愛バは必ず添い遂げる
1 : お姉ちゃん   2022/10/16 22:49:18 ID:zJgDv6Ly02
担当ウマ娘に力で絶対に添い遂げられる、あるいは共に踏み出し人生をどのように歩むことになるかそのシチュを出して欲しい。
荒らしじゃない怪文バッチコイ
35 : ホラ吹きさん   2022/10/20 01:01:56 ID:.eiZskvLCk
 "夏が終われば長距離に挑む"──まるで心中のような覚悟で迎えた夏合宿。もはや私達を憐れむものすらいなかった。踊る阿呆に見る阿呆、信じる阿呆に賭ける阿呆。脇役で終わるつもりなんて毛頭もなく、ただただ勝利を信じてがむしゃらに砂浜を走り続けていた。
 ………やがて秋も過ぎ去り、マフラーを手放せなくなった頃にファン投票の結果が発表された。それを信じて一切レースには出なかったというのに、いざ有馬記念への出場権を手にしたことを知って二人涙を流したことを覚えている。
36 : アナタ   2022/10/20 01:02:28 ID:.eiZskvLCk
 これを最後にするつもりだった。
 中山2500m。
 彼女が取り得る唯一の長距離G1レース。
 宝塚記念が終わってから、ただこのレースのためだけの練習を積み続けてきたのだ。絶対に勝つ。そのつもりで私も彼女も半年間を捧げてきた。
 遠ざかる背。食い下がる足。届かない距離。
 ゴール板を通り過ぎると共に倒れた彼女を支えながら知った12着という現実。前例のないものは、不可能だからこそ前例がないのだ。
 記者の「来年またリベンジするんですか?」という質問に対して二人で目を合わせたその時、二人の思いが重なっていることが理解った。
「サクラバクシンオーは、このレースをもって引退します」
37 : 貴方   2022/10/20 01:02:58 ID:.eiZskvLCk
 ………また春が来た。
 花びらの舞い踊る桜の樹の下で、彼女は私にこう伝えた。
「私は、あれからずっと嬉しかった。私が自分で決めてしまった限界の先を信じてくれる人がいることが。
学級委員長としてだなんて言葉を上辺で並べて、ただ自分の可能性を信じたかった私に着いてきてくれる人に出逢えたこと。それこそが、私がトレセン学園に入った理由だったのかもしれません。
 ………言葉では言い表せないほどにお世話になりました。どうか、あなたが有馬記念の栄誉を手に入れられるような娘と出逢えますように。それか私ではないことは寂しいですが、私は十分に与えてもらいましたから──」
 そう言って背を向けた彼女を抱きしめていたことに、「………トレーナーさん?」と言われたその時に初めて気が付いた。
「──────」
「──────」
 頬を染めた彼女の顔と、緑の交じる桜の樹を私はこれからも忘れることはないのだろう。
38 : ホラ吹きさん   2022/10/20 01:03:40 ID:.eiZskvLCk
最初に想定していたよりも長くなってしまった〜申し訳ない
39 : アナタ   2022/10/20 02:00:39 ID:A9EczoXSm6
これ読んで一生分の砂糖摂取したんじゃ無いかってぐらいの力作揃いで芝
40 : 貴方   2022/10/20 19:36:53 ID:B/UIswqbZU
みんなの愛をもっと見たいからみんな投稿してくれ
41 : トレピッピ   2022/10/20 19:41:29 ID:uheSqsdNrM
これは良スレ
42 : アンタ   2022/10/21 21:52:00 ID:ZqUxc5Wnu.
1日かんがえたがいいネタが浮かばなかった…
43 : トレピッピ   2022/10/22 05:36:31 ID:sS7akxIGcM
今生えてる爪が全部次の爪になるのにかかる時間が、だいたい1年ぐらいらしい。

昔は1年ってめっちゃ長く感じてたけど、アイツと会ってからは、レースとかトレーニングとかで、1年なんてあっという間だった。
あたしが卒業したら、アイツにも次の担当がついて、あたしはどんどん過去の担当ウマ娘になると思う。きっと、きれいさっぱりあたしの記憶なんか書き換えられる。

けどそれなら、あたしだけアンタを忘れられないのは、ムカつく。フェアじゃない。

「アンタの爪、最後にめーっちゃキレイにしたげる。」
卒業式の後、アイツの爪を塗ってやった。
黒と緑と、青。
アイツがどんなウマ娘を担当したって、爪だけはあたし色に染めてやる。
「これ、あたしが4月から働くとこ。
月1ぐらいで来てよね。サービスすっからさ♪」

(バーカ。ぜったい忘れさせねーし!)
44 : お兄さま   2022/10/22 05:44:19 ID:zQ8k49EPy2
サトノの至宝をと託され、悲願のG1を1つと言わずクラシック春秋シニア三冠に有馬連覇を授けたトレーナーが「もう一人前だから」と身を引こうとしたところを親戚一同羽交い締めにしてでも説得されてサトノ家専属トレーナーになった次のお仕事は自分とサトちゃんの娘、みたいな怪文書を誰か書いてくだちい
45 : お姉さま   2022/10/24 23:59:31 ID:nCTzbXA2.g
久々にこのスレ開いたらいい感じに煮詰まってて素晴らしい
46 : トレ公   2022/10/25 08:25:07 ID:AA1GiW4B4A
ドーベルと最初の3年間を走りきってから、まだトゥインクル・シリーズで走るのか、ドリームリーグに移籍するのか、それとも引退するのかとかをご両親も交えて話し合う為に、メジロのお屋敷の方じゃなくてドーベルの実家の方に行く事になって、そんで話し合いも終わってからなんだかんだあってドーベルの自室になんでか行く事になって、ドーベルが「お茶淹れてくるから」つって一旦その場を離れてる間に部屋の中見渡してたら机の上に一冊のノートを見つけて、ほんで「勝手に見るのは良くないかな」とか思いつつも、好奇心に勝てずに中を見ちゃうとドーベルが描いてる少女漫画で、「イラストだけじゃなくて漫画も描いてるんだ」とか思いながら読んでるとヒロインの女の子がなんかドーベルに似てるなってなって、そう思いながら見ると相手の男の方はなんかトレーナーに似てね?ってなって、そんな事してる間にドーベルが戻って来て、ノート見られてる事に気づいて慌ててノート奪い取ってあたふたしてる所に「そういう事してみたいの?」って聞いて、それに答えられないで狼狽えてるドーベルに向かって「俺としてみる?」って聞くトレーナー概念?
47 : アンタ   2022/10/27 13:13:12 ID:263AwIP4e6
>>46
ドーベル的王道を征っててええな
48 : トレピッピ   2022/10/27 16:01:40 ID:.cX6Lmmpls
とりあえずキングに
「本当にへっぽこなんだから、私達ってば!」
って泣き笑いさせながら言わせたい
49 : トレーナーさま   2022/10/27 18:42:40 ID:khua07TloM
>>48
王道はお互いの勘違いがとけた時だよな
そのままチューまでいきたい
50 : モルモット君   2022/10/27 21:56:07 ID:5li1K6VSWM
アヤトレ「……」

