安価で決める自由なファンタジー
1 : トレーナーさん   2022/11/21 11:10:50 ID:r3TI/nZmY6
https://umabbs.com/patio.cgi?read=1684&ukey=0&cat=765
の第二弾です

前回同様
・出来るだけウマ娘関連のネタを振ってくれるとやりやすいです
・過激過ぎる内容は無し、微エ〇くらいならOK

今回はジャンルをファンタジーに設定しましたが、具体的な方向は行き当たりばったりで決めていきます


主人公は>>3
2 : モルモット君   2022/11/21 11:42:02 ID:RAfV8bEObU
ドゥラエモン
3 : トレ公   2022/11/21 11:47:08 ID:1KRQx00nEA
キングヘイロー
4 : マスター   2022/11/21 11:51:40 ID:r3TI/nZmY6
舞台となる時代は>>5
場所は>>7(架空の場所も可・他作品の舞台は不可)
5 : お姉さま   2022/11/21 11:51:54 ID:jpQgwQ5.B.
>>3
正に王道ですな!!!
6 : 貴様   2022/11/21 11:52:22 ID:jpQgwQ5.B.
現代
7 : トレピッピ   2022/11/21 11:52:54 ID:jpQgwQ5.B.
佐賀競馬場
8 : アナタ   2022/11/21 11:54:14 ID:r3TI/nZmY6
時代を安価しなおします
>>10(佐賀競馬場が無い時代も可)
9 : アナタ   2022/11/21 11:58:43 ID:jpQgwQ5.B.
現代
10 : 貴方   2022/11/21 12:04:53 ID:Ye8.Y2wf42
1990年辺り
11 : 相棒   2022/11/21 12:34:25 ID:fHL8do0Rsw
携帯電話普及前か
12 : 使い魔   2022/11/21 13:16:48 ID:r3TI/nZmY6
「ちょっと!?何なのよこれーっ!?」
ある日トレーニングしていたキングヘイローは突如謎の光に包まれた。
「うう・・・ここは・・・」
見たところレース場のようだ。
近くに人はいないのでキングヘイローの出現を怪しむ者もいない。
身体に違和感は無い。
とにかく状況を把握しなければ、とキングは考えた。
「えーっと、まずは外に出てみようかしら」
その時ある文字が目についた。
「佐賀、レース場?ここ佐賀なの!?」

そこに現れた人物は>>13
13 : キミ   2022/11/21 13:17:32 ID:jpQgwQ5.B.
佐賀七英雄ウマ娘
14 : お兄ちゃん   2022/11/21 13:18:09 ID:Bpe0xUZAS2
ジュンイチロー(ムダヅモ)
15 : アナタ   2022/11/21 13:36:25 ID:r3TI/nZmY6
「ふははははは!戸惑っているようだな娘よ!」
「無理も無い。こやつは何も知らないのだからな」
「誰!?」
客席に七つの影が立っていた。
全員がローブでシルエットを隠し深くフードを被っている。
「ハハッ。知りたい?教えて欲しい?」
「・・・早く教えていただけないかしら」
生意気な声に生意気に返す。
「私達は佐賀七英雄ウマ娘」
「ワシらがじょうちゃんをここに呼んだ」
話し方は個性的だが、声から判断するに全員女性のようだ。
「何ですって?どうしてそんな事をするのよ」
キングは謎の人物に対しても恐れを抱かない。
いや、恐れてはいるが、表に出さないようにしているというのが正しいのかもしれない。

佐賀七英雄ウマ娘がキングヘイローを召喚した理由は>>17
16 : お兄ちゃん   2022/11/21 17:21:57 ID:dFSFt9fqyw
天空都市SAGAの首長からの命令があったため
17 : トレーナーちゃん   2022/11/21 17:22:46 ID:7vbeZN7a9o
キングを生身で月へ射出するため
18 : お姉さま   2022/11/21 17:23:04 ID:aukvi7b9Ng
資金難に悩んでいたのでお嬢様を呼んだ
19 : アナタ   2022/11/21 19:14:04 ID:yRtz5GBOtc
これはキングさん死にましたね間違いない
20 : トレーナー君   2022/11/21 19:14:57 ID:r3TI/nZmY6
「我々は真の王を探しているのだ。そして王の名を持つそなたを召喚し、真の王か確かめる」
「真の王がウマ娘を導き、ウマ娘を脅威から守ると言い伝えに記されているのです」
「それで?真の王かどうかを確かめる方法って?まぁ、このキング以外に真の王に相応しいウマ娘はいないでしょうけど」
「生身で月に射出するよ。真の王は月の加護を受けてるらしーからね!」
「やっぱり真の王になるのは遠慮しておくわ」

七英雄の一人の正体は>>21
今日はここまで
21 : トレーナー君   2022/11/21 19:47:55 ID:7lyXlO0YE.
88世代
22 : トレーナーさま   2022/11/21 20:19:58 ID:oLmoxD08yw
ミュゲロワグナス!キングを月に打ち上げる時が来たぞ!
23 : 貴方   2022/11/21 21:16:24 ID:RH1/eS0Fs.
えっちな世代きたな…
24 : マスター   2022/11/22 08:56:29 ID:9wNDzMrO96
再開します

キングヘイローは月に射出される前に急いで立ち去ろうとした。
「待った待ったーっ!僕たちの話はまだ終わってないぞーっ!」
その時、呼び止めた七英雄の一人のフードが動いた拍子に取れた。
「えっ!?メジロアルダン先輩!?」
「むー?僕が誰だって?」
話し方や雰囲気は全く違うが、見た目だけはメジロアルダンだ。
「あの、他の方もフードを取っていただける?」
未だに状況は理解出来ないが、この謎の人物達の正体は知っておきたい。
「まぁ、良かろう。好奇心は大事にすると良いぞ」
25 : 貴方   2022/11/22 08:56:44 ID:9wNDzMrO96
他の六人もフードを取った。
それぞれオグリキャップ、スーパークリーク、ヤエノムテキ、サクラチヨノオー、バンブーメモリー。
そして。
「お母様!?」

お母様の口調は>>27(本物の口調と異なる)
26 : お兄ちゃん   2022/11/22 10:08:51 ID:NHbm1YOBSE
語尾に「ザマス」と付ける
27 : アナタ   2022/11/22 10:58:49 ID:IH8/S/YMKM
お嬢様言葉(ただしイントネーションが関西弁)
28 : トレピッピ   2022/11/22 11:29:42 ID:9wNDzMrO96
「誰に向かってお母様と。ワイには貴方のような子供はいませんわ」
やはり外見と中身は別物のようだ。
「それよりも、貴方に真の王になっていただく事の方を優先いたしませんか?」
「月に生身で飛ぶなんて嫌よ」
「それは嫌だろうな。だが他の方法も無い事は無いぞ!」
オグリキャップ?は偉そうに告げる。
「一応聞いておくけど、もっと現実的な方法なんでしょうね?」
キングヘイローはまだ警戒を解かない。
「魔石の王冠を戴冠する事ですわ。真の王のみが戴く事が出来ると言われる伝説の王冠。これがあれば真の王であるか確かめられますわ」
29 : トレーナーさま   2022/11/22 11:29:54 ID:9wNDzMrO96
「結局、確かめねェ事にはテメェは元の時代に帰れねェぞ?じゃあ王冠取りに行ってくれるよなァ?」
凶悪な目つきのサクラチヨノオー?はキングの顎を持ち上げながら言った。
それを振り払いながらキングは尋ねた。
「元の時代って・・・じゃあここはいつの時代なの?」
「1992年、11月21日じゃ」
年季を感じさせる話し方のスーパークリーク?が答えた。
「なっ!?30年前!?」
「ガタガタうるせェな、さっさと王冠取りに行って来いよオラ!」
サクラチヨノオー?に突き飛ばされ、地面に手を着いた。
しかし、目を開けるとそこはさっきまでいたレース場ではなかった。
「もう!乱暴なんだから・・・ここはどこかしら?」

キングヘイローが転移した場所は>>31
30 : トレーナー君   2022/11/22 12:09:14 ID:ixArvRgvhA
行川アイランド
31 : お姉さま   2022/11/22 12:35:38 ID:zsfaa4ay/Q
1億2000年前の地球
32 : トレーナー   2022/11/22 12:39:21 ID:aOJrH4eVmM
>>31
地球物語かな?
33 : マスター   2022/11/22 12:41:00 ID:k5jT9peaNY
さむそう
34 : マスター   2022/11/22 13:06:54 ID:9wNDzMrO96
「ギャオオオオオンッ!」
目の前には恐竜が。
「て、撤退!撤退よーっ!」
キングヘイローしかいないのに大声で号令をかけた。
近くの草むらに急いで隠れる。
トリケラトプスが左の方に見える。
つまり、白亜紀。
(キングヘイローさん。この時代に魔石の王冠があります。探して下さい)
脳内に優しげな声が聞こえる。
確かバンブーメモリー?の声だ。
(とはいえこのままでは不便でしょうから、一つだけ能力を与えます。どんな能力でも良いですよ。念じるだけで対象を殺したり、どんな傷でも治したり、光の速さで移動したり)
「そ、そんな事まで・・・」

キングヘイローが望む能力は>>36
35 : トレーナー   2022/11/22 14:13:02 ID:cOhPR9roKw
針穴に糸が一髪で通る能力
36 : アナタ   2022/11/22 14:14:53 ID:5uqe6txTQk
応援されるたび力が増す
37 : お兄さま   2022/11/22 14:26:27 ID:9wNDzMrO96
「キングにふさわしい能力…応援されるたび力が増す、なんてどうかしら?」
しかしキングはここが白亜紀の地球である事を一瞬失念していた。
「あっ!やっやっぱりち」
(承知しました。応援されるたび力が増す能力ですね)
「あ、いや、やっぱり」
その時、キングヘイローは力が身体の内側から湧いてきているのを認識した。
(それでは、頑張ってくださいね)
「失敗したわ…」
がっくりと頭を下げてうなだれる。
「だ、駄目よ!たとえこんな時でも頭を下げては駄目。私はキングな…」
いつの間にかジャージのズボンに紙が挟まっていた。
「これは…地図?」
地図にはある言葉が記されていた。

その言葉とは>>38
38 : お姉さま   2022/11/22 14:38:13 ID:cRvUhEnkog
城之内死す。
39 : アンタ   2022/11/22 14:46:17 ID:9wNDzMrO96
「城之内死す?何なのかしらこれ…」
地図に書かれた謎の言葉。
「あそこの山の辺りに書かれているわね…」
遠くに大きな山が見える。
地図と照らし合わせると、あの山にこの言葉のヒントがあるのかもしれない。
「じょうの…しろの…しろこれ…」
あれこれ言葉の意味を考えながら移動を始める。
見たところ肉食恐竜はいない。
移動するなら今がチャンスだ。

山までの距離は>>40(見える範囲かつ近すぎない)
40 : キミ   2022/11/22 15:03:24 ID:cRvUhEnkog
42.195km
41 : キミ   2022/11/22 15:49:12 ID:9wNDzMrO96
「かなり遠そうね…日が暮れる前に到着したいのだけど…」
とにかく歩き出さない事にはたどり着けない。
「ブルルルゥ!」
「ひゃっ!?」
パラサウロロフスが嘶いた。
「ふぅ、ちょっと暑くなってきたわね」
白亜紀の平均気温は現代より10度ほど高い。
つまり初夏ぐらいの気温はあるのだ。
ジャージの上着を脱ぎ、腰に巻き付ける。
「ああっ!?」
小型の恐竜がジャージに噛みつき、そのまま引っ張って持っていってしまった。
「ちょっと、それはキングの物よーっ!返しなさいよーっ!」

山に到着したのは>>42(何時間後)
42 : お兄ちゃん   2022/11/22 17:33:03 ID:QBrqKcPpok
2時間後
43 : アンタ   2022/11/22 17:40:31 ID:9wNDzMrO96
ウマ娘の脚ならそれほど時間はかからなかった。
結局ジャージは失ってしまったが、走ったおかげで早く着く事が出来て結果オーライだ。
「ふぅ、良いトレーニングになったわね。さて、今度は登山ね」

山の標高は>>45(約何m)
今日はここまで
44 : トレーナー   2022/11/22 19:06:02 ID:k5jT9peaNY
42.195
45 : トレーナー君   2022/11/22 19:16:03 ID:cRvUhEnkog
10万m
46 : 貴様   2022/11/22 21:40:40 ID:2lM4nwY9Q2
宇宙に到達してるな
47 : マスター   2022/11/23 08:25:16 ID:K5QdBitwec
再開します

「な、何なのよこの山〜っ!」
遠くから見た時と明らかに標高が違う。
「まさかこの頂上じゃないでしょうね・・・」
(もちろん、頂上に王冠はありますよ)
再び脳内に声が聞こえてきた。
「ちょっと!?本当にこの山に登らなくちゃいけないの?」
(ええ。ですが、流石に生身で登れとは言いません。一つ道具をお貸ししましょう)
「本当!?」

キングヘイローが手に入れる道具は>>49
48 : マスター   2022/11/23 08:26:17 ID:MDIyDG2TAw
スーパーマント
49 : お姉ちゃん   2022/11/23 08:26:42 ID:HRX90Cufuw
自撮り棒
50 : キミ   2022/11/23 08:46:39 ID:K5QdBitwec
「そうね・・・じゃあ自撮り棒。そして配信が出来る端末よ!」
(なるほど。では近くに生えている木の中に置いていきます。端末の配信以外の機能は使えません。ご了承下さいね)
バンブーメモリー?の声は聞こえなくなった。
木の中を探してみると自撮り棒とスマホが置いてあった。
「これでこの山を登れるわ。待っていなさい魔石の王冠!」

使用する配信用のアプリは>>52(ウマ娘世界の)
51 : トレーナーさん   2022/11/23 08:48:45 ID:FE.SLP4jVM
ウマチューブ
52 : トレーナーさん   2022/11/23 08:49:02 ID:7PF5ah88jQ
ツイキャス
53 : お兄さま   2022/11/23 09:57:22 ID:K5QdBitwec
「これね」
唯一入っていたアプリは「ウマキャス」。
配信にうってつけのアプリだ。
「早速配信を始めましょう。ここを押せばいいのかしら」
配信が開始された。
不思議な力で電波を元の時代に発信出来るのかもしれない。
「ごきげんよう!キングヘイローの一流配信へようこそ!」
自撮り棒を使って自分の姿を映し出す。
54 : お姉ちゃん   2022/11/23 09:57:27 ID:K5QdBitwec
「今日はVRウマレーターを使って白亜紀の地球からお送りするわ!」
状況説明に時間を割くのは得策とは言えないため、VRゲームの中であると言っておく。
(おおスゲー)(無茶苦茶リアルじゃん!)(ごきげんよ~)(今日は何するの~?)
「今日キングが行うのは登山ゲームよ!みんなが応援してくれればしてくれるほど速く登れるのよ」
(みたことないゲーム)(キングがゲーム配信なんて珍しい)(がんばえ~)
キングは愛想の良い笑顔を振りまきながらも内心安堵していた。
世界から切り離されていないという実感は孤独感を和らげた。
「さあ、キングコールで思う存分盛り上げなさい!」

キングコールや応援の言葉>>55>>56>>57>>58
55 : トレーナー   2022/11/23 09:59:14 ID:NEXTkayvro
🐴...芦毛ではないのですか...ま、頑張って下さい...はぁ...ふれふれ~...
56 : モルモット君   2022/11/23 11:43:01 ID:MDIyDG2TAw
ギフト:プテラノドン(2400pt)
(登山装備の購入費にどうぞ。)
57 : お姉ちゃん   2022/11/23 18:14:51 ID:K5QdBitwec
進行します

キングヘイローの配信はかなり視聴されているようだ。
(…芦毛ではないのですか…ま、頑張って下さい…はぁ…ふれふれ~…)
「あ、ありがとうね、ASGスキーさん」
(登山装備の購入費にどうぞ)
ギフトで届いたのはプテラノドン、かなり高価なギフトだ。
「ありがとう~!このゲームに装備拡張機能は無いみたいだから気持ちだけもらっておくわ~」
58 : 相棒   2022/11/23 18:14:57 ID:K5QdBitwec
ゲームだからではなく、白亜紀だから無いのだ。
応援の力で脚にパワーが宿っていく。
普段の何十倍も速く山道を登っていける。
自撮り棒を構えながらでも速度を落とさずに走れる。
(すごい!)(はや~い!)(景色見えねえ)
「すごいわ!これなら何万mでも楽々登れちゃうわ!」
標高は二万メートルを突破したが、空気は全く薄くならない。
高山病の心配も無さそうだ。
「どんどん力が湧いてくるわね!これもキングの人望のおかげかしら!」
加速度的にスピードは上がり、ついに頂上が見えた。

キングヘイローの配信の視聴者数は>>60
今日はここまで
59 : お姉さま   2022/11/23 18:17:20 ID:thuL8lKGNw
25人
60 : 相棒   2022/11/23 18:17:57 ID:sIoI9wMMec
2兆9千億人
61 : トレ公   2022/11/23 19:12:39 ID:MDIyDG2TAw
>>60
ファル子のファンと同じ流れで宇宙人含んでいてワロタ
62 : モルモット君   2022/11/24 09:22:13 ID:FbzGRIMDdU
再開します

「ここまでの応援、感謝するわ!えーっと、視聴者数は・・・2兆9千億人!?ちょっと!何で地球の総人口より多いのよー!?」
キングが知る由も無いが、実は時間を超えて配信されており、全ての時間軸から視聴されていたのだ。
「ま、まぁ良いわ。それだけキングが人気だという事だもの。それよりも登頂の方が先ね」
キングヘイローはついに10万mの山を登りきった。
「それでは今日はここまで。また次回、キングに会いに来なさい!」
配信を終了すると同時に、自撮り棒とスマホは消えてしまった。
「さて、王冠はどこかしら」
真の王のみが戴冠出来るという魔石の王冠。
地図に書かれた謎の言葉も未だ意味が分から・・・。
「城之内死す、ね」
白亜紀にはありえない大きな城が建っていた。

城は>>64(どこの文化圏の城か・和風、ヨーロッパ風など)
63 : 貴様   2022/11/24 12:20:22 ID:TUsLY7GKaU
中華風
64 : キミ   2022/11/24 12:29:14 ID:obm/KIh.to
聖都ペンドラゴン 【コードギアス】
65 : 貴方   2022/11/24 14:06:55 ID:FbzGRIMDdU
「変わった形の城ね」
城の外壁から平たい台座のような物が飛び出しており、上から見ると正八角形と十字を重ねたように見えるだろう。
「入口はここかしら」
大きな扉を押し開けると中には小さな石板が墓標のように立てられていた。

石板に記されていた試練の内容は>>67
66 : トレーナーさん   2022/11/24 14:07:31 ID:uQC6zeHOEQ
超 必 殺 技 伝 授 !
67 : マスター   2022/11/24 14:27:58 ID:g1u9h595pM
目でピーナッツを噛む
68 : トレ公   2022/11/24 15:01:27 ID:FbzGRIMDdU
「汝、その眼で果実を喰らうべし」
石板にはこの言葉と挿絵しか記されていなかった。
そして石板の前に置いてある物から判断すると。
「ピーナッツを目で噛むって事・・・?」
意味が分からないが、とりあえずピーナッツを手に取ってみる。
「だ、ダメよ!キングともあろうものがこんなみっともない真似出来る訳ないじゃない!」
目の前まで持ってきた所で正気に帰った。
「大体、ピーナッツを目で噛まないとなれない真の王なんて全然王じゃないわ!何か他に方法があるはずよ!」
69 : あなた   2022/11/24 15:01:39 ID:FbzGRIMDdU
キングヘイローは城の内部を見渡した。
大して物は無く、壁に様々な形の像が埋め込まれているくらい。
「あれは・・・目の形の像!」
これしか無いと即座に駆け出した。
すると壁から矢が勢いよく発射され、キングの頭を真横から撃ち抜いた。
「あ、あああ危なかったわ・・・」
撃ち抜いた、と思いきや間一髪の所で頭を横に振って身体全体で避けた。
「罠があるのね・・・気をつけないと・・・」

この後発動する罠は>>70
70 : あなた   2022/11/24 15:14:45 ID:zVpiMYr2fM
山の麓へのワープ装置
71 : アナタ   2022/11/24 15:15:51 ID:YB/XNrfBNE
キントレがイケボでキングをめちゃくちゃ褒めたりしてくれる幻聴
72 : お兄さま   2022/11/24 15:59:28 ID:FbzGRIMDdU
気をつけようと思った矢先、足元が少しだけ沈みこんだ。
「あら?」
足元が光り出した。
「っ!?」
急いで前に踏み出すが、左脚は光の上に残ってしまった。
「な、何なのよ!これ!?」
キングの左膝から下が無くなっていた。
ただし、痛みも無いし、傷すら無かった。
「感覚はあるわ。切断された訳じゃなさそうね・・・。でもこれじゃ歩けないわ」
靴越しに帰ってくる感覚から察するに、左脚は地面の上だ。
「・・・這いつくばってでも行くしかないわ。キングがこんな所で諦める訳にはいかないもの」
ゆっくりと、キングヘイローは這い始めた。

次の罠は>>73
73 : お姉ちゃん   2022/11/24 16:48:25 ID:mSWbSq/DJM
隕石が堕ちてくる
74 : お兄さま   2022/11/24 16:49:36 ID:xZF4xHpwSY
無数のチ○コが降ってくる
75 : トレーナー   2022/11/24 17:41:30 ID:3fdg65kQ06
いくら仮想とはいえ、ウマ娘(しかも苦労してやっとG1取ったようなタイプ)が脚失うのはかなりメンタルに来そう
76 : 貴方   2022/11/24 19:52:06 ID:FbzGRIMDdU
カチッ。
「今度は何!?」
高い天井に何かがいる。
「キエェェェェェェッ!」
「プテラノドン!?」
何百、いや何千もの小さなプテラノドンが城の中にいたのだ。
しかも脚で石を掴んでいる。
そして、爆撃のように石をキングに向かって落とし始めた。
「ちょっと!何なのよこれーっ!」
77 : トレーナー君   2022/11/24 19:52:24 ID:FbzGRIMDdU
叫びながらも行動に移る。
寝返りをうつかのように仰向けになり、拳を上に突き出した。
「応援の力はまだ残っているわ!」
衝撃波だけで何百体ものプテラノドンを吹き飛ばした。
残っている右脚でゆっくり仰向けのまま進んでいく。
衝撃波で隕石を迎撃しながら、キングヘイローはついに目の形の像に辿り着いた。

キングヘイローの勝利宣言は>>79
今日はここまで
78 : キミ   2022/11/24 22:14:32 ID:4IddnOr4xc
これですべて終わりですわ!!
79 : お兄さま   2022/11/25 00:08:28 ID:VmGibQAN0k
勝ーっちゃった勝っちゃった!ぶいっ!

…これ恥ずかしくない?
80 : トレーナーさま   2022/11/25 08:47:14 ID:JX9ehre1zg
再開します

目の形の像に手をかけ、右脚だけでフラフラと今日に立ち上がる。
ジャージのズボンに入れていたピーナッツを一粒取り出し、像の瞼の辺りに置く。
予想通り、この像は上瞼が動くようになっている。
つまり、目を閉じればピーナッツを噛ませ、砕ける!
「勝ーっちゃった勝っちゃった!」
気分が高揚するキング。
「ぶいっ!」
掛け声に合わせて思い切り瞼を下に押し込んだ。
パリッ。
ピーナッツは砕け、その瞬間に世界がぐるぐる回っていった。
回る世界の中でキングヘイローは呟いた。
「ついテンションが上がっちゃったわ・・・キングらしくもない」
一連の出来事はキングヘイローの精神に少なからず負荷をかけていたようだ。

次に別世界に連れていく佐賀七英雄ウマ娘は>>83(バンブーメモリー?以外)
81 : トレ公   2022/11/25 08:51:26 ID:ueh9ROAGTk
オグリ
82 : 相棒   2022/11/25 16:58:36 ID:6H1S4o6HlI
スーパークリーク
83 : トレピッピ   2022/11/25 18:00:23 ID:bCnbCRRRPk
お母さま
84 : お兄さま   2022/11/25 19:37:34 ID:JX9ehre1zg
眩しさに目を開けると、また佐賀レース場だった。
「ずいぶん久しぶりに感じるわ・・・」
佐賀七英雄ウマ娘が出発時と同じように並んで立っている。
「よくぞ無事に戻りました。王冠を手に入れる事が出来たのはあなたのおかげです」
いつの間にか頭の上に王冠が載っていた。
ついでに左脚も戻っている。
「いいえ、貴方の手助けあってこそよ。・・・ってあら?」
バンブーメモリーに見えていた七英雄ウマ娘が元の姿と思われる容姿に戻っていた。
85 : トレピッピ   2022/11/25 19:37:48 ID:JX9ehre1zg
「シロノウチシス。あの言葉が無ければ最初の矢で死んでましたわ。ヒント付けておいて正解でしたわ」
「お母様・・・」
関西弁のような話し方は違和感の塊だった。
「じゃ次、行きましょうか」
「次って・・・王冠は手に入れたじゃない!」
王冠を手に取り、その存在を確かめる。
「王冠をよく見て下さい。魔石が無いでしょう?」
確かに六ヶ所穴が空いている。
ここに魔石をはめ込まなければならないという事か。
「早速一つ目の魔石、取ってきてもらいましょうか」
「ちょっとま」
またしても眩い光に包まれたキングヘイローは別の世界へ飛ばされたのだった。

次に飛ばされた世界は>>87
今日はここまで
86 : トレーナー君   2022/11/25 19:44:30 ID:HnOrHRkPOk
江戸時代(佐賀に居る設定は変わらない)
87 : 貴様   2022/11/25 19:46:18 ID:Bq0iUpHg8c
UC.0093 逆シャア
88 : アナタ   2022/11/25 19:47:24 ID:bCnbCRRRPk
佐賀が10個ある世界
89 : 1   2022/11/25 20:43:08 ID:JX9ehre1zg
>>87
ほとんどガンダムシリーズ知らないので、調べたあらすじを元に何となく世界観を作ります
合わない所があると思いますがご了承下さい

>>1にもある通り、出来ればウマ娘関連のネタか超有名なネタを振って頂けるとやりやすいです。
90 : 使い魔   2022/11/25 20:54:58 ID:bCnbCRRRPk
>>89
宇宙世紀の流れわかんない状態で逆シャアエミュはきつそうやな・・・
91 : トレーナー君   2022/11/25 23:44:29 ID:Bq0iUpHg8c
>>89
シャアの演説と戦闘の流れを抑えておけば大丈夫
92 : あなた   2022/11/25 23:57:02 ID:4lR6ANSr3Y
裏サイトのニコニコ動画ってところで戦闘シーンだけなら全部はられとるで
93 : トレーナー   2022/11/25 23:58:04 ID:Mm/zxhtkZU
>>89
うーん、ガンダムも超有名なとこだから結局イッチが知ってるかどうかよね
世界転移系はこの辺がネックだなあ
94 : お前   2022/11/26 08:04:01 ID:.dNhaxf9Ww
再開します(あくまで世界に転移するだけなので恐らく主要人物に出会ったりはしません)

「ここは・・・」
何かの大きな建物が見える。
「また地図があるわね」
再び地図がズボンに挟まっていた。
王冠は取り上げられたらしい。
「チベット、ラサ」
ここはチベットのラサという場所。
目の前の建物は地球連邦政府本部というらしい。
地図にはまた文字が書かれている。

地図に書かれた言葉は>>95
95 : トレーナー   2022/11/26 08:22:10 ID:XnluZefkEs
ジーカップダイスキ
96 : トレーナー君   2022/11/26 08:47:55 ID:.dNhaxf9Ww
「ジーカ・・・ちょっと!何なのよこれ!」
ジーカップダイスキ。
他にヒントらしい物も無い。
「はぁ、今回も大変そうね・・・」
(聞こえますか?)
この声は・・・お母様?だ。
「聞こえるわ」
(まもなくその辺りに小惑星が衝突します。その小惑星を破壊して下さい)
「無茶言わないでちょうだい!」
(もちろん能力を一つ与えます。どんな能力でも構いませんよ。ただしこれまでの力は無くなっていますので注意して下さいね)
再び能力を手にする事が出来るらしい。

キングヘイローが手に入れる能力は>>98(これまでと違う能力)
97 : 貴方   2022/11/26 08:52:28 ID:/7xwCBHanc
オグリキャップの因子(小惑星を食べる能力)
98 : アナタ   2022/11/26 10:12:34 ID:qEX2AQ1rWs
1分だけ時を戻せる
99 : モルモット君   2022/11/26 10:23:27 ID:.dNhaxf9Ww
「…決めたわ。時間を戻す能力よ。小惑星を壊すなんて事、きっと一度じゃ出来ないもの」
かなり強力な能力だが、七英雄ウマ娘なら可能だろう。
(良いですよ。しかしあなたに扱える時間の限界量は一分です。それ以上戻そうとすると肉体と魂にダメージを与えてしまいます)
「たった一分なの…?ねぇ、やっぱり他の能力にしても」
(では健闘を祈ります)
「あ!待ちなさいよ!」
反応は無い。
「はぁ、とにかく行動しなくちゃね」

キングが次にする事は>>100
100 : トレーナーちゃん   2022/11/26 10:25:10 ID:1HVj7M6qSU
武器の確保
101 : お前   2022/11/26 10:34:47 ID:.dNhaxf9Ww
「まずは小惑星を壊すための武器を用意しようかしら。見たところそれなりに技術は発達していそうだけれど」
最寄りの大きな建物に行けばきっと武器、兵器の類はあるかもしれない。
しかし、そんな場所に部外者のキングヘイローが訪ねて行って、武器を貸してほしいと頼み込んだとして、素直に許可してくれる訳が無い。

本部前で考え込むキングヘイローに話しかけたのは>>103(未登場のウマ娘)の姿をした人物
102 : トレーナーちゃん   2022/11/26 10:51:48 ID:FtPUu2ocU6
CB
103 : アナタ   2022/11/26 11:55:44 ID:PDu280WyYM
ボーノ
104 : 貴方   2022/11/26 13:05:46 ID:.dNhaxf9Ww
「貴様!ここで何をしている!避難指示を聞かなかったのか!」
「ヒシアケボノさん・・・じゃないわね」
ヒシアケボノの姿をした別人は威圧感を持ってキングに問いかける。
「・・・実はこの本部に用があるの。貴方は関係者?関係者なら入れてほしいんだけれど」
「まず貴様は何者だ。まさかネオ・ジオンの者では無いだろうな」
敵対している団体だろうか。
とにかく、ここは友好的な関係を築くのが良いだろう。
105 : あなた   2022/11/26 13:06:01 ID:.dNhaxf9Ww
「そんな訳無いじゃない。私は小惑星を破壊しに来た救世主、キングヘイローよ!」
あえて大きな人物であると宣言する。
「ふざけている場合か!早くここから逃げないか!」
「ちょっ、ちょっと!大体貴方だって逃げてないじゃない!」
「俺は誇り高き軍人だ!貴様のような逃げ遅れた者を探していたのだ!」
この世界にもちゃんと良心や責任があるらしい。
「貴方の名前、聞いておいても良いかしら?」
「ふん。まぁ、良いだろう」
もったいぶりながらヒシアケボノ?は言った。
「俺はジーカップ・ダイスキだ」

ジーカップ・ダイスキの呼び方は>>106
106 : お前   2022/11/26 13:09:16 ID:/7xwCBHanc
GL-32
107 : アナタ   2022/11/26 13:35:06 ID:.dNhaxf9Ww
「なっ!?貴方が!?」
「ああ。通称GL-32。好きなように呼べば良い。そんな暇は無いがな」
「じゃあ簡潔にGLと呼ばせてもらうわ。それよりも、この本部に入れてもらえない?とにかく急いでいるの」
「・・・仕方ない。とりあえず中に入れ。嘘をついているようには見えんからな。俺より上の者は残っていないし、避難も終わった所だ」
「ありがとう。何か武器か兵器の類は無い?」
「小惑星を破壊出来るような物があれば避難などさせていない」

置いてあった兵器は>>109(小惑星は破壊出来ない)
108 : マスター   2022/11/26 13:39:27 ID:/7xwCBHanc
金属バット
109 : トレーナー君   2022/11/26 14:38:29 ID:drZZFgAhrQ
ヤクト・ドーガ
110 : アンタ   2022/11/26 15:03:58 ID:.dNhaxf9Ww
「これ、何なの…」
小惑星を破壊出来るような兵器は無いとGLは言っていたが、キングにそうは思えなかった。
「これはネオ・ジオンから奪ったモビルスーツだ。確かに使えれば強力ではあるが、使えなければただのデカい人形だ」
大きな、モビルスーツと呼ばれた兵器。
「使えないって…どうして使えないの?」
「そりゃあ、パイロットがいないからに決まっている。ニュータイプか強化人間でもないと乗れんからな」

キングはヤクト・ドーガに乗る事が出来るかどうか>>111
111 : お兄ちゃん   2022/11/26 15:56:36 ID:Qo/mYo5BZ6
根性で乗りこなす
なんだったら気合いで緑に光る
112 : お姉さま   2022/11/26 20:05:21 ID:.dNhaxf9Ww
「乗ってみても良いかしら?ニュータイプが何なのかは分からないけれど、試してみるだけなら良いでしょう?」
「・・・まぁ、良かろう。この際壊しても関係ないからな」
キングヘイローがシートに座る。
「これ、エンジンはどうやってかけるのー!」
「俺はパイロットじゃない!詳しい事は分からん!」
しかし他に使えそうな武器は無い。
これを乗りこなすしかないのだ。
「レバーがあるわね。とにかく色々触ってみましょう!」
ボタンやレバーを手当たり次第にガチャガチャ触ると、モニターに映像が映し出された。
「いけるわ!無理矢理にでも動かしてあげる!」
(仕方ないないですね。少し力を与えますわ)
ボタンを押しまくるのに必死で、お母様?のこの声に気付かなかった。
「やった!動いたわ!」
モビルスーツ全体とキングの身体から淡い緑色の光が出ている事にも本人は気づいていなかった。

向かう場所は>>113
今日はここまで
113 : 貴様   2022/11/26 20:12:59 ID:GDr7HEKxME
アクシズ
114 : 貴様   2022/11/27 09:43:09 ID:H0CiDja7sQ
再開します

「私は早速飛び立つわ!感謝するわGL!」
「おい!どこに行く気だ!」
「どこでも良いわ!とにかく動かなくちゃいけないの!貴方は早く避難しなさい!」
避難誘導をしていたジーカップ・ダイスキに避難しろと言っている事は気にしていないようだ。
天井を突き破り、キングが乗るヤクト・ドーガは宇宙空間に飛び出した。
感覚で操作されたこのモビルスーツは緑色の光を纏って飛行する。
「あれは・・・」
キングヘイローは知らない事だが、目の前に見える小惑星はラサに衝突する予定の物ではない。
小惑星アクシズだ。
キングヘイローは小惑星違いをした。

アクシズの周りには>>116(敵・複数でも可・ガンダム系以外でも可)
115 : 貴方   2022/11/27 09:56:37 ID:Wi4f3VzF4o
敵艦隊複数
116 : あなた   2022/11/27 10:05:05 ID:l9vLFMMvYI
赤いMS564億機
117 : お兄ちゃん   2022/11/27 10:32:56 ID:H0CiDja7sQ
「これを壊してしまえば良いのね。でも誰か残っていたら…」
小惑星の近くを漂っていると、視界に赤い物が映った。
「もしかして小惑星を一緒に破壊してくれるのかしら?赤くてかわいらし」
赤いモビルスーツは何百機も、いや何千機…そのさらに何十倍もいた。
そして一斉にビームをヤクト・ドーガに発射したのだ。
「て、敵なの!?」
間一髪のところで回避し、
(あれらは無人機ですわ。遠慮なく壊して下さいな)
「ちょ、貴方!いるならもっとヒントを教えなさいよ!」
またしても七英雄と音信不通になってしまった。
「良いわよもう!自力で全部倒すから!」
搭載されているビームライフルを振りかざし、564億機のモビルスーツに立ち向かう!

