(グリッグリッ…ゴリュッゴリュッ…ガリッガリッ…)

(何故かダメージを受けているトレーナーさんに回復魔法をかけるわたし)

(癒される俺…)
(とりあえず後ろでちょっかいをかけてくる誰かに手を伸ばす俺…)

(柔らかい感触…)

(理事長の猫を鷲掴みしてるトレーナーを見守るボク…)

(遊び終えた俺…)
(ダウナーがたづなさんと理事長に引き摺られて行ったのはどうしたんだろうと思う俺…)
(とりあえず休暇をとって海外に行く俺…)

(フランスウマ娘を連れてトレーナーさんを尾行する私…)
(探偵とかスパイの気分で楽しいワタシ…！)

(ドバイにきた俺…)

(やたらちっちゃい眼鏡ウマ娘とそれと楽しげに話すウマ娘を発見した俺…)

誰だ？

(ドバイで勝ちを残していく私…)

(ドバイで勝ちを残していく私…)

空気を読め余…

(何日も言及されないなら気にかける理由もない…)

(ドバイを出てフランスにきた俺…)
(フランスで走る子たちを眺める俺…)

(飯がマズいと悲嘆にくれるウマ娘たち…)

（おいしそうなソーセージかと思ったら肉の代わりにジャガイモを詰めたベジタリアンメニューだったことに絶望する俺……）

（コメ食いてー！と思う俺…）

(日本に戻ってきた俺…)
(たづなさんと理事長にトレーナーを辞めたい旨を伝える俺…)

(トレーナーを辞めたいチーフトレーナーと理事長が空中戦を繰り広げているのを眺めるアタシ)

(なにあれ…)

(未知の光景に恐怖を覚える私…)

(一方その頃、マチカネフクキタルさんにトレーナーさんが誰と相性がいいかを占ってもらっているボク…)

(ﾄﾚｰﾅｰｻﾝﾊﾀﾝﾄｳﾊﾞﾁｬﾝﾄﾉｱｲｼｮｳｶﾞｲｲﾃﾞｽﾖ!)

(水晶玉を叩き割るボク)

(ﾌｷﾞｬｱｱｱｱ!!ﾅﾝﾃｺﾄｽﾙﾝﾃﾞｽｶﾀﾞｳﾅｰﾁｬﾝ!ﾏﾀﾞｳﾗﾅｲﾊｵﾜｯﾃｲﾅｶｯﾀﾝﾃﾞｽﾖ!?)

(何やってるんだろうあの子…)

(たとえ神にだって、ボクは従わない)
(昔見たロボットアニメの名シーンを思い出し、改めて自分の力で未来(トレーナー)をつかみ取ることを決意するボク…)

(理事長に敗れ岩盤に叩きつけられた俺…)
(気力を使い果たして動けない…)
(そのまま意識を失った俺……)

(気を失っている間にたづなさんに洗の…催眠教育をされた俺…)

（もしかすると俺はこの先、担当ウマ娘を変えるつもりなのかもしれない……）
（……？あれ、なんかおかしい……いや、おかしくはない、か……）

(まだまだ効き目が薄いようですね。教育の強度を上げましょうか)

（たづなさんは、今すぐ俺を書き変えるつもりのようだ……為す術もない俺……）

（……たづ、な？さんは、俺の、……御…主人、様？ナノ…か……）

「最近のトレーナーさん、なんだかおかしくないですか？」
(トレーナーさんが席を外した時を見計らって、チームの皆に相談してみるわたし)

「明らかにおかしいよ、なんか中身だけ別人みたい」
（担当バちゃんの疑問に同意するボク）

「チーフトレーナーはたづなさんに教育されてああなったわ。まああの朴念仁なら明日にはまた担当を変えるかもしれないって元通りになるでしょうけど」
(目撃者として情報を共有するアタシ)

(正気に戻った俺…)
(もしかしたら、こんな俺に失望してルビーたちは担当を変えるかもしれない…)

