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悪魔城トレキュラ
1 :
お兄ちゃん
2025/06/25 17:56:01
ID:utEhiWh9vw
注 作者はウマ娘エアプ勢です。そのうえ掲示板には人生初スレ立て。初SS。色々広い心で許して。
先祖代々伝わる聖鞭せいべんライアーキラー
を持って、突如現れた城、悪魔城トレキュラに
乗り込むバクシン。
なんやかやで色んな中ボスを倒し玉座に到着するサクラ家一行(チヨノオーとローレルもいます)
城主トレキュラにも特効のムチであるライアーキラーでボコボコに追いつめるものの
「オレは3600走れると信じてる‼︎」と叫ぶと、突如第二形態にトレキュラは変身した。
それはいつも支えてくれていたバクトレの姿だった……。
ライアーキラーがダメージを与えられなくなり、絶対絶命のピンチに陥いる。
なす術すべはないと思われたサクラ家の三人は、無意識に奥義トライアングルウソツキストームを繰り出す。
(ハイドロストーム+ペガサス三姉妹的な)
三角形に陣取りバクトレにウソツキという聖なる力が宿った言葉の雨を延々と降らせたのだ。
藤原竜也ばりの悲痛な叫び声を上げつつ、頭をおさえ、胸をかきむしりのたうちまわるトレキュラ。そうこうしているうちに朝日が入り込み城が崩壊しだす。
34 :
トレぴ
2025/06/25 21:51:39
ID:utEhiWh9vw
バクシン「……」はぁはぁはぁ
微妙な空気になってしまった。微妙な間。
死神「……弱きものよ」
バクシンに問いかけているのだろうが、なんと答えていいかわからない。
というか息継ぎで精一杯だ。
死神「命が惜しくば、帰ることだな」
バクシン「……くっ!、それでも!!あきらめられない!!」
ローレル「バクちゃん!」
死神「恐るべきはその鞭か、お前自身か……」
そういい終わると、死神はふっと姿を消した。
35 :
モルモット君
2025/06/25 21:54:41
ID:utEhiWh9vw
バクシン「え……」
ローレル「いなくなっちゃった」
チヨノオー「助かりましたー」
ウオッカ「ふー……危ねぇ」
そういえば、鞭を当てた場所にひびが入ってたような……。気のせいだろうか。
ウオッカ「それで、どうする」
バイクを走らせながら尋ねてくる。
バクシン「行きます」
即答だった。
36 :
キミ
2025/06/25 22:02:55
ID:utEhiWh9vw
その後数十分ほどはしらせると、入り口の城の羽橋に着いた
…
ウオッカ「着いたぜ」
バクシン「ありがとうございました」
ローレル「いやー大きいお城だね」
チヨノオー「あっ、羽橋が勝手に降りてくる」
ゴゴゴゴ……。
ウオッカ「ちょっと待て。後続部隊が後からたくさんくるから、もうちょっとまって
から入れよ。色々準備してからいったほうがいいだろ。」
37 :
お姉ちゃん
2025/06/25 22:05:16
ID:utEhiWh9vw
バクシン「そうですね。」
ローレル「私のトレーナーさん早く来てほしいなぁ」
チヨノオー「わかりました」
ウオッカ「それから野営地この辺につくるから、何かあったらもどってこいよ。」
サクラ家一行「はい」
悪魔城トレキュラ。ウソがウソを呼ぶお城。果たして三人は生きて帰ってこれるのだろうか。
38 :
トレーナーさん
2025/06/25 22:07:25
ID:utEhiWh9vw
今日はここまでで。もし読んでくれてた方いたらほんとありがとう(いないよね?)
ってか第二弾は多分無理。疲れたw
39 :
モルモット君
2025/06/25 22:16:00
ID:scoQqv5.eo
乙、続き待ってます!
40 :
相棒
2025/06/25 22:20:28
ID:utEhiWh9vw
>>39
えーーーー!!
いたーーー!
読んでるひといた!!
涙でるぐらいうれしい。
誤字脱字キャラ崩壊文体不統一ほんとすまぬ。
ってかあらすじだけはいい感じだから誰か別の人もう続きかいてww
41 :
アンタ
2025/06/26 00:02:55
ID:r3397qnmDA
ゴドルフィンバルブ(中の人がセピア・ベルモンドやってる)でるかな
と思ったら完結してた
次を読みたくなる勢いで
>>38
までスッと読んでこれた
イイネ
42 :
アナタ
2025/06/26 00:05:20
ID:3Axhlw9YCA
>>1
エアプでも「好き」という一心で掲示板スレ立て童貞を破ったイッチに敬意を表する!
43 :
モルモット君
2025/06/26 04:20:00
ID:p78qtHZNpg
>>41
>ゴドルフィンバルブ(中の人がセピア・ベルモンドやってる)でるかな
>と思ったら完結してた
すまぬ。力尽きた。入り口まででおわた。〜の間とかで区切って投下すると思います。
>次を読みたくなる勢いで
>>38
までスッと読んでこれた
>イイネ
本当に読んでくれてありがとう。しかもいいねまで。こーゆう反応欲しくてほんと投下した😭
ぼっちちゃん並みの承認欲求なんだろか、ワイww
セピアベルモンドとかも全然知らなかった。色んな情報が足りてなさすぎるのでしばらく、ネットやゲームで
基本設定とかせめてもっと拾ってからにします。ってわけで次投下は最低でも1ヶ月後とか2ヶ月以上後ぐらいだと思います。
44 :
アネゴ
2025/06/26 04:26:50
ID:p78qtHZNpg
>>42
ありがとう。
感謝感謝です。
45 :
アンタ
2025/06/26 07:06:39
ID:zHPfdC1jEY
\ムッムッホァイ/
46 :
すまぬ仮面
2025/06/28 09:20:58
ID:cB0oz/jOxE
ネタが膨らみすぎてきた上、やる気が冷めて完成しないのが、こわいのでちょっと再始動します。
プロ集団のはずのでもマンガ原作ドラマなんて炎上しまくるのに、お金もらってないワイなのに、やばいぐらい膨らんできたので、全体が短くなるかもだけど、ちょっと投下します。
とりあえず、完結させて、あとでまとめたのピクシブに清書するときに、いろいろ追加できればいいかな……なんて。
あと名前は口癖のすまぬ仮面にしました
47 :
アネゴ
2025/06/28 09:26:00
ID:qlki3aYnd2
>>39
です
がんばれー!
48 :
すまぬ仮面
2025/06/28 09:32:32
ID:cB0oz/jOxE
>>47
うおぉぉお!!!!
マジか!!??
うおぉ!!嬉しい!頑張る!!
49 :
すまぬ仮面
2025/06/28 09:54:18
ID:cB0oz/jOxE
少しは長くなりそう(書くスキルが追いつかず)で、間延びしそうなので、気長に見てくださいませ。
あと、何日間とかにまたがるかもなので、途中で、スレ主は寝たり、食べたりする模様(←多分休む時は報告する)
スレ主の勘では、この「野営編」が長くなるはずで、大事な核なので、割と慎重にもいきたいのですw
全体的な長さのイメージは映画ランボーみたいな2時間とかそんな短いアクション映画なイメージでよろですw
それではゆっくりしていってね!
