【微閲覧注意】シン・ウマ娘サバイバルホラー~洋館から脱出せよ!~
1 : 今度は削除されないよう気をつけます・・・   2024/05/06 11:18:35 ID:wv84T33FKE
サトノグループのビデオゲーム部門が制作したVRホラーゲームが、モニター試験のために再びトレセン学園へと持ち込まれた

『前回はバグが多く見受けられましたので、今回はそれらを取り除いた、全年齢寄りの改良版です!』
『今回こそ最初にクリアした人には、サトノグループから特別なプレゼントがあります!』

サトノダイヤモンドが発したこの一言により、素人からゲームマニアまで。こぞって挑戦するウマ娘達。果たして特別なプレゼントは誰の手に渡るのか!?
今、ウマ娘達の挑戦が始まる!
471 : インターミッション(今回の分です)   2024/07/16 09:59:53 ID:y8kaxOAD.w
「もーっ! 酷いですよ!! 何かエグいかと思ったらバグのせいで出オチ同然じゃん!」
「本ッ当にごめんなさい、ヒシミラクルさん。バグチェックを抜かったこちらの落ち度です」

あっと言う間に挑戦が終わったと思ったら、まさかの理由が発覚したために。ヒシミラクルは現場でデータ取りを担当していたサトノクラウンに詰め寄っていた

「ヤエノさんやドトウちゃんは? 長く遊べてたのに私はこんだけって、せっかくプールから逃げられると思ったのにぃ・・・」
「重ね重ねすみません・・・」

ガックリと肩を落として会場から去って行くヒシミラクルの背中を、サトノクラウンは見送った後。バグの修復をしようとしたその時である
彼女がふり返ると同時に、ウマレーターのカプセルが閉じて動き出したのだ

「あれ? ウマレーターが動いてる・・・ダイヤー! 今誰か使ってる?」
「あっ、今ヴィブロスさんが入ってるよ」
「えぇっ!? アレ、セレブとかとは真逆なのに・・・」
「何でも『こー言うのも楽しんでこそセレブでしょ♪』とか何とか・・・」
「うぅん、大丈夫なのかなぁ・・・このソフト、デフォルメしてるとは言えVRだから恐怖度満点なのに・・・」

果たして、どうなってしまうのか・・・
472 : 導入1   2024/07/16 10:05:20 ID:y8kaxOAD.w
「・・・おぉ~。何かすっごいセレブなお屋敷!」

特に何事もなく、洋館の扉を開けて入ってきた小柄なウマ娘の名は、ヴィブロス。近年頭角を現しつつある三姉妹の末っ子で、甘え上手な妹系だ
煌びやかなセレブに憧れを持っており、多少古びてるとは言え彼女のセンスと洋館のデザインは見事にマッチしていたようだ

「フフフ、お姉ちゃんには内緒でクリアして、お土産持って帰ってあげよーっと!」

果たしてこの無邪気さがどこまで続くのか。見物である


(LP54、攻撃力71、防御力32)
(続いて武器と精神力ロール)

473 : 導入2   2024/07/16 10:10:44 ID:y8kaxOAD.w
「・・・何かこれセレブっぽくない。もっとこう、セレブな感じの武器が良かったなぁ」

置かれていた盾とピストルを手に取るのだが、ヴィブロスは不満そうだった
とは言え、事前にサトノダイヤモンドから説明は受けていたので不承不承ではあるが活用する気はあるようである


(精神力74。武器は防護盾&ピストルとなりました)
(よって最終ステータスはLP54、攻撃力71、防御力62、精神力74です)
(次のレスより、ゲームスタート!)

474 : 1ターン目   2024/07/16 10:20:04 ID:y8kaxOAD.w
「えーっと、こう言う探し回るゲームって、左手? 右手? どっちから回るんだっけ・・・」
<Beep! Beep!
「っ、何!? 何!?」

遊んだことのあるテレビゲームを思い出しながら探索を始めようとした矢先のことだ
突如としてエントランスの中に警報音が響き渡る。それに反応して現れたのは、二足歩行のトカゲ、リザードマンだ

(トラップ発動! 警報装置だ!)
(警報に反応してリザードマンが現れた!)

475 : リザードマンのステータス   2024/07/16 10:21:56 ID:y8kaxOAD.w
「な、何か強そぅ・・・」

(LP59、攻撃力68、防御力97)
(リザードマンの防御力がヴィブロスの最大火力を上回っているため、次のレスで逃走ロール!)

476 : 3ターン目   2024/07/16 10:33:21 ID:y8kaxOAD.w
(ヴィブロスは逃げ出した!)
(しかし、まわりこまれてしまった!)
(リザードマンの一回目の攻撃!)
(攻撃値19-防御力62-精神力74=117のカウンターダメージ!)
(リザードマンを倒した!)

「うぅ、えいっ!」
「!?」
「だ、だーっしゅ!」

勝てる相手ではない。そう判断した彼女は早かった。ピストルを相手の足下目がけて撃ち、その隙に逃げ出したのだ
だが、それで稼げたのは僅かで、直ぐに追いつかれてしまう

「syaaaa!!」
「きゃっ!? ・・・あれ、動けてる?」

爪を振り上げ、襲いかかるリザードマンをヴィブロスは盾で迎え撃つ
VRウマレーター特有のモーションアシストがある。その事に気づいたヴィブロスはピンチの顔から一転、いつもの小悪魔的な笑みを浮かべた

「えいっ!!」
「Gya!?」

『人形だから弱点も同じ』、と言う安直な考えで思い切りその足を踏みつけたのだ
ヒトミミに踏まれても痛いのだ、ウマ娘の脚力であればどうなるかは想像に難くない
両目と舌が飛び出るほどに驚いたリザードマンは特大の隙を晒してしまい、追撃のピストルで倒されてしまうのだった

477 : 4ターン目   2024/07/16 10:39:13 ID:y8kaxOAD.w
「ふふ~ん、アタシってば強ぉ~い♪ このまま一気に行っちゃうよ!」

アクシデントがあったが、幸先の良いスタートを切れてご機嫌なヴィブロス
心なしかスキップしているようにも見える足取りで進んでいると、遠くから何かを割るような音が彼女の耳に飛び込んできた

「? 今のは・・・」
「Bowwow!! Bowwow!!」
「あっ! ワンちゃん・・・じゃない!?」

音のした方を振り向くと、走ってくる犬らしき影が見えてくる
だがそれは彼女の想像したのとは全く違う、おぞましい姿のゾンビ犬だった

(ゾンビ犬が現れた! 次のレスでステータス)

478 : ゾンビ犬のステータス(少し短いですが、今回はここまでとします)   2024/07/16 10:41:16 ID:y8kaxOAD.w
「Grrrrrr・・・!」
「何かズルズルで、ドロドロで、気持ちわるいよ・・・」

(LP99、攻撃力73、防御力9)
(次のレスより、戦闘開始!)

