安価でヒト息子がウマ娘にTSしてレースする物語作る
1 : お前   2025/06/03 19:21:07 ID:dD8sbhdc72
ウマ娘としてレースしたいヒト息子の少年が継承するウマソウル『ワン・フォー・オール』的ななにかを受け継いでレースするストーリーを安価でやります。

262 : アネゴ   2025/06/25 08:24:56 ID:STjUEQsN7s
お姉ちゃん同伴で叙々苑に
263 : モルモット君   2025/06/27 11:39:43 ID:f1TpGuN4mM
食べ放題「\(^o^)/」
264 : 大将   2025/06/28 09:18:13 ID:oDdQcnwmhs
〜某レストラン〜

お姉ちゃん「イヤー、若いウマ娘連れてくならバイキング一択だね」

ーー何故、この人がいるんだろう……まぁ、昼休み中に外食するなら保護者同伴の方が良いけど。
 そう思いながら、飲み放題のビールをがぶ飲みする姉トレを眺める。

◇「美味いぞ」

 オグリさんもバイキングで取ってきた山盛りの料理を平らげる。もう五往復目だ。

スレミン「……ところで、オグリさんは次のレースは決まってるんですか?やっぱり皐月賞?」

オグリの中央での戦績>>265
オグリの自走>>266
265 : トレーナー君   2025/06/28 09:20:30 ID:qlki3aYnd2
重賞ではなかなか勝てないが、重賞以外は無双。
266 : トレーナーさま   2025/06/28 09:21:07 ID:3ACTOO37ig
ケンタッキーダービー
267 : トレーナー君   2025/06/28 10:30:41 ID:oDdQcnwmhs
◇「ケンタッキーダービーだ」
スレミン「ケンタ……って、海外!?」

 あまりの突拍子の無さに姉トレさんも酒を吹き出してしまった。

◇「OPクラスなら安定して勝てるんだが、中央の芝になれなくてな、一度ダートから出直すことにした」

 だからって、いきなり海外……

「……勝算はあるんですか?」
◇「ああ、ダートなら絶対負けない」

 自信に満ちた眼差しをボクに向けた。大量のピラフを頬張りながら出なければ様になってたのに。
268 : トレ公   2025/06/28 23:02:36 ID:oDdQcnwmhs
スレミン「やっぱすごいなオグリさんは……それに比べたら僕は――」
◇「スレミン?」
「まだ一勝しかしてないのに、周りはすごい持ち上げるんです。二代目怪物チャンって」

お姉ちゃん(地方出身がいきなり重賞勝ったら十分注目株なんだけどなぁ……)

「期待してくれるのはうれしいんですけど、ちょっと、ボクには荷が重く感じちゃって」
オグリ「……>>269
269 : トレ公   2025/06/28 23:06:30 ID:qlki3aYnd2
喰え。とにかく喰え。喰えば心も腹も満たされるし、そうすれば居場所の無くなった邪念は心と腹から押し出されてどこかへ飛んでいく。
270 : dD8sbhdc72   2025/06/30 18:30:10 ID:aBwHdNqwtM
◇「腹が減っているから変な考えが頭を過るんだ。喰え。とにかく喰え。喰えば心も腹も満たされるし、そうすれば居場所の無くなった邪念は心と腹から押し出されてどこかへ飛んでいく」
お姉ちゃん「そうよー。変な考えは飲んで流しちゃうのが一番なんだからー」
スレミン「アナタ、まだ勤務中では……?」

 ガブガブと今度はワインと焼酎をちゃんぽんし始めるお姉ちゃん。

◇「……そんなに、不安なら」
「?」
◇「一度、走ってみるか?」

〜厨房〜

「店長!もう、食材がありません!」
「酒も、ほとんど飲まれました!」
「もう、本日の営業は不可能です!!」
店長「馬鹿な、ウマ娘二人と人間の女一人に……」
271 : アナタ   2025/06/30 22:06:12 ID:Bs2tkYclyc
>>270
ええぃ!トレセン学園のメスドラフは化け物か!?
272 : dD8sbhdc72   2025/07/06 13:34:15 ID:rnwNYgQ/uc
〜トレセン学園・芝コース〜

 午後、オグリさんと並走することになった。
◇「腹ごなしに丁度いい」
 そう言って、ジャージ姿のオグリさんはターフを蹴り出したが……。

スレミン(やっぱり……速い!)

 倒れかける程の前傾姿勢、ボクは、追いかけても、追い抜ける気配が無い。
 なんて豪脚!喰らいつくのに精一杯だ!でも……

(いつまでもトップスピードを維持できるわけじゃない!)

 スピードが落ちる瞬間を待ち、じっくりと張り付く。
ーー今!

