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アナタ 2023/01/28 18:52:14
ID:qx1F1fTzDY
Jockeyはその昔「小柄なやつ」とか「若いの」と言うイギリスのスラングだったんだ
ウマ娘がイギリスで荷役やバ車(こちらの世界で言う人力車)ひきを始めた時に、若いウマ娘が多かったんで、
「働いてるウマ娘」を指す言葉としてJockeyが使われ始めた。これは今では使うタイミング次第で蔑称になるから注意しよう
悪意を持って使うとこちらの世界で言う「黒いの」とか「イエロー」とかの意味になるぞ
だから今では普段使いとしてのジョッキー呼びは使われない。欧米のちょっとガラの悪いウマ娘が使ってるけど。
やがて貴族の趣味から脱却した競バが一般観衆を入れて競馬を始めた時、ある労働者が出走するウマ娘に「Hey,Jockey! Good luck!」
と声をかけたんだ
そこから走るウマ娘はある種の誇りをもって自らをJockeyと呼称し始めた。
その結果現代までJockey Clubが競バの統一組織の名前として使われてるんだね。
フランスダービーのジョッケクルブ賞やアメリカジョッキークラブもイギリスの競馬を元にされたから。
翻って日本では開国以前からウマ娘同士を競い合わせる競技として「ウマ駆け合い」もしくは「競バ」が使われていて、
イギリス流の現代に通じる競バが日本に浸透して組織化されても、競バと言う名称を使用したため、ジョッキーと言う名前は浸透しなかった
そして昨今のポリコレにより、Jockeyと言う名称を変えようという意見も少数ながら見られ始めている
と民明書房の本に書いてありました