(引継書を出す前に学園を完膚なきまで破壊する俺…)

「パワーを下さい…トレーナさんを止められるパワーを下さい…！」
(伝説の超トレーナーになったトレーナーさんを止めるべく、みんなからパワーを吸収するわたし…！)

(パワーを奪われてヘロヘロに萎える俺…)

不思議なエネルギーの奔流により吹き飛んでいく女の子たちの衣服を見てあっという間にギンギンに復活する俺！

(今更ながら、引継ぎ書類を出す前に提出先である学園を破壊したら意味が無いのでは？と思う私……)

(気がつけばトレーナー寮のベッドで目覚めていた俺…)
(俺に一体何が…理事長に負けてからの記憶がない…)

(トレセンを復旧した俺…)
(引継届と退職届を提出する俺…)

👮「その前に署にご同行願います」

(丁重にお断りする俺…)

👮(チッ、偽物とバレたか？なら強硬手段だ。)

(偽警官を倒した俺…)
(とりあえず退職する俺…)

（身を隠すためドカタとして暮らす俺……）

(建設会社目白組の下請け作業員として新築ボロアパートの増築工事に派遣される俺…)

「いいですか？すきま風がすきま風であるために建物の隙間に絶妙な間隔調整が求められます」
(白饅頭ウマ娘に謎の匠の技を叩き込まれる俺…)

(隙間に送風機入れればいいじゃんと思う俺…)

（毎日のように発注者が押し付けてくる無理難題をなんとかクリアしていく俺……）

(いつかは一心同体になりたいとボロアパートを眺めていたな、なれるといいなぁ…)ﾎﾟｰﾋｰ

(何者かに跡形もなく消し飛ばされたボロアパート…)
(死傷者がいなかったのが幸いだと思う俺…)

(ボロアパート再建のために再び頑張ろうとする俺…)
(一瞬緑の影が見えたと思ったら後頭部に衝撃を受け昏倒する俺…)
(たづ……耳……)

(新人トレーナーにされた俺…)
(これから頑張っていこうと思う俺…まずは誰を担当しようかな…)

(いわゆる名家のお嬢様的なウマ娘は避けた方が良いと本能的に察する俺…)

（あれは…ハギノトップレディさん！？）

（ずいぶん若く見えるけどまさか…）

(トレーナーさんと向き合うわたし…)
(まっすぐ彼の瞳を見つめるわたし…)

どちらさまで……っ！？
(突如脳中に記憶が溢れ出す俺…)
(かつてダイイチルビーのトレーナーとして三年間を走り切った、その後今目の前にいる担当バの三年間を支え切ったことを思い出した俺…)
(俺は新人トレーナーなんかじゃない…)

「やあ、キミげんきかい？
　・・・返事がないなあ。
　ひょっとして壊れちゃった？」

(知らないおじさんが知らない何かに話しかけてる…無視する俺…)

（ルビー…君は本当に美しいな…と思う俺…）

（こんな美しいルビーに俺は似つかわしくないな……と思う俺…）

(もしかしたら、汚してしまえば俺は近くにいられるのでは？…とか考えてしまう俺…
……我に返って、自己嫌悪にふける俺…)

(落ち込むトレーナーさんをなだめるわたし…)

(担当バとダウナーウマ娘とフランスウマ娘の担当になった俺…)
(サブトレーナーの申請が来た俺…)

(同期に連れられて海に遊びに行く俺…)
(担当たちには伝えてないけど自主トレーニングメニューは用意しているから大丈夫だろう…)

（いつの間にかのけ者にされかかっている私…）

(マッチングアプリで出会いを探す俺…)

(即5件の申し込みが届いてその爆速マッチングぶりにビビる俺…)
(ダイニルビーや左部戸 麗(さぶとれ)…といった名前にどこか引っかかるものを感じつつも、指定の待ち合わせ場所――メジロシティへと足を運ぶ俺…)

