(後ろから加齢なる一族の圧を感じてスタミナが消し飛ぶボク…)

(ダイイチルビーの気迫が凄まじいことになっている様子に気圧される俺…もしかしたら、あの3年間は彼女にとって退屈でしかなかったのかもしれない…)

(自己評価が低いのはずっと変わらないなぁ…と思いつつ、トレーナーさんの隣で座って見てるわたし…)

正妻ポジション

(なんだかんだ出張期間が終わりトレセン学園に戻ってきた俺…)
(サブトレさんの両親が「吉報を待っているよ」「娘を大切にしなさい」とか言っていたのが気がかりな俺…)
(サブトレーナーで終わらせるなという意味だろう。やはり彼女は俺のチームとは別のところに配属するべきだと思う俺…)
(引継の準備をする俺…)

(5レス経つころには引継契約成立だろう…)

(すれ違いならぬスレ違いをやんわり窘め引き書類を破棄するアタシ…)

（唖然としているチーフトレーナーさんに「（婿入りに）うんって言ってくれるまで離れませんよ♪」と腕を組んで胸を押し付けるアタシ…♪）

(引き剥がした私(わたし)…)

(引っ張られた勢いで3人を押し倒してしまった俺…)

素晴らしいです！

記事にしなければ！！

どうして記者がこんなところに…？

海外に飛ぶ俺…

(の右の席に座るわたし♪)
(の左の席に座るアタシ♥️)

(一人寂しくファーストクラスの私😭)

(フランスに到着した俺…)
(凱旋門賞を観戦する俺…)

(ヴェニュスパークに舞姫する俺…)

(外国のウマ娘に手を出すのは良くないとp変わり身になったダウナー系地方系ウマ娘のボク…)

(いつからやってきたのかわからない子が変な妄想をしているが、特に何もしていない俺…)

(日本のトレーナーを見つけたフランスウマ娘のワタシ)
(今回彼の担当は出走していないようだけど、彼な両隣にいる日本のウマ娘2人から凄まじい実力を謎の圧を感じるワタシ)
(いずれ凱旋門賞を勝ちたいと考えている者としては、彼のようなトレーナーは興味深いと思うワタシ)
「Bonjour! アナタ日本のトレーナーサンよね？ちょっとお話しない？」

舞姫するんか！？

(舞姫するような相手がいるわけない俺…)

（それはそれとして、フランス地元のウマ娘の走りが気になる俺）
（担当バとルビー、フランスウマ娘の併走トレーニングをセッティングしてもらう俺達）

(ひとまず2400メートルで走ってもらった俺…)
(結果としては、担当バとルビーの勝ちだった。フランスという環境下で、しかも担当バとルビーは中距離以降が特別得意というわけではないのたが、それでも勝てなかったということは単なる実力不足だろう、と思う俺…)
(しかし彼女の逃げは可能性を感じさせてくれた。速さこそ負けてはいたが、2400mを逃げで走り切るのに失速を一切しなかった。スタミナおよびペース配分に優れているのは確かだ)
(課題はスピードにあると考える俺…)

（日本から来たウマ娘たちに完敗したワタシ…）
（初めてのフランスの芝、距離にも関わらず、ワタシを追い抜いていく姿は驚異的だった…）

（知りたい…この強さの秘密を！）

（日本への留学の手続きをするワタシ）

（フランスウマ娘からの留学の申請を却下するよう働きかける私…）

（日本に戻った後、理事長室に呼ばれた俺…）

理事長「通達ッ！ダウナー系地方系ウマ娘とフランス留学ウマ娘の2人をチームに加入させ担当するように！」

えっ？どうして？
(ダウナー系地方ウマ娘もフランス留学ウマ娘もそういう話を一切しなかったのに、どうしてここに来てるんだ？と思わざるを得ない俺…)
俺よりも相応しいトレーナーがいると思いますよ理事長。

理事長「信頼ッ！二人とも名指しで君を希望した！自信を持ちたまえ！！」

…断る、と言ったら？

明日担当とサブトレーナーに手を出して海外に高飛びした元トレーナーの新聞が一面を飾る

理事長「…あれだけの騒ぎを抑えたのだから、少しは無理したまえ」

分かりました…責任とってトレーナーやめます…
(罪を全て背負う俺…悪いのは全て俺ということになる以上、担当バたちやサブトさんには何も起きないだろうと思っている俺…)

