと出かけるウマ娘は
>>665
(ライスシャワー・ダイワスカーレット・セイウンスカイ・ダイイチルビーのいずれか一人)
665 :
トレぴっぴ
2025/06/29 22:45:00
ID:zMXQ.dH0sI
ダイワスカーレット
666 :
トレーナー
2025/06/30 22:43:45
ID:FTobGjRJXQ
「トレーナー!こっちに結構あるわよ!」
「今行く!」
今日はダイワスカーレットとゴミ拾いボランティアに来ていた。
普段から走り込みで通る道なので、たまには恩返しをしたい。
「こんなにポイ捨てが多いなんて!許せないわ!」
「そうだな。せっかくの綺麗な街並みなのに」
トレセン学園が近いので、この近辺はウマ娘専用レーンやウマ娘関連の店も多い。
トレーナーとしても暮らしやすい街だ。
「きゃっ!?」
草の中からバッタが飛び出してきた。
スカーレットが尻もちをつく。
「大丈夫か!?」
「う、うん。ちょっとびっくりしただけ」
手を差し出し、スカーレットを立たせる。
「バッタも、ゴミが無くなって嬉しかったのかもな」
「ふふっ、何それ。アンタにしてはメルヘンチックね」
その後も次々とゴミを拾っていった。
街だけでなく心も綺麗になったように感じた。
ダイワスカーレットと食べるものは
>>667
(食べ歩ける軽食やスイーツ、ドリンクなど)
667 :
貴様
2025/06/30 22:45:00
ID:wn3wMNplfc
クレープ(チョコバナナ)
668 :
トレピッピ
2025/07/01 22:41:05
ID:s8P3290lTA
「ふぅ、流石に疲れたな」
「ふふん!アタシは全然疲れてないわよ!」
得意げに胸を張るスカーレット。
「そうか、疲れたから甘いものでも食べようかと思ったんだけど、要らなそうだな」
「何だか疲れてきたような気がするわね」
歩いていて目に入ったのはクレープを売るキッチンカー。
ちょうど良いのでここでクレープを買う事にした。
「何にする?」
「もちろん一番人気のチョコバナナよ!人気があるって事は、たくさんの人が美味しさを保証してくれてるって事だもの!」
「確かにそうだな。俺もチョコバナナにするよ」
王道には王道である理由がある。
チョコ、バナナ、クリーム、そしてクレープ生地。
この相性に間違いは無い。
「ん〜!やっぱり美味しい!」
スカーレットの表情は幸せに満ち溢れている。
「実はこのコーヒーアボカド味も気になってたんだけど・・・」
「後悔するからやめておきなさい。挑戦と自爆は違うわよ」
冷静にたしなめられた。
スカーレットは熱さだけでなく冷静さも持ち合わせている。
「ゴミ、全然落ちてないわね」
「ああ、頑張って拾った甲斐があったな」
帰り道にゴミは一つも落ちていなかった。
クレープを食べながら学園に帰る時の足はいつもより軽やかだった。
皐月賞に出走するウマ娘は
>>669
(ゼンノロブロイ・マンハッタンカフェのどちらか、または両方)
669 :
トレーナーちゃん
2025/07/01 22:42:00
ID:YzDSmv2xps
ゼンノロブロイ
670 :
アナタ
2025/07/02 22:40:41
ID:znd85O7j3A
「栄誉あるクラシック三冠の初戦、皐月賞。18人のクラシック級ウマ娘が挑みます」
「今年も期待のホープが集まっていますよ」
皐月賞。
基礎能力向上を優先しライスシャワーには回避させたが、せめて現地で直に見てもらう事にした。
同期の勇姿を見て良い影響があるかもしれない。
「4番ゼンノロブロイ。デビュー戦は3着でしたが、その後は二連勝。GIIIに続きGI制覇も成し遂げられるか!」
「頑張れーっ!ロブロイさーんっ!」
ライスの声援に気付いたのか、ゼンノロブロイがこちらを見たような気がした。
だがかなり緊張しているようだった。
「実力を出し切れると良いんだけど・・・」
元々内気な性格のようだが、今はさらにおどおどしているように見える。