◇「ーーっ」

 ボクが追い抜こうと脚に力を入れた瞬間、オグリさんは更にスパートを上げる。距離を一気に突き放してゴール板を潜った。
273 : dD8sbhdc72   2025/07/06 13:36:33 ID:rnwNYgQ/uc
(また負けた……)

 ゼエゼエと肩で息をし、オグリさんに向き直る。オグリさんはジャージの袖で汗を拭い、深く息を吸う。
 この間はトラブルで中断したけど、今回は完膚無きまでに負けた。やっぱり、スタミナだけで戦うのは……

お姉ちゃん「ハーイ、お疲れの所悪いけど、コッチ注目」

 姉トレさんが、気の抜けた声で語りかけ、ストップウォッチの数字を見せてきた。

「アッ……」

ーータイム、上がってる。

◇「記録、良かったのか?」
「あっ、ハイ……なんか、何時もよりタイムが上がっててーー」
◇「やっぱり、走ってる時とは違うな」
「へっ?」
◇「走ってる時の君は何時もは見せない闘争心と言うか、追抜くと言う意思で満ちている。普段は眠っている、君の中の一部分だ」

 風に髪を靡かせながら、オグリさんがスゥ、と息をつく。
274 : dD8sbhdc72   2025/07/06 13:37:08 ID:rnwNYgQ/uc

◇「レースで走っていると自分では分からない部分が見えてくる。誰かと勝利を祝うのは嬉しい、本気で走って負けると悔しい……レースにはそんな普段は見えない自分に気づかせてくれるそして、自分の中の実力も」

 ポスン、とオグリさんがボクの胸の真ん中に拳を立てる。

◇「実を言うと、あの時の勝負でいつ抜かれるかヒヤヒヤしてたんだ」
「えっ!?」
◇「だけど、アレで今後の課題も分かった。長中距離での走り方、体力配分、スパートを駆けるタイミング……六平と相談して、練習を積んだ。おかげで私は今日は君に勝てた。でも……」

ーーきっと、君も強くなる。
 オグリさんがフワリと言い放った。その眼差しは、強い陽射しで見えなかった。

◇「君の中にも、普段の練習の成果が着実に出来つつある。何時もは隠れているが、レースの時にソレは姿を見せる。だから、きっと走れば誰かの期待も受け止められるさ。そしてーー」
 
 オグリさんがターフを踏み締め、ボクの前に立つ。

◇「いつになるか分からないけど、いつか君と走りたい。ソレまで私も走り続ける、だからーーその時は一緒に走っえくれないか?」
 
 思わず息を呑んだ。
 憧れていたけど、ずっと、遠くに感じていた。何か、神がかり的なモノを感じていたけど、ソレは違う。
 オグリさんだって、ボク等と変わらない、一戦一戦に意味を見出し、研究して、練習して、毎日の積み重ねで強くなって来たんだ。
 今のボクでは手も届かないけど、ボクはーー

「ボクもーーボクもオグリさんと走りたい!今よりもっと強くなって、必ず、オグリさんに勝ってみせます!」

◇「……その意気だ」

 胸の奥から吐き出したボクの言葉に、オグリさんは子供のような、柔らかい笑みをボクに向けた。
275 : dD8sbhdc72   2025/07/06 13:38:08 ID:rnwNYgQ/uc
お姉ちゃん「フラグたってんなー……でも」

 姉トレはターフに刻まれた深い足跡……オグリのスパートの痕跡を眺める

お姉ちゃん(なんつー豪脚……ターフが抉れかかってる)

 ものの試しに走らせた1600メートルの並走の結果を見ながら、姉トレは独りごちる。

お姉ちゃん(オグリキャップの様子を見るに、多少距離が伸びても耐えられるスタミナはある……ラストスパートでの差し脚では当代でトップクラス。コレで重賞を勝てないのはなんか不可思議ね……六平の爺さんがヘマする様には見えないし)

 姉トレは口元を手で押さえ、思案する。

お姉ちゃん(もし、スレミンちゃんとオグリをぶつけるなら……いや、コレから中央で走り続けるなら、スピードとパワーが課題か……もう一味、必要ね)
276 : dD8sbhdc72   2025/07/06 13:43:56 ID:rnwNYgQ/uc
ハイ、大変お待たせしました……モウシワケナイ。

次こそ伏竜ステークスです!
十二人立てで枠番
カスレミント【1D12:1】
イナリワン【1D12:3】
ハルウララ【1D12:5】
ワンダーアキュート【1D12:12】