アヤベ「……」

安寧の静寂。頭上には星の海。細やかな虫の声を聴きつつ、君は上を、俺は君を見つめる。

アヤベ「……ねえ」

アヤトレ「……ん?」

アヤベ「……好きよ」

アヤトレ「……ああ、俺もだよ」

アヤベ「……そう……ふふっ」
51 : 貴方   2022/11/03 21:58:19 ID:.sTVTeMM4.
誰か新作書かないかな
いいのが浮かばん
52 : トレーナーさん   2022/11/08 10:29:43 ID:CZGiqZAQ2g
初めてその気持ちを自覚したのはタキオンのバカな提案にしぶしぶ付き合った時だった。
「"恋バナ"をしよう!」
なんでもスカーレットからトレーナーへの恋心を相談されたことで"恋愛感情に起因する大幅な感情変化がもたらす身体能力への影響"が気になったらしい。カフェ、ファイン、タキオン、オレの順で好きな相手の話をした。と言っても、オレとタキオンは特に好きな相手もいないため、"好意的に思う相手の条件"を挙げた。オレが条件を話し終えた直後、ファインがニコニコした顔で口を開いた。
「シャカールは本当にトレーナーのことが好きなんだね」
脳内で、先ほど挙げた条件に加え話に出さなかった好意の条件についてもアイツの特徴と総当たりで比較する。オレの脳が弾き出した演算結果は···96%一致。次にアイツと一緒にいることのメリットをピックアップする。そしてアイツがそれらを生み出す能力を全て失ったと仮定してその場合のオレの心情について考察する。この場合本来ならばアイツはオレにとっては何も利益のない存在になり執着する理由は無いはずだ。だが、それでもオレの心はアイツと離れる事に対して拒否感を抱いた。それでも一緒にいたいと思ってしまった。
(チッ…ここまで検証してもネガティブな結果が出てこないなら疑いようがねェ。オレはアイツの事が…)
53 : あなた   2022/11/08 10:35:58 ID:CZGiqZAQ2g
自分の恋心を意識しだしてからは世界の解像度が上がったようだった。アイツのちょっとした気遣いやわからないなりにオレを理解しようとする歩み寄りの一つ一つが以前よりもくっきりと見える。そしてそれらがいとも容易くオレの感情を揺さぶった。オレの中でアイツが占める割合の増加と比例するように、レース結果がデータ上の推定値よりも少しずつではあるが上振れするようになっていった。タキオンが言っていた事もあながち間違いとは言えないかもしれない。恋心を自覚してからも告白はしなかった。ただでさえ学園生活とレースの両立のためにカツカツの時間の中で余計な時間は割けない。それにオレはまだ学生でアイツはまがりなりにも成人男性だ。この状況で付き合おうというのはロジカルじゃない。何より今までの関係性が変わり、崩壊してしまうのが怖かった。
しかし、今日はトレセン学園の卒業式。否が応でも関係が変わってしまう日だ。
(オレが卒業したらアイツはまた別のヤツの担当になるンだろうな…オレん時みたいにまたウゼェくらいに寄り添って、理解しようと必死に足掻いて………………クソッ…ロジカルじゃねェ…ロジカルじゃねェが………やるなら今日しかねェな………)
脳内で流れを何度もシミュレーションしながらいつものトレーナー室へ向かった。
54 : お姉ちゃん   2022/11/08 10:38:34 ID:CZGiqZAQ2g
「邪魔すンぞ。」
「やあ、シャカール。卒業おめでとう。」
「ン。」
「このトレーナー室も君にとっては見納めだね。時々休み時間にそこのソファーで仮眠とってたよね。懐かしいな。」
「アァ…意外と寝心地は悪くねェんだよな…」
適当な世間話をしながら仕掛けるタイミングをうかがう。
「二人で温泉に行った事もあったよね。あの時、シャカールに『お前を“理解した”と思う瞬間がある』って言われた時はすごく嬉しかったな。」
(想定通りの流れだ。この調子ならそろそろ………)
「………はぁ…シャカールと会えなくなると思うとやっぱり寂しいな。」
(ここだッ…)
「アー、その事なンだけどよ…オレらしくもねェが、実は一つ、伝えたいことがあるンだ。」
55 : 貴様   2022/11/08 10:41:39 ID:CZGiqZAQ2g
「オレがParcaeの予測を覆してレースで結果を残せたのは間違いなくお前の力があったからだ。礼を言う。その中で、いつからかは分からねェが、お前に惹かれていたらしい。お前のことが好きだ。卒業する前にこの思いだけは伝えておきたかった。」
きっぱりと言い切って下を向く。自分の思いにケリがついてスッキリはしたが想定以上に恥ずかしいモンだなァ………
「え…シャカール……今のって……」
「るせェ。2度は言わねェ。」
俯いたまま答える。今の顔は絶対に見られたくない。
「…………わかった。君の正直な気持ちを受け取った。お陰で僕も勇気が出たよ。エアシャカール、僕も君が好きだ。こんな僕で良ければぜひ付き合ってほしい。」
こいつの好意には薄々感づいてはいた。だがただでさえ好意的な感情を向けられる事に慣れていないうえ、面と向かってその感情を突きつけられると、想定していたよりも遥かに大きな幸福感に包まれる。それと同時に今まで感じたことがないほど体に力が満ちる。今ならどんな奴相手のどんなレースでもぶち抜けそうだ。最後のピースがガッチリとはまり込んだ感覚がした。
「ハハッ…何言ってンだ…今まで散々俺のロジックを引っ掻き回して、どンだけ突き放してもずっとまとわりついて来るようなウゼェ奴はお前しかいねェんだよ、バァカ」
オレは満面の笑みでアイツに笑いかけた。
56 : トレーナー君   2022/11/11 16:04:14 ID:cdTymyJbmc
シャカール物初めて読んだがキュンやね…
57 : 相棒   2022/11/11 19:07:45 ID:xQXCU.a7g6
このスレ良いよね
愛の詩集アンソロジーみたいで
『愛バは必ず添い遂げる』って言うスレタイも切なくオシャレで本当に本のタイトルみたい
58 : トレーナー君   2022/11/11 23:05:05 ID:/Uzh9yP/.k
(Gガンダム)
59 : お兄ちゃん   2022/11/12 12:56:00 ID:WtoRl9KO.2
「うぅ〜」
白い稲妻と呼ばれていたウマ娘は、控え室の鏡の前でその小さい躰を更に縮こませながら低く唸り声を上げていた。

かつて多くのウマ娘にその名を轟かせ、恐怖すらも抱かせたことのある彼女は今、過去に走ったどのレースのどのゲートに入る時よりも緊張していた。

ふふ、と後ろの着付け師が笑う。
白無垢姿でより一層目立ってしまう自分の赤ら顔に笑ったのか、或いは持ち前のマシンガントークがなりを潜めてしまった滑稽さからか。

ふと、こうなってしまったキッカケでもある左手の指輪に目を移す。
今日の彼女の初々しさに反し、その飾り気のない銀色の輪に初めて指を通したのは、実は何年も前であった。

式は挙げなくてもいいと最初に言い出したのは彼女である。
彼女はこれまでも家族の稼ぎ頭として十二分の役割を果たしていたが、普段の贅沢を我慢していれば、いずれ降りかかるかもしれない将来の苦難に備えることができるというのが彼女の人生哲学である…そのあと、正直ガラちゃうし。と短く本音を付け加えはしたももの、長年苦楽を共にしてきたトレーナーには意図は充分伝わったし、また彼はそれを最大限尊重してくれた。
60 : アンタ   2022/11/12 13:01:37 ID:WtoRl9KO.2
そう、忘れもしないあの日あのとき、トレーナーは自分の正式な求婚だけでなく、その他の願いも、全部受け入れてくれたのだ。
白い稲妻はその場面を何度も反芻する。

家族たちの生活をもっと支えるため、何より夫を公私共に支えるため、彼のサブトレーナーとしてチームを鍛えることを申し出たのはその翌年のことだったか。
しばしば舞い込んでくる番組コメンテーターとしてのオファーも出来る限り引き受けることにしていた。
現役時代ほどの体の芯を焼き尽くすような毎日ではないにしろ、それでも退屈はしない日々を送っていった。
生憎その多忙のせいなのか子宝はまだであるが…当たるも八卦と一応備えてはいるし、元プロとしての視点と的確なコメントが周りの人達に良い影響を与えられたのか、番組のオファーはバラエティ番組にまで広がり、白い小鬼に何日も追い回される夢を見るほど熱心な指導を受けた後輩達はいつしか稲妻っ子などという渾名をつけられるほどに躍進するようになった。

…そのお陰もあって並大抵のことで怖気付く事などないと思っていたのだが、まさか巡り巡ってこんなことになろうとは。

「マゴにも衣装っちゅうやつかなぁ」
「そんなことないですって」

口から出てくる謙遜も半分本気だった。
61 : お兄さま   2022/11/12 13:04:38 ID:WtoRl9KO.2
花嫁衣装の採寸の際に自分のバストのカップ数がちょっぴり上がっていることに気付くぐらい浮ついたことに無頓着だった自分だが、ここまで美しく着飾る機会に恵まれたのは、他ならぬ夫と、後輩達のおかげであった。
というか自分に内緒でいつの間に挙式の資金を集めていたのか。
嬉しい。確かに嬉しいけど、照れ臭いったらありゃしない。
紋付羽織姿がサマになっていた夫をジロリと睨むも、惚れ直してしまったなどと言われればもう何も言えなくなってしまう。

