オジュウチョウサン＝強い

マイネルグロン＝ネクストオジュウ

アップトゥデイト＝実は10年に一度の超名馬で蹂躙する側

障害レースのざっくりな説明
①J・G1〜J・G3:1999年に導入された日本での障害レースの格付け
障害レースは国ごと、或いはコースごとに全くの別ゲーになるため国際的な統一グレードがなく、代わりに各国の設定したレースグレードを海外でも肩書きとして使用できる
②中山大障害(春)、京都大障害など:昔の日本でのレースの名前
中山大障害(春)は現在の中山グランドジャンプに、京都大障害は現在の京都ジャンプステークスと京都ハイジャンプに相当する
他にも昔と今で名前が違うものがよくある
③ハードルとチェイス:特に欧州の障害レースで使われるレース区分
ハードルの方が障害の大きさが小さめで飛越回数も少なめ

④ハードルとチェイス:レースの種類
ハードルの方が障害が小さめで数も少ない
本場たる欧州では他に3000m前半から5000m前後まで距離別での区分もある
⑤チェルトナムフェスティバル:イギリス・チェルトナム競馬場で開催される
4日で28のレース(うちG1は14レース)が実施され、ハードル・チェイスそれぞれのトップレースをはじめ各距離路線ごとの王者や牝馬路線におけるチャンピオンを決める多様なレースが行われる
⑥グランドナショナル:イギリス・エイントリー競馬場で開催される世界最大の障害レース
完走するだけで最大級の栄誉とされる極限の難易度と、イギリスでの馬券売上トップを独占する絶大な人気を誇る
なんならイギリスの馬券売上上位はこれとチェルトナムの各レースで上位をほぼ独占している

よーしやるべ
カラジおじさん
http://lunameiba.blog.enjoy.jp/.s/jp/Karasi.html
恐らく大抵の競馬ファンが知ってるほぼ唯一の海外障害馬
というか自分もオーストラリアの障害馬ほぼこいつしか知らない
平地で燻ってて転向して活躍という経歴としてはオーソドックスな障害馬なのだがやっぱり目を引くのは中山グランドジャンプ3連覇の珍大記録
メルシーエイタイムやテイエムドラゴン、メルシータカオーなどといった地元のG1馬を薙ぎ倒してのこの記録はオジュウチョウサンに次ぐ中山グランドジャンプ連覇数歴代2位であり、そして最後の勝利時の年齢12歳は今なお日本での最高齢G1制覇でもある
本国では突き抜けて活躍したわけではないものの、その特異性ゆえか引退時には日本のファンからのメッセージが贈呈され、オーストラリア競馬にて殿堂入りも果たしている

コウエイトライ
https://db.sp.netkeiba.com/horse/1990104050/
世にも珍しい九州産の重賞馬であり、人気薄や性別によるハンデなどを乗り越え同一重賞4勝・障害重賞8勝の当時での最多記録2つを打ち立てたつよつよレディ
基本的に障害は平地ほど血統がものを言う場所ではないが、彼女の父オペラハウスはマジェスティバイオとスプリングゲントの2頭のG1馬を含め多くの障害重賞馬を輩出し、孫にもシングンマイケルを持つ名ジャンパーの父として有名
彼女は繁殖にこそ回らなかったものの、もしかしたら何かが違って名ジャンパーの母になっていた未来もあったのかもしれない
彼女の引退から12年、イロゴトシが中山グランドジャンプにおいて九州産馬初のG1制覇を成し遂げた際彼女を思い出した人もきっといただろう