6ぴょいおっぱじめるんか！？

(道に迷った俺…)
(電波が届かないようで地図も表示できない…ここは一体どこなんだろうか…)

ここはメジロシティの未知のエリア…

(どこかからメジロ讃歌が聞こえる…)

(気がつけばトレセン学園のトレーナー寮にいた俺…)
(今日は担当バとの三年間を走り抜ける最初の日だ。頑張ろうと思う俺…)
(……ん？)

(記憶が曖昧なトレーナーサンに45°チョップをするワタシ！こうすれば日本のは直るって聞いたことがある！)

(首と胴体が別れる俺…)

(ひどい夢。を見た俺…)
(誰かとお出かけしたい俺…誰と行こう…？)

(ダイイチルビーとの3年間の経験を活かして新しい担当ウマ娘とコミュニケーションを取り良好な関係を築くことができた俺…)
(ルビーの期待には中々応えることが出来なかったと思うが、今度は上手くやれそうだ)

(突然の二周目に混乱するわたし…)
(ひとまずジュニア期にも負けがないことを目標にするわたし…)

（あの子だけが覇気が違うと感じる俺…スカウトしてみようかな…）

(懇願の末トレーナーさんの担当バになったわたし…)
(まずは未勝利戦を越えなければならないが、かつてルビーちゃんの刺客が差し向けられていたことを思い出し、改めて気合を入れるわたし…)

(トレーナーさんとの契約が解除され、新たなトレーナーがついた私…)
(このトレーナーは指導能力は高いものの、少々欲深いところがあると思う私…)

(担当バのジュニア期が終わった…。新年を迎えおせちを一緒に食べる俺…)
(なんだろう、どこか懐かしい…？)

（送り込んだ刺客がことごとく返り討ちにあい驚愕する私…）

(クラシックを勝ち進んだわたし…)
(ティアラ路線を行かずクラシック三冠を掴み取った事で、注目を浴びているわたし…)
(トレーナーさんが覚えているかは分からないけれど、これもトレーナーさんとの特訓と思い出があってこそのものだということを心に秘めるわたし…)

(ダイイチルビーのトレーナーになって1年以上になる俺…)
(あいつの周りには権力者も多い。トレーニングとは別に媚びやら色々売ってコネをつくるのも尽力する俺…)

(ダイイチルビーは元気にしているだろうか、と心配しつつも、シニア期に向けて準備する俺…)
(担当バとその家族と共に温泉旅行にいった俺…)

(ダイイチルビーから安田記念で担当バと勝負がしたいと伝えられた俺…)
(担当バのやる気もあるし、引き受ける俺…)



(結果は担当バの勝ちだった。ダイイチルビーの方は体調不良の時期があったのもあり本調子ではなかったのかもしれない。にしても彼女の担当トレーナーは何をしてるんだろう、と思う…)

(色々あって澄ました顔をした無表情お嬢様が感情を抑え切れず泣く姿を見られて満足した現ルビトレの俺…)
(満足したので自分の犯した賄賂罪等の証拠を全て持って自首し、逮捕される現ルビトレの俺…)
(引継は済ませているし、次にダイイチルビーのトレーナーになる女は俺とは違い真っ当な一流トレーナーなので華麗なルビーが腐ることもないだろうと判断する現ルビトレだった俺…)
(元ルビトレとその担当バの道に、溢れんばかりの祝福を)

(前回はここでトレーナーさんが誤送信をしたせいでサブトレーナーさんがダイイチルビーとの契約を破棄されていた。今回誤送信はないけどどうなるんだろう、と思うわたし)

(ダイイチルビーに女性のトレーナーがついたことを知った俺…みた限り真面目で誠実そうでシュっとした

（シュッシュッしたんか！？）

(シュッシュッはしてない俺…)

(嫌な予感がするので女性トレーナーさんとの契約を解除したい私…)

(世界のループが狂おうとしている…？)

(トレーナーさんを襲う。)

(性的な意味ではなく)