50 :
すまぬ仮面
2025/06/28 09:55:42
ID:cB0oz/jOxE
― 野営地 ―
…
―――2、3時間後。数十台の車が悪魔城トレキュラ入り口より少しはなれたところに駐車していた。
思ったよりも巨大な野営地が一時的に作られていた。というか仮設の住宅地レベル感じだ。
巨大コンテナを複数つなげたり大型トラックを利用した、さまざまな施設が仮設されていた。
トイレはもちろん、シャワー、おのおのの個室、医療施設と呼べそうなものまで、たくさんある。
北海道の日本ハム本拠地エ◯コンフィールドを何倍かでかくしたぐらいの大きさだろうか。
各種コンテナとトラックにはやれ、メジロだの、シンボリだのサトノだのの、スポンサーロゴが主張している。
51 :
すまぬ仮面
2025/06/28 10:04:48
ID:cB0oz/jOxE
野営地を見回すとぱっと見では数十人いるが、テントや施設の中にいる人を含めれば、数百人は当然いるだろう。
自衛隊、傭兵部隊、ウマ娘、そのトレーナーがあちこちで会話をしている。
先ほど送ってくれたウオッカがダスカとダストレとテント近くで談笑している。
ウオッカ「ぷっw。なにそれw。マジか?」
ダスカ「?、なに?」
ウオッカ「コス?コスプレ?」
ダスカ「はぁ!?アンタもそういうわけ?」
52 :
すまぬ仮面
2025/06/28 10:09:00
ID:cB0oz/jOxE
ウオッカ「だってそれエ◯テルだよな!?奇跡軌跡ww!、奇跡のマリアージュ!!w」
ダスカ「誰なのよねそれ?はぁーーーー……うざ」
あきれたように深いためいきをつくダスカ。
ダストレ「……まぁ知ってる人はそう思うような」
いい終わるか、終わらないかのタイミングでダスカがダストレのお尻をしっぽでピシピシ叩いている。
きっとダストレに同じことを言われたらしい。
53 :
すまぬ仮面
2025/06/28 10:15:34
ID:cB0oz/jOxE
普段の格好でなく、動きやすいようにと別の服装に変えたら、ちょっとにてしまったらしい。
ココングラッセのような勝負服に少し似ている服だった。
ウオッカ「大体なんでオマエがいるんだよ」
ダスカ「護衛。野営地での他メンバーを護衛するのよね。タキオンさんもきてるし、普段お世話になってるから。あたし以外の学園OGもけっこう何気に駆り出されてるのよね。大体あんたの武器だってタキオンさんが作ってくれたものでしょ。」
ウオッカ「そっか。……まぁライツ博士も合同でつくった、だけどな。」
54 :
すまぬ仮面
2025/06/28 10:30:51
ID:cB0oz/jOxE
ウオッカは心の中で、ダスカにありがとうといった。
ウオッカは本当は剣など使わないのだ。
本来ウオッカは気とかオーラをまとった徒手空拳(ステゴロ)の氣心拳の使い手なのだが……。
女らしくない、手が汚れるという、ダスカのつっこみとダスカのタキオンへのおねだりで、
武器を使うようになった。ドラゴンボールのトラ◯クスと思えばいいだろうか。
しかし結果として、戦い方に幅ができて強くなっている。
55 :
すまぬ仮面
2025/06/28 11:08:01
ID:cB0oz/jOxE
メジロドーベル「バクシンオーさーん!」
どこからか声が聞こえる。気づけば自分の周りに虫というか蝶々が飛んでいる。
手で追い払おうと思ったが、気づくと
バクシン「え?ドーベルさんですか?」
ドーベル「そうよ。この世界で……おほん!案内役の妖精のドーベルです。悪魔城トレキュラは任せてね!」
たぶんピーターパンとかにいるティンカーベルとかゼルダのヘイリッスン!とかうざいヤツだ(ただしくはナビィ)
56 :
すまぬ仮面
2025/06/28 11:16:35
ID:cB0oz/jOxE
ドーベルはバカンスサフィール時の服に蝶の羽(オオムラサキ)をくっつけたようなデザインの格好だ。全体的に群青というか青い。
それに透明な羽2枚、合わせて計4枚の羽がついていた。
ドーベル「……それにしても見つけるのに時間がかかったわね。やっぱり千里眼がなぜか使えないから……。飛び回って疲れた……はぁはぁ」
バクシンは聞き取れなかったが、ドーベルはぶつぶつ何かを呟いていた。
この本に入る前に、本の前書きページの、その前にあったあそびの空白の紙に
鉛筆で本自体に、「千里眼スキルを持つ1000年に一人の美少女妖精メジロドーベル(不死設定)がこの本の世界に入った。サクラ家の案内人をするため。」
ときちんと書いたはずだったのだが……。ドーベルは考えてもしかたないと思った。どうせトゥルーエンドクリアできれば帰れるでしょぐらいの感じだ。
57 :
すまぬ仮面
2025/06/28 11:25:23
ID:cB0oz/jOxE
ともかく悩んでもしかたないと思ったので、ドーベルは
「えいっ!」
と魔法を唱えた。空中に魔法陣のようなものが発光し、中から、もう一匹……いやイチウマ娘が出てきた。
それもまた妖精の格好で。
シンコウウインディ「……いてて。なにをするのだ。」
地面にダイナミック着地というか激突した小さい妖精は大声で文句をいっている。どうやら無事のようだ。
ウインディ「なんなのだ!、いったいここはなんなのだ。なにをどうすればいいのだ!?」
どっかの新宿召喚のドラゴンみたいなことをいっているが、やおらメジロドーベルを眼中にとらえると……
ウインディ「……どぼめ。…………貴様」
頃すレベルの目つきをしている。
58 :
すまぬ仮面
2025/06/28 11:39:56
ID:cB0oz/jOxE
ドーベル「……あれ?おかしいわね。一緒にアリス……アグネスデジタルも呼んだはずなのに」
何かがおかしい。歯車が狂っているというやつだろうか。
ウインディ「……原稿を書いていたかと思えば、いきなり密室からこつ然と消えて、どこにいたかと思えば、こんなところで遊んでいたのか……!