479 : 閲覧者感想:スタイリッシュ当て身カウンターはロマン(≒セレブ)   2024/07/16 20:21:09 ID:zqMFFIrnUQ
『ハンドガン&防護盾』の強みを1発目(>>476)でいきなり引き出せたヴィブロスの行く先は明るい☆
逃げ失敗の敵攻撃ターンで2回攻撃する攻撃側が絶望を背負うのはこの武器だけ!
480 : 470   2024/07/16 21:25:22 ID:EiWo8MvD2M
おお始まったありがとうございます
481 : 5ターン目(今回の分です)   2024/07/17 10:29:06 ID:ns911nE056
(ヴィブロスの攻撃!)
(攻撃値13-防御力9+精神力74=78のダメージ!)
(ゾンビ犬の残りLP99→21)

「あったれぇっ!」

盾とセットになっているピストルは、ハンドガンと比べると小さく威力は劣っている
だが、それはあくまでも普通に撃ったときの話であり、的確に狙えば十分なそれを持っていた

「!?」

銃撃により出鼻をくじかれたゾンビ犬は反応が遅れ、すかさず放たれた二の矢ならぬ二の弾をもろに受けてしまうのだった

482 : 6ターン目   2024/07/17 10:31:33 ID:ns911nE056
(ゾンビ犬の特殊能力! 噛み付き攻撃! 1D20の追加ダメージ!)
(今回は20の追加ダメージを与えるぞ!)

483 : 6ターン目   2024/07/17 10:41:57 ID:ns911nE056
(ゾンビ犬の攻撃!)
(攻撃値55-防御力62-精神力0+追加ダメージ20=13のダメージ!)
(ヴィブロスの残りLP54→41)

「やった! このままやっちゃうよ~!」
「Grrrrrr・・・!」

攻撃が当たったことで浮かれていたのだろう。まだ倒していない状態でヴィブロスは隙を晒してしまった

「Bowwow!!」
「えっ、ちょっと待っ―――!?!?!?」

姿勢を低くし、一気に懐へ潜り込んだゾンビ犬が、彼女の足に噛み付いたのだ

「やっ、やぁだぁっ! 何すんのよぉっ!」

深くなる前に振りほどくことは出来たのだが、噛み付かれたという事実はヴィブロスの幼い心に恐怖を植え付けるのに十分だった

484 : 7ターン目   2024/07/17 10:50:41 ID:ns911nE056
(ヴィブロスの攻撃!)
(攻撃値39-防御力9+精神力74=104のダメージ!)
(ゾンビ犬の残りLP21→0)
(ゾンビ犬を倒した!)

「むぅ~、お返し!!」

狙いもそこそこに、ヴィブロスはピストルを撃つ。銃弾はゾンビ犬に命中するも、大したダメージはないように思えた
だが彼女の本命は・・・

「“相手のゴールに、しゅーっ!!”」
「!?!?!?」

先ほど自分がやられたのと同じように、一息で間合いを詰めて思い切りゾンビ犬の顎をサッカーよろしく蹴っ飛ばしたのだ

「“蝶! えきさいてぃん!”・・・だっけ? トレっちがこの前言ってたのって」

トレーナーよ、何を教えているんだ・・・

485 : 8ターン目   2024/07/17 10:55:36 ID:ns911nE056
「サトノは“コイツは手強いサバイバルホラーです!”って言ってたけど、確かにやり応えあって面白いかも!」
「Gyaoooow!!」
「きゃっ!? 今度は何!?」

二度目の戦闘で早くも慣れてきたのか。ヴィブロスの足取りは軽い
だが、そうは行かぬと言わんばかりにゲームシステムから第三の刺客、猿のビッグハンドが送り込まれてきた

「Wooooo!!」
「わわっ、今度はお猿さんだ!」

(ビッグハンドが現れた! 次のレスでステータス)

486 : ビッグハンドのステータス(少し短いですが、今回はここまでとします)   2024/07/17 10:57:16 ID:ns911nE056
「今のアタシはさいきょーだもん、かかってこーい!」

(LP17、攻撃力25、防御力58)
(次のレスより、戦闘開始!)

487 : 9ターン目(今回の分です)   2024/07/18 22:48:18 ID:upS7WZgTDg
(ヴィブロスの攻撃!)
(攻撃値45-防御力58+精神力0=ダメージはない!)

「それっ!」
「!」
「ヤバっ、外しちゃった!?」

ピストルの狙いを定め、ヴィブロスは引き金を引く
しかしビッグハンドは俊敏な動きでそれらを全て回避したために銃弾はいくつか調度品に当たる程度であった

488 : 10ターン目   2024/07/18 22:55:28 ID:upS7WZgTDg
(ビッグハンドの攻撃!)
(攻撃値16-防御力62-精神力0=46のカウンターダメージ!)
(ビッグハンドの残りLP17→0)
(ビッグハンドを倒した!)

「Gwooooo!!」
「見切った!」
「!?」

太い腕を振りかざし、殴りかかるビッグハンド。ヴィブロスはそれを盾で受け止め、押し込まれる前に一気にかち上げた
それによって大きく体勢を崩された彼に、その後の追撃を防ぐ術は存在しなかった

「ふふ~ん。今の感じ、何かセレブみたい! スタイリッシュに決めちゃった!」

489 : 10ターン目   2024/07/18 22:56:00 ID:upS7WZgTDg
(画像が抜けてました。すみません)

490 : 11ターン目   2024/07/18 22:57:43 ID:upS7WZgTDg
(ヴィブロスはアイテムを見つけた!)
(ヴィブロスはダガーナイフを手に入れた!)
(ダガーナイフ所持数0→1)

「おー、何か格好いいナイフ!」

491 : 12ターン目   2024/07/18 23:02:05 ID:upS7WZgTDg
「柄のデコレーションとか、これってセレブの懐刀って感じがする~! ・・・ん?」

手に入れたダガーナイフのデザインが琴線に触れたのか、顔をほころばせるヴィブロス
そんな中、彼女の鼻は覚えのある匂いを感じ取っていた

「この感じ、まさか・・・」
「Wryyyyy・・・」
「で、出たぁっ!?」

(ゾンビが現れた! 次のレスでステータス)

492 : 12ターン目   2024/07/18 23:04:05 ID:upS7WZgTDg
「うぎゅぅ、気持ちわるい・・・やっつけてやるんだから!」

(LP93、攻撃力64、防御力61)
(次のレスより、戦闘開始!)

