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モルモット君 2023/11/03 22:46:04
ID:bHVthww182
星降る石畳踏んでおめはゆぐ。一歩半だげ先、怒ったように忙すねぐ。
もろびどごぞる市場の中、その細ぇ脚で縫うみでぐ淀みなぐ、騒ぐ人波かぎわげで。
店先は光で満ぢで、きらめぐ品々は眩すく鮮やがだ。
あめホットチョコレートの湯気さ、スナモンのかまりが乗ってばげ温めでら。
この冬の日の喧噪の中でその小さな肩見失わずに済んでらのは、間違いなぐおめ自身のおがげだった。
「何すてんの、はぐれねでけ」
振り向いで、ぶっきらぼうにおめはしゃべる。
頷ぎ返すと、すぐに前向いでまる。
ただ一歩半だげ先、それ以上決すて引ぎ離さねように、
最新の注意払いながらおめはゆぐ。
時折、ちらぢらど振り返る視線さ、気づがねふりすて後追う。
気づいだごどがわがったっきゃ、そのどだんにこの聖なる1歩半がぐんと伸びで消えでまるはんでだ。
聖夜の月明がり受げでおめはゆぐ。
1歩半だげ先、だぃよりも優すく慎重さ