「ロブローイ!しっかり見てるからなーっ!」
少し離れた席にノートを持ったトレーナーらしき人物がいた。
ゼンノロブロイはその姿を見て安心したように微笑んだ。
「差し切るか!?いや届かないっ!ゼンノロブロイが粘る!そのままゴールイン!」
皐月賞ウマ娘、ゼンノロブロイが誕生した。
一見地味だが、確実に実力はある。
これからライスのライバルになるウマ娘の一人だろう。
ライスシャワーのトレーニングを手伝うウマ娘は
>>672
(登場済みのウマ娘一人・ただしゼンノロブロイは不可)
671 :
お兄ちゃん
2025/07/02 23:45:27
ID:h7yS/e59Gs
マンハッタンカフェ
672 :
お兄さま
2025/07/03 00:01:01
ID:VpjZlzav3A
イナリワン
673 :
キミ
2025/07/03 22:39:41
ID:puqArtTO/k
「ライスもロブロイさんに負けないくらい頑張るぞー!おー!」
ライスのモチベーションは高い。
皐月賞を観戦した影響もあるだろう。
「ゼンノロブロイは好位置をキープして最後に抜け出す先行策。ライスと似ている走り方だな」
走り方が似ているという事は、強みと弱みも共通しているという事。
お互いに吸収し合いながら強くなっていきたいものだ。
「先行策を取ったウマ娘が苦手とするのは末脚勝負だ。逃げほどじゃないけど、前を走り続ける分スタミナを多く使う。後ろで脚を溜めていたウマ娘に一度でも並ばれると、トップスピードの差があるから簡単に抜かれてしまう」
「タイミング良く抜け出して、リードを守り切るのが大事なんだね」
早めにスパートをかけてリードを生み出すのが良いが、早過ぎては最後まで速度を保てない。
とにかくタイミングが大事だ。
「後ろからのプレッシャーに耐えながら、ベストなタイミングで抜け出す練習をしよう。助っ人を呼んでおいた」
「誰だろう・・・?」
そろそろ約束の時間だ。
「待たせたな!イナリ様のお出ましだ!」
勢い良くドアを開けて入ってきたのはイナリワン。
スカーレットのライバルとして何度か走ったウマ娘だ。
彼女の爆発的な末脚はきっとライスの走りを強化してくれる。
「よろしくお願いしますっ!」
併走トレーニングで走る距離は
>>674
(800m〜2400m)
674 :
マスター
2025/07/03 22:40:30
ID:VpjZlzav3A
1600m
675 :
ダンナ
2025/07/04 22:35:15
ID:U4o6Xf8U86
今日はお休み
676 :
貴様
2025/07/05 22:37:29
ID:plH8BPDDTE
「距離は1600m。マイルレースというより、中距離レースの途中から、みたいな感じで走ってくれ」
今回のトレーニングではスパートのタイミングやトップスピードの向上に重きを置く。
ある程度脚を使った後でスピードをどれだけ維持出来るかも大事だ。
「はっ!」
「らぁぁっ!」
「ライス!第三コーナーで差を縮められるなよ!」
適切なリードを保ち続けないと、イナリワンに簡単に差し切られる。
イナリワンの末脚は脅威。
スカーレットもその豪快な追い込みに何度も追い詰められた。
「おうおうライスよぉ!そんなもんじゃねぇだろ!?お前さんに残ってる全部をぶつけてきな!」
「はああああああっ!」
最後は二人の末脚勝負。
ライスは必死に逃げる。
しかしイナリワンがゴール間際に追いついた。
「今回はイナリワンが一歩上手だったな」
「気合いはバチバチと伝わってきたぜ!意外と根性あるじゃねぇか!」
「うんっ!ありがとう!」
先輩の走りから多くを学べたライスシャワーだった。
ライスシャワー達と参加するスポーツは
>>677
(チームスポーツ)
677 :
トレぴ
2025/07/05 22:38:30
ID:4crv8Htzow
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