夏コミも商業掲載の原稿も落とさないというから、信用していたのに!全てをすててフルダイブゲームで現実逃避ということなのだ!?」
ドーベル「ちょっと!夏コミとか世界観壊すこと言わないで!」
ウインディ「……さっさとウインディちゃんを元の世界に返すのだ!、それとお前も一緒に帰るのだ。ちなみにどぼめお前スイッチ2が当選しているのだ。
第四回抽選日にあたっていたのだ。開きっぱなしのノーパソで当選メールが見れたのだ。」
ドーベル「え!!?ほんと!?確認しなきゃ!!」
59 :
すまぬ仮面
2025/06/28 11:48:58
ID:cB0oz/jOxE
ドーベル「……くっ!……か、帰れない!」
魔法を唱えて魔法陣を作り出すものの、くぐれない。いやくぐってもそのまま素通りするだけなのだ。
一回目は魔法が失敗したかと思って、もう一回魔法を唱える。だが、その魔法陣でも帰れない。今度は素通りでなく、魔法陣にゴツン
と頭をぶつけた。
ウインディ「…………どぼめ!」
ドーベル「もういっかい!!」
今度は魔法陣がゴムゴムのトランポリンのように歪んでたわみ、そのばねを利用するかのように、妖精ドーベルを跳ね飛ばした。
ウインディ「……イロモネアのモノボケじゃないのだ!どんどんひどくなってるのだ!!」
ウインディちゃんの顔に青筋がいくつもたっている。
ドーベルだって本気で帰りたいのだ。スイッチ2の当選メールが見たいのだから。
60 :
すまぬ仮面
2025/06/28 12:10:09
ID:cB0oz/jOxE
それらのやりとりをバクシンは見守っていたが、会話の中身がよくわからない。
そうこうしているうちに、チヨノオーが近くにきた。
後続部隊の中に混ざってきていたチヨトレとの会話が終わり、こちらに戻ってきたのだ。
(ちなみにバクシンとドーベルはどこかのテント内でなく、外にいる感じ。近くに林に生えてた木を日曜大工してつくった木や椅子がある)
チヨノオー「わぁ、かわいー!」
妖精ウインディを見るなりチヨノオーはそう声をかけた。
61 :
すまぬ仮面
2025/06/28 12:14:01
ID:cB0oz/jOxE
ウインディの妖精デザインは肌の露出が多い。白いもふもふ素材のビキニ。指ぬきの肉球手袋で、肉球部分はピンクそれ以外は白いもふもふ。
そして白いもふもふのビキニパンツにこれまた白いパレオが巻いている。靴も靴で犬型のもふもふの靴だ。足と靴がうまく一体化していて、ロマサガ2のリメイク版イーリス
を連想させる。ソール部分にやはり肉球のデザインがある。しかもちょっとぷにってる。無音系のスニーキングスキルでも付与されているんだろうか。
まぁつまりウインディは全体的に白い犬のデザインだ。お腹も腕も太ももがらあきだ、それに羽がくっているようなもの。
またうしろからみるとけつ肉が少しはみ出てる。
チヨノオーの使う魔導器の口笛は犬を召喚する。それに宿ったソウルを霊体としてイメージ召喚するので実物でもないし本体でもない。(FFの召喚獣な感じ)
シュヴァちの犬のぬいぐるみに宿ったソウルをもとにした犬も白だ。犬種はサモエド。優しくて人懐っこそうな感じがシュヴァちに優しく沁みるらしい(巨大化されてるから
飼い犬以外には怖いと思うが)
これで3匹の白い犬の使い手(+デュランダル)、4匹の使い手だ。内一匹は妖精だが。
62 :
すまぬ仮面
2025/06/28 12:16:23
ID:cB0oz/jOxE
ちょっとお昼ご飯です。
63 :
すまぬ仮面
2025/06/28 13:12:41
ID:cB0oz/jOxE
ウインディはデザイン的にどう考えても、チヨノオーに合わせた案内役、といったところか。
妖精ウインディと妖精ドーベルは何やらわーわーがーがーやりとりをしたあと、結局悪魔城をクリアするといった結論で合意を得たらしい。
妖精はだいぶこのやりとりで疲れたらしい。
それから
ドーベル「改めてよろしくね」
と、サクラバクシンオーに挨拶をした。
バクシン「……え、ええ」
困惑しながらもとりあえずうなずく。害はなさそうだと判断したからだ。
64 :
すまぬ仮面
2025/06/28 13:13:35
ID:cB0oz/jOxE
ウインディ「こちらもよろしくなのだ。」
とチヨノオーに挨拶するウインディ。
チヨノオー「よろしくお願いします!」
彼女は色々疲れたのか、チヨノオーの肩にとまることにしたらしい。
ウインディ「……肩を借りるのだ。」
一応断りを入れる。そしてこれからの未来を思うと肩を落としうんざりするウインディだった。
どぼめじろうの作った世界などきっとロクなものではないのだ。
バクシンは私の肩もいいですよ、と胸をぷるんとはって腰に手をあてアピールをしたのだが、
メジロドーベルは遠慮した。この世界が物珍しくきょろきょろ見渡しては、どこからから小型のよくある黄色と緑のあのスケッチブックを出してはシャーペンで
何かを書いている。筆が……筆がとまらない!とかいっているが、きっと触らない方がいいのだろう。
バクシンは「そっとじ」するような感じで目をそらしながら、あさっての方を見る。
65 :
すまぬ仮面
2025/06/28 13:26:30
ID:cB0oz/jOxE
そのあさっての方向からなにやらスーツ姿の大人の女性が近寄ってくる。
樫本理子「みなさん、ちょっとよろしいですか?」
ドーベル「キターー!理子ちゃん!!予定通り!ここは予定通り!!理事長代理!!スゥキィ!!」
樫本理子「は?」
スゥキィは多分、スパイファミリーの某キャラの言い方だ。
だが、樫本理事長代理は非常に冷たい眼差しをドーベルに向けている。
樫本史上最高に冷たい、「は?」を浴びせたつもりだが、当のドーベルはやっちゃった(ハート)、てへぺろをしてるだけであんまり気にしていなさそうだ。
66 :
すまぬ仮面
2025/06/28 13:35:47
ID:cB0oz/jOxE
バクシン的には、ドーベルは慣れない海外旅行で、有名地すべてを短期日程でまわろうとするやたらハイになっている旅行者に見えた。
もしくは攻略サイトを見ながら、全てのイベント、要素、アイテムをもれなくプレイするような、エネルギーというか
カロリー高い感じのやつだ。そして大体途中で疲れてあきらめるやつだ。いずれ自分にくっついて行動して案内してくれるだろう。
ただとりあえず、今はわちゃわちゃうるさい。
バクシン(そもそもドーベルさんってあんな感じだっけ?いや、あんな感じだったような……)
無理やり自分の心がなにかに補正されていくような感じだったが、まぁそういうものなのだろう。うん、そうだったそうだった。
67 :
すまぬ仮面
2025/06/28 13:42:27
ID:cB0oz/jOxE
リトルココン「……こいつ💢!」
ビターグラッセ「まぁまぁ」
少し後ろに控えていた護衛役の二人が、樫本先生を挟む感じでやりとりをする。
それでも我慢できないのか、一瞬でリトルココンが封雷◯のようなもので雷の塊のようなものを妖精ドーベルに飛ばす。
ビターグラッセがその刹那、封炎◯のようなもので同じく炎の塊を飛ばそうと思ったところで、ストップした。
バクシンのライアーキラーで雷の塊をガードしかき消したのだ。
68 :
すまぬ仮面
2025/06/28 13:48:57
ID:cB0oz/jOxE
樫本先生はそんなやりとりを冷めた目で見ながらためいきをはぁとつくと、
しきりなおすために、咳払いをしたのち、
樫本「いいですか、私は代理ではありません。理事長自体ここにきています。」
といった
ドーベル「あ、はい」
目の前の攻防に目を見開きつつ内心ドキドキバクバクしながら、なんとか答えた。
小さいからわからないだけでドーベルの聖水はでかかっていた。
ウインディ「思ったより青いやつは弱いのだ」
言った瞬間にグラッセと、ココンガアルファベットのXを描くようにウインディに斬りかかった。
同時にバクシンも動く。
―――だが。
69 :
すまぬ仮面
2025/06/28 13:55:04
ID:cB0oz/jOxE
たづな「そこまでですよ〜」
三人攻撃を同時にふせぐ形で、たづながいつの間にか立っていた。
うしおとと◯の蒼◯紫暮か。
服は自衛隊系な服だ。おそらく。自衛隊と傭兵隊の指揮官だ。自衛隊はウマ娘達の学園側の指揮下にあり、
それらをつなぐ存在というか外部の元帥的な立場なのだろう。エアフォースワンぐらいの立場か。
