「…………」
カチッ……カチッ……

「…………」
カチッ……カチッ……

「姉上、ノートパソコンで3時間もそれを見続けているが、どうしたのだ。趣味は人それぞれとはいえ、そういうのは隠れて見てくれ」

😷競うなッ！持ち味を生かせッ！……ッス

お前のその身体は唯一無二だろ…！

「おや、オル。気づかいが足りなかったね。けど、これはそういうのじゃないさ」
「では、なんだと言うのだ」
「私と体格の近いウマ娘を参考に、トレーナーさんを悩殺するための水着のデザインを考えているのさ」
「姉上と、体格が近い？待っていろ、すぐに鏡を……」

低身長デカπ最高！！

「邪ッ……」
「ひゅっ！？あ、姉上。我が悪かった。だから弓を下ろしてくれ」

「分かればいいんだよ、オル」
「そういうの良くないと思う余」
「ところでオル。ひとつ頼みごとがあるんだけどね」
「……いいだろう、興が乗った。（断ったらさらにめんどくさくなる余）」
「これらの写真をトレーナーさんに見せて、どれが一番いいか感想を聞いてくれるかい？それを参考にして水着を発注する方針だよ」

「！？この写真は……」
「デジタルさんから頂いた、水着ウマ娘の写真だよ。よく撮れてるだろう？」
「……姉上が自分で行けばよいだろう」
「そうもいかないんだよ、ああ見えてトレーナーさんは鋭いところがあるからね。私が見せたら、こちらの狙いを読まれる恐れがある。すまないけど、頼まれてくれるかい？」
「……フン、仕方あるまい。行ってくる。（こういうのはさっさと終わらせるに限る余）」
「ありがとう、美しく気高く尊い我が妹よ」
「嫌味かッ！貴様ッ！」

トレーナーの親父さんの大腿骨を急速回復させたドリジャさんの作者かな？

数分後

～トレセン学園・トレーナー室にて～

「入るぞ」
「げえっ、オルフェーヴル。何か用かい？」
「これを見ろ」
「……この写真は、サクラチヨノオーじゃないか。あの有名なダービーウマ娘の。ダービーウマ娘か……ジャーニーも挑戦したけど、あの時のウオッカの仕上がりは素晴らしかったからなあ。心残りが無いわけじゃないけど、全力を出し尽くしての結果だから、俺は悔いはないかな……」
「……フン。（そういうことを聞きに来たんじゃない余）」

スリングショットにしろ！！！

「……」
「次はこれかい？……マンハッタンカフェだね。圧倒的なスタミナで長距離レースを得意とするウマ娘……」
「おい」
「な、なに？」
「この写真の恰好を見て、なんとも思わないのか？」
「水着だけど、それが……？」
「……（もしや、こいつ。ウマ娘の走り以外に興味が無いのか？だとしたら姉上は……いかん！）」

「これが最後だ」
「どれどれ……じ、ジャーニーじゃないか！な、なんで？」
「！！！（おおっと！？）」
「しかも水着姿なんて、こんなの迂闊に人に見せたら……」
「貴様、なぜ動揺している」
「どどどどどどどど、動揺なんて」
「答えよ」
「その、今までずっと、一緒に過ごしてきたせいか、ジャーニーのことが、その、魅力的に見えてきて……特に水着姿が、プールトレーニングの時も直視できないから、目をそらすのに必死で……」
「……（姉上は勝てる余）」
「ごめん。この事は、ジャーニーには内緒にしてくれないか？これがばれたら、ジャーニーとの関係が……」
「……下らぬ。貴様の担当は、あくまで姉上。余が貴様の命令を聞く理由はない。身分をわきまえよ。（絶対報告する余）」
「そ、そんな……」
「これ以上、ここにいる理由も無い。（目的は果たした余）」
「ま、待ってくれ！……ああ、ジャーニーになんて思われるか……」

「と、いうわけだ」
「なるほど、さすがはオル。的確に人の本質を見抜く力を持っている」
「こんなことで褒められても嬉しくないぞ、姉上」

「しかし、まさかトレーナーさんが……道理で、プールトレーニングの時にやたら目をそらすかと思えば……」
「……姉上？」
「ふふッ、なんて可愛らしく、愛おしい人……」
「あ、姉上？」
「んんんっ！もう、この気持ちを抑えるのは……」

またこのシリーズかもっとやれ

「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！！今行きますッ！トレーナーさんッッッ！！！うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！！」
「あ、姉上えええええええええええええ！！！逆ぴょいは退学になるぞ姉上えええええええええええええ！！！」

