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九尾の妖狐と疑われるイナリワン
1 :
アナタ
2025/06/15 21:14:25
ID:FNXISvXDF2
九尾の妖狐の姿をしたイナリワンと、風水士のコパノリッキーが戦っている。
そんな夢を見た。
所詮、夢は夢。しかし、それで片付けられない印象をイナリトレは感じていた。
2 :
大将
2025/06/15 21:16:13
ID:aPiTqXavVU
てやんでいよさねえかベイマックス!
3 :
トレーナー君
2025/06/15 21:16:39
ID:FNXISvXDF2
こういう事に詳しい、マンハッタンカフェのトレーナーに相談してみる。
「奇妙な夢、ですか」
「ええ、ただの夢とは思えなくて。もしかしたら、イナリは本当に妖狐なのではないかと心配で……」
場所は彼のトレーナー室。ソファ付きの応接テーブルで、マンハッタンカフェが淹れたコーヒーを飲みながら話す。
「悪霊が出る夢なら毎日見ていますが、そのような夢はちょっと分かりませんね……」
カフェトレは腕を組んで、少し考え、隣に座るマンハッタンカフェに聞く。
「カフェはどう思う?」
「そうですね……私が見た限りでは、イナリワンさんに何か憑いてる様子はありませんが……」
マンハッタンカフェは控えめに頭を下げる。
「すみません……お力になれそうになくて……」
4 :
あなた
2025/06/15 21:17:00
ID:fTaW0sOJbs
こんこんちき、こんちきちき
5 :
アネゴ
2025/06/15 21:19:10
ID:FNXISvXDF2
「いや、気にしなくていいよ。ただの夢だろうから」
「……予知夢、なのかもしれません」
「え?」
「予知夢です。夢で見たことが、実際に起きる現象。もしかしたら、イナリワンさんとコパノリッキーさんが、本当に戦う時が来るのかも……」
「うーん、レースの予定はないんだけどなあ」
「全部、とまでいかなくとも、一部の事は起きるのかもしれません」
「一部……か」
「今思いついたことなので、あまり気になさらず」
「でも、参考になりそうだ」
イナリトレは二人に礼を言って、部屋を出た。
6 :
貴方
2025/06/15 21:22:01
ID:FNXISvXDF2
トレーナー室に戻り、デスクに着く。イナリが来るまで、少し時間があった。
妖狐について、スマホで軽く調べてみる。
ざっくり言えば、狐の妖怪だ。
人に変身して、人を助けたり、困らせたりする。
特に、九尾の狐は強大な力を持ち、国を揺るがす力を持つらしい。
一概に悪い存在でもないところに安心した。
間違いなく、イナリは悪いウマ娘ではないからだ。
しかし、国を揺るがすという部分が気になる。
九尾の狐の中の、妲己という妖狐は、古代の中国で傾国の美女と呼ばれるほどに悪事を働いたらしい。
夢の中のイナリは、いかにも悪玉という雰囲気があり、まさに傾国の美女だった。
あの夢が本当に予知夢なら、イナリは邪悪な妖狐で、傾国の美女ということになる。
本当にそうなのか?何か確かめる方法は無いものか……
7 :
お兄ちゃん
2025/06/15 21:22:57
ID:tDDVCOujzw
狐を夢で見た時(G〇〇gle検索)
『夢の狐はずる賢さ、悪知恵を象徴しています。狐の夢は、あなたを騙そうとする人物、または周囲に不正や詐欺を働いている人物がいることを暗示する警告夢です。
また、「女狐」という言葉があるように、色恋沙汰で嫌な目に遭う時に見ることも多いようです。男性がこの夢を目にしたら、実生活でのハニートラップに注意が必要! 女性の場合は、あなたに嫉妬して陥れようとする人物が近づいている可能性大です。』
これは波乱の予感ですね・・・
今すぐ身辺整理をした方が良い。
8 :
モルモット君
2025/06/15 21:25:15
ID:FNXISvXDF2
「ダンナ、なにか考えごとかい?」
イナリワンが心配そうな顔で、イナリトレの顔を覗き込んだ。
「い、いや、何でもない。何でもないんだ」
イナリトレははっと我に返ると、イナリワンに笑って返す。いつの間にか、イナリワンはトレーナー室に入って来ていた。
ごまかす態度のイナリトレに、イナリワンはむっとした顔で腕組みをした。