「なんだかんだいって、ウチも本当は式挙げて欲しかったんやなぁ」

神前式とも呼ばれる静かで厳かな式場の雰囲気。
不思議と居心地の悪さは無いままに、胸の高鳴りとなんとも言えないくすぐったさを感じ、静かにそう呟く。

その時。
62 : アナタ   2022/11/12 13:08:08 ID:WtoRl9KO.2
あ。
同じだ、と思った。

自分と同じく緊張した面持ちで盃を飲む夫の横顔をなんとなしに見ていた時に、頭の中の歯車がカチリとはまった感覚がしたのだ。

どこかに引っかかっていた、心のつっかえが取れた感覚。

結婚観について、誰だったかが残した格言。

ここ一発だけの勝負事。唯一無二の、自分だけの居場所を得る大舞台。

結婚式とは、ゴール地点ではなく…


(そっか…ウチ、まだ…ちゃんと『スタート』を切れてなかったんや)


後日、タレントとしての知名度もかくやの彼女の花嫁衣装姿はちょっとしたニュースとして取り上げられることとなり、視聴者は今まで夫しか知らなかった彼女の魅力の一側面を垣間見ることになった。
そして、名うての実力者は彼女の瞳に宿る、現役時代のそれを上回らんばかりに爛々と輝く闘志を見逃さなかった。

これは後に中長距離最速チーム談義に真っ先に名前が上がる、稲妻組誕生の瞬間でもあった。
63 : あなた   2022/11/14 12:27:19 ID:tHc3mqawCc
無形文化財やわ
64 : キミ   2022/11/22 00:31:37 ID:N5hmZwmzpI
ある日風邪を引いて高熱を出したゴルトレ。最低限の連絡だけを済ませ動く事もままならずベッドで魘されていると、ふいに玄関が開く音が聞こえた気がした。が、確かめる間も無く意識が落ちてしまう。次に目を覚ますともう夕方になっており、気が付くといつの間にやら寝巻きは着替えさせられており、額には冷えピタ、枕元にはラップが掛けられた小さく握られたおにぎり数個が置いてあった。一体これは……と思った時、手の中に一本の美しい芦毛の長髪が握られていたのに気付き、ありがとな……とひとりごちるトレーナーなのであった。
65 : お兄さま   2022/11/22 00:35:53 ID:lcK6v3RDOU
俺は、生きる! 生きて愛馬と、添い遂げる!
貴様が、アルダン様の!?

メジロ家名物、トレーナーと使用人の小芝居
66 : トレーナー君   2022/11/22 01:11:18 ID:08YSfTqBj.
>>65
アルダン様の想い人と出会う…ふっおもしろい人生だった…
アルダン様そちらに行けそうにありません。私は尊○する場所を見つけました!!
67 : トレーナーさま   2022/11/22 07:06:46 ID:2svwUBDu5Y
>>66
あっという間に1死!?

こいつは……変態だ!
68 : 貴方   2022/11/26 00:16:38 ID:mxnFPXMDPQ
(Gガンダム)
69 : 使い魔   2022/12/01 23:13:32 ID:z/yHOoDvRk
そろそろ書くぞ
70 : トレーナー君   2022/12/03 18:09:13 ID:RD8MOrIsvI
 卒業式。
 この大事な日にあの人は、遠目にもすぐに見つけられるようなオレンジのジャケットを着ていて、ひどく周りから浮いていた。
 それが私のためだってことは分かり切っていたから、私は恥ずかしくて、照れくさくて、式が終わるとすぐさま彼の元へ駆け寄った。
 目を丸くする彼の手を取って、南東へ向かう。
 氣の流れがよく見える、街を見渡せる丘の上。
 ポケットの中にはピンクのハンカチ。
 準備は万端、あと必要なのは――。
「ねぇ、トレーナー。私、みんなにハッピーを届けられたかな」
 彼は迷いなく頷く。
「だとしたら、それはキミのおかげなんだよ。キミがずっと見守っていてくれてたおかげ」
 君が頑張ってきたからだよ、なんて彼は言うけれど、それは間違いだ。私が頑張れたのは、それこそ彼が見守っていてくれたおかげなんだから。
「だから」
 深く息を吸う。氣を整える。氣を整え、整え、整え……
「だから、だからね……」
 声が萎む。手が震える。不安に胸が押し潰される。どうしていつも、肝心な時に勇気が出ないんだろう。
 ふと、手に温かい感触があった。
 彼の手が、私の手を包み込んでくれていた。
「……えへ、へ」
 笑みがあふれる。震えは止まった。不安も、もう無い。
 いつだって私に力をくれる、私のお守り。
「キミに出会えたことが、私の一番のラッキーで、キミと一緒にいることが、私の一番のハッピー」
 私は包み込む手を握り返して、彼にとびきりの笑顔を向けた。
「キミが好きだよ、トレーナー! これからもずっと、ずーーっと、私と一緒にいて! ね!」
71 : 使い魔   2022/12/04 10:39:10 ID:XV5qhJctXQ
インタビュアー「では最後の質問です。
ずばり、歴代の担当ウマ娘で1番印象に残っている子は誰ですか?」

『難しい質問ですね。正直どのウマ娘もそれぞれ強い想いを持って走っています。その想い自体に優劣はありません。』

『ですが、強いて1人挙げるなら、最初の担当だった"彼女"ですね。愚直で負けず嫌いで、誰よりも真っ直ぐな走りをするウマ娘でした。
私自身の未熟さもあり、他のトレーナーから白い目で見られることも少なくなかったのですが、それら全てを走りで黙らせたので、はっきり言って痛快でした。』

『彼女の鮮烈な走りはいまだに忘れられません。というか、忘れたくても秋になるたび嫌でも思い出しますよ。本当に、いつになったら更新できるんだか(笑)』

(『月刊トゥインクル』担当されたいトレーナー番付 特別インタビュー より)
72 : トレーナーさま   2022/12/04 10:41:00 ID:XV5qhJctXQ
ー最後に、現在競技者として走るウマ娘にひと言エールをお願いしますー

『エールというか、私自身の経験なのですが、色々なことを器用になんでもできる子ばかりではないと思います。でも、自分の中に譲れないものが1つでもあればそれでいいと思うんです。


『私の現役時代のトレーナーは、すごく変な人で、私が色々考えて押し潰されそうになった時に"最強のバカってカッコよくない?"って言ったんですよ。でも今思うと確かにそうだなって。』

『だから、なんでもかんでもやろうとせずに1つを全力で、1つで最強に。
これが現役の方に向けたエールです。』

(『UMAオンライン』トレセンOG探訪Vol.24
カリスマネイリストの素顔 より)



「ウケる。アンタの記事めっちゃバズってんじゃん。」

『君のインタビューも生徒に大人気だよ。
そういえば、今度チームに入る子が爪が弱いそうなんだけど、また診てもらえる?』

「トーゼン。ま、お代は勝手にアンタの財布から抜いとくんで、よろ〜」
73 : 使い魔   2022/12/13 17:56:22 ID:SXSQqRZyhY
ロブロイのストーリーが砂糖菓子の過剰摂取ってレベルで甘過ぎたので誰か怪文書書いてくれ…
74 : モルモット君   2022/12/13 18:07:54 ID:24uU64Ds3I
このスレは流石にまとまらんのかね?