レース当日の天候と馬場 >>277

ゲートイン迄のイナリの様子 >>278

ゲートイン迄のスレミンの様子 >>279

277 : モルモット君   2025/07/06 13:57:19 ID:ayrWngvzTg
天候:晴 馬場:良
278 : トレーナーちゃん   2025/07/06 14:20:12 ID:0urkz0S3/Y
控え目に言っても生肉前にした肉食獣かってくらい獰猛な笑顔
279 : 相棒   2025/07/06 14:22:30 ID:ayrWngvzTg
やや緊張気味
280 : dD8sbhdc72   2025/07/06 16:26:57 ID:rnwNYgQ/uc
実況『中山競馬場第10レース伏竜ステークス。ダート1800メートル。天候も快晴、馬場にも恵まれーー』

スレミン(やっぱり、レース当日は緊張するな……)

 ゲート前で軽くストレッチをしながら、軽く息を吐く。
 オグリさんにああ言った手前、情けないレースにはしたくない……何より今日はーー

🦊「元気そうだなスレミン」
「あ、イナリーー」

 久方ぶりに聞いた友達の声に反応して、振り返る。そこには……

🦊「また一段と……強くなったみたいじゃあねぇか」
「っーー」

 かつて聞き慣れた声。だけどその表情は獲物を目の前にした肉食獣もかくやと言うくらいに獰猛な笑顔だった。
ーーああ、そうか。
 今日のイナリは友達や仲間として来たんじゃない。レースで本気で食らい会う敵として、今日立っている。恨みつらみでこんな事してるわけじゃない。

(ボクが、ソレに相応しい好敵手として認められた……)
🦊「せっかく中央まで行ったんだ、フヌケた走りは勘弁だぜ」

 気迫に呆気に取られるわけには行かない。

「……今日は徹底的に叩き潰す」
🦊「ハッ……言うようになったじゃねぇか」

 しばし睨み合うと、ニタリとイナリは笑みを深くして、ゲートに向かった。

実況『全ウマ娘ゲートインーースタートしました!』

レース展開 >>281 〜 >>286
281 : トレーナー君   2025/07/06 17:07:46 ID:1mDr.t7S1I
なんかウララがロケットスタートかまして戦闘に立つ
282 : 使い魔   2025/07/06 17:16:22 ID:wQUdu9tcDM
ロケットスタートしたウララを利用してスレミンが体力温存する
283 : アネゴ   2025/07/06 17:55:00 ID:ayrWngvzTg
しばらくしたらウララがバテて来たので追い抜く
284 : お兄ちゃん   2025/07/06 18:00:06 ID:wQUdu9tcDM
ウララを追い越した後イナリとバチバチに競り合う
285 : トレピッピ   2025/07/06 18:02:30 ID:ayrWngvzTg
ゴールまであと200mというところでイナリがまさかの転倒
286 : モルモット君   2025/07/06 18:04:22 ID:E6/xL6fCyw
超速で転がっていったイナリワンが1位入線
287 : dD8sbhdc72   2025/07/11 15:47:06 ID:2PLfw/YIxA

🌸「いっくよーっ!」

実況『おっとハルウララが勢い良く飛び出した!今回は逃げで挑むのか!?』

スレミン「ウララちゃん!?」

 スタートした瞬間、ウララちゃんが先頭に立つほどの大逃げをかました。
 だが丁度いい。周りもペースを乱して体力を削っている。ボクはウララちゃんの少し後ろで冷静に体力を温存した。

🌸「もう無理〜!」

 少しすると、バテ始めてズルズルと下がったのでボクは追抜く。ゴメンねウララちゃん、今度アイス奢ってあげるから。
 ダートを蹴り上げ、前に上がる。

実況『おっと、大外からイナリワン、先頭目掛け一気にグングンと上がってく、今二番手に躍り出た!カスレミントとの差は一馬身!』
288 : dD8sbhdc72   2025/07/11 15:47:45 ID:2PLfw/YIxA
🦊「ようやく!勝負出来るな!スレミンっ!」

 鬼の形相で走るイナリが追い込んで上がってくる。
 
実況『一番手カスレミントにドンドン迫るイナリワン、だが中山の直線は短いぞ!間に合うか!?逃げ切るか!?』
🦊「あんな勝負がお前との決着なんて認めない!お前が、中央に行って手に入れたモノ、ここで見せてみろっ!!」
スレミン「ーーイナリっ!」

 距離を詰めるイナリ。逃げ続けるボク。ゴール板が近づいてきた直前ーー

🦊「ーー……っ!?」
スレミン「イナリっ!?」
 
 イナリの足元がぐらつく。前のめりに倒れ込もうとしてるイナリを見て、大井での悪夢が蘇ーー
289 : dD8sbhdc72   2025/07/11 15:48:30 ID:2PLfw/YIxA
🦊「ああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

