トレーナーの親に挨拶しようと実家について行ったら仏壇に案内されたウマ娘の反応

1 ：大将 2024/05/04 20:47:57 ID:k2DjYBxRA.

クラシック期中盤くらいで母親との確執をトレーナーに心配されるキングヘイロー
いつもなら流していたかもしれないがクラシック戦線のプレッシャー、同期の強力なライバルなど
様々な要因から珍しく想いが爆発

「なによそれ、家のことにまで口出しするのがトレーナーの仕事なの！？
　お母さまは私の心配ばかりで期待の目を向けてくれない・・・周りは私を”偉大な母親の娘”としてしか見ない！」
　あなたに私の何が分かるの！？」
とまくし立てるように強い言葉を使ってしまう
悲しそうな顔で謝るトレーナーに忸怩たる思いを募らせるも、その場では曲げられなかったキング

その後、紆余曲折あったもののシニア期は期待以上の結果で最終的に有馬記念を制したキング
レース後、控室で母親との電話、少しいびつながらもキングが良い関係を築くであろう未来に頬が緩むトレーナー

2 ： 使い魔 2024/05/04 20:48:52 ID:k2DjYBxRA.

年末の予定で実家に帰省することを伝えると"着いてくる"と言うキング
「私の偉業はあなたの力なくしては成し遂げられなかったわ。
　あなたの活躍をご両親に報告させてもらうのも一流の努めなのよ！」とのことらしい

家につくと父親と祖母が出迎える、本物のキングに興奮気味だ
祖母に納屋の片付けを押し付けられたトレーナー、キングも手伝おうとするが
「それよりも親父の話し相手になってくれ、キングの走りのファンなんだ」とお願いするトレーナー

3 ： お姉ちゃん 2024/05/04 20:49:33 ID:TMun1/Igw2

何食ってたらこんなこと思いつくんだろうな

4 ：大将 2024/05/04 20:49:34 ID:k2DjYBxRA.

トレーナーの学生時代の話などで盛り上がる中、ふとキングが口にする
「そういえばお母さまはお出かけされているのですか？できればご挨拶させていただきたいのですが」

父親はほんの数瞬固まるが「そうですね、すいません気が利かず・・・。ぜひ挨拶していってください」
違和感を覚えるキング、彼女の思考が答えを出す前に、その光景は眼前に広がった
客間の奥のふすまを開けると和室が広がる、そこには仏壇があり綺麗な女性の写真があった
「あいつ母親のことをキングさんに伝えていないですよね・・・中学に入る頃にね、持病が悪化して〜〜」
父親が申し訳無さそうにキングに説明する
母親もトレーナーだったこと、GⅠを獲ることが母子の夢だったこと、キングの耳には話半分にしか届かない
心臓に冷たい水が流れ込むような感覚に陥る

5 ： トレぴ 2024/05/04 20:49:43 ID:k2DjYBxRA.

キングの中によぎるのはあの日の出来事
母親のことでトレーナーに強く当たってしまった日のこと
これがあったからトレーナーは心配してくれていたのだ、もう二度と会えない辛さを知っているから口を出したのだ

それに対して私が返した言葉は？
"あなたに私の何が分かるの!？"

「わ・・・・分かるわけ・・・・・・無いじゃない・・・」
自分自身への抑えられない怒りと共に、誰にも聞こえないほどのか細い声で呟いたキングの顔は何よりも美しく一流だった

6 ： あなた 2024/05/04 20:52:50 ID:k2DjYBxRA.