493 : 12ターン目   2024/07/18 23:04:59 ID:upS7WZgTDg
(また画像が抜けてました。本当にすみません)

494 : 13ターン目   2024/07/18 23:21:11 ID:upS7WZgTDg
(ヴィブロスの攻撃!)
(攻撃値24-防御力61+精神力74=37のダメージ!)
(ゾンビの残りLP93→56)

「あったれぇっ!」

腐臭を漂わせながらじりじりと接近してくるゾンビに臆することなく、ヴィブロスは戦いを挑む
連射された弾丸が命中し、確実にゾンビへダメージを与えるのだった

495 : 13ターン目   2024/07/18 23:32:02 ID:upS7WZgTDg
(ゾンビの攻撃!)
(攻撃値60-防御力62-精神力0=2のカウンターダメージ!)
(ゾンビの残りLP56→54)

「Wryyyyy!」
「っとと、外れ~♪」

倒れかかるほどの勢いで襲いかかるゾンビを躱し、ヴィブロスはすれ違い様に再びピストルを撃つのだが・・・

「むぅ・・・あんまり効いてない感じ?」

背中に何か仕込んでいたのか。先ほどよりダメージは与えられなかった

496 : 15ターン目   2024/07/18 23:38:24 ID:upS7WZgTDg
(ヴィブロスの攻撃!)
(攻撃値30-防御力61+精神力74=43のダメージ!)
(ゾンビの残りLP54→11)

「まだまだ!」

まだも倒れないゾンビを再び撃つヴィブロス
銃弾は腐りかけの身体を貫き、削っていくがそれでも倒すには至らなかった

497 : 16ターン目   2024/07/18 23:48:09 ID:upS7WZgTDg
(ゾンビの攻撃!)
(攻撃値40-防御力62-精神力0=18のカウンターダメージ!)
(ゾンビの残りLP11→0)
(ゾンビを倒した!)

「いい加減しつこいっ!」

いくら撃っても倒れないゾンビに業を煮やしたヴィブロスは、盾を構えて思い切り体当たりする
不安定な体幹とぶつかられた勢いで壁際まで吹っ飛ばされたことで遂に限界が来たのか。そのまま動きを止めて消え去るのだった

「疲れちゃった・・・ふぅ」

498 : 17ターン目(キリが良いので今回はここまでとします)   2024/07/18 23:55:45 ID:upS7WZgTDg
「うーん、さっきから同じ事ぐるぐる回ってるような気がするなぁ・・・」

一息ついた後。再び探索を始めるヴィブロス
エントランスやダイニングルームは既にほとんど回りきってしまったため、残るは中央にある、二階へ上がる階段だけだった

「そーいえば、あっちはまだ見てなかったっけ? よし、行ってみよ”っ!?」

そう言って階段を上ろうと手すりに手を掛けたその瞬間。文字通り雷に打たれたような衝撃がヴィブロスを襲った
これまでに多くの挑戦者達を襲ってきた罠、テーザーセントリーが牙を剥いた瞬間であった

(トラップ発動! テーザーセントリーだ! 1D6の数値分、行動不能に!)
(今回は4ターンの間、動けないぞ!)

499 : 18ターン目(今回の分です)   2024/07/20 12:23:28 ID:gt0jYi4slI
(しびれが取れるまで、あと4ターン)

「う~・・・こんなの、セレブじゃなぃぃ・・・」

電撃が命中した際に転んでしまったのか、ぶつけてしまった鼻の痛みで泣きそうになっているヴィブロス
身体が痺れてしまっているために負傷箇所を押さえることもできないのも合わさって、彼女のテンションは急転直下だった

「・・・・・・何か聞こえた・・・?」

そんな中、何かが歩くような音を彼女の耳は拾っていた
ゾンビでもゾンビ犬でも、ビッグハンドでもない。その音の正体は・・・

「ひっ・・・!」

巨大化したカマキリ、パラドキラーであった
彼は、目の前に倒れているヴィブロスの姿を認めると、ゆっくりと近づいてきたのである

(パラドキラーが現れた! 次のレスでステータス)

500 : 18ターン目(今回の分です)   2024/07/20 12:25:41 ID:gt0jYi4slI
「や・・・やだ、こっちこないで・・・」

(LP74、攻撃力47、防御力50)
(次のレスから、戦闘開始・・・できるのかこれ?)

501 : 19ターン目   2024/07/20 12:30:03 ID:gt0jYi4slI
(ヴィブロスはシビれて動けない!)
(しびれが取れるまで、あと3ターン)
(パラドキラーの攻撃!)
(攻撃値38-防御力62-精神力74=ダメージはない!)

「―――」
「うぅ・・・!」

警戒しているのか、ツンツンと様子を見るようにヴィブロスをつつくパラドキラー
身につけている防具のお陰で無事ではあるが、それでもそう長くは持たないだろう

502 : 20ターン目   2024/07/20 12:34:48 ID:gt0jYi4slI
(ヴィブロスはシビれて動けない!)
(しびれが取れるまで、あと2ターン)
(パラドキラーの特殊能力! 捕獲行動!)
(1D10の回数分、防御力を無視して攻撃できるが、ダメージは半分となるぞ!)
(今回は6回までダメージを与えられるが、パラドキラーの最大火力がヴィブロスの防御力を下回るため、1回で終了する!)

503 : 20ターン目   2024/07/20 12:45:41 ID:gt0jYi4slI
(パラドキラーの捕獲攻撃!)
(攻撃値29-精神力0÷2=19のダメージ!)
(ヴィブロスの残りLP41→22)

「えっ、何々!?」

パラドキラーが動いた。折りたたんでいた鎌を開いたかと思えば、左右のそれらを使ってヴィブロスの小さな身体を持ち上げたのだ
突如として自身を包んだ浮遊感に困惑するヴィブロス。だが、次の瞬間

「――――」
「え? え? やだ、止めてよぉっ!!」

口を開き、彼女の肩にがぶりと噛み付いたのだ
フィードバックによって本人に伝わる痛みと、ダメージを受けた事を示す赤いエフェクトが肩から飛び散ったことでヴィブロスは恐慌状態に陥ってしまう
その際に反射が身体のしびれを上回ったのか、力一杯振りほどくことで脱出に成功する
しかし、根本的には何の助けにもなっていなかった

504 : 21ターン目   2024/07/20 12:50:52 ID:gt0jYi4slI
(ヴィブロスはシビれて動けない!)
(しびれが取れるまで、あと1ターン)
(パラドキラーの攻撃!)
(攻撃値36-防御力62-精神力0=ダメージはない!)

「―――」
「やだぁっ! 来ないでぇっ!!」

ダメ押しとばかりに、鎌を振り下ろしてくるパラドキラーの攻撃を、ヴィブロスは何とか盾で防ぐ
精神的にはまだまだ幼いウマ娘である彼女に、目の前の怪物はあまりにも強大に見えていた

505 : 22ターン目   2024/07/20 12:53:51 ID:gt0jYi4slI
(ヴィブロスのしびれが取れた!)
(ヴィブロスの攻撃!)
(攻撃値17-防御力50+精神力0=ダメージはない!)

「やだやだやだぁっ!!」

狙いも何もなく、ピストルを乱射するヴィブロス
当然ながらそんな射撃では当たるはずもなく、弾丸は見当違いの方ばかりに飛んでいく
その中を悠然と進むパラドキラーの歩みは、さながら死刑執行のカウントダウンといった所だろうか・・・
506 : 22ターン目   2024/07/20 12:54:12 ID:gt0jYi4slI
(画像が抜けてました。すみません)

507 : 23ターン目   2024/07/20 12:55:34 ID:gt0jYi4slI
(パラドキラーの特殊能力! 捕獲行動!)
(1D10の回数分、防御力を無視して攻撃できるが、ダメージは半分となるぞ!)
(今回は9回までダメージを与えられるが、パラドキラーの最大火力がヴィブロスの防御力を下回るため、1回で終了する!)

