592 : アンタ   2023/03/25 11:06:34 ID:UA5UUSr.ek

「・・・むーん」
食堂の新作パフェ。
ハッピーミークはその最後の一つを注文していた。
「─私もそれを"オーダー"する」
タッチの差でネオユニヴァースが注文出来なかった。
「ごめんなさいねぇ、最後の一つなのよぉ」
ミークは少し考える。
「・・・あげる。こういう時、トレーナーはいつも譲ってくれるから」
「─ありがとう。これは"パーフェクト"に値する"スイーツ"。食べないのは"バッド"」
微笑みながら席に着くネオユニヴァース。
ミークも首を傾げながら席を探す。
しかし、食堂は生徒でごった返しており、席の空きは少ない。
よって、二人は同じテーブルに着いた。
「─"至高"だね」
バニラアイスの上に青いソースがかかっていて、ウエハースが刺さっている。
「─これはネオユニヴァースのもの。でも、"分離"、"共有"される」
ウエハースにアイスを載せ、ミークに差し出す。
「・・・くれるの?」
ネオユニヴァースは何も言わずに微笑む。
ミークは口で受け取る。
「・・・美味しい」
ミークも微笑んだ。