多くの勲章ようなものが、たづなの胸についている。
70 :
すまぬ仮面
2025/06/28 14:01:25
ID:cB0oz/jOxE
たづなという存在がもたらす妙な安心感からなのか、樫本先生は少しも臆することなく悠然と立っていた。
先生の手前、剣をしまい再び樫本先生の後ろに隠れるように二人は下がった。
バクシンもライアーキラーを素手で受け止めていたたづなから距離をとり、下がる。
樫本「それと、手短にいいます。中央司令室にみなさん集まってくださいです。以上です。」
ウインディ「わ、わかったのだ」
一瞬、妖精に不思議な顔をかしげる樫本先生だったが、すぐに気を取り直し、続いてこういった
樫本「ところでサクラローレルはどこにいますか?」
71 :
すまぬ仮面
2025/06/28 14:16:09
ID:cB0oz/jOxE
その場は一旦お開きになった。
ローレルに連絡しなければとバクシンは思った。
チヨノオー「どうしたんですか?ローレルさんの個人用のテントにいかないんですか?」
バクシン「……ええと」
だが、バクシンは少し前の記憶を思い出す。妖精ドーベルと自分が合流する前のことを思い出す。
72 :
すまぬ仮面
2025/06/28 14:17:18
ID:cB0oz/jOxE
ロレトレとローレルは野営地内でお互いを発見するやいなや、
熱烈なキスをテントの外で始めたのだ。
バクシンは10代ではなかったから、そこまで恥ずかしくはなかったが、といって平然としていられるわけでもなく。
チヨノオーはぉ゛お゛……みたいな声をだしながら、指の隙間からガン見している。
―――バクシンの予想では、多分テントの中でバクトレと食事というかバクトレをお食事しているはずだ。
バクシン「私がLANEしときます。模範的委員長の私が!」
チヨノオー「わかりました。……でもなぜ顔が赤いんですか?」
答えられないバクシンの沈黙をやぶるかのようのドーベルが口火をきった。
ドーベル「ちょっとトイレいってくるわね」
聖水は少しこぼれたのだった。
73 :
すまぬ仮面
2025/06/28 14:26:52
ID:cB0oz/jOxE
(ちょっと休憩。というか補足っす。
全体的に中学生とか高校生というより、年齢は非常に都合良くそれぞれ2、3歳以上は加齢してる感じです。
ウマ娘により微妙に差がある感じ。バクシンは20以上です。ローレル?さ、さぁ……
そんな感じでちょっとずつ歳をとってます。
しかし、書けば書くほど、減ってないというか膨らんでる気がするのはどういうわけでしょうか……😭)
74 :
すまぬ仮面
2025/06/28 14:41:44
ID:cB0oz/jOxE
野営地内 中央司令室 ー作戦説明(ブリーフィング)ー
(イメージするBGMはギャラリーオブラビリンスの「Operation “VK”」とかです)
中央司令室はコンテナで隠れているもののバカでかかった。今までなぜ気づかなかったのか、というぐらい。
それは巨大なブルーレ◯ト置くだけだった。あまりに巨大で、分厚く、そして青い。
まぁロ◯クマンのワ◯リーの乗ってるあのUFOを巨大にした半円状の、東京ドームをいくらか小さくしたような
形を思い浮かべてくださいませ。
そのブルーレ◯トの中にはたくさんの人、映像、機械であふれていた。
75 :
すまぬ仮面
2025/06/28 14:43:47
ID:cB0oz/jOxE
>>72
(あと訂正です)
(―――バクシンの予想では、多分テントの中でロレトレと食事というかロレトレをお食事しているはずだ。)
(これじゃNTRしちゃってるよ……)
76 :
すまぬ仮面
2025/06/28 15:01:18
ID:cB0oz/jOxE
まだ、作戦説明は始まらない。
ぐるっと室内を見渡すと、中央司令室内にはいろんな人がいた。
秋川やよい理事長、たづな、樫本先生、カイチョー(ルナちゃん)、リトルココン、ビターグラッセ、ハッピーミーク、
アグネスタキオン、タキトレ、シュガーライツ博士、シャカール、デュランダル、デュラトレ、
アグネスデジタル(妖精)、デジトレ、カルストンライトオ、ライトレ、
トランセンド、トラトレ、バァバ(ワンダーアキュート)、グラスワンダー
ダスカ、ダストレ、アストンマーチャントレ(in着ぐるみ)、自衛隊師団長、傭兵団隊長、などがいた。
(もちろん、バクシン、ローレル、ロレトレ、チヨノオー、チヨトレもいる)
姿は確認できないが、周りの会話からさっするに、もっと他にもトレーナーやウマ娘などもいるらしいが
冗長になるため、割愛させてくださいませ。
作戦司令室の外にはジェンティルドンナをはじめとする護衛ウマ娘や、自衛隊、傭兵など合わせて30名ほどが待機している。
77 :
すまぬ仮面
2025/06/28 15:28:43
ID:cB0oz/jOxE
まだ時間はあるようだ。
司令室内をあるいて見よう。バクシンは歩き始めた。
珍しい顔だと思っていたが、カルストンライトオがいる。
高そうな日本刀を脇に刺して、しかもなぜかセーラー服を着ている。いつもの黄色の耳カバーの色でなく青色だ。
多分、私たちのテーマカラーが青なんだろう。敵が赤とかそんなのだ。
あれですね、ライトオは絶対和風伝奇系のエ◯ゲとかラノベに出てくる人だ。
ライトオはライトレと、トランセンド、トラトレをじーーーーっと見ている。信じられないくらいじーっと見ている。
四人とも話をしているわけではない。というかライトオの無言に他三人が様子をうかがっているのだ。
78 :
すまぬ仮面
2025/06/28 15:29:48
ID:cB0oz/jOxE
―――ライトオはライトレの方を見ると、
ライトオ「愛してます。愛してました。これ(悪魔城トレキュラ)終わったら、うまぴょいです。子供は好きですよね。知ってます。」
とまくしたてた。
ライトレのリアクションを見終わる前に、今度はトランセンドとトラトレに向かって、ライトオは言い放った。
ライトオ「子供をつくれ。遅すぎる。これが秒速5cmですか。あなたたちは見てて大変もやもやします。それはバンブーとイナリがもがっ……」
慌ててデュランダルとライトレが口を塞ぎにきて、ふがもがさせていた。
79 :
すまぬ仮面
2025/06/28 15:39:21
ID:cB0oz/jOxE
ライトレ「いつもどおりのライトオというか、普段より何割か増しというか……。あんまり危ないことに首をつっこまないでくれよ。」
ライトオ「あなたがつっこむべきところは私のもがが!!」
デュランダル「最低ね!!」
ライトオ「……お前もふががっ……、早くあいつの鞘に、ふがっ!ふがっ!!ゔふっ!!」
きらりとライトオの刀の鞘が虹色に光った気がする。
バクシンはなぜか共感を感じるライトオを横目でみながら、他の人に
話しかけることにした。
80 :
すまぬ仮面
2025/06/28 16:18:59
ID:cB0oz/jOxE
何やら話が聞こえてくる。
ウオッカ「―――でよー、びびったぜ!」
ダスカ「どうせホラでもついてるのよね。」
ダストレ「でもおもしろいじゃない。」
ウオッカ「本当にみたんだぜ。あれは、幽霊車(ゆうれいしゃ)だ!」
ダスカ「あはは。幽霊船でなく?」
ダストレ「誰も中にはいないの?」
ウオッカ「ああ!!」
81 :
すまぬ仮面
2025/06/28 16:22:29
ID:cB0oz/jOxE
ダスカ「ふーん」
ウオッカ「あれは、死神が去ってから少し時間がたったときのことで……。そのままうちらはバイクと犬で走ってて……、そしたら遠くに走ってるのが見えたんだ。」
ダスカ「どうせホラでしょ。大体どうやって運転してんのよ。」
ウオッカ「ちげーって!しらねぇよ!」
ダスカ「ならバクシンさんに確かめてもらう?確かうそかどうか見破れるのよね。ムチの力で」
ウオッカ「別にいいぜ!」
ダストレ「何もそこまでしなくてもいいじゃないか。話としては好きだしおもしろいし、知らない方がたのしめるってこともあるよ。」
ダストレがうまく話を着地させたようだ。
82 :
すまぬ仮面
2025/06/28 16:41:23
ID:cB0oz/jOxE
シャカールは作業机に従ってトリプルモニタディスプレイに向かって何やら作業をしている。
シャカール「……ちっ、今いそがしいから話かけんじゃねーよ」
…
