（目が覚めると心配そうに私の顔を覗き込んでいるあの方がいて、「寝込んだって聞いて駆けつけたんだ。大事じゃなくて良かった」と照れくさそうに私に語り掛ける──そんな都合のいい夢を見ていた私…）
（現実は私の寝室から見えるいつもの景色で、側には誰もいない。何故かこみ上げて来る涙を堪えられない私…）
（「彼を返して」とつぶやくと、『もう遅い』『私のものだった時なんてあった？』と囁く私の中の私…）

ここまで来るとルビトレはルビーの走りには魅了されたかもしれんがルビー本人には欠片も興味なかったんか…ってなる
まあ1人担当したら囲われてしまうトレーナーよりは学園にとってみれば真っ当な組織人ではあるが…

（担当バから「気になるんでしょ？ルビーさんをお見舞いに行ってあけて」と言われた俺…）
（確かにお見舞いに行くことに資格も何もないと思う俺）

『寝込んだって聞いて駆けつけたんだ。大事じゃなくて良かった』

（現実なのか、繰り返し同じ夢を観ているのか…頭の整理が追いつかない私…）
（私の身を案じる言葉に「ご足労ありがとうございます」と答えはしたものの、その後の言葉が続かない私…）
（話したいこと、聞きたいことはたくさんあったはずなのに「此度のティアラ路線の三冠制覇、お見事でした」と当たり障りのない言葉を吐いてしまう私…）

『お見事でした』

(ルビーがどういった気持ちで言ったのか、今の俺には分からない。)
(三冠制覇には今の担当している娘やご両親、他の同僚や商店街の方々など多くの人が賞賛してくれた)
(でも、ルビーから言われたこの一言で「ここまで頑張ってこれたんだ」と初めて実感した俺…)

(「何事も無いのに涙を流されるようではまだまだ精進が必要ですね」と優しい声で言われて初めて涙を流していることに気が付いた俺…)
(ルビーが俺の涙を拭ってくれたとき、彼女の顔を見て、「あぁ、この高潔で優しいウマ娘を担当していたんだな」とどこか誇らしさを感じる俺…)
(立派で厳しくも優しい彼女に、今度はこちらから胸を張って報告できるようにまた頑張ろうと改めて気を引き締める俺…)

(現ルビトレは何をしているんだろう、と疑問を抱く俺)

現ルビトレはお偉いさんたちとのパイプを作るのとかに躍起になってるかもしれない

（涙を拭いた後の彼から色んな話を聞く私…）
（未勝利戦の事、三冠までの道のり…話の節々から私との経験があったからこそと話す彼の言葉に、彼の中で私との栄光と思い出は決して消え去るものではないと実感する私…）
（この時が永遠に続けばいいと願ってしまう私…）

(涙を拭いてから話し始めて1時間が経過していたことに気づいた俺…)
(担当の子が送り出してくれたとはいえ、彼女に寂しい思いをさせたくないので戻らねばならない俺…)
(ダイイチルビーに別れの挨拶をして、その場を去る俺…)
(いつか俺のことを誇りに思ってもらいます。この世か、あの世で。と思う俺…)

(戻ってきたわたしのトレーナーさんと旅行を楽しんだのち、クラシックでは出走はせず、トレーニングをしたりレースを見たりして、3年目を迎えたわたし)
(トレーナーさんと初詣に行き、お願い事をするわたし)
(トレーナーさんとこれからも一緒にいられますように)
(トレーナーさんとおみくじを引き、お互い中吉だったわたしたち)
(今年も健康に気をつけよう、とか色々談笑するわたし♪)



(トレーナーさんと引いたくじ引きで温泉旅行券が当たったわたし…！？)

(自分の買い物で手に入ったくじ引き券だから、どう使うかは君が決めたらいい。とわたしのトレーナーさんに言われたわたし)
(誰と行くかは決まっているが、いつ行くかはちょっと悩んだわたし…)
「後のご褒美に取っておきます♪」
(とだけわたしのトレーナーさんに伝えておくわたし)

（今年最初のレースは大阪杯を見据えて、トライアルレースでもある中山記念か日経賞にしようと決めた俺…）
（今の彼女の実力が発揮できそうな1800ｍの中山記念か、気が早いが年末の有馬記念に向けて日経賞で経験を積むか迷う俺…）