508 : 23ターン目   2024/07/20 12:58:45 ID:gt0jYi4slI
(パラドキラーの捕獲攻撃!)
(攻撃値45-精神力0÷2=22のダメージ!)
(ヴィブロスの残りLP22→0)
(ヴィブロスは力尽きた・・・)

509 : GAME OVER・・・   2024/07/20 13:10:08 ID:gt0jYi4slI
「あっ・・・」

カチリ、とピストルから軽い音が鳴ると共にスライドが開いた状態で固定される。弾が切れた合図だ
これで落ち着いていたら、再装填して反撃を続けられるのだが今のヴィブロスにそんな余裕はなかった

「あっ・・・あっ・・・あっ・・・」

何度か引き金を引き続けて漸く悟ったのか。彼女は一目散に逃げようとする
だが、一歩遅かった

「きゃぁっ!!?」

そんな哀れな獲物と化した目の前の生き物を、パラドキラーは再び大鎌で。今度は絶対に逃げられないようにがっちりと身体を固定するようにして捕まえる

「やだ・・・やだよ・・・助けて・・・お姉ちゃん・・・シュヴァち・・・」

黒曜石をそのまま埋め込んだかのような無機質な瞳は、姉二人に助けを求めるヴィブロスを、まっすぐに見据えていた
『こいつはどうしてくれようか・・・』、言葉に表さずとも、きっと彼はそう思っているだろう・・・
510 : >>1   2024/07/20 13:18:03 ID:gt0jYi4slI
(誠に申し訳ありません。入力と処理をミスってしまったので>>508>>509はなしでお願いします)
(その次のレス、>>511から再会です)
511 : 23ターン目(こっちが正規ルートです)   2024/07/20 13:22:50 ID:gt0jYi4slI
(パラドキラーの捕獲攻撃!)
(攻撃値45-精神力0÷2=22のダメージ!)
(ヴィブロスはダガーナイフを使った!)
(パラドキラーを倒した!)
(ダガーナイフ所持数1→0)

「うぅ・・・えいっ!!」
「!?!?」

自らが喰われるビジョンが見えたヴィブロスの行動は早かった。捕獲される寸前、咄嗟にダガーナイフを投てきしたのだ
人間で言う眉間の辺りにナイフが突き刺さり、急所を破壊されたパラドキラーはそのまま消滅するのだった

512 : 24ターン目(切りが良いので今回はここまでとします)   2024/07/20 13:26:54 ID:gt0jYi4slI
「うぅ・・・ひぐっ・・・えぐっ・・・!」

恐怖体験の連続で、ヴィブロスの精神はもう限界であった
ませているとは言え、まだまだ彼女は年端もいかないウマ娘。やはり無理だったのだろうか・・・

「・・・でもここで終わるのはもっとイヤ!」

それでも己を奮い立たせ、彼女は進む。果たして、その先に待つものとは・・・?

(エリア移動成功。エリア1→エリア2)

513 : 閲覧者感想   2024/07/20 19:57:36 ID:lFdnvgPYK2
サトノクラウンとデバッグ班は肝冷やしただろうな…
『データ処理不具合が致命傷となり、エリア1でゲームオーバー』を
ヒシミラクルに続いて連続発生させる寸前だったってのは。
514 : --確認依頼事項--   2024/07/20 20:27:33 ID:lFdnvgPYK2
【1】『テーザーセントリーにかかると装備を落としてしまい、「ピストル/防護盾」装備時だと防御プラス値(+30)が無効になる(参考:>>68)』
って設定が
>>501(精神力補正が入って影響なし)
>>504(基礎の防御値が32のためダメージ発生)
では反映されてない
【1:追加】
反映されてると20ターン目の捕獲行動(>>502)が6回攻撃になっていた
(パラド攻撃47>ヴィブロス基礎防御32)

【2】>>503にて、29÷2が19になっている
515 : >>1   2024/07/20 21:10:22 ID:i6PTHYzE5Y
>>514
(確認しました。ご指摘いただきありがとうございます)
(一先ず、今回のヴィブロス編はこのまま進行して、それが終わり次第一度まとめと確認のパートを入れようと思います)
516 : 25ターン目(今回の分です)   2024/07/22 10:53:10 ID:0d4T9qFzis
「あっ、ナイフ・・・」

(ヴィブロスはアイテムを見つけた!)
(ヴィブロスはダガーナイフを手に入れた!)

517 : 26ターン目   2024/07/22 11:17:39 ID:0d4T9qFzis
「ホテルみたいに部屋がたくさんあるけど・・・何か不気味ぃ・・・」

屋敷の使用人達が使っていたであろう区画に、ヴィブロスの姿があった
ある程度は落ち着いてきたため表情は戻ってきているが、足取りはこれまでと比べてどうしようもなく重かった

「でもまぁ、お守りも見つかったからまだなんとかなるかな」

そんな中、見つけた二本のダガーナイフをポケットに押し込むヴィブロス
彼女の表情に、少しだけ余裕が戻る。だがゲームシステムは彼女に無慈悲な沙汰を下した

「・・・カチリ? 今何か・・・!? ケホッ、あにこれぇ・・・?」

歩いている内に何かのスイッチを踏んでしまったのか。天井のスプリンクラーに偽装した噴射口から黄土色のガスが噴射され、ヴィブロスはそれをもろに吸ってしまうのだった

(トラップ発動! ガス噴射装置!)
(エリア移動するまでの間、精神力が0になるぞ!)

518 : >>1   2024/07/22 11:18:44 ID:0d4T9qFzis
>>517
(誤字がありました。ダガーナイフの数は1本です)
519 : 27ターン目   2024/07/22 11:20:26 ID:0d4T9qFzis
「あ、ラッキー♪」

(ヴィブロスはアイテムを見つけた!)
(ヴィブロスはダガーナイフを手に入れた!)
(ダガーナイフ所持数1→2)

520 : 28ターン目   2024/07/22 11:25:38 ID:0d4T9qFzis
道中で二本目のダガーナイフを見つけたはいいものの、足下がおぼつかないために時々転びそうになるヴィブロス
そして・・・

「あっ、いったぁっ!?」

案の定、足を滑らせて派手に顔からずっこけた

「いたた・・・ん?」

ぶつけた鼻を押さえながら周囲を見渡すと、昆虫の標本を飾っている棚、その内の一つに、動かしたような痕があるのを発見したのだ

「ってことはこうすると・・・あっ、出口!」

物は試しと動かしてみると、彼女の予想通りそこには隠し扉が
これで完全にペースを取り戻したのか。いつもの朗らかな雰囲気をヴィブロスは取り戻したのだった

(エリア移動成功。エリア2→エリア3へ)
(ガス噴射装置の効果終了。精神力0→74)

521 : 29ターン目   2024/07/22 11:30:43 ID:0d4T9qFzis
「ここどこだろ・・・植物園か何かかな?」

扉を抜けた先は洋館の庭園部・・・ではなく、巨大なサンドームに覆われた場所だった
彼女が予測したとおり、植物園のような温室だったのだろう
もっとも、今現在は荒廃して見る影もないが

「お花も枯れちゃってるし・・・何か、何か出そう・・・」
<Beep! Beep!
「やっぱりぃっ!?」

在りし日は咲き乱れていたであろう花々を偲びつつ、先を行くヴィブロス
だが突如として警報装置が作動し、けたたましいサイレンに反応してリザードマンが茂みの中から飛び出してきたのだ

(トラップ発動! 警報装置だ!)
(警報に反応してリザードマンが現れた!)

