【R15注意】卒業後の貴婦人とヴィルシーナが●談をする話
1 : 底辺SS作家   2026/07/20 18:42:20 ID:GyOVZF1M2s
何故こんなところに居るのだろうか?
私、ヴィルシーナはそんな疑問を反芻する。

事の始まりは先日の大学での休み時間中、LANEにて『午前11時頃、ここへ来なさい』『お時間はそこまで取りませんことよ』という端的なメッセージと共に店のリンクが送られてきたのだ。

文面からわかる通り、かつて私がライバルと認め幾度となく勝負を挑んだ相手であるジェンティルドンナだ。
それこそ昔はバチバチしていたが、今ではたまに顔を合わせてはお茶をしばく関係だ。(※ジェンティルドンナが一方的に呼びつける事が多い)

そんな彼女からのお誘いを断る理由はこちらには無いし、向こうもただ雑談がしたいからこうして呼びつけたのだろう。
そう思い、私は了承の文面を送った。
2 : 底辺SS作家   2026/07/20 18:42:43 ID:GyOVZF1M2s
そのため私は下調べをする事を怠ってしまった、結果今まで呼びつけてきたお洒落なカフェや洒落た喫茶店ではなく、明らかに内装からして高級感の溢れるセレブ向けのお店に足を踏み入れる事になってしまった。

何度かそれなりに格式高いお店に入ることはあったがここはその比ではない、まるでマダムや貴族達御用達の入る所でありそれこそそれ相応のドレスコードが求められそうな場所だった。

目眩を覚えそうな頭を抑え受付へ向かう、既に彼女は来ているそうで、案内のウェイトレスの後に続き席へ向かう。
そして案内された個室の扉にウェイトレスがノックし「お連れ様がお見えになりました」と声をかける、中にいる彼女の声を聞き届けると扉を開け、中に案内される。

中は狭すぎず広すぎず、明るい色の木目のテーブルはピカピカに磨かれている、厚めの壁と扉や明かりを取り込むための曇りガラスが用いられている。
まるで接待や密会で使われる場所ような雰囲気すら感じられる。

いったいこの場所だけでいくらするのだろうか、という考えが巡ってしまい気が遠くなる。
しかし目の前に居るのは新設精鋭ながら女性層を中心に高い人気を誇るファッションブランドの社長だ、この程度の出費は彼女が現役時代に使い潰す鉄球程度のものなのだろう。
私はそう結論付け、それ以上考える事をやめた。
3 : 底辺SS作家   2026/07/20 18:43:20 ID:GyOVZF1M2s
「お誘い、ありがとうございますジェンティルさん。まさかこのような場所にお呼ばれされるとは思ってもみませんでしたわ、社長さん?」
「ごきげんようヴィルシーナさん、早速ご挨拶ですわね。」
「当然でしょう?以前お呼びしていただいた場所とは本当に天と地の差ですから・・・」
前に呼びだした所は落ち着いた内装とシックな雰囲気の漂う紅茶の美味しいお店だった、個人的にはそのお店の方が肩肘張らなくていいので好きだった。

「それで?本日はどのようなご要件ですか?」
「まぁまぁそう警戒なさらないで?ほら、あなたのお飲み物を注文なさいな。それと、ケーキの方はもう注文していますので、追加なさるならご自分でお願いしますわね。」
そう言われ店舗用の注文タブレットを渡される。
渋々モニターを見ると、またしても信じられない光景を目の当たりにする。

桁が1つ違う、すべて値段を間違えてしまっているのでは無いかと思う程に高い。
もう長いこと贅沢な暮らしをしていた頃より節制をしてきた影響なのだろうか、紅茶一杯だけでも相当な値段だと感じてしまう。

とはいえケーキ代は向こうが持つそうなので、こちらはダージリンティーを選び、一杯だけのカップか量の多いポットかと聞かれたので、後者を注文する。

しばらくすると入ってきた扉とは反対側に位置する壁の小窓からノックの音が鳴る、目を向けるとウェイターが「ご注文の品をお持ちしました」と答えたのでジェンティルさんが招き入れる。