「…日経賞に出てみたいです」
(2500m、正直自分の適正から外れた長距離であるため、勝ち目が薄いことは知っているわたし)
(それでも、今の自分がどこまでやれるか、それを知りたいわたし)
(負けることはしたくはないが、自分をより良くできるよう経験を積むためなら、どこでも走ってみせる覚悟なわたし)

(あの方の原動力が私との3年間だということに気付いた私…)
(しかし新しい担当ウマ娘との思い出に徐々に塗りつぶされている様子…)
(新しいトレーナーは優秀だけど一族に己の顔を売ることだけしか考えていない庶民以下の存在…)

(もはや手段を選んでいられないと考える私…)

☀️なんかお嬢の評価が塩通りこして死海な気がするウチ！

（安田記念で直接どちらが上かをハッキリさせようと決意する私…）

シニアの安田記念となると実馬だとお嬢は8歳馬として戦うのか…

(……大阪杯に勝ったわたし……)
(結局大阪杯が近いと言うことで日経賞を出ることは諦めたわたし。でも、後でやった2500mを走るトレーニングをして、やはり今のままでは難しいと思うわたしとトレーナーさん)
(2400m地点までは良かったけど、そこを通過したあたりで必ずスタミナが切れて失速している。悔しくて悔しくて仕方ない。けれど、自分のスタミナは、いまだに2400mが限界なんだろう)

(ダイイチルビーが練習場にやってきた。何やら凄まじい気迫を感じる)
(いつ契約解除を言い渡されるか不安で仕方がなかった頃の彼女のようだと感じる俺…)

「安田記念に出走されるとお聞きしました。私も出走します」
「今の私の走りを見て頂ければと、思います」

「どんなときでもルビーの走りを見逃したことはないよ。お互いに頑張ろう」

(どうやら宣戦布告のようだ。ダイイチルビーは俺を試しているのかもしれない…)

(大好きなわたしのトレーナーさんとファン感謝祭を楽しむわたし)
(ファンの声援を受けるわたし)
(ダイイチルビーさんがわたしのトレーナーさんに宣戦布告をしていた。安田記念に出るらしい。ダイイチルビーさんと走ることになるかもしれない)
(それはそうと、元気が欲しいのでわたしのトレーナーさんにいっぱい応援と褒め言葉を要求するわたし…)

（あの方と、彼の今の担当ウマ娘に宣誓布告をしてしまった私…）
（あの方は驚いた顔をしていたが「お互いに頑張ろう」とエールを貰えたことに心に火が灯るように感じる私…）
（ファン感謝祭のイベントでウマ娘とトレーナーの二人三脚競争に二人が参加していて、さらに心の火が燃え上がるのを感じる私…）

ついに直接対決か

(ファン感謝祭を終えると、担当バから甘やかしを要求された俺…)
(確かに労いの言葉や褒め言葉を、日常生活の中で言うことは特別多くはない。頑張っているのにそんな扱いでは、つらいのだろうと思い、要望に応える俺…)
(頭を撫でながら、今までの頑張りをたくさん褒める俺…すでに嬉しそうにしているがもっと褒めて褒めて褒めまくる俺…)
(褒め続けること1時間、担当バの様子が…。もしかしたら、さらなる可能性を彼女は持っていたのかもしれない…)

(トレーナーさんに抱きしめられながら、優しく頭を撫でられるわたし…///)
(ただでさえそれだけでもとっっっても嬉しいのに、いっぱい、いっぱいいっぱい褒めてくれるので頭がフットーしてしまいそうなわたし…！)
(どれくらい時間が経ったか分からなくなってきた頃、体がおかしなことになっているわたし…)
(筋肉がより強靭に、かつしなやかになる感じ。高まる鼓動の中、心臓や肺すら強くなって、肺活量の増大をも感じ取れる。今のわたしなら、3200mを走り切ることすらできる、と言う確信がある。それぐらい、今のわたしは昂ぶりに昂っている。もしかしたら、嬉しすぎて変になってしまったのかもしれない)

三女神(知らん…何それ…怖……)