ーーこのままダートの上をゴロゴロ転がっていってゴール板をイナリが転がり抜けた。

実況『…………ゴ、ゴール!伏竜ステークスを制したのはイナリワンです!』
スレミン「ええええええええええっ!?」

 暫しの静寂の後、遅れたように実況の声で歓声が上がる。ちょっと笑い声混じってるけど。
 ダートで砂まみれになったイナリが立ち上がる。

「あ、あの……イナリ? 大丈夫?」
🦊「////……………!!!」

 赤面して、プルプルと震えてるイナリがコッチ向いた。凄い膨れっ面。

🦊「ーーこんなん勝ち星に入れてたまるか!勝負は、またお預けだ!」
「う、うん」
🦊「そんで、決着の舞台はーー」

 イナリが虚空を指差して言った。

🦊「ーー中央だっ!!」
「っ!?」
🦊「アタシもすぐに中央に行く!その時がホントのホントの、決着の時だ!見ていやがれ!大井にはお前だけじゃなくてアタシ、イナリワンもいるって事を日本中に見せつけてやらぁ!」
「イナリ……」

 転倒しても元気なイナリを見てボクは、安堵してーー

「……府中は逆方向だよ」
🦊「こまけぇこたぁいいんだよっ!!」
290 : dD8sbhdc72   2025/07/11 15:51:16 ID:2PLfw/YIxA
ハイまた期間が空いて申し訳ない……
ちょっと箸休めに設定詰めちゃいましょう。

TS前から間柄であるイナリとスレミンの関係 >>292
291 : トレーナー君   2025/07/11 15:56:31 ID:GmMtsLOnrM
加速
292 : トレぴ   2025/07/11 15:56:47 ID:g3vx7UEz2.
両思い
293 : dD8sbhdc72   2025/07/11 16:11:25 ID:2PLfw/YIxA
◇思っていた男がTSして現れたイナリの心情は……? 
まぁ、好きあっていたが恋人関係では無い感じかな?

次、スレミンの体操服関連

ブルマか短パンか >>294
色 >>295
足回り(ソックス系かタイツか) >>296
294 : トレーナーちゃん   2025/07/11 16:20:00 ID:DVxwia8YXA
もちろん牡馬なので短パン
295 : トレーナー君   2025/07/11 16:20:08 ID:dbCXWELzAk
ブルマ
296 : お兄さま   2025/07/11 16:23:15 ID:wfo4bGd3IE
タイツ

色最安価くれ
297 : 貴様   2025/07/11 16:24:05 ID:2PLfw/YIxA
ズレたので色 >>297
足回り >>299
298 : キミ   2025/07/11 16:24:48 ID:2PLfw/YIxA
>>299
299 : お姉ちゃん   2025/07/11 16:25:13 ID:zHCZUFrwEk
肌色
300 : 貴様   2025/07/11 16:31:14 ID:2PLfw/YIxA
🦊「なぁ……流石に肌色の短パンはちとどうかと思うんだけど……なんか履いてないみたいで……」
スレミン「タイツで分けてるから大丈夫だよ」
🦊「逆にやべぇよっ!」

〜〜〜

「伏竜ステークスはイナリに負け……負け?うん、ちょっと残念な結果になっちゃったけど、次頑張る!それじゃあ兄トレさん!次走は!?」

お兄ちゃん「次走は >>302 」
301 : トレピッピ   2025/07/11 16:33:15 ID:UJQ51MsL7Y
5.100000年に一度と言われる美少女でボンキュッボン
302 : トレーナーさん   2025/07/11 16:34:14 ID:fzH9uO6tqc
皐月賞
303 : お姉さま   2025/07/11 16:36:01 ID:UJQ51MsL7Y
バグって変なところ見てた、すまん
304 : アナタ   2025/07/11 16:38:43 ID:2PLfw/YIxA
お兄ちゃん「次走は……皐月賞です」

スレミン「皐月賞!やっとG1だ!よし、頑張rーー」

暫しの静寂。

「ーーえええっ!? 皐月賞!? ボク、クラシック登録してませんでしたよねっ!?」

お兄ちゃん「ええ、実はーー」

1.追加登録出来たちった

2.言ってみただけ >>305
305 : トレピッピ   2025/07/11 16:39:10 ID:fzH9uO6tqc
追加登録出来たちった
306 : マスター   2025/07/11 16:39:31 ID:UJQ51MsL7Y
2
307 : アンタ   2025/07/11 17:07:00 ID:2PLfw/YIxA
お姉ちゃん「なんか追加登録できちった」

スレミン「ええええええっ!?」

お兄ちゃん「実は今年度から試験的に、クラシックの追加登録が出来るようになったんです。まぁ、試験的な導入なので、ステップレースを勝ったウマ娘限定ですが」
お姉ちゃん「んで、その追加登録枠第一号がスレミンちゃんってワケ。オグリキャップがケンタッキーダービー出るっつーなら、やってみよっかなって」
「皐月賞……ボクが……クラシックに……」

 遠い世界の事だと思っていたクラシックレースの三冠路線。
 それに……ボクが……!