522 : リザードマンのステータス   2024/07/22 11:33:11 ID:0d4T9qFzis
「むぅ・・・どんな奴でも負けないもん!」

(LP97、攻撃力95、防御力34)
(次のレスより、戦闘開始!)

523 : 30ターン目   2024/07/22 11:41:46 ID:0d4T9qFzis
(ヴィブロスの攻撃!)
(攻撃値45-防御力34+精神力74=85のダメージ!)
(リザードマンの残りLP97→12)

「せんてひっしょー!!」
「!?!?」

残る体力が少ない故か、ヴィブロスは驚くほど冷静だった
出てきた台詞とは裏腹にしっかりと狙いを定め、ピストルを撃つ
放たれた弾丸は的確にリザードマンの急所を捉え、予想だにしないダメージに彼は完全に出鼻をくじかれるのだった

524 : 30ターン目   2024/07/22 11:49:48 ID:0d4T9qFzis
(リザードマンの攻撃!)
(攻撃値27-防御力62-精神力0=35のカウンターダメージ!)
(リザードマンの残りLP12→0)
(リザードマンを倒した!)

「syaaaa!!」

破れかぶれの突撃。致命傷に近い傷を負わされたリザードマンが生き残るには、目の前の生き物をやるしかない。最も・・・

「よいしょっ!!」
「!?!?」

それが許されたらの話だが
ヴィブロスは器用に盾を用いて、突き出されてきたかぎ爪をアッパーカットよろしくすくい上げたのだ
それによって生じた隙に、彼の腹部へ鉛弾が突き刺さる
信じられないものをみたような顔―をしているかはわからないが、彼は驚愕と共に消滅するのだった

525 : 32ターン目   2024/07/22 11:55:47 ID:0d4T9qFzis
「どうだ、参ったかー・・・って、あれ、消えちゃった。そう言えば、そんなゲームだったっけ」

勝ち誇るヴィブロスだが、仕様を思い出したことであまり余韻には浸れなかったようだ

「まあいっか。次次・・・ん?」

そうして踏み出した次なる一歩。聞き覚えのあるカチリ、と言う音。そして・・・

<Beep! Beep!
「えっ、何!? あぁっ! ドアがぁっ!!」

けたたましいサイレンがサンドームの中に鳴り響く
警報装置と違う点は、出入り口と思しきドアにシャッターが降り、ドームの内側から鉄板がせり出してきた事で閉じ込められたことくらいだろうか

(トラップ発動! 隔壁閉鎖!)
(2ターンの間、エリア移動が出来なくなるぞ!)

526 : 33ターン目   2024/07/22 12:00:11 ID:0d4T9qFzis
「これもだめ・・・こっちも・・・開かない! あぁもう、アタシのバ鹿ぁっ!」

何とか出られないかと、ダメ元でドアを探しては開けようとし、仕様に弾き返されるヴィブロス
業を煮やした結果、どこぞの貴婦人よろしく壁でも蹴破ろうかと思い始めた矢先のことだ

「――――」
「・・・今、何か・・・っ!?」

ぞわり、と彼女の背筋に冷たいものが走る。ゆっくりと後ろをふり返ると・・・

「ひっ・・・!?」

見覚えのある緑色の身体に、無機質な複眼。パラドキラーがそこにいたのだった

(パラドキラーが現れた! 次のレスでステータス)

527 : パラドキラーのステータス(隔壁解除まであと2ターン)   2024/07/22 12:02:54 ID:0d4T9qFzis
「な、なんでこんな時にぃっ・・・!」

(LP100、攻撃力75、防御力77)
(パラドキラーの防御力がヴィブロスの最大火力を上回っているため、次のレスで逃走ロール!)

528 : 34ターン目   2024/07/22 12:12:16 ID:0d4T9qFzis
(隔壁解除まで、あと1ターン)
(ヴィブロスは逃げ出した!)
(しかし、まわりこまれてしまった!)
(パラドキラーの一回目の攻撃!)
(攻撃値3-防御力62-精神力74=133のカウンターダメージ!)
(パラドキラーの残りLP100→0)
(パラドキラーを倒した!)

529 : 34ターン目   2024/07/22 12:12:31 ID:0d4T9qFzis
「やだやだやだぁっ!! こっち来ないでぇっ!!」

危うくやられそうになった事を思い出したのか、涙目になりながらピストルを連射するヴィブロス
あの時と違う点があるとすれば、めくら撃ちであるにもかかわらず複数の銃弾が命中したことだろう

「!?!?!?」
「あ、あれ? 倒せた・・・?」

ピストルが弾切れになったため恐る恐る前を見据えるヴィブロス。そこには、既に何もいなかった
530 : 35ターン目   2024/07/22 12:16:28 ID:0d4T9qFzis
(隔壁解除。このターンから、エリア移動が解禁)

「やだやだやだぁっ!! こっち来ないでぇっ!!」

危うくやられそうになった事を思い出したのか、涙目になりながらピストルを連射するヴィブロス
あの時と違う点があるとすれば、めくら撃ちであるにもかかわらず複数の銃弾が命中したことだろう

「!?!?!?」
「あ、あれ? 倒せた・・・?」

ピストルが弾切れになったため恐る恐る前を見据えるヴィブロス。そこには、既に何もいなかった

「あはぁ~・・・ジュミョーが縮んだかもぉ・・・」

危機が去ったことでほっと胸をなで下ろすヴィブロス
パラドキラーが倒されるのとタイミングを同じくして、サンドームを封鎖していたシャッターが開いていく音が聞こえてきた

「ってことは・・・あっ、開いた!」

背にしていたドアも丁度ロックが解除されたことで、ヴィブロスは喜び勇んでそれを潜っていくのだった

(エリア移動成功。エリア3→エリア4へ)

531 : 36ターン目(半端な所ですが、今回はここまでとします)   2024/07/22 12:20:11 ID:0d4T9qFzis
(ヴィブロスはアイテムを見つけた!)
(ヴィブロスは傷薬を手に入れた! LPが50回復した!)
(ヴィブロスの残りLP22→54)

「回復アイテム! キューシにイッショーだよぉ」

532 : 各所の反応   2024/07/22 20:26:37 ID:1/FvmFpPzA
傷薬:
キタ!ついに!531レス目で求められた!!!