(勢いのまま天皇賞・春を圧勝してしまった担当バに唖然とする俺…！)
(しかし、ライブ諸々を終えた後に気を失うように眠りについてしまった…)
(あれは一時的なものでしかない上に、体への負荷が非常に大きいのだろう)
(3日間眠った末に担当バは元気に目を覚まし、特に後遺症も無かったことに安心したが、あのようなことはもうあってはならない。安田記念までは出走及び全力でのトレーニングは封じることにする俺)

(安田記念のレースをシミュレーションする私…)

・勝利した場合
『やっぱり俺はもっと間近でルビーの走りを見てみたい…！』→あの方が戻ってくる

・万が一敗北した場合
『今のルビーには俺がついてあげないと…一緒に輝きを取り戻そう』→2人でもう一度やり直す

(完璧な流れになると確信する私…)

安田記念、宝塚記念は間隔短すぎるから春三冠は諦めるしかないな

お嬢はもう勝ち負けシミュレーションしてるけどあっちは三冠取りたい場合安田は回避するんじゃねーかな…

(安田記念には出ないんだ、とダイイチルビーに伝えた場合を考えてみる俺…)

（三冠を狙ってみるか？と担当バに聞いてみるも「ダイイチルビーさんと勝負がしたい」という強烈な闘志を見せられて気圧される俺…）

(ついに安田記念の日を迎えたわたし)
(このときまで、より自分の実力を高めたわたし)
(パドックに出て並ぶ前の通路で、ダイチチルビーさんに出会したわたし)
(相変わらず無表情だけど、奥底に煮え滾る想いが感じ取れるわたし)
(でもそんなのに気圧されるわたしじゃない。大好きなトレーナーさんに抱きつき、元気を摂取するわたし♪)
(激励と応援をトレーナーさんから受け取り、このレースを走る準備が完了したわたし！)

(結局、8バ身差でレコード勝ちしたわたし)
(ダイイチルビーさんが現トレーナーに恵まれていなかったこと、シニアを過ぎていたこと、わたしのトレーナーさんに未練を抱いていたこと、そしてわたしのコンディションが現地点で出せる最高点だったことなど、勝敗の原因は明らかだった)
(ただ大好きなトレーナーさんのために走るわたしが、色々と思い悩んでいるダイイチルビーの気迫に萎縮したり速度が落ちたりするわけがないわたし)
(……それでも、あの最後の400メートル地点で、ダイイチルビーさんは凄まじい追い上げを見せていた。大差で決着がつくはずだったこのレースが、8バ身差に抑えられたのが何よりの証拠だった)
(ダイイチルビーさんの思い、わたしには伝わりました。ですがこの勝負、わたしの勝ちです。)

(でも勝負がどうあれ、トレーナーさんはダイイチルビーのところに一旦行くんだろうなと思うわたし…)

新任ルビトレは大物政治家に対する贈賄罪で逮捕されてトレーナー免許はく奪されたしりてそう

まずどういった経緯であんなトレーナーが着任したのか気になるおれ

(力無く座り込むルビーの姿。彼女はこんなに小さくてか細かっただろうか)
(いまのルビーのトレーナーは何をやっているのか。あの頃のルビーの輝きが嘘のようだった)
(俺が担当ではなくなったから、ルビーがこうなってしまったと思うのは自惚れているのかもしれない)
(気がついたら俺はルビーを抱きしめていた。ダイイチルビーは俺を不敬罪で訴えるのかもしれない…)

(座り込んだダイイチルビーさんを抱きしめるトレーナーさんを見届けるわたし…)
(かつて3年間を共にし、誇りに思う存在であった子があんなことになってたらそうなるのも仕方ないと理解しているわたし…)

(「この勝負、わたしの勝ちです」と目で語る彼女から目を背け、逃げるようにターフを後にする私…)
(控え室には戻らず、レース会場の隅に座り込んでしまう私…)
(彼と過ごした3年間、私の期待以上のことをしてくれたことを一つ一つ思い出していく私…)
(彼が他の方の手に渡るのが嫌だった。だから彼との繋がりをまた求めてしまった私…)
(今彼が担当している娘は、間違いなく立派で強い娘だと思います。)
(それでも…と未練がましい考えが消えない私…)