オジュウチョウサン
https://db.netkeiba.com/horse/2011101125/
障害レースの中でも圧倒的な強さを見せ、二つ名は"障害の絶対王者、もしくは100年に1度の怪物"と呼ばれている。
が、最初から障害レースは強いわけではなく、最初のレース、2歳新馬では11位、次のレース2歳未勝利では8位と散々な記録であり、障害レースに移転・・・。
1年の休養と障害レースに向けて、特訓をしたが障害3歳以上未勝利では最下位の14位・・・。
しかし、徐々に障害レースで勝ち星を手に入れ、2016年の中山グランドジャンプから覚醒をする。
そこから2018年の有馬記念まで負け無しの11連勝！！
JG1は5連覇とこの頃のオジュウは他の陣営に化け物だと言わせるほどの圧倒的な強さだった。
また、有馬記念では人気投票で走れるが、平地の賞金が足りないので条件戦に出走しここでも2連勝！！
有馬記念の出走資格を得ることができた。
有馬記念の結果は9位だったが走力が足りない9位ではなかった。(これでとある馬が10位になったが、それでちょっといじられるように・・・。)
その後も活躍し、中山グランドジャンプは5連覇6勝！！
中山大障害も3勝し、その内の1勝は2017年から4年後の2021年で勝利！！

他にもいろいろな記録の1位を持っており、他の馬を紹介するときは"平地における"というのをつけないといけなくなった・・・。

ゴッドスピード
2歳時に平地で重賞２勝しときながらも以降の成績はさっぱりだったが障害転向後にG1制覇するなどしたやつ
ちなみに最初はオグリと同じ勝負服で厩舎も同じ瀬戸口厩舎だった

史上最高の障害馬　アークル
http://lunameiba.blog.enjoy.jp/.s/jp/Arkle.html
https://m.youtube.com/watch?v=tamkrqCAegs https://m.youtube.com/watch?v=8jI9YEDSbDg
障害レースの本場たるイギリス及びアイルランドにおいて、今なお最高峰の評価と人気を誇る伝説の障害馬
その温和な気性とチェイス分野における当時の最強馬ミルハウスとの壮絶な対決と圧倒、打ち立てたいくつものスーパーレコード、チェルトナムゴールドカップ3連覇など数多くの偉業を兼ね備えた彼の人気はここにその全てを書ききれないほどのエピソードを持ち、"2003"年に行われたレーシングポスト社が行った歴代競走馬の人気投票では当時既に40年前の馬であったにも関わらず堂々1位に輝いた
現在彼の出身国であるアイルランドのレパーズタウン競馬場では彼の名前からつけられたアークルノービズチェイス(G1)が行われており、他にもチェルトナムのアークルチャレンジトロフィー(G1)などに名前が刻まれている

メルシーエイタイム
https://db.sp.netkeiba.com/horse/2002104783/
父はチーフベアハート、母父スリルショーという血統です
2002年生まれでディープインパクトの同期ですがこの世代はテイエムドラゴンやキングジョイ、マルカラスカルなど多くの名障害馬がいます
新馬戦を勝利するもののそこから勝利を挙げられず3歳で入障すると3歳ながら中山大障害で2着、その後も長く活躍しJG1を1勝2着6回を挙げました
JG1の出走回数13回はオジュウチョウサン以上です(なお完走回数はオジュウが上)
中山大障害2年連続2着2回とか今後出るのかなぁ

サンレイデューク
https://db.sp.netkeiba.com/horse/2008100175/
父はデュランダル、母父コジーンという血統です
2008年生まれでオルフェーヴルの同期ですね
未勝利戦を突破できなかったため4歳に入障しました
2014年の東京HJでは14頭立て13番人気ながら勝利、翌年の阪神SJでも勝利します
JG1の勝利こそないものの2着1回3着2回と好走、特に2017年の中山GJでは9歳ながらアップトゥデイトに先着しての2着と激走しました
オジュウチョウサン被害者の会の一頭で現役終盤8戦のうち7戦がオジュウチョウサンが勝ったレースになります
現在では中京競馬場で誘導馬をしているようです

ブラックステアマウンテン
https://ahonoora.com/blackstairmountain.html
障害の本場アイルランドのG1を2勝した馬であり、現状では最後に中山グランドジャンプを制した(というかGJに参戦した)外国馬
このGJを勝った時の鞍上ルビー・ウォルシュ騎手はアイルランドで34歳にして通算2000勝を達成し、チェルトナムフェスティバル各日のメインレースやグランドナショナル、キングジョージⅥチェイスなども複数回勝利した障害界のトップジョッキーであった