ワンダーアキュートとグラスワンダーにはなしかける。
ワンダーアキュート「わしらは後方待機というかVIPとかいう人たちの護衛じゃよ」
グラスワンダー「そうです。何かあったらここにいるみなさんを全力でお守りしますから。安心してバクトレさんを
迎えにいってください!」
そのときグラトレが執事服姿で司令室内に入ってきた。手でもったトレー(おぼん)にはお茶がたくさんのっかっている。
後ろからアキュトレは和装の執事姿で入ってきた。アキュトレは配膳用ワゴンを押していた。
ワゴンにはピッチャーや急須、コーヒーやお茶、水、にんじんジュースなどが準備されている。
83 :
すまぬ仮面
2025/06/28 16:45:50
ID:cB0oz/jOxE
グラスワンダーにトレーからうやうやしくお茶を差し出すグラトレ。
目がハートマークになっているグラスワンダー。しっぽもぶんぶんふっている。
しかしグラスワンダーはその湯呑みをからかうように
「毒味してください」と差し返すようにグラトレに渡そうと、片手を添えながら手を伸ばしている。
一口飲んでから、グラトレはこれでいい?といいながら、グラスワンダーに返した。
ワンダーアキュート「熱いのう」
つぶやきながら、お茶をズズズと飲むアキュート。たまには砂糖の入っていないコーヒーでも、とアキュトレにたのんだ。
84 :
すまぬ仮面
2025/06/28 16:52:07
ID:cB0oz/jOxE
アキュトレ(お口直しか、味変かなぁ)
そんなことを思いながら、アキュトレは飲みかけのお茶を受け取りコーヒーを渡す。
ワンダーアキュート「みんな無事に帰ってくるといいのう…」
人数はわからないが、かなりの数のウマ娘やトレーナーが最近行方不明になっているという。おそらく行き先は悪魔城トレキュラだ。
そのことを呟いたのだ。
アキュトレやグラトレは、司令室内の人間に飲み物をせっせと配りながら、退室した。
ワンダーアキュート「大切な人がそばにいるというは、本当に幸せなことなのかもねぇ……」
ずずず。
ワンダーキュート「にがっ」
85 :
すまぬ仮面
2025/06/28 16:59:41
ID:cB0oz/jOxE
シンボリルドルフは作戦会議用のテーブルにいて、中央のイスに座っている。総指揮官のようなものか。
目を開けながら、みんなを見つめているような、注視をしているような感じだ。
シンボリルドルフはいつもの勝負服を青色に変えたようなものに、軽い胸当てや、金属製の防具をつけいている。
あと、手を守る部分がついた、サーベルというのだろうか、軍刀らしきものを腰につけていた。イスには金属製の盾
がたてかけており、いつでも装備可能なようにしている。ファイアーエ◯ブレムの勇者とかイースの初期ア◯ル
ライトアーマーとかそんな感じだ。よく見ると、拳銃ホルスターがついており、拳銃も装備している。
カイチョー(ルナちゃん)「やぁバクシンオー。このあとの作戦会議では重要なことを話すからちゃんと聞いていてほしい」
優しく穏やかだが威厳のある感じで声をかけてきた。
86 :
すまぬ仮面
2025/06/28 17:12:27
ID:cB0oz/jOxE
カイチョー「最新の研究によってわかったことがあり、それなくして悪魔城攻略は容易にはならぬだろう。まぁ期待していてくれ」
むふーという感じで目を閉じる。ちょっとドヤ感を感じる。
しかしさすがに7冠馬、ただずまいというかすわり住まいに余裕を感じる。ん〜とイスの上で背伸びをしたあと、碇ゲンドーポーズを取る。
近くによってきたチヨノオーがカイチョーに気を使ってシュヴァちの犬を召喚した。カイチョーはシュヴァちの犬をもふもふしたり、腹話術を無理やりさせよう
として楽しんでいるようだ。
87 :
すまぬ仮面
2025/06/28 17:20:43
ID:cB0oz/jOxE
さっきまで、にぎやかなやりとりをしていたはずなのに、一人、壁によりかかって親指をかみながら
ぶつぶつ呟いているトレーナーがいた。デュランダルのトレーナーだ。少し深刻な表情をしている。
デュラトレ「……どこにいったんだみんな。」
どうやら彼のチームのウマ娘がいなくなったらしい。
やがて壁から離れると、一人でどこかに歩き出そうとした。
トン。
デュランダル「……わが君」
バックハグをデュランダルはしながら、彼の背中に息をかけるようにつぶやいていた。
デュラトレ「……」
その場で動けなくなったデュラトレは、やがてデュランダルの手をそっと握った。、
あれなら大丈夫だろう。バクシンは他の人にはなしかけにいった。……リア充ずるいですよ。
88 :
すまぬ仮面
2025/06/28 17:27:12
ID:cB0oz/jOxE
(……ちょっと休憩)
(まさかここまで書くとはおもってませんでした)
(読んでくれた人の中に気づいた感じの人もいるかと思いますが、やっぱりゲームを意識してます。
悪魔城に入ると、やっぱりノンストップレベルでいくと思います。アクション中心なので。
ここの拠点というかRPGの村的な描写ぐらいしか、村人に話す、セーブ、準備、店でアイテムを買う。
ここを出たら色々とできない話が多いのかなと思います。
もともとゲームの悪魔城はマンネリというか、作る上で結構壁にぶちあたってたっぽいうようですが、書くとちょっとだけ
わかったきがします(←アマチュアのくせにえらそう)
柔軟性がなく、硬派すぎるから、月下の夜想曲やギャラリーオブラビリンスにいったんだろうなというのは
痛すぎるほど今、わかるんすよ)
89 :
すまぬ仮面
2025/06/28 17:28:23
ID:cB0oz/jOxE
(もう少し野営地続きます。お付き合いくださいませ)
90 :
すまぬ仮面
2025/06/28 17:39:35
ID:cB0oz/jOxE
人から離れたような暗がりに二人はいた。
ローレルトレ「……」
ローレル「……」
二人は濃厚にハグしながら、抱き合っている。二人が互いの背中に回した薬指におそろいの指輪がしてあった。
シルバーの指輪にピンクダイヤモンドがあしらわれている。邪魔をしては悪い。
……離れながらバクシンは思い出していた。
91 :
すまぬ仮面
2025/06/28 17:54:31
ID:cB0oz/jOxE
―――いつのことだったろうか。
バクトレ「これを君に」
バクトレ「これは?」
バクトレからバクシンは小ぶりなネックレスをもらった。プラチナがあしらわれたチェーンに
サクラの形をしたブローチがついている。ブローチは小さい白のダイヤとピンクダイヤがたくさん使われていた。
ブローチ自体もサクラの形だが、サクラの花びらに見えるようにダイヤが散りばめられている。
そしてブローチをよく見ると、肉球と月桂樹の意匠が左と右に小さくだが、見える。
中央にはサクラの意匠が入っていた。
92 :
すまぬ仮面
2025/06/28 17:55:28
ID:cB0oz/jOxE
バクトレ「この間ほら記念に勝負服の靴をもらったから、お返しにさ」
ベッドから起きて、素肌にYシャツをまとう、バクトレ。
バクシン「……ありがとう」
普段の自分には似つかわしくないやけにしっとりとした言い方をしてしまった。
そんな自分の顔を見られないように、バクシンは「シャワー浴びてきますね」といいのこし、シャワー室にはいっていった。
バクトレ「…………」
バクトレ「…………俺は何をしてるんだろ」
93 :
すまぬ仮面
2025/06/28 17:57:05
ID:cB0oz/jOxE
>>91
バクトレ「これを君に」
バクトレ「これは?」
でなく
バクトレ「これを君に」
バクシン「これは?」
でした
(ちょわーーーーーーー!!大事なシーンなのにww)
94 :
すまぬ仮面
2025/06/28 18:00:27
ID:cB0oz/jOxE
回想からバクシンは現在にもどった。うっすらと涙目になっていたので、人差し指でぬぐう
次の人のところにむかった。
アグネスデジタル(妖精)とデジトレとウインディ(妖精)とドーベル(妖精)のところだ。
95 :
すまぬ仮面
2025/06/28 18:11:02
ID:cB0oz/jOxE
アグネスデジタル「……なんて、なんて素晴らしい世界。じゅるりら」
デジトレ「……しかしいきなり妖精化した感じがするんだよな。となりにいたデジたんが、神かくしになったかと思ったら。転生して妖精化?
