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映画ドラえもん のび太とウマ娘時空伝
1 :
お兄さま
2023/10/13 22:20:39
ID:AtoV.WX5VI
ある日の野比家
「ドラえも〜ん!」
「どうしたんだい、のび太君。またジャイアンにいじめられた? それとも、スネ夫に自慢された? それとも両方?」
「そこまで分かってるなら、いつものあれ出してよ」
「やだね」
「ドラえもぉん、頼むよぉ」
「君はそうやってすぐ人を頼る。もっと自分で解決しなよ」
「そんなこと言ったってぇ。ドラえもんじゃないと頼めないことなんだよ」
「……まったく、何があったか話してみてよ」
61 :
1
2023/10/20 21:40:37
ID:WlNK1Y3iPw
月曜日 骨川家
「よぉーし、お前ら集まったな。これより、時間巻き返しへの作戦会議を始める」
「巻き返しじゃなくて、巻き戻しだよ。ジャイアン」
「そんなことどうでもいいだろ、スネ夫。それでドラえもん、何か作戦はあるのか」
「実を言うと…まったく思いつかないんだ。相手がどうやって時間を動かしてるのか」
「それならタイムマシンを使って、過去に行けばいいんじゃないかしら」
「今はTPの権限でタイムマシンの使用が出来なくなったんだ。だから、過去にもどって解決することはできないんだ」
「それならさ、こっちも時間を巻き戻す道具を使ったらどうかな? ほら、『逆時計』とか『逆もどし』とか」
62 :
1
2023/10/20 21:40:51
ID:WlNK1Y3iPw
「それも制限がかけられてると思うんだ。時空間のねじれを収めるには、時間を正常に保たせるようにするしかないんだ」
「どうやって、時間を正常にするってんだよ」
「時間っていうのは一方通行なんだ。けど、たまに未来の人間が時間を過去に戻したりしてしまうと、時空間に亀裂が入ることがあるんだ」
「その亀裂が大きくなると、時間が逆行したり急進したりする。これは時空間のみならず、その時間の世界にも影響が与えられるんだ」
「はは〜ん、分かってきたぞ」
63 :
1
2023/10/20 21:41:07
ID:WlNK1Y3iPw
「おい、スネ夫どう言うことだ」
「つまり、今ボクたちの時間帯にいる人間が、時間に関する道具を使って時空間の亀裂を大きくしないようにしてるんだよ。時間は一方通行の道、無理に戻り続ければ、渋滞も起こるし道そのものが機能しなくなる」
「なるほどな。よく分からないが、そういうことなんだろう」
「まぁ、簡単に言えば時間に関する秘密道具は使えないってことでいいのよね、ドラちゃん」
「しずかちゃんの言うとおりでいいと思うよ。それで、問題はここからだ」
64 :
1
2023/10/20 21:41:25
ID:WlNK1Y3iPw
「問題って言うのは?」
「便宜上『時間巻き戻し機』って呼ぶよ。その時間巻き戻し機を使っている人間が誰で、何の目的でやってるのかが分からないんだ」
「? そんなの簡単じゃないか、使ったのはサブアビスちゃんで目的はレースに勝つことじゃないの」
「今一番可能性が高いのは彼女なんだけどね…でも、彼女はれっきとした現時空の生きる者だよ」
「なんでそんなことがわかるの、ドラちゃん」
「だって、彼女が勝ちたいのなら『チーターローション』や『クイック・スロー』を使った方が何倍も楽だもの」
「そうか! なら彼女は違うってことになるね」
「じゃあよ、サブアビスが勝たないと嫌な奴が犯人ってことだろ。なら簡単じゃねぇか、犯人はサブアビスのトレーナーだ」
「サブアビスのトレーナー……たしか横部秀雄トレーナーだったかな?」
65 :
1
2023/10/20 21:41:42
ID:WlNK1Y3iPw
「横部トレーナーって確か『天才』って呼ばれるほどすごい人よね」