ハリケーンフライ
https://m.youtube.com/watch?v=X95CW2loHOY
https://m.youtube.com/watch?v=bdZld_1LZZQ&t=72s
そんなウォルシュ騎手が騎乗した馬の中でも最強と言ってもいい馬がこの方
2マイル程度の比較的短い距離を中心に活躍し、G1・22勝は障害ではもちろん世界最多、平地を含めてもウィンクス(25勝)に次ぐG1勝利数を誇る他、2011〜15年のアイリッシュチャンピオンハードル(G1)5連覇はオジュウチョウサン・マクダイナモ(米)と並ぶ同一G1連覇数世界1位タイである
凄まじい勝負根性で相手と競り合い真っ向からねじ伏せるのがかっこよくて個人的にメチャクチャ好きな馬
現在はアイリッシュナショナルスタッド(アーバンシーやインヴィンシブルスピリット、ピウツスキーなどが昔繋用されてたり今もいたりする国営牧場)にて功労馬として繋用されており、観光客が見学することもできる
ちなみに愛ナショナルスタッド付属の馬事博物館にはアークルの骨格(本物)標本が展示されている

アップトゥデイト
https://db.netkeiba.com/horse/2010105861/
障害レース10年に1度の天才と呼ばれる障害レースの天才。

障害レースに移転するまではあまりいい記録を取れていないが、障害レースに移転してから才能を開花、障害レースJG1を春秋連覇するほどの実力の持ち主。

だが、アップトゥデイトの最大の不運はライバルがオジュウチョウサンだったこと。
覚醒後のオジュウチョウサンにはまったく歯が立たず、シルバーコレクター、ブロンズコレクターに・・・。
そんなアップトゥデイトだが、2017年中山大障害でレコード記録大逃げをする。
しかし、それでもレコード記録でさされてしまった・・・いまだに意味不明なレースでもある。

ユウフヨウホウ
https://ahonoora.com/yufuyouhou.html
芝のサンドピアリスとダイタクヤマト、ダートのコパノリッキーと並ぶ最低人気でのG1制覇記録を持つ馬
全兄に目黒記念など重賞3勝のユウセンショウ、半兄に中山GJ連覇やJ・G12着4回のトップジャンパーたるゴーカイを持つ良血ながらなかなか厳しいレースを繰り返していたものの、2001年の中山大障害でそのゴーカイを最終直線だけでぶっこぬき2馬身差の完勝をキメる一発芸をぶちかました
映像ではメチャクチャわかりやすく観客の絶叫が聞こえてくる
https://m.youtube.com/watch?v=WbcAyWtOgIk
コパノリッキーとは違い残念ながら本当の一発屋で終わってしまったが、その一発のおかげか引退後は名古屋学院大学の馬術部や磐田市の乗馬クラブへと再就職を叶えている

レッドラム
https://ahonoora.com/red_rum.html
http://lunameiba.blog.enjoy.jp/.s/jp/RedRum.html
https://m.youtube.com/watch?v=8DXR3FOA_o0&pp=ygUNcmVkIHJ1bSBob3JzZQ%3D%3D
アイルランド最高のスターホースがアークルなら、こちらはイギリス最高のスターホース
未だ世界に1頭しかいないグランドナショナル3勝を達成し、100回の障害レースで5回しか落馬せず大地を駆け抜けたその勇姿と人懐っこい気性から競馬ファンのみならず全イギリス国民にその存在を祝福され、彼の名前を冠する店舗や列車といった便乗モノが数多く作られた他、彼をモデルとする様々な物語が映画から絵本まであらゆるジャンルで制作された
30歳でこの世を去った彼の墓地はエイントリー競馬場のゴールラインのすぐそばに造られ、建立された墓碑と銅像には今なお数えきれない程の花が供えられている

