3 :
トレーナー 2023/01/16 01:27:28
ID:qDHxn/4SEg
ウインディトレのトレーナー室に灯りはついておらず、一見人の気配はない。それでもヒシアマゾンには中に二人がいることがわかった。
部屋の扉をそっと明け、中を除くとそこに二人はいた。壁に背を預けて座ってるトレーナーは既に上半身を開けさせ、その普段は包帯が巻かれてる下には無数の歯型が痛々しく刻まれてる。ウインディはそんなトレーナーにまたがって、指先から腕にかけて、舐めるように甘噛をするようにその肌に歯を立てていた。
トレーナーは浅く息をしながらされるがままに、噛まれてないもう片腕でウインディの頭を抱きしめている。ウインディは両手で貪る様にトレーナーの腕を抱えて噛みつきながら、それは徐々に腕から上に首筋へと向かう。
そして、最後の仕上げとも言うように、ウインディはその歯を首筋に向けて強く、噛み付いた。
トレーナーの顔は痛みで曇り、それを和らげようとウインディを抱き占めるが、ウインディはさらに強く噛み付く、その口先からトレーナーの肌を伝うように赤い線が垂れた時、今まで固まっていたヒシアマゾンは扉を開け放って中へ入った。
「あんた達…何をしてんだい…?」
その声に飛び跳ねるようと反応し、トレーナーから離れたウインディは、扉の前立っているヒシアマゾンと壁に寄りかかって自身のトレーナーを交互を見ながら。
「ち、違うのだ…ウインディちゃんは、違うのだ…!」
口元を拭いながら、ヒシアマゾンの横を抜けて勢い良く外へ逃げた。
部屋に残されたのは、茫然自失なヒシアマゾンと、首筋を抑えながら、決してヒシアマゾンに目を合わせようとしない、ウインディのトレーナーだけだった。