朝が来ました、もう起きる時間ですよ
昼が来ました、お寝坊さん、今日はマーちゃんと遊ぶのはいいんですか。
…夕方が………
「ダメです、ダメなんです、私のことを覚えて居られるのは…ずっとそこに居たのは……あなたが居なかったら、永遠なんて無いんですよ」
頭を撫でて、温かいのに冷たい肌を触ると、彼の名前と思い出がいくつも流れていく。
「死んじゃったら、忘れちゃうじゃないですか」

夕日が照らされる中、静かに彼の胸に泣きつく。
「…忘れないで、忘れませんから、…お願い、お願いします…居なくならないで…お願い…」
みんなの記憶に残ったとして、貴方の記憶から消えてしまったら…
「船がなくなったら、もう流れることしか出来ないんですよ…起きてください」
一人で頑張らなくていい、そう言ったのは、貴方ですよ
「だから…………だから…」
忘れないで、傍に居て、…私より先に居なくならないでください。

という怪文書を思いついたけど途中で力尽きたから仕事行ってくる
なんかリクエスト書いてくれたら続き夜には書いてだすね。

とても辛い

アストンマーチャンのNTR！？

>>4
波の音が段々と遠ざかり世界からマーチャンが消えることはなくなったが代わりにマートレが存在した痕跡が指の間から零れる水のように段々と消えていくのに気付いたマーチャンが必死に思い出を掻き集める話

アストンマーチャンのMT車！？

アストンマーチャンのMK5！？

>>7
白昼夢は強く目を覚まし、白色の景色はつんざくように目をこじ開けていく、
「……夢？」
辺りを見回すと、異変にすぐ気づいた。
何かがない、大切な何かが。
「トレーナー室…誰の、トレーナー室？」
そう、私のトレーナー室。マーちゃんの野望を叶えるための場所。
「………いない」
彼が、彼？彼とは？

「うーん…確かに記録には残ってますが───公式記録にはトレーナーの詳細が分かりませんね…」
「わからないねぇ、確かにトレーナーはいた気がするけど、スっと消えてしまって…」
「おはよう、アストンマーチャン、君のトレーナーは転勤…したんだっけ、だから新しくトレーナーに着くことになった、よろしくねっ」
女性トレーナーの新人の方でした。見たこともない人です。




波が消えていくのと同じように、誰かに忘れられるように。
あの謎の喪失感は失われ、消えかけた私は今こうして強く存在を残し始めて。
「…との事で、ura職員からも人形や書籍を…」

最初から、居なかったと決められてしまったようでした。
違和感は確信に変わるのに、断定するものはどこにもない。
「一人でこの四コマブログを作ってたのかい！？すごいね…！」
「いえ…それは──」
写ってたはずの映像のどれにもあなたは居ない。
ううん、いや、絶対居たはず、だってこの映像には──────
「今日は彼と来ています、美味しいケーキを食べるんです」
彼、そう、──彼です。
彼は映らなく、声もしない。違う、ここに映っていた──この店の前で照れ臭そうに居た。
「どうして、……どうしてあなたが居なくならなきゃいけないんですか」

思い出を残すとき、人形があります。
形にすることで、きっと人は思い出せる。
写真がある事で、ちゃんと映っています。
人の声は1年で忘れられ、人の名前は2年で忘れられ、顔は3年で忘れられる。
だから、不滅でいて欲しい、本があれば名前が残り、映像があれば声と顔が残る。
私はたくさん残してきました、今日に至るまで、失われなかったのに。
やっと思い出した時に、その優しい笑顔といつも傍で精一杯動く彼の姿が映る。
「……居なくならないで」

「どうしたの？」
優しい声で語る
「前の方を知っていますか」
「ごめん…私…急に来ちゃって…」
「彼を探してるんです、…もう、この世界に居ないかもしれない…です…｣
「前の人はどういう人だったの？」
記憶が波が、優しい音が全てを失わせている。
あの声は確かに強かった。あの笑顔はいつも太陽のようで好きだった。
そしてそれが急に失われて、大きな事故を起こして───それで───
「────────病院」
「ん？」
「そう、病院……私の、お母さんが働く病院に」
ゆっくりと立ち上がり、思わず外に出る。
「ちょっ、ちょっと待って！」

無我夢中に駈けた、丘をのぼり、あの場所に、あの病院に。
号室は覚えてる、何度も。毎日、夜までずっとそばに居たから。
最後の夢のような感覚が終わったら…消えていた。そこにある、そこにいる。
「早く…もっと…もっと….！！」
消えてしまう前に、最後の痕跡が消えるまえに。

たどり着け、たどり着いて───！！！

受付を抜け、階段を上り、6階の奥の大きな部屋の扉に着く。
鍵が閉まってるとか、他の人がいるかもなんてどうでも良くなっていました。もうそんなことを考える暇もないのです
ただ、残ってるかもしれない、そんな呪いのような思いだけで───


扉を開け、あの時泣いていた窓の先、大きなベット───誰もいないベッドの椅子に、ひとつ写真が置かれていた。
「これは………」

写真は2枚、トロフィーを握る私と、トレーナーの2ショット。
何となくちょっとだけ映る感じで、トレーナーの人気も使えるな…なんてずる賢いことを考えてた時の写真。
『スプリンターズステークス…レコード達成、不甲斐ないトレーナーだが、初めてのG1を達成した、…本当にありがとう』
『高松宮記念、どんなに世界が君を見なくても、───ずっと見ているから』
「……………！！！」
涙が落ちて、文字が滲み、そして消えていく。
そこにいたはずの存在が、消えていく。
「お願い…消えないで…覚えて…覚えていて欲しいのです…………」
もう少しだけ、もう少しだけ…。
あなたがいた時間を、あの日々を、大切な時間を失わせないで──
その時、窓が開き、春風が流れ込む
2枚の写真に『あるはずのない紙』落ちていった。
「……なんですか、これ」
汚れた文字、ぐちゃぐちゃの紙
だけど、力強い文字で──

『re member me？』
「………っ！」
その文字以外の全てが消えて、写真は私だけになり、彼は遂に抹消される。
だけど、その文字だけで全てを思い出すには充分だった。
「はい、ちゃんと────。」
桜が散り、風はゆっくりと熱を持つ。
胸は熱く、涙が出るはずなのに枯れていて、だからこそ、優しく微笑むことしかできなかった。
「………………見ててください、覚えていてくださいね、──トレーナーさん」

と言った具合でどーでしょーか！！
シチュもキャラも自由でリクしたらもしかしたら…！また書くね。

>>19
ありがとう

語彙力！！！俺の語彙力！！なんて言うかこう

やりますねえ！

すごく、すごいです(泣)

もしかして深淵出身？
あっちでフルを読ませて貰ったよありがとう……