ステイゴールドが学園に来たことを祝うドリームジャーニー
1 : マスター   2025/05/27 20:31:49 ID:OCtcPfgOig
「うおおおおおおおおおおおおおお!!!アネゴ!アネゴ!アネゴ!うおおおおおおおおおおおおおお!!!」
「姉上!ステイゴールドが学園に来たからってはしゃぎすぎだ!姉上!」

2 : トレぴっぴ   2025/05/27 20:33:39 ID:OCtcPfgOig
「アネゴ!どこにいますか!?アネゴオオオオオオオオ!!!」
「姉上、ステイゴールドならそこだ」
「アネゴ、ここに居ましたか。本日もご機嫌麗しゅう……!?」
「…………」

3 : アナタ   2025/05/27 20:33:43 ID:QRG9wF0F/g
 

4 : 使い魔   2025/05/27 20:36:10 ID:OCtcPfgOig
「……アネゴの隣にいる方は、どちらさまでしょうか?」
「姉上、あの男はステイゴールドのトレーナーだ」
「アネゴ、どういうことか説明をお願いします」

5 : トレピッピ   2025/05/27 20:38:15 ID:OCtcPfgOig
「は~……いい景色だ――あんたも、そう思うだろ?」
「ええ、いい景色ですね。そうではなく、そちらのトレーナーさんの説明をお願いします」
「は~……いい景色だ――あんたも、そう思うだろ?」
「たしかにいい景色ですが、天衣無縫、孤高の旅人と謳われたアネゴに、なぜトレーナーが付いているのか、説明をお願いします」

6 : お前   2025/05/27 20:41:19 ID:OCtcPfgOig
「……姉上、分かったぞ」
「何がだい?オル」
「ステイゴールドは、まだ存在が曖昧だ。だから、一つのセリフしか話せぬのだ」
「なっ、なんだって!?そうなのですかアネゴ!?」
「は~……い」

7 : ダンナ   2025/05/27 20:44:09 ID:OCtcPfgOig
「姉上、そっとしてやれ。1年くらい」
「くっ……しかし、アネゴのトレーナーの力量を見定めるまでは、私は退くわけにはいかない!」
「見定めるとは、どうするつもりだ姉上」

8 : トレーナー君   2025/05/27 20:47:53 ID:OCtcPfgOig
「これより、ラップバトルを開催する!」
「ラップバトルだと!?」
「ラップバトルで私に勝てないなら、アネゴのトレーナーになるなど、言語道断!」
「いいのか、ステイゴールド?」
「いい――あんた?」
「……」(コクリ)
「一つのセリフを切り貼りして会話するとは、さすがアネゴですね」

9 : ダンナ   2025/05/27 20:51:21 ID:OCtcPfgOig
「しかし、ステイゴールドのトレーナーも存在が曖昧で口がきけぬぞ。これでは勝負にならぬ」
「オル、存在が曖昧なトレーナーにアネゴを任せられると思うかい?勝負にならなくても、負けは負け。そうだろう?」
「……その通りだな。それでは、ラップバトルはじめ!」

10 : モルモット君   2025/05/27 20:52:57 ID:OCtcPfgOig
「貴方ロリコン!!!」
「!?」(バタリ)
「勝負あり!ステイゴールドのトレーナーが、精神的ショックにより戦意喪失!姉上の勝ち!!!」

11 : 大将   2025/05/27 20:57:51 ID:OCtcPfgOig
「ふっ、アネゴの身長とスリーサイズは把握済み。必殺のドリームラップ程度で倒れるなら、アネゴのトレーナーは務まりませんね……」
「うぐわあああああああああああああああああ!!!」
「ごはああああああああああああああああああ!!!」
「ぐぎゃあああああああああああああああああ!!!」
「やめてくれえええええええええええええええ!!!」
「今の悲鳴は?」

12 : トレーナーさん   2025/05/27 21:02:30 ID:OCtcPfgOig
「どうしましたか?」
「ジャーニーか?ウチのトレーナーが、ジャーニーの声を聞いた途端に胸をおさえて倒れてしもうたんや!」
「ダンナもでい!」
「私のトレーナーさんもです」