「ダンナ、あたしとダンナの仲だろ?何かあるなら遠慮なく言ってくんな」
「隠しても仕方ないか。実はな……」
イナリトレは、夢の内容と、それがやけに気にかかっている事、イナリが実は妖狐ではないかと心配になっている事を話した。
「ふうむ……」
「夢ひとつでここまで悩むなんて、バカらしいよな……」
9 :
アナタ
2025/06/15 21:28:00
ID:mvjA9Nh3Lo
こいつ見せておぎゃあと鳴かなきゃ大丈夫だべ
10 :
相棒
2025/06/15 21:29:16
ID:FNXISvXDF2
「いいや、そうとも言えねえな」
「え?」
「つまり、ダンナはあたしが化け狐じゃないかと疑ってんだろ?」
「まあ、うん……」
「しかも、あたしが部屋に入ってくるのに気が付かねえくらい、深刻に考えてたってことだろ?」
「そうだな……」
このままいけば、日常生活に支障が出るかもしれない。
「だったら、疑いを晴らすしかねえな」
「何か方法があるのか?」
イナリワンは、腕まくりをして言った。
「ダンナが、あたしを見張っていればいいんでい」
11 :
お姉ちゃん
2025/06/15 21:32:37
ID:FNXISvXDF2
「み、見張る?」
「おう!化け狐は、寝ている時に変身が甘くなるって話があるんでい。もしあたしが化け狐だってんなら、寝ている時に尻尾を出すかもしれねえ。だから、あたしが寝ているところをダンナが見張ればいいってわけよ!」
「なるほど……」
たしかに、その方法ならイナリが妖狐かどうか判別できそうだ。
「そんじゃ、外泊届を出して来るからよ!今夜のうちにケリをつけてやろうぜ!」
「ああ!」
イナリワンはニヤリと笑うと、トレーナー室から飛び出していった。
イナリトレは、ほっと息を吐く。これで、疑惑の念から解放されそうだ。
胸のつかえが取れるのを感じながら、イナリトレはイナリワンが戻ってくるのを待つのだった。
12 :
お姉ちゃん
2025/06/15 21:38:23
ID:3JrSMhve8I
稲荷なら荼枳尼天の方なのでは…?
13 :
トレーナー君
2025/06/15 21:41:38
ID:FNXISvXDF2
翌日、イナリトレはカフェトレのトレーナー室で報告をしていた。
「どうでした?」
「ええ、やはりというか、当然というか、イナリは妖狐ではなかったです。一晩中見ていても、九尾どころか、狐の尻尾ひとつ出ませんでした」
「そうですか」
「ただ……予知夢が一部当たったというか……」
「というと?」
少しやつれた様子のイナリトレは、しみじみと言う。
「傾国の美女はいるんだなあ……と」
「ああ、一部ってそういう……」
カフェトレの労わるような笑みを見ながら、イナリトレはマンハッタンカフェが淹れてくれたブラックコーヒーの苦みを味わうのだった。
14 :
お前
2025/06/15 21:42:07
ID:FNXISvXDF2
【終わり】
15 :
キミ
2025/06/15 22:00:25
ID:6NETcbT.NI
⚡️「コンコンしたんか!?」
16 :
トレーナーさま
2025/06/15 22:02:30
ID:Df7YnQySb2
>>九尾の妖狐
この妖狐さん、チャイナっぼい名前した猫又使役したりしてません?
17 :
トレーナーさま
2025/06/15 22:03:10
ID:aPiTqXavVU
⚡️「人の子など孕みTonightヤッたんか?」
18 :
トレーナーさん
2025/06/15 22:09:54
ID:tDDVCOujzw
やっぱりダマされとるやんけ・・・!!
19 :
トレーナーさま
2025/06/15 22:15:48
ID:DRCoMILPMM
次回
👻VS☕VSイナリワンVSダークライ
20 :
トレーナーさま
2025/06/16 06:56:46
ID:eQZiMfX0DM
>>19
vsベイマッ…木魚マン
21 :
アネゴ
2025/06/16 12:42:49
ID:pNmXSMr0Ts
>>19
ダークライを解放しろ定期
22 :
アネゴ
2025/06/16 18:56:10
ID:.N9PJyl2II
やはり邪悪な狐では……?
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