駆け付けた援軍は>>119(複数でも可・ガンダム系以外でも可)
118 : トレーナー君   2022/11/27 14:42:52 ID:7RebO2qdw2
THE EMBRYON
119 : キミ   2022/11/27 14:43:29 ID:CklVF4x5VM
バイド
120 : お前   2022/11/27 15:29:19 ID:H0CiDja7sQ
ドゴォォォン!
「今度は何なの!?忙しいのに!」
宇宙空間にも関わらず大きな音が響く。
「これ以上敵が増えたらどうしようもないわ!」
どこからともなく現れたのはロボットのような何かだ。
すると戦っている赤いモビルスーツに攻撃し始めた。
「味方なの!?」
今度は肉塊のような何かがモビルスーツにぶつかりに行った。
大量に現れた謎の増援はあっという間に敵を侵食し、吸収していった。
さらに、肉塊のような物を纏ったモビルスーツは他のモビルスーツを攻撃し始めた。
「よく分からないけど・・・味方みたいね・・・この調子で減らしていってちょうだい!」

味方と敵、どちらが最後まで残ったか>>121
121 : キミ   2022/11/27 16:04:35 ID:iSOm6o2Fx6
味方で
122 : お前   2022/11/27 16:05:15 ID:DcI8eQLDWk
ゴルシ乱入して全部持っていく
123 : お兄ちゃん   2022/11/27 19:47:42 ID:H0CiDja7sQ
数十時間にも及ぶ激戦を終え、赤いモビルスーツは全滅した。
残ったのはキングヘイローが乗ったヤクト・ドーガとバイドという謎の生物?一体のみ。
「や、やっと小惑星を破壊出来るわね・・・」
「き・・・えるか?聞こえるか?」
久しぶりに聞いたその声は。
「GL-32!」
「やっと繋がったか!重要な事を伝えなければならないんだ!」
「何なの?」
疲れているキングヘイローは早く答えを知りたがっている。
「破壊するべき小惑星はそれじゃない!」
「な・・・な・・・」
キングヘイローは全ての感情を込めて叫ぶ!
「何なのよそれぇぇぇぇぇぇぇぇっ!」

キングヘイローが食べる食事は>>125
今日はここまで
124 : お姉さま   2022/11/27 19:49:03 ID:iSOm6o2Fx6
5.6kgの超激カラチョリソーバーガー
125 : トレーナー君   2022/11/27 19:54:49 ID:mpdGOBTOTk
ギム爺破壊スレで出てきたオグリキャップ専用特注食器に盛られたチーズカツカレー(ハイパーメガトンウルトラスーパーデラックス超特盛)
126 : 貴方   2022/11/28 08:38:55 ID:QZ5MBRbXGI
再開します

「とりあえず帰還しろ。体力が無ければ出来る物も出来なくなる」
「・・・分かったわ」
徒労に終わった戦いから再びラサに降り立った。
「お前、実はかなりポンコツじゃないのか」
「し、失礼ね!そんな訳ないじゃない!」
顔を赤くして反論する。
「まずは腹ごしらえしろ。残っているありったけの食材を詰め込んでやった」
出てきたのは常識外れの大きさのチーズチキンカレー。
何十人前だろうか。
「こ、こんな量食べられる訳・・・」
「何日も飲まず食わずで戦っていたんだ。食えない訳が無い」
見た目がヒシアケボノであるせいか、食べない事に罪悪感が湧いてきた。
「あーもう!食べるわよ!食べ切ってあげるわよ!」
キングヘイローはまん丸になった。

この後のキングヘイローの睡眠時間は>>128
127 : トレーナー君   2022/11/28 12:37:33 ID:oYtBS.awI6
3時間
128 : アナタ   2022/11/28 12:38:49 ID:tyuOcJ4tP.
76時間
129 : 使い魔   2022/11/28 13:26:18 ID:QZ5MBRbXGI
「きゅぶにねぶくなってきたわ・・・」
ボールのように丸い身体のキングヘイローは満腹感によって眠ってしまった。
「・・・かせてやるか」
そして、時間は流れた。
「う、ぶ。いま、なんじかしら」
「やっと起きたか!お前!丸三日も寝おって!」
寝ぼけ眼のキングは状況を整理するのに時間がかかる。
「みっか・・・」
そして目を見開いた。
「三日!?」
「小惑星はもうすぐそこだ!早く逃げるぞ!」
「な!?何で早く起こしてくれなかったのよ!」
「何をしても起きなかった貴様が悪い!動かしようも無かったしな!」
ここでキングヘイローは気付いた。
「貴方だけでも逃げられたのに。どうして私を置いて逃げなかったの・・・?」
ヒシアケボノの姿を借りたジーカップ・ダイスキは気恥ずかしそうに言う。
「貴様は救世主なのだろう?置いていく事など出来るか。・・・起きたのならさっさと世界を救え!」

キングヘイローが痩せる方法は>>130
130 : トレーナーさま   2022/11/28 14:26:38 ID:2t1DJBE/4g
>>125を3セット食べる
131 : トレーナー君   2022/11/28 14:55:05 ID:QZ5MBRbXGI
キングヘイローは一つ思いついた。
「・・・何回も繰り返せば」
「何か言ったか?」
「いいえ。・・・感謝するわGL。これまでありがとう。世界を救ってくるわ」
不意を突かれたGL-32の顔はキングヘイローの瞼に焼き付いていた。
「一分戻し!」
「丸三日も寝おって!」
「一分戻し!」
「むにゃいちりゅうの・・・」
「一分戻し!」
「おーほほ・・・」
「一分戻し!一分戻し!一分戻し!一分戻し!・・・」
132 : トレーナーさん   2022/11/28 14:55:36 ID:QZ5MBRbXGI
「か、完食、よ。・・・この辺りで一度休憩しようかしら」
時間を戻すのも精神的にかなり疲れる。
それもほぼ三日分を一分ずつ。
「・・・ふぅ、もう少しよ!一分戻し!一分戻し!」
「あと、ひと、くち」
「軍人になったのは十年以上前でな」
食べている時には聞く余裕が無かったが、戻ってきた今になってGL-32が何かエピソードを話していたという事に気付いた。
「パイロットになるのは難しいが、それでも何とか戦いに参加したくてな・・・」
「はっ!?ちょっと聞いてしまってたわ!」
ついGLの話を数分聞いてしまった。
意外と話が上手かった。
133 : アナタ   2022/11/28 14:56:13 ID:QZ5MBRbXGI
「一分戻し!」
「あと、ひと、くち」
今度は止まらずに戻す。
「一分戻し!一分戻し!一分戻し!一分戻し!・・・」
追加で三回もの完食の瞬間を経験した後、ついにキングヘイローは食事前に戻る事が出来たのだった。

本来破壊するべき小惑星までの所要時間は>>135(ヤクト・ドーガで移動)
134 : トレ公   2022/11/28 20:20:51 ID:qrZ0zWZHE2
三時間ほど
135 : お兄さま   2022/11/28 21:13:11 ID:tyuOcJ4tP.
6時間のつもりが7も一緒に押してた事に今気付いた、イッチすまんな……
安価なら1時間
136 : 1   2022/11/28 21:55:01 ID:QZ5MBRbXGI
書いていませんでしたが今日はここまでです
137 : アナタ   2022/11/29 09:25:41 ID:dIOIG77dGw
再開します

「一時間。ヤクト・ドーガの速度なら小惑星まで一時間で到着出来る。問題は到着したとしてどうやって破壊するかだ」
「それはあまり心配していないわ。考えがあるの」
食事を断ったキングは早速作戦会議をしていた。
小惑星を破壊する方法をキングヘイローは思いついていた。
「もう行くわ。通信でガイドしてちょうだい」
GL-32からすればほぼ休み無しに見えている。
「貴様・・・どうしてそこまで無理をする?僅かだが休む時間はあるのだぞ」
「私はキングヘイロー。救世主で、真の王になるウマ娘よ」
138 : あなた   2022/11/29 09:26:08 ID:dIOIG77dGw
約一時間、宇宙空間を飛行すると目的の小惑星が見えた。
「今度こそ本物ね」
「ああ。だが、どうやって壊すつもりだ?」
「まぁ、見ておきなさい」
キングは時間を一分だけ戻せる。
しかし記憶はそのまま引き継いでいる。
全てを戻している訳ではないのだ。
「宇宙服があれば外に出られるわ。このモビルスーツともお別れよ」
139 : トレーナー   2022/11/29 09:26:26 ID:dIOIG77dGw
宇宙服を着て小惑星に降り立った。
宇宙服を自ら破り、地肌を露出させる。
時間を戻すのでもはや宇宙空間など関係ない。
「一分戻し!」
手を小惑星の岩に突き刺し、時間を戻した。
意識を小惑星に集中させ、自分の身体の一部であると思い込む。
記憶だけ時間が戻らなかったように、時間を戻す範囲をコントロールすれば。
「生まれる前に戻してあげる!」
小惑星の時間だけを戻し始めた。

小惑星が消滅するまでにかかった時間は>>141(何千年単位)
140 : 1   2022/11/30 09:50:11 ID:foILqvogLk
再開します
引き続き安価は>>141

ちなみにそろそろUC.0093編は終わります
141 : 相棒   2022/11/30 12:50:33 ID:g04Yx.C8UM
48億
142 : モルモット君   2022/11/30 13:12:39 ID:foILqvogLk
一分ごとに時間を戻し続けて、ついに48億年を戻し終えた。
「どう?キングにかかれば小惑星だって壊せるのよ」
キングヘイローの時間感覚は完全に麻痺し、瞬きと同じ感覚で十年戻すようになっていた。
時間を戻し続けたキングヘイローと小惑星以外は時間を正常に過ごしており、ジーカップ・ダイスキも当然いなくなっている。
そしてぐるぐると世界が歪んでいき。
「よく頑張りました。ついに魔石を手に入れましたね」
お母様の姿は無く、別人が言った。
「ええ。このくらいキングにかかれば朝飯前よ」
数十億年ぶりの佐賀レース場。
いつの間にか手には魔石が握られていた。

次に別世界に連れていく佐賀七英雄ウマ娘は>>144(バンブーメモリー?とお母様?以外)
143 : お姉さま   2022/11/30 15:46:16 ID:ceQ/tVX/7M
メジロアルダン
144 : 貴方   2022/11/30 17:42:27 ID:LVEch74MYc
ヤエノムテキ
145 : トレピッピ   2022/11/30 18:21:18 ID:foILqvogLk
仰々しい話し方のヤエノムテキ?は言う。
「そなたは必要以上に頑張りすぎた。よって記憶の一部を消し、感覚を修正してやろう」
「何でも粉砕出来る、みたいな力にすれば楽だったのにぃ。君はほんと不器用だなー!ハハッ!」
子供っぽいメジロアルダン?が笑う。
「行くぞ」
あっという間にキングヘイローの数十億年分の記憶は無くなり、時間間隔も修正された。
「では、早速だが次の魔石を取ってきてもらおうか。そなたなら次も上手く出来るだろう」
「あ、待ちなさい!もっとヒン」
光に包まれ、キングヘイローは次の世界に飛ばされた。

次の世界は>>147
146 : お前   2022/11/30 18:46:28 ID:YSQDroByPs
江戸時代(出島の貿易で栄えている頃)
147 : トレピッピ   2022/11/30 19:23:51 ID:fHWMr.TwxE
アストンマーチンワールド
148 : トレーナー   2022/11/30 19:24:45 ID:fHWMr.TwxE
>>147
間違えたアストンマーチャンでした。
149 : アナタ   2022/11/30 19:58:57 ID:foILqvogLk
「ここは・・・」
眩しい光に目が慣れてくると、新しい世界が見えてきた。
「マーチャンなのです」
「マーチャンでしたー」
「覚えていてくださいね」
明るさに慣れたばかりの目を見開いてキングヘイローは叫ぶ。
「な、何でマーチャンさんがいっぱいいるのよーっ!」

キングヘイローがいるのはアストンマーチャンワールドの>>151(場所・アストンマーチャンしかいない以外は現代と同じ世界)
今日はここまで
UC.0093編の感想等もあればどうぞ
150 : トレ公   2022/11/30 20:09:24 ID:YSQDroByPs
ダイヤメット宮殿
151 : お姉さま   2022/11/30 20:33:37 ID:NNmq/LeDNM
モン・サン・ミッシェル
152 : トレーナー   2022/12/01 08:25:46 ID:nGSXkgGQig
「マーチャンですー」
「見た事があるわ。モン・サン・ミッシェルよね」
大量のアストンマーチャンは一旦置いておいて、状況を整理する。
「フランス、モン・サン・ミッシェル、アストンマーチャンさん大量発生・・・。今回も大変そうね・・・」
(今回もそなたに何らかの能力を与える。好きな能力を願うと良い)

キングヘイローが望む能力は>>154
153 : あなた   2022/12/01 12:34:23 ID:GVjdh3UCU.
視界に捉えたウマ娘を自分の家臣にできる
154 : アナタ   2022/12/01 14:51:36 ID:.7jhXaLxV6
ダート適正S
155 : アンタ   2022/12/01 15:35:29 ID:nGSXkgGQig
「必要なのは適応力。キングに足りないのはダート適正よ!ダート適性をちょうだい!」
(ふむ、よかろう。ダートをとにかく得意にしてやろう)
適正が上がった実感は無いが、その内分かるだろう。
(では、この世界で魔石を手に入れる方法を教えよう)
「…そう言えば、今回はまだ聞いていなかったわね…」
ここでキングの脳に衝撃が走った!
「先にどうすれば良いかを教えなさいよ!その方がぴったりの能力を選べたのに!」
迂闊にも、キングヘイローはここがアストンマーチャンワールドである事を忘れていた。
(ふむ、失念していた。それはさておき魔石は本物のアストンマーチャンが持っている。本物のアストンマーチャンを見つけ出し魔石を手に入れるのだ。健闘を祈る)
156 : お姉さま   2022/12/01 15:35:38 ID:nGSXkgGQig
「また逃げる!んもう!」
ヤエノムテキ?の気配は脳内から無くなった。
「ふぅ。立ち止まっていてはどうにもならないわ。動きましょう」
「撮りますよー」
「「「「「「「はーい」」」」」」」
「全部同じに見えるわね…」

本物のアストンマーチャンだと見分ける方法は>>157
157 : トレ公   2022/12/01 15:46:30 ID:KSPIwK5.ms
不明
158 : 157   2022/12/01 15:47:37 ID:KSPIwK5.ms
途中送信してしまった……
『不明なのでマートレを探す』でお願いします
159 : 使い魔   2022/12/01 16:09:36 ID:nGSXkgGQig
「見分けられる気がしないわ…」
そこで一つ考えが浮かんだ。
「そうよ、何も自分で見分ける必要は無いじゃない。見分けられる人を連れてくれば良いのよ。そしてそれはトレーナーしかいないわ」
しかしそれも問題がある。
トレーナーまでアストンマーチャンになっている可能性があるのだ。
「それでも、可能性に賭けるしかない」

アストンマーチャンのトレーナーがいる場所は>>161(現代と同じ世界で)
160 : お姉さま   2022/12/01 17:14:14 ID:oxVBSHXPA6
凱旋門
161 : マスター   2022/12/01 17:14:48 ID:WoDVnfrSRA
名鉄中京競馬場前駅の1番ホーム
162 : トレピッピ   2022/12/01 20:00:52 ID:nGSXkgGQig
(そう言えば、またも言い忘れていた)
「あっ!?戻ってきたわね!まだ言いたい事は」
(アストンマーチャンのトレーナーを頼るつもりなら、中京レース場の周辺にいる)
そしてすぐヤエノムテキ?の気配は無くなった。
「待ちなさい!・・・あぁ、また・・・」
キングヘイローが七英雄を呼び止められた事は無い。
「フランスから中京レース場。・・・マーチャンさんだけで飛行機や電車は機能しているのかしら?」

空港に行くまでの途中、マーチャン達はどうやって邪魔をするのか>>164
今日はここまで
163 : アナタ   2022/12/01 21:44:01 ID:KSPIwK5.ms
マーちゃんクイズ
164 : お前   2022/12/01 22:53:20 ID:GnzIjoPjVg
なぜかは知らないけど南極送り
165 : お前   2022/12/01 22:54:25 ID:CkSl3erbP.
何処にいても何処かしらに居るマーチャンがジッッッッッと見つめてくる
166 : お前   2022/12/02 08:37:36 ID:Fru.O0YHi.
再開します

「マーチャン号まもなく発車しまーす」
「「はーい乗りまーす」」
駅に着いたが、未だアストンマーチャン以外の人物はいない。
「私も乗るわー!」
電車に乗った瞬間、ドアが閉まった。
「アストン特急、発車〜」
「さっきはマーチャン号だったじゃないのよ〜!」
乗客も全てアストンマーチャン。
「次は〜終点〜南極〜南極〜」
「な、南極ぅ〜!?」

一緒に下車したアストンマーチャンの人数は>>167
167 : お前   2022/12/02 08:58:03 ID:sz5n87Kxd6
21人
168 : 相棒   2022/12/02 09:28:36 ID:Fru.O0YHi.
ぞろぞろとアストンマーチャンが下車した。
このまま乗っていても事態が進まないような気がし、キングも降りた。
「さ、さむ、ささ、寒いわ」
白亜紀の地球でジャージのトレーナーを小さな恐竜に奪われて以来、ずっと上は半袖だ。
当然南極は寒い。
「こ、ここここ凍えちゃ、うわ」
降り立った21人のアストンマーチャンの服装はバラバラで、必ずしも寒さに適応出来る装いでは無かった。

アストンマーチャンの服装は>>169>>170>>171(男装や中性的な服装も可)
169 : トレピッピ   2022/12/02 09:37:25 ID:H3eyuDiIG2
マイクロビキニ
170 : お兄さま   2022/12/02 09:38:10 ID:kZc4zBvN/U
競泳水着
171 : お兄さま   2022/12/02 12:14:06 ID:cs18Q9dQTU
ケツ割れサポーター(検索注意)


えちぃのダメなら、短ラン
172 : 相棒   2022/12/02 13:04:05 ID:Fru.O0YHi.
「ま、マーチャンさんしかいないとはいい言っても、流石におかしいわよ・・・」
昔の不良が着るような短ランのマーチャン。
「マーチャンマブいなまみむめも」
「余計にににい寒そうね・・・」
ハイレグで脚を露出させた競泳水着のマーチャン。
「マーチャンは逆から読むとアストン〜」
「な、そ、そんなはしたない格好で電車に乗るなんて普通じゃないわ!」
身体を広く見せるマイクロビキニのマーチャン。
一瞬寒さを忘れ、キングは顔を赤くして叫んだ。
「ね〜んね〜ん〜ころ〜り〜よ〜」
「どうすれば良いのよ〜っ!」

見かねたヤエノムテキ?がキングヘイローに与えた物は>>174(衣類・防寒具など)
173 : お兄ちゃん   2022/12/02 16:39:24 ID:Hdeu29ZYvQ
超極暖ヒート○ック5枚
174 : トレーナーさま   2022/12/02 18:58:04 ID:HjxNZzHyrY
マーチャン着ぐるみ22枚
175 : お兄ちゃん   2022/12/02 19:42:55 ID:Fru.O0YHi.
(寒くては何も出来まい。衣服を与えよう)
「た、助かるわ・・・」
そして空から大きな何かが大量に降ってきた。
「き、着ぐるみ!?もっとまともなのを寄越しなさいよ!」
しかし贅沢は言っていられない。
「とにかく着ないと・・・」
着ぐるみは暑いと言うが、実際熱がこもって暖を取れる。
「貴方達も着なさい!その・・・そんな格好じゃ風邪を引くわ!」
「マーチャンにそっくりなのです〜」
「つまり二層構造のマーチャン〜」
「はぁ、何でも良いから早く着なさい」

南極に落ちていた物は>>177
今日はここまで
176 : あなた   2022/12/02 21:44:10 ID:GDlsDjgxKY
南極探査船で日本まで行く権利
177 : トレーナー君   2022/12/02 23:15:40 ID:sz5n87Kxd6
大量のマーチャン人形
178 : トレーナーさん   2022/12/03 08:35:29 ID:LGqMZgr2yA
再開します

キングを先頭にマーチャンの一団は南極を進む。
依然寒さは感じるがまだマシだ。
「あれは・・・」
しばらく歩くと、何か赤い物が見えた。
「・・・マーチャンさんの人形じゃない!何で南極にまであるの!」
およそ三百個のマーチャン人形が少し離れた場所に落ちていた。
大きな氷の裂け目を隔てているが、マーチャン達には見えていない。
「マーチャン発見!救出を開始する!」
「「「「は〜い」」」」
ぞろぞろとマーチャン着ぐるみ達は走り出した。
「ちょっと!?危ないから戻ってきなさい!止まりなさーい!」
「「「「は〜い」」」」
急に止まろうとして、勢い余って着ぐるみは転んだ。
ドミノのように大事故を起こした。
「ちゃんと生きていけるのかしら・・・」

南極にあるワープポイントは>>179(どんな建物か)
179 : お兄ちゃん   2022/12/03 08:45:30 ID:WviYi2.nPA
巨大な神木ルドルフ
180 : お前   2022/12/03 11:31:47 ID:LGqMZgr2yA
雪山を避け進んでいくと、大きな木が見えた。
「どうして南極にあんなに大きな木が生えているのかしら・・・」
そう言いながらもこの世界の不思議な法則ならありえるだろうともキングは思っていた。
「50mはあるかしら・・・。って!どうして会長さんの顔があるのよーっ!」
アメリカにある大統領の顔岩のように、木の幹の一部がシンボリルドルフの顔になっていた。
「この世界で初めてマーチャンさん以外の顔を見られたわ・・・。あまり安心感は無いけれど・・・」
近づいてみると、余計に大きさが良く分かる。
「テンインガテンイシテン」
「ひやっ!?」

キングヘイローが転移した場所は>>182
181 : お兄さま   2022/12/03 11:32:55 ID:VgnJ.nJVh2
大阪城
182 : トレーナー   2022/12/03 12:45:20 ID:Arrwmjbp.s
富士樹海
183 : あなた   2022/12/03 13:07:59 ID:LGqMZgr2yA
激しい光に包まれたキングヘイローとアストンマーチャン達は樹海に飛ばされていた。
「森の中みたいね」
「マーチャンに〜」
「出会った〜」
「点呼を取るわ!集まりなさい!」
気にかける必要は無いにも関わらず、人数を数え始めた。
「・・・21。ちゃんと全員いるわね」
「マーチャン探検隊、出発なのです〜」
「ちょっと!隊長がいるとしたらそれは私よ!」

樹海にいたモンスターは>>185(他作品のモンスターも可・一体のみ)
184 : 貴様   2022/12/03 13:17:12 ID:.KrCkCO54w
ミミック(ダークソウル)
185 : あなた   2022/12/03 14:46:56 ID:PttRr3mia6
タマミツネ希少種
186 : トレーナー君   2022/12/03 20:02:04 ID:LGqMZgr2yA
「止まって!」
キングは着ぐるみの手を横に広げ、制止した。
「この辺り、引っ掻き傷があるわ。しかもかなり大きい。何か大きな生き物がいるかの」
その時、大きな咆哮が樹海の空気を震わせた。
「な、何なの!?」
木々の隙間から、細長い大きな物が見えた。
「なんということでしょ〜う」
「しーっ!気付かれ」
「キヤオオオオオオオオオオッ!」
「もう気付かれているじゃないの!」
キングは大きな木の裏に隠れ、着ぐるみを脱ぎ始めた。
「あれはタマミツネ。しかも希少種」
「何で詳しいのよ!」

タマミツネ希少種の最初の標的は>>188(マーチャン達の誰かかキング)
今日はここまで
187 : トレーナー君   2022/12/03 21:03:36 ID:VgnJ.nJVh2
一番逃げが得意なマーチャン
188 : アナタ   2022/12/03 21:04:14 ID:xpa8MtojFQ
色違いのマーチャン
189 : トレ公   2022/12/04 07:51:10 ID:kFTL4GlOtE
再開します

「貴方達も早く着ぐるみを脱ぎなさい!」
「マーチャンに脱げと言うのですね!」
「嗚呼破廉恥な〜」
「何でも良いから早く!」
何とか伝わったのかマーチャン達も着ぐるみを脱ぎ始めた。
タマミツネは泡のような物を使ってするすると距離を詰めてくる。
目標は勝負服を着たアストンマーチャン。
ただし、勝負服は白っぽく、所々に紫の装飾がある。
「タマミツネ希少種の滑液は爆発するっ!非常に危険!」
妙に詳しい色違いのアストンマーチャンは目の前の危険を気にしていない。
「危ない!」
キングは横から色違いに体当たりし、間一髪の所で回避した。
「いひゃあああっ!?」
タマミツネが通った辺りが爆発し始める。
「も〜えろよもえろ〜よ〜」
「歌ってる場合じゃないでしょ!」
今横に跳んでキングには分かった事がある。
明らかに普段より身体能力が上がっているのだ。
「もしかして・・・この地面もダートに含まれるのかしら」
それなら戦えるかもしれない。
「コアオォォォォォォォォォッ!」

アストンマーチャン達21人の中で戦闘出来るのは>>190(何人か・1人以上)
190 : トレーナーさん   2022/12/04 07:53:01 ID:lhHl4E44ms
6人(15人が、言うことを聞かないor戦闘不能)
191 : お前   2022/12/04 08:03:31 ID:kFTL4GlOtE
「私の言う事が分かるマーチャンさんは続きなさい!」
燃える泡を走って避けながら号令をかける。
「まあちやんはたたかう」
「オデ、コイツ、ブッツブス」
「変なマーチャンさんばかりついてきたわね・・・」
一度目の噛みつきを後ろに下がって避け、二度目の噛みつきを前転で回避した。
マーチャン達6人は隙が生まれた尻尾に飛びつき、ぽこぽこ殴り始める。
一応ウマ娘の力を持っているのか、意外と効いているようだ。
「泡が追いかけてくるわ!逃げに徹しなさい!」
「「は〜い」」

タマミツネにトドメを刺したのは>>193(マーチャン達の誰かかキング)
192 : 貴様   2022/12/04 08:10:12 ID:hhzhERCB0E
マーチャン(5番)
193 : トレーナー君   2022/12/04 08:46:20 ID:lhHl4E44ms
一番逃げが苦手なマーチャン(4番)
194 : お姉さま   2022/12/04 09:13:56 ID:PCf2Px5ezs
「刺しマーちゃん、略してさっちゃんです」「追込マーちゃんの追いマーちゃんです」とか言いながら競泳水着やマイクロビキニの状態でタマミツネをポコポコ殴ってるんだろうか
195 : 貴様   2022/12/04 09:18:50 ID:kFTL4GlOtE
>>194
はい!
196 : お姉ちゃん   2022/12/04 11:10:28 ID:kFTL4GlOtE
「出来るだけ土や泥を集めてちょうだい!」
キングヘイローに考えが浮かんだ。
「分かり申し奉る」
「どろんこ遊び〜」
そう、ダートが得意なら、ダートを作れば良い。
「さぁ、とにかく投げつけるのよ!」
泥団子を投げつけ、タマミツネの動きを鈍らせる。
泡のせいもあってか、タマミツネの白っぽい体躯はどんどん汚れを付着させていく。
「これで貴方はダートそのものよ」
ダート適正の高さは踏み込む力の強さ。
「申し訳ないけど、痛い目にあってもらうわ!」
197 : 使い魔   2022/12/04 11:10:37 ID:kFTL4GlOtE
キングヘイローは高くジャンプすると、タマミツネの背中に向かって飛び蹴りを食らわせた。
その一撃でタマミツネの大きな身体を吹っ飛ばした。
着地後、すぐに走り出し、転がっている巨体に追撃を加える。
「これで!終わりよ!」
無防備になった頭にかかと落としをお見舞いする…直前に。
「マーチャンキック!」
果敢に攻撃し続けていたアストンマーチャンの内の一人が先に強烈なパンチを顔面にお見舞いしていた。
「パンチじゃないの!」

次にテレポートしたのは>>199(街)
198 : あなた   2022/12/04 11:32:27 ID:yLnm06lIsI
羽島郡笠松町
199 : 貴様   2022/12/04 11:43:17 ID:lhHl4E44ms
愛知県豊田市
200 : お兄ちゃん   2022/12/04 13:26:48 ID:kFTL4GlOtE
タマミツネに強烈な一撃を与えた瞬間、再び強い光に包まれた。
「あっ、はぁ、はぁ。ここは・・・」
見た所、普通の街のようだ。
看板には地名が書いてあった。
「豊田市・・・愛知県!中京レース場が近いわ!やったわ!」
喜びを隠せないキングヘイロー。
何とか前に向かって進めていたらしい。
「マーチャンも嬉しいな〜」
「本当!?ありがとう!」
アストンマーチャン達を率い、街を進む。
やはり住民も全員アストンマーチャンだ。
「安いよ安いよ〜」
「マーチャンっす!」
キングヘイローにはやりたい事があった。
これだけ大きな街ならばあるかもしれない。
「蹄鉄を新調してもらおうかしら」

蹄鉄職人マーチャンの服装は>>202
201 : トレーナー   2022/12/04 13:44:09 ID:LLP4SIrccg
これのセンター衣装

202 : トレーナー君   2022/12/04 15:13:09 ID:iP1Bz6BpF2
双子座の黄金聖衣
203 : トレーナー君   2022/12/04 15:40:20 ID:kFTL4GlOtE
「き、キラキラしてるわね・・・」
黄金の鎧に包まれたアストンマーチャンが待ち構えていた。
「えーっと、蹄鉄を作って欲しいのだけど・・・」
「は〜い作ります〜」
「それと、この砂を鉄に練り込む事は出来るかしら?とにかく、蹄鉄と一体化させてほしいの」
樹海から持ってきた砂を渡す。
「お易い御用〜」
イエスマンすぎる気もするが、ちゃんと蹄鉄が出来るなら関係無い。
五分ほど待つと奥から黄金聖衣を身につけたアストンマーチャンが出てきた。
「出来ました〜」
「もう!?」
確かに、普通の蹄鉄と色が少し違う。
蹄鉄をハンマーで叩いて装着した。
「ではさようなら〜」
不思議な力で店の外に吹き飛ばされた。
「きゃっ!?」
新たな蹄鉄で立ち上がる。
「うん、問題は無さそうね。それに・・・」
キングは試しに二歩踏み込んだ。
「進む!進むわ!」
どこにいてもダート。
キングヘイローは能力を最大限使えるようになった。

中京レース場に行く途中にいたモンスターは>>205(他作品のモンスターも可・一体のみ)
204 : トレーナー君   2022/12/04 15:43:05 ID:Fw8A/gvAtM
ニャース(ロケット団)
205 : アナタ   2022/12/04 15:57:56 ID:lhHl4E44ms
アローラナッシー
206 : トレーナー君   2022/12/04 20:20:43 ID:kFTL4GlOtE
「さぁ、中京レース場に向かうわよ!」
「マーチャンロケット、発進!」
「ロケットじゃないわよ!」
また別の場所に移動してしまわないよう、徒歩で中京レース場に向かう。
「せ〜んろはつづく〜よ〜」
やはり徒歩で向かっ途中、またしても大きなモンスターに遭遇した。
「ナァァァァァッシィィィィィィッ!」
「な、何なのこれ!」
ヤシの木のような見た目だが、上の方には実に似た顔が3つ付いている。
207 : お兄さま   2022/12/04 20:20:55 ID:kFTL4GlOtE
「コイツぁ、ナッシーのアローラの姿。首を振り回されると危険だぜ」
「どんどん知らない口調のマーチャンさんが出てくるわね・・・」
アローラナッシーはやはり襲いかかってくる。
「今だ!こうそくいどう!」
何故か指示を出すマーチャンの一人。
それとは関係なくキングは走り出した。
「メガトンキック!」
キングが放った蹴りに合わせて技名を叫ぶ。
「私が指示に従ってるみたいじゃない!」

次にキングヘイローが放つ技は>>209(ポケモンのわざ・ただし自爆技は無し)
208 : トレーナーさん   2022/12/04 22:09:51 ID:kFTL4GlOtE
書き忘れていましたが今日はここまでです
209 : トレーナー   2022/12/04 22:24:29 ID:SW4PZzkiLU
ヘビーボンバー
210 : トレ公   2022/12/05 09:09:42 ID:4k3QOtALhM
再開します

「マーチャンたち!ヘビーボンバー!」
「ちょ!?また勝手に!」
今度は指示に従ってマーチャン達が動き出した。
マイクロビキニと短ランの二人がキングの両脇を固め、一緒に跳び上がった。
「ど、どうするのよーっ!」
三人分の体重でナッシーの頭にぶつけた。
よりによってぶつかる面はキングの背中である。
「いたっ!?ちょっと!せめて自分達だけで攻撃しなさいよ!」
しかしナッシーにダメージを与えられたようだ。
「ナッシィィッ!」
「ここで倒しちゃダメよ!またどこかに飛ばされちゃうかもしれないわ!」
マーチャン達を引き連れて急いで立ち去る。
「逃げるわよ!全員、撤退!」

マーチャンのトレーナーの性別は>>211(男性または女性)
211 : トレーナーさま   2022/12/05 09:12:49 ID:KMgpMSsf5s
212 : お姉さま   2022/12/05 09:57:04 ID:4k3QOtALhM
「貴方がマーチャンさんのトレーナー?」
「・・・君、マーチャンになっていないのか!?」
「ええ」
キングヘイローは簡単に事情を話した。
「マーチャンは記憶に残ろうとするあまり、世界をマーチャンだらけにしてしまった。だが、それが裏目に出て覚えていられるのは俺だけとなった」
そもそも何故マーチャンだらけに出来るのかという事は気にしなかった。
「それで、本物のマーチャンさんがどこにいるか分かる?」
「ああ。中京レース場にいる」
駅のホームから二人で歩く。
アストンマーチャン達は少し後ろからついてくる。
「ところでマーチャン達の格好は君の趣味か?」
「ち、違うわよおばか!」

本物のアストンマーチャンを前に、立ちはだかったのは>>214(モンスターまたは人型の敵・ウマ娘は禁止)
213 : あなた   2022/12/05 14:16:41 ID:ds/M0k1GE6
金鯱20匹
214 : あなた   2022/12/05 15:19:35 ID:9lvTctiK0w
葦名弦一郎
215 : アナタ   2022/12/05 16:40:04 ID:4k3QOtALhM
「コースの真ん中、そこでマーチャンは眠っている」
「眠っている?どうしてそんなところで?」
レース場内を歩きながら尋ねる。
「分からない。だが、日本の真ん中にあるレース場であるここに来た事、マーチャンだけの世界になった事、本物がここで眠っている事は無関係ではないはずだ」
「さっき、マーチャンさんは記憶に残ろうとしているって言っていたわね。どういう意味なの」
「ああ。マーチャンは人に忘れられやすくてな。恐らく覚えていてほしくてこんな世界をどうやってか作りだ」
「危ないっ!」
トレーナーを突き飛ばす。
飛んできたのは矢。
「な、なんだ!?」
続いて矢が四本飛んでくる。
「隠れるわよ!」
トレーナーを引きずり、ゲートの陰に隠れる。
「弓矢!?朝来た時にはこんな事無かったぞ!」
216 : トレーナー   2022/12/05 16:40:15 ID:4k3QOtALhM
様子を伺いながらキングは言う。
「見たところ相手は一人ね。武士にも見えるけど…」
再び矢が発射され、急いで顔を引っ込める。
「良い?ここで隠れているのよ」
「君はどうするんだ。まさか戦うつもりか?」
「ええ。このままにしておけないでしょう」
「なら俺も戦う!俺はアストンマーチャンのトレーナーだ!」
キングはトレーナーの目を見て答える。
「ダメよ。貴方が死んではマーチャンさんを覚えている人がいなくなってしまうもの」
そう言って、キングヘイローはゲートの裏から飛び出した。

敵との距離は>>218(m単位)
217 : あなた   2022/12/05 17:51:34 ID:9DX20RGMUA
2000
218 : マスター   2022/12/05 17:53:18 ID:Rcg5OSVSGE
36000
219 : トレーナー君   2022/12/05 19:30:00 ID:4k3QOtALhM
「最後の敵という事かしら。中々手強そうね」
矢を躱しながら前に進む。
しかし全く距離が縮んでいる実感が無い。
「いくら何でもおかしいわ・・・。空間が歪んでいるような状態なのかもしれないわね。でも!」
強く踏み込み、敵に向かっていく。
とにかく正攻法で、愚直に進み続ける事にする。
「はぁ、はぁ。見えてきた!」
敵は男。
ただし身体や装備全体が真っ黒で、生気を一切感じられない。

最初に攻撃を当てたのは>>220(キングまたは敵)
今日はここまで
220 : 貴方   2022/12/05 20:38:20 ID:ds/M0k1GE6
K
I
N
G
221 : お姉さま   2022/12/06 09:33:58 ID:.n2FX0YBTw
再開します

弓の四連射を転がりながら回避、すぐに起き上がって左の拳を振るう。
「はぁっ!」
ウマ娘のパワーで身体を思い切りふっ飛ばす。
「貴方は人じゃないようね!遠慮はしないわ!」
普段なら絶対に武力を振り回したりしないキングヘイローだが、今、相手と状況は力の使用を許してくれている。
「・・・まだ立ち上がれるのね・・・」
今度は刀をメインウェポンにして戦うつもりらしい。
離れていた距離をダイブのような跳躍で一気に詰めてきた。
「くっ!」
流石に刀で斬られればただでは済まない。
バックステップで躱し、反撃の機会を窺う。
「そこっ!」
回し蹴りで頭を狙うが、ギリギリ避けられてしまう。
続いて相手のジャンプ叩きつけ。
隙が生まれていたキングだが、無理矢理身体を捻って間一髪避ける。

キングに与えられた武器は>>223(身長以上の大きさの武器は禁止)
222 : モルモット君   2022/12/06 10:41:22 ID:WIIe0gQElE
どっちの武器だろう?
223 : トレーナー君   2022/12/06 12:36:40 ID:VcJl.ABeHg
屍山血河(エルデンリング)
224 : アナタ   2022/12/06 12:36:50 ID:o2UA.RXkPo
ツッコミ用ハリセン
225 : お姉さま   2022/12/06 13:41:15 ID:.n2FX0YBTw
(武器も無しに戦うのは無茶であろう)
「貴方!やっと来たわね!」
(ここまで来た褒美として、武器を授ける)
ヤエノムテキ?はそれだけ言うとまたいなくなったようだ。
ヒュンヒュンヒュン。
「な!?」
上空から赤い刀が降ってきて、キングに刺さりそうになった。
「もっとマシな方法があったでしょ!危ないじゃない!」
そう言いながらもすぐさま地面に刺さっていた長い刀を抜き、構えた。
「どう考えても呪われているわよね、この刀・・・」
禍々しい赤い刀を振るうと、少しの間空中に斬撃の軌跡が赤く残っていた。
敵はキングが武器を手に入れた事など気にせず突っ込んでくる。
さっきよりも荒々しさが増している。
「んっ!はっ!ふっ!たぁぁぁぁぁっ!」
刀と刀がぶつかり合い、弾き合う。

キングヘイローが発動させたスキルは>>227(ウマ娘のスキル・固有は不可)
226 : あなた   2022/12/06 13:51:23 ID:MhH4Cd.8aE
リベリオン(味方1名のクリティカル率UP)
227 : お兄ちゃん   2022/12/06 13:56:48 ID:WIIe0gQElE
鬼人化
228 : お姉ちゃん   2022/12/06 14:33:34 ID:.n2FX0YBTw
雷がバチバチ音を立てキングヘイローを襲う。
少しでも触れれば感電して動けなくなるだろう。
「はっ!」
空中で身体を翻し、雷を避けながら刀を振るう。
浅いものの、赤い斬撃が通った。
「随分しぶといわね・・・」
赤い呪刀が不気味に疼く。
「何だか力が湧き出てくるわ・・・」
全身が熱くなり、高揚感が思考を支配する。
本能のまま刀を振るい、敵を追い詰める。
その姿はまるで踊り狂う、乱舞。

キングヘイローが敵に言い放った言葉は>>230(トドメを刺す瞬間に言う言葉)
229 : トレーナーさん   2022/12/07 06:34:43 ID:qrIqVg70YM
I'm going to win the Takamatsu-no-Miya Kinen!
230 : 貴方   2022/12/07 07:52:54 ID:9rgwVBTJ3s
夜が明けるまで死に続けろ…!
231 : トレーナーさま   2022/12/07 08:27:43 ID:PJ1gnIpWNk
再開します

踊り狂い、黒い男を切り刻む。
普段のキングヘイローではありえない鬼気迫る表情をしている。
「夜が明けるまで死に続けろ・・・!」
赤い刀を振り下ろし、頭を貫く。
「させないっ!」
貫く寸前、赤い刀が何かに弾かれた。
「君に手を汚させたくない!」

アストンマーチャンのトレーナーが赤い刀に投げつけた物は>>232(投げられそうな硬い物)
232 : アナタ   2022/12/07 12:37:57 ID:ac00hN5lLs
アンドロメダの星雲鎖
233 : トレーナーさま   2022/12/07 13:49:42 ID:PJ1gnIpWNk
アストンマーチャンのトレーナーは銀色の片方の端を投げ、キングの凶行を阻止した。
使い方としては鞭に近い。
「・・・どうして邪魔をする・・・敵は討ち滅ぼさねば・・」
「そんな事はしなくて良い!君はキングヘイロー!一流のウマ娘!一流は、勝負が決まったらそれ以上戦ったりしないはずだ!そうだろ!」
「い、ち、りゅう」
刀に支配されていた思考に隙間が生まれる。
「そう、一流。こんな事をしているなんて、一流でも何でもないわ」
「そうだ!そんな武器さっさと捨ててしまえ!」
キングの手に柄の感触が返ってくる。
234 : キミ   2022/12/07 13:49:58 ID:PJ1gnIpWNk
「・・・キングの武器・・・。キングの武器は・・・キングの武器は末脚。こんな刀じゃないわ」
刀を放り捨て、正気を取り戻す。
「そもそも私は本物のアストンマーチャンさんが持つ魔石を取りに来たの。さっさと終わらせちゃいましょう」
トレーナーがキングの元に来て、言葉をかける。
「よく戻ってきたな。すごいぞ」
「そう言う貴方こそ、どうやってここに?かなり遠いはずだけど」
砂の蹄鉄ありで数十分かかる距離を、ウマ娘ですらないトレーナーが数分の戦闘中に追いつくのは不可能なはずだ。
「遠い?すぐそこだったじゃないか」
「ああー・・・そう」
電車で南極まで行ける世界、時空間が歪んでいて距離くらいあっという間に変化してしまうのだろう。
「それと、その鎖は?どこから持ってきたの?」
「ああ、腹巻きみたいにいつも巻いてるんだ。もしもの時用にな」
「あー・・・そう」

本物のアストンマーチャンを目覚めさせる方法は>>236
235 : トレーナー君   2022/12/07 19:36:53 ID:6tytKLT42Y
マートレのキス
236 : アナタ   2022/12/07 21:03:45 ID:eY33ZYzqgI
キングゲイナーの告白をマーチャンにする
237 : 貴方   2022/12/08 08:51:42 ID:v8LZuWmNCs
再開します

「マーチャンさん、貴方どこに魔石を持っているの?」
アストンマーチャンは中京レース場のコースの中心に浮いていた。
ファラオの用に手を前で交差させ、眠っている。
「マーチャン・・・」
トレーナーはマーチャンの頬に触れると、語りかけた。
「好きだァー!マーチャン!愛しているんだ!マァァァァーチャァァァァァン!」
「ちょっ!?」
聞いている方が恥ずかしいくらいの愛の告白が始まった。
「・・・俺はマーチャンを抱きしめるだけです!君の心の奥底にまでキスをします!力一杯のキスをどこにもここにもしてみせます!」
告白されている本人でもないのに、キングの顔が真っ赤になっている。
鬼人化の副作用かもしれない。
「・・・むにゃむにゃぁ・・・もう朝ですかぁ?」
「マーチャン!」
トレーナーが抱きつくと、マーチャンはゆっくりと降下し、受け入れた。
寝起きで状況を理解出来ていないはずなのに、その表情はとても安らかだ。
「ぱちぱちぱちぱちー」
たくさんのマーチャンが二人を見守るように囲んでいた。
「・・・異様な光景ね・・・」
そう感じながら、次第に景色が遠のいていき・・・。

次に別世界に飛ばす佐賀七英雄ウマ娘は>>239(オグリキャップ?・スーパークリーク?・メジロアルダン?・サクラチヨノオー?の誰か)
238 : トレーナー君   2022/12/08 10:45:23 ID:ViQIwwxM4A
直線ksk
239 : トレ公   2022/12/08 11:00:41 ID:r7h3Q.ko3M
チヨノオー
240 : 貴方   2022/12/08 11:59:12 ID:v8LZuWmNCs
「よくやってくれた。そなたの実力は予想以上だったと言えよう」
ヤエノムテキ?はもうおらず、知らないウマ娘が話していた。
「あら?」
覚えが全く無いが、またしても魔石が手に握られていた。
「オラ、ボケっとしてんじゃねェよ。もう休んだだろさっさと動け」
目つきの悪いサクラチヨノオー?は急かすように前に出てくる。
「魔石はあと4つ。テメェが真の王候補じゃなきゃ即ぶっ飛ばしてるぞ。オレは行動が遅いヤツが大ッ嫌いなんだよ」
「黙って聞いていれば・・・っ!貴方には分からないでしょうけどね、私は凄く大変な思いをしているのよ!行動だってテキパキしているわ!」
「ハッ、小惑星潰すのに48億年も待たせたヤツがか?」
「な、それは・・・別よ!大体、もっと貴方達がちゃんとした目的地や方法をおし」
「はいはい、じゃあなァ」
「あぐっ!?」
腹に蹴りを入れられ、地面に転がった。

キングヘイローが転移した世界は>>242(今までと世界観が似ていない世界で)
241 : あなた   2022/12/08 13:04:01 ID:hyD2nPPAPs
アマゾンの奥地
242 : 使い魔   2022/12/08 13:22:22 ID:ViQIwwxM4A
ダークソウル
243 : アナタ   2022/12/08 15:09:33 ID:v8LZuWmNCs
「何だか全体的に暗い世界ね・・・」
目の前に見えるのは大きな城。
空が曇っているためかあまり豪華な印象を与えない。
(この世界は他のより過酷だ。特別に二つ能力をやるよ。さっさと考えろ)
サクラチヨノオー?の声はイラついているようにも聞こえる。
「二つもらえるの!?やったわ!圧倒的に出来る事が多くなる!」

キングヘイローが望む能力は>>245>>246(同じか、似た能力は不可)
244 : 相棒   2022/12/08 18:09:03 ID:hyD2nPPAPs
精神力を使って武器を錬成する
245 : 貴方   2022/12/08 18:31:24 ID:l5Oi9fkZQ.
空気中の水分をコントロール出来る
246 : 貴方   2022/12/08 19:00:27 ID:lnYlA0SdaE
自分の血液で攻撃できる(使った血液は消滅)
247 : トレーナー君   2022/12/08 19:15:51 ID:pIL69bDxkw
>>246
水分を操るという点で似ているという事、あまりウマ娘を流血させたくないという事ですみませんが却下します

改めて二つ目の能力は>>248
248 : マスター   2022/12/08 21:02:58 ID:hyD2nPPAPs
致命傷を喰らうと全回復してこの世界で転移してきたところまで戻ってくる
249 : あなた   2022/12/08 23:10:12 ID:Y/Fgry1yHk
>>248
不死人かな?
250 : トレ公   2022/12/09 08:15:23 ID:9pt9LOYSsE
再開します

「一つ目は空気中の水分をコントロール出来る能力よ。曇っていて雨が降りそうだから湿度も高いはずよ。きっと強力になるわ」
(はァん、じゃ、もう一つは?)
「致命傷を受けたら復活出来る能力よ。過酷な世界らしいし、命の危険があるから保険をかけておくわ」
(はッ、今度はマシな能力を選んだみてェだな)
口は悪いが、感心しているようだ。
「今回は地図もあるわね」
ズボンに地図が挟まっている。