「出ます、絶対に出たいっ!」 


1.練習回

2.日常回

※内容は自由安価>>308
308 : 大将   2025/07/11 17:09:30 ID:fzH9uO6tqc
1:とにかく出来る限り色々なトレーニングを積んで皐月賞制覇を目指す
309 : dD8sbhdc72   2025/07/11 18:50:59 ID:2PLfw/YIxA
〜〜〜

トレセン学園・練習場

 ボクは、皐月賞制覇を目指して、本格的な特訓に移った。
 
スレミン「あの……兄トレさん?この格好は……」
お兄ちゃん「皐月賞の為の特訓の装備です」

ーージャージの上に重りを着込み、更に一本下駄に履き替えた姿で。

お兄ちゃん「暫くはこの装備でトレーニングを行います。一本下駄は日常生活でも使うように」
「んな無体な!」
お兄ちゃん「アナタの無尽蔵のスタミナを活かすにはレース中でも最適化されたフォームの維持する事、その為にはまず体幹を鍛える他ありません」
「だからって……うおおおおおっ!?」

 ふらつく身体を一本下駄で支えるためがに股、手を大きく広げてプルプルとボクの身体が震えている。

お兄ちゃん「その下駄で体幹を鍛えれば、安全した重心の移動法を体得出来るでしょう。さすれば……」

 兄トレさんが必死にバランスを取るボクの耳元で囁くように告げた。

お兄ちゃん「ーーアナタの憧れるオグリキャップと同じ走りが、自ずと出来るでしょう」
「っ!!」
お兄ちゃん「オグリキャップの走りは身体の柔軟性から生まれる変幻自在の走り、今からあの柔軟性を得るのは難しいでしょう。ですが……」

 正面に向き直る兄トレさん。
310 : dD8sbhdc72   2025/07/11 18:52:39 ID:2PLfw/YIxA
お兄ちゃん「そのトレーニングなら、似たようなもの……いや、更に完成された走法を手に入れる事ができるでしょう」
「ボクが……オグリさんのーー」

 ボクがオグリさんの真似をしたって、あのスピードは真似出来ない。だけど……

「それで……ボクがオグリさんに並び立てるならーー」
お兄ちゃん「では、どうぞ」

兄トレさんはそのまま、坂路を指差した。

↓スレミンの脳内イメージ

311 : dD8sbhdc72   2025/07/11 18:53:00 ID:2PLfw/YIxA
見慣れたはずの坂路コース。けどフル装備の今のボクには高き壁のように思えた。

「あの、兄トレ……さん?」
お兄ちゃん「フム……まずは三本走り抜けてもらいましょう」
「三本!?普通は一本、多くても二本ですよ!?しかもこんな装備でーー」
お兄ちゃん「三本で済めば、三本で構いません」
「へっ?」
お兄ちゃん「途中で立ち止まったり、倒れたりしたら……回数はリセット。三本止まらずに走り抜けていただきます」
「ーーーー」

ーー鬼っ!悪魔っ!たづなっ!
312 : dD8sbhdc72   2025/07/11 20:48:30 ID:2PLfw/YIxA
そういや皐月賞の出走メンバー決めてねぇや

>>313 〜 >>316
313 : トレーナー君   2025/07/11 20:50:30 ID:fzH9uO6tqc
ビターグラッセ
314 : トレぴっぴ   2025/07/11 20:51:00 ID:UJQ51MsL7Y
ハルウララ
315 : アナタ   2025/07/11 20:51:30 ID:fzH9uO6tqc
ゴールドシチー
316 : ダンナ   2025/07/11 20:51:38 ID:pV5XCXwk06
シュガーライツ
317 : キミ   2025/07/11 20:51:51 ID:SC3f57bcZw
ライトハロー
318 : dD8sbhdc72   2025/07/11 21:11:46 ID:2PLfw/YIxA
うーんビターグラッセはジュニア級設定だったんだけど……どうしよ