13 : トレピッピ   2025/05/27 21:04:48 ID:OCtcPfgOig
「姉上、これは……」
「共通点は、高等部で低身長のウマ娘のトレーナー。私のドリームラップの射程内に居たことが原因の、精神的ショックに違いないね」
「どうすればよい?」
「ふふ、心配いらないさオル」
「何?」
「すぐに分かるさ」

14 : マスター   2025/05/27 21:06:51 ID:OCtcPfgOig
「トレーナー、ロリコンと言われてもな、トレーナーはウチの家族や。何も心配いらへんで!気を取り直して、トレーナーの部屋でたこ焼きパーティーや!せっかく外泊届も出して来たんやからな!」
「そうだな、タマのたこ焼きを食べて元気を出すよ」
「その意気やでトレーナー!」
「…………」

15 : お兄さま   2025/05/27 21:11:16 ID:OCtcPfgOig
「ダンナ。ロリコンだのこんこんちきだの知ったこっちゃねえけどよ、ダンナはあたしの相棒だろ?どーんと胸を張っていればいいんでい!景気付けに寿司でも買って、ダンナの部屋で食べようぜ!外泊届も出してきたからよ、一晩中大騒ぎしてやろうじゃねえか!」
「ああ、周りがなんと言おうと関係ない。俺はイナリに付いて行くよ」
「ダンナ……」
「…………」

16 : お兄さま   2025/05/27 21:12:35 ID:OCtcPfgOig
(……たとえ他人から中傷されたとしても、私の伴侶として、華麗なる一族の一員として、背筋を伸ばして堂々としていなさいと、笑顔と所作で伝える私……)
(俺はロリコンではなく、ルビーのことが好きだから結果的にロリコンになってしまっただけと言いたい俺……もしかしたら、ルビーはトレーナーを変えるつもりかもしれない。それでも、ルビーの隣にいるために精一杯努力しようと思う俺……)
「貴様らは会話しろ!!!」

17 : マスター   2025/05/27 21:16:20 ID:OCtcPfgOig
「ほら、言った通りだろうオル」
「そうだな……だが、まだ残っているぞ」
「なにっ……ま、まさか、あそこで倒れているのは!?」

18 : トレーナー君   2025/05/27 21:21:31 ID:OCtcPfgOig
「トッ……トレーナーさんッッッ!!!なっ…なんで……?」
「ジャーニーと……オルフェか……」
「どうしてトレーナーさんがここに!?」
「ステイゴールドのファンだからね……サインをもらいに来たんだ……そしたら、ジャーニーの声がして……」
「そんな……私のドリームラップが……」
「おいたわしやだな、姉上と義兄上」

19 : トレーナーさま   2025/05/27 21:22:57 ID:OCtcPfgOig
「どうやら俺はここまでみたいだ……ジャーニー……俺は君を愛して……」
「トレーナーさああああああああああああああああああああん!!!」
「気絶しただけだ姉上」

20 : キミ   2025/05/27 21:26:11 ID:OCtcPfgOig
「…………」
「アネゴ……もしかして、慰めに……?」
「は~……いい景色だ――あんたも、そう思うだろ?」
「アネゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」

21 : アナタ   2025/05/27 21:28:40 ID:OCtcPfgOig
「よくも、よくもトレーナーさんを……許しませんよ、アネゴ……!」
「逆ギレだ、姉上」
「こうなったら、ただでは帰しません。勝負です……アネゴ……!」
「いい」

22 : 使い魔   2025/05/27 21:29:39 ID:OCtcPfgOig
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

23 : アナタ   2025/05/27 21:31:13 ID:OCtcPfgOig
「結局それか姉上!!!」
「この動きは、アネゴにはまだできないでしょう!オルだって約1年かかったんです!」
「その動きのために実装されたわけではない!」
「…………」

24 : トレーナー君   2025/05/27 21:32:09 ID:OCtcPfgOig
「だあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!」

25 : ダンナ   2025/05/27 21:33:44 ID:OCtcPfgOig
「なっ、存在が曖昧なのに、これほどの動きを!?さすがアネゴ!!!」
「ただ反転してるだけだ姉上」
「くっ、この勝負……私の負けだ……」
「姉上……」