トレーナーさんがトレーナーを辞めるなら、わたしだって中退します！だって、トレーナーさんがいなくなったら、わたしが今走る意味が、理由が、全部無くなってしまうんですから！
(トレーナーさんと理事長の会話を扉越しに聞いていたら、トレーナーさんが辞めるなどと言い始めたのでじっとしていられなくなったわたし…)

理事長「感心ッ！ウマ娘とトレーナーの絆を見せてもらった！退職より新たなウマ娘を育てる事で責任をとりたまえ！」

(何はともあれ顔合わせをする俺…)

「○○です。地方トレセンから来ました。今まで勝てなくてもいいと思ってましたが、ルビーさんに叩きのめされて目が覚めました。よろしくお願いします」

俺を指名した理由って…？
(と疑問を口にする俺…)

「…ウーン？フィーリング的な？」

(ボク(のレース観)をめちゃくちゃにした責任、取ってください。)

(なんとなくで指名したんだなー、と思う俺…)

(このダウナーな子から並々ならぬ矢印がチーフトレーナーに向いているのを感じ取るアタシ…)

ルビー、現担当、サブトレ、ダウナー、フランス
この５人全員がいつかはルビトレに重くて湿ったクソデカ感情を向けるのか

「○○デス。凱旋門賞で勝つべく日本ウマ娘の強さの秘密を学びに来まシタ」

（敵に塩を贈ることになるので、正直指導は勘弁願いたい俺…）

（「まあまあ、せっかく来たんだし、日仏の友好のためにも受け入れてあげましょう」とサブトレさんに諌められる俺…。まだまだ目先の事しか考えられないことを反省する俺…）

(しかし有馬記念で勝てないハルウララが勝てる凱旋門賞に固執する必要はあるんだろうか…)

(それについてはこのトレセン学園がおかしいだけとしか思えない私…)

(トレーナーサンの指導が始まり、少ししてデビュー戦を勝ったワタシ)
(これからジュニア期に向けて頑張る予定のワタシ)
(ところでトレーナーサンに挨拶のキスをすると他の担当の子の顔が険しくなるのはどうしてなのかしら？)

(威風堂々)
(どこ吹く風)
(八方にらみ)

(おなかがすいたのでトレーナーサンにバゲットを要求するワタシ)

（売ってなかったのであんぱんを渡す俺…）

(コンナニ美味しいアンパンがなぜフランスに無イのか困惑するワタシ)

（初勝利のお祝いにちょっとした菓子パンパーティを開く俺たち）
（フランスウマ娘も気に入ってくれて何よりだと思う俺…チームの雰囲気がよくなった気がする）

パンパンしたんか！？

(パンパン…？どういう意味なのかサブトレーナーサンに尋ねるワタシ）

サブトレ「そりゃもう凱旋門にエッフェル塔をずきゅんばきゅんよ！！」

(品性のない発言をするサブトレーナーさんを絞め落とす私…)

(……トレーナーサンとそういうことをするのはまだ早いと思うワタシ)

サブトレ「ルビーさん！！！ギブギブギブギブ！！」

(ダイイチルビーがサブトレーナーさんにボディタッチでコミュニケーションを取っている…。もしかしたら、彼女は俺なんかよりもサブトレーナーさんといる方が合っているのかもしれない)

(まだ早い、と考えているあたり知識はあるしその気はあるようなのでフランスウマ娘ちゃんを警戒するわたし…)

(ハブられてるのが気に食わないのでチーフトレーナーの背中にへばりつくボク…)

（ダウナーウマ娘が背中にへばりついてくる…故郷を離れてさびしいのかもしれない…。
そのままおんぶする俺…）

(尻、でっかいなぁ。と思ってしまう俺…)

無口ロリ令嬢ウマ娘
素直きょぬーウマ娘
スレンダーやや長身ヒト娘
ケツデカクールダウナー地方ウマ娘
長身色々豊満フランスウマ娘

属性いっぱい！

(夜の12×5ラウンドするんやろなぁと思うウチ…)

（12ラウンドなんてダストレさんしか出来ないと思う俺…）

(7ラウンドで妥協する寛大な私…)

（ダイイチルビーには俺よりも相応しい相手がいるに違いないと思う俺…）
（7ラウンドできるわけがないと思う俺…）

（ダウナーウマ娘のデビュー戦も近くなってきた。初めて見た時よりもタイムも良くなってるし気力も充実している）

ルビー「いよいよですね」

『ルビーの存在が良い刺激になっているみたいだね』

（見る者も輝きに導くルビーはやはり素晴らしいウマ娘だと思う俺）

(トレーナーさんたちの指導と加齢なる一族ダイイチルビーさんという存在もあって、未勝利戦をなんとか乗り越えたボク…)
(ダイイチルビーさんには感謝もあるが、それはそうとトレーナーさんを彼女の前で独占するボク…)