>>73
まずロブロイをくれ
75 : アナタ   2022/12/13 18:32:14 ID:SXSQqRZyhY
自分で書くとどうしても史実寄りの闇を載せたくなっちゃうから誰かが書いたので満足したいんだ…

>>74
今ならピックアップ中だから引こう()
76 : 相棒   2022/12/22 23:11:23 ID:ax59lH9Dlg
今月中に一本行きたい
77 : あなた   2022/12/23 07:39:11 ID:aNZuplebvM
ターフを駆ける姿に翳りはない。
間もなく卒業。
間違いなく中長距離を二人で支配していた覇王と名将は、戦場を去る。
結局、ドトウのドジやミスの改善は多少程度の改善しか出来なかったものの、一周回ってそれが魅力であるとさえ評価されるようになったのは慮外だった。
───きっと、ドトウは素敵な男性と出会い、幸せに暮らすのだろう。
散々に煽り、彼女の弱気を捻じ曲げてまで走らせようとした男のことなど、さっさと忘れてしまうのがドトウのためでもある。

そう思っていたのが、遠い過去のようだ。
かつてドトウに言われた言葉──「私をあげますぅ」は偽りのない事実だったようで。
つまるところ、私はメイショウドトウを貰うこととなった。
彼女との日々は糧となり、新たなウマ娘の育成にも大いに役立っている。
強いて難点をあげるとすれば、やはり妻がドジなところと。
──覇王と名将の走る姿を間近で見ていた私には、他のウマ娘はどうしても物足りなく感じてしまうことぐらいだろう。
78 : 使い魔   2022/12/23 19:14:31 ID:/hH3WyxF7c
 最初は、変わっているから目についた。
 風水のことなんて一つも知らなかったけど、不思議な言動と華やかな見た目が目を引いた。
 次に、危なっかしくて心配になった。
 負の感情に蓋をする癖や、他人のために頑張りすぎる癖を知って、目が離せなくなった。
 その次は、応援したくなった。
 真摯にみんなの幸せを願い続ける姿を、見守りたいと思った。
 そうしてずっと見ていたら、いつの間にか、君のおかげで、毎日が鮮やかに彩られていて。
 君といるだけで、幸せになった。
「だから――、あれ?どうしたのリッキー」
 見やると、リッキーはテーブルに突っ伏してプルプル震えていた。
 結婚記念日に何か欲しいものはあるかと尋ねたら、「私を好きになった理由を知りたい」なんて言うものだから、普段は語らない胸の内をとくと語ってみたのだが、いまいち反応が鈍い。もっとこう、ハイテンションに喜んでくれるのを期待していた。
「キミはさぁ…ズルいよねぇ…」
 何やら顔を真っ赤にして、上目遣いで睨みつけてきた。
「次こそ…次こそキミをドキドキさせて、参ったって言わせてみせるんだからね…」
 リッキーは頭から湯気を出して呻いている。大丈夫だろうか。
 しかし、ドキドキ?
「ずっとドキドキしてるよ。リッキーと一緒にいると」
「コ゚バ」
 リッキーは沈没した。
79 : トレーナー   2022/12/29 01:36:05 ID:sFcKReuEmE
誰もロブロイ絡みのSS投稿しないから自分で駄文を作ってしまった
ここで吐き出しますわ…
80 : お兄ちゃん   2022/12/29 01:36:40 ID:sFcKReuEmE
「英雄」。
メイクデビューから注目を集め、無敗のクラシック三冠を達成したウマ娘は世間からそう呼ばれた。
ゼンノロブロイもまた英雄の名を取り戻そうと懸命に走り抜いたものの、新しい時代の流れには付いていく事が出来なかった。
宝塚記念、イギリスへの遠征、そして秋シニア三冠…
どれもギリギリの所で勝ち切ることができず、有馬記念では掲示板入りすら逃してしまった。
結果を受け止め、悔し涙を流し、ターフの舞台を静かに去り、そして…

時が経ち、トレセン学園卒業の日。
ロブロイは伝えなくてはいけない事を伝える為にトレーナー室へ向かう。
沢山の思い出を積み重ねていったからこそ、歩みを進める度にほんの少しだけ胸が痛む。
それでも言わなければならない。
「今まで、私を担当してくれてありがとうございました」
と。
81 : お姉さま   2022/12/29 01:37:41 ID:sFcKReuEmE
扉を開ける。
私達の英雄譚が綴られているノートを捲っていた私のトレーナーさんがこちらを見る。
「トレーナーさん」
真っ直ぐに見つめ返す。
私の側で、私の物語をずっと見ていてくれた人。
「今日は、言わなくちゃいけない事を言いに、ここに来ました」
うん、とトレーナーが頷く。
覚悟を決めて息を吸い、瞼を閉じる。
「…今まで、私を担当してくれてありがとうございました」
嗚呼、言ってしまった。そう思った瞬間、胸の奥が一層強く痛んだ。
言わないと決めた筈の想いが溢れそうになる。
「…そのノートが私の英雄譚になって、私の物語が見たいって言ってくれた時、凄く嬉しかったんです。
必ず、トレーナーさんの隣で誇れるような英雄になるんだって心に決めたんです」
瞼から涙が零れる。
「クラシックのタイトルも取る事が出来ず、クリスエスさんにはちっとも敵いませんでしたけど、それでもトレーナーさんは必ず英雄になれるって私を信じてくれていました」
静かにトレーナーが見守ってくれている。
82 : トレーナーさん   2022/12/29 01:38:18 ID:sFcKReuEmE
「シニア級の頃も、春の天皇賞や宝塚記念は勝てませんでしたが、一生懸命にトレーナーさんは私を見ていてくれました」
思い出が巡る。
図書館の出会い、二人で英雄探しをした日々、「ゼンノロブロイの英雄譚」が生まれた日、トレーナーさんの探していた英雄が私自身だった時の事…
「夏合宿の時に、英雄と呼ばれるであろうウマ娘が居ると聞いて、やっと覚悟が決まったんです。
必ず、私が先に英雄になるんだって。秋シニア三冠を獲って私こそが英雄なんだって世界に叫びたかったんです」
本当は、もう一つ理由がある。
貴方の隣に立つに相応しいウマ娘に、「英雄」になりたかったから。
83 : お姉さま   2022/12/29 01:38:44 ID:sFcKReuEmE
「秋の三冠を達成して、有馬記念のレコードも樹立して、やっと英雄になれたんだってその時は思っていました。
けれど、その次の年では…」
もう抑える事なんて出来なかった。
「…っ…宝塚記念ではスイープさんに勝てず、イギリスでもあと一歩が届かなった!
秋の天皇賞、ジャパンカップでも一着になれず!有馬記念に至っては掲示板にすら届かなかった!」
あの人の期待に応える事が出来ずに悔しかったし、そんな自分が情けなかった。
84 : トレーナーちゃん   2022/12/29 01:39:08 ID:sFcKReuEmE
それでも。
「…それでもトレーナーさんは、私を英雄だって言ってくれました」
今の私の願いは。
「…トレーナーさん。私の英雄譚の読者さん。
『英雄』の名前を失くした私でも、ずっと側で見てくれますか?」

答えを聴き、胸の痛みは消え去っていった。
大事な人の元へ駆け寄り、抱き付きながら呟く。

「トレーナーさん。
私は、貴方の事が、大好きです!」

めでたしめでたし。
85 : トレーナーちゃん   2022/12/29 01:39:59 ID:sFcKReuEmE
以上ロブロイの駄文でした
お目汚し申し訳無い…
86 : アナタ   2023/01/04 01:26:32 ID:/XCiZH5yck
(Gガンダム)
87 : トレーナー君   2023/01/15 08:15:07 ID:tAvVSUKbb.
新作欲求モンスター
88 : あなた   2023/01/16 19:09:40 ID:0/w.m/bAvY
20XX年 4月28日
【重要なお知らせ】ブログ更新停止について

いつも「マーちゃん日記」をご覧いただいている皆様へ
まずは、しばらく4コマの更新が滞ってしまい申し訳ございません。
そして、タイトルにある通り、4月いっぱいをもって当ブログの更新を停止することといたしました。
理由としましては、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、去る4月21日に妻が逝去したためです。

最初は現役時代に妻のことをより多くの方に知っていただきたいという思いで始めた4コマブログでした。徐々に自身の日課となり、書き溜めたものがたまたま出版社の方の目に留まり、大変光栄なことに書籍化までしていただきました。本当に人々に恵まれた誰かの心に残り続けるブログになったと、手前味噌ながら感じています。

皆様の応援に支えられて今日まで更新を続けてきた本ブログですが、妻の日常を切り取り、誰かに知ってもらう、という目的は達成され、私自身の体力的にもこれ以上継続することが困難と判断いたしました。
誠に勝手ではございますが、明日更新予定の4コマが最後の更新となります。
89 : マスター   2023/01/16 19:10:26 ID:0/w.m/bAvY
人気ウェブ漫画「マーちゃん日記」の著者、〇〇さんが4月21日、老衰のため亡くなりました。〇歳でした。

〇〇さんの代表作「マーちゃん日記」は個人ブログで30年以上に渡る長期間連載され、妻でタレントのアストンマーチャンさんとの日常を綴った内容と柔らかなタッチが人気を博し、書籍化や実写映画化など複数のメディア化がされる人気作品でした。

