新入生たちを見て気を引き締めるタマモクロスとイナリワン
1 : トレーナーちゃん   2025/04/06 21:19:09 ID:ywZnuVBM6E
「おうタマ!レース場がやけに賑わってるじゃねえか!」
「イナリも来たんか。今日は選抜レースの日やからな、スカウトされるために新入生たちがバチバチ競い合ってるってわけや」
「へへっ、この熱量!あたしも燃えて来るってもんよ!新しく入ってくる奴らのおかげで、今年のトゥインクルシリーズも面白くなりそうだぜ!」
「おっと、ウチを忘れたらあかんでイナリ。まだまだ下の奴らに負ける気はないで!」
「てやんでい!それはあたしも同じでい!今年もダンナと一緒にレースを荒らしてやるってもんよ!」
「そうはさせへんで!首洗って、大井に逃げ帰る準備でもしとくんやな」
「タマのほうこそ、関西までぶっ飛ばしてやっからよ、今からビクビクと怯えていろってんだ!」
「上等やイナリ。どっちが泣き入れるか、選抜レースが終わったら模擬レースでウチとやろうや!」
「へっ、その喧嘩買わせてもらうぜ!新入生の前で恥かかせて泣き寝入りさせ……」
2 : お姉さま   2025/04/06 21:21:52 ID:ywZnuVBM6E
「あっダンナ!ダンナも選抜レースを見に来たのかい?えっ、『将来有望な子がいるか見に来た』って……新しく契約でもするのかい?」
「そうだよな、ダンナもあたしとは長いし、もう一人や二人くらい担当を増やしたくなるよな……」
「てやんでい!ダンナに鍛えてもらえれば、どんなウマ娘も天下一品の選手になること間違いなしだからよ!あたしのことは気にせず、新入生をスカウトしてやんな!」
「えっ、『俺はずっとイナリ一筋だ。ここに来たのは、これからイナリと戦うウマ娘がどんな子か見るため』って、ダンナ……」
「……へへっ、そこまで言われちゃしょうがねえ!ダンナの想いに応えて、誰が相手でも粋な走りを見せてやるからよ!これからもずっと一緒に走って行こうじゃねえか!なあダンナ!」

3 : トレーナー君   2025/04/06 21:22:17 ID:ywZnuVBM6E
「なあオグリ。新入生にあれは刺激が強すぎるんちゃうか?はよここから摘まみ出した方が……」
「それ以上はいけない」

4 : あなた   2025/04/06 21:50:41 ID:ywZnuVBM6E
「おうタマ!なんでい、カフェテリアがすごい活気に溢れてるじゃねえか!」
「イナリも来たんか。選抜レースの時に、トレーナーにスカウトされた奴らが、少しでも早く実力を付けたいって張り切っててな。定食をおかわりしまくっとんのや」
「へへっ、やる気があっていいじゃねえか。ぼやぼやしてたら、タマはすぐに抜かされちまうんじゃねえかい?」
「あー!?それはこっちのセリフや!イナリはもう身長が抜かされとんのやから、走りでも抜かされたら面目丸潰れやで!」
「ああっ!?身長はタマも同じだろ!?チビタマモ!」
「言うたなチビイナリ!新入生に面目潰される前に、ウチが潰してやるで!あとでグラウンドに来いや!」
「上等でい!ここで食ったもん全部吐き出すくらい、ペース上げて引きずり回して……」

5 : あなた   2025/04/06 21:52:31 ID:ywZnuVBM6E
「あっダンナ!へへっ、ここに場所は取ってあるぜ!一緒に食べようじゃねえか!」
「そら、あーんってな。え?『さすがに大勢の前だと恥ずかしい』って?てやんでい!いつもやってることじゃねえか、胸張って堂々としようぜダンナ!」
「ほら、ダンナからもしてくんな。……んー!今日のいなり寿司は最高だぜ!いろんな具が入っていて、食べていて飽きねえってもんよ!でも、朝はすまなかったな、忙しいだろうに弁当作らせちまって……」
「『寝坊した責任は俺にもあるし、弁当くらいちゃちゃっと作ってやるさ』ってダンナ……」
「てやんでい!ダンナだけに任せておけるかってんだ!明日はあたしが弁当を作ってやっからよ!ダンナの弁当とあたしの弁当、どっちが美味いか勝負しようじゃねえか!」
「きっちり想いを込めた、美味い弁当を食わせてやっからよ。楽しみにしてくんな、ダンナ!」