小さな窓からヴィルシーナの頼んだダージリンティーの入った香しいティーポットと空のティーカップが運び込まれる。
続けてジェンティルドンナの頼んだであろうティーポットと空のティーカップ、タルトケーキが一切れずつ乗ったお皿が2つ全く音も立てずにテーブルの上に置かれる。
4 : 底辺SS作家   2026/07/20 18:43:33 ID:GyOVZF1M2s
ウェイターから「ご注文の品は以上でお揃いでしょうか?」と丁寧に聞かれたので、以上と答えると「ごゆっくりどうぞ」と言いそのまま窓の中へ消えてしまった。
いったいこのお店はどういう作りで、どういうコンセプトの下で建てられたのだろうか・・・
失礼だとは分かっていても、先程の小窓から出るウェイターがどことなく、ホラー作品に登場するおばけに思えてしまった。
5 : 底辺SS作家   2026/07/20 18:44:03 ID:GyOVZF1M2s
私達は提供されたケーキに舌鼓を打ち、じっくり味わうよう丁寧に一口ずつ運ぶ。
彩り豊かに使われるフルーツ達はお互いに主張し合わないよう念密に計算された量で構成されており、それらをまとめ上げるクリームチーズのソースはなめらかで後に引かない、タルトもしっとりしておりすべてが私好みの作りになっている。
叶う事なら一口で食べきり、もう一切れ食べたいとも思える位には至上の逸品であったが、値段を見るのが恐ろしかったし、何よりこのケーキを彼と食べずに独り占めしてしまっている事実に対しうしろめたさを感じていた。
お互いにケーキの皿が空になった所で、対面に座るジェンティルさんが口を開いた。

「それで?あなたの伴侶とはどのくらいシテるのかしら?」
しかし私はその質問の意図が読めなかった。
「・・・?無知で申し訳ありません、『してる』とは具体的に何のことを…?」
「あぁ、貴女も大分そういった所がありましたわね、それとも、このわたくしに言わせたいのかしら?」
この人はいったい何を言っているのだろうか。
いや可能性の1つとして浮かび上がる『ソレ』に思い当たるが、あやふやな状態で話し始めた後で否定されてはこちらが赤っ恥をかくだけである。

「では改めて聞きますわ、貴女達は、所謂『夫婦の営み』というものをどれくらいシテいるのかしら?」
口に含んでいた紅茶を吹き出してしまった。
「嫌ね、そんなに驚くことは無いでしょう?」
ゲホゲホと咳き込む喉を落ち着かせ、紙ナプキンで飛び散った紅茶を拭き取る。
「いえ、それは驚くのではありませんか?まさかこのような場所でそういった話題は…」
「あら?ずいぶん奥手なこと・・・」
けれど、と彼女は続ける。
6 : 底辺SS作家   2026/07/20 18:44:20 ID:GyOVZF1M2s
「わたくしたちはもう『花も恥じらう乙女』というお年頃ではありませんことよ?それにここは個室、多少なら声を出しても他の方には聞こえませんわ」
「いえ、ですが…!」
「でしたらそのケーキ代を支払って貰いましょうか?ちなみに先程のメニューには載っていない代物でしてよ?」
ハメられた、この人は最初から買収するつもりでこの場に呼びつけたのだ。
しかしもうゲームに口をつけてしまった以上、値段のわからない最高級品に見合う解答をしなければならないのだろう・・・