26 : あなた   2025/05/27 21:36:07 ID:OCtcPfgOig
「今回は退きましょう。トレーナーさんを、遠征支援委員会のソファに寝かせなければならないので、これで失礼します」
「ああ」
「アネゴ。別れる前に、これだけ言わせてください」
「?」

27 : 使い魔   2025/05/27 21:42:47 ID:OCtcPfgOig
「トレセン学園にようこそ。貴方の来訪を心から歓迎します。アネゴに至上の旅路があらんことを」
「ああ」
「それでは。今度はゆっくりと話しましょう」

28 : トレーナーちゃん   2025/05/27 21:44:41 ID:OCtcPfgOig
「……………」
「は~……いい景色だ――あんたも、そう思うだろ?」
「……」(コクリ)
「ドリジャも、オルフェも、トレーナーができてから急に変わりやがって。あんたも、そういう変化を与えてくれるのかい?」
「いずれ分かるさ。君と俺の旅の中で」
「ははっ!なおさら楽しみになった。早くあんたと旅をしてみたいもんだ」
「……そうだな」

29 : モルモット君   2025/05/27 21:46:21 ID:OCtcPfgOig
「…………」
(さっさと帰って、余の杖が作った飯を食べるか……)

30 : トレーナーさま   2025/05/27 21:48:01 ID:OCtcPfgOig
 こうして、ドリームジャーニーとステイゴールドの勝負は終わりを告げた。
 その後、ドリームジャーニーはすぐにお茶会の用意をしたが、ステイゴールドとそのトレーナーはいつの間にか行方知らずになっていた。
 それを知ったドリームジャーニーは、「アネゴらしい」と静かに微笑むのだった。

31 : お姉さま   2025/05/27 21:49:11 ID:OCtcPfgOig
 しかし、すぐにステイゴールドはトレセン学園に再び現れるだろう。
 彼女の旅路がトゥインクルシリーズに刻まれる日は近いと、オルフェーヴルは悟っていた。
 そして、その時こそドリームジャーニーは本当の意味でステイゴールドと邂逅するであろうと、トレーナーが作ってくれたご飯を食べながらオルフェーヴルは思うのだった。

32 : 大将   2025/05/27 21:49:54 ID:OCtcPfgOig
【終わり】

33 : お兄ちゃん   2025/05/27 22:12:55 ID:cQDVp8jZWU
アネゴが同じセリフしか喋れないのも含めて面白かった!乙
34 : 相棒   2025/05/27 23:04:34 ID:tH3SBHutgc
ステイゴールド育成実装したとき>>24が真の姿へと変わるのだな…楽しみ

ツボにハマッた>>20
同じセリフが煽りへと変わる状況作りイイネ
35 : アンタ   2025/05/28 00:34:16 ID:l2VnEtF.NM
やだやだステゴで草
36 : 相棒   2025/05/28 01:16:05 ID:vtanPKlAKY
めちゃめちゃ面白かったわ!乙!
画像の選び方と使い方が上手くて良い
それでいてそれぞれのトレーナーとの絆が見えるシーンは可愛らしいし
37 : モルモット君   2025/05/28 07:41:08 ID:TEjMil13Ec
なんという力技のSS
38 : お兄ちゃん   2025/05/28 09:43:52 ID:u64omznpxU
ここに猟銃自殺したウララトレが居るんですが
39 : 使い魔   2025/05/28 09:51:40 ID:KTz1jLug3A
画面外でお兄さまとチヨトレも倒れてそうだな
40 : トレーナー君   2025/05/28 09:56:21 ID:T3fM3Wm8WI
アネゴがドラクエの村民みたいに同じセリフおばけになってる…
41 : お姉ちゃん   2025/05/28 18:39:33 ID:E4UQYCiWa2
貴方ロリコン!は全方位無差別攻撃なんよ
42 : アネゴ   2025/05/29 09:21:46 ID:wz6nBKCJuY
さて、ここに今だに目を覚まさないロリコ…いやスィープトレがいるのですが…

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