ジェンティルドンナ🦍は優しい
1 : トレーナー君   2024/03/02 21:18:37 ID:KB8KRCUbzE
僕がジェンティルドンナ様に仕えて、はや数年。若輩者なりにも主の事を理解したつもりだ。
今日もドンナ様のお傍でお世話をする。豪奢な玉座にちんと澄して座るドンナ様に傅く僕。
僕が捧げるように用意したクルミを素足で摘む。淡い朱の載った白皙の御御足でパキリと、クルミを割って行く。
大して力をいれている様子も無く、小気味よい音を立てて行く様に種族の壁を感じた。例え僕が死に物狂いで鍛え直したとしても、足元にも及ばない絶対的強者の領域にこの方は立っているのだ。
朝の体操を終え、クルミの殻の欠片が着いた足を僕に向ける。僕はいつも通り、胸ポケットのナプキンで御御足を包み込む。
高価な陶磁器を扱うかのように優しく、足の指を入念に掃除する。
2 : 使い魔   2024/03/02 21:18:48 ID:KB8KRCUbzE
――欲が出て、つい足の側面も撫でるようにくすぐる。ドンナ様はここが弱い。
頬を微かに赤く染め、身悶える様を特等席から眺める。コレは僕だけの特権だ。
ナプキン越しに指を蜘蛛のように這わせて弱点を苛んで行くと、ドンナ様が足を引く。
見上げると、ドンナ様の表情が不機嫌そうに歪んでいた。
――やり過ぎたか。僕を突き刺す鋭利な視線を見て、冷や汗をかく。
ドンナ様が立ち上がると、そこに寝そべる様に、と床を指差す。

言われた通りに仰向けで寝そべると、ドンナ様の片足が僕の腹の上に乗る。
僕の上を足の親指が踊る様に服越しの肌を駆け回る。時には踵をグリグリと押し付けたり、土踏まずを顔を踏んだり、指で摘んでみたりと、ドンナ様の足が僕を弄ぶ。
ドンナ様が本気で踏み込めば、僕の華奢な身体なんて一瞬でバラバラの肉塊に変わるだろう。腹に体重がかかる度に、背筋が凍る思いをした。
3 : お兄さま   2024/03/02 21:19:13 ID:KB8KRCUbzE
だけど、そんな薄氷を踏むかのような心地の中に、何処か高揚と快感を覚える自分がいる。
一瞬先は死の最中で、命綱を他人に預けるような、己ではどうしようも無い状況にあえて身を置く蛮行に――スリルと興奮を感じて、僕は身悶えていたのだ。
荒い吐息を整えて見上げると、小高い双丘の向こうにあるドンナ様の表情は悪戯っぽく、それで慈愛に満ちた微笑みをしていた。
――そうか、コレは叱ってるんじゃない、褒めているんだ。
絶対的強者の孤高に身を置くドンナ様にとって自分への挑戦者とは孤独を癒す存在。
"よくぞ我に挑んだ、その蛮勇に褒美を与える"
そう言うかのように、僕は身に余る栄誉を存分に楽しむ事にした。

結論:ゴリラは優しい。
4 : お姉ちゃん   2024/03/03 06:49:34 ID:5r9UKVZUpo
いいねがあったら百回押したい
5 : アネゴ   2024/03/03 15:54:12 ID:HlGwQVMx.Y
上位存在の庇護下に入って、生殺与奪を握られたい願望はある

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