。いやもともと妖精だったような。千とアリスの神隠し?、いやでも元々そうだったような……かわいいけど」
ドーベル(ふーん、なるほどね……)
ドーベル「それで?どうなったの」
デジトレ「……ええと……」
ウインディ「どうせどぼの世界に、はなしのつじつまとか整合性とかちゃんとないのだ。」
ドーベル「ちょっと!茶々をいれないでよね!」
96 :
すまぬ仮面
2025/06/28 18:23:44
ID:cB0oz/jOxE
そんなやりとりをしているうちにローレルとロレトレが加わった。
ローレル「あ、あたし達も会話に混ぜてね」
そういって会話に混ざった。
つやつやしてて、ちょっとヘアスタイルが乱れている。
97 :
すまぬ仮面
2025/06/28 18:24:23
ID:cB0oz/jOxE
デジタル「あ゛あ゛〜それにしても、巨大なバクシンオーさんが見れるとは、至福……」
バクシンの眼前をホバリングしながら、デジタルは感動を漏らす。ホバリング音が高くなったり低くなったりしてるが、多分。震えている。身悶えしてる。
デジトレ「デジたんも負けてないぞ!むしろ鼻差ぐらいで勝ってる!」
デジタル「あっ……あっ……」
デジトレのお褒めの言葉はデジタルには砂糖とはちみつだったらしい。
でもお世辞でなくて、たしかにデジタルはかわいい。
98 :
すまぬ仮面
2025/06/28 18:25:53
ID:cB0oz/jOxE
デジタル(妖精)ははっきりいって、悪役のデザインである。黒い羽に黒いゴシック系の白フリル付きのドレス。透明な羽も一応ついてる。ウエストはあみあみの紐で調整できるっぽい
全体的にうっすら紫味がかかっているが、黒とわずかな白が、デジたんのピンク髪を映えさせている。頭はいつものリボンでなく、透明なクリスタルティアラに
なっているのが、光落ちした闇キャラ……にギリ見えなくもない。ティアラの中央にはピンクダイヤで桜があしらわれている。
女児向けの魔法の杖(セーラームーン系な)ももっている。
99 :
すまぬ仮面
2025/06/28 18:32:11
ID:cB0oz/jOxE
デジたんがいうにはこの魔法の杖は思い描く好きな服に自由自在に返信できる能力を持つらしい。
はっきりいってドラちゃんの着せ替えカ◯ラだ。
全体の服をがばっと変えることもできるが部分部分だけ、服やデザイン変更もできる。それも頭の中でイメージしながら杖をふるだけで、
できるらしい。魔力はほとんど消費しない。ただしデジタルが他人にしようとしたら失敗したらしい。理屈や法則はわからない。
とりあえず、無限にキャラクリできる杖。そんな認識らしい。
100 :
すまぬ仮面
2025/06/28 18:32:47
ID:cB0oz/jOxE
デジタル「どうやら、私はローレルさんと公式の相棒じゃないですかね。。デザインをちょちょいっとかえたら……」
といって、魔法の杖をふった。
ローレルの服と翼に合うように、デジタルも白と黒の翼になった。差し色としてピンクも入っている。
ピンク、黒、白、小悪魔系なデザインになった。なぜだか、ピンクパールと黒の女性下着を連想させる気がする。
101 :
すまぬ仮面
2025/06/28 18:34:23
ID:cB0oz/jOxE
というわけで、今日は終了です。
野営地終わらなかった
……明日仕事なのにおれなにやってんだぁーーー!!w
1日潰してなにやってんだ……😢
とまぁそういう理由でして、明後日ぐらいが復活で投下じゃないでしょうか。
ほんとうに見てくれてありがとうございました。
102 :
お兄ちゃん
2025/06/28 23:35:00
ID:qlki3aYnd2
>>39
です
すまぬ仮面さん、仕事も執筆もがんばれー!
103 :
すまぬ仮面
2025/06/30 07:29:00
ID:XGAqZjySzk
>>102
ありがとう!!
104 :
すまぬ仮面
2025/06/30 07:29:59
ID:XGAqZjySzk
では投下!今日のうちに終わしたいw
105 :
すまぬ仮面
2025/06/30 07:30:24
ID:XGAqZjySzk
「おそろいだね」
と嬉しそうにしゃべるローレル。デジタルはローレルの肩にとまることにした。
そうこうしてるうちにチヨノオーとチヨトレもやってきた。
バクシン「いいなぁ」
デジタルになんとなく、毒気というか、緊張感や悲壮感をいい感じに抜かれた気がしてバクシンはうらやましがった。
ローレル「どうしたの?」
バクシン「デジたんさんのこういう服、一度パジャマにして寝てみたいというか……」
ちょっと生地をさわってみたかったが、妖精にくらべて巨大な自分が触ったらまずいと思って途中で手を引っ込めた。
ローレル「あら〜」
ローレルはバクシンの肩に手を置いて、「あとで一緒に買いにいこ、全部終わったら」
とニコニコしながら言い、かるくバクシンの肩をゆすっていちゃついている。
チヨノオーも「私も!」といってバクシンにくっついて、三人で押し合いへし合いもみあいおにまいしていちゃついている。
まるであ◯ひとま◯ろと◯みじだ。
106 :
すまぬ仮面
2025/06/30 07:31:30
ID:XGAqZjySzk
アストンマーチャントレは着ぐるみでそこにいた。
誰もいないものとして話しかけていない。触れてはいけないもの……?