6 : トレーナーさま   2025/04/06 21:53:15 ID:ywZnuVBM6E
「なあオグリ。あれを見て、新入生が変な理想を持たないか心配やで。さっさとここから摘まみ出した方が……」
「それ以上はいけない」

7 : お姉ちゃん   2025/04/06 22:33:46 ID:ywZnuVBM6E
「おうタマ!廊下がやけに騒がしいじゃねえか!」
「おうイナリ。廊下でフリーのトレーナーにアタックする奴らのせいや。それに、トレーナーの方からスカウトする奴もいてな。騒がしくてかなわんわ」
「へっ、にぎやかでいいじゃねえか!思い出すぜ、学園に来る前にダンナにスカウトされた時のことをよ。ダンナからのアタックは、そりゃもう熱くって……」
「ウチも思い出すわ。あの時は、ダー……トレーナーからめっちゃグイグイ来てなあ。ウチはクールな対応をしとったんやが、熱い言葉をかけられて仕方なくなあ……」
「何言ってんでい。どうせタマのことだから、適当なほめ言葉をかけられて、浮かれ気分のままに契約したんだろ?」
「あー!?んなわけあるかい!ダーリンのことを馬鹿にしたら許さへんでイナリ!そういうイナリこそ、あのトレーナーがトレセン学園の名前を出して、大井からヘッドハンティングしたんやないか?」
「べらぼうめい!ダンナがそんな不義理なことをするわけあるかってんだ!きちんと大井の親方にも筋通したんでい!ダンナを馬鹿にしたら許さねえぜタマ!」
「やんのかイナリ!今から模擬レースでボコボコにしたろか!?」
「やってやろうじゃねえか!ダンナを馬鹿にしたことを後悔させて、新入生どもの前で土下座……」

8 : トレーナー君   2025/04/06 22:35:36 ID:ywZnuVBM6E
「あっダンナ!ずいぶん遅かったじゃねえか。……新入生たちに絡まれてたって?指導して欲しいって頼まれてたのかい?」
「ダンナの名伯楽っぷりは有名だからよ、そりゃ仕方ねえってもんよ。それで、仮契約でもしてきたのかい?」
「え?『アドバイスはしたけど、俺の担当はイナリ一人だけだ』ってダンナ……」
「へへっ、そらよっと!この辺には新入生がたくさんいるからよ、こうして腕をくんで、ダンナが誰のトレーナーかきっちり示してやらねえとな!」
「それに、こうして一緒にいれば、困ってるやつのアドバイスにあたしも一枚噛めるって寸法よ!一石二鳥ってわけでい!」
「そんじゃ、さっそく廊下を練り歩いて、アドバイスが必要な奴がいねえか探しに行こうじゃねえか。なあダンナ!」

9 : 貴様   2025/04/06 22:36:14 ID:ywZnuVBM6E
「なあオグリ。あんなの見てたら新入生の頭がおかしゅうなるで。はよ学園から摘まみ出した方が……」
「それ以上いけない」

10 : アンタ   2025/04/06 23:40:48 ID:ywZnuVBM6E
「おうタマ!聞いたぜ!新入生たちが速いんだってな!」
「来たかイナリ。その通りや、新入生たちのタイムがやたら速いんや。このままやと、本当に抜かされるかもしれん」
「へっ、弱気になるたあ、タマらしくねえじゃねえか!いくらタイムが速くても、あたしたちがそれ以上に速くなればいいんでい!」
「せやけどな、何か対策を考えなきゃあかんで」
「おいおい、あたしたちが何をすべきか、本当は分かってるだろ?」
「……せやな、トレーナーと作戦会議しなきゃあかんよな」
「あたしも、ダンナと話し合ってみるとするか!」

