タマモが途中リタイヤしちゃうから、追加戦士が必要だな。
実績的にはエイセイチヨノオー＆エイセイムテキか。

第一話『学園のイメージを守れ！エイセイレンジャー初出動！』

最近、色恋にかまける生徒たちが増えていることに頭を抱えるエイセイレンジャー。
あのミスターシービーでさえそうなったことで、トレセン学園は婚活会場だと世間は見るようになってしまった。
このままでは、学園の平和が危ない。
その時、エイセイレンジャーたちはグラウンドで話し合う4人のトゥ・レーナを発見する。
トレーニングのスケジュール合わせだの、ノウハウの交換だの、担当とのノロケだのが聞こえるが、これは恐ろしい学園転覆計画の一端に違いない。
エイセイレンジャーたちは、すぐさま永世チェンジで華麗に勝負服にチェンジ！
エイセイタマモは、トゥ・レーナを大阪の実家に誘拐！
エイセイイナリは、トゥ・レーナを大井の実家に誘拐！
エイセイクリークは、トゥ・レーナを実家の保育所に誘拐！
エイセイオグリは、トゥ・レーナを学園の食堂に誘拐！
こうして、学園の平和は守られた。ありがとうエイセイレンジャー！
しかし、彼らを陰から見つめる怪しげな4つのシルエット。
果たして彼らはいったい……次回『刺客・エイセイアルダン登場！』

>>3
大丈夫？学園の平和は守られても約一名の財布がとんでもない事にならない？

>>4
◇◇◇◇◇
「……タマは何度も往復新幹線代を払っていて大変なんだな。」

⚡
やっぱ4人ってのはバランス悪いと思うんや。
あと戦隊ものといえば合体ロボとかあるやろうし、対になる存在とか必要やろ。
なぁ…、エイセイフウジンとして参加してみぃへんか？

あなたメジレンジャーで被ってますよね？

アルダンはトゥルーヒーロー枠でよくね？

第二話「刺客・エイセイアルダン登場！」

いつものようにトゥ・レーナを誘拐しようとしていたエイセイレンジャー。
そこに現れたのは、なんとエイセイアルダン！
高貴なメジロの令嬢でもある彼女は、「誘拐するのは良くないです」と諭す。
しかし、「誘拐監禁やりたい放題のメジロがいまさら何言っとるんや！」とエイセイタマモが怒鳴り返す。
その言葉によって、砕けたガラスのように地面に倒れ込むエイセイアルダン。
こうして彼女はエイセイレンジャーの仲間となったのだ。
そのいざこざに紛れて、逃げようとするトゥ・レーナたち。
敵前逃亡とは許せん！エイセイレンジャーたちは永世チェンジで勝負服にチェンジ！
エイセイタマモは、トゥ・レーナを大阪の実家に誘拐！
エイセイイナリは、トゥ・レーナを大井の実家に誘拐！
エイセイクリークは、トゥ・レーナを実家の保育所に誘拐！
エイセイアルダンは、トゥ・レーナをメジロの屋敷に誘拐！
エイセイオグリは、トゥ・レーナを学園の食堂に誘拐！
こうして、学園の平和は守られた。ありがとうエイセイレンジャー！
次回『相撲パワーにはまいったな！エイセイチヨノオー参上！』

一方本家戦隊は王様…該当しそうなキャラが多数いるな(その名通りなキングとかオペとか)

第三話「相撲パワーにはまいったな！エイセイチヨノオー参上！」

いつものように誘拐するべく、トゥ・レーナたちを肩にかついで運ぶエイセイレンジャー。
すると、学園の裏庭でトゥ・レーナと相撲をとるエイセイチヨノオーを目撃する。
人間とウマ娘ではパワーに差がありすぎて、勝負にならないはず。なぜ相撲を取れているのか……？
その時、エイセイイナリは見破った。
エイセイチヨノオーは相撲を取りながら、トゥ・レーナの身体のあちこちに触れて欲望を満たしていたのだ。
「てやんでい！ウマ娘なら堂々としろ！こっそりやったら学園のイメージが悪くなるだろうが！」
「た、たしかに。『影の中より光の中でつまみ食い』ですね！分かりました！」
こうしてエイセイチヨノオーが仲間になった。
その時、肩の上でめっちゃ暴れるトゥ・レーナたち。
まな板の上の鯉のくせに抵抗するとは許せん！永世チェンジで勝負服にチェンジ！

エイセイタマモは、トゥ・レーナを大阪の実家に誘拐！
エイセイイナリは、トゥ・レーナを大井の実家に誘拐！
エイセイクリークは、トゥ・レーナを実家の保育所に誘拐！
エイセイアルダンは、トゥ・レーナをメジロの屋敷に誘拐！
エイセイチヨノオーは、トゥ・レーナを相撲ホテルに誘拐！
エイセイオグリは、トゥ・レーナを学園の食堂に誘拐！
こうして、学園の平和は守られた。ありがとうエイセイレンジャー！
次回『風紀の乱れは学園イメージの乱れ！エイセイバンブー参上！』
キミも永世チェンジで強くなれ！

第四話「風紀の乱れは学園イメージの乱れ！エイセイバンブー参上！」

いつものように逃げ出したトゥ・レーナを探すエイセイレンジャー。
すると、空き教室でトゥ・レーナを身体検査するエイセイバンブーを発見する。
「トレーナーさんが危険なものを持ってないかチェックするっス……」
「ほら脱いでください。嫌がるなんて怪しいっスね」
「こんなにたくさん……危険なものが溜まってるなんて、これは全没収っスね……？」
エイセイバンブーがトゥ・レーナのズボンに手をかけた時、これは危険だと気づいたエイセイオグリが止めに入る。
「別の場所でやるべきだと思うんだが」
「これは学園の風紀を守るためっス！邪魔するなら容赦しないっスよ！」
「学園の外なら風紀を気にせずできると思うんだが」
「そ、その手があったっス！」
　こうしてエイセイバンブーは仲間になった。