1なら最安価、2なら設定変更して出走【1D2:2】

319 : 313   2025/07/11 21:12:50 ID:fzH9uO6tqc
>>318
イナリに変更って出来ますか?
320 : dD8sbhdc72   2025/07/11 21:13:28 ID:2PLfw/YIxA
と言うワケで、出走メンバーはビターグラッセ、ハルウララ、ゴールドシチー、シュガーライツ(現役時代)で行こうと思います。
321 : dD8sbhdc72   2025/07/11 21:14:49 ID:2PLfw/YIxA
え、じゃあ、イナリワン、ゴールドシチー、ハルウララ、シュガーライツ(現役時代)で……>>319
322 : dD8sbhdc72   2025/07/11 21:15:41 ID:2PLfw/YIxA
とりあえず、なんとか話作ります!
323 : 313   2025/07/11 21:16:00 ID:fzH9uO6tqc
>>321
ワガママ聞いて頂きありがとうございます
324 : dD8sbhdc72   2025/07/12 07:14:18 ID:Ns6TLiujJs
『若葉ステークスの覇者イナリワン、皐月賞出走決定!』
『地方所属ウマ娘、クラシック追加登録!!』

スレミン「えええええっ!?」

 スポーツ新聞の見出しを見ながら、ボクは唖然とする。

「って、そっか。規約上は地方所属でも優先出走権があればクラシックレースに出走出来るのか……」
 
 そういや、少し前に北海道所属で皐月賞に出たウマ娘がいたな……それ考えると、異例では無いのかも……?

「ソレはそうと、まさか二人も追加登録する事になるとはURAも思ってないだろうなー」

 まぁでも……

🌸「ウララも皐月賞頑張るよー!」
「うん、頑張ろうねウララちゃん」

 まぁ、ウララちゃんも出るなら別に良いか。

🌸「あっ、ソレとスレミンちゃん >>326 」
325 : トレピッピ   2025/07/12 08:01:56 ID:zJgFMfy9qg
お兄ちゃんとカレンチャンが結婚式挙げるからって招待状貰ったよ
326 : トレピッピ   2025/07/12 08:06:02 ID:9fvYQIEZA2
今回のレースで1番にゴールするとURAからスゴイご褒美があるんだって!
327 : dD8sbhdc72   2025/07/15 16:58:31 ID:WI1DyGSVG2
🌸「今回のレースで1番にゴールするとURAからスゴイご褒美があるんだって!」

スレミン「ご褒美って、いったい何?」

🌸「>>328
328 : お前   2025/07/15 17:05:15 ID:0yVFz9PmKA
トレーナーとのハワイでのウ・エ・ディ・ン・グ❤
329 : dD8sbhdc72   2025/07/15 18:05:00 ID:WI1DyGSVG2
🌸「トレーナーとのハワイでのウ・エ・ディ・ン・グ❤なんだってー!……ん?」

スレミン「ウララちゃんたぶん気にしなくていいと思うよ」

 それ、ボクが兄トレさんにやったらカレンチャンに何されるかわかんないな……よし、勝ったらカレンチャンにプレゼントしよう。

「それはともかく、試験的な追加登録に、二人も現れるだなんて……URAは今どう思ってるんだろう?」

URAの反応 >>330
330 : トレぴっぴ   2025/07/15 18:08:00 ID:Nn/KjGY2Mc
URAとしては、前例にとらわれない改革の時だと考えています
331 : アナタ   2025/07/15 19:48:57 ID:M4XrHyCzVs
〜〜〜

ーURA本部ー

幹部1「URAとしては、前例にとらわれない改革の時だと考えています」

幹部2「しかし、今までに無い追加登録を二人もだなんて……しかも一人は地方所属のウマ娘なんですよ?」

幹部3「ですが、条件を満たしている以上、許可をしないわけには……」

〜〜〜

スレミン「まぁ、ボクが心配する事でも無いかなぁ……」

📕「あ、スレミンさん!兄トレさん達が呼んでますよ?」

「えっ、トレーナーさんが?一体なんで……」

📕「スレミンもG1に出走する事になったんですから、きっとアレですよアレ、勝負服!」

「勝負服っ!」

 そっか、G1だから勝負服を着ることになるんだ!とりあえず、リクエストでも考えとくか……。

>>332 〜 >>334 まで
332 : 貴様   2025/07/15 19:58:48 ID:xEsjgiTuFQ
限界までおっぱい晒す叡智アピール
333 : トレーナーさん   2025/07/15 20:10:44 ID:1eHFB/Awmw
所謂迷彩服に弾薬ベルトと鉄帽子の前線兵スタイル
334 : トレーナー君   2025/07/15 21:25:35 ID:bEpWBFct7A
袖無しロングスカート
シースルー素材で全体的に透け透けなので下着まで含めて一式勝負服
335 : dD8sbhdc72   2025/07/15 21:43:24 ID:M4XrHyCzVs
姉トレ「どうまとめろってんだよ!」(ビターンッ!)

スレミン「すみません、昨日コマ◯ドー見てたらなんか衝動的に……」

姉トレ「ああもう!とりあえず、ミリタリー風袖無しロンスカワンピースでシースルー素材で乳出せって話ね!何出来ても知らないわよ!」

📕(もしかしてスレミンさん、ファッションセンスが壊滅的……?)

