671 : あなた   2023/05/09 10:14:43 ID:EiLmTqskkU

「・・・やっぱりさ、そんだけ食べてるから大きいの?」
「タイシンさん?」
大盛りの食事を見たナリタタイシンは思わず呟いた。
この呟きがきっかけとなった。

「はい!タイシンさん!おなかいーっぱい食べてね!」
ヒシアケボノは巨大なちゃんこをドスンとテーブルに置いた。
正面から見るとタイシンの姿は完全に隠れてしまっているだろう。
「だからこんなに食べられないって」
「大丈夫〜。残っちゃった分はあたしが食べるから!」
タイシンは小皿に取り分けた具材を口に運ぶ。
「どう?美味しい?」
ニコニコとしながらボノが聞く。
「・・・うん。良いと、思う」
量の多さに苦戦しつつも、味には満足しているようだ。
「ありがとう~!やっぱり美味しいものを食べると元気出るよね!」
ボノの笑顔を見てタイシンは思う。
「・・・食べんのって、量とか栄養だけじゃないんだ」
「はい!どんどんおかわりしていってね~。まだまだいーっぱいあるよ~」
タイシンの一食分より多い一杯が追加された。
「だからこんなに食べらんないって言ってんじゃん!」