その時、別の教室から出て来るトゥ・レーナたちを発見！
学園の風紀を守るため、永世チェンジで勝負服にチェンジ！
エイセイタマモは、トゥ・レーナを大阪の実家に誘拐！
エイセイイナリは、トゥ・レーナを大井の実家に誘拐！
エイセイクリークは、トゥ・レーナを実家の保育所に誘拐！
エイセイアルダンは、トゥ・レーナをメジロの屋敷に誘拐！
エイセイチヨノオーは、トゥ・レーナを相撲ホテルに誘拐！
エイセイバンブーは、トゥ・レーナをバンブーホテルに誘拐！
エイセイオグリは、トゥ・レーナを学園の食堂に誘拐！
こうして、学園の平和は守られた。ありがとうエイセイレンジャー！
次回『人形相手に燃える炎！エイセイムテキ参上！』
キミも永世チェンジで学園を守れ！

第五話「人形相手に燃える炎！エイセイムテキ参上！」

どんなに戦っても、一向に学園のイメージが回復しないことに焦るエイセイレンジャー。
自分たちの実力が不足していることを感じた一行は、修行するために道場に行くことに。
道場では、憤怒の表情をしたエイセイムテキが座禅を組んでいた。
エイセイムテキに似たぱかプチをかわいがるムテキ・トゥ・レーナの攻撃によって、精神にダメージを受けていたのだ。
これを重く見たエイセイクリークは、ムテキ・トゥ・レーナに似た人形を取り出すと、自身の技で甘やかし始めた。
さらに憤怒の表情が深まるエイセイムテキ。
その時、ムテキにとどめをさすべく、道場にムテキ・トゥ・レーナが姿を現した。
「最近、元気ないけど大丈夫か？」というムテキ・トゥ・レーナの甘言に惑わされず、エイセイムテキはトゥ・レーナを自身の寝室に誘拐！
こうしてエイセイムテキが仲間になった。
エイセイムテキが去った後、道場に姿を現したのはトゥ・レーナたちだ。
ムテキ・トゥ・レーナの付き合いで来た彼らは、道義姿でけいこを始める。

相撲ホテルってなんだよ

バンブーホテルってなんだよ

飛び散る汗、ぶつかり合う肉体、激しい運動によるテンションアップで輝く笑顔。
もはや許せん！ハレンチ警察出動だ！永世チェンジで勝負服にチェンジ！
エイセイタマモは、トゥ・レーナを裸締めで落として大阪の実家に誘拐！
エイセイイナリは、トゥ・レーナを三角締めで落として大井の実家に誘拐！
エイセイクリークは、トゥ・レーナをコブラツイストで落として実家の保育所に誘拐！
エイセイアルダンは、トゥ・レーナをアームロックしたままメジロの屋敷に誘拐！
エイセイチヨノオーは、トゥ・レーナをぶちかましで相撲ホテルに誘拐！
エイセイバンブーは、トゥ・レーナを竹刀による強打で落としてバンブーホテルに誘拐！
エイセイムテキは、トゥ・レーナを引き続き道場の寝室に誘拐！
エイセイオグリは、トゥ・レーナを普通に学園の食堂に誘拐！
こうして、学園の平和は守られた。ありがとうエイセイレンジャー！
キミも永世チェンジで修行しよう！

「ファンの期待が力になる！エイセイオグリ！」
「勝利と共に輝く母性！エイセイクリーク！」
「大地に轟く四尺玉！エイセイイナリ！」
「ターフを駆ける雷神参上！エイセイタマモ！」
「「「「「4人そろって、エイセイレンジャー！」」」」
永世に轟く強い走りと硬派な気性で、学園の平和とイメージを守る4人の戦士！
そして、新たに加わった4人のヒーロー！
「ガラスの靴は砕けない！エイセイアルダン！」
「千代に咲く、不滅の桜！エイセイチヨノオー！」
「風紀を乱す人は、この竹刀が許さない！エイセイバンブー！」
「金剛八重垣流は無敵と知れ！エイセイムテキ！」
学園の平和を乱す奴らは許さない！
必殺の永世チェンジで、悪の怪人トゥ・レーナを粉砕だ！
ウマ娘戦隊・エイセイレンジャー！
深夜10時07分より、メジロシティ他で放送中！

レッドマンとかゴジラアイランドみたいな5分枠番組かな？

第六話「悩める大食らい！エイセイオグリの力目覚める！」
　
食堂でエイセイオグリは悩んでいた。
彼女の担当トゥ・レーナが、エイセイオグリに似ている人形ばかり可愛がっていて、エイセイオグリ本人にかまってくれないせいでご飯をおひつ一杯しか食べれないのだ。
これは一大事！エイセイレンジャー出動だ！
オグリ・トゥ・レーナの姿をトレーナー室で捕捉！エイセイオグリ似のぱかプチの頭を撫でて遊んでいる！
「はあ、オグリは本当に可愛いなあ。でも、彼女に同じことをしたら嫌われるだろうなあ」
と物憂げにつぶやくトゥ・レーナ！学園の危機だ！許せん！永世チェンジで勝負服にチェンジだ！
エイセイオグリは、トゥ・レーナをカサマツの実家に誘拐！
エイセイオグリの母親に挨拶させ、ついでにご近所周りをさせ、カサマツの学園にも挨拶に行き、周辺を散歩して雰囲気を和らげた後、実家に帰ったらオグリ・トゥ・レーナが作った山盛りの手料理がエイセイオグリの胃に吸い込まれ、最後にトゥ・レーナをエイセイオグリの寝室に引きずりこむ！
「私の夢は、どて煮になることなんだ。トゥ・レーナ、一緒にどて煮になろう」
ロマンティックな口説き文句で、エイセイオグリの必殺技が炸裂する！
こうして、学園の平和は守られた。ありがとうエイセイレンジャー！
キミも永世チェンジで笠松観光しよう！

>>20
カサマツにそんなことで帰ったら、マーチもノルンも黙っていることできないだろうに……

エイ！セイ！エイ！セイ！エイ！セイ！エイ！セイ！エエエイ！セイ！エイ！セイ！エイ！セイ!