皐月賞までに起きたイベント >>336

336 : 相棒   2025/07/15 22:02:00 ID:Nn/KjGY2Mc
生まれて初めて移動の際に新幹線のグリーン車に乗った(シウマイ弁当とお茶も)
337 : マスター   2025/07/16 21:36:07 ID:gKUByKd25U
『オグリキャップ、UAEダービー勝利!』

スレミン「オグリさん、ようやく重賞勝利か……よかった」

 UAEダービーはケンタッキーダービーのポイントレースだから、抑えておきたいよね。
 ボクは中山競馬場に向かう車内で、スポーツ新聞の一面を読んでいた。

「にしても、移動にグリーン車だなんて……ちょっと緊張するなぁ」

 隣のウララちゃんもシウマイ弁当を頬張りながらご満悦そう。
そう言えば、こないだの桜花賞は誰が勝ったのは…… >>338
338 : お前   2025/07/16 21:38:30 ID:pHzZjs24O2
ベガ
339 : アネゴ   2025/07/18 23:26:10 ID:Q0rvzpI7J.
『ターフの織姫、桜花賞を制覇!』

スレミン「今年の桜花賞ウマ娘はベガさんか……クラシック終わったら一緒に走るかもしれないからマークしとかないと……」

ちなみに皐月賞当日の天候と馬場>>340
340 : アネゴ   2025/07/18 23:29:00 ID:ar.2VzXz2M
天気:曇(未明まで雨)
馬場:稍重
341 : dD8sbhdc72   2025/07/18 23:35:56 ID:Q0rvzpI7J.
スレミン「天気はあまりよろしくない、馬場は稍重……少しだけどボクに有利だ」

ちなみに枠番は

カスレミント【1D18:7】
イナリワン【1D18:14】
ハルウララ【1D18:12】
ゴールドシチー【1D18:8】
シュガーライツ【1D18:1】

342 : dD8sbhdc72   2025/07/24 07:00:17 ID:7Fn8nlLRlQ
とりあえず、ゆっくりしておこう……。

皐月賞に向かう車内でのイベント >>343>>346
343 : アンタ   2025/07/24 09:30:00 ID:XXll8vW8OQ
ビンゴ大会
344 : お兄さま   2025/07/24 09:42:15 ID:FvMFjZCafU
を楽しんでいたら、乗り込んだのが魔列車だったことに気付いてしまう

345 : トレーナーちゃん   2025/07/24 09:44:00 ID:XXll8vW8OQ
ボーノが握ってくれたおにぎり(梅と鮭1個ずつ)を食べる
346 : 貴方   2025/07/24 20:05:15 ID:GAIiyPpqJw
借金を負ったニシノフラワーが暗い顔でグリーン車を通過していくのを見る
347 : トレーナー君   2025/08/02 23:36:27 ID:SyL0gTJV22
飽きた?
348 : dD8sbhdc72   2025/08/03 00:25:56 ID:6exJ/fYDfs
✈「ビンゴやろー!ビンゴ!」
 
 このチーム、ビンゴ大好きだな……。
 マヤちゃんの一声で車内でプチビンゴ大会が始まった。

✈「ホラホラスレミンちゃん、4 4番」

 カードに書かれていた、アプリのルーレットで出た番号に手を伸ばす。
プチり、と穴を開けた瞬間、車内の空気が変わった。

スレミン「ーーえ?」

 隣りにいたはずのロブロイさんが消え、車内には自分一人になっていた。
 それどころか、グリーン車ですら無い。リノリウムの床も長座椅子も、木製の、薄暗いアンティークな車内となっていた。
349 : dD8sbhdc72   2025/08/03 00:27:35 ID:6exJ/fYDfs
フラワー「……また借金が増えた……返さなきゃ……」
スレミン「えっ?!」

 一瞬、暗い顔をしたウマ娘の少女がグリーン車を通り過ぎた。アレは、ニシノフラワーちゃん?

「また負けた……」
「そんな事無いっ!私はまだ、走れーー」
「失格?斜行?ーーなんでーー」
「拒否!そんなに叩いたらタヒんでーー」

スレミン「コレはーー」

 真っ暗な車窓の外から、様々なウマ娘の風景が見える。コレは、有り得た未来ーーえ?

スレミン「いや、なんでーーボクには分かったんだ?」

 わからないはず、だけど“この風景を理解出来る”。
350 : dD8sbhdc72   2025/08/03 00:27:57 ID:6exJ/fYDfs
???『何故……いる……』

 ビクリと、声に反応して車内の奥の扉に視線を向ける。
 ゆっくりと扉は開きーー無数の蝶が飛び出してきた。

🦋『オマエは……』

 車内を埋め尽くす蝶の大群に飲まれ、ボクは頭を抱えてる踞る。

🦋『オマエは、いるべきでは無い』
🦋『それは正しい歴史では無い』
🦋『オマエは勝ってはならない』
🦋『オマエは歴史を歪める』

🦋『オマエはーー!!!』

ーーレミンさん、スレミンさん!