マーチャントレ「がんばれよ」
バクシンはまさか声をかけられると思わなかったので、思わずビクっとしたあと、すぐ会釈した。
それから自分でも不思議なくらい自然に笑いつつ、無言で再度きちんと頭を下げた。
ひだまりのような優しい気持ちがこころを少しだけ広がった気がした。
107 :
すまぬ仮面
2025/06/30 07:40:38
ID:XGAqZjySzk
たづな「さきほどのことは内緒ですよ」
と、指でバッテンをつくりながら笑顔でいった。
リトルココンがいつもの勝負服からナース服に寄せた感じの服を着ている。
リトルココン「……傷付いたら戻ってきてください。……?、私は医療班です」
……
その後もいろいろな人と話した。
バクシンやローレル、チヨノオーは情報交換だけでなく、気持ちの整理もつき始めた。
108 :
すまぬ仮面
2025/06/30 07:50:13
ID:XGAqZjySzk
秋川理事長「それでは、そろそろ始めよう。会長たのむ」
開始ッ!という扇子をバッとひらきながら、理事長はお願いした。
ルドルフ「はい。僭越ながら」
ルドルフ「まずは、これを配布する。―――スマートコンタクトレンズとチョーカー型超小型カメラ(GOPROみたいな)、
擬態型骨振動ピアスイヤホンだ。これによって、城内に入ってるものと、司令室内で映像と音声のやりとりを」
カメラも首の皮膚の色を拾って、肌そっくりに擬態する。カメラはスマコンやピアスイヤホンが壊れた時用のサブだ。
スマコンは4K画質で送受信可能だ。バッテリーは装備者の魔力および空間から魔力を自動で拾う。」
109 :
すまぬ仮面
2025/06/30 08:00:17
ID:XGAqZjySzk
ルドルフ「渡したものを、各自装着しながら聞いてくれ。」
バクシン達は話を聞きながら、装備し始めた。
首に装着すると、すっと首の色に馴染んだ。おうとつも少ないからバクトレからもらったネックレスと干渉しない。
メジロドーベルは作戦会議の上に置かれたお盆(トレー)の上を歩きながら、いろいろ考えていた。
トレーは一応ドーベルは靴を履いているので、直接テーブルに足がつかないようにするためのものだ。
メジロドーベル「……私が書いた本なのに書いたものと違う内容になっている……」ブツブツ
ルドルフ「次にこれだ。にんじんジュエルだ。これはウマ娘の力、生命力、戦闘力、気(オーラ)を込めて、誰かに渡すことができる。」
つまり薬草(ポーション)であり、MP薬草(マジックポーションやエーテル)
であり、ドラゴンボ◯ルの気である。ウマ娘のHPや戦闘能力が爆発的に増加する。
110 :
すまぬ仮面
2025/06/30 08:04:04
ID:XGAqZjySzk
>>108
司令室内で映像と音声のやりとりを」
↓
司令室内で映像と音声のやりとりをする」
すまぬ……訂正です。
111 :
すまぬ仮面
2025/06/30 08:11:15
ID:XGAqZjySzk
ルドルフ「作り方はだな。はっ……!、と手を握って気合を込めると、このようににんじんジュエルをつくることができる。」
そんなんでいいのか……。とバクシンは思いつつ、自分でも簡単につくれた。なんてこった。
手が一瞬光ったかと思うとつくれてしまった。かわりに体力というか精神力というか気を消耗するらしい。ちょっと疲れてしまった。
な ぜ 今 ま で ウ マ 娘 達 は 気 づ か な か っ た の か。
またルドルフの説明では別にジェエルをつくらなくても、直接体を触ったり、例えばビンタしたりしても、エネルギーを渡すことができるらしい。
112 :
すまぬ仮面
2025/06/30 08:24:16
ID:XGAqZjySzk
バクシンは吸収すると念じると、すっと体内に自分の作ったにんじんジュエルのエネルギーが入った気がした。
思ったより出し入れは簡単だ。にんじんジュエルはあとかたもなく消えた。
ルドルフ「これが急遽可能になったのは、ワンダーアキュート、タキオン、ライツ博士の研究と尽力のおかげだ。拍手してあげてほしい。」
パチパチパチ!
最新の研究によってわかったこととはこのことだろう。たしかに凄まじい後押しになるだろう。
アキュート「尻と背中がひりひりするのう」
ルドルフ「これが多くのウマ娘達からあつめたにんじんジュエルだ。配ってくれ。配られたらさっそく使ってみてくれ。」
配布されたあと、みんな吸収している。バクシンとローレルとチヨノオーはにんじんジュエルの量が多かった。
ルドルフ「それから、この三女神像だ。」
113 :
すまぬ仮面
2025/06/30 08:45:11
ID:XGAqZjySzk
ローレル「ごめーんね」といいながら、人差し指にデジタルを乗せながら、考え事をしているドーベルの前に指をゆっくりさしだした。
デジタルは指から滑空してトレーの上に立ち、妖精用の超小型チョーカー型カメラをドーベルに差し出す。
デジタル「やりましたよ!ドーベルさん!!この魔法の杖でチョーカー型カメラをさらに小型にして私たちにつけることが可能にっ……!やはりスモールライト的にも使える!!」
といっても成功確率が低く何台かのカメラを破壊してしまったらしい。
タキオン「デジタルくぅ〜〜ん!!やめておくれよ!」
泣きながら壊れたカメラの山を見るタキオン。その声を聞いたのかしゅんとしてしまうデジタル。
ドーベル「……まぁつくっちゃったものはしかたないわね。装備するわ」
ぱぁっと明るくなるデジタル。デジタルはすでに装備している。ウインディも装備したようだ。
装備を終えるドーベル。
114 :
すまぬ仮面
2025/06/30 08:48:15
ID:XGAqZjySzk
>>113
すまぬ。コピペミスです
正しいのは115です。
115 :
すまぬ仮面
2025/06/30 08:48:40
ID:XGAqZjySzk
ルドルフ「この三女神像は聖なる力でもって、転移装置と体力回復と空間浄化のちからを持つ。小さい部屋ぐらいならモンスターをよせつけなくなる。うまく城内の活動に
利用してくれ。もちろんライツ博士やタキオンの研究によってつくれらたものだ。たくさん予備は用意してある。」
メジロドーベル(……おかしい。女神像はともかく、にんじんジュエルなんて書いた覚えはない……それにあれもたしか書いてない……)
あごに手を添えて歩きながら考え続けるドーベル。
ローレル「ごめーんね」といいながら、人差し指にデジタルを乗せながら、考え事をしているドーベルの前に指をゆっくりさしだした。
デジタルは指から滑空してトレーの上に立ち、妖精用の超小型チョーカー型カメラをドーベルに差し出す。
デジタル「やりましたよ!ドーベルさん!!この魔法の杖でチョーカー型カメラをさらに小型にして私たちにつけることが可能にっ……!やはりスモールライト的にも使える!!」
といっても成功確率が低く何台かのカメラを破壊してしまったらしい。
タキオン「デジタルくぅ〜〜ん!!やめておくれよ!」
泣きながら壊れたカメラの山を見るタキオン。その声を聞いたのかしゅんとしてしまうデジタル。
ドーベル「……まぁつくっちゃったものはしかたないわね。装備するわ」
ぱぁっと明るくなるデジタル。デジタルはすでに装備している。ウインディも装備したようだ。
装備を終えるドーベル。
116 :
すまぬ仮面
2025/06/30 09:16:00
ID:XGAqZjySzk
ルドルフ「女神像はもちろん野営地にいくつか設置してある。ためしにいあとでろいろ使ってみたまえ。あと潜入……じゃなくて、城内攻略ぐみの攻略、制圧ぐあいで、各所に女神像は順次設置していく。あとは……」
作戦会議はその後も1時間ほど続いた。
ルドルフ「……と、以上だ」
理事長「それでは解散!」
結局悪魔城の攻略は、明日に決定したらしい。
すぐにでも行きたい気持ちもあった。だが死神との疲れがどっと出てきたのか、体が重くなった。
でも一応寝る前ににんじんジュエルの使い方と三女神像の使い方を練習しておこう、バクシンは思った。
117 :
すまぬ仮面
2025/06/30 09:20:51
ID:XGAqZjySzk
ローレル「今日は一緒のテントで寝よ」
バクシン「はい」
チヨノオー「わたしも」
三人仲良く作戦司令室を後にした。
118 :
すまぬ仮面
2025/06/30 09:21:17
ID:XGAqZjySzk
シュタッ、シュタッ、シュタッと作戦司令室の天井の方から何か高速に動く影のようなものが降りてきた。シュタッは着地音だ。
忍者タイシン「……てかやっぱりこんなのやりたくないんだけど」