第七話「母性パージ！全てを捨てた者が全てを得る！」

いつものように、エイセイクリークはクリーク・トゥ・レーナに哺乳瓶でミルクをあげていた。トゥ・レーナは母性だけでは倒せない。それは分かっていたが、他のエイセイレンジャーのように戦うのは気恥ずかしく、自分はこれで良いのではないかと考え始めていた。
エイセイクリークが敗北主義に囚われかけている！学園の危機だ！おのれ邪悪なトゥ・レーナ！許せん！エイセイレンジャー出動だ！
学園の外に潜む、怪人・キリューイン、怪人・ライトハロー、怪人・タズーナ。彼女たちの脅威を考えれば、ここで勝負に出ねば明日はない！永世チェンジで勝負服にチェンジだ！
エイセイクリークとクリーク・トゥ・レーナを遊園地であるマーチャンランドへと誘拐し、マーチャン着ぐるみと記念撮影させ、一緒にジェットコースターに乗せ、コーヒーカップに乗せ、初々しいカップルがするようなデートで二人を疲れ果てさせる！
最後に、二人をマーチャンホテルのスイートルームに放り込み、ミッションコンプリート！
「今日からは、トゥ・レーナさんのママじゃなくて、恋人でいさせてくださいね……？」
ホテルのドアから漏れ出るエイセイ波長で、任務成功を確認！
こうして、学園の平和は守られた。ありがとうエイセイレンジャー！
キミも永世チェンジで楽しいデートをしよう！

第八話「卑劣な罠！エイセイタマモの危機！」

　いつものように、タマモ・トゥ・レーナを大阪の実家に誘拐してきたエイセイタマモ。
　エイセイタマモの兄弟姉妹が、公園でトゥ・レーナと楽しく遊ぶのを見ながら、その心中は複雑であった。
　なぜなら、エイセイタマモの実家の寝室は一家全員で寝るための一部屋しかなく、その状況ではエイセイタマモの必殺技である、落雷の如き一撃を叩きこむ『ライトニング・グラビティ・プレス』を使えないからである。
　しかし、だからといって家族を実家から追い出すなど言語道断。家族は一蓮托生だからこそ家族なのだ。
　そんなある日、エイセイタマモは朝起きたら自分とトゥ・レーナ以外、家には誰もいないことに気づく。
　ちゃぶ台にあった置手紙には、「皆で家族旅行に行く。留守番を頼む」とだけ書かれていた。
　それを見たエイセイタマモは気が付く。そう、秘密裏に出動していたエイセイレンジャーの作戦だ！

エイセイレンジャーたちは、まずエイセイアルダンが、エイセイタマモの家族に旅行チケットと観光先で楽しく遊ぶための現金を渡し、エイセイクリークが「たまには二人きりにしてあげましょうよ」と説得し、彼らを家族旅行に行かせたのだ。
　家族が一蓮托生なら、エイセイレンジャーも一蓮托生なのだ！
　この状況では速攻が有効だと気づいたエイセイタマモは、パジャマ姿のままタマモ・トゥ・レーナに涙目で振り向き、
「はは、ウチ、置いてかれてしもうた。こういうので、仲間はずれにされたこと、ないんやけどな……」
　とぼそりと漏らす。
　エイセイタマモの攻撃を受けたトゥ・レーナはたまらず、背後から羽交い締め、あるいはあすなろ抱きめいた拘束技をしかける！
　エイセイタマモは卑劣な技に負けず、トゥ・レーナを敷布団に押し倒すと、必殺技「ライトニング・グラビティ・プレス」を繰り出してＫＯ！
　見事、トゥ・レーナを倒すことに成功したのだった。
　こうして、学園の平和は守られた。ありがとうエイセイレンジャー！
　キミも永世チェンジで家族サービスだ！

学園の平和ってなんだよ（哲学）

>>26
新しい生徒が継続的に入ってくることやで
そのためのサイクルが必要なんや
わかるやろ？トレセンは学び舎・・・学び舎なんや

よく考えたらトレセン食堂は生徒無料だからオグトゥレ意外とお財布安全だな

食堂のおばちゃん「あんたんところの子は食べ過ぎ！追加で払って貰うよ！」

第九話「強敵出現！助っ人の名はキツネ仮面！」

「うまい！やっぱりダン……トゥ・レーナが作る弁当はうめえなあ！愛してるぜ！」
「ありがとうイナリ。イナリの相棒としてもっと頑張るよ」
「あ、ああ。ありがとよ」
　大井のレース場の観客席である。
　エイセイイナリは休日を利用して、地元のチームの教官として後輩たちを鍛えている。
　今日はエイセイイナリの担当トゥ・レーナも連れ添ってのことであるが、強敵であるイナリ・トゥ・レーナを倒す絶好の機会なのに、有効打を与えられずにいた。
「ちくしょう、あたしじゃダン……トゥ・レーナを倒せねえってのか？」
　その時、エイセイイナリの足元に麦穂が突き刺さり、音楽が流れだした。
「この粋な祭囃子は、まさか……」
　エイセイイナリが観客席の上方を見ると、大井の親方に似たガタイをした男が狐の面をつけて立っていた！

「てやんでい！トゥ・レーナを倒さんとするエイセイレンジャーよ、聞くがいい！俺のサポートでトゥ・レーナを弱らせる。その隙に一気に倒せ！」
　その日の夕方、キツネ仮面はイナリ・トゥ・レーナを飲みに誘うと、トレーナーの苦労話を聞いたり、トレーニングスケジュールを組むことの難しさなどを話題とした、巧みな話術でトゥ・レーナに酒を飲ませ、べろべろになる一歩手前の状態にした後、あとをエイセイイナリに任せた。
　酔っぱらって、しきりにエイセイイナリの名前を呟くトゥ・レーナ……学園の危機だ！
　永世チェンジで勝負服にチェンジ！
　エイセイイナリは大井の粋なホテルにトゥ・レーナを誘拐し、水を飲ませつつ弱点を攻撃するために服を脱がせ、エイセイイナリの必殺技、攻撃する様がまさに二つの山が落ちてくることから名づけられた『大双子山落とし』をトゥ・レーナに繰り出してKO！
　見事、トゥ・レーナを倒すことに成功したのだった。
　こうして、学園の平和は守られた。ありがとうエイセイレンジャー！
　キミも永世チェンジで後輩たちの面倒を見よう！　　

