722 : トレぴ   2023/06/09 16:31:52 ID:iwKKi0/beA

「デジタル☆何してるのー?」
「どぅあっ!?ママママーベラスさん!?」
学園内の茂みに潜伏していたアグネスデジタルは飛び上がった。
いつの間にか隣にマーベラスサンデーがいたからだ。
真横にぴったりとくっついて寝転がっているマーベラスにデジタルは恐れおののく。
「か、完全に気配を消していたはず・・・それが逆に虚を突かれるとは・・・」
「ねぇねぇ、それで何してるの?マーベラスがデジタルからいっぱい出てたよ☆何してたか気になるな☆」
デジタルは自分と会話するあまり、マーベラスの質問にまだ答えていない事に気が付いた。
「これはそのっ!あまりおおっぴらには言えませんがウマ娘ちゃんを陰ながら見守っておりました所でして!」
「ワーオ、それってとってもマーベラス☆一緒に見守っても良い?」
ぐいぐいと畳みかけるマーベラス。
デジタルは拒否するという選択肢は無い。
「ももももちろんですとも!ウマ娘ちゃんとともにウマ娘ちゃんを見守る!これに勝る幸せはありませんとも!ええ!」
道行くウマ娘をひっそりと見守り、脳内マーベラス物質を活性化させる二人。
「あっ、エアグルーヴが来たよ☆」
「むほほ、今日もお美しい・・・!凛とした歩き方はまさに女帝!これはマーベラス・・・」
次第に近付いてくるエアグルーヴの脚。
デジタルは見惚れていた。
「・・・二人とも何をしている?」
「あ」
「あ☆」
学園に潜むマーベラスな不審者二人は連行されていった。