地図に書かれていた言葉は>>251
251 : マスター   2022/12/09 12:37:43 ID:6307QJ1NXw
火を焚べよ
彼の地を目指し

旅にでよ
これは太陽への巡礼

捧げよ
己が ウマソウルを……
252 : マスター   2022/12/09 12:48:16 ID:9pt9LOYSsE
「火を焚べよ 彼の地を目指し 旅にでよ これは太陽への巡礼 捧げよ 己が ウマソウルを・・・・・・」
これまでとは異なる難解な言葉だ。
「どういう意味かしら・・・?旅に出なさいと言われたのは分かるのだけど・・・」
ヒントをくれるであろうサクラチヨノオー?はもういない。
元より彼女からヒントを貰いたいとは思わなかったが。

地図に記された最初の目的地は>>254(ダークソウルに出てくる地名でも、架空でも可)
253 : 相棒   2022/12/09 20:08:39 ID:moZf2xE2co
青聖堂
254 : アンタ   2022/12/09 20:16:52 ID:pOlZ26/MDE
火継ぎの祭祀場
255 : キミ   2022/12/10 07:42:36 ID:.2vs2Buobw
再開します

「地図に赤い印があるわね。目的地という事かしら?」
印の位置には火継ぎの祭祀場と書かれている。
「とにかく行くしか無いわね」
アストンマーチャンワールドで作ってもらった砂の蹄鉄はあるが、ダート適正が無くなってしまったため、ただの蹄鉄と変わらない。
移動は地道に・・・。
「待って、空気中の水分を操れば速く移動出来るかもしれないわ」
意識を集中させ、目の前にスイカ程の大きさの水の玉を作り出す。
ある程度自分の意思で玉を操作出来るようだ。
「これなら使えそうね」
水の玉の硬さを最大まで上げ、固体に匹敵する硬さに変える。
それに手をかけ、玉を前に飛ばせば。
「やったわ!」
水の玉に引っ張られるように、キングヘイローは飛行していた。

火継ぎの祭祀場にいたのは>>257(未登場のウマ娘)の姿を借りた人物
256 : アナタ   2022/12/10 07:43:13 ID:Cx8o5s7dZ.
トウカイテイオー
257 : トレピッピ   2022/12/10 08:12:15 ID:esWr6fEZFM
マヤノ
258 : マスター   2022/12/10 09:12:21 ID:.2vs2Buobw
「歓迎。貴方の来訪をお待ちしていました」
「マヤノトップガンさん!?」
火継ぎの祭祀場は暗いが、たくさんの火が灯されていて、幻想的な雰囲気だ。
そこにいたのはマヤノトップガン?だった。
「えっと、どなた?」
「紹介。私はこの祭祀場の番人。祭祀場の事なら何でもお聞き下さい」
とりあえず敵ではなさそうだ。
「番人さん。ここは何をする場所なの?」
「要約。ここは端的に言えば休息のための拠点です。ご自由にお使い下さい」
「なるほどね。それなら存分に使わせてもらうわ」

魔石を手に入れるために倒さなければならない敵は>>260(ダークソウルの敵でもそれ以外でも)
259 : キミ   2022/12/10 13:13:57 ID:Cx8o5s7dZ.
かぼちゃ兜の狂兵
260 : モルモット君   2022/12/10 16:28:56 ID:d.w2PFs17M
たづなさん
261 : お姉さま   2022/12/10 20:03:53 ID:.2vs2Buobw
「地図が更新されているわ。・・・次はここに行けば良いのね」
さっきまで印が赤いあった火継ぎの祭祀場ではなく、別の場所に印がついている。
「案内。こちらから行く事が出来ます」
案内された道に行くと空間が捻れ、キングは別の場所に立っていた。
振り返るが、後戻りは出来なさそうだ。
「あら?」
緑の服と帽子が見えた。
「もしかしてたづ」
キングヘイローは城が見える場所に立っていた。

キングヘイローが受けた攻撃は>>263(どんな攻撃で致命傷を負ったか)
今日はここまで
262 : トレ公   2022/12/10 20:26:26 ID:Hwsrt6E4kQ
ハイキック
263 : マスター   2022/12/10 20:26:28 ID:d.w2PFs17M
恐ろしく速いまわし蹴り
264 : トレーナー   2022/12/11 07:45:17 ID:Bs9q5tEShE
再開します

「やっぱり、致命傷を受けたみたいね・・・」
地図を見て位置が戻っている事を確かめる。
(死因は恐ろしく速いまわし蹴りだ。覚えてねェだろうからな、教えておいてやるよ)
サクラチヨノオー?の言う事が本当なら、キングはたづな?に瞬殺されてしまったらしい。
「お、恐ろしいわね・・・」
改めて事実を確認し、顔が青ざめる。
(ボケっとしてんじゃねェよ。さっさとアイツから魔石を奪ってこい)
「アイツからって・・・たづなさんを倒さないといけないの!?」
返事は無い。
「勝てるビジョンが見えないわ・・・」
とりあえず水の玉に掴まって祭祀場まで飛んだ。

別の道にいた敵は>>265(ダークソウルでもそれ以外でも)
265 : トレーナーちゃん   2022/12/11 07:52:32 ID:tueqWDJAvU
無銘の王
266 : あなた   2022/12/11 09:12:39 ID:Bs9q5tEShE
「さっきと同じ道に行っても同じ目に遭うわ。別の道に行ってみましょう」
「案内。こちらは頂に続く道です」
対応を見るに、時間が戻っている訳ではなくキングが蘇生しただけのようだ。
道を進むと、また空間が歪んだ。
「うっ」
すごい嵐だ。
「何かいるわね・・・」
警戒しながら目を凝らす。
「もしかして・・・ドラゴン!?」

キングが水で作り出した武器は>>268
267 : アナタ   2022/12/11 09:22:06 ID:cK/rX3xLOQ
スライムスピア
268 : 使い魔   2022/12/11 09:31:29 ID:PSDf8FBtrQ
傭兵の双刀
269 : お兄さま   2022/12/11 11:08:48 ID:Bs9q5tEShE
鳥のようにも見えるドラゴンが着地すると地面が大きく揺れた。
ドラゴンの上には人も乗っている。
「ギヤウオオオオオオオオオッ!」
「っ!どうみても敵対されているわね!」
空気中の水分を操る能力を使い、二本の刀を作り出した。
水は力の加え方次第で鉄よりも硬くなる。
右手に持った刀を上に乗る大きな人物に突きつける。
「ごめんなさいね…まずは貴方を引きずり出させてもらうわ!」
雷のような攻撃を走って避けながらドラゴンの頭に近づいていく。
「はっ!」
二つの刀を斜めに振り下ろし、斬撃を浴びせる。
「ギャオウ!」
ひるんだ隙にウマ娘の力で何回も切りつける。
体勢を変えながら抵抗するドラゴンを追いかけ、戦場を駆け回るキングヘイロー。
これまでの戦いで身のこなしは洗練され、攻撃する事への躊躇は無くなっていた。

次に攻撃を受けるのは>>271(敵かキングのどちらか)
270 : 相棒   2022/12/11 11:35:31 ID:D1Bggp700s
キング
271 : トレーナー   2022/12/11 12:04:22 ID:fNlUv2tkts
キング
272 : アナタ   2022/12/11 12:49:36 ID:Bs9q5tEShE
「このまま一気に」
ドラゴンと目が合った。
殺意を剥き出しにした眼光を正面から受ける。
「ギオンッ」
キングヘイローはまた城の前に立っていた。
「なっ!?」
動揺して手にしている武器を落としてしまった。
双刀は形をとどめられず、消えた。
「まさか・・・ま、また」

次の武器は>>274(別作品の武器なども可・現代兵器等は不可)
273 : トレ公   2022/12/11 12:51:41 ID:v7Svs14H.I
ソード&ポウオブキング
274 : トレーナー君   2022/12/11 12:53:44 ID:KEoCnkr5VA
狼騎士の大剣
275 : トレーナー君   2022/12/11 13:47:25 ID:Bs9q5tEShE
水の玉で祭祀場に戻り、さっきと同じ道を進んだ。
「大丈夫、死んだ訳じゃないわ。大丈夫、大丈夫・・・」
さっきのドラゴンが待ち受けていた。
ダメージは引き継いでいるらしく、顔には傷がついている。
「今度はもっと強い一撃を」
水で大剣を作り出し、両手で構える。
「ギャオルオォォォォッ!」
咆哮をかき消すかのように、キングは前に突き進む。
「今度は一撃で仕留めるわ!」

キングはドラゴンを仕留められたか>>276
276 : お兄ちゃん   2022/12/11 13:49:51 ID:a3gN3k9tF.
No
277 : お兄ちゃん   2022/12/11 15:23:43 ID:Bs9q5tEShE
強烈な一撃を頭部に与えた。
「どう?これは効いたでしょう?」
大きく後ろに仰け反ったドラゴンだが、まだ何とか立ち上がれるようだ。
「ま、まだ・・・!?」
その時、上に乗っていた大きな人物がドラゴンから飛び降りた。
そして手にしていた巨大な槍で味方であるはずのドラゴンの頭を突き刺した。
「な!?貴方、仲間じゃないの!?」
敵は何も返事をしない。
そして槍はドラゴンから電気を奪ったかのように強く雷を発生させ始めた。
「・・・仲間を大切にしないとどうなるか、教えてあげる!」
大剣を握り直し、真っ直ぐに敵を見据える。

キングヘイローが敵から致命傷を受けた回数は>>279(キングが相手に攻撃を当てるまでに)
278 : トレーナー君   2022/12/11 15:28:29 ID:4CstOCAfs6
13回
279 : トレーナーさん   2022/12/11 16:15:25 ID:neDhh7Qcwc
564回
280 : 貴方   2022/12/11 20:30:40 ID:Bs9q5tEShE
「あああっ!」
一歩踏み出した瞬間、城の前に。
一歩踏み出し、土煙が見えた瞬間、城の前に。
一歩踏み出し、土煙が見え、衝撃が伝わっていき、城の前に。
一歩。
一歩。
一歩。
約1cmずつ、距離を縮められるようになっていき、564回目。
「はああああっ!」
大剣を横薙ぎに振るい、一撃を当てる事が出来た。

キングヘイローが手に入れたスキルは>>282(ウマ娘のスキル)
281 : 貴様   2022/12/11 21:53:46 ID:EtZK4SKU2A
一番星
282 : アナタ   2022/12/11 22:03:57 ID:g//4FmOKgc
全身全霊
283 : トレーナー   2022/12/11 22:14:33 ID:Bs9q5tEShE
「このまま断ち切るわ!」
鎧に食い込んだ大剣に力を加え、より深く食い込ませていく。
「はああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!全身っ!全霊っ!全てを乗せたこの一撃、食らいなさい!」
ついに水の刃が敵の巨体を両断した。
その余波で、嵐が一瞬吹き飛び、雨風はしばらく止んだ。
「はぁ、はぁ、はぁ。これが、キングの、全身全霊、よ…」
キングは心身共に疲れ切り、その場に倒れ、意識を失った。

キングヘイローが目を覚ましたのは>>285(何時間後か)
今日はここまで
284 : トレーナーさん   2022/12/11 22:16:22 ID:EtZK4SKU2A
74時間後
285 : トレーナーさま   2022/12/11 22:55:54 ID:Mhjoi1AgTI
144時間後
286 : あなた   2022/12/12 08:49:07 ID:Ekhq26M3qg
再開します

「覚醒。意識を取り戻した事を確認しました」
「う、ううん」
キングが目を覚ますと、祭祀場の番人であるマヤノトップガン?がキングの手を握っていた。
「え、えーっと、番人さん?この手は一体?」
「返答。あなたが眠っている間に、あなたの方から握りました」
「そ、そんな訳・・・っ!」
赤面しながら手を離す。
無意識に温もりや安心を求めていたのだろうか。
「・・・そう言えば、どうして私はここに?別の場所で倒れてしまったと思うのだけど」
「肯定。143時間32分前、敵対人物の反応が無くなった事を確認したため、様子を窺いに行った際、あなたを発見しました。救出。意識を失っているあなたを連れ帰りました」
「それは、ありがとう。感謝するわ。・・・って、私六日近くずっと寝てたの!?」
「補足。手を握られたのは140時間5分前です」
「かなり最初の方じゃないの!」
恥ずかしさで赤面しながら叫ぶキングヘイローであった。

次にキングヘイローが戦う敵は>>288
287 : トレーナー   2022/12/12 19:16:35 ID:Ekhq26M3qg
age
288 : トレーナーさん   2022/12/12 19:18:16 ID:t7pLA.hDXs
エルデの害獣
289 : トレーナーちゃん   2022/12/12 19:58:06 ID:Ekhq26M3qg
「今度はこの道に行ってみましょう」
キングは強大な敵を倒し、パワーアップした。
身体中の力を一気に放出し、一時的に全ての能力が上がる、全身全霊。
同様に他の敵を倒せば更なる強化が出来るだろう。
そして、最終的にはたづな?を倒し魔石を手に入れるのだ。
「ふぅ、今度も大変になりそうね・・・」
空間が歪み、新たな場所に転移した。
全体的に金色の空間だ。
いたのは何とも形容し難い不思議な生物だ。
黒っぽい、脚がたくさん生えたミミズやウミウシのように見える。
「何だか、不気味ね・・・」

キングが水で作り出した武器は>>291
今日はここまで
290 : お姉ちゃん   2022/12/12 21:12:19 ID:ZhZtsU3md2
グランドアクス
291 : トレーナー   2022/12/12 21:12:34 ID:nITbmxO1MA
スピリッツソード
292 : アナタ   2022/12/13 08:47:40 ID:UnsvAXnPnk
再開します

キングヘイローが作り出したのは水の剣。
右手と一体化したような半透明の刃でモンスターに向かっていく。
「まずは先手必勝よ!」
刃を振るい、一撃目を当てる。
「このままっ!」
強い光を感じ、キングは目を閉じる。
「・・・あ」
目を開けると、城の前にいた。

キングヘイローが祭祀場から戦場に持っていく物は>>294(道具、アイテムなどを一つ)
293 : アナタ   2022/12/13 22:03:25 ID:UnsvAXnPnk
加速
294 : アンタ   2022/12/14 13:17:14 ID:ktko5tXE.g
道具等持ち込み無しで進行します

「何が起こったのか全然分からなかったわ・・・」
キングヘイローは水の玉に掴まって急いで祭祀場に戻る。
「しばらくは観察に徹するわ。生き返りに回数制限はなさそうだし」
何度も城の前に飛ばされたが、それでも学習を繰り返した。
恐怖はもう無い。
光の斬撃を連続で回避し、追従する光から走って逃げ、距離を少しずつ詰めていく。
「至近距離なら戦いやすいわ。特に!衝撃波は背中には来ないっ!」
衝撃波を前転で避け、双刀で背中側を切り刻む。
すぐに離脱し、ブレスを左に走って躱す。
「終わりよ!」
水で作った長い棒で棒高跳びのように飛び上がる。
新たに生み出したのは30mを超える超巨大な水の大剣だ。
キングの能力は少しずつだが成長し、ついにここまで強くなったのだ。
全身全霊を込め、能力を解放してトドメを刺す。
「やああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
キングヘイローの大剣は奇妙な形の敵を一刀両断した。
「私はね、諦めが悪いの。だから何度でも立ち上がって、何度でも挑戦するわ。勝利するその時まで・・・ね」

キングが得たスキルは>>295(ウマ娘のスキル)
295 : 相棒   2022/12/14 17:54:05 ID:VMl.pqwPa.
くじけぬ精神(チムレでも使えないスキルだからこそ、今使いたい)
296 : モルモット君   2022/12/14 19:46:23 ID:ktko5tXE.g
「帰還。今回は16時間で目覚めました」
「う、うう」
マヤノトップガン?の声を聞き、今いる場所が火継ぎの祭祀場である事を悟る。
「ねぇ番人さん。これは私からじゃないわよね?」
番人は仰向けに寝ているキングの胸に頭を横向きに載せている。
「否定。あなたの腕により十時間二十二分この状態で拘束されていました」
「なっ!?き、キングである私がそんな事する訳ないでしょう!」
赤面して勢い良く起き上がる。
番人は無表情のまま、立ち上がった。
「分析。あなたの行動から推測すると、あなたは普段から同様の行動をしている可能性が高いです」
「だから違うって言ってるでしょ!おばか!」

次に戦う敵は>>298(たづな?でも可)
297 : お兄さま   2022/12/14 19:54:43 ID:ktko5tXE.g
書き忘れましたが今日はここまでです
298 : モルモット君   2022/12/14 19:58:24 ID:nPVSiRcpXA
修行でベジット(殺しは無し)
299 : トレーナー君   2022/12/15 09:06:07 ID:Qu1tM1JWRc
再開します

「今度はこの道ね」
キングは別の道に進む。
「部屋?」
(ここは精神と時の部屋。テメェがまだまだ雑魚だから修行させてやる)
そこにいたのは真っ黒な人物。
(オレがそれを操作して戦う。テメェは死なねェように死に物狂いで戦え)
「どうして急に修行なの?」
(テメェの成長スピードが遅すぎるからだろォが。オレが修行つけてやるって言ってんだ、グズグズ言うな)
口は悪いがとにかく強くしてくれるらしい。

黒いベジットと行う修行は>>300(修行内容)
300 : アンタ   2022/12/15 12:41:29 ID:GXSKgc3CsQ
一千倍の重力の中でベジットと実践形式で百年修行
301 : お前   2022/12/15 16:03:39 ID:Qu1tM1JWRc
(テメェならそうだなァ…1000倍で100年だな)
「どういう事?」
キングヘイローは素直に質問する。
(魔石を持つ相手に勝つためにはどのくらいの修業が必要かって話だ。今からテメェは重力が1000倍の空間でこの人形と100年間戦い続ける。グダグダすんな始めんぞ)
「ちょっ、全然ついていけないのだけど!?」
急激にキングの身体が重くなった。
「うっつ!?こん、な状態で、動ける訳、ないでしょ!」
地面にとてつもない力で押し付けられながら言う。
(早く立ちやがれ。百年なんてあっという間だぞ)
「う、うあ、あああああああああっ!」
渾身の力を振り絞り、よろけながらも立ち上がる。
「この部屋の湿度は約50%。水の補助があればなんとかなりそうね」
百年にも渡る、過酷な修業が始まった。

キングヘイローが自由に動き回れるようになったのは>>303(何年後か)
302 : 貴様   2022/12/15 16:30:02 ID:aTzFmirDyQ
8年後
303 : アナタ   2022/12/15 16:42:51 ID:8sL.q6l9Gw
99年と11ヵ月と30日
304 : キミ   2022/12/15 20:06:21 ID:Qu1tM1JWRc
「ついに出来たわ!」
キングの背中には美しい水の翼が生えている。
数十本もの水の槍を黒い修行相手に飛ばす。
(はッ、マシになったじゃねェか)
槍を弾きながら吐き捨てる。
99年11ヶ月30日目、ついにキングは自由自在に動けるだけの強さを完全に手に入れた。
「これなら、倒せる!」

たづな?戦に持っていくアイテムは>>306
今日はここまで
305 : お兄ちゃん   2022/12/15 20:58:41 ID:z6KNzRAzCA
アヤベさんがキングヘイローを約6km投げ飛ばすほどガチギレするぐらい強力な加湿器
306 : あなた   2022/12/15 21:00:15 ID:nRagnTDiJ.
307 : お姉さま   2022/12/16 08:42:56 ID:Nnz1Wy7zGs
再開します

(最後に一つ教えてやるよ。火継ぎの祭祀場には伝説の武器がある。今のテメェなら使えるだろォよ)
「強くしてくれた事、感謝するわ」
部屋から出ると、百年ぶりの火継ぎの祭祀場。
「帰還。あなたからは圧倒的な強さを感じます」
「あら、分かる?・・・ところで、伝説の武器という物に心当たりはある?」
「案内。それは私です」
「わた、し?どういう事?」
突然マヤノトップガン?の身体が光り出した。
「っ!?何が」
番人の代わりに大きな錨があった。
「錨。アンカー。・・・ね。それじゃあ、遠慮なく使わせてもらうわ」
不思議な事は今まで何度も経験した。
今さら大して驚きはしない。
「貴方と一緒に戦えて嬉しいわ。番人さん」
最初の道に二人で進んだ。

たづな?戦の戦場は>>309(どのような場所で行われるのか)
308 : マスター   2022/12/16 13:35:43 ID:.XLzUMq5IY
直線加速
309 : トレーナー   2022/12/16 13:41:03 ID:KuK7e5AOz6
重力10万倍の星
310 : あなた   2022/12/16 15:13:19 ID:Nnz1Wy7zGs
「なかなか、過酷な環境ね・・・」
前と同じ道に来たはずなのにたどり着いた場所は違っていた。
「修行の時より身体が重い・・・100倍くらいかしら」
そうは言うものの、キングはあまり悲観しているようには見えない。
「大丈夫、修行の成果を発揮するのよ。大丈夫」
何も無い土地、居るのはキングヘイローと錨に姿を変えた番人、そして。
「たづなさん。正確にはその偽物」

たづな?の攻撃手段は>>311(単純な肉体による攻撃以外で)
311 : 貴方   2022/12/16 15:35:44 ID:qtkoqtihww
踏みつけによる地割れ
312 : トレーナー   2022/12/16 16:32:15 ID:Nnz1Wy7zGs
よく見ると、緑色ではあるが、本物が着ているタイトスカートなどの服装とは異なる衣服を身につけている。
ゴォォォンッ!
キングヘイローを認識して少しの間も置かず、攻撃をしかけてきた。
脚で地面を思い切り踏みつけ、地割れを起こしてキングに向かわせている。
「相変わらず攻撃的ね」
キングは水で翼を作り出し、空を飛んだ。
重力が強いこの環境では十分な力は発揮出来ないものの、それでも地割れくらいは簡単に避けられる。
錨を振り回し、投擲する。
鎖は無限に伸び、たづな?の元へ勝手に飛んでいく。
しかし、超高速で移動し始めたたづな?には当たらない。
「湿度はおよそ12%。せめてもう少し水分があれば・・・っ」
錨を何度放っても走るだけで避けられてしまう。
「ついていくのがやっと・・・。かなりの強敵だわ」
水の翼で羽ばたきながら追いかけるが、少しでも気を抜くと離されてしまう。
空気中の水分量が少ないため、他の物を作り出す事も出来ない。
「ひゃっ!?」
たづな?が放った蹴りの衝撃波だけで撃墜される。
落ちている途中に、まわし蹴り。
とっさに腕でガードするが、意味は無かった。
「百年ぶりね」
キングヘイローは城の前に立っていた。

復活する事によって上昇した能力は>>314(スピード・スタミナ等の5種類から)
313 : アナタ   2022/12/16 21:21:15 ID:3hv51yPWY6
賢さ
314 : 相棒   2022/12/16 21:26:51 ID:6EI/STPB3U
パワー
315 : お姉さま   2022/12/16 22:10:44 ID:Nnz1Wy7zGs
「…あら?」
自分の身体に違和感を感じる。
しかし悪い方向ではない。
「重力の影響を抜きにしても、力が増している気がするわ」
錨を握っていない方の手を握ったり開いたりして調子を確かめる。
「どうしてかしら?この前復活した時にはこんなの無かったのに」
キングヘイローは自覚していないが、これは彼女のくじけぬ精神によって引き起こされた現象だ。
「…まぁ、良いわ。強くなっている事に変わりはないもの」

キングヘイローがたづな?に攻撃を当てられるまでに必要な復活の回数は>>316
今日はここまで
316 : 貴方   2022/12/16 22:13:04 ID:3hv51yPWY6
26回
317 : キミ   2022/12/17 08:21:42 ID:mulDb4t16s
再開します

「はぁっ!」
翼で空を飛びながら錨を投擲する。
投げるスピードがやや上がっている。
しかし蹴りで弾かれ、地面に刺さってしまう。
さらに、鎖を引っ張られ、強制的に落下させられる。
「あああっ!?」
城の前。
城の前。
城の前。
城の前・・・。
「今度こそ!」
投擲速度はついに音速に迫り、たづな?の移動速度を超えた。
「貴方の水分、貰ってあげる!」
たづな?の背中に激突した錨には水のコーティングを施してある。
キングの能力は進化しつづけ、空気中だけでなく、体内の水分も扱えるようになっていた。
コーティングを通して、たづな?の体内の水分を奪い取る。
「貴方だって、生物なら水分くらいあるでしょう?」
たづな?は前に吹っ飛んだ。

キングが奪い取った水分は>>319(何L分か)
318 : トレーナー君   2022/12/17 09:19:31 ID:lKiKqr0j/A
28L
319 : トレーナーさま   2022/12/17 09:20:17 ID:tJJ9cXooGw
2L
320 : 貴様   2022/12/17 09:20:53 ID:6bAmawU0CY
500L
321 : トレ公   2022/12/17 09:42:41 ID:mulDb4t16s
「2Lくらいかしら、でも十分よ」
単純な量は2Lだが、構造を最適化すれば実際に扱える量はより増える。
「このまま押し切るわ!」
翼を畳んで急降下し、追撃に向かう。
まだ体勢が整っていないたづな?に向かって水の槍を飛ばしていく。
「なっ!?」
たづな?からどす黒い何かが吹き出す。
「何なのこれ!?」
真っ黒な何かはキングをあっという間に包み込み・・・。
「底が見えないわね・・・」
再び城の前にいた。

たづな?の第二形態は>>323(モンスターなどの姿)
322 : トレーナーちゃん   2022/12/17 10:06:34 ID:lKiKqr0j/A
終焉の者
323 : アナタ   2022/12/17 10:08:26 ID:6bAmawU0CY
クウラ(最終形態)

324 : アンタ   2022/12/17 10:34:44 ID:mulDb4t16s
「ずいぶん変わったわね」
たづな?の抜け殻は地面に転がっている。
その上には真っ黒な生物が浮いていた。
指をキングの方に向ける。
「っ!?」
間一髪避けたが、もし間に合わなければ光線が頭を貫いていただろう。
「速いっ!」
これまでとは比べ物にならない速さで接近される。
思い切り拳を振り抜かれて・・・。
「次よ!」
再び城の前から飛び立った。

キングが次に攻撃を当てる事が出来るのは>>326(何回復活した後か)
325 : キミ   2022/12/17 10:37:02 ID:lKiKqr0j/A
31回
326 : トレーナー君   2022/12/17 13:34:50 ID:lKiKqr0j/A
26回
327 : トレーナーちゃん   2022/12/17 19:55:59 ID:mulDb4t16s
「次!」
いくら投擲速度が上がっても、超高速で動き回る敵に錨を当てるのは至難の業だ。
目や指から放たれた光線で焼かれたり、拳で殴られたり、太いエネルギー波で吹き飛ばされたり。
「次!」
そして、26回目のチャレンジ。
「目が慣れてきたわ!」
錨が元たづな?の腕に当たった。
しかし大きなダメージを与える事は無く、簡単に弾かれてしまった。
「っ!防御力も上がっているわね!」
目からのビームで撃ち抜かれた。
「今度こそ!」

60回目の復活以降に上昇する能力は>>329(スピードなど4種類・パワー以外)
今日はここまで
328 : お前   2022/12/17 20:23:27 ID:lKiKqr0j/A
賢さ
329 : トレピッピ   2022/12/17 21:19:55 ID:XwfR4WdASQ
スタミナ
330 : トレーナー君   2022/12/18 09:13:00 ID:.N0y7lNFNk
再開します

「何回目だったかしらね」
キングヘイローは何回もやられた。
最初から数えるつもりも無かったが、そろそろ分からなくなってきている。
「あうっ!?」
肘で突かれ、粉砕される。
「流石に毎回上手くはいかないわね・・・」
キングヘイローの身体に別の違和感が発生した。
「さっきまでと違うわね・・・」
これも悪い物では無いと考え、そのまま戦いに行く事にする。
「これは・・・」
さっきまでの戦場の様子が違う。
復活の際の違和感とは原因は別のようだ。
「・・・雨」
しかし肌で触れると分かった。
「正確には酸性雨ね」

酸性雨の酸性強さは>>331(pH)
331 : キミ   2022/12/18 09:17:45 ID:20VNLHYL.s
5.1
332 : マスター   2022/12/18 13:05:34 ID:.N0y7lNFNk
「あまり酸性は強くないみたいね」
水分を操る能力が無ければ分からなかったレベルの弱酸性だ。
しかし、長時間浴び続けるのは良くなさそうだ。
「私にとっては恵みの雨よ!」
水分である事に変わりは無い。
空気中の水分量は一気に上昇し、キングの能力は大きく強化される。
翼は三対になり、水の槍は百本を超えた。
さらに、錨に施された水のコーティングはより輝きを増している。
「この世界の神様もキングに味方しているようね!」
敵を討ち滅ぼすべく、音速を超えて飛び出した。

キングヘイローが敵を倒すまでにかかった時間は>>334(何時間か)
333 : アンタ   2022/12/18 15:29:00 ID:20VNLHYL.s
0.334時間後
334 : トレーナーさま   2022/12/18 15:35:41 ID:ObDmuMudnU
50時間
335 : トレピッピ   2022/12/18 19:55:18 ID:.N0y7lNFNk
槍を手で弾きながら、一気に距離を詰めてくる。
対するキングヘイローは空中で回転しながら間合いを維持し、接近戦を避ける。
これが約十時間続く。
「日が昇ってきたわ。一日以上経っているのね」
ここである事に気がついた。
「・・・太陽があるの?この世界って」
重力が異常に強かったり、何も無いだだっ広い土地であったり、酸性雨が降ったりと過酷な環境ではあるが、何らかの星であるのだ。
「流石の貴方でも、太陽には勝てないんじゃないかしら?」
そう言っている間に、エネルギー球に焼かれた。
「もう倒し方は分かったわ。好きなだけ抵抗しなさい」
錨を振り回し、引っ掛けるようにして敵を捕まえた。
鎖を引っ張り、引き寄せる。
「キングと一緒に太陽旅行に行く権利をあげるわ」
自分ごと太陽に向かって突き進む。
錨は手放した。
増えた翼のおかげでたった五十時間で太陽に到達する。
水の力はかなり弱まっている。
しかし、自身の力を全て振り絞り、全身全霊で進む。
キングは自覚していないが、総スタミナ量が上がっているため、出力が大幅に上がっている。
「さぁ、焼けなさい!」
二人は太陽に飲まれた。

キングヘイローが目覚めたのは>>336(何日後か)
今日はここまで
336 : お姉ちゃん   2022/12/18 19:58:09 ID:ObDmuMudnU
60日
337 : マスター   2022/12/19 10:26:57 ID:NnJeGHMP.o
再開します

「凱旋。強大な敵を倒した英雄が目を覚ましました」
久しぶりのような気がするその声。
「う、うう。無事に帰って来られたわね」
キングヘイローはマヤノトップガン?の膝を枕にしていたようだ。
「・・・これも私の方から?」
「否定。勝手ながら労をねぎらいたく思いこのようにさせていただきました」
番人は相変わらず無表情だが、感謝してくれているらしい。
「・・・そう。・・・どのくらい眠っていたの?」
「通知。ちょうど六十日間です」
「そんなに!?ずっと膝枕してくれていたの?」
「肯定。私の肉体に一切の負荷はありませんのでご心配無く」
(すぐに目覚めさせても良かったんだがな)
「案外優しいのね」
(はッ、元から優しさの権化だろォが。オレは)
サクラチヨノオー?とて、佐賀七英雄ウマ娘と呼ばれる者なのだ。
「番人さん、貴方にはとてもお世話になったわ。ありがとう」
「当然。利用者のサポートをするのは番人として当たり前の事です」
「相変わらずね。でも、本当に感謝しているわ」
膝枕されたまま、景色は次第に薄く白くなっていく。

次に別世界に転移させる佐賀七英雄ウマ娘は>>339(オグリキャップ?・スーパークリーク?・メジロアルダン?の誰か)
338 : アンタ   2022/12/19 14:11:27 ID:W7SIcPVQFs
オグリキャップ
339 : モルモット君   2022/12/19 14:14:44 ID:bpiEkfBVYo
クリーク
340 : 相棒   2022/12/19 15:07:32 ID:NnJeGHMP.o
「イチャイチャしていた所申し訳ないですわほんと」
「べっ、別にそういうのじゃないわよ!」
佐賀レース場に戻った。
元お母様?が茶化して帰還を祝う。
「テメェの成長が遅すぎてもうウンザリだ。やっと終わって良かったぜ」
元サクラチヨノオー?は壁にもたれかかって言う。
「貴方ねぇ・・・」
口の悪さは相変わらずだ。
「魔石は無事手に入れたようじゃな」
手には魔石が。
これで三つ目。
「次の世界は今さっきの世界よりは楽だろう。おそらく、じゃが」
老人のような話し方のスーパークリーク?は一歩前に出た。
「魔石はあと三つ。もうひと踏ん張りじゃよ」
掌を前に出し、言い放つ。
「では、良き旅を」
「もう!?」

キングヘイローが飛ばされた世界は>>342(今までと似ていない世界)
341 : アンタ   2022/12/19 15:25:42 ID:TPYJ2JqSyk
ドラゴンボールの未来トランクスの世界
342 : アンタ   2022/12/19 18:16:32 ID:fLcRUbkg7I
尸魂界
343 : お前   2022/12/19 19:37:38 ID:NnJeGHMP.o
「ここは・・・」
見たところ街であるようだ。
(ここは尸魂界という場所じゃ)
スーパークリーク?の声だ。
「そうるそさえてぃ?どういう場所なの?」
(簡単に言えば死神が住む場所じゃな。まぁ、お主は気にせんで良い)
「物騒な言葉が聞こえた気がするわね・・・」
今回も地図がズボンに挟まっている。
「そう言えば、前回の言葉の意味は何だったのかしら・・・」
火を焚べよ 彼の地を目指し 旅にでよ これは太陽への巡礼 捧げよ 己が ウマソウルを・・・・・・。
(今なら分かるのではないか?彼の地とは最終決戦の地。火とは新たな能力。自身を魂ごと全て太陽に注ぎ込んだ)
「そう言われれば・・・そうね」

今回、地図に書かれていた言葉は>>345
今日はここまで
344 : お姉ちゃん   2022/12/19 22:32:11 ID:fLcRUbkg7I
錆びつけば
二度と突き立てられず 
掴み損なえば我が身を裂く 
そう 
誇りとは 
刃に似ている
345 : キミ   2022/12/20 07:50:14 ID:pO/mED8w9w
変わらぬものは 心だと 
言えるのならば それが強さ
346 : トレピッピ   2022/12/20 08:44:18 ID:z8XHj2Q3E6
再開します

「変わらぬものは 心だと 言えるのならば それが強さ。意味が分かるような・・・分からないような・・・」
やや詩的な言葉だ。
「これもその内意味が分かるでしょう。それよりも」
(今回の能力じゃな)
これまでの能力は使えなくなっているため、百年の修行もリセットされる事となる。
「そうね。・・・いや、先に最終目標だけ教えてもらおうかしら」

魔石を持っているのは>>348(モンスターや人物など)
347 : トレピッピ   2022/12/20 12:34:51 ID:NwvucY.i7I
愛染宗介
348 : アナタ   2022/12/20 12:39:56 ID:NwvucY.i7I
愛染宗介
349 : マスター   2022/12/20 12:42:16 ID:z8XHj2Q3E6
連投のため無効とします


改めて
魔石を持っているのは↓(モンスターや人物など)
350 : あなた   2022/12/20 14:26:47 ID:mJBq14jBCk
チキ(FEの竜化身のキャラの1人)
351 : トレーナーさん   2022/12/20 15:31:48 ID:z8XHj2Q3E6
(地図をよく見なされ。緑色の点があるじゃろう)
緑色の点は地図の左上の方にあり、光を放っているように見える。
「ええ。ここに魔石があるの?」
(半分は当たりじゃ)
「じゃあ残りの半分は?」
(魔石はある人物が持っている。本来は善良な人物だが、異なる次元に無理矢理存在しているため歪んでしまっておる)
スーパークリーク?は歪みと表現した物をキングヘイローは知っている。
「中京レース場にいたあの人や、たづなさんの中から出てきたあの人も、いわゆる歪んだ状態だったという訳ね」
(そうじゃ。歪んだ者はまず間違いなくそなたに襲い掛かってくるじゃろう。しかし、殺したい気持ちを抑えるのじゃ。今回は殺してはならん)
「…私、殺したい気持ちで溢れている訳じゃないのだけれど」
(殺さずに、魔石を奪い取るのじゃ。ここは死神が住む地、殺しはご法度じゃぞ)
「分かったわ。それじゃあ、能力はどうしようかしら」

キングヘイローが望む能力は>>353(殺傷能力のある力でも可・直接物を奪ったり転送したりする能力は不可)
352 : お姉さま   2022/12/20 17:53:45 ID:pKgCNc4w5c
ブレス攻撃を反射する能力
353 : 使い魔   2022/12/20 18:10:13 ID:htBSLV0cR2
境界を操る程度の能力
354 : 使い魔   2022/12/20 20:02:00 ID:z8XHj2Q3E6
書いていませんでしたが今日はここまでです
355 : 使い魔   2022/12/21 08:56:40 ID:NU8ZFsJbzM
再開します

「そうね・・・境界を操る能力なんてどうかしら?汎用性が高いと思うわ」
(曖昧故に何とでも解釈出来る。ふむ、では曖昧なまま能力を授けよう)
キングは力が宿るのを体感した。
「とは言ったものの、どういった事が出来るのかしら」
(自分で試しながら掴むと良いじゃろう。健闘を祈っておるぞ)
スーパークリーク?の気配は無くなった。
「とりあえず進みましょう」

チキのいる場所までの距離は>>356
356 : トレーナー君   2022/12/21 09:03:28 ID:Umo7RYji7U
320km
357 : お前   2022/12/21 11:24:29 ID:NU8ZFsJbzM
目的地に向かって歩く事、約二時間。
元いた場所からの距離、かかった時間から考えると、最初の地点から目的地への距離は。
「320kmといったところね・・・」
このまま歩き続けては時間がかかりすぎる。
「境界を操る能力。もしかしたら使えるんじゃないかしら」
試しに地面に線を引いてみる。
土を指で削っただけの線だ。
そしてその線のすぐ近くに立つ。
「三メートル先に行ってみましょう」
線に意識を集中させ、心の中で三メートル進むイメージをする。
「・・・出来たわね。不思議だわ」
線ごと自分が前に進んでいた。
三メートル先は土ではなく、草が生えていたが、どういう原理か草の上に線が引かれていた。
「まぁ、良いわ。原理を考えてもキリが無いもの」

キングヘイローが能力を使って移動したのは>>358(距離・目的地を越えても良い)
358 : トレーナーさん   2022/12/21 11:37:26 ID:y1TCVONV0A
1光年
359 : トレーナーちゃん   2022/12/21 16:11:32 ID:NU8ZFsJbzM
「この辺りね。えいっ!」
円を描き、その中に立つ。
地図で光る一点を指さし、念じる。
「あ、あ、あ・・・」
地図から顔を上げると、そこには何も無かった。
地図にももはや何も描かれていない。
「失敗してしまったわ・・・何が起こったの・・・?」
戦慄するキングヘイロー。
何も無い真っ白な空間に飛んでしまった事でこれまでに無い不安感を抱いたのだ。
「このまま帰れないんじゃ・・・いいえ!キングたるもの後ろ向きに考えてはダメよ!」
地図は役に立たない。
ヒントになりそうな物も何も無い。
涙目になりながらも必死に考える。
「境界、境目、境界線、つなぎ目、水平線、境界・・・そうよ!」
キングヘイローは閃いた。
「この世界の境界を操作して、他の世界と繋げられれば!」
早速キングは行動した。
線を書くための物が無いため、自分の持ち物を使う事にする。
ジャージのズボンを脱ぎ、脚の部分を使って輪を作る。
「誰でも良いから助けに来て!」

別世界からやって来た人物は>>361(未登場のウマ娘・または学園関係者)
360 : マスター   2022/12/21 16:16:37 ID:6y47fhP0y6
コパノリッキー
361 : アナタ   2022/12/21 16:29:30 ID:SZVmtT/zfs
安心沢
362 : マスター   2022/12/21 19:57:27 ID:NU8ZFsJbzM
簡易的な魔法陣を使い、誰かを召喚する。
「あら〜ん?どこかしらここ?」
「誰でも良いとは言ったけど・・・」
安心沢刺々美だ。
学園に侵入し、笹針をウマ娘にぶっ刺す危険人物だ。
「あなた!キングヘイローちゃんでしょ!」
「・・・ええ。突然呼び出してごめんなさい。実は・・・」
キングは事情を簡単に話した。
「良いわ!何とかしてあげるわ〜ん!ファンだもの!」
「やけに物分かりが良いわね」
とは言うものの、味方がいるのは心強い。
「まずはブスっといっちゃう?今なら色んな秘孔が選べるわよ?」

どんな秘孔に笹針を刺すか>>364(ゲーム内に無い効果も可・刺さないという選択もあり)
今日はここまで
363 : トレーナーさん   2022/12/21 20:03:20 ID:Umo7RYji7U
天才剣士になれる秘孔
364 : トレーナーさま   2022/12/21 22:21:09 ID:P3wm807QPM
敵の場所を感知できるようになる秘孔
365 : 貴方   2022/12/22 10:34:16 ID:b81Fd/dxDw
再開します

「ちょっ!?そんな危ない物刺さないわよ!?」
「ま〜ま〜、せっかく呼ばれたんだしブスっといっとかないとアイデンティティがね〜。それに、ここは元の世界と違って許可は必要無さそうだしぃ?」
尻もちをつきながら後退りするキングに笹針を持ってにじり寄る。
「や、やめ、やめて・・・っ」
「動くと痛いわよ〜、それじゃ〜ブスっとな!」
「ひゃうっ!?あ、あ、んんんっ!?」
右の内ももに笹針を突き刺した。
変な感覚がキングの身体を駆け巡るが、痛いとは違う。
「は、早く、早く抜いて!」
「はいは〜い、あれ、上手くいっちゃったかも?」
「はぁ、はぁ・・・かも、ですって?」
「いやいや、言葉の綾?的な?」
鋭い眼差しで安心沢を睨みつける。
内ももの辺りを確認してみるが、傷は一切無い。
全く身体が傷付いていないのだ。
「あら、何で?」
「アタシの笹針は師匠直伝の究極の施術。秘孔さえ突けば痛みも傷も全く無いの」
偶然だったのでは、と思わなくもないが、成功した事は喜ばしい。
「・・・へぇー。ところで、何の秘孔を突いたの?」
「危険察知能力を上げる秘孔よ〜ん。危ない事があるかもしれないでしょう?」
「それでこの状況を打破出来れば良いんだけれど・・・」
やや疑っているキングだが、すぐに効果は表れた。
「・・・何かが見えるわ。こっちの方ね」
真っ白な世界で方向が分かる物を手に入れたのはラッキーだ。
反応は一つ。
おそらく地図に記されていた光る点、チキの居場所を示しているのだろう。
「かなり距離は離れているわ。でも、正確な場所が感覚で分かる。これなら今度こそ移動出来るに違いないわ!」
安心沢の腕を掴み、ぎゅうぎゅうになりながらもズボンの円の中に入る。
「行くわよ!」

