マックイーン「トレーナーさん、なんでこうも棒読みになってしまうんですか…？声に抑揚をつける、まずはあ、あ、あ、と一音ずつ音を上げながら読んでみてくださいませんか？」
トレーナー「あ、あ、あ、あ、あ────」
「問題ありませんわね。では、次にあ────…と音を上げながら、逆に音を下げながら。はい、どうぞ」
「あ─────…あ─────…」
「ええ、できていますわね。その『声と喉を動かす感覚』を覚えていてください。それでは…『出たな魔王！今日こそ積年の恨み、晴らさせてもらうぞ！』さあ、先程教えたことを意識しながら真似してみてください」
「でたな！まおー！きょうこそ積年の恨み、はらさせてもらうぞおー！」
「なんでそうなるんですの！？やはり文章が長いからでしょうか？一度文章と波形を起こして視覚的に理解しやすくした方が良さそうですわね……」

トレセン学園で催される舞台の主役にくじ引きで抜擢されたマクトレ、高い演技力を持つためヒロインに推薦されたマックイーン
舞台を成功させるために大根役者トレーナーに指導する名優マックイーン概念