実写映画で監督を勤めた△△氏は「御冥福をお祈りします。奥様の葬儀で語った死生観は私の心に深く突き刺さっています。どうか良き船旅の末、奥様に再会できることを切に祈ります。」とコメントした。
90 : モルモット君   2023/01/16 19:10:58 ID:0/w.m/bAvY
【洒落怖】好きなネット上の都市伝説挙げてけ

123:名無し
名前忘れたけど昔あった4コマ漫画かなんかのブログで奥さんが亡くなってブログやめるお知らせが出たんだけど、明日更新で終わりって言ったきり更新されないみたいなのなかったっけ。

124:名無し
>>123
たしかお知らせでは更新してるのにエラー吐いて閲覧できなくてみたいな感じだったはず。
でも今みると「前回で最後です」に修正されてるわ。

125:名無し
線がぐちゃぐちゃで内容も支離滅裂なデマ画像がめっちゃ拡散されてそこだけ修正されて最終話の記事も消えたって聞いたことあるわ。
91 : あなた   2023/01/16 19:11:39 ID:0/w.m/bAvY
20XX年4月29日
【最終話】海とマーチャン

1.
『〇〇さんは、散骨をご存知ですか?』

2.
『その名の通り、海や山に遺灰を撒く弔い方があるそうなのです。』

3.
『もしマーちゃんの魂が海に還ってしまったら、遺灰も一緒に海に還してあげてくれませんか?』

4.
『そしてもしも、あなたがヨボヨボのおじいさんになってもマーちゃんのことを覚えていてくれるなら、また海の果てまで旅をして、会いにきてくれますか?』

総閲覧数:2
現在オンライン:2
92 : アンタ   2023/01/26 23:35:37 ID:A16XYem1OE
今月中には
93 : トレーナーさま   2023/01/27 09:10:54 ID:OF7rP1mAdY
仕事から帰ってきて我が家を見上げると、ベランダで風を感じているゼファーと目が合う。
雨の日も雪の日も、風の日も凪の日も。
――凪の日も?なんで?
「風待ちをしているのです」
なるほど。
「あなたの凱風を、一秒でも早く感じたいものですから」
……あ、そう……。
「照れてます?」
照れてません。
94 : あなた   2023/01/27 23:03:25 ID:5Qg3TmFBlk
「10年に一度の大寒波、ぜひ体感したいですね」
「だめ」
「だめですか」
「だめ」
「どうしてもですか」
「どうしてもだよ」
「……分かりました。10年後まで風待ちをします」
「10年後も止めるからな」
「……10年後も一緒にいて下さるんですか?」
「…………」

〜10年後〜

「10年に一度の大寒波、今回こそは味わいたいですね」
「だめって言ったよな」
「風向きは変わりませんか」
「変わらないよ」
「ではまた10年後ですね。……10年後も、隣にいて下さいね」
「ああ」
95 : 大将   2023/02/08 20:28:57 ID:yeVtijII.M
70cm四方のレジャーシート。ヘッドライト。方位磁針つき腕時計。防寒用の膝掛け。温かい飲み物の入ったタンブラー。
…それと、手触りが少しだけ気に入ってる、淡いブルーの小ぶりなクッション。
スマートフォンは置いていく。
騒がしいものはいらない。眩しすぎるものも。

(これが天体観測に出かける時の私の持ち物。あなたと語らう時に必要な最小限の荷物。)

ふと背後に目を向ける。私の後を追ってきたあなたと目が合い、すぐに目線を逸らす。
「ねえ、なんでついてきたの。誘っていないし、邪魔されたくもないのだけど。」
突き放すように投げかけた言葉を受けて、あなたは踵を返す。
それでもきっと、遠巻きに見守られるのだろうと分かった。

「本当に、よくわからない人…」
96 : 相棒   2023/02/08 20:29:53 ID:yeVtijII.M
100cm四方のレジャーシート。小さなガスランタン。使い慣れた星見盤。2枚の膝掛け。湯気の立ち上るカップが2つ。
…それと、あの時と同じお気に入りのクッション。
相変わらずスマートフォンは持たない。
ただ少し、語らう程度の物音ならば心地よいとも思うようになった。

(これが2人で星を見る時の私たちの持ち物。あなたが肩を貸してくれる分、少しだけ荷物が増えたかもしれない。)

「あれが双子座、その近くのあの星を繋いだのが冬の大三角…ねえ、聞いているの?」
ランタンの灯を頼りに星見盤を必死に眺める姿に、思わず笑みを溢すと、目を丸くしてこちらを見返してくる。そして黙って満足げな顔をするものだから、なんだか少しだけ腹立たしい。

「やっぱり、よくわからない人…」
97 : アナタ   2023/02/08 20:31:17 ID:yeVtijII.M
200cm四方のレジャーシート。車の室内灯。子供用の小さな望遠鏡。大ぶりなブランケット。蒸気を吐き出すケトル。
お気に入りだったクッションは、とうに代替わりをして、今は寝息を立てる小さなウマ娘たちの腕の中に収まっている。
スマートフォンはやっぱり置いてきた。
この小さな寝息を妨げるものなど、要らないから。

(毎月とはいかなくとも、できるだけ満月の夜には続けている。すっかり荷物は多くなり、両手でも抱えきれなくなった。)

我が子たちを起こさぬよう、密やかな声ですぐ隣の温もりに話しかける。
「ねえ、どうして、ここまでずっと付いてきたの?」
そう問いかけるとあなたは、ふわりと笑ったあと、一拍置いてその口元に人差し指を立てる。

「あなたって本当に…いつまで経っても、よくわからない人。」
98 : マスター   2023/02/15 12:47:50 ID:0I8KbYAj2I
「かわいいにも2種類あります」
「うん」
「マーちゃんが広めていきたいのはマスコット的なかわいさです。4コマ漫画でもそっちの方を描いていただきたいのです」
「うん」
「寝ぼけて腕に擦り寄ってきてかわいかったとか寝言で夫の名前を呼んでいたとかは描かなくていいのです。消してください」
「かわいかったのに」
「消してください」
「ネットでも過去一の反応が」
「いいから消してください!プンプンです!マーちゃんはプンプンですよ!」
99 : 大将   2023/02/20 21:56:56 ID:18HBbjYiT2
素晴らしい
100 : the・お兄さま   2023/02/21 00:05:57 ID:A2xfEii88Y
このスレは脳が再生する
101 : トレーナー君   2023/02/21 00:32:42 ID:yhMJdaAlUY
>>88>>91が好きすぎてヤバい(NTR感)
102 : アネゴ   2023/02/27 23:23:45 ID:Hy3EeEHxZs
菊花賞を勝利した時から思っていた。
もう彼女は自分から離れより腕の立つトレーナーのもとへ行くべきだと。
G1を制したウマ娘に経験の少ない自分でああだこうだと意見を出せるほど優秀になった覚えはない。
年末の大試合、有馬記念をサトノダイヤモンドは一着を勝ち取り連覇となった。
祝賀会としてサトノ家で打ち上げをしている最中で彼女と出会ってから起こった出来事を思い出し懐かしむ。
もっと広い世界、それこそ複数の海外G1勝利に挑戦するのだって夢ではない。
そうなるとダイヤのポテンシャルなら何も問題ないがトレーナーも特別である必要がある。
だからこそ彼女と、ご両親や関係者と話した。
『自分ではサトノダイヤモンドの成長をもうさせられない。』
『だけど彼女はまだ強くなれる。』
『だからより優秀なトレーナーが必要だ。』
この内容を伝えた。

