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使い魔 2024/03/02 21:18:48
ID:KB8KRCUbzE
――欲が出て、つい足の側面も撫でるようにくすぐる。ドンナ様はここが弱い。
頬を微かに赤く染め、身悶える様を特等席から眺める。コレは僕だけの特権だ。
ナプキン越しに指を蜘蛛のように這わせて弱点を苛んで行くと、ドンナ様が足を引く。
見上げると、ドンナ様の表情が不機嫌そうに歪んでいた。
――やり過ぎたか。僕を突き刺す鋭利な視線を見て、冷や汗をかく。
ドンナ様が立ち上がると、そこに寝そべる様に、と床を指差す。
言われた通りに仰向けで寝そべると、ドンナ様の片足が僕の腹の上に乗る。
僕の上を足の親指が踊る様に服越しの肌を駆け回る。時には踵をグリグリと押し付けたり、土踏まずを顔を踏んだり、指で摘んでみたりと、ドンナ様の足が僕を弄ぶ。
ドンナ様が本気で踏み込めば、僕の華奢な身体なんて一瞬でバラバラの肉塊に変わるだろう。腹に体重がかかる度に、背筋が凍る思いをした。