　エイセイレンジャー　オープニングテーマ「硬派一徹　エイセイレンジャー！」
　
　エイエイエイエイ　エイセイレンジャー！
　学園のイメージを守り切れ！
　学園はけっして　婚活会場じゃない！
　学園は私たちの　学び舎さ
　軟派な考えは　似合わない
　色恋なんて　走りには邪魔
　全ては勝利を　掴むため
　永世チェンジで勝負服にチェンジ！
　怪人トゥ・レーナを誘拐だ！
　実家で　ホテルで　食堂で
　必殺プレスを叩き込み　責任を果たさせろ
　トゥ・レーナを倒して　学園の平和を守れ！
　エイセイレンジャー！

エイセイレンジャー放送の次の日は、朝練の参加者が辛そうなのよね……

　エイセイクリークの必殺技「ガイア・ディナー・プレス」
　
　第七話にてエイセイクリークがトゥ・レーナに放ったとされる必殺技。
　トゥ・レーナの両腕を掴み、上半身を接地面から離すことで、完全に回避不能の体勢にしてから放ったと言われる。
　生半可な技量では太刀打ちできない、圧倒的な数値的暴力による文字通りの必殺技であり、トゥ・レーナを一撃で戦闘不能にしている。
　その威力は防音万全の部屋から、衝撃音が外に漏れるほどであり、必殺技を受けたトゥ・レーナは、「あれはまさに地母の晩餐だった……起こしてはならないものを呼び覚ましてしまった……」とコメントした。

学園の危機だ！じゃねえんだよ

　エイセイオグリの必殺技「グラトニー・コンバーション・プレス」

　第六話にてエイセイオグリが放つ王道的重打。
　彼女のもつ底なしの食欲がエイセイパワーに変換されて放たれる必殺技であり、彼女が満腹感を感じた時にのみ発動できる。
　その難関すぎる発動条件から、日の目を見ることはないとされていた幻の必殺技であったが、第六話にて「心がいっぱいになった」ことでオグリ・トゥ・レーナに対して放たれた。　
　その威力は凄まじく、白狼のごとき獣性にて放たれる連撃はトゥ・レーナを倒すには十分すぎる威力だった。
　さらに、彼女の食欲の深さがそのまま必殺技のエネルギーに繋がっているため、およそ一週間もの間、トゥ・レーナに対して必殺技が放たれ続けたとされている。
　まさに『怪物』と呼ばれるエイセイオグリにふさわしい必殺技と言えよう。

「トゥ・レーナ」

　学園に跋扈する怪人であり、主にウマ娘のトレーニングをコーチしたり、レースの申請書作りや、ウマ娘と交流して過ごしている悪の権化である。
　エイセイレンジャーたちには、一人につき一人ずつ宿敵のトゥ・レーナがおり、エイセイレンジャーは硬派な騎士道精神によって、宿敵以外とは戦わない誓いを立てている。
　トゥ・レーナを倒し、その未来を奪い取ることがエイセイレンジャーの戦いの意義なのだ。
　学園の平和を守るために、戦え！エイセイレンジャー！

トゥ・レーナが他の娘(ヒト、ウマ問わず)に近付くとどうなっちゃうの？

>>38
学園の危機だ！永世チェンジで勝負服にチェンジ！

>>38
一時的にエイセイフィルターが解除されてお茶の間に映せない表情するぞ

何で敵がメジレンと同じなんですか？手抜きですか？

>>41
一号とディケイドみたいに敵組織が同じなんやろ

第十話「砕けぬ闘志！ガラスのように鋭い知略！」
　
　エイセイアルダンが学園の廊下を歩いていると、偶然にも宿敵であるアルダン・トゥ・レーナと出会ってしまう。
　トゥ・レーナは気晴らしのランニングから戻った直後であり、その汗の匂いを嗅いでむらっときたエイセイアルダンは気を失ってしまう。
　目を覚ますと、そこはメジロ屋敷のアルダンの寝室であった！
　天蓋付きのベッドに横たわるアルダンのそばには、アルダン・トゥ・レーナとメジロ家に仕える主治医がいた。
「アルダン！目を覚ましたんだね！」
「トゥ・レーナさん……なぜ私はここに……？」
「私が説明しましょう」
　主治医が言う。
「エイセイアルダン様は不治の病にかかっているのです」
「不治の病だって！？」

　トゥ・レーナは悲痛な声を上げる。
「なんとか治せないんですか！？」
「残念ながら、私の手ではどうにも……」
「そんな！アルダンを助けてください！俺、なんでもしますから！」
トゥ・レーナの精神攻撃に、エイセイアルダンは再び気絶しかけるが、なんとかこらえる。
「トゥ・レーナさん……」
　かぼそい声でエイセイアルダンは言う。
「手を握ってください……それだけで、勇気が出ますから……」
「分かった！」
　トゥ・レーナがエイセイアルダンの手を握ろうとした瞬間、エイセイアルダンは物凄い力でトゥ・レーナの手首を捕らえた！

「え！？アルダン、これはいったい……」
「ふふふ、作戦成功です」
「主治医さん！アルダンは不治の病なんですよね！？」
「恋の病は不治の病。私ごときが治すなんて、とてもとても……」
　そう言って、主治医は部屋から去って行った。
　全てはエイセイレンジャーの策略だったのだ！
　エイセイアルダンは気絶するフリをしてメジロリムジンを呼ぶと、緊急搬送の名目でトゥ・レーナと自分をメジロ屋敷に移動させ、トゥ・レーナを確実に倒すシチュエーションを作り上げたのだ！
　エイセイアルダンは物凄い力でトゥ・レーナをベッドに引きずりこむと、共に永遠を刻むべく、激しい攻撃を仕掛ける！
　そしてトドメの『エターナル・メジロ・プレス』！
　見事、トゥ・レーナを倒すことに成功したのだった。
　こうして、学園の平和は守られた。ありがとうエイセイレンジャー！
　キミも永世チェンジで永遠を刻もう！　　