「それと、貴女1人に喋らせては尋問と変わりありませんわ。ですので、ヴィルシーナさんにした質問にはわたくしもお答えしましょう。ね?これで平等でしょう?」
もうこの場から逃げる事は出来ないようだ、現役時代から変わらない理不尽な貴婦人に付き合わなければならないようだ・・・
7 : 底辺SS作家   2026/07/20 18:44:42 ID:GyOVZF1M2s
「それで?どのくらいの頻度でシテるのかしら?」
私は覚悟を決めて口を開く。
「そうですね、私の旦那様も忙しいですし、『月3回』位ですわ・・・」
「本当に? その程度で満足されているの・・・?」
「・・・よ、4回…」
「本当に?」
「・・・ええそうですね!平均5回です!多い時はそれ以上する事もあります!これで満足ですか!?」
「貴女のそういう真面目な所は好きでしてよ、オホホホ・・・」
以前ネットで調べた知識でやり過ごそうとしたが、この人には通用しなかった、またしても手のひらの上で転がされるようにもてあそばれてしまった・・・

「そういうジェンティルさんはどうなんです?」
紅茶を飲んで一息ついた彼女は答える。
「3回…」
「あら?私には満足しているか問い詰めたのに、そちらは随分と謙虚ですわね?」
「『週』3回ですわ」
耳を疑った、単純計算で月12回の計算になる。
そんな高い頻度でまぐわって夫婦共に平気なのだろうか・・・?
「えぇえぇ、多い方ですわね。けれど、あの人はわたくしに心も体もメロメロ、それこそ毎日のように求めて来るんですの、わたくしでなければ週3回に抑えられてなかったでしょうね・・・」
頬に片手を添え恍惚とした表情を浮かべる、その顔からは明らかに惚気と自慢の意思が感じられた。
8 : 底辺SS作家   2026/07/20 18:45:00 ID:GyOVZF1M2s
「それで?月5回もされるヴィルシーナさん達はどちらからのお誘いが多いのかしら?」
まだ満足していないと表現するように、尚も根掘り葉掘り聞いてこようとする彼女、こうなったらとことんまで付き合うしか無さそうだ。
「そうですね、同じくらいでしょうか。彼が頼み込む日もありますし、私からお願いする日もある。いかがでしょうか?」
「あら?もう隠さないのね?」
「えぇ、貴女に隠し事は無意味、そう判断しましたので。」
「あら残念、もっと羞恥に悶える貴女が見たかったのに、オホホホ・・・」