転移した先にいたのは>>367(チキ、もしくはその他の敵)
366 : トレーナーさん   2022/12/22 10:50:10 ID:/gTtSyZXxI
チキ......を裏で操っている邪教の教祖
367 : 貴様   2022/12/22 12:48:12 ID:P08OAQ7uAE
ユーハバッハ
368 : お兄ちゃん   2022/12/22 17:19:35 ID:cVLG1/7W/2
>>367
やばい相手に当たっているやん()
369 : お姉ちゃん   2022/12/22 20:03:16 ID:b81Fd/dxDw
「成功ね」
ジャージの円から出ると、そこは尸魂界と呼ばれたその街の風景と同じだった。
「トンデモない能力よねぇ」
「しっ、誰かいるわ」
口を塞ぎ、建物の陰に隠れる。
少し先に見えるのは真っ黒な人物。
これまでと同じく、一切コミュニケーションは取れない敵対人物なのだろう。
(あやつは目的の人物ではないぞ)
「あっ、貴方!何でさっきまで何も喋らなかったの!」
(当たり前じゃろう。光の速さを超えて移動すれば何も追いつけん。世界ですらな)
つまり七英雄の力ですらキングの速度に追いつけなかったのだ。
「まぁ良いわ。それよりも、あれが目的の人じゃないの?」
「え、誰と話してるの?誰誰?」
「しばらく黙っていてちょうだい」
(魔石を持っているのはチキという女性じゃ。そしてあそこにいるのはユーハバッハと呼ばれる人物。未来を見通し、改変する力を持っておるから気をつけるんじゃぞ)
それだけ言うと、スーパークリーク?の気配は消えてしまった。
「そんな敵をどうしろと言うのよーっ!」

キングはユーハバッハに勝てるか>>370
今日はここまで
370 : トレーナー君   2022/12/22 20:20:14 ID:d1t8icging
やってみなくちゃわかんねぇ!
371 : マスター   2022/12/23 12:11:55 ID:/1/6qfh53Q
再開します

「貴方はここで待っていてちょうだい。すぐに終わらせるから」
未来を予知、さらに改変する能力を持つ相手にキングは全く怯まない。
冷静に自分の能力について考えた結果だ。
「キングはここよ!」
自分の位置を高らかに宣言する。
真っ黒の敵はキングに気付いたようだ。
手に握っている大きな刀がキングの方を向いた。
「私の未来、読んでみなさい!」
キングは人差し指で敵を指さし、小さな円を描くように回した。
水を操る能力そのものは失ってしまったが、何らかの能力を使いこなすノウハウは残っている。
指で描いた境界を使い、敵の一部を切り取る。
その一部とは、未来を改変する能力。
「予言してあげる!貴方は五十二秒後に敗北するわ!」

予言は的中するか>>373
372 : マスター   2022/12/23 12:24:32 ID:sPvUFpUMAQ
キング絨毯になる
373 : トレーナー   2022/12/23 12:27:53 ID:1Ew7Fo6Y5E
能力を逆に奪われて負ける
374 : トレーナーさん   2022/12/23 17:59:46 ID:/1/6qfh53Q
刀の一振りが来る。
「ここで一歩下がる!」
予知を元に、攻撃を回避する。
「っ!?来ない!?」
未来は読んだはず。
少しタイミングを遅らせて攻撃してくる。
このままでは刀で一刀両断だ。
「まったくぅ、全然あんし〜ん出来ないわよ〜ん」
飛んできた笹針を掴み、辛うじて斬撃をガードする。
(能力を奪う事まで予知し、改変されていたようじゃな)
「厄介ね・・・」
「逃げるわよ!あんし〜ん!」
首根っこを掴まれ、あっという間に離脱させられる。
「ちょっ!?まだ戦えるわよ!」
「いいえ!目的の人じゃ無かったんでしょう?無理に戦う必要は無いわ!」
確かに、魔石を持っている訳でも、積極的に邪魔をしている訳でもないのだから戦う必要は無いのだ。
「はぁ、分かったわ。キングともあろうものが冷静さを失っていたみたいね」

二人が食べる物は>>376
今日はここまで
375 : 相棒   2022/12/23 18:55:11 ID:HVEVwgKYg.
満漢全席
376 : アナタ   2022/12/23 22:01:44 ID:QROe5saupU
尸魂界を埋め尽くせるぐらいの米
377 : お姉ちゃん   2022/12/24 11:21:44 ID:2.nfOIx7qo
再開します

「そうだ!何か食べない?お腹ペコペコなの!」
「そうね・・・私も数億年何も食べていないし」
呟きの後ろの方は安心沢には聞こえなかったようだ。
「他の世界からご飯を持ってくるわ」
指で円を描き、他の世界の境界とつなげる。
「うぶっ!?」
空中から出現したのは米。
湯水のようにどんどん湧き出てくる。
「ちょ、止めてちょうだい!窒息しちゃうわ~ん!」
「ごぼぼぼぼぼぼ」
キングヘイローは米に流されていく。
「お助け~!?」

キング達が流された先にいたのは>>379(チキもしくは他の敵)
378 : 貴様   2022/12/24 11:26:56 ID:AOVUAJTseQ
地方の村にいるチンピラ
379 : アナタ   2022/12/25 07:43:17 ID:s6.Se4mkRw
加速

キング達が流された先にいたのは>>380(チキもしくは
380 : アナタ   2022/12/25 07:46:02 ID:FxpuWg7YNA
未来トランクス
381 : トレーナーさん   2022/12/25 13:28:39 ID:s6.Se4mkRw
「ぷはっ!?まだ上手く使いこなせないわ・・・」
「あんし〜ん、出来ないわね・・・」
米の中から顔を出し、辺りを見渡す。
「しっ、敵の反応があるわ」
屋根の上に敵を発見した。
真っ黒な人物だ。
背中には剣を背負っている。
「もしかして・・・」
地図を引っ張り出し、確認する。
「やっぱり・・・チキは敵として認識されないみたいね」
地図に表示される点とキングが得られる敵の位置情報は噛み合わない。
チキは厳密には敵ではないという事か。
「来るわよ!」
米の海から飛び出し、臨戦態勢となる。
手には笹針か握られている。

キングヘイローが笹針を使って繰り出した必殺技の名前は>>383
382 : アナタ   2022/12/25 16:17:26 ID:6iOKrU7WlM
雷光一閃突き
383 : 相棒   2022/12/25 23:22:48 ID:LX3u4qLMI6
地獄突き
384 : お兄さま   2022/12/26 13:16:50 ID:ks/c9uRVSU
敵は高速で飛行し、拳を振りかぶる。
「ごめんなさいね!地獄突き!」
最低限の動きで避け、笹針を敵の喉に突き刺す。
地獄の苦しみを与えている事だろう。
これまでの戦闘の経験により、身体が速度に反応出来ている。
「ワォ、かわいそ〜う」
「本物じゃないとは言っても、不憫ね」
かわいそうな敵は霧散し、消え去った。
「さ、切り替えていきましょう!どう?気分転換にブスっといっとく?」
「や、やめなさいよ!ちょ、やめ」

秘孔の効果は>>385(架空の秘孔も可)
385 : 相棒   2022/12/26 15:33:34 ID:gNIT2yxttg
喘破(息を吸えなくなる)
386 : トレピッピ   2022/12/26 16:49:34 ID:ks/c9uRVSU
「〜〜〜〜〜っ!?んぁっ、なに、するのよ!」
「ワォ、ごめんなさ〜い。動くから変な所にブスっといっちゃったわ」
「あ、あっ、あが」
喉を押さえ、悶えるキング。
「やば、結構マズい所に刺しちゃったかも・・・」
「はす、ふ、あ」
キングの意識はそこで途絶えた。

キングは生きているか>>388
387 : トレーナーさま   2022/12/26 17:07:23 ID:YrgvzcONJo
生きている、に10票なり
388 : キミ   2022/12/26 17:57:48 ID:yNHIl/nTy6
追加で3回刺して(3回目で)蘇生
389 : トレピッピ   2022/12/27 07:09:38 ID:YuZzSrbdd.
「やべ、死んじゃったわ〜・・・そうだ、もう一度秘孔に刺したら生き返るかも!」
キングヘイローの脇の辺りに笹針を突き刺す。
「ワォ、泡を吹き始めたわ・・・」
服をめくり、今度はへその下辺りを刺す。
「わ、お。髪が伸び始めちゃったわ〜ん」
青ざめながらも、次の秘孔を探す。
「じゃあここっ!」

生き返らせる秘孔の場所は>>341(身体の一部・イケナイ場所は禁止)
390 : キミ   2022/12/27 07:11:48 ID:.I2gxCbyEs
ふくらはぎ
391 : モルモット君   2022/12/27 07:15:13 ID:YuZzSrbdd.
安価ミスがありましたので訂正します

生き返らせる秘孔の場所は>>392(身体の一部・イケナイ場所は禁止)
392 : マスター   2022/12/27 07:37:45 ID:HxnU/qiN1Q
うなじ
393 : トレ公   2022/12/27 09:24:27 ID:YuZzSrbdd.
「えーっと、えーっと!確かうなじが精力増強の秘孔だったはず!」
うつ伏せになるようにひっくり返し、長くなった髪をかき分けてうなじに笹針を刺した。
「ワォ!?」
キングの身体がビクンビクンと痙攣した。
「ごほっ!?がはっ!?あっ、ごえ!?」
「良かったぁぁぁ・・・」
未だ咳込むキングの上に崩れ落ちる安心沢。
こう見えても、意外と心配していたのかもしれない。
「うぐぅぅ、わた、し、いき、て、いる、の」
「ええ!アナタはアタシが救ったわ!」

生と死の境界にいたキングが手に入れた能力は>>395
394 : お兄さま   2022/12/27 09:33:57 ID:cdXMmiD/YA
瞬間移動
395 : トレーナーちゃん   2022/12/27 09:34:12 ID:PnyITFJJ/.
時間停止
396 : お姉さま   2022/12/27 10:04:01 ID:YuZzSrbdd.
「綺麗なお花畑ね」
色とりどりの花が咲き乱れる美しい地。
風が肌に触れると気持ち良い。
「ここにならずっといたいわー」
寝転がって空を見上げる。
「何か忘れている気がするけれど、それもどうでもいいわー」
ごろごろと花畑で怠けているキング。
「いたっ!?」
突然左脇の辺りが痛んだ。
「何なの、これ。せっかく気持ち良かったのに・・・」
すぐに別の痛みが訪れた。
「っ!?」
へその下だ。
「思い出してきたわ・・・笹針の痛みね、これは」
笹針と言えば・・・安心沢刺々美と言えば・・・秘孔と言えば。
「あああっつ!?ぬあんっ!?」
うなじに一番強い痛み。
「もっと、ここにいたいのに!いたい!痛い!」
混濁する意識の中で聞こえた。
「良かったぁぁぁ・・・」

時間停止能力で一度に止められる時間は>>397(何秒か・1〜60秒の中で)
397 : トレーナー   2022/12/27 12:27:23 ID:1Xjbj71iqI
2秒
398 : キミ   2022/12/27 17:44:25 ID:YuZzSrbdd.
「はぁ、はぁ、ふぅ。お花畑が見えたわ・・・」
「ワォ、ギリギリ〜」
(このような無益な真似は遠慮してもらえんかの?)
「ごめんなさいね。この人が勝手に・・・」
安心沢の方を見て言った。
「それに、無益という訳でも無さそうだわ」
(何じゃと?)
「この感覚、どうやら何かしらの能力を手に入れられたみたい」
(ふむ、見てみよう)
どういう理屈かは分からないが、スーパークリーク?が能力を調べているらしい。
(これは、時間を停止させる能力じゃな。効果は二秒。再使用までは五分と言った所かの)
「二秒間の時間停止・・・」
「あら〜たった二秒?」
「聞いていたの?・・・まぁ二秒でもあるだけましだわ。ありがたくもらっておくとしましょう」

チキの姿は>>399(人か竜か)
今日はここまで
399 : お姉ちゃん   2022/12/27 18:04:05 ID:F9JAJj8cCA
竜に挑むは誉れよな
400 : トレーナー君   2022/12/28 14:16:52 ID:caN4yx1CtQ
再開します

「本来の目的に戻りましょう。チキという女性らしいけど・・・」
地図を取り出し、光る点の位置を再確認する。
「な!?ものすごい速度でここに向かっているわ!もうすぐそこよ!」
地図から顔をガバッと上げ、尸魂界の空を見る。
「あれは・・・ドラゴン!?」
まさか前の世界で戦った敵のようにドラゴンに乗っているのだろうか。
(正確には竜、じゃな。そしてこの竜そのものがチキじゃ)
「なんですって!?女性と言ったからてっきり人だと」
(人の姿になる事も出来るのじゃが・・・そなたは相当運が悪い)
「来るわよ!」
安心沢の声で現実に引き戻される。
「殺してはいけない・・・魔石を奪うだけ・・・って、魔石をどこに持っているのよ!」
竜が着地する衝撃から逃げながら考える。
(人の姿に戻らんと魔石は奪えんようじゃな)

チキを人の姿にする方法は>>402
401 : アナタ   2022/12/28 19:07:20 ID:cuOAgYjZPQ
キリエ・エレイソン
402 : トレーナー君   2022/12/28 19:40:16 ID:d1BgViOkiQ
無い
403 : トレーナー   2022/12/29 11:09:45 ID:Ov2aOC2LO.
再開します

「どうやって人に戻せばいいの?」
(戻す方法は無い)
「じゃあどうやって魔石を奪うのよ!竜の姿では奪えないんでしょう?」
(ふむ、難題じゃな。では、頑張るのじゃぞ)
「ちょっと!?待ちなさいよ!」
スーパークリーク?の気配は無くなってしまった。
「ワォ、八方塞がりってカンジ~?」
確かに、正攻法ではどうしようも無いだろう。
しかし、キングヘイローには境界を操る程度の能力があった。
「少しの間注意を惹いてちょうだい!でも、危なくなったら逃げなさい」
「承知したわ!はいは~い!竜さ~ん!ちょっとこっちに来てすんご~い施術、受けてみな~い?」
翼を大きく広げ、安心沢に向かって低く飛んでいくチキ。
その間にキングは建物の上によじ登る。
「ちょっとだけ、乗せてもらうわよ!」
竜の背中に向かって飛んだ。

キングを乗せた竜の最高到達地点は>>405(高度・m単位)
404 : お前   2022/12/29 11:23:53 ID:1cJNyFZJHo
13000m
405 : マスター   2022/12/29 14:40:37 ID:pDXk/CKy6o
9,500,000,000,000,000m
406 : アンタ   2022/12/29 14:41:23 ID:jn9AS6bYgQ
23000m
407 : あなた   2022/12/30 08:30:27 ID:H8IQGhWKKs
「うぐっ!?」
竜の鱗に笹針を突き立て、何とか落ちないように踏ん張る。
「大人しくしなさい!」
竜は暴れながら、翼を大きく羽ばたかせる。
「ワォ、どこ行っちゃうの〜?」
大空に向かって飛んでいく竜とキング。
凄まじい空気の圧を耐えながら、必死にしがみつく。
「っ!?もう雲!?」
数秒で雲を突破し、宇宙が近付いてくる。
「・・・息が出来るわ。やっぱりここも時空が歪んでいるわね」
完全に周りは真っ暗になり、竜とキング以外の生命体は完全にいなくなった。

宇宙空間の温度は>>408(現実と同じくらいである必要は無い)
408 : トレーナー君   2022/12/30 08:41:01 ID:FxmgoJYVkI
564℃
409 : 使い魔   2022/12/30 19:39:36 ID:H8IQGhWKKs
「あつっ!?宇宙って寒いんじゃなかったの!?」
どんどん温度は上がっていく。
「境界を操作!チキと私の周りに高温から保護する層を形成!」
とりあえず高温は何とかなった。
「今度はチキと私の身体の境界を操作!二つの肉体を接合するわ!」
手が鱗と一体化させ、振り落とされないようにする。
また、もう一つの狙いもある。
「私の一部になれば、魔石を取り出せるかもしれない・・・っ」

魔石を取り出すのにかかる時間は>>411
今日はここまで
410 : お前   2022/12/30 19:40:38 ID:v6MoF.Eoc.
来年まで
411 : お姉さま   2022/12/30 20:01:33 ID:uey5NGH2hg
9999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999999年
412 : 相棒   2022/12/30 22:13:26 ID:sgGgakcnCk
うおっなんだこの小学生が考えたような数字…
413 : お兄ちゃん   2022/12/30 22:14:02 ID:7qUgpjxUNo
跡形もなく消えてそう
414 : トレーナー君   2022/12/31 10:33:28 ID:uXagvICF5s
再開します

「これは・・・長くかかりそうね」
キングヘイローとチキの身体を同一化し、約二百年。
「っ!?またっ!」
何度も意識をチキに乗っ取られかけた。
その度に十年ほどかけて自分を取り戻した。
このままのペースで魔石を取り出すまでにかなりの時間を要してしまうだろう。
小惑星を消滅させるのにかかった時間の何万倍も、いやそのさらに何万倍もかかるに違いない。
「流石にそこまでは待てないわ。短縮させてもらうわよ!」
秒と分、分と時間、時間と日。
単位が切り替わるのも境界だ。
境界の概念を書き換え、時間の流れを超加速させる。
本来の時間に直すと、およそ五時間。
「このキングヘイロー。完全に竜と一体化させてもらったわ!」
魔石を取り出そうと考える暇も無く、視界は白くなっていった。

次に別世界に飛ばす佐賀七英雄ウマ娘は>>416(オグリキャップ?、メジロアルダン?のどちらか)
415 : トレーナーさん   2023/01/01 16:04:12 ID:2/pQWSL1u6
新年初加速
416 : あなた   2023/01/01 18:25:09 ID:C0.BsOvMqw
アルダン
417 : 貴方   2023/01/02 07:46:54 ID:zoMKitXD9U
「変わらぬものは 心だと 言えるのならば それが強さ」
意識がしだいに回復していく最中、その言葉が脳裏をよぎった。
それは地図に書かれていた言葉。
「その言葉の意味は分かったかの?」
佐賀レース場、七英雄ウマ娘の元へ戻っていた。
「ええ。竜と一体化して魔石を取り出す途中、何回も意識を乗っ取られかけたわ。つまり、身体を一つにしても心は自分のままあれ、って事でしょう?」
「ふむ、概ね分かっておるようじゃな。良かったわい」
おそらく元スーパークリーク?が言う。
老人のような話し方だが、元の見た目は若いウマ娘のようだ。
「ねぇねぇ、そろそろ次行かない?」
子供のような無邪気さを持つメジロアルダン?はキングの手から魔石も取り上げた。
キングはその時初めて魔石を握っていた事に気付く。
「うん、魔石はあと二つ。頑張ってね〜!」
「だから少し休ませなさいよ〜!」
落とし穴のように、キングは真下に落下していく。

キングヘイローが次に飛ばされた世界は>>419
418 : 使い魔   2023/01/02 08:47:22 ID:smcOfGq6CY
遊戯王
419 : アナタ   2023/01/02 12:20:34 ID:jUXESsgYns
ドラゴンボール
420 : お姉さま   2023/01/02 16:47:27 ID:zoMKitXD9U
「またどこかの世界に飛ばされたみたいね」
だだっ広い平原に一人。
空は青く澄み渡っている。
(魔石探し慣れてきた?あと二つ、張り切っていこーね!)
本物のメジロアルダンならこのようなはつらつとした話し方はしないだろう。
実はかなり貴重な経験なのかもしれない。
「あら、地図は無いのね」
地図無しで魔石を探さなければならないようだ。
(だいじょーぶ!僕がついてるから安心だよ!)
他の七英雄ウマ娘と違い、好奇心旺盛で人懐っこいようだ。
あまりヒントをくれないという傾向を持つ七英雄だが、今回は頼りになりそうだ。
「遠慮無く頼らせてもらうわ」
(うむ!では魔石のありかを発表しまーす!ジャラジャラジャラジャラ・・・)

魔石を持つのは>>422(未登場のウマ娘または学園関係者)の姿をした人物
421 : お兄さま   2023/01/03 11:25:25 ID:o2vYbb83Xo
加速
422 : あなた   2023/01/03 11:45:27 ID:4Wm3WlXA7E
出てなかったら、りこちゃん。


出てたらココン
423 : トレーナーさま   2023/01/03 13:53:03 ID:xF0q8jaToE
(ジャラジャラジャラジャラ・・・ジャン!この人です!)
何も無い平原に、突如人が出現した。
「なっ!?」
キングヘイローは驚いて少し飛び上がる。
「ここは・・・」
「樫本代理!?」
いつもと同じように黒のスーツをきっちり着こなした樫本理子理事長代理が現れたのだ。
戸惑いを隠せない理子だが、それ以上に驚いたのはキングの方だった。
「中身まで本物の代理なの・・・?」
七英雄ウマ娘やたづな?は外見だけが知り合いに変わっていたし、これまで戦って敵の多くは真っ黒の身体で一切のコミュニケーションを取る事が出来なかった。
逆に、本物と言える人物はアストンマーチャンとそのトレーナー、そして安心沢刺々美だけだ。
「そう言えば、安心沢さんを置いてきてしまったけれど、大丈夫かしら。境界を操る能力はもう無いし・・・」
(それは問題ないよ!君が元の世界に戻る時に一緒に帰すから。記憶は消すけどね)
とりあえずはあんし〜ん出来るらしい。
記憶は消すとしても、現在尸魂界でさまよっている事に変わりは無いが。
(それより、魔石を獲得する方法を発表しちゃうよ〜。君にはその人を連れてある場所に行ってもらうよ。魔石は目的地に着いたら取り出せるようになるからね。鎖の鍵もそこにあるから、それまでは我慢してね〜!)
「鎖?・・・って何なのよこれ!?」
いつの間にかキングと理子の身体は5mほどのキラキラ光る鎖で繋がってしまっていた。

鎖は二人の身体のどこに繋がっているか>>425(両端は錠のようになっている・二人の身体の同じ部位・刺すなどして身体を傷つけてはならない)
424 : お前   2023/01/04 07:25:06 ID:JsKhm1AA0g
加速
425 : トレーナー君   2023/01/04 07:28:06 ID:M1B80Xn83w
426 : アナタ   2023/01/04 07:52:36 ID:JsKhm1AA0g
再開します

「どういう事なのですか?まだ状況がよく分かっていないのですが・・・」
「私もです。とにかく、目的地まで貴方を連れていけば良いらしいです。鎖の鍵はそこにあるらしいですから」
キングは首に繋がった鎖を触りながら続ける。
「重さは全く感じないわね・・・樫本さん、ゆっくりで良いので鎖を限界まで伸ばしてみて下さる?」
「はい」
5mほど伸びた所で首が圧迫される。
「「うぐっ!?」」
お互いに引っ張られて地面に倒れてしまう。
「・・・うう、とにかくあまり離れずに動きましょう」
「そうですね」

現在地から目的地までの距離は>>427(km単位・直線距離にした場合)
427 : 貴方   2023/01/04 07:56:23 ID:xxEBmiLLmE
0.3km
428 : お兄さま   2023/01/04 13:22:42 ID:JsKhm1AA0g
(ゴールはあそこだよ!もうちょっと右、そう、そこから真っ直ぐ前)
メジロアルダン?に言われる通り首を動かすが何も見えない。
「特に何も無さそうだけど・・・」
(そうそう、何も無い場所だよ。何の目印も無いけど、300mくらい先がゴール!簡単でしょ?)
「・・・ええ。でも、それだけじゃないでしょう?」
ただ鎖に繋がれたじょうたいで歩くだけなら春のファン感謝祭と大して変わらない。
これまでの傾向から考えるとここまで簡単な訳が無い。
(にっひひ、もちろん!)

目的地までに立ちはだかる試練の数は>>430(2〜9個)
429 : モルモット君   2023/01/04 14:12:20 ID:SJv.bMkCbE
7個
430 : トレーナーちゃん   2023/01/05 14:14:56 ID:9CQZ48TY5I
加速

安価は↓
431 : トレーナー   2023/01/05 14:16:23 ID:tTdx3BUXeI
8個
432 : お兄ちゃん   2023/01/05 15:29:16 ID:9CQZ48TY5I
(目的地までに試練は八つ!死なないように頑張ってね!)
「そんな事だろうと思ったけど・・・八つもあるのね」
(という訳で!能力を一つあげるよ!さ、どんなのにする?)
「あの、さっきからどなたとお話しているのですか?」
理子にはメジロアルダン?の声は聞こえないので、キングが独りで話し続けているように見えているのだ。
「ごめんなさい、後で説明しますね。・・・先に能力を考えなくちゃ」

キングヘイローが望む能力は>>434
433 : 貴方   2023/01/05 15:41:21 ID:4TKuDSGCOI
8つの仕掛けの突破方法を物理演算の構築でシミュレーションする能力
434 : お姉さま   2023/01/05 19:24:25 ID:DUqgObCcXw
全知全能(ジ・オールマイティ)
435 : トレーナー君   2023/01/06 10:10:34 ID:4VSl3BlTaQ
再開します

「・・・未来を見通し改変する能力よ。以前戦った・・・確かユーハバッハという敵の能力」
尸魂界で戦った、真っ黒に染まっていた強敵だ。
能力を奪おうとしたがそれすらも改変され、結局は敗北してしまったのだが。
強すぎるこの能力を使えたらキングヘイローはどれだけ楽に試練を乗り越えられる事か。
(うーん、流石に無理があるかなー。あげようと思えばあげられるんだけど、身体が耐えられなくなっちゃうし。負担を考えたら、一分先までの未来を見通す能力、かな。それでも良ければ)
「一分ね・・・まぁそれだけあれば十分役立つわ。いただくわね」
(はいはーい!じゃ、第一の試練、がんばってね~!)
メジロアルダン?の気配は無くなった。
「樫本さん。状況を説明しておきますね」

キングと理子が挑む第一の試練は>>436(敵やなんらかの仕掛けなど)
436 : トレピッピ   2023/01/06 12:38:59 ID:qTE.2ka0Ak
アノロン梁渡り
437 : キミ   2023/01/06 16:36:22 ID:4VSl3BlTaQ
「なるほど。概ね理解しました。なぜ私なのかは依然よく分かりませんが」
理子への状況説明を終え、キング達は前へと歩き出す。
「きっと罠のような物があるはずです。警戒し」
ポウィィィィィン!
言い終わる前に何かしらの効果で別の場所に転移してしまった。
「なっ・・・!?」
「これが第一の試練のようですね」
キングの方は冷静だ。
暗い部屋・・・その天井付近、梁の部分だ。
(第一の試練は梁渡り!二人で向こう側まで歩いていってね!)
ゴールと思われる場所に光の柱が見える。
「あそこを目指すのね・・・」
「鎖でつながれている状態で上手く渡れるでしょうか・・・あまり平衡感覚には自信が無いのですが」
理子は不安そうだ。
樫本理子が極度の運動音痴なのは学園中が知っている。
ここは自分がフォローしなければ、と思うキングだった。

梁の上にいる敵の数は>>438(1~10体)
438 : トレーナー君   2023/01/06 16:38:55 ID:567dMIVRP.
3体
439 : マスター   2023/01/06 22:12:16 ID:4VSl3BlTaQ
「とりあえず未来を見てみましょう」
梁の上をゆっくり一列になって歩く二人。
キングが先頭だ。
前から黒い人物が梁を渡ってこちらに向かってくる。
そしてナイフのような物を投擲してきた。
ここで現実に引き戻される。
「確かに、見えにくいけれど敵がいるわね」
「敵、ですか」
「ええ。私が前を行くのであまり離れずついてきて下さい。離れすぎると鎖に引っ張られやすくなりますから」
「分かりました。敵の攻撃は大丈夫なのですか?」
ゆっくり進みながら理子はキングに尋ねる。
「このキング、投げナイフくらい簡単にキャッチ出来ますから」

キングはナイフをキャッチ出来たか>>440(弾くなど、他の対処法も可)
今日はここまで
440 : お姉ちゃん   2023/01/06 22:51:30 ID:M.zeel8wGg
こめかみ切った
441 : 相棒   2023/01/07 10:17:58 ID:K5fTl.V7MQ
再開します

「来たわね」
ナイフを投擲。
ウマ娘の身体能力ならキャッチするのは造作も無い事だ。
「って、持ち手の部分が無いじゃない!?」
ナイフだと思っていた物には持ち手のような部分は無く、刃そのものだった。
ギリギリのところでキャッチは諦め、頭を横に振って回避する。
その際にこめかみ近くの髪にかすり、髪がパラパラと舞う。
「樫本さん!ごめんなさいキャッチしなくて!だいじょきゃあああっ!?」
「っ!?」
振り向こうとしたキング、攻撃を警戒し姿勢を低くしていた理子。
それぞれが別の方向にバランスを崩し、細い梁から落ちそうになる。
このまま別々の方向に落ちれば鎖による首吊りは免れない。
「ああああああああ!?」
キングは縋るように言った。
「お願い!止まって時間!」
その瞬間、全てが止まった。
キングと、キングが触れていた物以外。
キングは何も考えず、本能で鎖を手繰るように登った。
何とか梁にしがみつく。
そして時間は再び動き出した。
「っ!?はぁ、はぁ、はぁ」
時間が動き出すと同時に、理子の身体を右手で支え、何とか落ちないようにする。
「は、ふ、キングさん。ありがとうございます」
「え、ええ」
キングは今の現象を不思議に思う。
「・・・何だったのかしら、今の」

二体目の敵は何分後に現れるか>>443(1~5分)
442 : トレーナーさま   2023/01/07 10:33:05 ID:En8xFoOp/2
3分
443 : トレーナーさん   2023/01/07 12:30:27 ID:WuYVcdcKKg
1
444 : トレピッピ   2023/01/08 07:36:08 ID:U8209ZHTLQ
「とりあえずもう一度未来を見てみましょう」
さっきまでと同じように梁の上をゆっくり歩いていくだけ。
しかし、最後にチラリと敵が見えた。
「一分後ね。ギリギリ見えて良かったわ」
「行きましょう。よりいっそう気を付けます」
理子は落ちかけた後でも何とか平静を保っているようだ。
「樫本さん、そろそろよ。姿勢を低くして動かないで」
「はい」
「58、59、来た!」
さっきと同じような敵が少し先に出現する。
直後、同様に刃物が投擲される。
「今度は完全に避けるわ!」
キングも腰を落とし、持ち手の無いナイフは頭上を通過する。
「ふぅ、大丈夫だったわね。・・・あら?」
前にいた敵がいなくなっている。
そう言えば一体目もいつの間にか消えていた。
「攻撃をしたらすぐに消えてしまうのでしょうか」
「・・・ええ。そのようですね」

三体目の敵が投げるナイフの本数は>>446(2〜10本)
445 : 相棒   2023/01/08 07:41:09 ID:beEJMQ4QCE
8
446 : お姉さま   2023/01/08 11:01:03 ID:ikNAt5BdTI
5本
447 : マスター   2023/01/08 15:05:45 ID:U8209ZHTLQ
「っ!?もう次の敵が!」
「もう少しでゴールなのですが・・・」
未来を見る能力にはクールタイムがある。
敵が連続で出現してしまったためまだ能力を使えない。
「仕方ないわね、このまま進みましょう」
ナイフが正面からまっすぐ飛んでくる。
「伏せて!」
二人は姿勢を低くして避ける。
「これで終わり・・・ではないようですね」
敵はこれまでと異なりすぐには消えなかった。
そして二本目のナイフを低い位置に投げてきた。
このままでは当たってしまう。
かと言って細い梁の上では横に回避は出来ない。
「掴まって!」
「は、はい!」
キングは即座に後ろを振り向き、理子を抱き上げて思い切りジャンプした。
「危なかったわ・・・」

次のナイフの軌道は>>448(直線・カーブなど)
448 : トレーナー君   2023/01/08 20:01:25 ID:j0z4Fgr3Is
キレッキレの急カーブ
449 : トレーナーさま   2023/01/08 20:22:01 ID:U8209ZHTLQ
「っ!?また次が来るわ!」
空中では大して動けない。
「あら?」
刃物はキング達とは関係ない所に飛んでいってしまった。
「まだ来ます!」
理子の言葉でキングは改めて刃物を確認する。
「っ!?曲がってくるわ!?」
空中で攻撃を回避する方法は一つ。
「はあぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
鎖を思い切り引っ張り、理子を近くに引き寄せる。
「うっ」
勢い良くぶつかった理子はキングの身体をほんの少し移動させる。
カーブの軌道はギリギリ外れ、何とか当たらずに済む。

理子の意識レベルは>>451(0%〜50%・50%は注意力散漫レベル)
今日はここまで
450 : トレピッピ   2023/01/08 22:08:22 ID:Cg9ssxdGpU
35
451 : アナタ   2023/01/08 22:14:53 ID:ikNAt5BdTI
26%
452 : お姉ちゃん   2023/01/09 13:09:47 ID:X59F9lQk0I
再開します

「また次が来るわ!」
しかし、理子の反応は無い。
「樫本さん!しっかりして!」
「う、うう」
理子の肩を揺するが、ぶつかった衝撃で意識が朦朧としているようだ。
「・・・仕方ないわね、ぶつけたのはキングの方だもの。ここは私だけで乗り切るわ!」
四本目のナイフが飛んでくる。
今度は正面から真っ直ぐだ。
そこでキングは鎖を手に取った。
「はっ!」
首に繋がっている鎖で刃物を弾き、何とか難を逃れる。
「あと何回攻撃が来るのかしら・・・?」
キングは鎖と繋がっている理子の首を案じ、鎖から手を離す。
意識が朦朧としたままの理子を背負い、改めて敵と向かい合う。

最後のナイフの投擲速度は>>453
453 : お姉さま   2023/01/09 13:11:05 ID:zJJmAzLTyU
130km/h
454 : キミ   2023/01/09 20:25:56 ID:X59F9lQk0I
ナイフは敵の手を離れ、高速で飛んでくる。
「っ!?速い!?」
これまでとは明らかに異なる速さ。
キングは覚悟を決める。
「これしかないわ!」
生身で受け止めれば死ぬ。
鎖は間に合わない。
拳を握り、思い切り上に振り上げる。
ナイフに向かってアッパーカットを放ったのだ。
「ああああああっ!」
刃の部分に触れないよう、上下方向に弾くのだ。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・何とかなったわね」
敵は消滅した。
「さぁ、ゴールしなくちゃ」

次の試練は>>456
今日はここまで
455 : お姉さま   2023/01/10 20:03:01 ID:ECORmTkWjY
加速
456 : お兄ちゃん   2023/01/10 21:33:48 ID:K/vRopNbAM
崩壊寸前のナメック星(すぐ側でフリーザとスーパー悟空がドンパチ)
457 : あなた   2023/01/10 21:56:11 ID:ECORmTkWjY
>>456
どうすればクリアなのか指定されていないため無効とします

改めて次の試練の内容は>>458
458 : 貴方   2023/01/11 16:21:11 ID:bHqFnNlM5w
加速

安価は↓
459 : トレーナーさん   2023/01/11 17:57:28 ID:8d7kIZxJMo
>>457を舞台に脱出してフリーザ軍残党を全滅させながら24時間以内に地球に帰還
460 : トレピッピ   2023/01/12 09:40:17 ID:7mmd01Z0l2
「ふぅ、やっと渡り切れたわね・・・。ほら、樫本さん、着きましたよ」
「う、あ、はい」
少しは回復してきたが、まだ意識ははっきりしていないようだ。
(ゴーッルッ!第一の試練の突破、おめでと〜!)
ゴールである光の柱に触れるとメジロアルダン?の元気な声が聞こえた。
直後、二人は再び何も無い平原に転移していた。
「こんなのがあと七つもあるの・・・?」
(ま、難易度はバラバラだけどねー)
「・・・そうだわ、一つ聞きたい事があるのだけれど」
(なになに〜?)
「梁から落ちそうになった時、私以外の時間が一瞬止まったように感じたのだけど、あれも未来を読む能力のおかげなの?」
(あれれ〜?忘れちゃったの?自分の能力の事?)
「自分の能力?」
(そう!前の世界で一度死にかけたでしょ?その時何か無かった?)
キングは少し考えて、思い当たる。
「二秒だけ時間を止める能力!」
安心沢刺々美に笹針を刺され、死にかけた時に得た能力だ。
結局チキから魔石を奪う時には使わなかったのだが。
「でも、他の世界に行くと能力は使えなくなるんでしょう?どうしてそれは使えるの?」
(それは、佐賀七英雄ウマ娘が与えた能力じゃなくて君自身が手に入れた能力だからだよ!没収する能力の対象外!)
「・・・なるほどね。それなら良かったわ」
キングは能力の出どころを知る事が出来、安心したようだ。
「樫本さん、少し休みまし」
(じゃ、第二の試練、スタート!)
「なっ、待ちなさいよ!?」

仙豆を持つ人物の見た目は>>462(未登場のウマ娘または学園関係者)
461 : トレ公   2023/01/13 07:10:44 ID:OIiChd9uFY
加速

仙豆とはドラゴンボールに登場する、食べると超回復する豆の事
462 : トレーナーちゃん   2023/01/13 07:38:10 ID:jbjJaSjiaw
亀仙人
463 : お前   2023/01/13 11:58:41 ID:OIiChd9uFY
「ここは・・・」
キングと理子はまた別の場所に転移していた。
炎が燃え盛り、爆音が鼓膜を叩いてくる。
すぐ近くでは誰か二人が凄まじい戦いを繰り広げている。
「っ!?とにかくここを離れましょう!樫本さん!さ、こっちに!」
「あ、あうー、はい」
フラフラしている理子を支えながらゆっくりその場を離れる。
「はぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
戦っているどちらかの攻撃の衝撃波で二人は吹き飛ばされた。
「きゃああああ!?」
このままでは地面に激突してしまう。
「ふう、間に合ったようじゃな」
二人はヒゲとサングラスが特徴的な老人に受け止められた。

亀仙人はどちらにパフパフを要求してくるか>>465(キングヘイローか樫本理子・両方は無し)
464 : トレーナーさん   2023/01/13 14:54:13 ID:kqveVpKmsc
理子ちゃん
465 : トレーナー   2023/01/13 14:58:42 ID:Ybflyy3GL2
しない
466 : 貴様   2023/01/14 11:20:00 ID:xjvW18IlRc
再開します

「ありがとう、おじいさん。ただ者ではなさそうだけど、とにかく助かったから気にしないでおくわ」
「お礼と言ってはなんじゃが、ぱふぱ・・・おっと、それどころではなさそうじゃな」
老人はキングと理子の腕を引っ張り、飛んできた石から守った。
「とりあえずここを離れようかの。そっちのお姉さんは歩けるかな?」
理子はキングに肩を借りながら歩き出す。
「だい、じょうぶ、です。歩けます」
「わしが手伝ってやろうか?むふふ」
「結構よ!その手つきを見て良いって言う訳無いじゃない!」
老人の手つきを見てキングが叫ぶ。
「とりあえず、あの岩陰まで行こうかの。多少はましじゃろう」
老人は火や岩の間を軽々と飛んでいく。
どこにそんな力があるのだろう。
「大丈夫そうじゃ!さ、早く」
「・・・本当に何者なのかしら?」

亀仙人が与える仙豆の数は>>467(一個か二個)
ドラゴンボールあまり知らないので亀仙人の口調が合っているか自信が無いです。多少は多めに見て下さい。
467 : お姉ちゃん   2023/01/14 12:27:29 ID:QqxQkoklSg
1
468 : お姉さま   2023/01/14 22:14:21 ID:xjvW18IlRc
「とりあえずこれを食べるんじゃ。仙豆と言って食べると大抵の傷は治る。体力も回復出来るじゃろ」
キングは理子の代わりに小さな豆を一粒受け取った。
「さあ、樫本さん。これを」
「いえ、私だけが食べるなんて出来ません。私が回復するよりもあなたが万全の状態になった方がきっと上手くいきます」
「そんな事・・・っ。でも貴方が食べなくちゃ。ねぇ、もう一粒無いの?もう一粒だけで良いの」
「残念じゃが、仙豆はとても貴重な物じゃ。それが最後の一粒じゃよ」
その最後の一粒を見ず知らずのキング達に与えようと言うのか。
「・・・そうだわ!半分にしましょう!半分ずつ食べても効果はあるわよね?」
「効果は半分になるが、ちゃんと効果はあるぞ」
「そう、それなら・・・はい、これを食べて樫本さん」
「・・・ありがとうございます」
キングと理子は半分になりさらに小さくなった仙豆を口に入れた。
「っ!?これは!?」
身体に力が満ちていき、元気になっていくのが実感出来る。
「そう言えば、最後に何か食べたのはいつだったかしらね・・・」

キングが使用する武器は>>470(一つのみ・生身を強化するのも可・キングのみ・現代兵器等は禁止)
469 : キミ   2023/01/14 22:33:11 ID:Fsj1ie1mQ.
神の遺剣
470 : お姉さま   2023/01/15 09:34:52 ID:eSjsbAdhe.
天鎖斬月
471 : アナタ   2023/01/15 15:40:03 ID:RW76rsMdu6
(言い忘れてたけど、あと23時間55分以内にこの星を脱出してね)
「なっ!?貴方!そういうのは先に教えなさいよ!」
いつの間にかメジロアルダン?がキングの脳内に侵入していた。
「誰と離しておるんじゃ?もしかしてボケてしまったかの?」
「いえ、あまり気にしないで下さい」
元気になった理子はキングの独り言にフォローを入れる。
(生身でとは言わないよ。武器をあげるからそれで身を守ってね)
「・・・武器より宇宙船か何かが欲しいのだけど」
脱出がクリア条件なら、移動手段の方が重要になる。
(ま、頑張ってねー!)
「ああっ!またすぐにどこか行く!」
「む、なんじゃこれは」
老人は岩の隙間を指さす。
「これは・・・刀?」
漆黒の刀をキングは抜いた。
「これを使えという事なのですかね?」