当て身カウンターはロマンなお方:
うひょぉ『最大与ダメージ』記録更新!
LP最大値100の相手をも消し去るオーバーキル…♪
ラスボスに対抗できる数少ない希望となる期待値を見せてくれてありがとう【>>528】!
533 : 37ターン目(今回の分です)   2024/07/24 10:45:34 ID:9WQjBdpq6Y
「ふぃ~・・・助かったぁ・・・」

傷薬をスプレーしたことで鎮痛成分が効いてきたのか。だいぶ落ち着きを取り戻してきたヴィブロス

「それにしても・・・ここってトンネル?」

そんな彼女は、まっすぐに敷かれたレールと等間隔に照明が配置されたトンネルに降り立っていた。先ほどの傷薬も、ここへ降りてくる途中の階段で拾ったものである

「うーん・・・こー言うのって“おにぎりか蛇口か”だっけ? とにかく行って見よー!」

ヴィブロス、正確には“鬼が出るか蛇が出るか”、ですよ

(エリア移動成功。エリア4→エリア5)

534 : 38ターン目   2024/07/24 11:26:47 ID:9WQjBdpq6Y
「おぉ~。でもセレブっていうより、どっちかって言うとシュヴァちが好きそうなタイプ?」

トンネルを抜けてヴィブロスがたどり着いた先は、稼働を止めて荒廃した発電所と思われる施設であった
人気がなくなって久しいであろうそこを探索していたその時だった

「Gwooooo!!」
「むっ! 出たな、モンスター!」

二階の吹き抜けから、勢いよく何かがヴィブロス目がけて飛び降りてくる
それ―ビッグハンドは奇襲するつもりだったようだが、彼女は即座にそれを回避すると臨戦態勢を整えるのだった

(ビッグハンドが現れた! 次のレスでステータス)

535 : 38ターン目   2024/07/24 11:29:48 ID:9WQjBdpq6Y
「うわ、すっごい腕・・・パパくらいすごいかも」

(LP16、攻撃力95、防御力9)
(次のレスより、戦闘開始!)

536 : 39ターン目   2024/07/24 11:37:16 ID:9WQjBdpq6Y
(ヴィブロスの攻撃!)
(攻撃値53-防御力9+精神力0=44のダメージ!)
(ビッグハンドの残りLP16→0)
(ビッグハンドを倒した!)

「Gwooooo!!」
「よっ、ほっ、バン!」
「!?」

丸太のように太い両腕を振りかざし、攻撃を仕掛けるビッグハンド
一方のヴィブロスはここまでで完全に使い方を理解したアシストをフル活用して全て回避し、抜き打ちでピストルを撃ち込んだのだ
そして被弾したことで怯むビッグハンドの顔面目がけて渾身のソバットを撃ち込んだのだ

「おりゃぁっ!!」
「Gyaon!?」

顔面に靴跡を付けられ、派手に吹っ飛んだビッグハンドはそのまま消滅するのだった

「ふふ~ん。やっぱアタシ、強すぎぃ?」

537 : 40ターン目   2024/07/24 12:18:24 ID:9WQjBdpq6Y
「発電所ってことは・・・うーん、行ったことないからわかんないなぁ・・・」

何か使えるものはないか、手始めに守衛室だった部屋を探し回るヴィブロス
そこからさらに作業員用の休憩室などへも足を伸ばしてみるのだが、使い古された作業着以外は見つからなかった

「きゃっ!? 何コレ・・・血・・・?」

その内の一着が血で赤黒く染まっていたのを見て、腰を抜かしそうになるヴィブロス。そのためか、背後から近寄ってきていたパラドキラーの存在に気づいていなかった

「―――」
「っ、危ないっ!!」

寸での所で察知したため、彼女は九死に一生を得るのだった

(パラドキラーが現れた! 次のレスでステータス)

538 : 40ターン目(少し短いですが、今回はここまでとします)   2024/07/24 12:19:53 ID:9WQjBdpq6Y
「・・・って、あれ? 小さい?」

(LP28、攻撃力2、防御力31)
(次のレスから、戦闘開始!)

539 : 41ターン目(今回の分です)   2024/07/26 10:59:06 ID:n7StwReWrg
(ヴィブロスの攻撃!)
(攻撃値67-防御力31+精神力0=36のダメージ!)
(パラドキラーの残りLP28→0)
(パラドキラーを倒した!)

「あったれぇっ!」

素早く動くわけでもなく、かといって極端に大きいわけでもない
現れたパラドキラーは客観的に見ても弱い個体だと判断したヴィブロスは躊躇することなくピストルを撃つ
彼女の見立て通り、銃弾を喰らったパラドキラーはそのまま消滅するのだった

540 : 42ターン目   2024/07/26 11:00:26 ID:n7StwReWrg
「あれって、スイッチ・・・? 危ないから近づかないどこ」

(ヴィブロスはトラップを回避した!)

541 : 43ターン目   2024/07/26 11:05:07 ID:n7StwReWrg
「うーん、使えそうなのは何もないかなぁ・・・あ!」

引き続き発電所を探索していたヴィブロスは、見取り図の中にトラムの発着所があるのを見つける
その場所へと行ってみると、幸いにもまだ車体は生きており、コンソールを動かせば直ぐにでも発車できそうであった

「しゅっぱ~つ!」

ドアを閉め、スターターを回すとゆっくりと走り出すトラム。レールの先には何が待っているのだろうか・・・

(エリア移動成功。エリア5→エリア6へ)

542 : 44ターン目   2024/07/26 11:08:55 ID:n7StwReWrg
時間にして十分ほどだろうか。殺風景な列車の旅を楽しんだ後に、ヴィブロスが降り立ったのは古い城の様な場所だった

「こー言う古いお城って、超セレブって感じ! それじゃあ早速・・・」
<Bowwow!!
「この声って・・・」

ウキウキとした気分で踏み込もうとした矢先、聞き覚えのある鳴き声と共に茂みの中からゾンビ犬が飛び出してきたのだった

(ゾンビ犬が現れた! 次のレスでステータス)

543 : 44ターン目   2024/07/26 11:10:53 ID:n7StwReWrg
「な、何かやばそう・・・!」

(LP61、攻撃力94、防御力26)
(次のレスより、戦闘開始!)

544 : 45ターン目   2024/07/26 11:20:56 ID:n7StwReWrg
(ヴィブロスの攻撃!)
(攻撃値25-防御力26+精神力0=ダメージはない!)

