理事長「質問ッ！君の夢はなんだね？」

トレ「……凱旋門に勝利しうる世界最強のウマ娘を育てる事です！」

そう、2人と出会わなかった世界線、そこがラークトレ誕生の分岐点だった…！

彼の世界はモノクロだった。朝起きて、出勤して、サブトレとしてチーフトレにどやされ、サボって、退勤して、夕飯のコンビニ弁当を食べて、寝る。その繰り返し。しかし、ある選抜レースを見に行った時にある栗毛のウマ娘が目に留まる。彼女は物静かでおよそ中央レース界で求められるような覇気が感じられなかった。周囲は彼女があのステイゴールドの三女だとか、あのドリームジャーニーの妹だとか、伝説のステイヤー・メジロマックイーンの孫娘だとか噂しており、無気力な彼でもパッとしない見た目に関してかなりすごいウマ娘であると分かる。
物静かで無気力な彼女。だが、口に着いたマスクが風や走りの勢いで外れた途端。
「ヒャッハアアアアアアアアア！！！どけやゴミ共ォォォォォッ！！！！」
彼女は豹変し、そして勝利。

モノクロの世界が黄金色に染まった瞬間だった。

普通に別のウマ娘を担当すると思うよ

ただしカレンはミストレで優勝するも自分のことは最後まで思い出してもらえず
スカーレットはカレンにミストレで敗れたうえに慰めてくれる相手ももういないっていう状態になる

数多の揺らぎを経て世界線は収束する
トレセン学園で出会わなくとも12ぴょい/日の運命からは
逃れられないのかもしれない…