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トレーナーさん 2025/01/10 13:40:30
ID:cCZmHwNtG2
「エアポート。 それは世界へ羽ばたく ドラマティックな舞台。
ゴールド会員のラウンジで、 ソファに腰を掛けて、乾杯。 飛び立っていく飛行機たちを見送るの。
―――ドリーム。 そう、ドリームよ。
あの飛行機が乗せているのは、 ヒトや荷物だけじゃない。 数えきれないほどの、 ドリームやホープも乗せて 空へ浮いているのよ。
次に飛び立つのは? …………………そう、私たち。 海を越えて、空を飛んで、 この純白の輝きで世界を照らすの!
さあ、行きましょう! どこへでも。 世界中が私を呼んでいるわ!」
そう言うと彼女は、両手を広げて ラウンジを出た。
行き交う人々が振り返り、 肩で風を切る彼女を見て全てを察する。
『パール! パール! パール!』
彼女は喝采に片手で応える。
「ありがとう、貴方たちのパッションも つれてフライアウェイよ!」
……………………………誰も気づいていないだろう。
その手にスーツケースはなく、 世界行きの航空券もないとは。
そして、誰も思いもしないだろう。
今日は、この自信、この風貌、この風格で。 ラウンジを使い、語りに来ただけだとは。