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相棒 2023/01/31 06:41:26
ID:ZGBEOhi1b.
トレーナーB「そうっすねぇ」
トレーナーA「この時期はキッチンから甘い香りがするんだよな。チョコレートの湯気に、シナモンの香りが乗って夜を温めている。この冬の日の喧噪の中でその小さな肩を見失わずに済んでいるのは、間違いなく君自身のおかげだった。
「何してんの、はぐれないでよ」振り向いて、ぶっきらぼうに君は言う。頷き返すと、すぐに前を向いてしまう。
ただ一歩半だけ先を、それ以上決して引き離さないように、細心の注意を払いながら君はゆく。
時折、ちらちらと振り返る視線に、気づかないふりをして後を追う。気づいたことがわかったら、そのとたんにこの聖なる1歩半がぐんと伸びて消えてしまうからだ。
聖夜の月明かりを受けて君はゆく。1歩半だけ先を、誰よりも優しく慎重に。 ……ハッ!俺は今何を!?」
トレーナーB「えっと……大丈夫…っすか?」