「えい!」

小柄な自身と比べても大きなゾンビ犬を警戒して、速攻で片を付けようとするヴィブロス
的確に狙いを定め、ピストルを撃つのだが・・・

「!!」
「嘘、外した!?」

外観からは想像も付かない程の俊敏さで、ゾンビ犬は回避してみせたのだった

545 : 46ターン目(中途半端ですが、今回はここまでとします)   2024/07/26 11:56:17 ID:n7StwReWrg
(ゾンビ犬の攻撃)
(攻撃値54-防御力62-精神力0=8のカウンターダメージ!)
(ゾンビ犬の残りLP61→53)

「Bowwow!!」
「っととっ!」

巨体を躍動させ、ゾンビ犬はヴィブロスに襲いかかる
あれに潰されればひとたまりもないだろうことは、容易に予想が出来たため彼女は寸での所でこれを回避する

「お返し!」
「!」

その直後に反撃の銃弾を撃ち込むのも忘れない。これで少しはダメージを与えられただろう

546 : 47ターン目(今回の分です)   2024/07/28 13:47:46 ID:kY6KmVklTo
(ヴィブロスの攻撃!)
(攻撃値12-防御力26+精神力0=ダメージはない!)

「えいっ!」

立て続けにピストルを撃つヴィブロス。だが・・・

「!」
「また外した!?」

またしてもゾンビ犬は回避してみせる。まるで彼女の手の内が解っているかのように

547 : 48ターン目   2024/07/28 13:57:36 ID:kY6KmVklTo
(ゾンビ犬の攻撃!)
(攻撃値77-防御力62-精神力0=15のダメージ!)
(ヴィブロスはダガーナイフを使った!)
(ゾンビ犬を倒した!)

「このっ!」
「Bowwow!!」
「外し・・・きゃぁっ!?」

何とかダメージを与えようと、もう一度ピストルを撃とうとするヴィブロスだが、ゾンビ犬の方が早かった
巨体を躍動させながら跳び上がり、勢いに任せてヴィブロスへ体当たりしたのだ
形としては彼女を押し倒す

「Grrrrrr・・・!」
「やっ、やだぁっ! どいてよぉっ!」

口元からよだれを垂らし、牙を剥くゾンビ犬に対し、ヴィブロスは必死に抵抗する

「うぅ・・・えいっ!!」
「Cyainn!?」

何とか動かせる左手でダガーナイフを抜くと、彼女はそれを思い切り相手の肩に突き刺した
獲物になるはずだった生き物からの反撃に面食らったゾンビ犬は、そのまま逃げ出すのだった

548 : 49ターン目(少し短いですが、今回はここまでとします)   2024/07/28 14:02:28 ID:kY6KmVklTo
「いたた・・・危なかったなぁ今の」

自分よりも大きい相手を追い払った事でまた少し、余裕ができたのだろう
ヴィブロスは適当な大きさの箱に腰を下ろす。すると・・・

「ほぇ? 何か下がって行ってる!?」

何かの拍子でスイッチが入ってしまったのか。周囲の床ごと箱が地面の下へと沈んで行くではないか
それが荷物運搬用の大型エレベーターであることに気づいた時には、既に彼女の姿は地下へと消えていたのだった・・・

(エリア移動成功。エリア6→エリア7へ)

549 : 50ターン目(今回の分です)   2024/07/29 10:48:00 ID:YaD2eZyXW2
(ヴィブロスはアイテムを見つけた!)
(ヴィブロスはダガーナイフを手に入れた!)
(ダガーナイフ所持数1→2)

「あ、ナイフ! ラッキー!」

550 : 51ターン目   2024/07/29 10:53:38 ID:YaD2eZyXW2
「あ、止まった・・・けど何もないじゃん」

あれから数分後。荷物の中に紛れ込んでいたダガーナイフを手に入れると同時にヴィブロスの乗るエレベーターは秋天へと到着していた
降りた先にあったのは、恐らく荷物の搬入に使われていたと思われる巨大なターンテーブルと、また別のエレベーターだった

「うーん・・・とにかく、行くっきゃないかぁ」

特にめぼしいものはないと判断したヴィブロスは、そのエレベーターへと乗り込むと今度は上へと登っていくのだった・・・

(エリア移動成功。エリア7→エリア8へ)

551 : 52ターン目   2024/07/29 10:54:52 ID:YaD2eZyXW2
(ヴィブロスはアイテムを見つけた!)
(ヴィブロスはダガーナイフを手に入れた!)
(ダガーナイフ所持数2→3)

「あ、またナイフ!」
552 : 52ターン目   2024/07/29 10:55:11 ID:YaD2eZyXW2
>>551
(すみません、画像が抜けてました)

553 : 52ターン目   2024/07/29 11:00:08 ID:YaD2eZyXW2
「ここって工場? 何かほこりっぽい・・・」

エレベーターを登っていった先でヴィブロスを待っていたのは、荒廃した工場らしき場所だった
使われなくなり、錆とほこりに覆われた工作機械が、まるで墓標のように鎮座している

「うぅ~こんなとこさっさと抜けて・・・」
<Beep! Beep!
「きゃっ!? 何なのっ!?」

早々に通り抜けようとした矢先。工場内にもはやおなじみとなったサイレンが響き渡り、窓という窓にシャッターが降りてロックされていく

「んもぅ、また閉じ込められたぁっ!」

(トラップ発動! 隔壁閉鎖だ!)
(2ターンの間、エリア移動が出来なくなるぞ!)

554 : 53ターン目   2024/07/29 11:01:26 ID:YaD2eZyXW2
(ヴィブロスはアイテムを見つけた!)
(ヴィブロスは傷薬を手に入れた!)
(ヴィブロスの体力は満タンだ!)

「うーん、今はジュースとか欲しいなぁ・・・」

555 : 54ターン目   2024/07/29 11:02:48 ID:YaD2eZyXW2
(隔壁解除まで、あと1ターン)
(ヴィブロスはアイテムを見つけた!)
(ヴィブロスは傷薬を手に入れた!)
(ヴィブロスの体力は満タンだ!)

「いらないよぉ・・・」

556 : 55ターン目   2024/07/29 11:07:57 ID:YaD2eZyXW2
(隔壁解除! 次のターンからエリア移動できるぞ)

「よい・・・しょっと。あ、出口!」

状況を確認するべく、積み上げられていたコンテナによじ登り、周囲を見渡すヴィブロス
遠目ではあるがシャッターが開いているドアを見つけると、彼女は喜び勇んでそちらへ向かおうとするのだが・・・

「―――!!」
「!!」

突如として発せられた殺気を感じ取ったのか。その場に止まりピストルと盾を構えた

「――――」
「うっ・・・またカマキリ・・・」

もはや何度目なのか数えるのが面倒になってきた相手、パラドキラーがヴィブロスの前へと現れる。一体どこへ隠れていたのだろうか

(パラドキラーが現れた! 次のレスでステータス)

557 : 55ターン目   2024/07/29 11:10:09 ID:YaD2eZyXW2
「何か、強そう・・・!」

(LP69、攻撃力33、防御力82)
(防御力がヴィブロスの最大攻撃値を上回っているため、次のレスで逃走ロール!)