ぶっちゃけキング以外だと多分普通に手を合わせて終わりだって今気づいたわ

7 ：キミ 2024/05/04 20:56:41 ID:jLk.ANvy/U

これはこれで美しいからヨシ！

偉大な母親ってことならお嬢も何か思う所がありそうだけど表面上は平静を装いそうだしなぁ

8 ： あなた 2024/05/04 21:34:47 ID:TIRwbc/qn2

困ったな、>>1が強すぎる

9 ： トレピッピ 2024/05/04 22:27:22 ID:J/ZKHjm0bU

ネイチャもお父さんを亡くされているからシンパシーのヒントLv3くらいはもらえるかも

10 ： ダンナ 2024/05/05 00:06:46 ID:6kmTSHqf3M

「親の顔が見たい」とか言ってたら激アツなんだけど
基本ウマ娘ってキツイ娘でも悪口的な事は言わないから曇らせフラグが立たない

11 ：貴様 2024/05/05 08:43:32 ID:rj2VINs8p6

青ざめつつも、なんとか取り繕うキングは美しいべ……

12 ：大将 2024/05/05 08:59:14 ID:mKLtDNPqgw

キントレなら安心感ある

13 ： モルモット君 2024/05/05 09:00:15 ID:uZral7d58s

>>10
そこはほれ、「立派なお母様だったのね」とageておいての故人だったのを知るルートよ

14 ： トレぴっぴ 2024/05/05 11:09:26 ID:7o.RBymx7Q

好きなシチュだけど>>1ので満足しちゃった

15 ： あなた 2024/05/05 11:59:54 ID:DmLO29hd6k

アヤベさんに健やかに生まれてきた(母子共に健康とは言っていない)アヤベトレをぶつける

16 ： お兄ちゃん 2024/05/05 12:25:04 ID:UKYTD7wZNo

シャカールはどうなるだろう。

17 ： トレぴっぴ 2024/05/05 13:53:03 ID:k.R.sDbg6U

マチカネタンホイザ「ほうほう、トレーナーさんの手料理もなかなかですなー？これならウチでも即・戦力ですよ？」

トレーナー『いやはやお恥ずかしい…でも、定食屋の娘にそう言われるなんて鼻が高いよ。』

「にしても…肉じゃがにベーコンって珍しいですな〜。でもこの脂が旨味になっているのかな？よく思い付きますね〜。」

『ああ、これ母親のレシピなんだ。昔っからこれだからあんまり疑問に思わなかったけど、大人になると割と変なレシピ多いかも…カレーにはちくわ入れるし、生姜焼きは肉と同じぐらいキノコだし。』

「へ〜！それはぜひぜひ後学のためにレシピを教えてもらいたいもんですな！」

『ああ、そうか…うん。じゃあちょっと待ってて。』

18 ： あなた 2024/05/05 13:53:24 ID:k.R.sDbg6U

「？？？」

しばらく待つと、奥の部屋から古い1冊のノートを持ってくるトレーナー

『ウチの母親、俺が子どものときに病気で亡くなったんだよ。で、病室の片付けしてたらこれが出てきたんだ…バカだよなぁ…病気で身体の自由も効かないのに、俺と親父が2人でやっていけるようにってさ…。』

「あう…そうだったんですね…。
あの、差し出がましいお願いなんですけど…！」

19 ： 使い魔 2024/05/05 13:53:42 ID:k.R.sDbg6U

〜数年後〜

定食屋の客A「タンホイザちゃん！肉じゃが定食、ベーコンたっぷりで！」
客B「じゃあ俺きの豚定食で。」
客C「先輩、きの豚ってなんですか？」
客B「お、お前ここ初めてだったか？まあ見りゃわかるよ。」

マチカネタンホイザ「はーい！マスター、ご注文で〜す！」

ここはどこにでもあるまちの定食屋、看板娘とちょっと変わったメニューが人気の、ふつうの定食屋さん。

20 ： お姉さま 2024/05/05 13:54:17 ID:k.R.sDbg6U

仏壇は出てこない、ごめんなさい…。

21 ： トレぴ 2024/05/05 14:24:00 ID:/oK0SS5EFs

BNWの三人でチケトレの実家にお邪魔する機会があったとある日、タイシンがチケトレの母が眠る仏壇に手を合わせようと裸足で座布団の上に乗ったらその座布団からチケゾーの涙と鼻水がぐじゅっと染み出してきた。
その感触と光景が頭から離れなくなったタイシンは三日三晩うなされたという。

22 ： お兄さま 2024/05/05 14:42:53 ID:6kmTSHqf3M

>>19
ベテラン作家の短編集にある普通にほっこりする話みたいですき

23 ： アナタ 2024/05/06 05:46:43 ID:TOYIv743Ss

ビワハヤヒデ「そういえばトレーナー君、ご両親はお酒は嗜まれるだろうか？いやなに、ご挨拶に伺うのに手ぶらという訳にもいかないだろう。それにこう見えてそれなりの酒屋の娘だからな、手土産として申し分ないものは見繕えるはずさ。」

「…その反応、ひょっとしてあまりお酒は嗜まない…わけではないのか？
ん？カップ酒…いやしかし、せめて四合瓶ぐらいは…そうか、わかった。だが期待は裏切らないさ、とびきりのを選んでこよう。」

〜〜〜

「なぜわかったんだ…という顔だね。
わかるさ。言っただろう、ウチはそれなりの酒屋だとね。ああいった商品は盆になるとよく売れるんだ…否が応でも、わかってしまうものだよ。」

24 ： アンタ 2024/05/06 15:35:46 ID:BB1auamoXk

実家が仏壇仏具店のウマ娘がいてもいい
自由とはそういうことだ

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