⚫️「スレミンちゃんっ!!」
「ーーッ!?」

 気がつけば、ボクを見つめるカレンチャンさんと先程のグリーン車にいた。
 呆気に取られるボクを皆が心配そうにボクを見守っていた。

⚫️「どうしたの?なんかボーッとしてたけど」
「あっ、いや……」

 今のは……

📕「大丈夫ですか?やっぱり、トレーニングの疲れがーー」
「……大丈夫だよ。ちょっと緊張してただけ」
📕「……何か食べますか?今朝、ヒシアケボノさんがおにぎりを作ってくれたんです」

 ロブロイさんがアルミホイルに包まれたおにぎりを差し出してくれた。
ーー気の所為だよな。
 おにぎりを頬張り、梅干し野酸っぱさで忘れる事にした。
351 : dD8sbhdc72   2025/08/03 00:28:56 ID:6exJ/fYDfs

勝負服が出来てる!控室で着替えよう。

メインカラー>>352
サブカラー>>353
352 : トレーナー   2025/08/03 00:30:00 ID:BAx.jiwyMw
青々としたターフを思わせる緑
353 : トレーナー君   2025/08/03 08:52:38 ID:NIk46y3BRs
真紅
354 : アナタ   2025/08/03 19:48:19 ID:R826vAlw0s
スレミン「ふわぁ……」

 着込んだ勝負服の出来にボクは感嘆した。

 1ピースタイプのレーシングスーツを思わせるタイトな袖無し野戦服に丈の短い半袖ジャケット。指ぬきグローブにブーツ、弾倉ベルトに鉄帽風のサンバイザー。
 全体的にターフを思わせる深緑のミリタリーな雰囲気で、統一されているが、脇や胸元等を深紅のシースルー材を使ってSFチックな雰囲気もある。グローブも真っ赤だ。

お姉ちゃん「……◯ラブルのエ◯ーンとか、そんぐらい脇出してたわよね」
お兄ちゃん「良く似合ってますよ」
⚫️「スレミンちゃん、スッゴく、カワイイよ〜♪」
「あ、ありがとうございます!」

 勝負服、ついにG1に出るんだ……。

お兄ちゃん「カスレミントさん」
「ハッ、ハイッ!」
お兄ちゃん「あの下駄には慣れましたか?」
「……ハイ、最初の頃はバランスを取るので手一杯でしたけど、前程は苦労しなくなりました」

 今でも、ちょっとコケそうになるけれど、走り続けるのには問題無い。

お兄ちゃん「……今現在、アナタには私の出来うる限りのトレーニングを積ませました。ですがーーそれでも何が起こるかわからない、それがレースです」
355 : dD8sbhdc72   2025/08/03 19:48:34 ID:R826vAlw0s
兄トレさんが、厳粛な面持ちで一拍おく。そして、表情を緩めて語りかけた。

お兄ちゃん「ですので、悔いのないように、思いっきり走ってきなさい」
「……ハイっ!」
お姉ちゃん「弥生賞と皐月賞では条件は同じでもレース展開は全く変わってくるわよ。展開も速くなりやすいから、早めにスパートをかけなさい」
⚫️「頑張れ〜スレミンちゃん!」

🌸「みんな〜!お待たせ〜!」

 バダン!と、勢い良くウララちゃんが入ってきた。
 ウララちゃんも勝負服の体操服ブルマで元気いっぱいだ。

🌸「スレミンちゃんもグローブしてるの?お揃いだね!」
「うん、お揃い!」

 飛び跳ねるウララちゃんと両手でタッチし合う。
356 : dD8sbhdc72   2025/08/03 19:49:38 ID:R826vAlw0s
レース場に向かう地下馬道。そこでで出会ったのは >>357
357 : トレーナーちゃん   2025/08/03 20:06:27 ID:aXTKgaoJoc
スレミンの人間時代の元カノ(ウマ娘
358 : マスター   2025/08/03 21:32:21 ID:Ah5/WhPoHM
>>357
人の心案件クルー?
359 : 貴様   2025/08/04 12:55:51 ID:cC3bX/dVHA
スレミンの体型>>81が元カノちゃんそっくりだと物語に深みが出そうやね
360 : トレぴっぴ   2025/08/26 19:23:56 ID:dLu31RuduE
>>1
飽きたの?
361 : お兄ちゃん   2025/08/29 06:58:36 ID:qamJjeGzWE
保守

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