558 : 56ターン目   2024/07/29 11:12:53 ID:YaD2eZyXW2
(ヴィブロスは逃げ出した!)
(しかし、まわりこまれてしまった!)
(パラドキラーの一回目の攻撃!)
(攻撃値32-防御力62-精神力0=30のカウンターダメージ!)
(パラドキラーの残りLP69→39)

559 : 56ターン目   2024/07/29 11:19:23 ID:YaD2eZyXW2
(パラドキラーの二回目の攻撃!)
(攻撃値31-防御力62-精神力0=31のカウンターダメージ!)
(パラドキラーの残りLP39→8)

「逃げるが勝ちっ!」

本能的に勝ちの目がないことを悟ったヴィブロスは、即座に逃げの一手を打つ
だがそれに対してパラドキラーは壁や天井を自在に使うことで彼女の進路へと一気に割り込んできたのだ

「――――」
「っ!!」

多くの獲物を葬ってきたであろう大鎌がヴィブロス目がけて振り下ろされる
ともすれば盾もろとも真っ二つにされてもおかしくない一撃を、彼女は盾に角度を付けることで冷静に受け流して反撃の銃弾を撃ち込んだ

「!?」
「ふふん、ウマ娘を嘗めないでよね!」

立て続けにカウンターを撃ち込まれ、パラドキラーは文字通り虫の息だ

560 : 57ターン目(中途半端ですが、今回はここまでとします)   2024/07/29 11:25:26 ID:YaD2eZyXW2
(ヴィブロスは逃げ出した!)
(しかし、まわりこまれてしまった!)
(パラドキラーの一回目の攻撃!)
(攻撃値9-防御力62-精神力74=127のカウンターダメージ!)
(パラドキラーの残りLP9→0)
(パラドキラーを倒した!)

「―――!!」
「残念、はずれ~」

なんとしてもコイツを仕留める、とばかりに鎌を振り回すパラドキラーだが、肝心のヴィブロスに対してかすりもしていない
闇雲にそうした結果、この狭い空間でどうなるかは火を見るより明らかだった

「!?!?」
「きゃぁっ!?」

荷物をぶら下げるロープを切ってしまったのだろうか。突如として落ちてきたコンテナがパラドキラーの体躯を下敷きにしたのだ
自分を遙かに上回る質量に潰されてはひとたまりもなく、パラドキラーはそのまま消滅するのだった

561 : 58ターン目(今回の分です)   2024/07/31 11:32:05 ID:.L3vYwdkxY
「早いところ通り抜けたいけど・・・」

稼働を止めて長いのだろう。機械や資材などが散乱し、まるで迷路のようになった工場をヴィブロスは進む
時にはコンテナを押したり、機械を乗り越えたりと進んでいた最中のことだ

「Syu・・・」
「!」

何者かの視線を感じ取ったヴィブロスはその場でゆっくりとふり返り、視線を上へと向ける
すると二階の辺りにたたずんでいた影がふわり、と跳び上がり彼女の目の前へと降り立ったのだ

(リザードマンが現れた! 次のレスでステータス)

562 : 58ターン目   2024/07/31 11:34:50 ID:.L3vYwdkxY
「な、何か強そう・・・!」

(LP64、攻撃力60、防御力56)
(次のレスより、戦闘開始!)

563 : 59ターン目   2024/07/31 11:37:05 ID:.L3vYwdkxY
(ヴィブロスの攻撃!)
(攻撃値22-防御力56+精神力0=ダメージはない!)

「そこだぁっ!」

狙いもそこそこに、ピストルを連射するヴィブロス
しかしリザードマンは障害物を巧みに使い、それらを全て回避してみせるのだった

564 : 60ターン目   2024/07/31 11:44:54 ID:.L3vYwdkxY
(リザードマンの攻撃!)
(攻撃値28-防御力62-精神力0=34のカウンターダメージ!)
(リザードマンの残りLP64→30)

「syaaaa!!」
「くぅっ!」

工作機械を蹴って跳躍し、リザードマンが襲いかかる
繰り出される爪の一撃をヴィブロスは時に受け止め、時に逸らしながらチャンスを窺い、そして・・・

「とりゃぁっ!!」
「!?」

硬質素材でできているであろう盾で思い切り殴りつけたのだ
予想外の一撃に面食らいながらも、リザードマンはまだ立っていた

565 : 61ターン目   2024/07/31 11:47:40 ID:.L3vYwdkxY
(ヴィブロスの攻撃!)
(攻撃値44-防御力56+精神力0=ダメージはない!)

「もう、すばしっこいじゃん!」

先ほどの焼き直しのように、リザードマンはヴィブロスの射撃をやり過ごす
彼女の狙いが甘いのもあるだろうが、この個体はかなり頭が切れるようだ

566 : 62ターン目   2024/07/31 12:03:07 ID:.L3vYwdkxY
(リザードマンの特殊能力! 引っ掻く攻撃!)
(相手の防御力を無視して、1D50分の数値のダメージを与える!)
(今回は8のダメージ!)
(ヴィブロスはダガーナイフを使った!)
(リザードマンを倒した!)
(ダガーナイフ所持数3→2)

「きゃぁっ!?」

幾度かの攻防を続けている内に、このリザードマンは相手の泣き所を見つけたのだろうか。姿勢を低くして一気に懐へ飛び込んできたのだ
盾を構えるのが間に合わず、ヴィブロスは咄嗟にピストルで受け止めようとするがそれも弾かれてしまった

「くぅっ、こんのぉっ!」
「!?!?」

それでもヴィブロスは諦めずにダガーナイフを振るって抵抗する
それによって顔を切りつけられたリザードマンは、分が悪いと悟ったのか。すごすごと退散するのだった

567 : 63ターン目   2024/07/31 12:04:10 ID:.L3vYwdkxY
(ヴィブロスはアイテムを見つけた!)
(ヴィブロスは傷薬を手に入れた!)
(ヴィブロスの体力は満タンだ!)

「うーん・・・いらない!」

568 : 64ターン目   2024/07/31 12:05:35 ID:.L3vYwdkxY
(ヴィブロスはアイテムを見つけた!)
(ヴィブロスはダガーナイフを手に入れた!)
(ダガーナイフ所持数2→3)

「あっ! 良いものみっけ!」

569 : 65ターン目   2024/07/31 12:09:22 ID:.L3vYwdkxY
「むむ・・・!」

物陰から隠れて様子を窺うヴィブロス。その視線の先には、リフトがあった。あったのだが・・・

「アイツを倒さないと無理かぁ・・・」

丁度コンソールの直ぐ側に、パラドキラーがたむろしていたために近づけないでいた。そして何より、他に回り込めそうなルートはない

「・・・よし!」

満を持して、ヴィブロスは物陰から飛び出す。それに気づいたのか、パラドキラーも両腕を広げ戦闘態勢に入るのだった

(パラドキラーが現れた! 次のレスでステータス)

570 : 65ターン目(少し短いですが、今回はここまでとします)   2024/07/31 12:11:10 ID:.L3vYwdkxY
「行くよぉっ!」

(LP43、攻撃力42、防御力26)
(次のレスより、戦闘開始!)


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