(ふとぬくもりを感じる私…)
(優しくも男性らしい汗の香り…間違えようもなく彼のものだとすぐに気づく私…)
(レースに負けた悔しさ、宣戦布告をしたのにも関わらず8バ身という差で負けてしまった惨めさ、彼女の強さを知りながらも体を仕上げることができなかった自分の愚かさ)
(そしてなによりも今彼に抱きしめて貰って喜んでしまっている自分の卑しさ…)
(全ての感情がぐちゃぐちゃなってしまい、ついに泣き出してしまった私…)

(美しい…これ以上の芸術作品は存在し得ないでしょう…と思う現ルビトレの俺)

現ルビトレ拗らせすぎてて草

(澄ました顔をした無表情お嬢様が感情を抑え切れず泣く姿を見られて満足した現ルビトレの俺…)
(満足したので証拠を全て持って自首して逮捕される現ルビトレの俺…)
(引継は済ませているし、次にダイイチルビーのトレーナーになる女は俺とは違い真っ当な一流トレーナーなので華麗なルビーが腐ることもないだろうと判断する現ルビトレだった俺…)
(元ルビトレとその担当バの道に、溢れんばかりの祝福を)

【悲報】現ルビトレ特に何もしてないのに自首して逮捕される

ていうかこれ端から見てると何も解決してなくないか……？チームでも組むのかと思ってたけど

(贈賄罪等色々やっていたようでルビーのトレーナーが逮捕されたニュースを聞いた俺…)
(ルビーのところに行ってみると、引継で担当することになったらしい女性のトレーナーがダイイチルビーの隣で立っていたのを見る俺…)
(本当に真面目そうでシュッとした

(途中送信になった俺)
(経験を積んだ一流のトレーナーなら安心して任せられると思った俺)
(俺も自分の担当の今後を考えなければ)

(シュっとした…？ナニをシュっとしたのかと不埒な事を想像し嫌な予感に襲われる私…)

(シュッとした(すらっとした)体型をしていると書こうとした、と言うことであって欲しい俺…)

真面目そうな女を見てシュッシュッしたんか！？

(不穏な空気を感じたので新しい女トレーナーと契約解除する私…)
(やはり最初のトレーナーでなければならないと痛感し今度こそを再契約に向かう私)

元新女トレ（前ルビトレさんの誤送信のせいで新たな門出を台無しにされた知りさめざめと泣く私…元ルビトレさんに男として責任を取って貰うべく迅速な行動に出る私…）

(不憫で可哀想だと思う俺…)
(せめて愚痴を聞く相手になってあげる俺…)
(話を聞いているうちに楽しくなってきた俺…)
(この人は本当に立派な人だなと思う俺…何者かの送信ミスさえなければダイイチルビーを輝かせられること間違いなしだ。彼女のトレーナーとしての心得とかを知りたくなった俺…)
(会話がヒートアップする内に終電が過ぎた。あっちはまだ帰りたくないです、と甘えるように言ってくる……)
(どうしよう…)

(わたしのトレーナーさんの両親の実家でお話ししていたら夜遅くなってしまっていたわたし…)
(門限を過ぎたことを反省しながら、トレーナーさんの両親に送ってもらっているわたし…)
(途中でわたしのトレーナーさんと女性が歩いているのを見て、彼のところにいくわたしたち…)

ベテラン女ルビトレ(未遂)×若手の元ルビトレ　するんか！？しそうになったんか！？

>>163
>>168
◇タマ。

(トレーナーさんの両親に気づいたトレーナーさんが、事情を説明しているのを眺めるわたし)
(契約解除の件を聞いたけど、正直同情してしまいそうなわたし…)
(それはそうとトレーナーさんも車に乗せて帰るわたしたち)
(トレーナーさんの両親にお礼を言ってから、寮長のお説教を覚悟するわたし…)

（女トレーナーさんとLINEを交換した俺…）
（すごく優秀だから、今の境遇はかわいそうだし勿体ないと思う俺…）
（ダイイチルビーに改めて契約できないかお願いするが、もし駄目だったら自分のサブトレーナーとして契約の打診をしようかと思案する俺…）

了承する
→ルビーにトレーナー着任、トレーナーさんが遠ざかる
拒否する
→トレーナーさんにサブトレーナーがつき、トレーナーさんが遠ざかる

(どうすればいいのか分からない私…)