「そういうジェンティルさんは貴女の旦那様から毎日のように求められているんでしたね?それで夫婦として愛し合っていると言えるのでしょうか?」
「失礼ね、わたくしからもお誘いはしますわよ?気が向いたら、ですけれども…」
「(この人のことだから、トレセン学園に勤める彼にマーキングとして襲いかかってそうね。)」
口には出さずあくまでも思考で完結させる。
9 : 底辺SS作家   2026/07/20 18:45:18 ID:GyOVZF1M2s
「ところで、そんなに愛し合っているのでしたらどんな『プレイ』をなさるのかしら?『酔って甘えてそのままなし崩しに』、とか『あの頃の勝負服で』といったコスプレなんてものもされるのかしら?」
「いえ、酔ってる時はしてませんね、私もあの人も酔ってると『甘えたい』と『甘やかしたい』の欲求の方が強くなるみたいで・・・
あと勝負服のコスプレをしたことはありますけれど、あの人の中で宝物として記憶されてる姿だそうなので、頑なに手は出してくれませんでしたし、その… ぼ… 性的興奮もしてくれませんでしたね。」
「勃○くらい気にする必要はありませんことよ?」
人がせっかくオブラートに包んだというのに・・・
「それなら、どんなプレイをされるのかしら?」
正直恥ずかしくて答えたくないが、言わなければこの尋問は終わらないだろう・・・。
「『猫プレイ』です…」
「猫?でして?」
「えぇ、お互いに猫耳をつけてにゃんにゃん… といった感じです…」
あの日は燃え上がったが、あの状況を今思い返すと顔が熱くなる・・・
「ふむ・・・ ちょっとやってみせていただいても?その猫のマネとやら。」
「こればっかりは無理です!貴女だって猫のマネを今やって見せてと言われても抵抗感はありますよね!」
「・・・それもそうですわね。それにしても猫プレイ、猫なで声…」
考えを飲み込むように紅茶を口に含む彼女。
自分も顔の熱を冷ますように紅茶を口にする。
10 : 底辺SS作家   2026/07/20 18:45:57 ID:GyOVZF1M2s
「それでわたくしの盛り上がった夜の話よね?」
正直興味は無いが、今後の為になるかもしれないので聞くだけ聞いてみる。
「そうね、特にあの人が喜んでそうだったのは、裸で筋トレした時だったかしら。」
またしても絶句する、呆れなのか、この二人らしいからなのか言葉が出ない。
「あの人が突然お願いしてきたのよ?『筋肉の動き方が見たいから裸で筋トレしてくれ、こんな事君にしか頼めないんだ。』ですって・・・ 本当に呆れますこと・・・」
その実、またしても嬉しそうな顔をしている、内容はともかく頼られることに喜びを覚えることには同意する。
「そしたらあの人私のトレーニング姿をひとしきり撮影し終えたらなんて言ったと思う?『こんなに立てて、あんな風に見せつけるように体を動かしやがって!誘ってんのかよ!』ですって、そしたらそのまま適当な椅子の上で、あの自慢の太くて大きくて固いモノでケダモノのように乱暴してきたのでしてよ?本当に堪え性のない旦那様だとは思わないかしら?」
「・・・・・」
11 : 底辺SS作家   2026/07/20 18:46:05 ID:GyOVZF1M2s
言葉には出ないが想像できてしまう、あの珠肌や乳房を惜しみなく晒しトレーニングに勤しむ姿を、あの誰もが羨む極上の身体に汗やら体液等を撒き散らしながら乱暴され雌の悲鳴を上げる姿を・・・
「ふんっ!」
「痛っ!?」
思考はそこで中断される、見れば人差し指でこちらのおでこを突いてきたようだ。
デコピンではなかったのは温情だろうか・・・ どちらにしろ本気で来られたら頭蓋骨は平気ではいられないだろう。
「な、何をするんですか!」
「それはこちらのセリフでしてよ!人のあられもない姿を想像するなんてふしだらにも程がありましてよ!」
豪傑なる貴婦人などと呼ばれたりしていても、根が乙女であるのは今もなお変わりないようだ。
紅色の頬をしたむくれ面の彼女は紅茶で一息ついていた。

それにしても筋トレしてそのままケダモノのように交わる、多分彼はそのような事はしないだろう。
何故なら彼は私に疲労の色がある時は自分の性欲よりも気遣いやケアを率先してするからだ。
例え前々から約束していたとしても私の体の方を優先してしまう、そんな人だからこそ私も無理におねだりはしないし、彼が疲れている時は労ってあげるようにしている。
私はそんな事を考えながら紅茶を飲んで一息ついた。
12 : 底辺SS作家   2026/07/20 18:46:22 ID:GyOVZF1M2s
「それで?どっちがリードしてますの?」
またしても紅茶を吹き出しそうになるがこらえる、ある程度は予想がついてしまうこの状況が嫌になる。
「そうですね、お察しの通り彼がリードしてくれます、貴女の所とは違って。」
「あら?わたくし、そのようなことは一言も…」
「貴女の事ですから『強者は上に立つもの、夫婦といえど上位に立つのはわたくし、そして男は強者に尽くすもの』、とでも言っているのではありませんか?」
目の前の彼女は意外な評価を受けたように目を丸くし、次に眉を下げ訝しむ表情を向けてくる。
「わたくしってそんなに横暴な女に見えますの?これでも尽くす方ですし、どちらかといえば夜はされるがまま…」
そこで彼女の言葉が途切れる。
プライドに抵触する何かがあるようで、頬には赤みが差していた。
13 : 底辺SS作家   2026/07/20 18:46:47 ID:GyOVZF1M2s
「そろそろ貴女からも質問なさい、私ばっかり聞いてばかりは不公平でしてよ?」
「そう言われましても・・・」
正直な所もういっぱいいっぱいではやく帰りたい、別に大好きな彼にぎゅっと抱きしめてもらいたいとかそういうつもりではない。