メイショウダッサイ
https://db.netkeiba.com/horse/2013104138/
2021年中山グランドジャンプにて6連覇を狙っていたオジュウチョウサンに唯一黒星をつけた馬。
障害レースでかなりの強さを見せたものの、前脚の繋靱帯炎により、レースを離脱・・・一度は治りかけたものの再発し、そのまま引退へ・・・。
なお、オジュウチョウサンは2021年中山大障害で復活、2022年でJG1 9勝馬となり、改めてオジュウチョウサンが化け物だと知ることとなる。
もし、シナリオが出来たとしたら、オジュウラストランに怪我を治しきり、オジュウVSダッサイVSデイジーという勝負も見ることができるだろうなぁ・・・と思っている。

全然雑じゃなくて草

デザートオーキッド
http://lunameiba.blog.enjoy.jp/.s/jp/DesertOrchid.html
https://m.youtube.com/watch?v=gjUbxfukmfM
オグリキャップやホーリックス、ネイティヴダンサーといった時折現れては世界の競馬界を賑わせてきた芦毛のアイドルホースのイギリス担当
アークルやレッドラムとは異なり荒くれ者だが闘争心に溢れた激しい気性を持ち、幾度のスランプを挟みつつもほぼ全てのレースで自ら先頭に立ち堂々とレースを引っ張り勝利を掴むその姿から多くの人々からの注目を浴びた80年代イギリスのトップスター
引退後には競馬関連のイベントや慈善活動の旗振り役として各地を駆け回る生活となり、最期は関係者に見守られつつ27歳でその生に幕を下ろした
彼はキングジョージ6世チェイス(G1)にて4勝を挙げており、レースの記念パレードは彼が先導するのが通例となっていた他、彼の遺灰は開催地のケンプトンパーク競馬場に埋葬されている

イスタブラク
http://lunameiba.blog.enjoy.jp/.s/jp/Istabraq.html
https://m.youtube.com/watch?v=1rUaQaY_Lqw&t=410s&pp=ygUIaXN0YWJyYXE%3D
最初に障害転向が決まった際、当初はジョン・ダーカンという人物が新米調教師として独立し彼の管理にあたることになった…のだが、急性骨髄性白血病を発症し入院を余儀なくされ、代打として後に欧州最高峰のトレーナーとなるエイダン・オブライエンが管理することに
二人の薫陶を受けた彼はかつてダーカンが「勝てる」と予言したロイヤル&サンアライアンスノービスハードル(G1)制覇をはじめ英チャンピオンハードル3連覇、愛CH4連覇といった大記録を樹立した
最初の愛CH挑戦の直前、彼の障害馬としての才能を見出したダーカンが早逝してしまい、その勝利の際には関係者全員がダーカンに敬意と哀悼を示し、会場は観客の"J・D"コールで包まれたとか
イスタブラク自身は現在も存命である

ちなみにアークルのところで出てきたレーシングポストの人気投票は1〜4位が障害馬(アークル、デザートオーキッド、レッドラム、イスタブラク)
向こうの障害人気の高さを感じますね

メジロアシガラ
https://db.netkeiba.com/horse/1972z00624/
https://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%A1%E3%82%B8%E3%83%AD%E3%82%A2%E3%82%B7%E3%82%AC%E3%83%A9
ラモーヌ、アルダンの母メジロヒリュウの同期。
障害重賞勝ちこそないものの、1977年に8勝をあげて同年の有珠山噴火で経営危機に陥ったメジロ牧場を救った『メジロの救世主』。

モガミ産駒の障害馬紹介頼むッ🙏

>>25
じゃあご要望にお応えして

シンボリクリエンス
https://ahonoora.com/symbori_crience.html
https://db.netkeiba.com/horse/1985106413/