(トレーナー両方を抱えてしまえば早いのにと思うおれ…)

（結局、俺のサブトレーナーとなった女性トレさん…）
（改めてルビーと契約し、担当バと合わせてのチームとなった）
（この四人でさらに頑張っていこうと決意する俺！）
（………なんだか雰囲気が悪いのは気のせいだろう）

(女性トレーナーさんの一人称はどうなるのか疑問を抱く私…)
(同じ疑問を抱いているわたし…あとダイイチルビーさんと女性トレーナーさんとチームになるなら前もって伝えて欲しかったわたし…)
(ちょっとおこなので宝塚記念を勝ってきたわたし…)
(夏合宿と秋三冠が楽しみなわたし…)

女トレ（そろそろボイス実装が必要だと思うアタシ…年甲斐もないけど一人称をアタシにするアタシ…）

(うわキツ…)
(うわキツ…)
(うわキツ…)

>>177
ブチ●すぞルビトレ

これはパパにされても文句言えねえぞ

ルビー担当バルビトレの3人が同じこと思ってるのにルビトラだけ狙われるの芝
ところ天の助かよ

(2回目の夏合宿を迎えたわたし)
(より効果的な友情トレーニングが4回できてすごくすごい仕上がりになったわたし)
(今年の夏祭りもわたしのトレーナーさんの右腕に腕を絡ませ密着しながら楽しむわたし♪)

>>180
●の中身がころすだなどと、その気になっていたルビトレの姿はお笑いそのものだった…

ぶちうまぴょいするんか！？キレながら押し倒して激しく白因子搾り取るんか！？

(俗物がトレーナーの腕に絡みついているところを目撃する私)
(屋台の店主に依頼して作らせた激辛たこ焼きを俗物に食べさせる私)
(俗物が悶えて苦しんでいる間にトレーナーの手を引く私…)

>>180
ルビーと今の担当の娘は因縁ないけど>>159のルビトレのやらかしのせいでルビーの担当クビになる憂き目にあってんだぞ…

(担当バがうずくまって悶えているのを見て慌てて寄り添う俺…)
(途中左手に何か人肌程度の温度のものが触れていたのを剥がしたような気がするがそれどころではない俺…)
(飲むヨーグルトを落ち着いて飲ませる俺…)
(もしかしたら、俺の愛バに恨みを持つ者がいるのかもしれない…)

>>185
ダイイチルビーが変な勘違いして早とちりしなかったら良かったじゃん！？

☀️お嬢〜！奇遇じゃん！

なんか最終的にルビトレがNice boatされそうな雰囲気になってきたゾ

（担当バの様子が落ち着いたのでトレーニングを再開させる俺）
（女性トレさんが「どうですか、この水着♪」と見せつけてくるので、「なんであなたまで水着なんですか…」と呆れる俺…）
（それはそれとしてちょっとだっちする俺…）

（思い切ってチーフトレーナーに水着を披露したアタシ♪）
（「なんであなたまで水着なんですか…」と呆れられてしまったアタシ…）
（だけど、チラチラと胸元や太ももに視線が向けられているのに気付いているアタシ♪）

(夏祭りでトレーナーさんの左手を引こうとしたらトレーナーさんの方から引き剥がされた私…)
(トレーナーさんは担当バの介抱を優先していた…)
(もしかしたら、内心で彼の担当を俗物呼ばわりしたこと、激辛を意図的に食べさせたことに気づいていて、私に愛想を尽かしてしまったのかもしれない……🥺)

(一流のベテラントレーナーさんが俺のサブトレーナーなのはどうなのかと冷静に考える俺…)
(彼女はサブに収まるような方ではない。相応しい立場で相応しい担当バを持たせるべきだろう、と考え、引継ぎの手続きを始める俺…)

(夏合宿を終えた俺たち…)
(担当バは今後、天皇賞・秋、ジャパンカップ、そして有馬記念を走る。この合宿でどれだけスタミナ面を伸ばせる可能性が出てきたか、これが勝敗を決めるはずだと思う俺…)
(最後尾席にミラクル|ルビー|俺|担当ウマ娘|サブトレで座る俺………)