「暴君タックルッ！！！」
「宝塚記念！？」

「はーなーせー！！！」

「放さぬ！これは姉上のためだ！！！」
「オル！放しなさい！ここでトレーナーさんと関係を結ばねば、この数年間トレーナーさんと歩んできた甲斐というものが無いのだよ！！！」
「姉上！そういうことはしなくてもよい！」
「はあ……はあ……。うん、落ち着いた。オル、私は宇宙一落ち着いてるよ」
「……本当か？」
「本当に落ち着いたよ。私は正気に戻った。だから、どいてくれるかい？」
「……分かった、姉上」

「と見せかけてうおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！！トレーナーさん！！！うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお！！！」
「甘いッ！！！食らえ暴君ボール！！！」

「有馬記念ッ！？」
「……大丈夫か、姉上」
「オル、見事な技だ。いつの間にか、もう、私よりもずっと強くなっていたんだね……」
「こんなしょうもないことで、強さを証明したくない余」
「ふふッ、ここまでされたら、私も退かざるを……」
「何があったのかと来てみれば。どうしたんだジャーニー？」
「！！！トレーナーさん！？」
「あ、姉上のトレーナー！？こっちに来るな！今は危険だ！」

ノリがギャグ漫画日和なんよ

「って、泥だらけじゃないか二人とも！なにがあったんだ！？」
「トレーナーさん！」
「ど、どうしたジャーニー？」
「海に行きましょう」
「海？いいけど、いつ行くんだ？」
「明日です」
「あ、明日！？」
「トレーナーさんの分の水着も用意します。問答無用で着てもらいます。日焼け止めクリームを塗ったり塗られたりする覚悟をしてください。いいですね？」
「わ、分かった。でも、怪我とかしてないか？大丈夫か？」
「お気遣いありがとうございます。大丈夫です。ほんの少し、姉妹で戯れていただけなので。それでは、これで失礼します」
「あ、ああ。気を付けてな」

「……なんだったんだ、一体」
「おい」
「ん？どうしたオルフェーヴル？」
「姉上を、よろしく頼むぞ」
「……ああ、分かった」
「帰る」
「気を付けてな」
「……（疲れた余……）」

>>27
『西遊記〜旅の終わり〜』ってこんな感じだったな

（そういう経緯で、トレーナーを海に誘う事に成功したドリームジャーニー。ドリトレに黒いビキニパンツを履かせ、日焼け止めクリームを塗ったり塗られたり、海に入って水をかけあったり、水着姿でドリトレを悩殺したりと、存分に夏の海を堪能したのだった）

ワザップジャーニー

（一方、オルフェーヴルは、ドリームジャーニーとの激戦を制した経験によって、自身の走りをさらに磨き上げることに成功。その年の有馬記念を、大差で勝利したのだった。）

（終わり）

生きる活力をありがとう…ありがとう…
今後ともよしなに…

元気でた、明日も頑張れる

暴君タックルと暴君ボールでダメだった

ドリ吉君……ww

欲望に忠実なドリジャシリーズ好きだから助かった

大暴れドリームジャーニーシリーズ好き
ありがとうございます

まとめられたら「はーなーせー！」のところはgifでクネクネ

投稿ありがとう……とても良いものだった

⚡️白い液体（日焼け止め）をお互いに塗ったり塗られたりしたんたか！？お互いの身体をまさぐりあったんか！？

このシリーズ楽しいな

>>42
😷下世話な輩にも暴君タックル！

元気でた
ありがとう

荒ぶる姉ジャシリーズ好き

またひとつ名作がウマれたな

ターフの中には魔物が住むの
頼れる姉上は、なんかネジ抜けてる
レースに賭けた青春、でも、なんかネジ飛んでる

なお、姉上と和解し自分の力を過信したオルフェが無謀にもカレンチャンに戦いを挑み
ボコボコにされて過去最大規模のおはなしを受けるのはまた別のお話

>>48
余と芦毛好きは友達じゃないけど
黄金の不沈船と芦毛好きは友達

トレセン学園は婚カツ会場じゃない余。

「そういうの良くないと思う余」

公式に忠実そうに見えて急にネットミームぶち込んでくるのすこ

トレセン学園はトンカツ会場だと聞いたのだが……

トレセン学園はトンカチ会場だと聞いたのだが……

はーなーせー！

https://www.youtube.com/watch?v=YHVt_ixOY7g
動画化早過ぎる

まとめも来た余
しれっとgifがスピードアップしてて駄目だった余
http://umapch.blog.jp/archives/25172506.html

>>58
負けてらんねぇな

この荒ぶるドリジャと振り回されるオルフェ好き

>>50
だいたいそんな感じ
ギャグドリジャ日和

今度も１位だ余

すごい余

承認欲求がすごい余