ふと先程の発言で気になった質問をそのまま口にしてみる。
「そこまでおっしゃるのなら、貴女の旦那様のモノはそれはそれは立派なモノなんでしょうね?」
またしても意表を突かれたようで目を丸くする彼女、そして先程と同じように再び訝しむ表情になる。

「どうしてそのような事を知ろうと思いましたの?まさか浮気なさるおつもりでして?」
「なっ!?違います!私はただ貴女にそこまで言わせるお相手のモノがどれほどのものか聞いておこうと・・・!」
「そう興奮しないでくださいな、わかっておりますから・・・」
何故かこちらに憐れみの目が向けられる、この手の話題を散々振ってきたのはそちらでしょうに!
「それで、あの人のサイズでして?えーと、このぐらいだったかしら?」
「なっ・・・!?」

今日は何度驚かされるのだろうか、シュヴァルが時折釣りの成果を報告する時のように上げられた両手の指は約25cmを超える間が開いていた。
一般男性の平均サイズが確か十数cm位だった筈、あんなものを入れられたら女性の性器が壊れてしまうだろう。
しかし、あれなら確かに目の前にいる大柄な貴婦人を満足させられるだろうし、されるがままになる理由も納得がいく。
「ふん!」
「痛っ…」
またしても額を指で突かれてしまった・・・
「ご想像中の所申し訳ございませんが、あの人のアレはもうわたくし専用の名器でしてよ?誰にも使わせるつもりなどございませんわ」
最初から浮気する気も無いし、そんな大きすぎるものを使いたいとも思えない・・・
14 : 底辺SS作家   2026/07/20 18:47:31 ID:GyOVZF1M2s
「それで?聞いたからには答えてもらわねば不平等というものでしてよ?ヴィルシーナさん?」
やはり答えなければならないらしい、おずおずと16cm程の間を空けた指先を持ち上げる。
それを見た彼女は表情を一変させ勝ち誇った表情になる。

「あら、ヴィルシーナさんの旦那様も中々良いものをお持ちで・・・ けれど残念、わたくしの旦那様の方が上のようですわね」
「えぇえぇ確かに貴女の旦那様には勝てないでしょうね!けれど構いません、あの人は飽きもせず私の身体に熱中して私の為に沢山出してくれますから!」
「沢山・・・? つかぬことをお伺いするけれど、1回の営みで何回射○されるのかしら?」
「回数、ですか? 普通です、だいたい4回程、多いと6回は出してくれます」
「6…回…!?お、男の人はそんなに出すものなの・・・!?」

「いえ、多分あの人が特別多い方だとは思います。そういうジェンティルさんの旦那様はどうなのですか?8回位は出しているのではないのですか?」
「は、8!?そんなに出されたらわたくし壊れてしまいますわよ!?」
猛抗議をする迫真の彼女に気圧される、ハッとした彼女は落ち着きを取り戻すように座り直し、むくれるようにそっぽを向いた。
15 : 底辺SS作家   2026/07/20 18:48:27 ID:GyOVZF1M2s
「それで、わたくしの旦那様の射○回数でしたわね?」
取り繕うようにこちらに向き直る彼女。
別に聞きたくはない、正直もう帰って家に居るだろうあの人に抱きしめてもらって充電してもらいたい。
「2回、ですわ・・・」
自分で言い出した手前、しっかり守る辺りこの人も大分律儀な人だと思う。
「2回、ですか、ええそうですか・・・」

そこまで聞いて思い出す、夫婦の営みは週3回、さらに鍛え上げられた身体と一般サイズを大きく超えた男●で力強く攻め立てる彼、ジェンティルさんも鍛えているにも関わらずされるがままにされる程のテクニックの持ち主であること。
そんな人が2回出せば満足してくれるのならまだいい方なのかもしれない・・・