このレンジャーたち、学園でなけりゃ何してもいいと思っていやがりませんこと？

第十一話「暴走する獣性！エイセイチヨノオーの爆発力！」　

　日差しが優しい、平和な一日であった。
　エイセイレンジャーたちは、学園の近くにある公園でパトロール活動中である。
　しばらく散策していると、芝生の上で大型犬とチヨノオー・トゥ・レーナがじゃれあっているのを発見した。
　いや、違う！あれは大型犬ではなくエイセイチヨノオーだ！
　そう、既に戦いは始まっていたのだ。
　リード付きの首輪をつけたエイセイチヨノオーは、トゥ・レーナの腹に顔をうずめたり、頬をペロペロしたり、はっはっと舌を出しながらトゥ・レーナにのしかかったりしている！
　まさかトゥ・レーナに敗北し、その配下になってしまったというのか！？

「わんわん！エイセイチヨノオーはトゥ・レーナさんが大好きですわん！忠実なしもべにごほうびを下さいわん！」
「チヨ、待って、力強っ……」
「ふーっ！ふーっ！トゥ・レーナさんからいい匂いがするわん！」
　荒い息を吐きながら、エイセイチヨノオーはトゥ・レーナの首筋に鼻を押し付けながら、芝生に押し倒す！
　学園の危機だ！永世チェンジで勝負服にチェンジ！
　エイセイレンジャーたちは、持ってきていたピクニックシートで、エイセイチヨノオーとトゥ・レーナを囲んで隠す！
　エイセイチヨノオーが獣性を解放した今、もはやこの戦いはゴア表現マシマシになるに違いないからだ！
　ピクニックシートの内側では、肉と肉がぶつかりあい、エイセイチヨノオーがトゥ・レーナを激しく責め立てる音が響き、そして、エイセイチヨノオーの必殺技『イモータル・チェリーブロッサム・プレス』が炸裂する音が響く！
　その後、エイセイチヨノオーはとどめを刺すべく相撲ホテルにトゥ・レーナを誘拐！
　見事、トゥ・レーナを倒すことに成功したのだった。
　こうして学園の平和は守られた。ありがとうエイセイレンジャー！
　キミも永世チェンジで内なる獣性を解放だ！　

メジレンジャーって上品な番組だったんだなぁ

>>48
今回ばかりはエイセイレンジャー達グッジョブじゃない？
いろんなモノを守護ったよ

第十二話「秩序炸裂！風紀委員長の力を見たか！」

　エイセイバンブーは学園内をパトロールしながら悩んでいた。
　エイセイレンジャーたちの日々の奮闘むなしく、学園のイメージは回復するどころか悪化するばかり。もはやトレセン学園のことを、婚活会場どころか結婚式場と勘違いする者さえいる。
　学園のイメージを回復する手段はないものか。
　そう考えているエイセイバンブーの前に現れたのは、宿敵であるバンブー・トゥ・レーナだ！
「そこのトゥ・レーナ！待つっス！」
　エイセイバンブーはトゥ・レーナに近づくと、身体の匂いを嗅ぐ。
「この匂い……ちょっとこっちに来てもらうっスよ」
　エイセイバンブーがトゥ・レーナを連れ込んだのは、普段使われない空き教室だ。
　エイセイバンブーは後ろ手で、教室のドアのカギを閉めて言う。
「トゥ・レーナさんが全部悪いっス。トゥ・レーナさんがアタシの近くにいるだけで、匂いを嗅ぐだけで、胸がどきどきして、感情が抑えきれなくなるのは。この学園のイメージが悪くなってるのも、学園の風紀が乱れるのも、全部トゥ・レーナさんのせいっス！」
「いやエイセイレンジャーが誘拐とかするから……」
「問答無用っス」

　エイセイバンブーはトゥ・レーナを壁際まで追い込むと、強烈な壁ドンを決める。
「これ以上、風紀は乱させないっス」
　窓から差し込む黄昏時の夕陽が、エイセイバンブーの目を妖しく光らせる。
　学園の危機だ！永世チェンジで勝負服にチェンジ！
　エイセイバンブーはトゥ・レーナを床に押し倒し、普段は不要なダンボールをまとめるためのガムテープでトゥ・レーナの口を塞ぐ！
「ん”ー！！！？！？！？」
「大声を出されて、風紀を乱されたくないっスからね」　
　華麗な頭脳プレイだ！
　エイセイバンブーはトゥ・レーナのジャージ・アーマーを強引にパージさせ、弱点へと風紀委員の名に恥じぬ猛攻をしかける！
「こんなのを持ってたらっ！学園の風紀がっ！乱れるにっ！決まってるじゃないっスかっ！」
　そして、エイセイバンブーの必殺技『オーダー・オブ・バンブー・プレス』を叩きこんでKO！
　見事、トゥ・レーナを倒すことに成功したのだった。
　こうして学園の平和は守られた。ありがとうエイセイレンジャー！
　キミも永世チェンジで学園の風紀を守ろう！

