(モルモット君に「あれ、ただの砂糖水だろ？」と見破られて頷き、薬に頼らなくても自信を持てるはずのルビトレ君を陰ながら応援する私…)

(自身を持ってルビーを次のトレーナーに託ための準備を整える俺！)

（この先ルビーはトレーナーを変えるに違いないので、ルビーのてを煩わせないように事前に引き継ぎ資料を作って自分から契約破棄を願い出る俺！！！）

方向性は変わらないのな

もうここまでくると本音の部分ではルビーのトレーナーを辞めたいんじゃないか？

（ルビーに相応しいトレーナーだと認めてもらうため、一旦ルビーの元を離れて実績を積み能力を証明しようと計画する俺！！）

×ギアをバックから前進に切り替える薬
〇アクセルをベタ踏みさせる薬

（思ってた結果と違うけどこのままモルモットくんと見守ることにした私…）

（そんなことよりお腹がすいたよモルモットくぅん……朝ごはんはまだできないのかい…？）

（今日の朝ごはんはサラダとパンケーキだよ）

100%ルビトレ君は、風船が割れたときにどうなってしまうのか

(クソボケが…)

華麗なる一族の重圧は確かにあって、それから逃れたいというのも一つの本心だろうからなあ

(次のトレーナーへの引き継ぎ資料を作っているがッ！微細なランニングフォームの調整や、ルビーのスケジュールに合わせた柔軟なトレーニングメニューの作り方はかなり感覚に頼ってるからッ！うまく説明しようがない俺ッ！しゃらくせえッ！一族だろうがマサイ族だろうが、俺が全部背負ってやらあッッッ！！！)

(作りかけの引き継ぎ資料をッ！機密保持のため、破り捨てて焼却炉にダンクする俺ッ！ルビーを抱えあげて、生涯ルビトレを貫くことを宣言する俺ッ！恐怖せよッ！これより短距離レースの歴史に華麗なる一族の名を刻むもの、ダイイチルビーの名をッッッ！！！)

>>15
(驚きと喜びで思わず涙を零す私…)

🧪(あ、そういえばあの薬効果時間そんな長くなかった気がするけど大丈夫かねぇ。……モルモットくぅん、今日の卵焼きしょっぱいよー、砂糖とみりんたっぷりの甘いやつがいいよー)

＜よくぞ言った！！
＜お前こそ真のトレセン無双よ！！
＜おう！次はレース場で会おうぜ！
＜ﾏｰﾁｬﾝｦﾖﾛｼｸﾈ
＜抱けー！抱けーッ！！

(涙目のルビーと騒ぎ立てる群衆に囲まれた俺！！)
(…ルビーは担当を変えるつもりに違いない！！)グルグル目

空前絶後のぉぉぉ！！！超絶ドトウの新人トレーナー！！！
お嬢を愛し！！！お嬢に愛された男！！！
ルビーの専属を決める大会「ルビ1」グランプリファイナリストォォ！！！
そうこの俺はぁぁ！身長173cm！体重63キロ！
長所マナーが良いところぉぉ！！！
短所コミュニケーション能力の欠如ぉぉぉぉ！！！！
トレーナー界に舞い降りたキングオブ人見知りぃぃ！！！！
そう！！！この俺はぁぁぁぁぁぁぁ！！！(失神)

(ふぅン…今までに確認できなかった副作用なのでしっかりとデータを取る私と鬼の形相でこちらに向かってくるルビーく…あ"ーっ！モルモットくーん！助けてくれー！」