似た名前のシンボリクリスエスの方が多分有名だが、こちらの方が年上
当初は芝ダート問わず900万下(現2勝クラス)で好走を続け、平地で合計3勝するものの頭打ち
その後1990年に障害に転向すると3戦目に勝利を挙げてからは決してトントン拍子ではないが着実に勝利を重ね、
翌年に重賞初制覇、暮れの中山大障害にも出走する。しかしながら勝ったのは同じシンボリのシンボリモントルー
この年は中山大障害の制覇はできなかったが、年間の総合成績を加味され最優秀障害馬に選出
翌91年は春の中山大障害も暮れの中山大障害も勝ち、2年連続での最優秀障害馬に選出された
この年の春の中山大障害は特筆で、重馬場で8頭立てで4頭もの競争中止を出す過酷なレースだったのだが、
2着に付けた秒差は8.6秒、馬身差にして51馬身。今でもJRAの記録に残る大記録である
その後は福島県の高校で馬術競技に出て活躍していたが、2011年の震災の後別の高校に移動になり、その後の消息は不明
モガミ産駒と言えばシンボリシリウス、メジロラモーヌ、レガシーワールドなどが出てくると思うが、
障害での活躍馬も多く、このシンボリクリエンスはその代表産駒と言っても過言ではないだろう

アルティオール
https://keiba.sponichi.co.jp/column/20210915s00004095688000c
https://m.youtube.com/watch?v=rQ_bJXG4aVI&pp=ygUMYWx0aW9yIGhvcnNl
アイルランドからハリケーンフライの猛威が去った直後、今度はイギリスに現れた新たな絶対王者
奇しくも日本の絶対王者オジュウチョウサンとほぼ同じ時期に活躍した彼は生涯でG1・10勝を含む26戦21勝、歴代新記録となる障害レース19連勝とイギリスのレースを文字通り蹂躙し尽くした
巧みな飛越と王道の先行〜中団からの抜け出しという堅実ながら隙のない戦法に加え、どんな馬場にも適応し鞍上のコントロールに即座に反応する対応力や時に後続を大きく突き放す派手さも兼ね備えたバランス型の権化とも言える馬
こんな馬が当時のレートにして700万円ちょっとで買えたんだから世の中わからないもんである
当時の欧州のファンはきっと(ハリケーンフライと戦うとこ見たかったなぁ)と思ってたんだろうなぁ

ブランディス
https://m.youtube.com/watch?v=8ZdBfR4kReo
https://db.sp.netkeiba.com/horse/1997103718/
短距離最強馬サクラバクシンオーを父に持ちつつ中山大障害・グランドジャンプの"春春中山レース"制覇を成し遂げた馬であり、サンデーレーシングが今の勝負服で初めてG1を勝った時の馬でもある
この妙な戦績は本来なら2003年12月末に行われるはずだった大障害が大雪で中止となり翌年に持ち越されたことが原因
障害で未勝利を抜けて以降8戦6勝、大障害馬のメルシータカオーやグランドジャンプ馬ビッグテーストなどにも勝ち覇権を得るかというところで怪我により戦地を去った未完の大器
翌年以降はテイエムドラゴンら05世代やカラジの来日等強者揃いの戦国時代だっただけにもったいない

おまけ:強い障害馬の血統・平地適性
ぶっちゃけよくわかんない(台無し)
人によって「ペース遅いからスタミナは然程重要じゃない！飛越と加速を繰り返す分むしろ加速力のある短距離馬や短距離血統が有利！」だの「障害やバンケットを超えるパワーのあるダート要素持ちがいい」だの「いや普通にステイヤー寄りがいいと思うよ」だのてんで違うもん言ってることが
欧州じゃ障害用種牡馬はイェーツやカイフタラみたいな長距離特化のステイヤーがなるもんだけどそれはそれとしてハリケーンフライはモンジュー産駒だしアルティオールはハイシャパラル産駒でどっちも芝中距離馬の子だし
日本なんて現役馬だけでもニシノデイジーは欧州中距離馬のハービンジャー産駒、ジューンベロシティは日本の短距離王者ロードカナロア産駒、マイネルグロンは日本のステイヤーのゴールドシップ産駒、イロゴトシに至ってはヴァンセンヌ(芝マイル〜2000)とフラワーパーク(スプリンター)とクロフネ(芝ダートマイル&ダート中距離)とカオスだよカオス
それでも気にするならとりあえずステゴ系×石神深一騎手のペア買っとけ