「・・・・・心中お察しします」
「えぇ、ありがとう」
16 : 底辺SS作家   2026/07/20 18:48:58 ID:GyOVZF1M2s
「さて、今日はこの辺りにしておきましょうか」
お互いに最後の一口を飲み込む、それなりに長いレースを走らされたような疲労感が襲いかかる。
「本日はお誘いいただき誠にありがとうございました、美味しいお茶とケーキでしたよ。」
今度からはお店の内容をしっかり確認してから返事を出そう、そうしなければ今後何を要求されるかわかったものではない。

「次はどこがよろしいかしら?和菓子?お寿司?あぁ、バーという選択肢もございましたわね」
「これ以上は買収なんてされませんからね!」
あれだけ聞き出し、今思えば踏み込みすぎた話題に対し今更ながら恥ずかしさがやってくる私に対し、この人はまだ満足していないと言わんばかりに次の提案をしてきたのであった。
あの程度の猥談は気に留めるほどではないのだろうか、やはりこの人と競うのは苦手だ。

「あぁそれと、ヴィルシーナさん」
「なんです?まだ何か?」
「貴女の旦那様はわたくしの旦那様には敵わないでしょう、けれども、お二人の愛し合う回数の方は勝っておりますので、そこは自信を持ちなさい。」
「〜〜〜〜!余計なお世話です!」
「オホホホホホ……」
去り際にこの人はなんてことを言うのだろう、疑うまでもなく私にとってあの人が一番の男の人だ。絶対にそうだ。

「ではまた、ごきげんようヴィルシーナさん。」
「えぇまたいつか、ジェンティルさん。」
手荷物をまとめた私はそう挨拶し、自分の会計を済ませたお店を出てそのまま帰路につくのであった。

途中の電車の中でまっすぐ帰っている旨を連絡し、彼が家にいる事を確認する。
こういう時は何か手土産を持って帰るのだが、今日はもう一刻も早く彼に逢いたかった。
17 : 底辺SS作家   2026/07/20 18:49:20 ID:GyOVZF1M2s
私は帰りの道中、駅前で声をかけてきたナンパ師やアンケート協力依頼のバイトなんかをすべて置き去りにするような速さで歩みを進め、気がつけば彼と私の住む部屋の前にまで来ていた。
いつものように周囲に尾行してくる人が居ないかを確認してから玄関のドアを開ける、玄関で靴を脱いでいるとドア音に気がついた彼がいつもの調子で迎えに来る。

「おかえりシーナ、少し早かったんじゃ・・・ おっと。」
彼の顔を見るなりその胸の中に顔を埋め、強く抱きついてしまった。
考えるよりも先に身体が動いた私を、彼は嫌な顔せず抱きしめ返してくれる。
こんな風に甘やかしてくれる彼が大好きだ。
今の私は普段とは違って頭の中はごちゃごちゃしてるし、心の整理もおぼつかない、そんな私をこの人は何も聞かずに優しく対応してくれる。
そんな彼に私は何度も恋をしてしまう。

「そろそろ立ち続けるのも辛いよね?ソファまで運んであげようか?」
「寝室…」
「うん?ベットの方がいいの?」
「はい、落ち着いて、話を、したい、です…」
彼はひっついたままの私をそのまま抱え上げ寝室に運んでくれる。
けれどそこまでしてくれる貴方に対して、今の私は黒くて醜い感情を向けてしまっている気がする。
18 : 底辺SS作家   2026/07/20 18:49:46 ID:GyOVZF1M2s
「着いたよシーナ?降ろそうか?」
「このままで…」
「わかった、このまま座るね」
2人分の体重受けたベットは少しだけ軋む音を出す。
彼は何も聞いてこない、何も不満を漏らさない、いや今の私みたいに頭の中で色々考えている最中なのかもしれない。
けれどもこの時間さえも彼は受け入れてくれる気がする、だからこんなお願いをしても受け入れてくれるかもしれない。
「えっち…」
「うん?」
「えっちなこと、したい、です…」