ご両親は娘が望めば、そしておそらく臨んでいる、と
使用人の方々からは今一度よく考えてほしい、と
仮にダイヤがトレーナーである自分に依存しているとしてもそれはそれで将来のためには離別するのが彼女のためだ。
自分自身にとっても下手な勘違いなどしたくない。
ダイヤから今…
「トレーナーさんの言葉は差し障りのない言い方をしているように感じます。お酒の力を借りてでももう少し本音で話して欲しいです。」
と飲まされている。
気がつけば朝になり自分は酒に酔い眠ってしまった。
後で丁寧に毛布をかけてもらったようだ。
103 : お前   2023/02/27 23:25:32 ID:Hy3EeEHxZs
結局ダイヤには話を逸らされたり自分から席を外すなどで上手く事を運べずに日が過ぎてしまい…ため息が出る。
酒で潰れるなどサトノ家の方にとんだ無礼を働いたものだ。
謝りに行くために席を立つとダイヤの声が耳に入る。
「おはようございますトレーナーさん。」
_おはようダイヤ。みっともない姿やご家族にも迷惑をかけて申し訳ない。
「いえ、大丈夫です。それよりも昨晩のトレーナーさんがした提案に対してですが…」
_考えてくれたのかな?やっぱり君のためには、
「はい、今後もよろしくお願いします!」
_なぜ?まだ君は上を目指せる。止まらない。
「…この際言い切ってしまいます。貴方と勝ちたいからです。」
ダイヤの声がスッ、と頭に響く。
故にわかる。
伊達や酔狂、面倒だからとトレーナーを替えたいのではなく共に進むためか。
いや、きっとそうだった筈だ。
自分はダイヤから信じられてトレーナーをやっている。
だから苦しくても期待に応えた。
_それが二流トレーナーだとしても?
「私にとっては一流のトレーナーです。なんでしたら自分の功績にもう少し自信を持ってください。」
ダイヤが手に触れ握る。
「もし私が今のように走れなくなっても側にいてくれますか?」
_もちろん。
「でしたら今日からトレーナーさんはサトノです!」
_覚悟はできているさ。
こんなにも情熱があるなら全力で願いを叶えるのがトレーナー業を携わる者の使命だ。
_君と一緒に入れるならサトノだって何にだってなるさ!
「何にだって…でしたら、私の生涯の伴侶にもなってください!」

トレーナーはいつの間にか集まったダイヤの両親とサトノ家使用人が囲っている中で「はい」か「YES」で応えろと言わんばかりの圧により「ダイヤにはもっといい出会いがある」と切り抜けられずサトノになるのだった。
104 : トレーナー   2023/02/28 00:11:13 ID:rZC60bd/ko
>>102
ご両親は娘が望めば、そしておそらく臨んでいる
修正↓
ご両親は娘が望めば、そしておそらく臨んでいない
105 : お兄さま   2023/02/28 01:14:34 ID:fvyW7Jh65Y
あれ?元生徒会メンバーにマルゼンまで!みんなどうしたの?
……あぁ、奥様会議みたいなものか、ブライアンも最近遂に結婚したんだったね
え、アタシ?……いやぁ結婚とかピンとこないし、そもそもそんな相手もいないからね
あ、ごめん!連絡が来たみたい
……今日の夜はカレーか。いいね、丁度カレーの気分だったんだ
ごめんごめん、アタシはもう帰るよ。家でカレーが待ってるみたいだし
え?今の連絡は誰からって……○○くんだよ、アタシの元トレーナーって言った方が伝わるかな?
アタシの家の鍵は預けてるからよく家で料理を作ってくれたりするんだよね
今でもよく散歩に付き合ってくれるし、その分アタシもたまにトレーナーとしての仕事を手伝ったりしてるんだ
っと、そろそろ行くよ。カレーが家で待ってるからね
それじゃまた!みんなお幸せにね!

育成してから将来こうなりそうだなぁって思ったものを殴り書きしたんでイメージと違ったらごめんなさい
106 : アネゴ   2023/03/05 09:52:04 ID:eN2RKeDxV6
定期的に怪文書落としてくれる民に感謝
107 : ダンナ   2023/03/13 12:06:21 ID:2EYayfOfIw
わぁ…
108 : ダンナ   2023/03/15 19:54:41 ID:IQvSuHWE32
デジタルちゃんって現役時代から体型あんまり変わらないよね。引退してからもトレーニングとか続けてるんでしょ?すごいよね〜。

「いやぁ、推しを推すにも体力がいりますから!」
「特に今の最推しってば筋金入りのわんぱくちゃんなので!」
「あ、写真見ます?これがこの前の運動会のかけっこで1着になった時でしてパパも大興奮で、末は三冠バとか言い出してもう親バカすぎですよね!こっちはファル子さんのライブにペンラをふりふりしてるところで、もうッ…激カワッッ…ですよね!…」

「いやぁ〜!ウマ娘ちゃんはやっぱり最高ですよね!親(オタク)冥利に尽きるってもんですよ!!!」
109 : マスター   2023/03/16 19:36:40 ID:mLGyzESiOM
>>108
ファル子のライブでペンラ振ってるってことは…哀れファル子(早とちり)
110 : お前   2023/04/06 23:36:07 ID:Z5jacMsGJ6
「Beyond Jun.4」


ライスシャワー様

ご出産、誠におめでとうございます。
母子とも健康とのことで、我が事のように安堵し、そして嬉しく感じています。
どうぞ暫くはご無理をなさらずゆっくりご静養ください。

心ばかりではございますが、私の好きな小説と夫の好きな絵本をお贈りします。きっと赤ちゃんも気にいると思います。
また改めて、お伺いできればと思います。

親愛なるルームメイト
ゼンノロブロイ
111 : お姉ちゃん   2023/04/06 23:39:27 ID:Z5jacMsGJ6
「Beyond Nov.1」

スズカさんへ

お久しぶりです!お手紙ありがとうございました。

こちらは畑作業で毎日忙しくしていますが、娘たちがめきめき大きくなって作業を手伝ってくれています。

産後の静養ということですが、スズカさんたちならいつでも大歓迎です!
お母ちゃんも娘たちもスズカさんに来るって言ったら大喜びです。こちらは都会ほど便利じゃありませんが、静かでとってものんびりしています。
美味しいご飯をたくさん用意して待ってます。

スズカさんと、スズカさんの大切な人が、いつでも幸せでありますように。

スペシャルウィークより。
112 : あなた   2023/04/08 22:16:36 ID:Dbkb.91MNM
「久しぶり、グランマ!」
『おやおやかわいいルーナ、見ないうちにすっかり大きくなったねえ。』
「ねえグランマ、またレースの魔法のお話聞かせて!あの見習い魔女と使い魔のお話よ!」
『ルーナは本当にそのお話が好きねぇ。これはお転婆な見習い魔女とその使い魔が2人でレースの魔法を見つけた時のお話。』
『何をやってもつまらなかった魔女は、偉大な魔女である彼女のグランマに教えてもらった、とびきり素敵な魔法を見つけるためにトレセン学園へ行くことにしたのよ。だけど、最初はさっぱり魔法が見つからなかったの。そんなとき、ある1人の変わり者が魔女の走りを"魔法みたい"って言ったのよ。』

『あら、気の利くグランパがお茶を入れてくれたみたい。』
『このお話の続きは、ハーブティーとお茶菓子を楽しみながらににしましょうか。』
113 : あなた   2023/04/15 00:02:37 ID:9gjJZ8Y4q6
彼と共に歩んだ三年間がもう既に終わりに近づいていた。ゴールドシップは12月の有馬記念に向けて最終調整をしているところだ。
「よし、今日の練習はここで終わりにしよう」
トレーナー曰くこれはピーキングってやつらしい。いつもは練習嫌いなゴルシも今までの追い込み具合と比べると拍子抜けするような練習量だ。
「なぁトレーナー、私だってたまには練習したい気分の時もあるぜ?ほら、あともう少しだけでも走らせてくれないか?」
「ダメなもんはダメだ、気持ちはわかるけど休養もトレーニングの内だよ」