フジノオー
https://m.youtube.com/watch?v=WAJpeExNlQY&pp=ygUP44OV44K444OO44Kq44O8
https://ahonoora.com/fujinoo.html
中山大障害(当時は春秋大障害だった)を史上初の4勝し、更には日本馬唯一のグランドナショナル出走&海外障害レース勝利を挙げた日本最古の絶対王者にして挑戦者
パッとしなかった競争生活序盤から一転、1963年の大障害・秋の勝利以降は"王"の名を欲しいままに暴れ回り、その勢いはJRAが大障害を勝ち抜け制にしようとする(もちろん界隈の猛反対に遭い未遂に終わる)凶行に走り出すほど
まあその影響で海外遠征に繋がったんだけど
彼のレースの中でも上に挙げた64年春の大障害では当時の現役2番手にして唯一のライバルであったタカライジンとの1000m近い壮絶なデッドヒートからフジノオーのベストバウトとして語られている
ちなみに彼の主戦の一人は横山典弘騎手の父・横山富雄騎手である

タカライジン
https://ahonoora.com/taka_raijin.html
そのフジノオーのライバル兼被害者
見ての通り綺麗に大障害をフジノオーに持っていかれてる
それ以外はむしろ京都大障害(現在の京都ハイジャンプと京都ジャンプステークス)春秋制覇や東京障害特別制覇などフジノオー同様他の馬を蹂躙する側なのに、よりによってフジノオーがいた結果肝心な舞台は勝てないままレース中の故障で予後不良となってしまった
が、その強さとフジノオーへの反抗が作家の寺山修司氏の琴線に触れたのか、寺山の著者やエッセイなどに彼についての情報や彼への熱い想いが綴られている
個人的&今更だけど多分フジノオーとは適性距離違う気がするんだ
互い能力でゴリ押ししてるだけでフジノオーは長め向きでこっちは短め向きって感じ

グランドマーチスﾏﾀﾞｧ?(・∀・ )っ/凵⌒☆ﾁﾝﾁﾝ

グランドマーチス
https://ahonoora.com/grand_marches.html
https://m.youtube.com/watch?v=fQxS7LyEMkQ
フジノオーとタカライジンから10年と経たずに現れた新たな怪物
フジノオー同様現役途中で突如として覚醒し、中山大障害4勝をはじめ中山大障害レコード更新など数多の記録を打ち立てたものの、今度はマジで実行されたルール改定により幾度となく大斤量を背負わされた結果故障引退となってしまう
さりとてその強さと現役中一度の落馬もない飛越能力から多くの人気を集め、現状では唯一障害馬で顕彰馬にまで選ばれた
彼が最後に制した大障害では、最後に一頭の馬が追いかけてきているのだが…

雑とは…

バローネターフ
https://ahonoora.com/barone_turf.html
グランドマーチスと入れ替わるように覚醒し王座を引き継いだ新チャンピオンにして、フジノオーとグランドマーチスの打ち立てた壁を超えた男
覚醒後一気に中山大障害4勝・東京障害特別(現在の東京ジャンプステークスと東京ハイジャンプ)春秋制覇を成し遂げた上、中山前の叩きに重い斤量を背負いたくないということで天皇賞・秋(3200m)を使う奇策によって前人未踏の中山大障害5勝を達成し、3年連続でJRA最優秀障害馬も受賞した
最後はそのレース中の怪我で引退となってしまうものの、その人気から障害馬としては珍しく引退式が行われることとなった
この中山大障害(春秋J・G1)勝利数及び最優秀障害馬の受賞回数は、40年後のオジュウチョウサン登場まで更新されることがなかった
ちなみに彼にもかつてのタカライジンよろしくファンディナイロというライバルがおり、彼とバローネターフでそれぞれ関西・関東の障害重賞を春秋制覇している

今の障害レースを軽く解説。

マイネルグロン
https://db.netkeiba.com/horse/2018102170/
平地でシルバーコレクターをし、障害に移転。
2023年から5連覇の強さを見せる。
ポストオジュウと言われるほどの強さだが、この騎手の掛かり気味発言はかなり面白い。
・・・まあ、マイネルグロンの騎手がオジュウチョウサンと長年一緒に戦った石神騎手なので、仕方ないのだが・・・。
父親はみんな大好きゴールドシップ！！
話題性も抜群な障害レースの新星である。
今年の中山グランドジャンプはニシノデイジー、イロゴトシ、エコロデュエルとバトルするかもしれない。(回避するかしないかは陣営次第なので・・・。)