影の一人はナリタタイシンだ。
忍者クリーク「……タイシンちゃんそんなこといわないの」
忍者ヤエノ隊長「……任務遂行よろしくおねがいします。でなければ報酬はなくなります。」
忍者タイシン「……ちっ💢」
119 :
すまぬ仮面
2025/06/30 09:38:13
ID:XGAqZjySzk
作戦室内に残っていた、ルドルフ、理事長、たづながそれぞれ忍者三人に目配せをする。むしろギロリとにらんだかんじだろうか。
ルドルフは「よろしく頼むぞ、三人とも」
と静かに言った。
120 :
すまぬ仮面
2025/06/30 09:38:42
ID:XGAqZjySzk
忍者タイシン「……はいはい。あたしがバクシンね。それでいいんでしょ。」
あたまをぽりぽりかきながらそう答えた、
忍者クリーク「わたしはローレルちゃんね。」
忍者ヤエノ隊長「私の監視対象はチヨノオーです。みなさん抜かりなきよう。(ワンコおしゅおしゅ❤️)」
言い終えると、ヤエノムテキは、シュッとどこかに消えた。
忍者タイシン「やるから、ちゃんと。じゃ。」
そういうとナリタタイシンもどこかに一瞬で消えた。
忍者クリーク「御意です〜」
スーパークリークも影になったかと思うと一瞬で姿が見えなくなった。
121 :
すまぬ仮面
2025/06/30 09:44:21
ID:XGAqZjySzk
ルドルフ「……頼むぞみんな……」
ウマ娘の全ての幸せのために……、という言葉を胸中でつぶやいて、ルドルフは静かに目を閉じながら背中の椅子に体を預けた。
そのルドルフに大丈夫といわんばかりに優しく肩に手をかける、たづなと理事長であった。
122 :
すまぬ仮面
2025/06/30 09:49:49
ID:XGAqZjySzk
―――とある野営地テント内。
三人が寝ている。
チヨノオー「……むにゃむにゃ。……お手をすれば、……誰でも私の眷属……ひゃっはー……むにゃむにゃ……」
ローレル「……すーすー」
バクシン「……トレーナーさん……」
それと妖精もいた。
デジタル「……」
ウインディ「……また……締……切を……、なぜだ……、な……ぜ……なのだ……」
123 :
すまぬ仮面
2025/06/30 09:56:52
ID:XGAqZjySzk
みんな静かに寝ていた。
そのテントのすぐ近くにドーベルはいた。
月光に照らされ、月と空をながめながらドーベルは
「……どうすればいいんだろう…………どうなっていくんだろうこの世界は……」
と月下の夜に物想いにふけるのであった。
124 :
すまぬ仮面
2025/06/30 10:10:34
ID:XGAqZjySzk
―――時は少しさかのぼり、ちょうど死神がバイクと犬から消え去った時の、少しあとの話。
林道の中、一台の車(アストンマーティンのSUV)が走っていた。ちょうど、バイクと犬を後ろから追いかけていたのだ。
ナリタブライアン「……危なかったな。」
運転手のナリブが答える。なぜか、片手で運転している。
ノースフライト「ええ、死神がこっちにくるかと思いました。」
冷や汗を流しながら、ノースフライトは答えた。
アストンマーチャンが片手でナリタブライアンの手を握りながら、もう片方ではノースフライトの手を握っている。
125 :
すまぬ仮面
2025/06/30 10:20:11
ID:XGAqZjySzk
アストンマーチャンは、能力のわすらるる少女(デスティニーカノン) で手をつないだ2人まで、完全に姿気配を消すことができるのだ。
(ハンターハンターのカメレオンのやつ)
アストンマーチャン「大丈夫です。マーチャンは無敵なのです。」
と彼女だけ平然としている。
アストンマーチャン「それより、あの死神を追ってください。ブライアンさん」
ナリタブライアン「……!?、正気か!?」
ノースフライト「ええーーーーー!!」
アストンマーチャン「だいじょうぶ。マーチャンとその仲間達は無敵です。」
126 :
すまぬ仮面
2025/06/30 10:27:09
ID:XGAqZjySzk
ナリタブライアン「……」
ノースフライト「……」
ナリタブライアン「……ええい、ままよ!まずはあの犬とバイクを追い越すぞ!!」
アクセルを強く踏むブライアン。ブオっと音がする。
ノースフライト「ちょっとーー!!やめてー!!」
あっという間にバイクと犬を追い越す。
ウオッカ「ん?追い越しの車ァ?」
一瞬気を取られたが、再び運転に集中した。何かみたような気がするが……。
127 :
すまぬ仮面
2025/06/30 10:45:29
ID:XGAqZjySzk
ナリタブライアン「追い越したぞ!」
アストンマーチャン「もう少し運転して死神に近づいたら、私を下ろしてどこか林の中で駐車して、かくれてまっていてください。」
ナリブ「わかった。」
どうやら車でできるだけ近づいてあとは走りらしい。
ナリタブライアンは空に黒い渦(うず)のようなものができたのに、気づいた。渦の周辺や中心には雷が何度も発生し、渦や雲を明るく照らしていた。
ナリタブライアン「なんなんだあれは」
そういつつしばらく運転した。
128 :
すまぬ仮面
2025/06/30 10:48:14
ID:XGAqZjySzk
……
マーチャン「このへんでいいです」
そういってマーチャンは車を降り、林の中最短ルート走り出し、空の死神を追い始めた。
どうやら死神は黒いうずを目指して、飛行しているらしい。
その死神を追うアストンマーチャン。わすらるる少女(デスティニーカノン)は発動中だ。見つかっていない。
だいぶ飛行しただろうか。
やがて死神は空の黒い渦に到着した。
いつかはわからないが、突如現れた黒い渦は相変わらず雷をともなっている。
すぐに死神に追いつくマーチャン。
しばらく黒い渦の前で思案する死神。
それを遠くの地面に立ち眺めるマーチャン。死神の体と鎌がやっと確認できる距離だろうか。どうやらこのまま死神は渦の様子を見るらしい。
129 :
すまぬ仮面
2025/06/30 10:50:59
ID:XGAqZjySzk
突如一際大きい雷とともに、ゴゴゴゴと黒い渦は音を出し、やがて亀裂が入り、亀裂から光が差した。
その瞬間、マーチャンは眩しくて一瞬何がおこっているかよくわからなかった。まぶしくて顔を少し渦から背けたのだ。
それでも頑張ってみようとする。激しい光が差すなか、死神は鎌を黒い渦に対してひとふりする。
その死神の鎌が渦をこわしたようには見えなかったが、一瞬で光は消え、見るとすでに黒い渦はなくなっていた。
それから黒い渦のあった場所に魔法陣ができた。それから数分すると、死神の体の周りに魔力の光と魔法陣とともに、死神は一瞬で消えた。
転移魔法を使ったのだろう。
マーチャン「……多分、お城に帰ったんですね。でも、何してたんでしょう?」
130 :
すまぬ仮面
2025/06/30 10:58:08
ID:XGAqZjySzk
土を踏み締める音に気づいたのか、車によりかかったナリタブライアンはつぶやいた。口にくわえていた葉っぱなのか枝のようなものをぺっと地面に飛ばす。
ナリブ「戻ってきたか」
かっこつけているが、さっきまでびびってあちこちにかくれていたのだ。
アストンマーチャン「はい。でも収穫はなしでした。」
ノースフライト「命があるだけ、いいと思います。」
アストンマーチャン「ですね。お待たせしました。それでは野営地の予定場所まで行きましょうか」
ナリタブライアンと、ノースフライトは車に乗り込んだ。
ナリタブライアン「どうした?早く乗れ」
アストンマーチャンはさっきまで黒い渦と死神がいた方角の空を見ていたが、やがて車に乗り込んだ。
131 :
すまぬ仮面
2025/06/30 11:01:18
ID:XGAqZjySzk
アストンマーチャン「実に不思議なことでした」
そういって自分の見てきたことを二人に語り始めた。
おおきなため息をつきながら、同時に安堵してナリタブライアンは車を運転し始めるのであった。
ー野営地編 終了ー
132 :
すまぬ仮面
2025/06/30 11:03:35
ID:XGAqZjySzk
やっと野営地編終わったw
今日はここまでです。
ちょっと用事もできたので。
次から悪魔城に入ります。次の予定は未定です。……マジすまぬ。ゆっくりまってて。
133 :
お前
2025/07/01 03:00:30
ID:YzDSmv2xps
>>39
です
すまぬ仮面さん、気長に待ってまーす!
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