「・・・わかったいいよ、それじゃ服を脱ぐから一度離れてくれるかな?」
やはりこの人は私のお願いは何でも聞いてくれる、けど・・・
「だめ、できない…」
思わず否定してしまう、彼は困惑の表情を浮かべてた気がする。
「『できない』って、もしかして服を着たまましたい?」
「違う、貴方は明日、仕事がある…」
「・・・そっか、シーナは俺の事を気遣ってくれたんだね、けど大丈夫だよ、仕事に支障が出ないようにするから安心して」
この人はこう言いながら無理をするタイプだ、そんな事は重々承知している。
だからその分を私が気遣って支えてあげないといけないのに、私の身体はまだいうことを聞かず彼にくっついたまま彼の動きも時間も縛り付けたままだ。
今の私は性欲と理性に挟まれ右往左往して相手を困らせて、本当に面倒な女だと心から思う。

そうして何分経っただろうか、突然彼が私の頭を優しく撫で、口を開く。
「ねぇシーナ?今日は何か嫌なことがあった?言いたくなかったら別に言わなくても構わない、けど聞いたら俺も解決方法を悩むことは出来るし君の心も少しは軽くなるかも・・・」
見かねた彼が助け舟を出してくれる、それに対し私はゆっくりと応える。
19 : 底辺SS作家   2026/07/20 18:50:31 ID:GyOVZF1M2s
「・・・今日、ジェンティルさんと話しました」
「うんうん、今日出る前に言ってたね」
「あの人が、私たちの、せ、性行為の事を聞いてきて…」
「それは、答えにくい内容だったよね?」
「とっても恥ずかしかった・・・ 貴方の事、沢山喋っちゃった・・・ 貴方のあの姿も、愛してくれる所も、知られたくなかったのに・・・」
「そっかそっか、辛い思いをしたんだね?」
「うん… あとね、あの人の惚気も沢山聞かされた、聞きたくなかったのに、『自分の旦那は凄い』って自慢されてね、貴方と比較するように、意地悪言ってきたの…」
「なんだ、そんな事気にしなくても良いのに」
「気にします!貴方は私にとって一番の男の人なのに、それが揺らぎそうになって、それで…」

口にしようとした発言が喉でつっかえているような感覚がする、そんな私に対し彼は変わらず優しい声色で話しかけてくれる。
「ゆっくりでいいよ、そのままの言葉で話してみて?」
「貴方が取られると思って… あの子が、○○さんを誘惑して、体だけの関係になっちゃうかも、なんて… ありえない考えも浮かんできちゃって…」

我ながら情けない、彼からの愛を信じている筈なのにその愛が移ろいで何もかも格上のジェンティルさんに揺らいでしまうのではないか、なんて・・・
それを聞いた彼はぱちくりと目を丸くし優しい顔に戻った、気がする。
「不安だったんだね?けど安心して、俺の心も体も君の物だよ。この先、君以上の女性が現れたとしても俺が愛したい人は君以外考えられないよ」
20 : 底辺SS作家   2026/07/20 18:50:46 ID:GyOVZF1M2s
本当にこの人は平気で甘い言葉を吐く、その言葉が弱り切った私の心を癒して温めてくれる。
「わ、私も… 私の心も… 体も… 貴方の… ○○さんのもの… です…!」
顔から火が出そうなくらい顔が熱い、相変わらず彼の胸に顔をうずめたままだが、きっと顔が真っ赤な事は蚊の鳴くような声量から全部バレている。
なんでこの人はそんな台詞をいともたやすく言えるのだろうか・・・

「それでシーナ、今日はどうする?」
正直な所シたい、けれども彼の予定が・・・
「俺も、シたい気分になっちゃった。勿論君の不安もあるから程々にするよ」
彼の胸元から離れ、彼の顔を、彼の目を見つめ直す、大好きな安心する微笑みがそこにあった。
「・・・貴方って本当にズルイわ、昔っから私に頷かせる提案しかしないもの」
私は今日久しぶりの笑顔を浮かべ、どちらかともなく唇を合わせたのであった。