>>37
悪の部分どこ？
宿敵と書いてラバーズとかルビが浮かんで見えるし、
クソボケすら見当たらない・・・

だから、学園の危機だ！じゃねぇんだよ！！

>>52
あおいなバンブー、青竹定規だよ
騒ぎを恐れるあまり、ちゅーの機会をみすみす放棄するとは。余程思い詰めていたのか

毎回危機に陥ってるメジレンジャーと違ってちゃんと怪人倒せて偉いなぁ

毎回勝利するエイセイレンジャー
毎回危機に陥るもなんとか相討ちに持ち込むメジレンジャー
毎回即堕ちからの不退転仮面のエントリーがお約束のマスクドホースエル

みんな違って、みんないい

>>57
敵役からのひとこと
「いいからたすけてくｒ・・・」

第十三話「格闘技世界チャンピオン！エイセイムテキ！」
　
　エイセイレンジャーたちは、学園長室に呼び出されていた。
「一喝！諸君らの活動が学園のイメージ向上にまったく役立っていない！それどころか、さらにイメージを悪化させている！特にエイセイチヨノオーは自重してほしい！」
　学園長の言葉に、エイセイムテキが反論する。
「しかし、学園長。我々はきちんとトゥ・レーナを倒していますし、学園のイメージが回復しないはずが……」
「とにかく、エイセイレンジャーの活動を制限されたくなければ、より一層努力するように！」
　学園長室を出たエイセイレンジャーたちは、なぜ学園のイメージが回復しないかを話し合った。
「あたしたちの実力がまだまだ足りないってことかねえ……」
「じゃあ、どうするんやイナリ」
「もちろんトレーニングでい！どっかにいい修行場とかないかい？」
「でしたら、私が通っている金剛八重垣流の道場はいかがでしょうか」
「決まりみたいだな。学園長の期待に応えられるよう、がんばろう」
　エイセイオグリの言葉で、一行は金剛八重垣流の道場に向かう。

　道場に入ると、先客がいた。
　なんと、ドウギ・アーマーを着たムテキ・トゥ・レーナである！
　型の練習中であり、よほど集中しているのか、こちらに気づいた様子はない。
　一心不乱にトゥ・レーナが型稽古する姿に、エイセイムテキはどきりとするが、火水合一の精神で冷静になり、宿敵であるトゥ・レーナに決闘を申し込む。
「トゥ・レーナ殿！」
「ん？ムテキじゃないか、どうしたんだ？」
「決闘を申し込みます！」
「え！？いや、なんで！？」
「問答無用！行きます！」
　学園の危機だ！永世チェンジで勝負服にチェンジ！
　エイセイムテキはトゥ・レーナに攻撃を仕掛けるが、トゥ・レーナは一歩も動いてないのに、なぜかパンチもキックも当たらない。
　その時、エイセイムテキは気づいた。長時間に及ぶトゥ・レーナの型稽古によって、道場の中はトゥ・レーナの匂いが充満している。これでは平常心どころか火水合一もクソもない！

「ムテキ、落ち着け。気分が悪いなら病院に行こう」
　ムテキ・トゥ・レーナの悪の手が迫る。
「くっ、トゥ・レーナめ……どうすれば……？」
「エイセイムテキ！」
　声を張り上げたのは、エイセイイナリだ！
「水が液体なら、ガソリンも液体でい！」
「そうか、水もガソリンも、液体同士同じようなもの。すなわち、火水合一ならぬ火ガソリン合一！我、悟ったり！」
　エイセイムテキは、火が付いたガソリンの如き勢いのタックルをトゥ・レーナに仕掛け、床に押し倒す！

「ムテキ！火水合一はどうしたんだ！？」
「今の私は火ガソリン合一！トゥ・レーナさんを倒すにはこれしかないんです！」　
　エイセイムテキはトゥ・レーナのドウキ・アーマーを一瞬にして剥ぎ取ると、鍛え上げたしなやかな筋肉で、トゥ・レーナの弱点を激しく攻撃する！
「ああっ！久しく忘れていたっ！昔の私のようにっ！炎がっ！体中を駆け巡る感覚っ！」
「やめろー！」
「このエイセイムテキっ！容赦しませんっ！」
　そして、エイセイムテキの必殺技「永世無敵奥義・鉄芯爆砕プレス」がトゥ・レーナに直撃してKO！
　見事、トゥ・レーナを倒すことに成功したのだった。
　こうして学園の平和は守られた。ありがとうエイセイレンジャー！
　キミも永世チェンジで格闘技を極めよう！

>>61
「いやいや、水はガソリンちゃうやろ！」
　エイセイタマモのツッコミは無視された。

アルダン「ヤエノさん、加油ー！」

追加戦士シチーは？

第十四話「危うし！トゥレーナたちの怪しい会合！」

　トレセン学園の隅には、それなりの広さはあるが、設備を作るには狭い空き地のような場所がある。
　エイセイレンジャーたちの宿敵、エイセイトゥ・レーナたちは、皆でお金を出し合ってプレハブ小屋を買い、学園長にも許可を取って、そこに小さな集会所のような場所を作り上げた！
　そして、エイセイレンジャーたちの目を逃れ、各々が酒やつまみやB級映画を持ち寄って、飲み会を開いていた……
　小屋の中は、テレビと冷蔵庫ぐらいしか置かれていない、小さな一間である。
　トゥ・レーナたちは安っぽくて小さな卓を、輪になって囲み、あぐらをかいたりしながらビールを飲んでいる。
「たまにはトレーナー同士でゆっくりしたかったし、こうして集まれて嬉しいよ」
　オグリ・トゥ・レーナが言った。
「オグリたちがエイセイレンジャーってのをやりだしてから、どうも気が休まらないというかな……」
「だったら契約解除でもするか？」
　そう言うのは、クリーク・トゥ・レーナだ。今日はミルクの代わりにビールを飲んでいる。それなりの量をすでに飲んでいるせいか、発言に遠慮がない。

「オグリと契約解除なんてできるわけないだろ。俺はオグリが好きなんだ。お前はどうなんだよ」
「俺だって、クリークが好きだ。お前は？」
「イナリと契約解除だと？喧嘩売ってんのか？そっちは？」
「タマと契約解除だと？ふざけんな。アルダントレは？」
「アルダンとの約束を破れるわけないだろ。チヨトレは？」
「論外だな。バンブートレは？」
「できるわけないだろ。ムテキトレは？」
「問答無用。不可能だ」
　エイセイレンジャーに困らされているのは確かだが、担当と契約解除するなんて、冗談でも言えないと、話はまとまった。
　その後、彼らは次々とビールの缶を開け、B級映画（シャークネード全作）を見ながら大笑いし、楽しい時間が過ぎて行った。
　彼らは担当を愛しているが、こういう気兼ねない時間は久しぶりだった。
　外も真っ暗になり、宴もたけなわが過ぎ、皆でごみを片付け終えたあたりで、イナリ・トゥ・レーナとタマモ・トゥ・レーナが立ち上がった。