11 : トレーナー   2025/04/06 23:44:37 ID:ywZnuVBM6E
「ダーリン!おかえりやで!今日も遅くまでごくろうさん!カバン持ったるで!」
「夕飯もできとるで、今日はハムカツや!安くて美味いからほんま助かるわ」
「『ご飯まで用意してもらって悪い』って?気にすることあらへん!ウチとダーリンの仲やないか。それより、はよ風呂入ってきいや」
「夕飯を用意して、風呂沸かして、ウチがダーリンを出迎える。これがほんまのタマホームってか!って、ここは賃貸や!一軒家ちゃうで!」
「『タマと一緒に住むなら、家族で住める一軒家も悪くない』って……かー!油断したらすぐそういうこと言うんや!良くないでホンマ!」
「『学園で何かあったか?』やと?……ダーリンには隠せへんか。新入生たちのタイムが気になってな」
「『地力の差は作戦で補おう。タマのためなら、いくらでも作戦を考える』って……『悩み事は共有するのが家族だろ』って……」
「はあ……気にしてたのが馬鹿馬鹿しくなってしもうたわ。そんなら、飯食った後に作戦会議や!愛しとるで、ダーリン!」

12 : トレぴ   2025/04/06 23:45:14 ID:ywZnuVBM6E
「おうダンナ。隣の部屋のチビタマモが、やたらしおやしくなってるようじゃねえか。ちょいと冷やかしに行ってみるかい?」
「それ以上いけない」

13 : 相棒   2025/04/06 23:49:21 ID:ywZnuVBM6E
>>12
【訂正】
やたらしおやしくなってるようじゃねえか→やたらしおらしくなってるようじゃねえか
14 : あなた   2025/04/06 23:58:26 ID:QkRS7uYTRU
相変わらずの面白さ。
多分オグリもトレーナーとラブラブなんだろうな…
15 : トレ公   2025/04/07 00:06:40 ID:mbTiOCjMuo
つまみ出せ
16 : お前   2025/04/07 02:13:31 ID:h/POWYQDMA
トレセンは婚活会場や
17 : 使い魔   2025/04/07 08:29:45 ID:A2XN/khAoQ
☕トレーナーとの結婚生活に夢をみてはいけません……引退後にやりたかった事を滅茶苦茶にされますよ……
18 : 貴様   2025/04/07 12:38:36 ID:h/POWYQDMA
>>17
あれはおもしろいけど悪ノリが過ぎる
19 : ダンナ   2025/04/07 22:04:33 ID:MNR36y42us
「おうイナリ。どしたん?そんなにしょぼくれて」
「タマか。新入生のやつらと併走したんだがよ、身長差で圧倒されちまったんでい」
「そんなん今さらやないか。身長が欲しいのはお互い様やで」
「いや、それ以上にな。『小さくて可愛い』だの、『マスコットみたいっスね』だのさんざん言われちまってな、なんだか舐められてる気がするんでい。先輩として、こいつは良くねえと思ってよ」
「舐められたら走りで見返す!ってのが、ウチらのやり方やろが!見返してやれや!それか、トレーナーに相談でもしいや!一人で悩んでいてもしゃあないで!」
「そうだな、タマ。ちょいとダンナに相談してくるぜ!」
「ほな!気張って来いや!」

20 : お兄ちゃん   2025/04/07 22:09:06 ID:MNR36y42us
「へへっ、ダンナ。こいつはいいや。こうして一つの布団で寝転がったら、身長差なんて関係ないな」
「いつも見上げているダンナの顔が、下の方に見えるってのは、なんだか新鮮な気分になるぜ」
「けどまあ、クリークの気持ちがわかる気がするぜ。ダンナの頭を見てると、撫でまわしたくなってくるってもんよ」
「へへ、なでなでしてから、ぎゅーってな。クリークがトレーナーとよくやってることを真似してみたけどよ、気分はどうだい?」
「『安心する』って、そりゃ良かったぜ。クリークほどでかくはねえけどよ、存分に甘えてくんな」
「夜は長いからよ、身長がでかくなった気分をまだまだ堪能させてもらうぜ。なあ、ダンナ」

21 : トレーナー   2025/04/07 22:09:32 ID:MNR36y42us
「なあダーリン。隣の部屋で、チビイナリがウチらの真似をしてる気がするんや。著作権で訴えたら勝てるんちゃうか?」
「それ以上いけない」

22 : 貴様   2025/04/07 22:26:00 ID:HR9LNnui4k
新入生に見られて気合を入れさせられるタマモクロスとイナリワン

に一瞬見えた。

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