キング達の前に立ちはだかった敵は>>473(一体または一人)
472 : マスター   2023/01/15 15:46:54 ID:TM45YGC7iw
不死鳥の騎士
473 : モルモット君   2023/01/15 17:26:04 ID:RMaHDGtMSk
愛染惣右介
474 : トレ公   2023/01/16 17:45:09 ID:dKOFr5JnEQ
「とりあえず一度未来を見ておこうかしら」
未来を見る能力のクールタイムは恐らく10分。
キングは戦闘よりも、危険予知に使う事に重きを置いている。
「・・・はっ!?」
突如キングが顔を上げて、空に勢い良く視線を移した。
「36秒後!敵が来るわ!」
「本当ですか!?ですが、何も見えませんよ」
「わしも感じるのう、何かしらの強いパワーが迫ってきとる」
老人はサングラスの奥で目を光らせた。
「樫本さん、私から離れないようにして下さい。・・・そうだ、この刀で鎖を切れれば・・・」
慎重に力を込めるが鎖に傷すら付かない。
思い切り振り抜くのは頭が引っ張られる可能性があるのでやめておく。
「無理そうですね・・・敵は刀を持った真っ黒な男性です。現れてすぐに刀を振り下ろしてきますから、気をつけておいて下さい。あと10秒」
頭の中でカウントしながら、その時を待ち受ける。
2、1。
「ここよ!」
刀と刀がぶつかり合い、両者は後ろに弾かれた。
理子は何とか動きに合わせて後ろに跳び、鎖に引っ張られるのを防ぐ。
「ただのフリーザ軍ではなさそうじゃ!」
何も無い空間から突然現れた敵をそう評価する老人。
「倒すしかないわね・・・さぁ、かかっていらっしゃい!」

キングは武器の影響で見た目がどの程度変化するか>>476(0〜50%・0%は無変化)
475 : トレーナーちゃん   2023/01/16 19:35:18 ID:PJHGCM0tLQ
25%
476 : トレーナー君   2023/01/18 11:05:19 ID:LLrtaWQV2A
加速

安価は↓
477 : お兄さま   2023/01/18 12:28:41 ID:O6N/2xH4sk
50
478 : キミ   2023/01/18 15:02:09 ID:LLrtaWQV2A
臨戦態勢に入ったキングは刀を強く握りしめる。
すると、キングの見た目に変化が起きた。
「スーパーサイヤ人・・・とは違いそうじゃな」
刀を握っている右半身が黒っぽい服や包帯に包まれ、髪の右側だけが黒く染まっている。
「力を感じるわ。これなら戦える」
キングは真っ黒な敵と刃を交える。
理子と鎖で繋がっているため、動き回る事は出来ない。
しかも、相手はときどき姿を消して奇襲を仕掛けてくる。
直前まで敵の襲来を目で発見出来なかったのも姿を消す能力のせいだろう。
「はぁっ!」
ガチィン!
大きな音を立てて刀と刀が衝突する。
力比べに勝ったのはキングの方だ。
敵は大きく後ろに跳び、刀も使って着地する。
「これで決めるわ!」

キングが放った必殺技は>>479(オリジナルでもオリジナルでなくても良い)
479 : トレ公   2023/01/18 16:57:45 ID:e00uHzMNZU
かめはめ波
480 : お姉さま   2023/01/18 17:03:11 ID:Vz895Hc2/Y
イチリュウトゲキ(1頭の竜と化した刀が10回の体当たりを行う)
481 : お兄ちゃん   2023/01/18 19:40:53 ID:LLrtaWQV2A
刀を思い切り振り、追撃を与えようとする。
しかし、鎖を気にしたせいか、振りが中途半端になり、弾かれてしまった。
「っ!?」
今度はキングが後ろに下がる。
「すみません、足を引っ張ってしまって・・・」
「いいえ、これはこのキングに課せられた試練。このくらい乗り越えてみせるわ」
「ずっと思っておったんじゃが、その鎖は何なんじゃ?」
「これは・・・話せば長くなるわ。聞かないでちょうだい」
「ふむ、不便そうじゃが、もしかしたら使えるかもしれんな」
そう言うと、老人は理子の肩に手を置いた。
「このお姉さんと鎖を伝わせてパワーを送るから、かめはめ波と言いながらそれを放出するんじゃ」
「・・・?ええ、やってみるけど・・・」
「いくぞ!はぁぁぁぁぁっ!」
力の奔流は理子の身体、鎖、そしてキングの中へ。
キングは力の放出を意識しながら刀を振るった。
「かめはめ波ぁぁぁぁっ!」

敵を倒せたか>>483
今日はここまで
482 : お兄ちゃん   2023/01/18 19:48:24 ID:r/t9HWSsuY
倒せた
483 : お兄さま   2023/01/18 21:21:36 ID:Z2G3Uu4EfM
勝てるわっきゃっない
484 : お姉さま   2023/01/19 20:52:02 ID:LXu2lukDS.
キングが放った渾身のかめはめ波は真っ黒な敵を焼き払った。
「・・・まだよ!」
キングは勢い良く理子の方を振り返った。
そこには焼き払われたはずの敵がいて、空中から理子の背中を刀で狙っていた。
「なっ!?」
戦うキングの後ろに無防備な理子が控えているのを敵が見逃すはずが無かった。
ましてや何らかのパワーが理子と鎖を通して前に出ているキングヘイローに移動しているのだから無警戒ではいられない。
「っ!?させないわ!止まりなさいっ!」
キングは二秒だけ時間を止め、その隙に刀を振るう。
激しくぶつかり合う音、そして衝撃波。
「はあああああああっ!」
敵の奇襲を何とか耐えきった。

孫悟空が放つ技は>>485(孫悟空が使用可能な技)
485 : トレーナー君   2023/01/19 20:56:59 ID:U6cAyyepQc
龍拳
486 : アンタ   2023/01/20 17:56:50 ID:6P1bpVBK9Y
「このまま戦っていても埒が明かないわね」
そこでキングの脳裏に一つの考えが浮かんだ。
「私が倒す必要は無いわ・・・。もっと強い人がいるじゃない」
キングは上空に意識を移した。
「やってみるしかないわね。樫本さん、背中に乗って下さい」
「っ!はい!」
理子は慌てるようにキングの背中に掴まった。
「どうするつもりじゃ?」
「ジャンプするの。まだ力が残っていたら分けてもらえる?」
「さっきの半分程しか渡せんが、大丈夫かの?」
「それだけあれば十分よ」
キングに力が分け与えられていく。
「ありがとう、樫本さん、行きますよ」
「〜〜っ!?」
もらった力を脚力に変換し、かなりの速度で空へ飛び立つ。
「・・・ちゃんと追ってくるようね」
真っ黒な敵はそのまま飛行して二人を追ってくる。
「来ます!」
姿は消えていない。
敵は攻撃してくる。
「そこっっっっ!」
キングは空中で無理矢理身体を捻り、刀を振るう。
敵の飛行軌道を変え、向かった先は激闘が繰り広げられている二人の間。
「きえええええええい!」
「龍拳!」
凄まじい衝撃波によってキング達は吹き飛ばされてしまった。

二人が吹き飛ばされた方向は>>488(上か下・真上と真下ではない)
487 : トレーナーさま   2023/01/20 17:58:04 ID:BmWtONO2cw
488 : トレーナー君   2023/01/22 15:38:47 ID:AezjjpCsYI
加速

安価は↓
489 : 使い魔   2023/01/22 22:04:58 ID:CcqDjGk9cM
↙️
490 : 貴様   2023/01/23 19:14:19 ID:xVpECGU/qc
「きゃああああああっ!?」
キング達は龍拳の衝撃で地面に向かって斜めに吹き飛ばされた。
「このままでは地面に激突してしまいます!」
「分かってますよ!」
地面にぶつかるまで数秒。
時間を止めたり未来を読んだりする能力はまだ使えない。
「何か強い衝撃を発生させれば落下の衝撃を相殺出来るかもしれません!」
「・・・考えている時間は無いわね。‪樫本さん!行きますよ!」

キングが放った技は>>491(キングの身体または刀で使用可能な技)
491 : お兄ちゃん   2023/01/23 19:15:45 ID:SghQzq/xqQ
月牙天衝
492 : トレピッピ   2023/01/23 19:38:10 ID:xVpECGU/qc
刀の方から意思が流れ込む。
「月牙天衝!」
勝手にキングから出たのは言葉だけでなく、技もだった。
黒い斬撃は空気を切り裂き、地面にぶつかると大きな衝撃を生み出した。
「ひやっ!?」
「あぅ!?」
地面をぐるぐると転がっていくが、キングは理子を抱きかかえたまま離さない。
少しでも転がる軌道がずれれば鎖で首を絞められてしまうからだ。
「う、く。大丈夫ですか?」
「は、はい。・・・あれは?」
遠くにうっすらと見える光の柱を指さす理子。
半分黒く染まったキングの顔に希望の光が差し込んだ。

ゴールまでの間にいるフリーザ軍の数は>>494(10人以上500人未満)
493 : お兄ちゃん   2023/01/23 19:42:22 ID:xbLgpWs/hM
499
494 : キミ   2023/01/23 19:43:39 ID:pzo.maix/o
499
495 : 貴様   2023/01/24 14:08:50 ID:B7le9lKu1I
「ケッケッケ!良い暇つぶしが転がってるぜぇ!」
似たような防具を付けた奇妙な姿の兵士が次々とキング達の前に降り立った。
「ぞろぞろと・・・」
キングは立ち上がり、刀を握り直す。
「ケケ!やっちま」
「さあ、ゴールまでもうすぐです。早く行きましょう」
黒い刀の一振りで何百人もの兵士を一度に一刀両断した。
真っ二つになった兵士達を踏まないように少し回り道をしてゴールに到着した。
「やっと二つ目が終わりましたね」
「はい。あと六つです。頑張りましょう」

次の試練の内容は>>497(10秒以内に勝負が決まる試練)
496 : トレピッピ   2023/01/24 17:01:05 ID:ni8gPCfjcs
左スピンをきれいに7秒間する
497 : トレーナー君   2023/01/25 16:52:47 ID:EI49nzaoPU
加速

安価は↓
498 : お姉さま   2023/01/27 22:02:13 ID:JTlfARryXk
早撃ち
499 : トレ公   2023/01/28 14:28:17 ID:jvh6vH.kCA
「何とか戻ってこられたわね」
(おめでとーっ!いやーかっこよかったよ!)
いつの間にか刀は没収されていて、見た目も元に戻っていた。
「これまでならもう魔石の一つくらい手に入れられてもおかしくないのだけど」
(そう?まだ24時間も経ってないけど)
「時間だけの問題じゃないのよ」
「少しだけですが前に進んでいますね。すごろくに似ているかもしれません」
何も無い平原なので分かりにくいが確かに最初の地点より前に進んでいるらしい。
すごろくと異なるのはサイコロの目ではなく試練クリアで進むという点だ。
「あと六つ。先はなが」
(じゃ、いってらっしゃーい!)
世界は一瞬にして切り替わり、キングは再び叫んだ。
「もう慣れたわよーっ!」

早撃ちで勝負するのは>>500(キングヘイローか樫本理子のどちらか一人)
500 : マスター   2023/01/28 14:33:57 ID:bvpZeNrT0w
樫本先生
501 : お兄ちゃん   2023/01/29 22:11:03 ID:TmsxAjauWY
(今回の試練は早撃ち!挑戦するのは樫本理子ちゃん!)
「樫本さんが早撃ち!?」
「私・・・ですか・・・」
「どうして私じゃないの?そもそも私が魔石を集めるための試練でしょう?」
映画に出てくるような西部の町。
土の道の上を草が転がっていく。
(時には仲間の力を借りる事も大事って事だよっ!ちなみに銃は右側の店の中に置いてあるからね)
メジロアルダン?には長々と説明するつもりは無いようだ。
「私に出来るでしょうか・・・。ただでさえ運動には自信が無いのに・・・」
「こうなったらやるしかありません。大丈夫、このキングがついています。いざとなったらキングが何とかしますから」
(それじゃあそれじゃあ、対戦相手の入場ーっ!)

早撃ちの対戦相手は>>502(未登場のウマ娘または学園関係者)の姿をしたガンマン
502 : キミ   2023/01/29 22:29:31 ID:lOUkOUMeqM
メジロブライト
503 : お兄ちゃん   2023/01/30 22:09:29 ID:WwRSFKmgAQ
「メジロブライトさん!?」
左側の店からメジロブライトが出てきた。
「アンタか、俺に決闘を挑んできた命知らずってのは」
中身は完全に別人のようだ。
しかも初めから理子の方をロックオンしているようだ。
「・・・ええ」
「そっちのアンタ、証人になれ。俺の勝利を高らかに町に広めるんだ」
「最初から勝つつもりのようね」
鎖でつながれた首の事に触れない辺り、メジロアルダン?が用意したモブキャラのような存在なのかもしれない。
「・・・銃はこちらの店の中にあると言っていました。樫本さん、頑張って下さい」
「・・・はい・・・っ」

決闘は何秒で決着するか>>505(1秒以上10秒未満)
504 : アナタ   2023/01/30 23:52:13 ID:OQw04rvp1I
1
505 : アナタ   2023/01/31 06:26:58 ID:jwE6Zj9cP.
3
506 : お前   2023/02/01 19:54:15 ID:WKRNLrczXg
右の店から銃を持って出るとキングは言った。
「樫本さん。準備は良いですか」
「はい。躊躇はしません。ここは現実ではないのですから」
メジロブライト?は歩きながら言う。
「三つ数えたら同時に撃つ。良いな?」
「はい」
理子とメジロブライトは離れた場所で背を向け合う。
「1、2の」
集中力で空気が張り詰めているのがキングには感じ取れた。
「3!」
二人は勢い良く振り返り、銃口を互いに向ける。
しかし銃弾は先に理子の元へ到達する見込みだ。
キングは時間を停止し、メジロブライト?の銃から放たれた銃弾を指で軽く弾き、すぐに元の位置に戻った。
止まっている銃弾は豆と大して変わらない。
「貴方の勝ちよ」
メジロブライト?は消滅していた。
「私・・・勝ったのですか?」

キングが手助けした事を理子に伝えるべきか>>507
507 : トレ公   2023/02/03 16:15:10 ID:PTndjRJSR.
加速

安価は↓
508 : 貴方   2023/02/03 18:16:41 ID:5RWXb41zUA
伝えない
509 : トレーナーちゃん   2023/02/03 19:50:02 ID:PTndjRJSR.
「ええ。ちゃんと当たっていましたよ。流石です!」
あくまで嘘はつかず、真実だけを告げる。
「ありがとうございます」
少し照れながら理子は微笑む。
(君が手出しした事は言わないんだ?)
「・・・ええ。言っても何にもならないわ」
(ま、僕はどっちでも良いよ。それと、ゴールは左の店の中だからね)
「樫本さん、ゴールは左の店の中との事です。行きましょう」
理子はまだ嬉しそうだった。

四つ目の試練の内容は>>511(二人で力を合わせる必要がある試練)
510 : トレーナー君   2023/02/03 22:38:02 ID:5RWXb41zUA
フュージョン特訓
511 : 大将   2023/02/03 22:46:27 ID:Lj1SwCJGrA
イライラ棒的なやつで意思疎通しながら突破

1人はどこにビリビリがあるか分かるが、実際に攻略はできない。
もう1人はどこにビリビリがあるか分からないが、実際に攻略する。
(語彙力皆無ですまん)
512 : トレーナーちゃん   2023/02/04 15:33:05 ID:nD.vSwemyo
「また少し進んでいるわね」
少しずつだが前に進んでいる実感がある。
(次の試練も大変だからねー)
適当に言っているメジロアルダン?だが、内容は間違っていないだろう。
「しばらくは時間を止めるのは使えないし・・・」
一分先までの未来を見通す力はすぐにでも使える。
しかし出来れば温存したいとキングは考える。
「って」
瞼を閉じて考えている間に知らない場所に転移していた。
「ここどこなのよーっ!」

四つの試練が行われる場所は>>514
513 : お兄ちゃん   2023/02/04 15:53:49 ID:gd3orhjpL.
ルナツー(絶賛ドンパチ中)
514 : お前   2023/02/04 16:26:20 ID:llhCn2nQO2
夏合宿っぽい背景の部屋
515 : お姉ちゃん   2023/02/05 22:14:31 ID:5t1Xp2HhgA
「合宿所に似ていますね」
ただし海は壁紙に描かれているだけ。
実際に海の近くかどうかは分からない小さな部屋だった。
(どちらか一人は部屋の真ん中に、もう一人は壁際に移動してね!)
キングは指示を理子に伝えた。
理子が部屋の真ん中、キングは壁際だ。
「それで?何をすれば良いの?」
(そいやーっ!)
気合の入ったメジロアルダン?の声と同時にキングの視界は失われた。
「な!?キングさん!大丈夫ですか?」
二人の間には壁があり、一続きになった横に長い穴に鎖が通っている。
「樫本さん!気を付けて下さい!何も見えない状態では動かずに目が慣れるのを・・・」
「キングさん、今何も見えていないのですか?」
「・・・ええ。って事は樫本さんは何か見えているんですか?」
キングも理子も状況が上手く把握出来ていない。
(この部屋をぐるりと一周するだけの試練だよ。片方は何も見えなくて、もう片方は一歩も動けない。そして鎖が二人の間の壁に触れると・・・)
キングは息を飲む。
(すんごい電気が流れちゃいまーす!)
「ええっ!?」

キングと理子に流される電流の強さは>>516(アンペア、ワット、ボルトなどで)
516 : アナタ   2023/02/05 23:03:45 ID:1rX62/bXSA
10V
517 : マスター   2023/02/06 19:21:59 ID:vxFbal0eMM
驚いた拍子に鎖が二人の間の壁に触れてしまった。
「ひゃうっ!?」
「あくっ!?」
電流の強さは大した事は無いが、集中力は失われてしまいそうだ。
「樫本さんは穴の形状を口頭で教えて下さい。私はゆっくり、指示に合わせて動きますから」
しかし、理子からの返事は無い。
「あの、樫本さん?」
理子は微弱な電流で気を失っていた。
「樫本さん!」
目が見えないキングだが、理子の異常に気付いたらしい。
大きな声で呼びかける。
「う、うう」
「良かった!」
「う、すみません。もう、大丈夫です・・・」
もう一度伝え直したキングだが、どうしても言葉が洩れた。
「・・・どうやって生きてきたのかしら・・・?」

クリアするまでに電流が流れた回数は>>518(1〜50回)
518 : トレーナー   2023/02/07 17:00:52 ID:.HE2K1jzR.
7
519 : 貴様   2023/02/08 20:02:51 ID:3dyGfGA7lE
「10cm進んだら2cm上に下げてください・・・そこです!」
ゆっくり前に進みながら鎖の高さを調整する。
「いぐっ!?」
鎖が壁に触れてしまった。
電流が二人の身体に流れ、理子は意識が飛びかける。
「あ、う、だい、じょうぶです」
何回も進んでは痺れを繰り返し、少しずつ部屋を回っていく。
「はぁ、はぁ、あと、ちょっと・・・」
油断したところで再び電流が流れる。
「樫本さん!」
理子の意識はついに途絶えた。
七回も電流を食らえばこうもなるだろう。
ただし、非常に微弱な電流だが。
キングは電気が流れた状態で強行突破を図る。
「この程度、少しピリピリするだけよ!」
部屋をちょうど一周すると、足元が光り出す。
「やっと、ゴールね!」

五つ目の試練の内容は>>520
520 : アナタ   2023/02/08 22:30:13 ID:BrhPAvx8G.
エルデンリング持たざる者縛り装備変更不可レベル1縛りアイテム使用禁止回復禁止タリスマン禁止で初周回からカンスト周回を100周全ボス撃破RTA(7日間以内)
521 : アナタ   2023/02/10 13:51:14 ID:lYyN2oq6w.
(いやー最後は強引だったけどクリアは出来てよかったよかった!)
メジロアルダン?の声は楽しそうだ。
まるでバラエティーでお笑い芸人が身体を張っている様子をソファでくつろぎながら楽しんでいる視聴者だ。
「半分も超えました。あと少しですね」
「ええ。・・・少しであってほしいわ」
キングのため息と同時にメジロアルダン?は説明を始める。
(五つ目の試練の前に良いお知らせだよ!次の試練は時間の概念がねじ曲がっている世界で行われるんだー!だから、時間も86秒まで止められるし未来も32分先まで分かるよ!しかも次の発動までの待ち時間はどちらもたった50秒!ま、これは僕から君へのご褒美だよ!受け取るが良いーっ!)
急激に優しくなったメジロアルダン?に不信感を逆に募らせるキングヘイロー。
何か裏があるのか、能力を強化してもし足りないくらい難しい試練なのか。
どちらにしても素直には喜べない。
「まぁ、拒否なんて出来ないでしょうけどね」
(それじゃあ、第五の試練、始まり始まりー!)

キングヘイローに渡された唯一の武器は>>522と樫本理子に渡された唯一の武器は>>523(現代兵器不可・一人に一つ・同じ武器は不可)
522 : あなた   2023/02/10 18:32:00 ID:JNLhXL/Qjw
クラブ
523 : お姉ちゃん   2023/02/11 01:17:18 ID:vcBlLjhHtY
100周世界の全ボス参考記録が10時間なんですがそれは

安価は暗銀の残滅
524 : トレーナー君   2023/02/11 15:40:48 ID:f0bngeTwVY
(いーっぱい強敵が出てくるから覚悟してね!それを100周!)
「はぁぁぁっ!?いくら何でもおかしいんじゃないの!?」
(言ったじゃん、時間の概念がねじ曲がってるって。100周でやっと1周と同じ。ちなみに期限は7日。これもねじ曲がってるからあんまり参考にはならないかもね)
「そんなのあんまりよ!」
キングの悪い予感が的中する。
ただ能力が強化されるだけの試練なんてある訳が無いのだ。
「樫本さん、残酷かもしれないけど、一応伝えなくちゃいけないわ」
理子にこれから行わなければならない過酷な試練の内容を告げる。
「・・・自分で言うのも何ですが、私が七日間も戦える訳がありません」
「・・・ええ。それはこのキングも同じよ」
(武器は一つずつあげるよ!でも自分しか使えないからね)
キングヘイローの目の前に出現したのは木で出来た棍棒。
理子にはナイフ。
(それじゃ、頑張ってねー)
「ちょ!?せめて戦いの助言くらいしなさいよ!」
やはりメジロアルダン?は答えない。
「はぁ、せめて食べ物くらいは欲しいわね」

食べ物はボスを何体倒す事に支給されるか>>526(2〜164体)
525 : アネゴ   2023/02/11 20:51:27 ID:gd864tlhtI
164
526 : あなた   2023/02/12 10:33:48 ID:QijxNEKqSo
>>525
食糧には期待できなそうだな
527 : アナタ   2023/02/12 10:36:04 ID:QijxNEKqSo
すまん、2レス後安価か
528 : アナタ   2023/02/12 22:06:24 ID:/QKT7F11lk
安価は↓とします
529 : トレーナーさま   2023/02/12 22:48:04 ID:0sklqUP/lQ
10
530 : トレーナー   2023/02/13 16:58:46 ID:uWOIJOsbpo
「まずは未来を見て相手の攻撃を全て覚えます。次に時間を止めて、その間に棍棒で相手の弱点を徹底的に叩きます」
キングは理子に作戦を説明していく。
「その間私はどうすれば良いでしょうか?」
「とにかく私についてきて下さる?必要な時には私が抱えて移動します」
「分かりました」
理子が返事すると同時に奇妙な角のような物が生えた巨人?のような敵が現れた。
「来たわね」
棍棒を握り直してキングは精神を集中させる。
「貴方の未来、キングに負ける道しか無かったわ」
角の生えた敵は次の瞬間、絶命していた。
「一体目、終わりましたね」
「ええ。この調子でいきましょう」

支給された料理は>>531(二人分・必要な場合食器類も付属する)
531 : トレ公   2023/02/15 14:30:35 ID:.x2b3wLnaY
加速
安価は↓
532 : トレ公   2023/02/17 21:53:49 ID:j7DUE4r8kU
きつねうどん
533 : モルモット君   2023/02/18 10:41:14 ID:/yOKFs8Vug
キングの時間を止める能力により、ほとんどの敵は特に苦労せず倒す事が出来た。
木の棍棒による打撃はウマ娘のパワーがあればかなりの威力になり、理子のナイフには強力な毒が塗られているため時間が動き出すと同時に全身の機能を停止させる事が出来る。
「ふぅ、これで十体目ですね」
(十体倒せたね!お疲れー。差し入れを置いておくねー)
メジロアルダン?はそれだけ言うと再び気配を消した。
足元には湯気を立ち昇らせているきつねうどんが二杯。
「うどんですね」
「ええ。何故うどんかはよく分からないけど、やっとまともなものを食べられるわ!」
椅子や食卓は無いので地面に座って食べる事になるが、それでも二人は嬉しそうだった。
「ご馳走さま!」
「ご馳走さまでした」
キングは非常に長い年月をまともな食事無しで乗り切ってきた。
その褒美としてうどんが釣り合うかはともかく、キングは力があふれてくるようにさえ感じた。
「さぁ、この調子でどんどん倒していきましょう!」
「はい!」

全ボス討伐一周にかかる時間は>>534(1時間以上10時間未満)
534 : 大将   2023/02/18 11:31:07 ID:5i.CNb5YlI
8時間
535 : トレ公   2023/02/19 15:32:13 ID:s8fQtA3ypo
(一周目お疲れ様!かかったのは8時間くらいかな)
「あと99周・・・?1週間で800時間なんて絶対間に合わないじゃないの!」
「・・・どうしましょう」
心配そうな面持ちの理子。
キングは必死に考えを巡らせる。
「ねぇ、敵は自分の望むタイミングで出現させる事が出来るの?」
(出来るよ〜。順番は変えられないけどね)
「それを時間を止めて倒していて・・・」
そこで一つ思いついた。
「・・・複数を同時に相手すれば」
キングは理子にアイデアを伝える。
「色々試してみましょう。やってみる価値はあります」

同時に出現させる敵の数は>>536(1〜165体)
536 : あなた   2023/02/19 21:15:00 ID:HAr1Pb8YN.
77体
537 : お姉ちゃん   2023/02/20 20:04:05 ID:DISsClEw7.
「縁起良く77体出してちょうだい」
(いきなりそんなに出しちゃって良いの?)
「ええ、むしろある程度たくさん出した方が効率が良くなるわ」
(ま、僕はどっちでも良いよ。じゃあ出していくねー)
ポップコーンのように敵がどんどん湧いてくる。
それぞれがキング達の方を睨み、こぞって向かってくる。
「来ます!」
「ええ。そろそろ止めます」
時間を停止させ、足を踏み出す途中の敵に棍棒で攻撃する。
膝などを重点的に砕けば後は折り重なるように倒れてくれる。
毒ナイフによって絶命ラインは大幅に下がっている。
ウマ娘の走力があれば77体程度なら86秒で殺して回れる。
「戻りなさい」
時間が戻ると同時に全てが消え去った。

支給される料理のジャンルは>>538(和食、イタリアンなど)
538 : お前   2023/02/22 19:12:53 ID:imqQjZo48E
加速

安価は↓
539 : お前   2023/02/22 22:06:25 ID:04es6C.Dtw
メキシカン
540 : ダンナ   2023/02/23 15:30:30 ID:z.3elwD4ts
「77体、倒したから・・・」
一周目と合わせ、計242体倒した。
繰り上がって8品、タコスやブリトー、さらにはチュロスなどが二つずつ出現した。
「・・・美味しそうですね」
「・・・ええ。量さえ普通なら」
いくらキングヘイローがウマ娘だとしても8品は多い。
それをただのヒトである理子が完食するのはさらに厳しい。
(どうする?別に残しても良いけど?)
キングはしばらく考える。
考えて、結論が出た。
「・・・食べ切るわ。一度出された料理を残すなんて一流のやる事じゃないわ」
「ですが・・・っ!」
「もちろん、樫本さんは食べられる分だけ食べていただければ結構です。残りはこのキングが食べます」
こうして始まったもう一つの戦い。
ある意味モンスターの類よりも手強い相手かもしれない。
「〜〜っ!?もうっ!しかもちゃんと辛いじゃない!」

ペースアップした、一周にかかる時間は>>541(8時間未満・料理を食べる時間も含めて)
541 : トレぴっぴ   2023/02/25 22:00:41 ID:NyFsuyEnyE
2時間
542 : トレーナー   2023/02/26 20:02:40 ID:v0MOmlWew6
プシュウウウウウウウ。
「これで全部ですね」
「一周約2時間。ちゃんと間に合って良かったです」
キングは身体から蒸気を放出していた。
大量の料理で得た栄養はほとんどが運動エネルギーとして消費されたが、余った分は蒸気となって逃げていた。
(あっという間だったね!まぁ、一週間は僕からすれば一瞬ってだけなのかも)
メジロアルダンは告げた。
(頑張ったご褒美!次の試練は癒しだよ!)

試練に登場する癒される物は>>544
543 : お姉ちゃん   2023/02/26 20:51:21 ID:MzA0b0PJwc
ふわふわの布団
544 : トレ公   2023/02/26 22:24:01 ID:t5LLX2U6r2
ふわふわのYogibo
545 : モルモット君   2023/02/27 19:49:16 ID:7AEvE8KIAM
光の柱に触れると再び最初の平原に立っていた。
位置が変わっているため、かなり前に進んでいる実感がある。
「次が六つ目の試練ですね」
「次の試練は癒しだと言っていました。どんな試練になるのでしょうね?」
(それはすぐに分かるよ!)
キングはもはや急な転移にも慣れつつあった。
「ここは・・・」
リビングのような、落ち着いた空間。
そこには二つのビーズクッションとテレビが置いてあった。
(ルールは簡単。24時間以内にそこのドアから出るだけ)
「本当にそれだけなの?」
(それだけ。ま、ちょっと休憩していくと良いよー)
「・・・樫本さん。24時間以内にドアから出ていくだけらしいです。休憩すると良い、とか」
「なるほど。何か裏がありそうですが、休息は必要だと思いますのでひとまず座りましょう」
「ええ。そうしましょう」

ビーズクッションに座っている間流れる映像は>>546(癒される映像)
546 : トレーナーさん   2023/02/27 20:05:28 ID:2xDSn/GYrE
Nice boat.
547 : トレーナー   2023/02/28 19:33:25 ID:EUKIDFSyOw
クッションに座るとテレビが勝手に点いた。
映し出されたのは船がゆっくり川を進んでいる映像だ。
「何だか不思議と惹き付けられるわね・・・」
クッションに身を沈め、落ち着いて映像を眺める。
「ふぅぅぅぅぅ」
久しぶりに身体を休められる環境。
キングは休息を堪能し。
「・・・グさん!キングさん!」
「・・・なんですかぁ」
「今すぐここを出ましょう!既にかなりの時間が経過しています!」
理子はかなり焦っているように見える。
「24時間もあるんですもの。もう少しくらいやす」
「もう23時間経過しています!」
キングは今の言葉をゆっくり理解した。
「・・・にじゅう、さんじかん・・・?なっ!?もう23時間!?」
キングはとろんとしていた瞼を見開いた。
「はい、あの映像に映っている船の数、それが時間を表しているようです。そして今は24隻。最初が1隻でしたから、現在の経過時間23時間以上24時間未満だと思われます!」

現在の経過時間は>>548(23時間1分以上24時間未満)
548 : アナタ   2023/02/28 19:40:56 ID:bhjPmOECnI
23時間と46分
549 : トレ公   2023/03/01 19:59:31 ID:bKdj8QfBf2
「早く出ないといけないわ!・・・でも!」
キングはビーズクッションから身体を起こそうとする。
しかし、意志に逆らうように身体が動かない。
「んんんんんんっ!うんううううう!・・・駄目だわ、動けない」
横を見てみると理子も立ち上がれていないようだ。
「力任せにやっても抜けられないかもしれません」
「じゃあどうやって」
キングは本格的に焦り始める。
もがけばもがくほど抜けられなくなる。
まるで底なし沼だ。
「くぬううううう!キングは怠惰なウマ娘であってはならないわああああああっ!」
キングは力技でクッションから抜け出した。
ビーズクッションを腕力で破壊したのだ。
「はぁ、はぁ、今、そちらも壊します」
中から出てきた白く小さな玉がたくさん散らばった。
「ありがとうございます。早く出ましょう」
「ええ。・・・それにしても、意外と危ない試練だったわね」

七つ目の試練でキングと理子が行うスポーツは>>561(対戦相手がいるタイプの競技)
550 : トレーナー君   2023/03/01 20:00:05 ID:bKdj8QfBf2
訂正
安価は>>552
551 : キミ   2023/03/01 20:01:23 ID:zmsVzVGBcM
ボルダリング
552 : お前   2023/03/01 20:04:45 ID:TsxaP2LWPk
卓球
553 : トレーナーちゃん   2023/03/02 20:03:41 ID:cza40/APOk
(おめでとーおめでとー。クリアタイムは23時間50分!)
「本当にギリギリじゃない!」
キングは平原に響き渡る声で叫んだ。
「試練とは言え不親切過ぎないかしら」
(その方が楽しいじゃん!成功出来てるんだから別に良いよね!)
これまでの佐賀七英雄ウマ娘の誰よりもサイコパス的思考を持っているらしい。
「まぁ、貴方に言っても仕方ないわね・・・」
(うんうん!じゃあ次の試練行ってみよーっ!)
「ひゃっ!?」
「またこれなのーっ!?」

ラケットの重さは>>554(g・二つとも同じ重さ)
554 : あなた   2023/03/03 06:30:04 ID:Qai1Zyatg2
70g
555 : モルモット君   2023/03/03 19:48:11 ID:9SqvecT9F2
キングと理子が立っていたのは体育館らしき場所の床の上だった。
「体育館?」
あるのは卓球台とその上にある道具だけだ。
(次の試練は卓球!ダブルスだよ!ラケットとボールはそれを使ってね)
キングはラケットを手に取ってみる。
「ずいぶんと軽いわね。でも、これなら樫本さんでも使えそうだわ」
「対戦相手は誰なのでしょうか?」
ヒト相手なら勝機はありそうだが、ウマ娘二人なら厳しそうだ。

ダブルスの対戦相手は>>556>>557(未登場のウマ娘または学園関係者・ただし見た目だけで中身は別人)
556 : お前   2023/03/03 21:46:08 ID:Qai1Zyatg2
モルモットくん(タキオンのトレーナー)
557 : お兄さま   2023/03/04 09:28:48 ID:uguByNt2DM
テイエムオペラオー
558 : ダンナ   2023/03/04 22:25:01 ID:FHWQvDRU/s
(対戦相手はこの二人!)
卓球台の近くに光源が発生した。
「っ!?何なの!?」
「眩しくて直視出来ません」
向かって左側は七色に、右側は黄金に輝いている。
「もしかして、タキオンさんのトレーナーとオペラオーさんじゃないかしら」
相手は一言も発さないが、このレベルの輝きを放つ人物はそう多くない。
(さぁさぁ!試合開始だよ!11点先取の1セットマッチ!1球を大切にね!)
卓球のダブルスはテニスなどと違い必ず交互に返球しなければならない。
「いくわ!はっ!」
キングが放ったサーブは二回バウンドして光の中に吸い込まれていった。
「返ってきます!」
理子の身体能力の低さをカバーするため、キングはより早く後ろに下がらなければならない。
「っ!」
当てるだけだが、とりあえず返球出来た。
キングヘイローが攻撃に回る。
大きくラケットを引き、思い切り振り抜く。
「しまっ!?」
二人の首を繋ぐ鎖に腕が引っ掛かり、返球出来なかった。
5メートルもある鎖は運動に全く適していない。
(1-0。先制されちゃったね)

次に得点するのは>>559(キング達または輝く者達)
559 : お姉ちゃん   2023/03/07 07:43:41 ID:3rimveu/Iw
加速

安価は↓
560 : アンタ   2023/03/07 16:22:04 ID:dn2.Zj2OBE
キング達
561 : トレーナーさま   2023/03/08 10:28:18 ID:8Fi0Emx0ZI
「樫本さんはとにかくボールを返す事に集中して下さい。攻撃はこのキングがやります」
「分かりました。負担をかけてしまいますが、その方が勝率を少しでも上げられるでしょう」
ラケットを握り、相手のサーブに備える。
「眩しくて相手のラケットの動きが見えないのが不便ね」
何とか返球し、ラリーは続くが、相手がミスする気配は無い。
キングが積極的に攻撃するしかない。
「はあぁっ!」
鋭いレシーブで一点もぎ取った。
(1-1)
「この調子でいくわ!」
キングはそれからも得点を重ねていった。
(3-8。良い感じじゃん!)
「ええ!かしも・・・」
キングが意気揚々と振り返ると、理子が膝に手を付いて息を切らしている。
「はぁ、はぁ、すみま、せん。脚が、動かなくて・・・」
敏捷性を試される競技を理子の体力は限界に近い。
あと3点分もつかどうか。
「なるべく早く決めてみせます。あともうひと踏ん張りです!」

理子の体力が尽きるのは>>462(何点決めた後か・1〜3点)
562 : マスター   2023/03/08 11:11:50 ID:VZf8F1YlC6
2点
563 : トレーナー君   2023/03/09 14:07:18 ID:1cHpXGOBBs
訂正
安価は>>562でした
564 : モルモット君   2023/03/09 14:07:40 ID:1cHpXGOBBs
「一流ドライブ!」
強力な回転がかかったドライブで得点した。
(3-9)
「身体が光っている以外は普通みたいね。本物のオペラオーさんや、トレーナーならこうはいかないはずよ」
理子のサーブを鋭く返され、キングが飛びつく。
「っ!?樫本さん!」
「・・・く、はい!」
ラケットを何とか合わせ、返球する。
しかし、高く返しすぎてチャンスボールとなっている。
「返すしかないわ!」
キングは強く床を踏みしめて構える。
「一流ブロック!」
ラケットを壁のように立て、強打を反射させる。
(3-10、マッチポイントだよ!)
「あと一点。この調子なら勝てるわ!」
(それフラグってなんじゃない?)
キングはマッチポイントである事に浮かれすぎていた。
「あっ、かっ、はぁ、ぜ、は」
倒れ込む理子はまともに立つ事すら出来ないだろう。
「樫本さん!?」

キング達が放つ必殺技の名前は>>565(卓球の技・オリジナル)
565 : アネゴ   2023/03/11 14:03:21 ID:gaHr6XXE7k
加速

安価は↓
566 : マスター   2023/03/11 17:18:26 ID:j0yQSXRi0M
Fresh Green Shadow
567 : 相棒   2023/03/11 22:18:04 ID:gaHr6XXE7k
「何が何でもあと一点取らなければいけない。でも樫本さんはもう動けない。どうすれば・・・」
独り言を漏らすキング。
キングが一撃で決めるしかない。
極限の集中でボールを見据える。
相手のサーブは眩い光のせいで回転が分からない。
「それでも!返すしかないのよ!」
ここまでのラリーでキングの動きは学習されてしまっている。
まだ見せていない動き、回転、コース。
そして強い光に対抗するための策。
「はっ!」
時間を2秒間停止させ、その間に思い切り高く跳ぶ。
強い光を受け、大きな影が卓球台の上に生まれる。
キングのオーラの影響を受けたのか、理子の目にはその影が緑色をしているように見えた。
「Fresh Green Shadow. It's King's last shot」
緑色の影は強い光を食い破り、勝利の一点をキング達に捧げた。

最後の試練が行われる場所は>>569
568 : お兄ちゃん   2023/03/11 22:48:29 ID:OQ4wAIrRzU
崩れゆくファルムアズラ
569 : アナタ   2023/03/12 06:55:06 ID:EsswjLXJok
千葉県船橋市っぽい?場所
570 : 相棒   2023/03/12 15:40:32 ID:9Kln75Q1L2
キングヘイローは再び何も無い平原に立っていた。
「あら?いつの間に」
理子はぐったりした状態で倒れている。
意識は何とか保っているようだ。
「樫本さん、あと一つです!もう少しだけ頑張って下さい!」
これまで慣れない運動で身体を酷使してきた理子に対して残酷とも取れるこの言葉。
しかしキングは、こうしなければ状況が変わらない事を分かっているのだ。
止まってはいられない。
(それじゃあ、最後の試練を始めよっか)
景色が急に変わり、キングは周りを見渡してみる。
「ここは・・・レース場ね」
空は暗いが、強いライトがキング達を照らしている。
「はぁ、はぁ・・・船橋、レース場ですね」
一瞬でどのレース場か理解した理子だが、未だに息は切れている。
(最後の試練はレース!ダート1600mだよ!)
「だ、ダート?」
キングヘイローにダート適性は無い。
(競争相手はたった一人。一着になればクリアだよ)

競争相手は>>571(未登場のウマ娘・中身は別のウマ娘)
571 : マスター   2023/03/14 19:56:05 ID:qG0HKLMFU2
加速

安価は↓
572 : お姉さま   2023/03/14 20:43:46 ID:PDKfG.bzuU
ハルウララ
573 : お前   2023/03/15 16:28:47 ID:TedVe0OSwc
「ウララさん!?」
先にゲートしようとしていたのはハルウララだった。
いや、正確にはハルウララの姿をした誰かだった。
明らかに纏っている雰囲気が違う。
「何か・・・背負っていますね」
キングに肩を借りながら歩く理子がそう言った。
ハルウララ?は大きな機械のような物を背負っている。
(あれは爆弾。負けた時は皆まとめて爆発するから頑張ってねー)
「物騒すぎるわよ!」
(でもかなり重いから遅くなっちゃうんだー。じゃ、ゲートインしてね)
そこでキングは重大な事に気付く。
「鎖で繋がっているのにまともに走れる訳無いじゃない!」
キングと理子の首は長い鎖で繋がっている。
いつもと同じように走るのは不可能だ。
ウマ娘でない理子を二人三脚のように並走させる事は出来ない。
であれば考えられる方法は一つ。
「背負うしかないわね・・・」
「あの・・・大丈夫でしょうか?私のせいで走りにくくなってしまって・・・」
「ええ!このキングヘイロー、背負う事には慣れていますから!」
自信満々にキングは言う。
どこまでも不利な勝負、しかしキングは諦めない。
ほんの少しでも勝つ可能性が残っているのなら。