「そろそろ帰るぜ」
「おう、ダンナ。肩を貸すぜ」
「ありがと、助かる」
「俺も帰るわ」
「ったく、ダーリンは飲みすぎやねん。どうやって帰るつもりやったんや」
「すまん、考えてなかった」
　酔っ払って顔を真っ赤にした二人は、小屋から出て行った。

　ふと、チヨトレが疑問を口にする。
「ん？アルダントレ。今、あいつらどうやって帰ったんだ？」
「肩を貸りていたような……誰にだ……？まあいいか。俺も帰るぜ」
「トゥ・レーナ―さん。外にリムジンを手配しました。そこまで肩をお貸ししますね」
「いつも助かるよ」
「俺も帰る」
「トゥ・レーナさん！『酔っぱらった夜道は交通事故』ですよ！私が連れて帰ります！」
「ん、すまないな」
　ひどく酔っぱらったアルダン・トゥ・レーナと、チヨノオー・トゥ・レーナも、小屋を出て行った。

　残っているのは、オグリ・トゥ・レーナ、クリーク・トゥ・レーナ、バンブー・トゥ・レーナ、ムテキ・トゥ・レーナの四人だ。皆、ひどく酔っている。
　バンブー・トゥ・レーナが、酔ってろれつが回らない口調で言った。
「おかしい、俺たち以外の、誰かに、連れていかれてる……」
「密約厳守。俺たち以外にこの小屋の場所が分かるはずがない。ましてやエイセイレンジャーには伝わらぬように、念入りに手を回してある」
　ムテキ・トゥ・レーナは、飲み終えたビールの缶を卓に置いた。
「いい酒だった。そろそろ帰るか」
「はい！では、トゥ・レーナさんを責任もってお送りします！」
「うむ、ありがとう」
「俺も帰るよ。とても楽しかったが、ちょっと飲み過ぎたな」
「心配いらないっス！アタシがきちんとお送りするっス！」
「ああ、ありがとうな」
　四人は小屋を去っていった。

残るは二人。オグリ・トゥ・レーナとクリーク・トゥ・レーナである。
「クリークトレ、起きろ。俺たちも帰るぞ」
　クリーク・トゥ・レーナは酔って床で寝ており、オグリ・トゥ・レーナも酔っているせいで足元がおぼつかないが、ここで一泊すれば明日の予定に間に合わないため、何とかクリーク・トゥ・レーナを起こそうとしていた。
　学園の危機だ！エイセイチェンジで勝負服にチェンジ！
「トゥ・レーナ、肩を貸すぞ」
「ん？ああ、すまんな……」
「気にしないでくれ。皆で遊ぶのは楽しいからな、こうなっても仕方ない」
　エイセイオグリはオグリ・トゥ・レーナに肩を貸して、彼のアパートに誘拐！
「ZZZ……」
「あらあら、トゥ・レーナさんはおねむの時間でちゅねー」
　エイセイクリークはクリーク・トゥ・レーナを抱きかかえ、彼のアパートに誘拐！
　見事、怪人たちの会合を粉砕したのだった。
　こうして学園の平和は守られた。ありがとうエイセイレンジャー！
　キミも永世チェンジで飲み過ぎないようにしよう！

第十五話「VRでの戦い！？電脳空間での過酷な死闘！」
　
　エイセイ・トゥ・レーナたちが、新型ウマレーターの試運転に参加すると聞いたエイセイレンジャーたち。もちろん、同行することにした。
　体育館に置かれた八台の棺桶型の機体。その前に立っているのは、サトノダイヤモンドとそのトレーナーだ。サトノダイヤモンドが説明する。
「このウマレーターは、現実世界の十分間で、電脳世界の一年間分の時間が体感できるシステムが搭載されています。それになんと担当ウマ娘が同乗することで、共にバーチャル空間に入ることができるんです！」
「やたら狭そうなんやけど、どうやって入るんや？」
　エイセイタマモが聞くと、サトノダイヤモンドは自分のトレーナーを押し倒し、腰のあたりにまたがると、顔をトレーナーの胸に密着させて抱き着いた。
「この体勢がベストです！メジロ家のみなさんにも開発協力を頂いた、最先端の姿勢です！」
「それって、言いにくいんだが、卑猥では？」
「何を言うんですオグリさんのトレーナーさん！あっ、それってジンクスですよね！決めました！今からこの姿勢を『ジンクスブレイカー姿勢』と命名します！さあ、皆さん！ジンクスブレイカー姿勢でウマレーターに入って下さい！」

　世にも画期的なジンクスブレイカー姿勢を見て、フケりにフケったエイセイレンジャーたちに引きずられるようにして、トゥ・レーナたちは担当ウマ娘と共にウマレーターに入っていく。
　皆がウマレーターに入り、ジンクスブレイカー姿勢をとると、サトノダイヤモンドがウマレーターを起動させた。
　ウマレーターの蓋が閉まり、空調以外は完全な密閉空間になる。
　しばらく観察していると、どのウマレーターもガタガタと揺れたり、ドタンバタンと激しい音がし始める。
　そう、エイセイレンジャーたちは、トゥ・レーナがVRを悪事に使うことを未然に防ぐために、バーチャル空間で過酷な戦いを始めたのだ！がんばれ！エイセイレンジャー！！！
　10分が過ぎ、20分が過ぎ、終了予定時間の30分が過ぎ、1時間が過ぎ、6時間が過ぎ、なんと12時間が経過した。
　そして、17時間が経過するころ、それぞれのウマレーターの蓋が開いた。
　中から出てきたのは……肌のつやが良くなったエイセイレンジャーたちだ！
　果てしない体感時間の戦いによって、見事トゥ・レーナを倒すことに成功したのだった。
　こうして学園の平和は守られた。ありがとうエイセイレンジャー！
　キミも永世チェンジで、次世代のバーチャル体験をしよう！

