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トレーナー君 2022/11/07 15:59:50
ID:jwtXvbe4mA
「はぁ、はぁ、何とか、はぁ、逃げられたのだ。
そこのトレーナー!ちょっとこっち来るのだ!」
息を切らして倒れ込んでいたシンコウウインディに連れられ、近くの空き教室に入った。
「理事長は、秋川やよい理事長は操られているのだっ!」
突然何を言い出すのかと困惑するが、シンコウウインディは気にせず話し続ける。
「ウインディちゃん、見ちゃったのだ。理事長の頭の上に乗っかってる猫。あいつがたづなと日本語で話してたのだ!その間理事長は床に倒れていて・・・。猫が理事長の頭に乗っかった瞬間、また理事長が動き出したのだ!」
何かの見間違いだろうと言ったが、彼女は聞き入れない。
「その猫、理事長と同じ話し方だったのだ。絶対にあの猫が理事長を操ってるのだ」
シンコウウインディはキョロキョロと何かを警戒している。
「ウインディちゃんは理事長室の前をたまたま通りかかっただけなのだ。たまたま会話を聞いちゃっただけなのだ。ウインディちゃんは悪くないのだ・・・」
ひどく怯えているようだ。
何か恐ろしい物を見てしまったかのように。
「部屋の中にいたたづながこっちを見て、そしたら、そしたら、ウマ娘より速い速度で追いかけてきたのだ。何とか撒けたけど、いつ見つかってもおかしくないのだ」
「こんな所にいらっしゃったんですね?シンコウウインディさん」