先行したのは>>574(キングヘイローとハルウララ?のどちらか)
574 : アンタ   2023/03/15 16:51:18 ID:xWiyMrXBTY
キングヘイロー
575 : あなた   2023/03/16 16:00:39 ID:KU8tysZF66
ゲートが開き、キングとウララ?が走り出す。
キングは理子を背負ったまま前に飛び出した。
これは理子が提案した作戦だ。
「最高速度が遅いのならば、初めから最高速度を出す。距離が短めなのでスタミナも十分」
キングは逃げが得意ではないが、相手もどのような戦法で来るか分からない。
であれば自分達のペースでレースを運んだ方が良い。
「まだ後ろに控えたままですね」
ちらりと後ろを見るが、位置取りを無理に争おうとしてこない。
「ええ。このままリードを広げましょう。次のコーナーでさらにペースを上げて下さい」
的確な指示で苦手な逃げの戦法も苦ではない。
普段ならありえない、指示を受けながらのレース。
だがこれはこれで頼もしさがあって良いものだとキングは思う。

最終直線でキングヘイローが発動したスキルは>>577(ウマ娘のスキル・発動条件は無視・固有は不可)
576 : 貴様   2023/03/16 20:22:36 ID:3cJBbU1JgY
キラーチューン
577 : 貴方   2023/03/18 13:02:11 ID:Zz5RjRr9bs
加速

安価は↓
578 : マスター   2023/03/19 20:54:57 ID:P7u.ZRYLRc
579 : トレーナーさま   2023/03/20 15:49:11 ID:6mOdWrTws6
最終直線に入る。
リードはおよそ3バ身。
重りがある分スパートでも速度は遅い。
「はあああああああっ!」
気力を振り絞り、必死に走る。
後ろには爆弾を背負ったハルウララ?がいる。
その表情は無。
楽しさも苦しさも無い。
「本物のウララさんはねぇ!もっと楽しそうに走るのよ!」
その時、キングの脳裏に場違いとも言える音楽が流れ始める。
ケセラセラだよ 楽しんじゃえばそう楽しい日だよ むずかしいコトはぐいっと後回しにしちゃえ 気の向くまま走っちゃえばホラね 今日もウララか♪
「こんな時に・・・仕方ないわね!ウララさんは!」
歌を通して応援されているような、不思議な感覚に、キングは自然と笑ってしまっていた。
脚に力が籠る。
「すぐに元に戻してあげるわ!だから少しだけ、待っていなさい!」
詰まりかけていた差は再び広がり始めた。
そしてそのままゴール。
(おめでと〜。爆発は阻止出来たみたいだね)
ハルウララ?は既にいなくなっていた。
「ウララさんの歌が急に頭に・・・ま、この世界で起きる不思議な事について考えても時間の無駄ね・・・」

ゴール地点に埋まっていた物は>>580(記念の品・非生物)
580 : 貴方   2023/03/20 22:06:35 ID:0qt3CfCP.Y
かしわ記念優勝レイの見た目をした鍵
581 : 貴様   2023/03/21 19:23:02 ID:mkCGHwlHp6
(全ての試練をクリアしたね!おめでとーっ!)
メジロアルダン?はキングの頭の中に直接話しかける。
(すぐ下の地面を掘ってみて!プレゼントだよ!)
八つ全ての試練をクリアし、この世界ともお別れだ。
「プレゼント?何かしら?」
何かを貰っても恐らく次の世界に持っていく事は出来ない。
よって、キングは大した期待をしていなかった。
「わざわざ地面に埋める必要なんてあるのかしら?」
「私も手伝います」
理子もかなり回復してきた。
これまでの例からすると、しばらくは樫本理子をこの世界に置いていかなければならない。
これが最後の共同作業になるかもしれない。
手で少し掘り進めると、赤い物が見えた。
「これは・・・布?」
何とか取り出すと、それは優勝レイだった。
「かしわ記念の優勝レイですね。先程のと同条件のレースです」
第八の試練で行ったレースに勝ったからだろうか。
「これがプレゼント?」
(そう!二人を繋ぐ鎖の鍵になってるんだよ。レイを鎖に掛けてみて)
言われた通りに、伸ばした鎖の上にレイを掛けてみる。
カチン。
「っ!?外れたわ!」
「はい!あれほど強固だった鎖が、簡単に」
二人を繋ぐ鎖が外れた事でキングは再び意識する。
「樫本さん。そろそろ私は次の世界に行かなければいけません」
「・・・はい。いずれこの時が来るとは思っていました。私の事は気にしないで下さい。それよりも自分の事を優先して、そして真の王となって下さい」
理子が手を差し出すと、キングはその手を握った。
「はい!必ず!」
キングヘイローの視界はゆっくりとぼやけていく。

オグリキャップ?によってキングヘイローが連れていかれた世界は>>582(他作品の舞台不可)
582 : あなた   2023/03/21 22:38:48 ID:jY0bhCDqvI
笠松レース場付近
583 : 貴様   2023/03/22 20:46:20 ID:tbUnXl2FjA
「戻ってきたわね」
佐賀レース場。
佐賀七英雄ウマ娘の内、六人は元の姿に戻っている。
「魔石、手に入れられたみたいだね」
恐らく元メジロアルダン?が言った。
どういう理屈で魔石を手に入れたのかは分からないが、その辺りは七英雄達に任せておけば良いだろう。
「次が最後の魔石じゃ。心してかかるのじゃぞ」
唯一本来の姿ではないオグリキャップ?は手に持った王冠をキングに見せる。
周りには魔石がはめられているが、一つだけ不自然に空いている。
「それを手に入れれば真の王として認められ、この世界から出られるのね」
「正確には、真の王かどうか判定するのがこの王冠の役割です」
「ここまでやって真の王じゃねェなんて事があったらぶっ飛ばすぞ」
元サクラチヨノオー?は凶悪な目付きで睨みつける。
「私に言われてもどうしようもないわよ」
「そうじゃな。とにかく魔石を集めなければ分からん。行ってくるのじゃ。キングヘイローよ」
地面に穴が開き、キングは世界から落とされる。
「あああああああああっ!?」

笠松レース場前に置いてある武器は>>584(一人分・近代兵器不可)
584 : トレピッピ   2023/03/23 20:23:40 ID:NZQ5G8e3NM
加速

安価は↓
585 : ゲーミングトレーナー   2023/03/23 20:27:30 ID:A9KAS59aXc
スレッジハンマー
586 : トレぴっぴ   2023/03/24 19:38:57 ID:vLHV/R4ueY
「ここは・・・」
(笠松じゃ。目の前に見えるのはレース場じゃよ)
キングヘイローの頭の中に、オグリキャップ?の老人のような言葉が聞こえる。
(近くに武器が置いてある。それを手に取るのじゃ)
今更驚きはしないが、戦わされる事は確定的らしい。
「ハンマーね」
キングは柄の長い、大きなハンマーを手に取り、手に馴染ませる。
「それで?何をすれば良いのかしら?」
(まずはレース場の中に入っとくれ。話はそれからじゃ)
言われた通り、中に入ってみる。
広がっていた光景は。
「な、何なのよこれ?」
十数人のウマ娘が、武器を持って円になっていた。
(これから行われるのは、蠱毒じゃ)

他の参加者は何人か>>587(11〜19人)
587 : アナタ   2023/03/27 14:32:11 ID:bGvrrN9SiQ
加速

安価は↓
588 : 使い魔   2023/03/27 15:11:17 ID:ExO6GrsdOs
18
589 : マスター   2023/03/27 22:22:03 ID:bGvrrN9SiQ
18人のウマ娘が一斉にキングの方を見た。
「そ、それで?蟲毒ってどういう事なの?」
オグリキャップ?はキングの頭の中で説明する。
(要するに最後に生き残れば良いのじゃ。他の参加者を全員倒してな)
改めて他の参加者を見てみる。
体格や風貌は様々だが、全員戦闘に慣れているように感じさせる。
見るだけでそう思わせるほど、強者のオーラが出ているのだ。
「でも・・・ウマ娘と闘うなんて・・・」
(では自分が死ぬしかあるまい。誰が死のうとも、ここは本当の世界ではないのじゃから問題は無かろう)
オグリキャップ?の言葉は残酷だ。
(これまで通り、能力を一つ授ける。さあ、言ってみるのじゃ)

キングヘイローが望む能力は>>590(時間操作系・復活系は不可)
590 : ダンナ   2023/03/28 05:13:24 ID:0GJjZ1.mb.
キントレ召喚(コストはキングヘイロー直々のご褒美)
591 : あなた   2023/03/28 20:00:03 ID:qBS.VzyUYM
「そうね・・・助っ人を呼び出す能力にするわ。これだけの人数を相手するなら人手が多い方が良いもの」
(良かろう。ただし召喚には対価が必要になり、一人しか呼ぶ事が出来ん)
「ええ。それでも良いわ」
キングはハンマーを地面に突き立てた。
「さぁ!来なさい!強力な助っ人!」
今更ながらキングは、誰が召喚されるのか聞いていなかった。
キングの方からも指定せず、漠然と強力な助っ人としか言わなかった。
「あれ?・・・どこだここ?桐生院さんは?」
キングは目の前の背中を見てため息を吐いた。
「はぁ・・・よりによって、どうして貴方なの・・・?」
「キング?・・・キング!君もここに?どういう状況なんだ?桐生院さんと食事中だったんだが、気が付いたらここに・・・」
キングは強烈なジト目になる。
「へぇ・・・お互いに事情の説明が必要みたいね?」

キントレが使う武器は>>592(近代兵器不可・ハンマー系不可)
592 : キミ   2023/03/28 23:43:02 ID:KwwIfnlQdE
キントレは何も持っていなかったので生身の拳法しか武器が無い
593 : トレぴ   2023/03/29 15:39:24 ID:j2AfBh8MAE
「なるほどな。最後の魔石を手に入れるためにはこのウマ娘達を全員倒して最後に生き残っていないといけないのか」
これまでの経緯、今置かれている状況を簡単に説明した。
トレーナーに不安は無かった。
「巻き込んでごめんなさいね」
「君が謝るような事じゃない。それに、キングとならきっと切り抜けられるさ」
「ふふっ、それでこそ一流よ!・・・さぁ、とにかく今は戦いましょう」
二人は待機中のウマ娘の元へ向かう。
律儀に待ってくれていたのは、オグリキャップ?がそうさせていたからだろうか。
「この人用の武器はくれないの?」
(あくまで助っ人を呼び出す能力じゃからな。徒手空拳で戦ってもらうとしよう)
相手は武器を持ち、しかも十八人もいる。
ただのヒトが武器も無しに戦うのは無謀だ。
「良い?私から離れてはダメよ」
「分かった。だが足手まといになるつもりは無いぞ」
拳を握り、キントレはキングに背中を預ける。
「本物のウマ娘じゃないなら、遠慮無く戦える!」
(それでは蠱毒を始めるぞ!)

最初に襲いかかってくる相手の数は>>594(1〜10人)
594 : 相棒   2023/03/29 15:41:29 ID:.LjautpQ6Y
4人
595 : トレぴっぴ   2023/03/29 16:17:24 ID:RMdWSshK5M
流石一流のトレーナー、どんな敵だろうと恐れないのね・・・!

<いや感心してないで助けてくれ!!
596 : トレぴっぴ   2023/03/30 09:53:39 ID:RJrjB/ZOVc
開始の合図と同時、四人のウマ娘が示し合わせたかのようにキング達に向かってきた。
「来たわね!」
トレーナーは振り下ろされた斧を横に跳んで避ける。
キングはハンマーを横にスイングさせ、頭を思い切り叩く。
「ごめんなさいっ!」
斧を持っていたウマ娘は、大きなダメージを受けると共に跡形も無く霧散した。
「キング!」
ハンマーを振った後の隙を狙い、ナイフ持ちが迫った。
キントレは肘でウマ娘の手首を打ち、ナイフを手から落とす。
さらに畳み掛けるように腕を絡め、脚を払って転ばせる。
「はあああっ!」
転んだ所をキングがハンマーで攻撃し、二人目を撃破した。
(ふははははは!ナイスコンビネーションであるぞ!)
オグリキャップ?は上から目線で言う。
「貴方、そんな話し方だったかしら?」
(気にする事は無い!我輩は二つの顔を持っている!話す顔を変えただけである!)
つまり二重人格のような物なのだろうか。
佐賀七英雄ウマ娘はそれぞれクセが強いが、このようなパターンはキングに予想出来なかった。
「まぁ、今はそれどころでは無いわね」
一瞬意識を別の場所に飛ばしていた、その間にキントレは一人撃破していた。
霧散していく輪郭の中から槍が突き出され、トレーナーは胸に刺さる寸前で受け止めていた。
「キング!早く!助けてくれ!」
「え、ええ!ごめんなさいね!」
ハンマーで腹から吹き飛ばす。
「ふぅ、あと十四人だな」

次に攻撃してくるウマ娘の見た目は>>598(未登場のウマ娘)
597 : トレーナーさん   2023/03/30 10:10:09 ID:JgJQJBZrjI
ダイイチルビー
598 : お兄ちゃん   2023/03/30 12:32:19 ID:2hkCbM0N12
ニシノフラワー
599 : トレピッピ   2023/03/31 10:42:25 ID:Z2WzvJCmuc
「よく考えたら、全員がこちらを狙ってくる訳じゃないのね」
笠松レース場は真っ平らな戦場ではない。
柵やゲート、観客席など様々な障害物がある。
キング達は一度物陰に隠れて様子を窺っていた。
「人数が減るまでしばらく隠れるか」
「ええ。連戦は体力を消耗するわ。囲まれるのも避けたいし、その作戦で行きましょう」
武器を持ったウマ娘同士が戦い、片方は消えてしまった。
これまで見てきたウマ娘は全員学園内で見た事のある顔だった。
「・・・気分の良い物では無いわね」
「大丈夫か?キング」
心配そうにトレーナーはキングの顔を覗き込む。
「・・・ええ。・・・あれは見た目だけよ。本物じゃないわ」
(その通りだ!遠慮なく惨殺するが良い!)
自分に言い聞かせるキング。
オグリキャップ?の言葉は無視する。
まだ前の人格の方がやりやすかったとキングは思う。
「十一人か。あと三人くらいは減ってほしいな」
キントレが戦況を見て呟く。
「ねぇ、消えたのを見たのはなんに」
キングは咄嗟にトレーナーの背中を突き飛ばし、そのまま横に転がった。
「くっ、ずっと狙われていたんだわ!」
キング達が身を預けていた機材は真っ二つに斬られていた。
やったのは。
600 : お前   2023/03/31 10:42:39 ID:Z2WzvJCmuc
「ニシノフラワーさん・・・」
小柄なニシノフラワー?は背丈に合わない長い剣を機材から引き抜くと、キントレの方を見据えた。
「弱い方から狙う!当たり前だよな!」
トレーナーは叫ぶと逃げ始める。
「うおっ!?」
横に振られた剣を前に跳んで回避する。
「後ろがガラ空きよ!」
キングは獲物を追うニシノフラワー?を背後から追う。
速度はキングの方が上、ハンマーを振るい、背中を思い切り叩く。
しかし、相手は即座に反転し、剣でハンマーを受け止めた。
鍔迫り合いは互角、だがキントレはフリーになっていた。
「おらああああああっ!」
悪夢をぶち壊すかのように、拳が背中に炸裂した。

次に襲ってくる二人が使う武器は>>601(同じ武器を二人分・近代兵器不可)
601 : トレーナーさん   2023/03/31 12:02:05 ID:3Fwf/m71nc
薙刀
602 : トレーナー   2023/04/01 13:08:41 ID:lfEutL5QG.
目立ってしまったため、キング達は急いでその場を離れる。
「武器が使えれば良かったんだが・・・」
相手が使う武器や衣服は肉体と一緒に消滅してしまっている。
武器を奪う事は当てに出来ないだろう。
「二人来ているわ!」
薙刀を持った二人組が左右から挟み込むように近付いてきた。
「おい、キング、この二人って・・・」
「・・・ええ」
ボブヘアのウマ娘とネコ目のウマ娘。
キングヘイローの取り巻きの二人だ。
「本物じゃない・・・本物じゃないけれど!」
薙刀を振り回し、今にもキングを叩き切ろうとしてくる二人のウマ娘。
特に仲が良い二人だから、キングに躊躇いが生まれてしまう。
このレース場に入った時点でいるのは分かっていたのに。
「キング!無理しなくて良い!俺だけでやるから目」
「いいえ!・・・これはキングとして乗り越えなければならない事よ!この手で偽物なんて叩き壊してあげるわ!」
ハンマーを強く握りしめ、目を見開く。
目の端は輝いていた。

キングヘイローが二人を倒す方法は>>603(肉体・ハンマー・その他のいずれか)
603 : トレーナー君   2023/04/01 23:06:05 ID:4ATr5sZFkI
キントレが右脇と左手で薙刀の刃の付け根を持って抑え、その隙をキングがトドメを刺す
604 : トレーナー君   2023/04/02 15:27:53 ID:KxxPQbwquA
ネコ目のウマ娘が薙刀を振り下ろす。
キングは薙刀をハンマーで受け止め、そのまま押し返す。
ボブヘアの方は突くように真っすぐ攻撃してくる。
狙いはトレーナーの腹だ。
「今だ!」
トレーナーは薙刀の側面を左手で押し、右脇で刃の付け根辺りを挟んだ。
動きを止められたボブヘアのウマ娘の隙を突き、キングはハンマーを思い切り投げた。
「はあああああああっ!」
脇に挟まれていた武器ごと霧散する。
キングは、再び向かって来ていたネコ目のウマ娘の薙刀を上段蹴りで弾く。
上げた脚を落とし、大きく踏み込んで勢いを利用したパンチが胸に炸裂した。
「はぁ、はぁ、はぁ。あと、何人かしら・・・?」
息を切らすキングにキントレが答える。
「恐らくあと五人だ。今の間に結構減っていたみたいだ」
「このまま行くわ。隠れている暇は無いもの」

次に相手する人数は>>605(1〜4人)
605 : 相棒   2023/04/02 18:34:53 ID:S1qdhW5a82
2人
606 : トレピッピ   2023/04/03 12:52:25 ID:AixXBk5UFk
二本の刀を持ったギロリとキング達の方を睨んだ。
「キング、俺は二刀流には勝てない。任せて良いか?」
武器を持たず己の肉体のみで戦うキントレにとって、同時に受け止められない二刀流は天敵だ。
「良いわ。邪魔が入らないように見張っていてちょうだい」
キングはハンマーを拾い、双剣持ちのウマ娘と相対する。
「はっ!」
ハンマーを振り回し、安易に近づけさせない。
柄の長いハンマーだからこそ出来る事だ。
双剣を持つウマ娘はハンマーの攻撃を掻い潜り、キングに接近しようとしてくる。
「キング!伏せろ!」
トレーナーの叫びを聞いて、咄嗟に伏せる。
二刀流のウマ娘はまだ間合いの外、特に回避は必要無いはずだ。
だが、キングはトレーナーを信じた。
バシュンッ!
芝の上に矢が刺さった音だ。
「なっ!?」
刺さった角度から計算し、矢を放った相手を見つける。
「あんな所に!」
観客席の最上段、座席の裏にちらりと弓が見えた。
あと五人だと思っていたが、少なくとももう一人多いようだ。
目を離した隙に隠れていたのだろう。
「キング!あっちは俺に任せろ!」
トレーナーは柵を飛び越え弓矢の狙撃手の方へ向かって行った。
「一人で大丈夫なのかしら・・・?」

トレーナーと弓矢のウマ娘による戦闘の勝敗は>>607(勝ち・負け・相打ちのいずれか)
607 : アンタ   2023/04/03 13:21:30 ID:VGuqCLXJRk
一流のトレーナーなら矢を投げ返して勝てるはず・・・!
608 : お兄ちゃん   2023/04/03 20:03:27 ID:AixXBk5UFk
キントレは観客席の方へ向かっていく。
弓矢を持ったウマ娘は身を隠しながら距離を取ろうとする。
「このまま距離を取られるのはまずいな」
見た目と中身が違うとは言え、ウマ娘と同等の身体能力を持っているらしく、どんどん距離を離されてしまう。
弓に矢をつがえ、トレーナーを狙う。
「うおっと!?」
横に転がって矢を避ける。
距離があるので見てからでも十分避けられる。
「走って追いつくのは無理だ。それなら・・・!」
次の矢が引き絞られ、キントレは立ち上がって待ち構える。
「来いっ!」
飛んできた矢を掴み、勢いを使って横に回転しながら投げ返す。
ジャベリックスローという競技にも似ている。
「どうだ!・・・いって」
肩と引き換えに一人撃破した。

キントレの肩は治すかそのままにするか>>609
609 : お前   2023/04/04 02:26:16 ID:dbgBMRSi7Y
キングが心配なのでそのまま行く
610 : トレーナーちゃん   2023/04/04 20:42:46 ID:VoZuPOWWZQ
「肩・・・外れてるな。キング優先、すぐに行かないと」
自分の痛みは二の次、加勢を優先する。
「キング!」
「はっ!あら!早かったのね!」
戦闘中のキングは視線を動かさずに言葉を交わす。
「俺が注意を引く!その間に攻撃するんだ!」
二刀流のウマ娘の後ろに回り、注意を分散させる。
振り返りながらの右の刀をバックステップで避ける。
キングは左の刀をハンマーで叩こうとするが、すぐに引かれてしまう。
刀を引いた勢いでキントレの方に攻撃する。
右腕で受け流し・・・。
「くっ!?」
右腕は肩の関節が外れていて、まともに動かせない。
避ける暇も無い。
「キング!今だ!」
キングは大きなハンマーを思い切り振り下ろす。
「はあああああっ!」
キングが二刀流のウマ娘を撃破したのとほぼ同時。
トレーナーは切り裂かれていた。

トレーナーは生き返るか>>611
611 : お兄さま   2023/04/04 22:11:14 ID:BhVIFeIpgo
ここでキントレ召喚の代償ご褒美発動
キングは誠心誠意、治療を行う(ナース服で)
612 : 貴方   2023/04/04 22:15:17 ID:BhVIFeIpgo
>>611
一流のトレーナーは死ぬことも許されないのか・・・
613 : ダンナ   2023/04/05 20:02:41 ID:voJbLn0IbQ
「き、キング・・・心配するな、俺は・・・ごふっ大丈夫だ」
傷は深い。
「大丈夫な訳無いでしょ!おばか!」
キングは戦場である事も忘れハンマーを投げ捨てて駆け寄った。
「急いで手当てしないと!」
(このままでは助からんじゃろうな)
「っ!?それなら、どうすれば良いのよ!諦めろと言う訳じゃないでしょうねッッ!」
キングは実体の無いオグリキャップ?に向かって叫ぶ。
その叫びはあまりに悲痛だ。
(助ける方法はある。そもそも、召喚の対価はまだ支払われておらん。多めに支払えば治せるじゃろう)
召喚には対価が必要。
当然と言えば当然だが、キングにとっては初耳だった。
「対価って?支払える物なら何でも差し出すわ!」
(使役される者の願いを聞くのだ。今回は治療分も含めて二回じゃな)
「それなら、早くしないと!」
トレーナーの蒼い顔に語りかける。
「傷を治す事をキングに願いなさい!あともう一つ、何でも良いからもう一つ願うのよ!」
トレーナーは薄れゆく意識の中で願う。
「傷を、治してくれ。・・・あと、キングのナース服姿が見たい・・・」
「なっ・・・!?・・・良いわよ!やってあげる!」
死に際に願う事がそれなのかとキングは内心、少し笑ってしまう。
(ふはははは!欲望に正直ではないか!良かろう!治癒能力を貸してやろう!服もな!)
人格がコロコロ切り替わるオグリキャップ?がそう言うと、キングの体操服がナース服に変わった。
「・・・細かい事は後にしましょう。それよりも治療よ」
患部に手をかざし、傷を治していく。
「・・・はぁ、ごふ、キング、似合ってるぞ」
「しばらく黙っていなさい」

治療中に敵は攻撃してくるか>>614
614 : 相棒   2023/04/05 20:17:20 ID:CSgNZioEPk
攻撃してくる
615 : トレーナー君   2023/04/05 21:09:52 ID:SJlGJhNu0g
>>613
それなんてスレイブ?
616 : トレーナー君   2023/04/06 15:26:25 ID:7a24wkescg
キングがトレーナーの傷を治している間も周りが待ってくれる訳では無い。
「ああ!もう!少しだけ待ってくれてもいいじゃない!」
柵の向こうでたった今人数を一人減らしたウマ娘がこちらに気付いた。
装着している鉤爪が輝く。
ハンマーは少し手を伸ばせば届く位置にあるが、治療を続けながらでは取れない。
「まだ治療は終わらないわ。・・・使うしか無さそうね」
キングは向かってくる鉤爪のウマ娘を見据える。
今にもキングを切り裂こうとしてきたその時。
「止まりなさい!」
時間が止まり、二秒だけ猶予が生まれる。
「はあああっ!」
一瞬で三連打を顔面に叩き込み、元の位置に戻る。
時間が再び動き出し、敵は霧散。
治療もすぐに再開する。
「次はこの手は使えないわね・・・」

最後の一人の見た目は>>618(未登場のウマ娘)
617 : アンタ   2023/04/06 17:51:54 ID:w3TFQI8asA
ナイスネイチャ
↑が既出ならメジロパーマー
618 : 貴方   2023/04/09 22:14:01 ID:vCtiGR6Uck
ネイチャ
619 : キミ   2023/04/10 19:53:02 ID:Ji.qBVfwEI
「キング・・・もう大丈夫だ。すぐに敵が来る。とりあえず動けるから早くここから動こう」
「・・・本当に良いの?まだ傷が完全に塞がってないわよ?痛いでしょうし・・・」
「ああ。大丈夫だよ。キングのナース服姿を見ただけで痛みなんて無くなったよ」
トレーナーは立ち上がりながら言う。
「もう、おばか」
キングはハンマーを拾い、レース場内を見渡す。
「誰も・・・いない?」
戦闘の気配は無い。
静まり返ったレース場だが、蠱毒は終わったのだろうか。
「キング、これはおかしいぞ。一人も残っていないなら終わりだという報せがあっても良いはずだ」
キントレは警戒を怠らない。
「・・・っ!?下よ!」
キング達は急いでその場を離れる。
「「なっ!?」」
地面が割れ、大きな衝撃と共に何かが飛び出た。
「ナイスネイチャさん!?」
空中高く飛び上がったナイスネイチャ?は、持っていたスレッジハンマーを地面に叩きつける。
「急に強くなりすぎよーっ!」

ナイスネイチャ?の次の攻撃のパワーは>>620(1〜100%)
620 : トレ公   2023/04/10 21:31:58 ID:0MirPw5jv6
33%
621 : 大将   2023/04/11 15:33:02 ID:r.qoSwsKFA
とてつもない衝撃波でキング達は後ろに吹き飛ばされる。
「うがっ!?」
(まだまだ全力ではないぞ!33%程度の力であろうな!)
「全力だとこの三倍近くの威力になるの!?」
キングは地面の上を転がりながらオグリキャップ?に向かって叫ぶ。
似たような武器を扱っているにも関わらず、パワーが桁違いだ。
「それでも!やるしかないわ!」
ハンマーを握り、クレーターの上に立つナイスネイチャ?に向かっていく。
両者が同時にハンマーを振りかぶる。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
ガァァァァァァァァンッ!
鼓膜を破壊されそうなほど大きな金属音が鳴り響く。
キングのパワーは明らかに負けているはずだが、何故か吹き飛ばされなかった。
「何なの・・・これは?」
相手からパワーがハンマーを伝い、キングに流れ込む。
(ほう・・・共鳴を起こしておるのぅ。珍しい)
「どういう事?」
後ろに跳んで距離を取りながら尋ねる。
(相手から受けたパワーが、体内に宿るパワーと同じ周期で振動していたのじゃ。揺れは一つに束ねられ、お主の力となっておる)
「体内に宿るパワーって?私の中にパワーがあったの?」
(傷を癒す力を貸しておったじゃろう?それが力と結びつき、変化した。今は相手と同じ程度のパワーを生み出す能力となっておるじゃろう)
たまたま借りた能力が相手の攻撃と共鳴し、力を手に入れた。
偶然というより奇跡だ。
「深く考えてもキリが無いわね・・・とにかく、対等に渡り合えるようになった。それだけ分かれば十分だわ」
改めてナイスネイチャを見据える。
「条件は同じ。信じられるのは自分の実力だけ。・・・キングに相応しい戦いね」

トレーナーは戦いに参加するか>>622(トレーナーの能力は変化無し)
622 : トレーナー君   2023/04/11 23:27:37 ID:kF/EAnSmjg
ここはこらえて声援を贈る
623 : 貴方   2023/04/12 20:56:42 ID:AlY6gmTMa2
「悪いが俺は一緒に戦えない!今の俺じゃかえって邪魔になる」
「・・・ええ。代わりにキングコールで力を貸してちょうだい!」
キングはハンマーをバットのようにスイングする。
「30%!」
一割の力が乗ったスイングは衝撃波を生み出し、気弾となってナイスネイチャ?に飛んでいく。
「私の名前はーっ!?」
「キング!」
ナイスネイチャ?は身を翻して回避しながらキングの方に向かってくる。
「誰よりも強い?」
「勝者!」
キングは10%の力を脚に込め、力強く踏み出す。
「その未来は?」
「輝かしく!誰もが憧れるウマ娘ぇぇぇぇぇっ!」
張り裂けそうなくらい喉を酷使するキントレ。
キングは100%をハンマーに込めて思い切り振りかぶる。
「一流のウマ娘と言えば君しかいない!」
トレーナーがキングのセリフを先取りした。
答えるのはキングの方だ。
「キングヘイローッッッッッッッッ!」

衝撃でトレーナーが吹き飛ばされた距離は>>624(m単位)
624 : トレーナーさん   2023/04/13 00:21:08 ID:7g8b.zUhv6
キングの方向に向かって10m
625 : トレーナー君   2023/04/13 19:28:54 ID:63rAGY12Aw
キングヘイローとナイスネイチャ?のハンマーが再びぶつかり合った。
今度は正真正銘の全力同士。
だが、ほんのわずかにキングの力が上回った。
応援が背中を押したのだろうか。
「終わりよ!」
ナイスネイチャ?は強烈なパワーに耐えられず、霧散した。
キングも力を出し切り、ハンマーが震える手から離れた。
「・・・あぁぁぁぁっ!?」
段々と小さくなっていく叫び声。
振り返ってみると、トレーナーが遠くまで飛んでいっていた。
「ちょっ!?そんな嘘みたいな飛び方したらせっかく生き返らせたのが無駄になるわよ!?」
すると、今度はトレーナーがキングの方に戻ってきた。
(一定の距離以上は使用者から離れられん。そうなれば強制的に戻される)
使役される側であるキントレはキングからは遠く離れる事は出来ない。
逆バンジーのようにとんでもない勢いで戻ってくる。
「ああああああああっ!?避けろぉぉぉぉぉっ!キングぅぅぅぅぅぅっ!」
「・・・どうして!受け止めてと言えないのよ!」
こんな時でもキングを巻き添えにしたくないトレーナー。
しかしキングはそんな事は許さない。
ハンマーは無くても力は多少残っている。
「受け止めるわ!歯を食いしばりなさい!」
ズドンッッッッッ!
ただでさえでこぼこだらけになっていた地面がどんどん削られていく。
キングが押されているからだ。
「んんんんんんんんうううううっ!」
たった10m押されただけで、完全に停止した。

次に声を発したのは>>626(キングまたはトレーナー)
626 : モルモット君   2023/04/13 20:48:39 ID:CTlUYfZtr6
キングヘイロー
627 : 大将   2023/04/14 19:58:10 ID:iPcHNTIAQs
「・・・大丈夫かしら?」
しばらくの沈黙の後、最初に口を開いたのはキングの方だった。
キングの背中は地面に着き、上にトレーナーが重なるように受け止められていた。
「ああ。ありがとう。助かったよ」
トレーナーは死にかけた割には落ち着いているように見える。
「・・・ところで」
「ん?どうした?」
「いつまでこうしているつもり?」
「あと二時間くらい良いか?」
「良い訳が無いじゃない!」
トレーナーはナース服のキングの胸に顔を埋めていた。
受け止めた体勢を利用して欲に走った。
「がっ!?」
強めに横に転がされる。
「全く・・・こんな時に」

トレーナーは蠱毒の参加者にカウントされるか>>628
628 : お姉さま   2023/04/14 23:31:44 ID:3r9cvVreVY
判定的にはハンマー等の道具扱いなのでされない
629 : 貴様   2023/04/14 23:32:37 ID:MAovV/ZQE2
くっ!状況が状況じゃなかったらキントレが羨ましい!
630 : あなた   2023/04/15 15:33:54 ID:7uZOPP2sF2
(最後の一人となったようじゃな)
オグリキャップ?の声が頭の中に直接聞こえる。
「最後の一人?じゃあトレーナーは参加者には含まれないのね。良かったわ・・・」
(能力で召喚した道具という扱いじゃ。そもそも、最初に参加人数は決まっておる)
キングは安心した。
トレーナーか自分が消えなければ終わらないのではないかと危惧していたのだ。
「それで?蠱毒を生き残った後はどうすれば良いの?」
(蠱毒とは、最も強い毒を決める戦い。最も強い毒が決まった以上、魔石は手に入る。これで終わりじゃ)
「・・・終わり?そう、あっけないわね」
(終わりの無い戦いの方が良かったか?それもまた一興であろう!)
「い、いえ!もう良いわ!」
(では、元の世界に戻ると良い!全ての魔石は集まった!真の王かどうか、確かめる時が来たと言う事だ!)
六つの魔石を嵌めた王冠。
それを戴けば真の王かどうかが分かる。
真の王はウマ娘を導き、ウマ娘を脅威から守る存在である。
「もちろん、当然このキングが真の王よ」

????????は>>631(2〜9の整数)
631 : モルモット君   2023/04/15 17:21:22 ID:hJVCfmk7jg
8
632 : お前   2023/04/16 15:41:14 ID:9rMeU2/dr2
「ここは・・・」
ぼんやりとした視界が次第にはっきりしてきた。
佐賀レース場、目の前には佐賀七英雄ウマ娘。
トレーナーはいなくなっていて、キングも体操服に戻っている。
「最後の魔石、この王冠に嵌めるのじゃ」
顔の左側だけを黒く塗ったウマ娘が言う。
元オグリキャップ?だろう。
キングは手の中にあった魔石を見る。
王冠が浮遊しながらキングの前に移動してきた。
魔石を空白の部分に嵌め込むと、王冠は輝き出した。
「さぁ、戴くのだ!」
キングは頭の上に王冠を載せる。
「真の王、それはキング」
王冠はさらに強く輝き出した。
「これ!どうなの!?」
しかし、王冠はすぐに光を失ってしまった。
「これはー、ダメだね」
「な・・・っ」
「まだ判定が出来んのぅ」
一瞬焦ったキングだが、まだ真の王でないと決まった訳ではないらしい。
判断材料が足りていないのだ。
「元凶への対処が先ですわな」
「元凶?」
王冠を手に持ち、困惑するキング。
「ご存知の通り、時空の歪みが発生しています。それを引き起こしている者がいるのです。その元凶に立ち向かえるのは我々佐賀七英雄ウマ娘と、その力を譲り受けた者のみです」
佐賀七英雄ウマ娘は告げる。
「時空の歪みを引き起こした元凶、その名は」

元凶の名前は>>633>>634>>635>>636>>637>>638>>639>>640(それぞれカタカナ一文字・ただし>>633はンやッ、ーなどは不可)
633 : 貴様   2023/04/16 16:59:53 ID:zX9EfUzSp2
634 : トレ公   2023/04/16 19:39:29 ID:4Cx9hOKpRk
635 : お前   2023/04/16 19:54:59 ID:osiTd0J.XI
636 : トレ公   2023/04/16 19:59:50 ID:/YU04rWUAg
637 : アンタ   2023/04/17 03:35:06 ID:HptnPHpy/.
638 : キミ   2023/04/17 05:31:35 ID:HptnPHpy/.
639 : トレーナーちゃん   2023/04/17 06:12:04 ID:HptnPHpy/.
640 : アンタ   2023/04/17 06:12:48 ID:HptnPHpy/.
🚢
641 : トレーナーさん   2023/04/17 08:27:04 ID:IHHnEPvUcU
>>640がカタカナでないため、>>642を安価とします
ちなみに>>631は元凶の名前の文字数です
642 : トレーナー君   2023/04/17 21:12:13 ID:YDQiM0bU22
643 : トレぴ   2023/04/18 15:02:31 ID:PtskbFc4Vw
「ゴォールドシプス。今ここにいるテメェじゃ到底敵わねェ相手だ」
元サクラチヨノオー?は元凶の名を出した。
「じゃが、これまでのそなた全てなら」
「通用するじゃろう」
元スーパークリーク?と元オグリキャップ?、老人のような話し方の二人はそう言った。
「これまでの、キングの、全て・・・?」
「そう!ゴォールドシプスのせいで時空は歪んで、入り乱れるように繋がってるんだよ!それを逆に利用してやるんだ!」
キングはまだピンと来ていない。
「一から億まで言わねェと分からねェのか?進歩しろよ少しくらい」
「・・・貴方こそいちいち口を悪くしないと話せないの?・・・それより、本題は?」
キングと元サクラチヨノオー?は相変わらず仲良く出来ない。
「つまり、これまで貴方が手にしてきた全ての能力が使えるという事です。それぞれの世界に置き去りにされた能力が、全てこの時空と繋がれば能力は貴方の中に流れ込むように戻るでしょう」
「なるほどね。理解したわ」
「全ての世界を繋げると同時、能力は戻りますがゴォールドシプスも現れるでしょう。注意して下さい」
バンブーメモリー?は優しげに注意を促す。
「ええ。分かったわ」

ゴォールドシプスの全長は>>644(2〜30m)
644 : 大将   2023/04/18 16:00:56 ID:7U5DRCtUTA
24

ゴォールドジプス・・・ いったい何者なんだ・・・?
645 : アナタ   2023/04/19 17:30:07 ID:UH2A4VpxP.
キングヘイローの全能力
・応援されるたび力が増す(配信用の端末やアプリも支給)
・一分だけ時を戻せる(記憶など、一部のみ保持可能)
・ダート適性S(砂を練り込んだ特殊な蹄鉄が装着されているため常時踏み込む力が強くなる)
・鬼人化(屍山血河を持っている時のみ・正気を失うが能力アップ)
・空気中の水分をコントロール出来る(重力が1000倍の空間で100年修行済み)
・致命傷を喰らうと全回復して初期地点に戻る
・全身全霊(身体中の力を使い、一時的に能力が爆発的に上がる)
・くじけぬ精神(復活する度にステータスが上昇する)
・伝説の錨(火継ぎの祭祀場の番人が変化した物)
・境界を操る程度の能力
・2秒間の時間停止(再使用まで5分・身体に直接触れた物の時間は動く)
・1分先までの未来を見通す(再使用まで10分)
・キングのトレーナーを召喚する(代償としてキングがトレーナーの願いを叶えなければならない)
646 : マスター   2023/04/19 19:21:05 ID:M4Bzk9pkJc
「それでは、これより全ての世界を繋ぐ。覚悟は出来ているな」
元ヤエノムテキ?は厳かな雰囲気を纏っている。
「良いわ。始めてちょうだい」
佐賀七英雄ウマ娘は互いを見て頷き合った。
黒い穴が空中に七つ開いた。
それぞれが見えないエネルギーを放出し、キングヘイローは身体の熱を自覚する。
「能力が戻った感覚があるわ」
「・・・来るぞ」
元オグリキャップ?は目を細めて遠くを見る。
キングもその方向を見た。
「あれが・・・」
時空の歪みを引き起こす元凶、ゴォールドシプス。
全長およそ24mの身体は黒く、体表には赤や青の渦のような模様が浮かんでいる。
形はキングが知るどの生物にも似ておらず、腕や頭の概念すら曖昧に思える。
「禍々しいわね。どうすれば倒せるのかしら?」
とは言え、キングはまず最初にやる事を決めていた。
「来なさい!トレーナー!」

トレーナーを召喚するのに叶えなければならない願いの数は>>647(1〜5個)
647 : トレーナー君   2023/04/20 00:09:54 ID:/VKzkBzlAI
2
648 : トレ公   2023/04/20 19:38:56 ID:o3nGh0zdrM
「キング〜の〜お腹は〜一流サ〜イズ〜・・・あれ、キング?」
「何を歌っているのよ!」
暇潰しのためなのか、キントレは自作の歌を歌っていたようだ。
キングは怒りながらも事情を説明した。
「全ての能力が戻ったから俺を呼び出す事も出来たのか」
「今回は二つ願いを叶えるのが対価となる」
元オグリキャップ?は再び対価についてキングに通知した。
「さぁ、何か願いを二つ言いなさい。・・・あまり破廉恥なのはダメよ」
「はは、分かってるよ」
トレーナーは少し考えた。
「一つ目、キングの頭を撫でさせてくれ」
「・・・まぁ、そのくらいなら」
トレーナーの手はキングの手よりも大きく、ゴツゴツしている。
「・・・あと一時間」
「ダメよ。・・・また別の機会になさい」
キングももう少しこのままが良かったが、状況を考えて後に取っておく事にした。
「じゃあ、二つ目」
トレーナーは手をキングの頭から離し、目を合わせた。
「俺に能力を分けてくれ」