次世代っていうか、孫曾孫までいそうな体感時間っていうか……

その姿勢クリークアルダンイナリはとんでもない構図になるな

17時間=1020分=10分が1年になるため、体感時間は102年。

第十六話「兎心覚醒！新型スーツでパワーアップ！」

　エイセイレンジャーたちは焦りを感じていた。
　どんなにトゥ・レーナと戦っても、学園のイメージが良くならないからだ。
　そこで、緊急会議を開くことにした。
　三人寄らば文殊の知恵。ならば、八人寄らばエイセイレンジャーの知恵である。
「やっぱり新型スーツです」
　そう言ったのは、メジロ家としてこの手の事に強いエイセイアルダンだ。
「新型スーツで華やかにトゥ・レーナさんたちを倒せば、イメージアップは間違いありません」
　そして、今年の干支は兎。ということで、身軽さと攻撃力に特化させたエイセイ・バニー・スーツをメジロの衣装制作部門に発注したのだった。
　完成したスーツをエイセイレンジャーたちが着ると、まさに学園の風紀を形にしたかのようだ！

　エイセイオグリ、エイセイクリーク、エイセイアルダン、エイセイイナリの四人は、胸元を強調したスーツであり、これにより攻撃力を高めるのに成功している。
　エイセイタマモ、エイセイチヨノオー、エイセイムテキ、エイセイバンブーの四人は、太ももや腰のくびれのラインを重視したスーツで、これにより攻撃力を高めるのに成功している。
　学園の危機だ！永世チェンジでエイセイバニーにチェンジ！
　スーツを着たエイセイレンジャーたちは、各々のトゥ・レーナを倒すべく、学園中に散っていく。
　イースター祭りで卵を探す子供たちのごとくだ！
　そして、トゥ・レーナを発見した瞬間に、人気のないところに誘拐して、ウサギの性質を参考にした必殺プレスを叩きこむ！
　学園中でトゥ・レーナを倒す音が響き、討伐完了を告げる！
　見事、エイセイレンジャーたちはトゥ・レーナを倒すことに成功したのだった。
　こうして学園の平和は守られた。ありがとうエイセイレンジャー！
　キミも永世チェンジで、新しいスーツの力を手に入れよう！

学園の平和は守られた。じゃねぇんだわ乱してるんだよ！

第十七話「名誉挽回！ボランティア活動に精を出せ！」

　エイセイレンジャーたちは、学園長室でエイセイバニー形態での活動についてお叱りを受けていた。
「憤怒！バニー姿で自身の担当トレーナーと不純異性交遊に及ぶとは何事か！しかも、学園内で！」
　エイセイアルダンは、メジロ式交渉術を発揮！
「バニースーツを着てから、頭がぼんやりして、何が何だか……」
「てやんでい！ヤりたいからヤっちまった！江戸っ子は言い訳しないぜ！」
「黙っててくださいイナリさん。すみません、必ず名誉挽回する方法を考えますから……」
　そういうわけで、エイセイレンジャーたちは学園の近くにある商店街で、ボランティア活動をすることになった。

　当日。動きやすいジャージ姿で集合したエイセイレンジャーたちの前に、なんとトゥ・レーナたちが現れた！
「クックック……ゴミ拾い用の火ばさみとゴミ袋を持ってきたぞ」
　なんたる卑劣な用意周到さか！
「さすが……いや、やはりトゥ・レーナは風紀を乱すもの。道場に誘拐してじっくり痛めつけねば」
「待つっス、エイセイムテキ。人が見てる前で必殺プレスはまずいっス」
「ふーっ！ふーっ！」
「エイセイチヨノオーも抑えるっス！」
　エイセイレンジャーたちは闘争心を抑えながら、トゥ・レーナと共同戦線を張る事になった。
　

　ボランティア活動は順調に進んだ。
　商店街に落ちているゴミを拾い、ドブさらいをして、ポイ捨てする人を注意し、休憩中は商店街のみなさんと和気あいあいと談笑した。
「さすが私のトゥ・レーナだ。ボランティアもお手の物だな」
「うちのダーリンも負けてへんでオグリ。地味な作業に腰を据えて取り組んで、めっちゃかっこええわ」
　ボランティア活動に真面目に取り組むトゥ・レーナの姿に、エイセイレンジャーたちは精神にダメージを負っていく。
　やがて、時間は過ぎていき、ボランティア終了の時刻になった。
　皆で疲れをねぎらった後、トゥ・レーナと担当ウマ娘のペアで、それぞれ別れていく。

　トゥ・レーナのアパートの近くまで来た時である。ここで、エイセイレンジャーの必殺技が発動！
「ダンナ、あちこち汚れてるじゃねえか。せっかくだし身体を洗ってやるぜ」
「え、いや、そういうのはちょっと……」
「てやんでい！裸の付き合いってやつよ！遠慮せずに入った入った！」
　他のエイセイレンジャーも、同じような方法でトゥ・レーナの部屋に侵入する！
　エイセイレンジャー式交渉術だ！
　部屋に侵入したあとは、風呂で身体を洗いっこしてから、一緒に晩ごはんを食べ、一つの布団を二人で分け合ってうとうとし始める。その瞬間、エイセイレンジャーたちの闘争心が解放された！
　学園の危機だ！永世チェンジで勝負服にチェンジ！
　抵抗する隙を与えず、トゥ・レーナに覆い被さって攻撃を始める！
　綿密な作戦のおかげで、トゥ・レーナは優しくエイセイレンジャーを抱きしめるくらいしか抵抗できない！すかさず、エイセイレンジャーは容赦なき必殺プレスを叩きこむ！
　そして見事、トゥ・レーナを倒すことに成功したのだった。
　こうして学園の平和は守られた。ありがとうエイセイレンジャー！
　キミも永世チェンジでボランティア活動をしよう！

学園関係なくなってきてないか…？

ひ、表面上は地元との交流に積極的な模範的トレセン生だったな！

学園以外で一番安全だったはずの自宅を抑えられたトゥ・レーナに、はたして枕を高くして寝られる日は来るのだろうか……