（トレーナーさんの肩にもたれかかって寝るフリをするわたし…♪）

(担当バを右腕で抱き寄せる俺)

(そっと彼の手を握る私…)

(たまにはいいですよ、とトレーナーさんにダイイチルビーさんの手を握り返すことを咎めないわたし…)
(左手に添えられたルビーの手を握る俺…)

（胃が痛いおれ……）

（暇なのでトレーナーさんのLANEに水着の自撮りを送るアタシ…♪）
（「使ってもいいですよ♪」とメッセージを打つアタシ♪）

(せっかくだからトレーナーグループLANEの方に転載する俺…)

(なにがせっかくだ！とルビトレを注意するケイトレ…)
(何やってんだお前ぇ！とルビトレを叱るマートレ…)
(サブトレさんプロポーションすご…ってなる別のトレーナー…)
(ｶｼｭｯ)

(夏合宿から帰ってきた俺たち)
(担当バとダイイチルビーのトレーナーとしての頑張ることになった俺…)
(ベテランサブトレさんにはダイイチルビーを主に担当させ、俺は担当バを秋三冠に向けて育成する俺)
(時折、サブトレさんがくれるアドバイスは本当に参考になり、担当バの走りがさらによくなっているのが喜ばしい俺…)
(こちらからダイイチルビーに関するアドバイスを送ると、あっちも参考になっているといってもらえて嬉しい俺)

おれのトレーナーさんがおれ以外の女の人でそろぴょいしてる…
おれのトレーナーなのに…いやだなぁ

（チーフトレーナーと育成方針について意見交換するアタシ…）
（わずか6年弱のキャリアでここまでの能力が身につくのかと驚くアタシ…）
（最初は優良物件かもと下心もあったが、今は彼のトレーナーとしての能力にも優しい人柄にも惹かれ、本当に好きになってしまいそうなアタシ…）

(サブトレーナーさんがわたしのトレーナーさんを見る目が変わった…)
(下心だらけだったのが、今は尊敬と好意になっている…)
(もしかしたら、あの人はわたしのトレーナーさんを真面目に狙い始めるかもしれない)
(トレーナーさんをよく思ってくれることが嬉しいのと同時に、ライバルが増えたことを懸念するわたし…)

(一人の時間が欲しい俺…)

そろぴょいしたいんか！？

（少し遅い春三冠のお祝いに、久々に同期のトレーナーたちと飲みに行く俺…）
（「締めは嬢バ倶楽部っしょ！」と盛り上がる同期たちに困惑する俺…）
（『ロリ系お嬢様風美少女』と『活発系正統派美少女』と『スタイル抜群知的美女』の3人の内、誰にしようか頭を悩ませる俺…）

(『ロリ系お嬢様風美少女』と『活発系正統派美少女』は担当２人の顔が浮かび楽しめないと判断する俺…『スタイル抜群知的美女』への道を力強く踏み出すことにした。)

(スタイル抜群知的美女で浮かばない事にショックを受けるアタシ…)

（それぞれの担当バに襲撃される同期たち…）
（お持ち帰りされるのを黙って見ているしかできない俺…）
（…ルビーと現担当バもいる…震えが止まらない俺…）

「トレーナーさん」
(と声をかけるだけでトレーナーさんはビクッと震えている。もしかしたら、かなり負い目を感じているのかもしれない。でも、嬢バ倶楽部に行ってたことをどうこう言うつもりはないわたし)
「一人の時間が欲しかったんですよね。そう言うことであったのなら、相談して欲しかったです。」
(トレーナーさんにもそう言う時期がある。無理はさせたくなかったわたし)
「万が一に備えた体調別自主トレメニューを用意してくれているんですから、そう言う時間を確保するために休んでもいいんです」
「嬢バ倶楽部に行ったのも、成り行きのようなものだったでしょうし、わたしからは何も咎めることはありません。ただ、わたしがよくトレーナーさんにお世話になってるのですから、トレーナーさんも辛いことがあったら、わたしを頼って欲しいです」

(こちらのことを思いやってくれる担当バに泣きそうになる俺…)
(2人に謝って、家に戻る俺…)

お嬢はこういうときは担当バ任せにせず何か言いなよ