713 : ダンナ   2023/05/30 20:46:27 ID:QAiQ07/tbc

ネイチャの早口にマーチャンは首を傾げる。
「皆喜んでくれると思うのですが・・・ネイチャさんはハイパーエグゼクティブマスコットな訳ですし」
着ぐるみも同意するように首を縦に振る。
「えぐぜく・・・なんて?」
ネイチャは息をふーっと吐いて続けた。
「・・・そりゃ、こんなアタシにだって応援してくれるファンの皆様方がいますよ?でもマスコットとかウエディングとかは・・・」
ネイチャは髪を弄りながらブツブツと呟く。
マーチャンは尋ねる。
「ネイチャさんは皆さんの記憶に残るウマ娘ですか?」
「え、何、急に・・・まぁ、お節介なくらい気にかけてもらってるかな」
「それは記憶に残っているという事ですね」
マーチャンは何かを考えた。
「それなら、良かったです。無理に何かをする必要は無いのです。マスコットの座はマーちゃんだけのものにします」
ネイチャがよく分かっていないままマーチャンは納得した。
「えっと、良かったね。それじゃ、アタシはこれで」
「はい、お達者で」
手を振って見送られる。
「うん、じゃあ、また」