寮に戻りベットに飛び込んだ。
ゴルシは不安だった、半年前の宝塚記念での大チョンボからの不振で引退なんてしたくない。その為に自分なりにも頑張っているつもりだったし、何より最後にトレーナーと一緒に勝ちたい。
それなのにトレーナーはあの淡々とした態度を取られる、
あの時のやらかしで見限られてしまったのだろうか。、
トレーナーにとって私はただの担当ウマ娘、もし私が卒業したら彼は私の事なんて忘れてしまうのだろうか?
114 : トレーナーちゃん   2023/04/15 00:17:39 ID:9gjJZ8Y4q6
そこからの日々は飛ぶように過ぎ、気づけば中山競馬場の宿にいた。明日で全てが終わる、ふとこの三年間を振り返ってみた。色々な思い出が蘇ってくる、思えば堅苦しい幼少時代に比べてトレセンに来てからは退屈しない毎日だった。そして、思い出の中には毎回トレーナーがいた。楽しい時はもちろん、気持ちが乗らない時も私に寄り添っていてくれた。宝塚二連覇の時の笑顔は今でも忘れない。私の思いつきにいつもノッてくれるのもトレーナーだけだ。
そんな彼に最後に心に刻んで欲しい。明日は一番でゴールして、彼にドロップキックと見せかけて抱きつく。
そんな計画を立ててゴルシは眠りに付いた。
115 : 大将   2023/04/15 00:30:33 ID:9gjJZ8Y4q6
次の日彼女は走った。全力で前のウマを追いかけた、今までにないほどの全力疾走、風を切って地面を蹴った。しかし差は縮まらない。今まではこんな事なかったのに、それでも最後の最後まで全力で駆け抜けたが、無慈悲にも先頭がゴールインしていく、結果は8着。ゴルシは実感が湧かなかった。勢いを殺して膝をつき、大勢の観客の前だというのに涙が止められなかった。涙を袖で拭きながら、控室に戻った。
そしてそこにはトレーナーがいた。
116 : トレーナー   2023/04/15 00:47:04 ID:9gjJZ8Y4q6
「頑張ったな」
トレーナーが優しい顔で迎えてくれた。ゴルシはトレーナーの胸に顔を埋めて泣いた。トレーナーもゴルシの頭を撫でて泣いていた。
「ごめんな…勝たせてやれなくて…」
「私こそごめんね…最後にトレーナーと一緒に勝ちたかったのに…」
「いいんだよ…三年間頑張ってくれてありがとうな」
「私も楽しかったよ…できればもっといたかったけど…」
「俺もだよ…」
後で思い返してみるとすごく照れ臭い会話をしていたと思ってメイク直し中に赤くなった。
2人で思いっきり泣いた後、ウイニングライブの準備をした。トレーナーに見せる為にとびきりの笑顔でバックダンサーを務めた。
トレーナーに目線を向けてトレーナーもタオルを振り返してくれた。
117 : 大将   2023/04/15 01:10:41 ID:9gjJZ8Y4q6
その日の夜、2人は川沿いに出掛けた。2人で三年間の思い出を語り合い、ゲラゲラ大笑いした。宝塚記念の話もゴルシは一瞬気まずくなったが、トレーナーはゴルシらしくて最高だったよと言ってくれた。そして2人は川の流れの見えるベンチに腰掛けた。街頭が2人の顔を照らし、ゴルシの高い鼻に深い陰影を作っていた。
「今日のライブは最高だったよ、誰よりも可愛かったし輝いてたな、一生忘れられないよ」
トレーナーは雰囲気にも飲まれたのか素直に感想を話した。ゴルシはさっきのレースで出来なかった勝負をかける事にした。少し間を空けてトレーナーの目を見つめた。
「なぁトレーナー、それって告白か?」
不意打ちをかけられたトレーナーは目を泳がせ言葉を探した。
「えぇ、うんまぁ、そんなどうだろう、もちろんゴルシは最高だしかわいいし俺の一番の担当ウマ娘だよ?」
「もう担当じゃないだろ?それだけか?それでも男か?」
118 : トレぴっぴ   2023/04/15 01:25:13 ID:9gjJZ8Y4q6
ゴルシは心臓の音がトレーナーに聞こえるんじゃないかと思った。それはトレーナーも同じだったが、トレーナーはここで勝負に出ることにした。
「わかったよ」とだけ言い、ゴルシの肩を抱き寄せキスをした。
一瞬突き飛ばされるかと不安になったが、ゴルシは笑顔で返してくれた。
「なんだか宇宙の真理が見えた気がするぜ、これからも宜しくな、トレーナー」

今はゴルシとトレーナーは結婚し、子宝にも恵まれている。
今日は2人で愛娘のユーバーレーベンのレースを見に向かっている
119 : トレーナー   2023/04/26 13:51:56 ID:Xow9W17hNM
落としはせん、落としはせんぞ!!
120 : 貴方   2023/04/29 00:39:40 ID:lV/WY2v0O6
「ねえ、無理しなくていいのよ。確かに一流には一流の嗜みがあるけど、だからって高ければいいってことにはならないわ。」
隣に立つ少女は私の手にした時計の値段を見て怪訝な顔を向けてくる。それもそのはず、新人トレーナーの苦しい懐にとっては背伸びもいいところだった。それでもこのブランドの中でいえば最も安価な部類なのだから眩暈がしそうだ。

『大丈夫、これがいいんだ。』

一流になると宣言したからには、彼女の隣に並び立つと決めたのならば、覚悟の証が必要だった。
そしていつか、自分にも彼女にも胸を張って一流だと言える日が来たら、この時計を買い替えようと心に誓った。
121 : お姉ちゃん   2023/04/29 00:39:59 ID:lV/WY2v0O6
「ねえ、だいぶ古くなってきたし、そろそろ買い替えないの?」
隣に腰掛ける妻は私が時計を磨くのを楽しそうに覗きこんでくる。定期的にメンテナンスをしているものの、確かに所々に傷や錆が付き、ベルトもくたびれている。それでもあの時から一度も止まらず今も動き続けているのだから大したものである。

『大丈夫、これがいいんだ。』

日本のレース史に無数の功績を残した重鎮は、すっかり節くれのようになった指で愛おしそうに丁寧に磨き上げた腕時計を棚に戻す。
最愛の妻、キングヘイローと2人並んで刻んだ時間を、静かに懐古するように。
122 : 相棒   2023/04/29 00:52:29 ID:dCneTK9LCU
たまに浮上すると新作ないか見に来る…
123 : トレーナー   2023/05/18 18:55:18 ID:8t7fHHJxdY
「ふぅ…」
ちょっとしたきっかけで始めた愛車のメンテナンスだったが、やればやるほど気持ちが乗り、気づけば日が傾き始めていた。

担当ウマ娘のメジロパーマーがその功績を讃えられスポンサーから贈られた車。名付けて「メジロパーマー号」
数多の傷と汚れがこれまで走ってきた旅路を懐古させる。地図を見ずに山道で迷ったり、免許取りたての彼女の特訓中に危うく死にかけたり、フェリーに乗せて北海道まで旅をしたり。
そのひとつひとつが、彼女と自分の歩みそのものだった。
124 : トレーナー君   2023/05/18 18:55:37 ID:8t7fHHJxdY
「よし、と。」
仕上げにその車体を磨き上げる。魔性の魅力も銀幕を彩った逸話もないが、やはり自分にはこの車がいい。

「おっと、忘れるところだった。」
忘れかけていた当初の目的を済ませるため、買ってきたばかりのステッカーを車体の見やすい位置に張り付ける。

『赤ちゃんが乗っています』

「これからもよろしくな、パーマー号!」
125 : マスター   2023/05/29 12:39:38 ID:PVoQCu58jc
😭
126 : アンタ   2023/05/29 21:42:03 ID:Z.ycrjxCGQ
うーん、いつかのどこかを思い出す書き手と読み手のアラカルトで、素晴らしくSSの山。
つなげつなげ
127 : トレぴ   2023/06/09 19:44:22 ID:q0ZXmT3pxg
幼いウマ娘「ファル子ちゃーん!キャッキャッ!」
今年6歳になる娘が最近熱烈にハマっているもの、それは元・大人気ウマドル、スマートファルコン…通称ファル子である。ダートレース界で無類の強さを誇りながら、レース以上にライブに注力するスタイルを貫き、ウマ娘アイドル、「ウマドル」という新たなジャンルの先導者となった偉大なウマ娘だ。マイクを置いて久しいが、今でも幅広い世代にファンがいる。

娘「ねえ!パパもファル子ちゃん好きだったんでしょ?どんなところが好きだったの?」
私『うーん、そうだなぁ。ライブにもレースにも一所懸命でどんな時も笑顔を忘れないところかな。』
娘「じゃあじゃあ、レースの時のファル子ちゃんとライブの時のファル子ちゃんならどっちが好き?」
私『やっぱりパパはレースの時の方が好きだよ。あんなに普段はかわいいのに、ビューンって速くて強いんだよ。』
娘「そうなんだ!じゃあさ、じゃあ…ママとファル子ちゃんだったら?どっちが好き??」
私『えー、難しいなぁ…う〜〜〜〜ん、ママはどう思う?』
妻「…しゃいっ☆…しゃいっ☆」ボスボス