ニシノデイジー
https://db.netkeiba.com/horse/2016103444/
オジュウチョウサンラストランで初勝利、母母母ニシノフラワーと母母父セイウンスカイで話題になったが何故か母父のアグネスタキオンの方はあまり話題にならなかった・・・。
良馬場派だとわかり、良馬場なら調子が出るらしい。
気分屋な性格と良馬場派が治ればかなり強いが苦戦期は続くだろう・・・。

イロゴトシ
https://db.netkeiba.com/horse/2017109123/
九州から来て2023年の中山グランドジャンプで勝利！！
2023年中山大障害は回避したが、2024年中山グランドジャンプでは出るかもしれない。
今年の中山グランドジャンプでマイネルグロン、エコロデュエル、ニシノデイジーと激戦が見られるかも？

エコロデュエル
https://db.netkeiba.com/horse/2019101614/
キタサンブラック産駒！！
その平地力は圧倒的！！
・・・なんだが、跳躍は苦手らしく跳躍後の減速は凄まじい・・・。
それでも、平地力だけで中山大障害はで2位になったのだから、実力はかなり高いのだろう。
跳躍がうまくなれば、マイネルグロン以上の強さを出せるだろう。

テイエムドラゴン
https://db.sp.netkeiba.com/horse/2002102808/
馬主はテイエム冠の竹園オーナーで父アドマイヤベガ母父マルゼンスキー牝系の遠い先祖にシラオキ様とウマ娘ファンが涎を垂らしそうな肩書きと現状2頭しかいない3歳での中山大障害制覇という珍記録を兼ね備えた変わり種
3歳9月まで9戦未勝利だったのにその年の11月に重賞制覇し翌月には転向後3連勝でG1制覇と凄まじい成り上がりだが、その後は幾度となく鼻出血や怪我に悩まされあまり(今までと比べて)走れず引退となった
それでもG1制覇による斤量増を乗り越えてG2勝利(JG1勝利後にG2以下を勝ったのはグレード制導入後は彼を含め6頭のみ)などの記録を打ち立てた
ちなみに障害は同世代でも転向タイミングがバラバラな都合世代で語られることはほとんどないが、この05世代とシンボリモントルー・クリエンスのコンビらを擁する88世代だけは強者揃いの世代単位で語られることがある
何なら彼のラストランとなった07年大障害は掲示板全頭が05世代かつJG1馬である

あっそうだ(今更)
今週は火曜日から金曜日までチェルトナムフェスティバルがやってるよ
色々動画上がってるからみてね
At The Races
https://m.youtube.com/@attheraces/videos
Racing TV
https://m.youtube.com/@RacingTV/videos
The Jockey Club
https://m.youtube.com/@thejockeyclub1750/videos
日本語で色々教えてくれる人のX
https://twitter.com/swcndrps11

ゴッドスピード
https://db.sp.netkeiba.com/horse/1994106008/
https://m.youtube.com/watch?v=BZsxRisV8II&pp=ygUb44K044OD44OJ44K544OU44O844OJ44CA6aas
障害レースで時折いる平地重賞勝利記録のある馬であり、そこそこレアな平地・障害両重賞を制覇した馬であり、とてもレアなJ・G1制覇まで成し遂げた馬
平地時代は小倉3歳(現2歳)ステークスの他、奇しくも現役の平地重賞馬兼J・G1馬ニシノデイジーと同じく府中3歳ステークス(現東京スポーツ杯2歳ステークス)を勝っている
障害転向後も連勝・挫折・善戦を幾度と繰り返し、現役32戦目の中山大障害にて後のトップジャンパーたるゴーカイとの競り合いを制し待望のG1制覇となった
このレースはJRAの公式とは別にかの有名な青嶋達也アナウンサーも実況を担当している

