(※某所でぶん投げたけど即落ちたので、供養のためここに投げてます許して)

…結構、脚速い自信あったし、練習も真面目に取り組んでたつもり。でもデビュー戦当日、ゲートの前に立ってさ。周りのざわめきが少しずつ収まっていって、自分の後ろで扉が閉まる音がやけに大きく聞こえた瞬間、まるで私だけが世界から切り離されたような気がして、何も聞こえなくなって。息が苦しくなって視界がきゅーって狭くなって。あとは知ってのとおり、暴れてゲートから出ちゃったみたいで、気付いたらゲートの外で取り押さえられてた。
結局、出走除外されちゃってさ。ケガは大したことなかったんだけど、トラウマになっちゃったみたいで、その日から練習でもゲートの中に入れなくなっちゃって。憧れてたレースには、結局一度も出られないんだなって思って、遠くの一般学校に転校したの。

でも、皆「レース出たことあるの」「映像とか無いの、見てみたい」「そんなに早ければ重賞狙えたんじゃない」「勿体ないな」って言ってくるわけ。もちろん悪気がないのは分かってるんだけど、愛想笑いするしかなくて。

私が好きなこと、走ることの話をしてるのに、そんなリアクションしかできないのが情けなくてさ、だんだん引きこもりがちになっちゃって。ウマ娘になんか生まれなければ良かったのに、なんて思えてきちゃって。
両親に手術の相談したら、最初は反対されたんだけど、最後には納得してくれて。親から貰った健康な身体を切り取るってのは、やっぱり申し訳ない気持ちでいっぱいになっちゃったな。
そんで、その包帯が取れる頃に、またこっちに戻ってきたの。　最初はね、外に出歩くのも怖かった。　不意に「あれ、トレセン行ったんじゃなかったの」なんて声かけられるんじゃないかって。　でもね、皆私の顔じゃなくてウマ耳しか見てなかったみたい。　歩いてくる知り合いを見つけて隅で怯えてても、だーれも気づかなかったの。
そしたら、私はもう前までの私とは違うんだーって。走ることに気負わなくてもいいんだって思えてきて。
今では、前みたいに早朝ランニングもしてるよ！　やっぱり私、走るの好きなんだ。

とにかくね、ホラ、しょげかえって塞ぎ込んだまま、フラッと転校しちゃったからさ、ちゃんと今は元気してるぞーって伝えたくて！

あ…と、それとね、虫のいい話なんだけどさ…。
ちゃんと私に向き合おうとしてくれた友達にひどい態度取っちゃったんだけど、やっぱりまたお友達になりたくて！
ウマ娘の私じゃない、ただの私ともう一度、お友達になってくれないかな！

どう、かな…？

気軽に
地獄を
作るな

天災はいる。悔しいが。

カラっとした態度をしているが、これでも思い詰めてた時期あるみたいだし、友達になりたいかと言われたら心の奥深くに閉じ込めた妬み嫉みで何かしでかしてきそうでちょっとご遠慮…したいけど、したらしたで怖いなあ

これ、声を掛けられている元友人が、
　
「レースで結果出そうと無理し続けた結果、体を動かすのに支障が残り続けるレベルの故障発生。
トレセン学園のサポート学科に在籍受講し続けているものの、『腫れ物』扱いされているのを感じ続けている。」
　
……って設定になりませんかね?

>>9
地獄に地獄を掛けるんじゃないよ！？

タニノモスボローを思い出すな
耳が敏感過ぎて鼓膜を潰された馬

すごくすごいつらい

実際、競走馬といっても本当にピンキリいるし、ウマ娘の外見であることへの勝手な周囲の期待と自分の性質との差に苦しんで、こんな耳や尻尾はいらないってなる子もいそうだよね…
やっぱそういう子のための整形手術とかあるのかな