赤鬼みたいに真っ赤になって俯いてしまった妻に結構な力で肩をパンチされたのだった。
128 : トレーナー君   2023/06/15 19:47:14 ID:YpMBtLhVuM
ああ、我が親愛なる共犯者よ。
今宵飲み交わすのは真のアムリタ。酒乱の神(バッカス)さえ生唾を飲む、始まりの一雫(ギムレット)を捧げよう。
ベースにはジンを、雷霆(ケラウノス)が如く冴え渡るライムと、ひと掬いの甘露を。
そして混沌(シェイク)。破壊こそが調和、ワタシの手の内で新たな物語(カクテル)は紡がれた。

「随分と待たせたな、トレーナー。ここから先は模倣の霊薬(モクテル)ではない。いわば回帰不能点(ラストダンス)…
この時より、我らの運命(フェイト)は1つとなる。
ワタシたちの再びの船出に、乾杯」
129 : あなた   2023/06/15 20:33:47 ID:E/SYM8Ef7E

TV『もうすぐ七夕!織姫様と彦星様が天の川を渡ってー……』

アヤトレ「もう七夕か。しかしやっぱり天の川伝説って浪漫あるよなぁ、愛し合う2人が巡り合う日、だもんな」

アヤベ「……そうね」

アヤトレ「まあ俺もアヤベと言う織姫様と無事に結ばれて、本当に良かったよ!」

アヤベ「なっ、また変な事言い出して……。じゃあそんなあなたは彦星様とでも?」

アヤトレ「そりゃあ!……あ、いや……うん」

アヤベ「?」

アヤトレ「ああ、その……やっぱり今の無しで」

アヤベ「……は?何、彦星じゃいけないの?私と結ばれるのは嫌ってこと?!」

アヤトレ「え!いや、ごめんそうじゃなくって!」


アヤトレ「織姫と彦星だと1年に1度しか会えないだろ?それを思うとどうしても嫌でさ……。俺はずっとずっとアヤベと一緒に居たいから!」


アヤベ「っ!〜〜〜もう!……馬鹿」プイッ
130 : トレーナー   2023/06/20 18:27:15 ID:tUiT./v3VE
気になったんだけどみんなってどこでバイトしてる?私は学園の近くにある定食屋さんでバイトしてるんだよね。
デビューしてすぐの頃に、思うように結果が出なくてホームシックになったの。学食のご飯も喉通らないみたいな状態になっちゃって、そのときたまたま入ったのがそのお店なんだよね。
なんか、ザ・家庭の味っていうか、ホッとする味なの。で、思わず泣いちゃったんだよね。焼きサバ定食食べながら…今考えるとちょー恥ずかしいわ。そしたらおかみさんが親身に話聞いてくれて、店長さんも何も言わずにおかず一品おまけしてくれて。
実はそこの店長さんが元トレセンのトレーナーさんだったんだよね。バイトのついでにちょっとだけ走りと食事メニューとかも見てもらって、最近はなんか調子もいいんだ。
あぁでも、まかないには必ずおかみさんと店長かんの惚気がついてくるから色んな意味でお腹いっぱいになるけどね。

お店の名前?駅前商店街にある「まちかね食堂」ってお店だよ。また今度一緒に行こうね!
131 : トレぴっぴ   2023/06/21 22:53:12 ID:O/iOejSDuY
ふと目が覚めると、歪んだ教室のような場所に立っていた。と、いう状況であれば誰もが少なからず取り乱すだろうが、私の場合はかなりの高頻度で遭遇する現象の類なので、あまり驚きもしなかった。慣れとは恐ろしいものである。

ひとまず教室を見回す。あるものといえば散乱した机と椅子、ロッカー、散らばったプリントや筆記用具。窓から夕暮れの空が見えるが窓は開かない。そこで教室の端まで歩いていき、扉に手をかけてみた。施錠はされていないので思い切って開けてみる。すると、向こうにも同じ教室と扉が見えていた。出現した新たな教室に入室し、見回す。机の配置から落ちていた鉛筆の本数までまるきり先ほどと同じだった。ひとまず先ほど同様扉の前に立ち、開け放つ。

「今回は抜け出せない系かあ。」

またしても現れたまったく同じ教室の様子を見てこぼす。

これはあくまで経験則だが、霊障にもいくつか種類がある。何かに追いかけられるもの、身動きが取れなくなるもの、自分が何かに返信してしまうタイプなんかもある。そして今回は無限ループのように空間から抜け出せなくなってしまうタイプだ。このタイプの対策は目に見える情報に頼らないこと。

「こっちか。」

扉を経由すれば必ず同じ場所に戻されてしまう。ならば、別のところにある真の出口を見つければいいのだ。私はそうして、目を閉じて感覚を頼りに教室の隅にあったロッカーに辿り着き、開け放つ。
132 : お前   2023/06/21 22:54:31 ID:O/iOejSDuY
『おや、お早いおかえりですね…。もう少ししたら、お迎えにあがろうと思っていたのですが。』
「今日はそんなにヤバいやつじゃなかったから俺だけでも対処できたよ。」
『そうですか…それはなによりです。それで…今日は、いったいどんな子にイタズラされたんですか…?』
「ずっとループする教室に閉じ込められてね。出口が扉じゃないと思ったから感覚を頼りにロッカーを開けたら帰ってこられたんだよ。」
『それはいいことです。アナタは彼らに好かれやすいので、彼らのイタズラに付き合ううち、感覚が研ぎ澄まされてきたのかもしれませんね。』
「いやいや、そんなんじゃないよ。ただ、コーヒーの香りを頼りにして帰ってきただけだからね。」
『…そう、ですか。ふふっ。
では…お疲れでしょうし、一杯、お淹れましょうか。』
133 : アネゴ   2023/07/06 00:07:46 ID:LZ6Q/R6sQg
ビワハヤヒデ「トレーナー君、今日はわざわざご足労いただき感謝する。なに、コーヒーでも飲みながらゆるりと聞いてくれ。さあ、君と私の間柄だ。御託は抜きにしてさっそく本題に入ろうか。
では手元の資料を見てくれ。これは表題にあるとおり、君と私が同居及び婚姻をすることで享受できるメリットについてまとめたものだ。先週データ形式で送っておいたが目を通してもらっただろうか?そうか、それは重畳だ。では、順をおって説明していこうか。まず、一般論として…」

ナリタブライアン「おい姉貴。まさかこの調子でその辞書みたいな紙束を悠長にめくっていくつもりか?」

ハ「ブライアン!?今日は出かけるんじゃなかったのか!?それに、今は2人で大切な話をしているんだ。一旦部屋に…」

ブ「義兄貴の方もどうなんだ。余計な世話かもしれんがアンタらは理論だとなんだのに頼りすぎだ。それとも姉貴の指のサイズやら趣味やらを聞き出した時のLANE画面を姉貴に送りつけてやろうか?
姉貴も姉貴で家のこととかいろいろ考えすぎだ。あの店は私が継ぐ。姉貴は今の仕事を続けてればいいし、何よりお袋も姉貴も私が根無草でいるより安心だろ。わかったらさっさと義兄貴と話をつけろ。私は今度こそ出かけてくる。邪魔したな。」

ハ「…何だったんだ全く…ん?ト、トレーナー君?」

〜〜数年後〜〜

「もしもし、母さん。なかなか連絡できなくてすまなかった。ブライアンはうまくやっているそうで安心したよ。私もなんとかやっているが、やはり私の話は理論的で子供たちには伝わりにくいみたいだ。ああ、彼と一緒に二人三脚だ。
ま、孫!?それはその…まだ気が早いだろう…いや…しかし…。んん!とにかく父さんも母さんも身体には気を付けて。また近いうちに2人で遊びに行くよ。じゃあ。」
134 : トレーナー君   2023/07/06 00:08:51 ID:LZ6Q/R6sQg
サイド:ナリタブライアン
「…そういうわけだ、トレーナー。私は正直経営なんて柄じゃない。だからアンタは私が卒業したらウチに来い。なに、アンタならわけないだろ。」

名前 (空白でランダム表示)
画像 ※JPEG/PNG/GIFのみ。最大サイズ合計: 8MB



画像は3650日で自動削除する
画像認証 (右画像の数字を入力) 投稿キー
コメント スレをTOPへ (age)

※コメントは15行まで
※画像などのアップロードの近道 : http://imgur.com/
※コメント書き込みの前に利用規約をご確認下さい。