トレーナーに分け与える能力の数は>>649(1〜5個)
649 : トレぴっぴ   2023/04/20 19:44:47 ID:FpyClq9.f2
1
650 : トレーナーちゃん   2023/04/21 04:04:50 ID:T7hHW3cN1Q
この中で選ぶなら・・・
鬼神化の能力と屍山血河の譲渡かな
651 : モルモット君   2023/04/21 15:34:59 ID:5PnR8eKny.
「なるほど、そう来たのね」
キングはトレーナーの提案に感心する。
「良いわ。境界を操る程度の能力をあげましょう」
あらゆる境界を操る、汎用性や自由度が非常に高い能力だ。
「きっと貴方なら使いこなせるわ」
キングはトレーナーに能力の説明をする。
「これなら俺も戦力になれそうだ。ありがとう」
キントレは試しに地面に穴を開けてみる。
黒い穴に石を蹴って入れてみると、トレーナーの頭の上に石が落ちてきた。
「いて」
「おばかなんだから・・・」
「この世界は時空がかなり歪んでおる。境界を操る力もより簡単に扱えるじゃろう」
元スーパークリーク?が言った。
「そう言えば、貴方達は何をするの?見ているだけという事は無いでしょう?」
佐賀七英雄ウマ娘は助言こそすれ、自分達で何かアクションをする事は無い。
「ボク達はゴォールドシプスをここから出さないためにバリアを張るよ。外には一般人もいるから、戦いが見えないようにしてー攻撃も外に出ないようにしてー」
どうやら彼女らもやるべき事があるようだ。
「そう言えばここは30年前だったわね・・・」
スマホは無く、インターネットも今ほど発展していないとは言え、あまり大きな騒ぎは起こせない。
この佐賀レース場でゴォールドシプスを仕留めきる必要がある。
「グダグダ言ってる暇はねェぞ」
ゴォールドシプスは奇妙な模様を蠢かせながら腕?を伸ばしている。
「ええ。行くわよ、トレーナー」
「ああ!」
トレーナーは地面に溶け込むように消え、キングヘイローは水で出来た三対の翼で飛び立った。

ゴォールドシプスが????た?は>>652(1〜7の整数)
652 : お兄さま   2023/04/21 23:40:40 ID:aYqgq7YloU
6
653 : トレーナーさん   2023/04/22 16:02:58 ID:n.hsdzVi1A
ゴォールドシプスは体表の渦模様から何かを吐き出した。
「何かしら・・・」
地上にいくつも降り立ったのは。
「どうして・・・また・・・」
六回目に飛ばされた世界で戦ったメジロブライト?だ。
早撃ちで樫本理子と勝負した、メジロブライトの姿をしたガンマン。
それが何百人と並び立っていた。
「あんなにいるの・・・。でも!」
キングは水の槍を何百本も生み出した。
メジロブライト?達も一斉に銃口をキングに向ける。
「一度倒した相手!全能力を手にしたキングに倒せないはずは無いわ!」
無数の銃弾ごとメジロブライト?達を水で出来た槍で貫く。
槍と共に霧散した。
「また何か出てくるわね」
渦が不気味に収縮し、中から赤っぽい物が見えてきた。
「あれは・・・マーチャンさん!?」

巨大マーチャン人形の全長は>>654(25〜50m)
654 : お姉ちゃん   2023/04/22 16:50:00 ID:oLohOYm1NE
33m
655 : トレぴ   2023/04/22 21:03:35 ID:w5V9eSHso2
アレはマーチャンではない、マートレだ・・・
656 : アネゴ   2023/04/23 15:58:48 ID:vuQj8pUOZw
ゴォールドシプスの身体から這い出てきたマーチャンのような物はみるみる大きくなっていく。
完全に身体から出切った時にはゴォールドシプスよりも大きく、33m程になっていた。
「大きいわね・・・」
キングは水の翼で羽ばたき、距離を取る。
「俺達にも手伝わせてくれ」
「目には目を。マーチャンにはマーチャンなのです」
そこにいたのはアストンマーチャンとそのトレーナー。
そして大量のマーチャン軍団だ。
「貴方達!どうしてここに!?」
「よく分からんが穴に吸い込まれた」
「とにかくあのマーチャンに勝てば良いんですよね?それなら、任せて下さい」
大量のマーチャンも本物に続いて頷く。
「・・・分かったわ。頑張りなさい!」
「「おおー!」」
マーチャン軍団は一箇所に集まり、くっつき始めた。
一つにまとまり、大きなアストンマーチャンとなる。
「アストン合体!ビッグマーチャン!」
「何でそんな事が出来るのよ!?」

次にゴォールドシプスが呼び出した敵の数は>>657(2〜9体)
657 : トレぴ   2023/04/23 18:17:57 ID:cVQQpOILEM
3

マートレが【万物創造者(マスタークリエイター)】を習得していて草生える
658 : トレーナーさん   2023/04/24 19:49:18 ID:U10zJLqlkw
「また何か出てくるわ」
渦模様から這い出てきたのは40m近くある巨大なティラノサウルスだ。
「恐竜・・・最初の世界から来たのね」
「ギヤオオオオオオオオオオウッ!」
咆哮が空気を震わせる。
「っ!?」
キングは思わず耳を塞いだ。
今佐賀レース場にはゴォールドシプス、巨大マーチャン人形、ビッグマーチャン、そして巨大ティラノサウルスがいる。
サイズ感がおかしく感じてしまう。
キングはティラノサウルスから距離を取りながら水の大剣を生み出す。
「食らいなさい!」
ティラノサウルスに巨大な大剣を飛ばす。
しかし大剣はティラノサウルスに届かなかった。
「なっ!?」
渦から出てきた細長い腕が大剣の軌道を逸らしたのだ。
腕の持ち主は、頭に屍のような物を載せている。
さらに、休む暇無く新たな敵が呼び出される。
「今度は何!?」
次の敵はこれまでの敵にくらべるとかなり小さい。
普通の人と同じくらいだ。
「あれは・・・ユーハバッハ!」
一度戦った事のある敵だが、倒す事は出来ず逃げる事になってしまっていた。
「リベンジよ!今なら負けないわ!」

キングが戦うのは>>659(ユーハバッハまたはティラノサウルスまたはその他の敵・いずれか一体)
659 : アナタ   2023/04/24 19:50:26 ID:ExwG5pqSjI
ティラノサウルス
660 : トレーナー君   2023/04/25 21:58:36 ID:Ke8KhHHC.6
「提言。あなたはその方と戦うべきではありません」
特徴的な話し方、簡単には忘れられない。
「番人さん!」
火継ぎの祭祀場の番人で、伝説の錨でもある。
今はマヤノトップガンの姿ではなく、本来の容姿だった。
無表情の女性は続ける。
「あなたの行動は全て読まれてしまいます。推奨。ティラノサウルスと戦闘した方が良いでしょう」
「でも、それなら誰がユーハバッハと戦うの?」
キングは水の翼で羽ばたき、観客席の辺りに立っている番人の所へ近づいていった。
「未来を見る事が出来るのは以前の世界にいた者のみです。つまり、別の世界の住人なら戦う事が可能です」
何故そこまで詳しいのかキングは聞くのをやめておいた。
「招集。これまであなたが積み上げてきた徳が仲間をここに呼び寄せたと言っても過言では無いでしょう」
番人の視線をキングは追う。
そこにいたのは。

ティラノサウルスが持つ特殊な能力は>>661(時間操作系の能力は不可)
661 : モルモット君   2023/04/26 00:02:28 ID:kYxq0ae7sU
範囲20メートルに地震を引き起こす
662 : あなた   2023/04/26 19:20:36 ID:C58MS.7yGU
芝の上からキングの方を見上げる者達がいた。
ジャージに袖を通した小型恐竜が、恩義を忘れなかった軍人の子孫が、ファンタスティックな笹針師が、ベテラントレーナーが。
「キングさん。私達も共に戦います」
「状況はぜ〜んぶ聞いてるわ!」
「あなたが救世主キングヘイロー殿。お会い出来て、これ以上の喜びはありません」
「シャーウ!」
キングはこれまでの世界で共に戦ってきた仲間に言った。
「貴方達・・・キングを助けるために・・・」
軍人は言った。
「僕の遥か昔の先祖、ジーカップダイスキはこう言ったそうです。救世主キングヘイローへの恩は必ず返さなければならないと」
ジーカップダイスキ、通称GL-32。
迫り来る小惑星の衝突に立ち向かうため共闘した軍人。
小惑星を消滅させるのに48億年かかったため、二度と彼に会う事は無かった。
しかし、何十億年先までその恩義は語り継がれてきたのだった。
「僕には古代兵器モビルスーツを操縦する能力があります。どうか共に戦わせて下さい!」
「私からもお願いします。私に出来る事は少ないかもしれません。それでもあなたと戦いたい!彼も同じ気持ちなのです!」
663 : 大将   2023/04/26 19:21:27 ID:C58MS.7yGU
樫本理子は懸命に訴えかける。
「・・・分かったわ。ここまで来てくれた覚悟、無駄には出来ないもの」
「ワォ、お話はここまでにしておいた方が良いんじゃな〜い?」
安心沢刺々美はティラノサウルスの方を見て言った。
大きな脚を思い切り地面に叩きつけると、クレーターのように窪んだ。
凄まじい揺れが空気を伝わってきた。
ビッグマーチャンが脚をとられ尻もちをつく。
「そうね。早めに終わらせましょう。まず、キングの能力を渡すわ」
トレーナー以外にも能力の譲渡は出来ると感覚で分かる。
能力の出入口が開いたままになっているのだろう。
664 : あなた   2023/04/26 19:21:35 ID:C58MS.7yGU
「安心沢さんにはこの刀を。一時的に全能力を強化出来るわ。長く持ちすぎると正気を失うから気を付けてね」
キングは何も無い所から刀を出現させ、安心沢に手渡した。
「ワォ、不安しかないわ〜・・・でも、笹針と組み合わせればきっと大丈夫よん!笹針は万能だもの!」
次にキングは理子に言った。
「樫本さん。貴方には、致命傷を喰らうと全回復して復活する能力。それと、復活する度に能力が上昇する、くじけぬ精神をあげるわ」
「これなら私もお役に立てそうです」
「それと、貴方。えーっと・・・」
キングは軍人の方を見る。
「ワキダイスキです」
「そ、そういう名前なのね・・・。分かったわ。貴方はモビルスーツを操縦出来るのよね?それで戦える?」
誇りを胸に、自信を持って言った。
「はい!近くに待機させています!必ずやキングヘイロー様のお役に立ってみせます!」
「頼もしいわ。そして・・・」
キングはこれまでスルーしてきた事をついに叫ぶ。
「貴方・・・そのジャージはキングの物よ!返しなさい!」
「キシャーッ!」
小型恐竜はキングのジャージを着こなしていた。
「この方も共に戦っていただけるようです。ジャージを借りている間だけとの事ですが」
番人は恐竜の言いたい事が分かるらしい。
「まぁ、そういう事なら・・・この戦いが終わるまでよ?」
「シャグ!」
キングは恐竜の頭に手を置いた。
「貴方には応援される度力が増すという能力をあげる」
配信用のカメラを背中に取り付け、準備は完了した。
「さぁ、出陣よ!」

ティラノサウルスは新たに何体出現するか>>665(1〜10)
665 : トレピッピ   2023/04/27 17:48:59 ID:2miFIMPGzY
7
666 : ダンナ   2023/04/27 18:40:32 ID:2gqrgSweyM
前回はかなり長文になってすみません
切り所が無くて・・・

ちなみにキングのジャージを奪った小型の恐竜は>>41ぶりの登場です
667 : トレ公   2023/04/27 19:43:47 ID:uHGrG2A3f2
キングと番人はティラノサウルスに向かう。
番人はまず錨に形を変えた。
「行きましょう」
キングは錨を持つと水の翼を使って羽ばたく。
「大きいけれど、勝てない相手では無いわ」
大きなティラノサウルスが地面を踏みしめる度大きな揺れが発生するが、浮遊するキングにほとんど影響は無い。
キングは水で錨をコーティングし、投げた。
鎖はジャラジャラと伸び続け、遠くからティラノサウルスの喉を打撃した。
「ガアアアアアアアッ!?」
「まだまだ行くわよ!」
鎖を持って錨をぐるぐる横に振り回す。
側頭部や肩などを連続で叩き、砕いていく。
「ふぅ、問題無く倒せたわね・・・」
安心したのも束の間、ゴォールドシプスの渦からティラノサウルスが七体も飛び出してきた。
「なっ!?また出てきたわ!?」
キングは少し考える。
より効率的に攻撃出来ないかと。
「一つ案があるわ。試してみましょう」
キングは大量の水を地面に向けて放つ。
下は砂。
水を吸い、泥のようになった。
水を操る能力を使い、泥を持ち上げる。
「飛ぶよりも力を使わないわ。これでもっと攻撃にリソースを回せる!」
宙に浮くだけなら羽ばたく必要は無いのだ。
空中に泥の道を作り、ウマ娘の脚力で駆ければ良い。
そしてキングヘイローはダート適性が非常に高くなっており、砂を混ぜ込んだ特殊な蹄鉄もある。
相乗効果で、超高速で走る事が出来る。
「貴方にまでごめんなさいね」
泥は努力の勲章です、と聞こえた気がした。
錨に泥のコーティングを施し、さらなる強さを手に入れた。
一撃のパワーが上昇し、複数のティラノサウルスを連続で攻撃していく。
高速で駆けるキングを目で追う事も出来ず、恐竜は絶命して霧散した。

次に戦うのは>>668(安心沢刺々美、樫本理子、ワキダイスキ、小型恐竜、キントレ、ビッグマーチャン、マートレ&本物のマーチャンのいずれか)
668 : 相棒   2023/04/29 15:11:14 ID:xYj/k57FMs
安心沢刺々美
669 : トレ公   2023/04/29 20:05:41 ID:6RBgVr5Q5k
「ワォ、恐竜さんがどんどんいなくなっちゃったわね〜」
安心沢刺々美は屍山血河を持って走る。
狙いは屍のような物を頭に載せた敵。
屍頭は長い腕を振り回し攻撃してくる。
「10mはあるわねぇ。でも!」
腕に対して刀を合わせる。
「はあっ!」
腕はスパッと断ち切られ、斬撃の赤い軌跡だけが残っていた。
そのまま脚まで一気に斬る。
ドスンッ!
大きな身体が地面に叩きつけられる。
「ワォ、絶命〜」
トドメに頭を後ろから一刺し。
いつものように秘孔を狙う必要は無い。
「あれ、やば、楽しくなってきちゃったかも!」
ゴォールドシプスの渦からまたも新たな敵が出現する。
大きな黒いドラゴンだ。
「他の皆は忙しそうだしぃ、次の獲物はあの子で良いわよねぇ!」
笹針を身体のあちこちに刺し、あらゆる秘孔を突く。
「脚が速くなる秘孔、腕相撲が強くなる秘孔、目が良くなる秘孔、眠気が無くなる秘孔、気分を高める秘孔」
安心沢の身体から真っ赤なオーラが溢れ出す。
完全に鬼人化したのだ。
「ゴオォォォォォォォォォォッ!」
「しむのらおしまこらとかまなむらとんきまねたほやちまきのたたきそゆほら!」
安心沢は上空に跳び上がる。
黒いドラゴンと空中で対峙する。
鬼の力と笹針、組み合わせてはいけない物をキングは合わせてしまった。

安心沢刺々美の鬼人化が持続する時間は>>670(分単位)
670 : マスター   2023/04/29 20:06:54 ID:xYj/k57FMs
3
671 : お姉ちゃん   2023/04/30 15:32:20 ID:1511Wm1xDs
「がらまばらたはまばばやたらまはたたた!」
ドラゴンに刀を突き立て、激しく回転しながら全身を斬り裂いていく。
とは言え、さっきまで戦っていた敵と比べると明らかに堅い。
振り落とそうと身体を大きく揺らしたり、噛み付こうとしてきたりする。
安心沢は黒竜の攻撃を巧みに避けつつ、大きな翼を何度も斬りつける。
「グオオオオオオッ!?」
翼を傷付けられ、ドラゴンが地に落ちる。
安心沢はドラゴンを蹴ってより速く落下した。
着地後、刀を思い切り、上に振り上げる。
狙いは尻尾。
重力と腕力がそれぞれ逆方向に働き、通常よりも大きな力が加わった。
「ゴウオオオオオオオッ!?」
尻尾を切断されたドラゴンが悲鳴を上げる。
しかし同時に安心沢刺々美の身体から力が抜けていく。
「・・・あらん?ちか、らが」
ドラゴンと笹針師は地面に倒れている。
キングはそれを目撃した。
「もう・・・気を付けてって言ったのに・・・」
空中に生成した泥の道を走って安心沢の元へ向かう。
ピクピク震える身体に触れる。
「一分戻し、一分戻し、一分戻し」
安心沢の時間だけを戻す。
「ワォ、恐竜さんが・・・あら?何で寝ていたのかしらん?」
キングはもう去っていた。
あくまで安心沢の戦い、深入りはしない。
「目の前のこの子、トドメ刺しておいた方が良いわよねぇ?」
頭を刀で突き刺す。
自分がここまで追い詰めた事も知らず、安心沢刺々美の戦いは終わった。

次に戦うのは>>672(樫本理子、ワキダイスキ、小型恐竜、キントレ、ビッグマーチャン、マートレ&本物のマーチャンのいずれか)
672 : お兄ちゃん   2023/04/30 18:32:23 ID:nOVdlD3Xtw
ビッグマーチャン
673 : アンタ   2023/05/01 19:59:05 ID:1ouviqhVd6
尻もちをついたビッグマーチャン。
押し倒すように巨大マーチャン人形が襲いかかる。
デフォルメされたマーチャンとリアルなマーチャン。
二人の大きなマーチャンが激しく組み合う。
「「「マーチャンロケットパーンチ!」」」
アストンマーチャンワールドの住人達の集合体であるビッグマーチャンの声は重なって聞こえる。
ただのパンチが人形の頬を捉える。
対する巨大マーチャン人形は体重をかけて押し潰そうとする。
「「「マーチャンはこの世に生きた証を残します!」」」
人形の首をヘッドロックで絞める。
人形は無表情のままジタバタもがく。
ビッグマーチャンは何発もパンチを食らうが、腕は緩めない。
「「「だから、覚えていて下さい。マーチャンが勝利した事を!」」」

ビッグマーチャンと巨大マーチャン人形のどちらが勝利したか>>674(引き分けは不可)
674 : お兄さま   2023/05/02 03:18:54 ID:EXTSE.AnqI
ビッグマーチャンの中に仕込まれた自爆弾が起動してビッグマーチャンの勝利
675 : 相棒   2023/05/02 19:58:28 ID:oVdBHpi3RE
ヘッドロックされたまま、巨大マーチャン人形はビッグマーチャンの脚を引っ張る。
ビッグマーチャンは体勢を崩し、腕の締め付けが緩む。
その隙を突いて巨大マーチャン人形は腕から抜け出して思い切り胴体にしがみついた。
人形の大きな頭が邪魔をして上手く掴み返せない。
このままでは力押しされてしまう。
「「「アストンマーチャンは、不滅です。例え肉体が無くなったとしても・・・」」」
観念したように目を閉じた。
白い光が周囲を飲み込み、轟音が空気を震わせる。
自爆したのだ。
至近距離からの爆発を受けて巨大マーチャン人形は形を保てず、霧となって消えた。
「マーチャァァァァァァァァァァァァン!?」
近くで他の敵と戦っていたアストンマーチャンのトレーナーは絶叫した。
「本物じゃなくても、マーチャンだった!マーチャンが消え・・・っ!き、えて、欲しくないっ!」
トレーナーは戦っている事も忘れて涙を流す。
「消えさせないわ」
その声にトレーナーは勢い良く顔を上げた。
キングヘイローだ。
「必ずマーチャンさん達を取り戻すわ。このキングに任せなさい!」
縋るようにトレーナーは声を絞り出す。
「・・・頼む!マーチャンを・・・っ!全てのマーチャンを助けてくれ・・・ぇっ!」
キングは振り返り、背中で語る。
諦めない限り終わらない、と。

本物のマーチャンが使う武器は>>676(近代兵器も可・肉体のみで戦うのも可)
676 : あなた   2023/05/02 20:04:56 ID:Qwh8BDp3Nk
マルチミサイル
677 : トレピッピ   2023/05/03 19:22:36 ID:NoJQQZYLZc
時間は最初のティラノサウルスが出現した時に遡る。
本物のアストンマーチャンとそのトレーナーは巨大マーチャン人形と戦おうとしていた。
「うわっ!?何だあれは!?」
渦から出てきたのは生物とは思えない何かだ。
全体としては人のような形をしているが、全身が剣や銃、盾、斧などの武器で出来ている。
武器の集合体、武器の化身、武器の魔人。
高さは約5mで、巨大マーチャン人形やティラノサウルスに比べると小型だ。
しかし、マーチャン達には大きすぎる。
「下がっていてくれ、マーチャン。俺がやる」
「トレーナーさん、戦えるんですか?」
トレーナーは腹に巻いて隠していた鎖を取り出す。
鎖を振り回し、臨戦態勢となった。
「ああ。君を危険から守るためには必要だからな」
武器の集合体に勇ましく向かっていく。
678 : アネゴ   2023/05/03 19:22:56 ID:NoJQQZYLZc
アンドロメダの星雲鎖が敵の腕らしき部位に巻き付く。
強く引っ張るといくつかの武器がボロボロとこぼれ落ちる。
しかし、大したダメージを受けているようには見えない。
続けて頭らしき場所に鎖を強く叩きつける。
顔の一部である銃弾や鎧が剥がれ落ちる。
これは多少ダメージがあったらしく、怒ったように腕を振り回してきた。
「うおっと!?」
慌てて屈み、横薙ぎに振るわれた腕を避ける。
鎖を放ち脚に引っ掛け、強く引く。
弓が飛び出していて引っ掛かりやすかったのはラッキーだった。
「はああっ!」
体勢を崩した武器の化身に大きな隙が生まれた。
鞭のように鎖を振るい、顔を正面から狙う。
ガチィィィンッ!
顎のように開いた刃物に鎖を掴まれた。
「まずいっ!?」
鎖を引っ張るも動かない。
もうすぐそこまで刃が剥き出しの手が迫っている。
「マーちゃんは守られるだけの存在じゃありませんよ」
真横からの強い衝撃で武器の魔人の身体が揺らぐ。
アストンマーチャンが放ったのはミサイルだ。
箱のような形の本体から何発ものミサイルが発射されたのだ。
しかもかなりの近距離で。
「マーチャン!」
アストンマーチャンは今まで持っていたマルチミサイルを置き、近くに落ちていたもう一つのマルチミサイルの箱を抱える。
「トレーナーさん、マーちゃんは強いって事、忘れていませんでした?」

アストンマーチャンが次に使う武器は>>679(マルチミサイル以外・肉体による攻撃は不可)
679 : アナタ   2023/05/04 00:22:42 ID:qNqkll5gzc
グレネードランチャー
680 : トレぴ   2023/05/04 19:55:31 ID:ndga55YnFE
「いや!そんな事は!」
「冗談です。それに、トレーナーさんに守ってもらうのも、マーちゃんは好きですよ?」
その言葉だけでトレーナーは鎖を握り直す。
今の衝撃で鎖の引っかかりは取れた。
「マーチャン!あまり近付かないでくれよ!」
鎖での連打を叩き込み、体勢を整わせる隙を与えない。
ドドドドドドドッ!
マルチミサイルが再び着弾する。
マーチャンはマルチミサイルを捨て、走って別の武器を手にする。
グレネードランチャーだ。
「マーチャンボンバー!」
ドゴォォォンッ!
擲弾は頭部にぶつかると爆発した。
ボロボロと壊れた武器が転がる。
その時、別の爆発が起きた。
グレネードランチャーの何倍もの威力の爆発だ。
近くで戦っていたアストンマーチャン軍団の集合体、ビッグマーチャンが自爆したのだ。
「マーチャァァァァァァァァァァァァン!?」
そして、キングが背中を向けた時間に復帰する。

アストンマーチャン軍団は完全な形で蘇るか>>681
681 : トレーナー君   2023/05/05 11:02:22 ID:tcaJe7K9ao
修復不可
682 : 貴方   2023/05/05 19:35:26 ID:f8zYtM3dS2
キングは空中に作り出した泥の道を駆けながら考える。
全ての時間を戻せばアストンマーチャン軍団は復活するかもしれない。
キングが介入しなければ他の戦いは何度でも同じ結末になるだろう。
「やるだけやってみましょう。一分戻し、一分戻し」
キング以外の全ての時間を戻し、ビッグマーチャンが自爆する前に介入を試みる。
錨を投擲し巨大マーチャン人形に鎖を巻き付ける。
動きを封じた上で泥の剣を何本も突き刺して巨大マーチャン人形を破壊する。
しかし。
「なっ!?」
今度は巨大マーチャン人形が自爆した。
ビッグマーチャンは跡形も無く消し飛ぶ。
「くっ・・・一分戻し!」
何度も失敗し、何度も戻す。
「今度こそ!一分戻し!」
巻き戻す度にビッグマーチャンが小さくなっていく気がした。
「さっきより1mくらい縮んでいるような・・・」
時空を超えて、世界の理を超えて存在しているマーチャン達。
時間を戻す事により、ただでさえ不安定な存在であるマーチャン軍団に負荷がかかっているのだ。
これ以上戻せば存在が砕けて壊れてしまう。
「・・・っ!不甲斐なくてごめんなさい・・・」
キングはこれ以上マーチャン軍団を消耗させないために未来を見ておく。
一分間の未来は頭に叩き込まれた。
自爆は四十五秒後。
自爆を阻止出来ないのであれば、別の方法を取るのみ。
「自爆後に残った僅かな思念を集める。それしか無いわ」

マーチャンの残留思念は>>683>>684(何らかの言葉)
683 : トレーナーちゃん   2023/05/05 21:02:32 ID:1wB5YkMXPY
スプリンターズマーチャン記念
684 : お前   2023/05/06 18:29:07 ID:sb4ESMuqaw
マーチャンはそこにいますよ
685 : あなた   2023/05/06 20:54:22 ID:IqqWjkCvew
まずは水のドームを作って巨大マーチャン人形とビッグマーチャンを包み込む。
これで衝撃は外に逃げない。
「「「アストンマーチャンは、不滅です。例え肉体が無くなったとしても・・・」」」
やはり自爆は避けられない。
だが、本命はここからだ。
爆発の衝撃を水のバリアで受け止め、そのまま包み込む。
マーチャンの残留思念を全て水に染み込ませる。
キングに思念が流れ込んできた。
(スプリンターズマーチャン記念〜)
「自爆の直前に何を考えているのよ・・・」
全員分の思念がキングの思考を通り抜けていく。
(肉うどん)
(ネコって近くで見ると結構獣ですよね)
(刺しマーちゃん、略してさっちゃんです)
「頭が痛くなってきたわ・・・」
さっさと近くにいるマーチャンのトレーナーに水を押し付ける。
「うわっ!?何だ!?」
水から思念だけがトレーナーに流れ込む。
(マーチャンはそこにいますよ)
トレーナーの脳内でマーチャンの集合体が語りかける。
(あなたの中で生き続けます)
「マーチャン達・・・」
結局、本物以外は生き続けられない運命だと分かっていたのかもしれない。
「ありがとう、キングヘイロー。心の中でマーチャン達と語り合ってみるよ」
キングは百点を出せなかった。
しかし、最後まで回答を諦めなかった。

次に戦うのは>>686(樫本理子、ワキダイスキ、小型恐竜、キントレのいずれか)
686 : お前   2023/05/06 22:31:58 ID:sb4ESMuqaw
小型恐竜
687 : トレーナー君   2023/05/07 14:30:58 ID:950EiYkEpc
申し訳ありませんが、次回の更新は5/9となります
688 : お兄ちゃん   2023/05/09 20:47:58 ID:EiLmTqskkU
「グンン!」
ジャージの上からカメラを取り付けられた小型恐竜は戦場を駆ける。
カメラを通して配信が始まっていた。
(すげぇ臨場感)
(酔いそう)
(左の奥の方に何かいるんじゃね?)
(芦毛どころかウマ娘でもないのですか・・・まぁ頑張ってくださーい)
恐竜にコメントを読む能力は無いが、応援はちゃんと力になっている。
走るスピードが上がった。
「グゥ」
左の方に見えるのは巨大な卓球のラケット。
近くに白いボールもある。
(めちゃでかラケット)
(あのボール10mくらいありそう)
独りでにラケットが動き出し、浮上したボールを打った。
周りの空気ごとボールが小型恐竜に向かってくる。
(うおおおおおおおっ!)
「アシャァァァァァァーッ!」
横へのステップで回避する。
ドゴォン!
激しい衝撃でターフが割れた。
ボールは色々な所に跳ね返り、ラケットの前に戻ってくる。
(また来るぞ!)
(逃げろ!)

小型恐竜の尻尾攻撃が当たった回数は>>689(1~10回)
689 : トレーナーさん   2023/05/09 21:29:30 ID:bsYDKKeY.c
7回
690 : お前   2023/05/10 20:03:37 ID:VKh5bu.QmU
バウンドする巨大なボールの上に飛び乗り、ラケットに向かって二段階目の跳躍をする。
「シャァァァウ!」
空中で身体を捻り、赤いラバーに向かって尻尾を振り下ろす。
尻尾の七連撃。
バチィンッ!という音が連続し、木で出来たラケットが割れる。
(おおおおおおおお!)
(つぇぇぇぇ!)
応援の声はどんどん増えていく。
「グォ!」
割れたラケットの断面から何かが這い出てきた。
(スライムみたい)
白く半透明なそれはクラゲやクリオネのようにも見える。
(本体的なあれじゃね?)

ラケットから出てきた本体の名前は>>691(オリジナル・カタカナ)
691 : 使い魔   2023/05/11 01:18:14 ID:rGNaRPZius
マモス・パウワー
692 : トレーナーさん   2023/05/11 20:01:56 ID:2OX6NOFYq2
白い半透明な物体の触手のような部分にはラケットの破片が付いたままになっている。
頭には巨大な白いボール、七本の触手の先には六つに割れたラケットの打つ部分、そして持ち手の部分が繋がっている。
鞭のように触手をうねらせ恐竜を横から殴りつける。
「ゴアッ!?」
吹っ飛ばされ、地面を何回も転がる。
(大丈夫かおい!?)
「シャーッ!」
すぐに立ち上がって走り出す。
対するラケットの怪物は赤と黒のラバーを使って這い回る。
(名付けるならそう、マモス・パウワー)
(いやどういう意味やねん)
鋭い牙で白い触手の付け根に噛み付く。
「ギャアアアアアアウ!」
触手のうちの一本を噛みちぎった。

小型恐竜とマモス・パウワーのどちらが勝利したか>>693(相打ちは不可)
693 : お兄ちゃん   2023/05/11 22:27:11 ID:JIXtDf63HI
小型恐竜
694 : マスター   2023/05/12 19:43:26 ID:P7K7EWuzd2
触手が噛みちぎられ、明らかにマモス・パウワーは苦しんでいる。
(そのまま攻撃だ!)
(いけーっ!)
尻尾を何度も叩きつける。
ラケットの破片が付いた触手を振り回すが、応援の力で強化された小型恐竜のスピードには追いつけない。
鋭い牙と爪で白っぽい身体を次々と切り裂いていく。
「シャァァァァァァァッ!」
(ふっ、終わったな)
(エンダァァァァァァァァァァ!)
トドメに頭突きで粉砕し、マモス・パウワーは消滅した。
(恐竜最強!)
ジャージを羽織った小型の肉食恐竜は戦場を見渡す。
各地で激しい戦いが繰り広げられているが、味方は善戦している。
「グゥゥッ」
短く吠えるとどこかへ走り出した。

次に戦うのは>>695(樫本理子、ワキダイスキ、キントレのいずれか)
695 : マスター   2023/05/12 22:08:43 ID:3wdiptmmpM
樫本理子
696 : 貴方   2023/05/13 20:47:48 ID:J2MQRtuNSo
樫本理子はキングヘイローに能力をもらってから五分の間に百回近く致命傷を受けている。
痛みを感じる暇も無く復活しているが、事態が進行している実感も無い。
大きな音による衝撃波、強い揺れ、飛んできた地面の破片など、簡単に致命傷を受けてしまう。
「止まってはいられません!」
復活時には初期位置に移動してしまう。
理子の初期位置はキングに能力をもらった場所、観客席の最前列付近だ。
何度も元の位置に戻り、何度も走り出す。
くじけぬ精神の効果で、ほんの少しずつだが理子の身体能力が上がっている。
戦うべき敵にたどり着くのはもうすぐだ。
「皆さん、もう少しだけお待ち下さい・・・っ!必ず強くなりますので」

理子と戦うモンスターは>>697(モンスターハンターシリーズのモンスター・一体・タマミツネ希少種以外)
697 : あなた   2023/05/16 16:00:02 ID:adCt3gyDIU
ディノバルド
698 : 相棒   2023/05/16 20:49:00 ID:Olmnci59Yo
ゴォールドシプスの身体の渦模様からモンスターが出現していた。
長く強靭な尻尾を持つそのモンスターを目指して理子は走る。
走る速度はやっと常人並みとなった。
「クオォォォォォォッ!」
当然戦場を駆けるには足りていない。
「あのモンスターは私が!手が空いているのは私だけなのですから!」
何度復活しても遠くに見えるモンスターに接近する事すら出来ない。
「樫本さん!」
「キングさ」
キングヘイローが一瞬見えた気がしたがまた致命傷を受けてしまった。
もはや何の流れ弾でやられたのかも分からない。
「樫本さん!大丈夫ですか!」
「はい!あのモンスターとは私が戦います!ですからキングさんは他の方の手助けを!」
正直、キングの手助けがあれば楽に勝てただろう。
だがそれでは理子の気が済まない。
共に戦いたいと願い、力を託されたのだ。
何も出来ないまま助けられるなんて情けない事は出来ない。
「・・・分かりました。必ず倒して下さい!」
「はいっ!・・・どれだけ困難な道でも、ウマ娘の模範となるべきトレーナーが諦める訳にはいきません!」

理子がモンスターに攻撃を当てるまでに復活する回数は>>699(100回以上)
699 : トレぴ   2023/05/16 21:56:17 ID:Tgyu8ov3pc
138回
700 : トレーナー   2023/05/17 20:55:46 ID:JLYGqtt1j.
復活する事による能力上昇は加算ではなく乗算である。
倍率はほんの僅かだが、百回以上も積み重なれば話は別だ。
加速度的に効率が良くなっていく。
「はっ!」
高いジャンプで横薙ぎに振るわれた尻尾を跳び超える。
しかし、反動で回った胴体に激しくぶつかってしまった。
「次です!」
走行速度は並のウマ娘を超えた。
息切れもしないし身体も軋まない。
「次です!」
少しずつだが、距離は縮まっていく。
「次です!」
かつてのキングヘイローも、こうやって何度も復活を繰り返していた。
「今度こそ!」
指先だけ触れた。
ドッ!
モンスターは理子の細い指に吹っ飛ばされた。
攻撃を当てるまでに復活した回数は、138回。
理子はついにモンスターと渡り合えるだけの強さを手に入れた。

理子がモンスターを倒すのに使った部位は>>701(理子の身体の部位)
701 : お兄ちゃん   2023/05/17 22:28:04 ID:uu3nuMGx0g
702 : トレーナーさま   2023/05/18 18:37:07 ID:UMmOARgBBM
遠くで起き上がったモンスターがドシンドシンと走って戻ってくる。
受けたダメージは大きくないようだ。
モンスターは自らの尻尾に噛み付き、牙で研いで切れ味を復活させる。
炎のように赤い尻尾を早速振り回す。
「ふっ!」
前に転がって回避し、左手を前に突き出す。
本来なら突き指する事間違い無しだが、指を含め全身が超強化された今ならそんな心配は無い。
モンスターは脚を踏ん張ったが、ザリザリと地面が削れていった。
踏ん張りをそのまま利用して空中で前転する。
「身軽ですね」
真上から強靭な尾が叩きつけられる。
理子は下手に避けず腕を使って軌道を逸らす。
「く、ああああっ!」
バランスを崩したモンスターは地面に倒れた。
「チャンスです!・・・っ!?」
流石に無理をしたのか、腕がまともに動かなくなっていた。
「ですが、止まる訳にはいきません!」
致命傷以外では初期地点には戻れない。
だが痛みは無視して攻撃を選ぶ。
倒れているモンスターの頭部に向かって跳ぶ。
「手が使えないのなら、手以外を使えば良い!」
ウマ娘のような脚は無いが、この一時だけでも死力を尽くしたい。
膝から思い切り落下する。
着地の事など最初から考えてはいない。
「はああああああっ!」
ドゴンッ!
強い衝撃音の後、残ったのは地面の窪みだけだった。

次に戦うのは>>703(ワキダイスキ、キントレのどちらか)
703 : お前   2023/05/18 22:36:17 ID:DsIUqJshsg
ワキダイスキ
704 : お前   2023/05/19 20:02:48 ID:liychgLpig
軍人の子孫、ワキダイスキにはモビルスーツを操縦する能力がある。
遥かなる世代交代の中で能力を開花させていったのだ。
「僕のモビルスーツよりもさらに古代の技術なのでしょうか・・・」
ワキダイスキは、自身が乗っているヤクト・ドーガとは違うモビルスーツと相対していた。
明らかに表面の質感が違う。
「岩のようにゴツゴツしていますが、あれでも動けるのですね」
ワキダイスキは知る由も無いが、相手のモビルスーツは全て小惑星で出来ているのだ。
「得体の知れない物ですが、やるしかありません!」

小惑星のパワードスーツの種類は>>705(ヤクト・ドーガ以外)
705 : トレーナーさん   2023/05/21 19:51:51 ID:0ggWLAS/r2
キュベレイ
706 : トレーナーさん   2023/05/22 21:56:48 ID:.YdL7RmoLs
ヤクト・ドーガは銃を装備している。
非常に高威力で、当たれば大抵の物は破壊出来る。
「はああああああっ!」
それを、連射。
相手は肩が大きいので狙いやすい。
しかし、高速で飛び回る敵機は光の弾を全て避けていく。
「これならどうです!」
ヤクト・ドーガはビームサーベルを取り出す。
こちらもかなり強力な近接武器となる。
相手も真似するかのようにビームサーベルを構えた。
ギィィィン!
「くっ」
ぶつかり合った衝撃で互いに後ろに弾かれる。
「はっ!」
何度も斬撃を繰り返すが、なかなか一撃を入れる事は出来ない。
「ならば、これを使わせてもらいます!」
小型の衛星のような物をいくつも展開する。
ファンネルと呼ばれる兵器だ。
「って」
ワキダイスキは目の前の光景に思わず叫ぶ。
「これも真似するんですか!」

勝ったのはワキダイスキと小惑星のキュベレイのどちらか>>707
707 : お兄ちゃん   2023/05/23 16:00:24 ID:7MgqtLmrfM
キュベレイ
708 : マスター   2023/05/23 20:48:24 ID:Et3UhX7TIc
「くっ!?」
相手のファンネルから発射される光線を回避していく。
岩のような質感だが、モビルスーツ同様飛び回る事が出来るようだ。
ヤクト・ドーガのファンネルで本体を攻撃するが、軽々と避けられてしまう。
「中に誰がいるのかは分かりませんが、僕より経験豊富なのは間違いなさそうですね・・・」
古代兵器操縦の経験はそう何度も出来ない。
ジーカップダイスキの家系であるワキダイスキであっても十回程度しか乗った事は無かった。
接近してビームサーベルを振るう。
「はあぁぁぁっ!」
連続した剣撃はほぼ互角。
ここでワキダイスキは気付く。
「・・・もしや行動を完全に真似する事しか出来ないのでは?」
しかし、自分と同じ行動ばかりされてはジリ貧に陥る。
条件が同じなら力量が上の方が勝つのだ。
「ですが、こちらにもアドバンテージがあります!」
行動を読めるという利点は戦術的に大きな価値を持つ。
ビームサーベルにはビームサーベルで、ファンネルにはファンネルで、ビームアサルトライフルにはビームアサルトライフルで対抗してくる。
「この調子なら渡り合えます・・・っ!」
経験の差は、完全な行動予知で補う。
しかし。
「なっ!?危ない!」
相手が放った光線が下で戦うアストンマーチャンとそのトレーナーの方へ飛んでいってしまう。
気付いている様子は無い。
ファンネルでは間に合わない。
「っ!」
二人を庇ったモビルスーツの右腕が光線に貫かれ、ちぎれた。

アストンマーチャンのトレーナーに発現した能力は>>709(キングヘイローの持つ能力と同じものは不可)
709 : お兄ちゃん   2023/05/24 03:53:46 ID:j7a8wnOzz.
自身が生成した物体のステータスを強化する能力
【マリオネット・エンハンス】
710 : 貴様   2023/05/25 10:04:40 ID:V1f.V4zHPM
「わあっ」
「マーチャン下がれ!」
武器の化身との戦いを再開していたアストンマーチャンとトレーナーは落下してきた巨大な右腕から逃げる。
地面がドシンと揺れる。
「味方なのか?」
マートレ視点だとモビルスーツが味方なのか敵なのかも分からない。
分かったのは、もう一機のゴツゴツした質感のモビルスーツが向かってきている事だけだ。
「こっちだけでも大変なんだけどな」
「トレーナーさん、どちらかを先に片付けませんか?」
「確かに、同時に相手にするより良いな。新しい方の敵を先にやろう」
ある程度行動パターンが分かっている武器の集合体の方より、完全に未知のモビルスーツの方を放置したくないと考えたのだ。
711 : 大将   2023/05/25 10:04:49 ID:V1f.V4zHPM
(マーちゃん達も頑張ります)
一体化したアストンマーチャン軍団の思念がトレーナーに語りかける。
「頑張るって、何か出来るのか?応援してくれるだけでも力が無限に湧いてくるんだけど」
(マーちゃん達がツボを刺激して能力を開花させます)
聞き返す前に身体中を衝撃が走った。
「ぐあっ!?・・・な、何だ?力が湧いてくるぞ」
(この能力の名はマリオネット・エンハンス!生成した物体を強化する!)
マーチャン思念の一人が説明する。
「生成した物、か。俺が生成する物はもちろんこれだ!」
トレーナーは本物のマーチャンと目を合わせる。
「アストンマーチャン愛!とめどなく溢れ出るこれは俺が生成する物全ての中で最も強力だ!」
トレーナーが強く念じると目の前に半透明のシルエットが形成されていく。
アストンマーチャンを忠実に再現し、愛を実体化させた。
(これを愛念マーチャンと呼ぶことにしましょう)
(意義なーし)
脳内マーチャン会議で可決された。
「マーチャン、行くぞ!」
「はい!」
(はい!)
アストンマーチャンが二丁拳銃を構えて走り出し、愛念マーチャンが拳を握って飛び出した。