(無礼には臀部へのハリテパイルで返す私…)

(ぽっよーんという音と共にダイイチルビーの方が少し弾かれた光景を見てしまったわたし…)
(あの子のお尻には可能性が満ち溢れていると確信するアタシ…)

（無事に一着を勝ち取ったダウナーウマ娘が抱きついきて受け止める俺…ここから彼女の第一歩が始まる……なぜかルビーが弾かれてる…？）

(なんだか楽しそうなのでトレーナーさんに飛びつくワタシ！)

（自慢のお尻でサブトレさんを弾き飛ばすボク！）

(不意に放たれたヒップアタックに吹っ飛ばされるアタシ…！？)

(前もヘッドロックを誤爆されてたなぁ…と感慨に耽るわたし)

(どうして誤爆は発生するのだろう？と思う俺)

(アンタのクソボケが原因だと思うボク…)

(ダウナーウマ娘とジュニアの時期が同じなワタシ)
(ワタシが中距離、大して彼女はスプリンター。走るレースが被る可能性は低いと思うワタシ)

(そういえばワタシの両親がトレーナーサンに会いに日本に来ることを言い忘れてたワタシ。急ではあるがトレーナーサンに伝えるワタシ)

(ショットガンを突き付けられる俺…！)

（タイキトレさんも同じことをされたと聞いたが実物はマジです怖い俺！！）

舞姫したと思われてんぞ

ルビトレ「ノン！ノン マイヒメ！！」

→舞姫した
両親「うちの愛娘を舞姫したのか！？許さん！」

→ノン！ノン　マイヒメ！
両親「non my姫…？お前の姫だってのに認めないつもりか！？許さん！」

(レースで)娘がめちゃくちゃにされたのに責任取らない男はね…

(ひとまず落ち着いてもらった俺…)
(愛娘を本当に傷つけたら次はないと警告される俺…)


(過保護すぎる両親に少し呆れてしまうワタシ…)

(そこそこの戦績でジュニア期を終えたワタシ)
(正月にトレーナーサンの部屋でジャパニーズコタツを堪能するワタシ…zzz)

担当バ「○○さん、コタツで寝ると風邪引きますよ」
ダウナー「お布団敷きましょうか」

ルビトレ（なんで彼女たちは俺の部屋にいるんだろう…）

(レッツ・パーリータイムLV3…)

(クラシックや凱旋門賞について、担当ウマ娘たちの育成方針について考える俺…ひとりで考えるは難しいのでサブトレーナーさんと2人きりで話し合う俺…)

(チーフトレーナーに一緒にお出かけしないかと誘われたアタシ…)
(待ち合わせ場所に来てみればレトロな雰囲気の静かな喫茶店なことに少しびっくりするアタシ…)
(チーフトレーナーの前に座ると、真面目な顔をしてこちらをむいている…2箇所ほどきゅんきゅんするアタシ…)
「…サブトレーナーさん。俺たちの(担当の)今後(の育成や出走レース)について、話し合いませんか？」
(！？？！？！！！！？？！？)

「話は聞かせてもらいました。私も加わります」
(と申し出る私…)

(お？修羅場か？と思う喫茶店オーナーの俺…(notルビトレ))

（ルビーの登場に驚く俺…だが、彼女は俺の最も信頼するウマ娘だ。良いアドバイスが期待できる）
「ルビーにも話を聞いて欲しかったんだ」

通行人「曇りガラスの向こう(店内)は修羅の国~♪」

(チーフトレーナーとアタシの2人の今後に挟まろうなんてそうはいかないわ！とルビーちゃんを追い出そうと画策するアタシ…)

店員(連れ子の顔合わせかな…)

店員（どっちの子どもかな…多分、女の人の方だな）

(ダウナーウマ娘ちゃんとフランスウマ娘ちゃんとの3人で買い物がてらお出かけしていたわたし)
(ふと目に入った喫茶店にトレーナーさんとサブトレーナーさん、ダイイチルビーちゃんがいるのを目にしたわたし)
(会話がなく沈黙が続いているようで、いつものように口に出して会話をしてないと確信するわたし)
(どうしようかと思ってたらダウナーちゃんとフランスちゃんが喫茶店に入って行ったので慌ててついて行くわたし)

ダウナー「ミルクでも貰おうか」

担当バ「何遊んでんの…」