おわり
21 : 底辺SS作家   2026/07/20 18:51:06 ID:GyOVZF1M2s
おまけ
登場人物紹介
○ヴィルシーナ
・現在は専門学校に通い将来のキャリアの為に一生懸命に勉強中
・学校内でも交友関係は良好、姉妹仲も家族仲も変わりない。
・トレセンを卒業後に同棲開始、家事炊事は分担している。
・ジェンティルドンナとは茶飲み友達のつもりだが、誘われる度に近況(デートの内容)を報告させられている。
・性交渉は相手に求めすぎではないか、とひそかに悩んでいる。
・好きな体位はハグしながらの対面体位。

○ジェンティルドンナ
・大学で必要な学問を履修後そのまま起業、若手の社長として日々邁進中。
・他社との付き合いで会席に臨むこともあるが、それ以上にヴィルシーナとの茶会を大事にしている。
・現在も旦那とのコミュニケーションの一環としての筋トレは欠かさない。
・かつてジェントレからのプロポーズを待つあまり半年位御無沙汰がなくなる、その後半ば脅迫気味に呼びつけた『本音爆発アームレスリング対決』にてお互いの想いの丈をぶちまけた結果両想いな事が判明し、負けたジェンティルドンナが嫁入りした。
・性交渉に関してはジェンティル側が誘う事が9割超えだが、本人は頑なに認めていない。
・旦那にベットの上で連敗記録を更新し続けているのが悩み
・好きな体位は搾り取る騎乗位
22 : 底辺SS作家   2026/07/20 18:51:22 ID:GyOVZF1M2s
(元)ヴィルトレ
・初恋相手のヴィルシーナに対し、在学中から一途な気持ちで接していた。
・現在もトレーナー業を続けてはいるが、ヴィルシーナ程の熱量は無く、チーム所属のサブトレーナーとしてチームトレーナーの勉強をしている。
・卒業時に別れの言葉で送り出すつもりが、想いが溢れてプロポーズをかまし、そのままとんとん拍子で同棲する事になった。
・今回ヴィルシーナから性交渉を求めてきたのに断った時は何事かと思い、内心気が気ではなかった。
・性交渉はこちらから誘い過ぎなのではないか、とひそかに悩んでいる。
・好きな体位は抱きしめながらの対面体位。

(元)ジェントレ
・ジェンティルドンナが卒業した後は彼女のようになりたいと志願した素質あるウマ娘を担当し、確実な結果を残す名トレーナーとして名を馳せている。
・普段は社会人らしく真摯な態度を一貫している。
・『本音爆発アームレスリング対決』で本音を吐き出すまではジェンティルドンナからの好意にも、自分の好意にも気が付かなかった程に鈍感。
・一回だけ風俗店に行ったことがあるが嬢全員から全力謝罪拒否をされ、それ以降全ての店でブラックリスト入り+入店拒否を果たしている。
・ジェンティルドンナがパンドラの蓋を開けてしまったため、マッチョ+巨■+ベットヤクザという絶■性魔人が完成してしまった。
・好きな体位はフルパワー後背位
23 : 底辺SS作家   2026/07/20 18:51:48 ID:GyOVZF1M2s
以上です。

そうだったらいいなと思い書き上げました。
24 : ダンナ   2026/07/20 19:33:20 ID:w8dlRF27vQ
素晴らしい
25 : アナタ   2026/07/21 08:08:51 ID:a3/KMnjQ66
ジェンティル、ヴィルシーナ大好きやん
26 : トレピッピ   2026/07/21 09:56:33 ID:zss/LihPiw
面白かった
27 : 大将   2026/07/21 14:18:29 ID:WhnQskSMQ6
ええやん(えばやん)
28 : マスター   2026/07/21 18:16:54 ID:Bmm0rhmVMo
やはり卒業後のジェンティルはジェントレに勝てない運命にあるのか・・・
29 : トレぴっぴ   2026/07/21 19:17:09 ID:a3/KMnjQ66
普段は凛々しく気高くて優しいから、思わずよわよわになっちゃったお姉ちゃんはまた違ったかわいさがある。
これは良いSSだ

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