ゴーカイ
https://db.sp.netkeiba.com/horse/1993105987/
https://m.youtube.com/watch?v=VOkan2x7eCw
第2回・第3回中山グランドジャンプを連覇した世紀末の障害王者であり、同時に中山大障害に四回挑戦して全て違う馬の2着という謎の記録も持つおっさん
引退後は障害馬としては珍しく種牡馬入りして重賞馬を出したり、現役当時は海外馬の遠征が多かったこともありやたらと海外馬との対戦経験が豊富だったりと他にも色々と個性の強いおっさん
しかして第2回GJでボカボカを外から交わし押さえ込んでの勝利や第3回での圧勝、負けこそしたものの99年大障害でのゴッドスピードとの凄まじい叩き合いに01年大障害でのユウフヨウホウとの大波乱兄弟ワンツーなどハイライトに恵まれた愛すべきおっさん

ディープインパクト直系の孫(マーティンボロ産駒)マージバラがチェルトナムのG1・トライアンフハードル勝ったとのこと
https://twitter.com/swcndrps11/status/1768633601665774061?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1768633601665774061%7Ctwgr%5E2ab019b5952b7bbb12c03249fd036dfdf34c6c57%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fbbs.animanch.com%2Fboard%2F3098701%2F

オジュウチョウサンのすごさを改めて確認。

JRAの記録だけでもこれだけのことをしている。

JRA障害GI勝利数…歴代1位(9勝)
JRA障害GI連続勝利数…歴代1位(7連勝)
JRA障害GI単勝最低オッズ…1.1倍(史上初)
JRA障害重賞競走勝利数…歴代1位(15勝)
JRA障害重賞競走連続勝利数…歴代1位(13連勝)
JRA同一障害G1連覇数…歴代1位・世界1位タイ(5連覇・同一鞍上の括りであれば世界で唯一の記録となる)
JRA重賞競走勝利数…歴代1位(15勝)
JRA重賞競走連続勝利数…歴代1位(9連勝)
JRA競走連続勝利数…歴代1位(11連勝)
JRA障害競走連続勝利数…歴代1位(13連勝)
JRA障害競走獲得賞金額…歴代1位
中山グランドジャンプ走破タイム…歴代1位(4分43秒0)
中山大障害走破タイム…歴代1位(4分36秒1)
ＪＲＡ最長７年連続中央重賞制覇
ＪＲＡ最長７年連続中央ＧＩ制覇

・・・なんかの化粧品のCMですかね・・・？

またこれだけの記録を出したため、平地の記録を語る時には、平地におけるという注釈をいれないといけないハメに・・・なんてこったい・・・。

エコロデュエルくんは去年の京都ジャンプステークスがある意味圧巻だった
どうしてバンケット（三段跳び）で少なくとも５馬身くらいは損してるのに勝ちきれるんですか

>>43
エコロデュエルは平地力は高いからね・・・。

・・・障害を恐れなきゃあマイネルグロンよりは強いと思うけど、当分かかりそうですね・・・。

アポロマーベリック
https://db.sp.netkeiba.com/horse/2009102981/
2009年生まれでゴールドシップの同期
平地では2勝していたが1000万下条件では4戦連続2桁着順だったこともあり2013年に4歳で入障、同年の東京JSを勝ち年末の中山大障害でも勝利した
2014年も中山GJを勝利、王者として君臨すると思われたが中山大障害ではレッドキングダムに敗れた
2015年にはアップトゥデイト等の次世代の台頭もあり勝利を飾れず中山大障害で競争中止、予後不良になってしまった
2015年の中山GJでは実況で父のアポロキングダムと名前を間違えられたりしている(恐らくライバルのレッドキングダムと名前を混ぜてしまったことによる偶然だと思われるが)
余談だがポニーのオジュウチョウサンことコジュウショウサンのライバルであるコポロマーベリックの名前の由来になった馬と思われる　この2頭に加えてコーカイとコップトゥデイトが加わった第2回富里スモールジャンプは本日発走予定です