愛念マーチャンが繰り出した必殺技の名前は>>712(オリジナル)
712 : お姉さま   2023/05/25 18:17:28 ID:CFFvOAUtpo
ワイドクラッシュ
713 : アネゴ   2023/05/25 20:56:24 ID:zriw5I8Vik
マートレは愛念マーチャンを操作する。
一跳びでモビルスーツと同じ高さまで上昇し、強烈な蹴りを放つ。
「食らえ!ワイドクラッシュ!」
横一文字に走る衝撃波。
レース場を取り囲むバリアに当たって空間が大きく揺れた。
(すごい威力なのです)
「ぷくー。マーちゃんだって負けていられません!」
頬を膨らませ、本物のアストンマーチャンは速度を上げる。
持っていた二丁拳銃の弾丸が次々とファンネルを攻撃していく。
周囲を飛び回る邪魔な小型機は無くなった。
「今度は下だ!メテオクラッシュ!」
愛念マーチャンのかかと落としでモビルスーツを撃墜する。
「飛んでいなければこっちのものです!」
マーチャンの名を持つ二人が、落ちたモビルスーツを挟み込む。
「「ダブルマーチャンラッシュ!」」
トレーナーは新たに愛を生成して実体化させる。
本物のアストンマーチャンの拳にだ。
強化された四つの拳が岩の表面をバキバキと砕いていく。
(お前さんは優しいねぇ)
(まるで牛乳です)
思念のマーチャン達が言うように、トレーナーはアストンマーチャンの拳を保護したのだ。
硬い岩を直接殴らせないのはトレーナーとして当然の事だと彼は考える。
「削ってマーチャン像にしてやる!」

武器の集合体が使う武器は>>714
714 : アンタ   2023/05/26 03:01:07 ID:2c5zDpU6S6
ペンデュラム
715 : トレピッピ   2023/05/26 20:43:38 ID:/0eZGlucAU
「間に合って良かったです・・・」
ギリギリの所でモビルスーツの右腕を伸ばし、光線から味方を守った。
肘と手首の中間辺りから先が無くなってしまったが、当然自分の肉体ではないので痛みは無い。
「あの方達が相手していたのはこれですか」
ジャラジャラキリキリと音を立てて武器の化身は腕を伸ばす。
狙いは飛んでいるヤクト・ドーガだ。
「っ!?バランスが・・・っ!」
右腕が無くなった分バランスが悪くなり、飛行しづらくなった。
間一髪で腕から逃れると、少し距離を取る。
「動きはあまり速くありません。離れて戦いましょう」
しかしその考えは甘かった。
背中から引き抜いたのは細い鎖だ。
先にはひし形の錘のような物が付いている。
蛇のように鎖がウネリ、錘の頭がヤクト・ドーガに襲いかかる。
「ビームサーベルが・・・っ」
一本しか無いビームサーベルはちぎれた右手が握っている。
「これは、まずいです!」

ワキダイスキが放った必殺技は>>716(ヤクト・ドーガに乗ったまま放つ技)
716 : 大将   2023/05/26 21:02:17 ID:2c5zDpU6S6
左のスイッチを5回押して発動するジンダムフラッシュ5連射
717 : 使い魔   2023/05/27 22:05:52 ID:QAhKeN5QyI
錘がヤクト・ドーガに直撃する。
「うわあああっ!?」
撃墜され、地面に落下する。
操縦しているワキダイスキにも激しい衝撃が加わる。
「いたた・・・」
その時、操縦席に聞いた事の無い声が聞こえた。
「この音声を聞いているという事は、俺の子孫なのだろう」
「何ですか、これは!?」
隅々まで調べ尽くしたはずの古代兵器の未知の機能。
ワキダイスキは驚きを隠せない。
「俺はジーカップ・ダイスキ。小惑星から地球を守った救世主キングヘイロー、もしくはその関係者が窮地に陥った時のため、このヤクト・ドーガを残した」
「これが、あのジーカップ・ダイスキの、声」
悠長に聞いている暇は無かった。
鎖がうねり、倒れたままのヤクト・ドーガの脚部に巻き付く。
「もう一度聞けるか分からない貴重な音声なんです!邪魔をしないでいただきたい!」
脚を無理に動かした事でザリザリと表面が削られる。
だが脱出は出来た。
「・・・となる。きっとピンチになる時もあるだろう」
ジーカップ・ダイスキはずっと話し続けていた。
「そんな時は左のスイッチを5回続けて押せ」
何のアクションかは聞いていなかったが、偉大な祖先の言う通りにしてみた。
ヤクト・ドーガ全体が緑色に輝き出す。
「これは・・・?」
強い光が5回立て続けに発生する。
「アイシテルのサインだ。夫婦関係でピンチになりそうな時は」
「必殺技でも何でもない!」

モビルスーツが緑色に光っている間の特殊効果は>>718
718 : トレーナー   2023/05/27 22:16:54 ID:whgZcI20mE
75秒間→無敵+攻撃力,機動力強化

ただしタイムオーバーになる前に機能解除しないとオーバーヒートで戦闘不能になる
719 : あなた   2023/05/28 15:36:50 ID:2on2hTbAs.
役に立たない機能を試していたせいで武器の魔人にすぐそこまで迫られてしまった。
「っ!?」
銃や槍で形作られた手に掴まれる。
しかしモビルスーツに大した衝撃は無い。
「ちなみに光っている75秒間無敵になり、攻撃力と機動力も大幅に強化される」
「ちゃんと使えるんじゃないですか!」
紛らわしいが効果はあったらしい。
ドン!
あっという間に上昇し、敵の補足から逃げ切った。
「ファンネル!」
小型機による連撃で武器がボロボロと落ちる。
ビームサーベルは無いが、攻撃手段はある。
左の拳を握り、超高速で飛び回り翻弄する。
「はああああああああああああっ!」
背中部分に拳を叩き込む。
爆発的な一撃で全ての武器がバラバラに散らばった。
「救世主の助けになったでしょうか」
モビルスーツが高熱で動かなくなり、ワキダイスキも力を使い尽くして意識を失った。

ユーハバッハと戦うキントレの戦況は>>720(優勢・劣勢・拮抗のいずれか)
720 : トレーナーちゃん   2023/05/28 15:46:09 ID:qmGteJsj.Y
暗い部屋で突然明かりをつけられた程度の発光からそこまで強い限定ブーストを出すとはwww

キントレの戦況 劣勢
721 : トレーナー君   2023/05/29 19:57:53 ID:cqJuJXZwB6
「ぐっ!?」
キングヘイローのトレーナーは防戦一方だった。
敵はユーハバッハ。
未来を見通し、改変する能力を持っているユーハバッハを相手にして生き延びているだけでも十分すごい事ではあるが。
「全部読まれていたら勝てる訳が無いな・・・」
巨大な弓から何本もの矢が発射され、トレーナーに刺さる。
「がっ・・・いや、大丈夫だ」
トレーナーが持つ、境界を操る程度の能力も非常に強力だ。
矢と自分の境界を無くし、矢を身体の一部にした。
自分の身体からダメージを受ける事は無い。
「今度は俺の方から行くぞ!」
身体能力の限界も出来ると出来ないの境界だと解釈した。
限界を取り払い、無限の体力が湧き出てくる。
飛行するユーハバッハと同じ高さまでジャンプし、拳を振り抜く。
「おらあああああああっ!」
しかし読まれている。
見る前に避けられ、地面に叩きつけられる。
「まだ足りないか!」
ぶつかる瞬間に地面と一体化し、衝撃を無くす。
幽霊のように浮かび上がってきた。
「俺はキングヘイローのトレーナー。一流のトレーナーなんだ」
言い聞かせるように呟く。
拳を握って再び跳躍する。
「諦める訳にはいかない!」

トレーナーが閃いたスキルのヒントは>>722(くじけぬ精神・全身全霊・固有スキル・進化スキル以外)
722 : お姉さま   2023/05/31 21:59:04 ID:Vi5akAMOdY
電撃の煌めき
723 : お兄さま   2023/06/01 20:48:29 ID:StuZxrVqRI
トレーナーはあらゆる境界を操る力をキングヘイローから借りている。
未来を改変する力に負けず劣らずの最強クラスの能力だ。
「まずは行動を読まれないようにしないとな」
未来を読まれていてはどんな強力な攻撃も通用しない。
相手には読める物、読めない物があるのだろうか。
「思考の限界を取り払う!」
考えられる事にも限界がある。
限界は境界、つまり操作出来るのだ。
無限の思考を得たトレーナーは答えを導き出した。
「改変する暇も無いくらい速ければ良いんだ」
未来を見た後に、どこをどう改変するかを考える僅かな時間がある。
そこを突く。
「距離、抵抗、温度、とにかく全部無くす!」
光の速さに極限まで近付くために、邪魔になりそうな物は全て操作する。
「一撃で仕留める」
少しでも生きていれば未来を改変されてしまうだろう。
武器の類は持っていないため、手刀を使う。
手と他の物との境界を絶対的な物にし、切れ味を極限まで上げた。
「ふぅ」
瞬きの何万倍もの速度。
稲光の如く光ると共に敵を斬り捨てた。
何かを考える暇さえ与えず。
その時、ふと閃いた。
「この攻撃を電撃の煌めきと名付けよう」

ゴォールドシプスの弱点の数は>>724(1〜10個)
724 : キミ   2023/06/01 21:22:29 ID:.AKxYVrEAg
3個
725 : お兄ちゃん   2023/06/02 19:48:46 ID:N4KMoAb7Xw
「皆・・・頑張っているわね」
キングヘイローは戦況を見て呟く。
いつでも介入出来たし、より早くそれぞれの敵を倒す事も出来ただろう。
だがそれでは意味が無いのだ。
仲間を信じ、任せる。
一方的に与えるだけでは信頼とは言えない。
「もう新しい敵は出ないのかしら」
キングはしばらくゴォールドシプス本体を見張っていたが、体表の渦模様から新たな敵が呼び出される事は無かった。
「それなら本体を攻撃してみようかしら」
今なら他の敵に邪魔される事も無いだろう。
泥の道を空中に作り出し、周囲を高速で駆ける。
ゴォールドシプスに大きな動きは無い。
常にぼんやりと立っているだけだ。
「あの渦、他と色が違うわね・・・」
ほとんどの渦模様は青いが、いくつか赤い渦もある。
「試してみましょう」
泥の槍を放ち、渦を貫こうとする。
しかし、当たる直前で模様がぐいっと動いた。
明らかに槍を避けた。
何の模様も無い部分に触れた槍は吸い込まれるように無くなってしまった。
「避けるという事は攻撃されたくないという事。弱点に違いないわ!」
だがこのまま攻撃を続ける訳では無い。
弱点の数や動きの傾向を見極める。
泥の道を走りながら全身を見て回る。
「ここと、あっちと、ここもね」
とりあえず赤い渦は三つ。
全て潰せば倒せるのだろうか。
「突破口はあるわ。きっと倒せる」

仲間に貸していた能力がキングヘイローに戻る数は>>726(1〜5個)
726 : 使い魔   2023/06/03 03:00:20 ID:cWMbJpzdbQ
キントレ以外の4つ
727 : お兄ちゃん   2023/06/03 20:52:47 ID:jPJcMg6PSs
「キングさ〜ん」
キングを呼ぶ声が聞こえた。
地上にいるアストンマーチャンだ。
「これは敵さんなのでしょうかー?それともお仲間ですかー?」
右腕が無くなったモビルスーツを指さしている。
キングは一旦下りて説明する事にした。
「味方だから攻撃してはダメよ。・・・無事なのかしら」
モビルスーツに動きは無い。
「熱っ!?」
マートレがモビルスーツに触れると、すぐに飛び上がった。
「オーバーヒートしているんだわ。すぐに冷やさないと」
泥ではなく純粋な水をヤクト・ドーガに浴びせる。
「二人は中にいる人の救出をお願い。私は他の人が無事か見てくるわ」
「ああ。分かった」
「はいなのです〜」
キングはまず理子のいる方へ向かった。
戦いの結末までは見ていないが、能力が能力故生きているのは確実だろう。
「・・・いた!樫本さん!」
最初に能力を渡した地点で倒れていた。
「き、キングさん。すみません、敵は倒せたものの非常に疲れてしまって・・・動けそうもありません」
身体能力が急激に上がれば脳がそれについていけなくなる。
非常に賢い理子でも処理能力に限界はあるのだ。
728 : 使い魔   2023/06/03 20:53:04 ID:jPJcMg6PSs
「いえ、そのままゆっくり休んでいて下さい。後はこのキングが」
「あ、りがとう、ございます。能力は、お返ししますの、で・・・」
理子は眠ってしまった。
キングは理子を奥の壁にもたれかからせておく。
正直安全な場所など無いが、見えにくいだけマシだろう。
理子が言い残したように、キングは能力を自分に戻した。
「次は安心沢さんね」
一度瀕死の状態を救っているため、どこにいるかは分かる。
「よく頑張ったわね」
「わ・・・お」
またも瀕死だった。
時間を戻しただけなので復調は一時的だったのだ。
「まずは」
致命傷を受けると全回復して復活する能力を与える。
「ごめんなさいね」
手刀で首をへし折る。
すると、鬼人化と笹針によってボロボロになった身体が元に戻った。
「ワォ、ちょっぴり雑じゃな〜い?」
「鬼人化と一緒に返してもらうわよ。さぁ、早く隠れなさい」
さっさと安心沢刺々美の元を去り、小型恐竜に会いに行く。
「クォォ」
「貴方も、よく頑張ったわ。褒めてあげる」
小型の肉食恐竜は羽織っていたジャージを器用に脱いだ。
「能力だけじゃなく、これも返してくれるのね」
「シャーウ!」
一度吠えると走ってどこかへ行ってしまった。
キングは久しぶりにジャージに袖を通す。
「貴方達の頑張り、無駄にはしないわ!」

ゴォールドシプスの一つ目の赤い渦模様の大きさは>>729(1m〜10m)
729 : モルモット君   2023/06/04 09:28:08 ID:V4Up3TB7Ow
5m
730 : お姉さま   2023/06/04 20:39:35 ID:vcmWmu8AX6
「キング!」
トレーナーがキングに追いつく。
ダート適性Sのキングにヒトであるトレーナーが追いついたのだ。
「貴方は元気そうね」
「ああ、キングの元気さにしっかりついていかないとな!」
「私ってそんなに元気キャラに見えるの?」
ゴォールドシプスが次第に近付いてきた。
赤い渦が正面に見える。
「恐らくあの赤い渦が弱点よ。でも攻撃しようとすると模様が動いて避けてしまうわ」
直径5m程度の渦模様を指さす。
「うーん、それなら渦を追いかけながら攻撃するっていうのはどうだ?」
常に渦をマークしていれば攻撃を当てやすくなるかもしれない。
渦の移動速度についていく事が出来れば理論上は避けられる事は無い。
「分かったわ。やってみましょう」
キングは泥の翼を三対、六枚生やし、飛行して渦に向かう。
手には泥で作られた大きな剣が握られている。
剣を渦に刺そうとすると渦が逃げ出した。
「時間よ止まりなさい!」
二秒間だけキング以外の全てが止まる。
当然ゴォールドシプスもだ。
この二秒間で渦が逃げ出す方向を見極め、翼を大きく引く。
スタートの構えだ。
時間が動き出すと共に翼が空気を一気に押す。
高速で動き回る渦を追いかけながら剣を構える。
5mもあるので狙いは外さない。
「はああっ!」

弱点である赤い渦を破壊した瞬間に青い渦から出てきた物は>>731
731 : お姉さま   2023/06/07 12:46:07 ID:E8Hqd.vIkY
パスタ
732 : トレぴ   2023/06/08 09:29:16 ID:XasmGjMLKY
高速飛行で渦を追いかけながら剣を突き刺す。
体表を切り裂き、渦を破壊する。
「一つ目!」
泥の剣が赤い渦から引き抜かれた。
「ゾォォォォォォォ!」
ゴォールドシプスが不気味な叫びを発する。
口や喉のような器官は見当たらないがどうやって声を出しているのだろうか。
その瞬間、周りにあった青い渦が不規則に蠢き出した。
「何かしら・・・」
青い渦から何かが飛び出す。
絞り出すように出てきたのはパスタだった。
麺がキングに絡みつこうとするすると伸びる。
「しまっ・・・!?」
腕や脚を麺で絡み取られ、動きを封じられる。
「キング!」
トレーナーが高速で走り、キングの元へ向かう。
「このっ、離しなさいっ!」
絡みつく麺に必死で抵抗するキングヘイロー。
「・・・ありだな」
キングは縛られた状態でジト目になる。
「・・・今良くない事考えなかった?」
「・・・いいや?それより、すぐに助けてやるからな!」
トレーナーは大きくジャンプし、キングの元へ駆けつける。
「うおおおうら!」
力でしなやかなパスタを引きちぎり、キングを解放する。
「助かったわ、ありがとう」
「赤い渦はあと二つだな。破壊する瞬間にも気をつけていこう」

二つ目の赤い渦の周りにある青い渦の数は>>733(1〜10個)
733 : トレーナーさま   2023/06/08 17:07:38 ID:bQe1ZU/ckY
6
734 : あなた   2023/06/08 20:53:40 ID:XasmGjMLKY
トレーナーは強く地面を踏みしめる。
目標地点は赤い渦。
さっきよりもやや大きく、狙いやすい。
「電撃の煌めき!」
拳を前に突き出し、光の速さに迫るスピードで弱点を殴る。
「貫けぇぇぇぇぇぇっ!」
弱点の渦はビキビキと砕け、逃げる暇も無く消滅した。
しかし模様の下のゴォールドシプスの肉体そのものを貫く事は出来なかった。
無理に勢いを止められ、隙が生まれた。
「あ、やっちまった」
自分で警戒するように言っておきながら自分で失敗してしまった。
「なっ」
キングがまともな言葉を発するより先に、周りの六つの青い渦から巨大なピラニアが飛び出す。
「が」
自身と攻撃を同一視しダメージを無効化するテクニックも間に合わなかった。
六匹の巨大なピラニアが頭、腹、右腕、左腕、右脚、左脚に噛み付く。
トレーナーは一瞬で原型を留めなくなった。
キングは目の前の光景を見て呼吸を忘れた。
「・・・あ」
やっと状況を理解し、感情が爆発する。
「ああああああああああああああああああああああああああああああっ!」
キングヘイローは叫ぶ。
トレーナーにはもう聞こえない。

キングヘイローは正気を取り戻す事が出来るか>>735
735 : トレピッピ   2023/06/09 12:42:13 ID:8nDBrX0Rig
無理ぽこぉ
736 : 貴様   2023/06/09 20:48:59 ID:iwKKi0/beA
キングヘイローは涙の一滴も流さなかった。
代わりに全身から溢れ出たのは真っ黒のオーラだ。
無意識に鬼人化を発動させているのだ。
「るああああああああああっ!」
伝説の錨が手に出現し、真っ黒なオーラに包まれる。
錨を怒りのままに振り回し、ゴォールドシプスを強打する。
目にも止まらぬ連撃にゴォールドシプスは何も出来ない。
何をどうしたのかキング自身にも分からない。
狂気に身を任せ、あらゆる方法でゴォールドシプスを滅ぼした。
「あっ、がっ、あああああっ。げほっ!?」
意識が引き戻された時、既にゴォールドシプスは布切れ同然の姿となっていた。

キングヘイローがゴォールドシプスを倒すまでにかかっていた時間は>>737(1分以上)
737 : マスター   2023/06/10 21:48:16 ID:zOC/HQpQf6
100時間
738 : 使い魔   2023/06/11 15:26:14 ID:h3F5kOoszs
最後の一撃。
これで長かった戦いは終わる。
「最後にもう一度だけでも、貴方に会いたいわ」
ずっと出なかった涙が、ついに流れた。
涙が地面についた手に落ちる。
(諦めるな)
キングは顔をガバッと上げた。
しかし周りには誰もいなかった。
幻聴に一瞬でも期待したキングは情けなさでまた涙を流した。
(諦めるな)
幻聴は鳴り止まない。
涙も止まらない。
(俺を、諦めるな!)
「あ」
幻聴にしては声がはっきりしている。
「再考。終わらせる前に、もう一度考えてみてはどうでしょうか」
いつの間にか錨の形になっていた番人がヒトの姿に戻っていた。
「何を」
キングはぶっきらぼうに聞く。
「大切な方を取り戻す方法です」
キングの喉が締め付けられた。
「手段はもう持っているのでは?」
キングはよく考えてみる。
幻聴がかえってキングを冷静にさせた。
「・・・こんな簡単な事にも気付けないくらい、追い詰められていたのね」
キングは涙を強引に拭い、立ち上がった。
「どのくらい?」
詳しく言わなくとも番人には伝わっている。
「算出。6000回です」
キングヘイローは何度でも立ち上がる不屈のウマ娘。
「分かったわ。貴方を諦めない。必ず取り戻してみせるわ!」

ゴォールドシプスの最後の弱点である赤い渦の大きさは>>739(5m未満)
739 : アネゴ   2023/06/11 15:28:44 ID:bMOWUPRL2U
4m
740 : トレーナーさん   2023/06/12 20:40:32 ID:UIoWqsmYyc
キングヘイローは一分ずつ時間を戻す事が出来る。
回数に制限は無いが、戻すのと同じように時間を進める事は出来ない。
「一分戻し!一分戻し!一分戻し!・・・一分」
一分戻しを6000回繰り返す。
100時間分だ。
「一分戻し!・・・ここね」
トレーナーが赤い渦を破壊しようとしている。
キングは出そうになる涙を堪え、トレーナーを助ける事を第一に考える。
渦を破壊した瞬間、ピラニアが飛び出す。
「はっ!」
泥の槍が巨大なピラニアを貫く。
「助かった!」
トレーナーはゴォールドシプスの黒い身体を蹴って離脱する。
「キング!もう一つの弱点も見つけたぞ!・・・キング?」
「な、何でもないわ!・・・それでどこにあるの?」
トレーナーはキングの様子が変だと思ったが、本人が何でもないと言うので追及はしなかった。
「一番上、頭頂部・・・って言うのかな?まぁ、とにかく、一番上に赤い渦があった。直径4mくらいだな」
キントレが指さした方を見る。
「次はもっと確実に。もっと考えて」
心に深く刻み込む。
伝説の錨を手の中に出現させる。
「行くわよ!」

赤い渦を破壊した瞬間に青い渦から出現する物は>>741
741 : アネゴ   2023/06/13 11:41:04 ID:Ax0u58GtRE
スシ(毒入り)
742 : トレーナーさま   2023/06/13 20:53:19 ID:a/AxQ4Ob4o
頭頂部を目指し、キングは泥の翼で羽ばたく。
トレーナーは大きくジャンプして上昇した。
「少し待ちなさい」
念には念を入れる事にした。
使わないのも勿体無いので出し渋りは無しだ。
一分先までの未来を予知し、弱点を破壊した時の反撃を知る。
キングが錨で赤い渦を叩き潰した瞬間、何種類もの寿司らしき物体が飛び出す。
泥の翼で弾き飛ばすと、ネタとシャリが飛び散る。
キングやトレーナーの肌に触れた瞬間、真っ黒に爛れて溶けて・・・。
「っ!?」
見たくない未来まで見えてしまうのが厄介だ。
だが、どんな攻撃が飛び出すのかは分かった。
「あの渦を壊した瞬間、周りから有毒の寿司が出てくるわ!」
「有毒の寿司って・・・よく分からないが気を付けるよ」
キングは水で全身をくまなくコーティングする。
いつもより厚めに膜を作ったせいでキングのシルエットが一回り大きく見える。
「キング・・・ふとっ」
「錯覚よ」
トレーナーにも同じコーティングを施す。
「電撃の煌めき!」
「はあぁぁぁぁっ!」
錨が弱点を破壊する。
弱点が逃げようとしたが、キントレが指を食い込ませて食い止めていた。
「寿司が来るわ!」
飛び散る寿司を避けていく。
当たらないに越した事は無い。
「・・・なんか寿司食べたくなってきたな」
「貴方・・・流石に今それはどうかと思うわ」

ゴォールドシプスの最終形態での大きさは>>743(現在と同じ24mは不可)
743 : トレーナー君   2023/06/14 00:59:40 ID:ZITGzLl3RE
10m
744 : 貴方   2023/06/14 19:28:13 ID:/3Aoo2gZFE
トレーナーが地面に落ちたサーモンを勿体無さそうに見ていると、ゴォールドシプスの身体に変化が起き始めた。
体表がビリビリと破れ、剥がれ落ちていく。
中から出てきたのは大きな渦だ。
どの角度から見ても渦の形を保っている。
「これが・・・本体」
キングは正気を失っていた時の事をあまり覚えていない。
一度これを倒した事があるのだろうが、キングには到底そうは思えなかった。
「こんなのを忘れるなんて・・・キングにあるまじき余裕の無さだったわね」
渦の直径は約10m。
先程よりは小さくなっているものの、得体の知れなさはアップしている。
「これ、攻撃出来るのか?」
実体があるのか無いのかもよく分からないゴォールドシプスの本体。
キントレが不安に思うのは当然だろう。
「大丈夫。必ず倒す方法はあるわ。私を信じなさい」
一度倒している。
これだけ覚えていれば問題無い。
具体的な方法はこれから考えていけば良い。
何でも思い付く一流のトレーナーがいるのだから。

佐賀七英雄ウマ娘が維持しているバリアは壊れるか>>745
745 : トレーナー君   2023/06/14 21:31:21 ID:7RqeynOQlc
壊れる
746 : 貴様   2023/06/15 20:53:17 ID:ejiXMRBqfc
大きな渦そのものになったゴォールドシプスが何かを発射した。
全方位に発射されたそれは銃弾のような武器なのかもしれない。
「避けられない速度じゃない!」
キングとトレーナーは軽々と弾を避けていく。
しかし自分に当たらなかったからと言って安心出来る訳ではない。
着弾した地点に渦が生み出され、そこからポップコーンが飛び出た。
「うわっ!?」
全方位という事は、佐賀レース場を取り囲むバリアにも当たってしまう。
「なっ、バリアが!?」
あらゆる流れ弾から外界を守り抜いてきたバリアが、着弾地点から溶け始めた。
(これはまずいですね)
元バンブーメモリー?の声だ。
声を張り上げている訳ではなく、脳に直接聞こえてきているのだ。
(バリアが無くなれば周囲にもゴォールドシプスの姿が見えるようになってしまうだろう!これは笑えんな!)
元オグリキャップ?も流石に危惧しているようだ。
(夜とは言え、気付かれるのは時間の問題だろう)
キングは元ヤエノムテキ?に言われて気付いた。
バリアが無くなると、外は夜だったのだ。
「夜・・・そう言えば」
キングは状況を好転させる案を思い付いた。
早速動き出そうとする。
「キング!どこに行くんだ?」
トレーナーの呼びかけにキングは自信満々に答える。
「ちょっと月まで、ね」

月までの所要時間は>>747(1分以上60分未満)
747 : アネゴ   2023/06/17 19:19:52 ID:mGGYbwcBtY
3分
748 : アネゴ   2023/06/17 20:46:25 ID:UY5jchNSgw
バリアが破壊された今、ゴォールドシプスの存在は一般人にも見えるようになってしまっている。
少しでも派手な攻撃をすれば街に被害も出てしまう。
「番人さん、出来るわよね!」
無理をさせる事になるが、他に方法は無い。
錨を投擲し、立体的な渦の形のゴォールドシプスにぐるぐると鎖を巻き付ける。
実体があるのか無いのかも分からない相手を絡め取れるとしたら、それは伝説の錨だけだ。
「掴めたわ!トレーナー!貴方はここでキングの帰りを待っていなさい!」
無事渦を鎖で掴み取り、翼で上昇しながら持ち上げる。
「キング、大丈夫なのか?俺もついてい」
「良いのよ!これは私が始めた戦い。最後には自分で決着を付けるわ!」
トレーナーはそれを聞いて納得した。
「分かった。それじゃあ俺はここから応援してるよ」
キングはトレーナーの顔を一度見ると月へと飛び立った。
超高速で大気圏を突破し、ゴォールドシプスを佐賀レース場から引き離した。
途中、何度も攻撃を放っていたが、全て泥の壁で受け止めた。
受け止めた部分に渦が発生し、渦からは稲妻が飛び出したが、それすらも泥の壁で受け止めた。
そうこうしている内に月に到着した。
たった三分の宇宙旅行だった。
「真の王は月の加護を受けるらしいわ。つまり、真の王であるこのキングが最も力を発揮出来る場所という訳よ」
ゴォールドシプスは返事をしない。
ただのキングの独り言だ。
「ここで貴方を倒して、全てを終わらせてあげる」

ゴォールドシプスの攻撃速度は>>749(キングの何倍か)
749 : トレーナー君   2023/06/17 22:16:24 ID:z2CNhBd8B.
0.05倍
750 : トレぴ   2023/06/18 22:15:34 ID:N.JLzI84Gk
「この感じ・・・やはり私は真の王だったようね」
真の王は月の加護を受ける。
キングが真の王かどうかは、正直賭けでもあった。
「・・・最初からこのキングしか真の王はいないと思っていたけれどね」
ゴォールドシプスがエネルギー波を放出する。
しかし、月の加護を受けたキングには遅すぎる。
エネルギー波を避けつつ、パンチを二十連発。
拳は泥で固められており、一発一発が山を削るレベルの威力となっている。
「やはり実体は無いみたいね」
渦に当たったはずなのに、当たっていない。
空振りだ。
錨でなら触れられるが、どうしても攻撃が単調になってしまう。
「どうにか触れられるようにしたいんだけど・・・」
錨を投擲するが、ブラックホールのような身体に衝撃を吸収されてしまった。
「提示。貴方が対象に触れる方法はあります」
突然番人が錨の形からヒトの形に戻った。
「・・・教えてちょうだい」
「吸収。貴方に私の力を全て移すのです」
キングはすぐに理解した。
「貴方、まさか消えるつもりじゃないでしょうね?」
番人は伝説の錨の能力を全てキングに譲渡し、力を失った自らは消滅するつもりなのだ。
「回想。貴方と共に戦えた事は非常に光栄でした。貴方なら必ずや世界を救う事が出来るでしょう」
「待ちなさい!私は絶対にそんな事は許さないわよ!」
キングは身近な人を失う痛みを既に味わっている。
「もう二度と・・・あんな思いはしたくないわよ・・・」
「融合。私は消える訳ではありません。貴方の中に宿るだけなのです」
「そんなこ」
「頑張りましょう。これからも、一緒に」
キングの言葉を遮り、番人は消えた。
代わりにキングヘイローの胸に温かみが増した。
「・・・本当に・・・おばかなんだから・・・っ」

月の加護による、キングの能力の強化倍率は>>751(2倍以上)
751 : お前   2023/06/21 22:05:47 ID:QsnMwd3hMw
10倍
752 : お兄さま   2023/06/23 08:19:08 ID:GiTAk4/2qw
伝説の錨の力を受け継ぎ、キングヘイローは様々な制約を無視出来るようになった。
実体が無い物にも触れられるようになった他、攻撃力アップ、物理ダメージ無効、特殊攻撃耐性も手に入れた。
「月の加護も良い感じね」
力が身体に満ち溢れている。
体感ではおよそ10倍。
「これなら勝てるわ。絶対に」
渦型のゴォールドシプスから細長い腕がキングの方に伸びる。
巨大なサルの右腕だ。
キングを掴み、握り潰そうとしてくる。
「はっ!」
二百発のパンチを超高速で繰り出し、腕を粉々に破壊した。
一発一発が月を一撃で破壊する威力を持つが、莫大な力を内に秘めていた錨と同様に、全てのパワーを逃がさず殴った物に対してのみ伝えている。
「出し惜しみは無しよ!使える物は全て使うわ!」
ゴォールドシプス相手に手加減は要らない。
まずは一秒間に何万回と自害する。
月の加護によって強化された能力により、時間を好きなだけ戻せるようになっていた。
よって、死んだ瞬間に時間を死ぬ前に戻し、何度も復活しているのだ。
復活する度にくじけぬ精神によって能力が上昇していく。
次に配信用ドローンを生成し、全宇宙、全次元にキングの勇姿を配信する。
応援の力がキングの能力を何十倍にもする。
さらに、水と砂を混ぜた泥で脚を固める。
時間を2秒間時間を止める。
この2秒は今のキングヘイローにとって無限にも等しい。
「この一撃で全て終わらせてあげる!」
世界を脅かすゴォールドシプスはここで倒す。
キングヘイローは止まった時間の中で脚を振り下ろした。
全身全霊を使い、ここまでに高まった力をさらに何倍にも強化する。
「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」

キングヘイローの一撃で破壊された範囲は>>753(宇宙何個分か)
753 : トレーナー君   2023/06/23 17:14:26 ID:Gfp7C2NUNg
5個
754 : アネゴ   2023/06/23 22:22:29 ID:GiTAk4/2qw
キングヘイローの最大の武器は末脚。
どんな逆境でもこの脚を信じて走ってきた。
「キング!」
「キングちゃん!」
「キングさん!」
「キングヘイロー!」
応援の声が力に変わる。
能力とは関係無く、声援は力になるものだ。
全ての力を込めた蹴りが炸裂した。
「次は他人に害さない何かに生まれなさい」
ゴォールドシプスに言い放つ。
直後、空間という概念ですら耐えられないレベルの大爆発が起きた。
キングヘイローは宇宙を概念ごと5個分破壊した。
残ったのは無。
そして、キングヘイロー。
「終わったわね」

キングに残った能力の割合は>>755(10%以下)
755 : トレぴ   2023/06/24 08:46:57 ID:tJYYqoNkDM
1%
756 : 貴方   2023/06/24 20:01:03 ID:4k7XhVHthI
力をほとんど使ってしまった。
残っているのは1%程度。
自身を強化する能力も弱まっているため、実際はさらに力を失っている事になる。
水分を操り、水の中に溜めていた酸素を取り出して呼吸するのがやっとだ。
「時間を戻す能力さえ残っていれば問題無いわ」
これまで関わってきた全てを破壊してしまったが、時間を戻せば元通りとなる。
幸い、破壊は一瞬だった。
消えてしまう記憶だとしても、苦しみは感じさせたくなかったから。
「残った力では一億分の一秒ずつしか戻せないようね」
たった数秒とは言え、途方も無い回数戻さなければならない。
しかし、それも苦では無い。
もう一度愛する人々のいる世界に帰るためならば。
「一億分の一秒戻し!一億分の一秒戻し!一億分の一秒戻し!一億分の・・・」
ゴォールドシプス以外の全ての時間を戻し続け、ついに月が復活した。
つまり同時に破壊された地球も元に戻っているという事だ。
後は月から地球に帰るだけ。
「帰れるのかしら・・・?」
水分を操る力は、呼吸に使っている。
全身全霊や鬼人化は、体力を既に消費してしまっているため使えない。
今はダート適性もあまり高くない。
時間操作系も移動には使えない。
くじけぬ精神で得た能力上昇も消費済み、致命傷を受けて復活するのも復活地点が月、応援の力も配信機器を生み出す力が無ければ無意味。
伝説の錨ももういない。
「やっぱり帰れないじゃないの〜〜っ!」

キングは自力で地球に帰還出来るか>>757
757 : トレーナー君   2023/06/27 22:03:41 ID:iB0AkWUKaI
自力では帰還出来ない
758 : 相棒   2023/06/28 20:39:06 ID:0n6VPMaJA6
キングは一つだけ帰る方法を見つけた。
実際に成功するかは分からないが、やってみるしかない。
「来なさい!トレーナー!」
いつでも見守ってくれるトレーナー。
こんな時に来なくて何が一流か。
「やぁ」
上半身だけが呼び出された。
トレーナーを呼び出す能力も弱体化してしまったらしい。
「貴方・・・それで大丈夫なの?」
「多分大丈夫だ。それで、終わらせたのか?」
「ええ。終わったわ」
キングは噛み締めるように言った。
「そうか。それじゃあ帰ろうか」
「もちろんそのつもりよ」
キントレに預けていた、境界を操る程度の能力は消費されていない。
この能力があれば月から帰るなんて簡単だ。
「おりゃっ!」
一瞬閉じた瞼が開いた時、既にそこは佐賀レース場だった。
「よくやったな!褒めてやろうぞ!」
「貴方ならきっと成し遂げられると思っていました」
「ボクだって思ってたもん!」
「やはりそなたが真の王じゃったか」
「今更違いましたじゃ笑えねェもんなァ」
佐賀七英雄ウマ娘もそれぞれ祝福する。
「ふむ、所で一つ聞きたい事があるのだが」
元ヤエノムテキ?が言い出す。
「何?」
褒められて上機嫌のキングは声を弾ませながら聞き返す。
「この世界での記憶を残すか否か」
キングの顔が固まる。
「き、おく?」
「そうか、ここはキングが本来過ごすはずの世界じゃない。本来は無い記憶なんだ」
トレーナーの言った事は当たりだった。
「その通りなんですわ。本来は全員記憶を消すんですが、貴方だけは貢献度も考えて残してあげても良いって話になったんですわ。それで、どうしますの?」
元お母様が尋ねる。
「わ、私は・・・」

キングは元の世界に戻ってもこの世界の記憶を残すか>>759
759 : アンタ   2023/06/28 22:17:30 ID:LYPzqljHVM
キングヘイローに任せる
760 : 大将   2023/06/29 19:39:03 ID:4j7mV/G00w
キングはついトレーナーの方を見てしまう。
「キング、君の判断が全てだ。どちらを選んでも良い」
そう、記憶の保持を選択出来るのはキングヘイローのみ。
最後は自分で決着をつける、キング自身が言った言葉だ。
深く深く息を吸い、ゆっくりと吐いた。
「・・・決めた」
キングの目に迷いはもう無い。
「ここでの記憶は全て消してもらうわ。これからのレースには関係の無い記憶だもの」
「本当に良いの?全部忘れちゃうんだよ?」
「ええ。無駄な記憶だとは言わないけれど、本来はあるべきでないから。この世界に置いていくわ」
キングの考えはもう動かないだろう。
「分かりました。では、最後に」
佐賀七英雄ウマ娘がキングをぐるりと取り囲んだ。
元サクラチヨノオー?の手には六つの魔石がはめ込まれた美しい王冠があった。
「真の王キングヘイロー。その身を削り世界を救った王にこの冠を捧げる」
これまでの凶暴な印象とは全く異なる荘厳な雰囲気でキングの頭に王冠を載せた。
「ありがとう」
キングは大きな王冠を誇らしげに戴いている。
「そろそろ元の世界に帰ると良い」
「そうね。皆、本当にありがとうね」
佐賀七英雄ウマ娘の後ろには共に戦った仲間達がいた。
彼らもそれぞれ元いた世界に帰る事になる。
キングは仲間達に向かって言った。
「帰るわよ!キングに続きなさい!」

この物語のタイトルは>>763(最後の安価)
761 : お兄さま   2023/06/29 20:43:03 ID:5vl3XrSzQI
世代のキングと佐賀七英雄
762 : お前   2023/06/30 01:14:11 ID:dk2X9.nCwk
爆裂
763 : トレーナーちゃん   2023/07/01 17:14:28 ID:F.AOriXolI
一流トレーナーはすべてを知っている
764 : モルモット君   2023/07/01 22:24:25 ID:lvu0VxB7ak
「キング、遠征先が決まったぞ。佐賀だ」
「あら、どうして佐賀なの?」
「美味しいメキシカンの店があるって安心沢さんが言ってたんだ」
キングはジト目になる。
「・・・まさかそれだけで?」
「まぁそれもあるんだが、良さそうなレースがあったからってのが決め手だな」
キングは遠征に向けてトレーニングにより一層の力を入れる。
ヒシアケボノとアストンマーチャンとの併走や、樫本トレーナーとの勉強会などだ。

佐賀でのレースやライブが終わり、キングはトレーナーと二人でメキシコ料理店に入っていた。
「到着。お料理をお持ちしました」
独特な話し方の若い店員から料理を受け取ると、トレーナーは言った。
「キング、食べ終わったらちょっと歩かないか?」
「珍しいわね、貴方がそんな事を言うなんて。・・・良いわよ、今夜は夜風が気持ち良さそうだもの」

市街地から離れた静かな河川敷を歩きながらトレーナーは夜空を見上げる。
「今日は本当に月が綺麗だな」
「ええ、本当ね」
スパイシーな料理で火照った身体を涼しい風が冷やしてくれる。
「これまでキングと一緒にやってこられて良かったよ」
「どうしたの急に?・・・それに、これからも、でしょう?これからもずっとキングの隣にいなくちゃ一流だなんて名乗れないわよ?」
「はは、そうだったな」
数多の小惑星は流れ星となりキラキラと輝く。
「何度でもキングは挑戦するわ。いつまでも挑み続けるの」
キングヘイローは晴れやかに言った。
トレーナーはそんな彼女の後から続く。
「よく知っているよ」



一流トレーナーはすべてを知っている  完
765 : お兄ちゃん   2023/07/02 08:38:48 ID:67GIJEIXo.
安価で決める自由なファンタジー
無事完結出来ました
半年以上に渡って書き続けてきましたが、楽しんでいただけたでしょうか
良ければご感想等を下さい
また、次回作はスポ根にしようと思っています

ご愛読ありがとうございました
766 : アネゴ   2023/07/02 15:37:30 ID:67GIJEIXo.
キングヘイロー召喚編>>1>>29
白亜紀編>>34>>80
UC.0093編>>84>>142
アストンマーチャンワールド編>>145>>237
ダークソウル編>>240>>337
尸魂界編>>340>>414
八つの試練編>>417>>581
蠱毒編>>583>>630
最終決戦編>>632>>754
キングヘイロー帰還編>>756>>764
767 : 大将   2023/07/03 22:31:50 ID:ZlkgY/CAoU
乙、楽しかったで

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