「そのとーり、彼は今世紀いや未来永劫現れない天才と呼ばれているんだ。チーム通算勝利数4001勝、G1級は201勝。金輪際塗り変わることのない記録持ちさ」
「流石に勝ちすぎじゃない?」
「時間巻き戻し機を使って、レース前に戻せば何度も勝ち続けることはできる。だけどなぁ、やっぱり秘密道具を使った方が楽に済む」
「あ! ファンの人たちはどう? ファンなら直接近づいたりできないから、秘密道具を渡せないわ」
「ファンの人たち……難しいかな。だってファンが何度巻き戻したって、コンディションは治るわけないし勝ち負けを左右することは不可能だ」
66 :
1
2023/10/20 21:42:06
ID:WlNK1Y3iPw
「うへぇ〜、本当に手詰まりじゃないか」
「…そうだ! ドラえもん、『たずね人ステッキ』は?」
「『たずね人ステッキ』は必ずその人の場所に連れてってくれることはないよ」
「どうすりゃいいんだよ! このままじゃ何も進まないまま終わっちまうぞ」
「こんなとき、スネーオーさんが居たら…」
「スネーオー?」
67 :
1
2023/10/20 21:42:35
ID:WlNK1Y3iPw
「何だよのび太、忘れちゃったのか? スネーオー姉さんはいつも冒険に付き合ってくれたじゃないか」
「忘れるなんて酷いわ。ほら、チッポたちとニムゲの戦いのときから一緒じゃない」
「お前なんて、ニムゲとの戦争のときに敵から守ってもらったじゃないか」
「あー、そ、そうだっかな?」
「はぁー、のび太ってば忘れっぽいんだから、やんなっちゃうよ。ドラえもんからも何か言ってやってよ」
「…………」
「ドラえもん?」
「『ツキの月』!」
「えっ、どうしたんだよ急に」
「『ツキの月』を使って、犯人を探せばいいんだ!」
68 :
1
2023/10/20 21:42:55
ID:WlNK1Y3iPw
「いいかい、『ツキの月』は残りが少ないから無駄遣いはできない。一個を半分に割って一時間半だけど大丈夫かい、のび太君」
「もちろんさ。ニムゲの時だってまったく何もなかったもの」
「大丈夫そうだね。それじゃ『石ころぼうし』を被って。万が一があったら嫌だからね」
「分かったよ、まったく心配性なんだから」
「心配するさ、相手は未来の人間なんだぞ。さ、『ツキの月』を食べて」
「あむ……」
「ドラちゃん、急いで『どこでもドア』を」
「よいっしょ。さ、のび太君、思うままにドアを開けて行ってこい!」
「『衛星モニター』で見てるから、もしものときはこのジャイアン様を呼べよ!」
「帰ってこいよ、のび太がいないと自慢し甲斐がある奴がいなくてつまらないんだからな!」
「のび太さん、見守ってるわよ!」
「よーっし、行くぞー‼︎」
69 :
1
2023/10/20 21:43:12
ID:WlNK1Y3iPw
「………着いたけど、ここは…⁉︎」
「スネーオー、今日も一緒に併走してくれない?」
「オーケー、ドーベル。場所はウチの屋敷のコース? それともメジロの屋敷?」
「私たちの屋敷の方でお願いできる? スズカたちも呼んであるからね」
「遅れるわけには行かないね。それじゃ、ドーベルまた後でね」
「トレセン学園じゃないか⁉︎」
70 :
1
2023/10/20 21:43:33
ID:WlNK1Y3iPw
トレセン学園
「あれ?」
「どうかしたの、スネーオー」
「知り合いの声が聞こえたような気がして」
「知り合いって?」
「小学生の友達、でもここにいることは無いんだけどなー」
「今日はオープンスクールだし、声が似てる子がいるんじゃないの?」
「そうかもね〜、考えすぎかな」
「よし、バレてないぞ。このまま進んでいこう」
「なんかこっちの方がいい気がするな」
71 :
1
2023/10/20 21:43:50
ID:WlNK1Y3iPw
トレセン学園 校舎内
「校舎の中に何かあるのかな」
「横部トレーナーってさぁ、やっぱりおかしいよね」
「そーよねー。私のチームなんか、あの人のせいで崩壊気味よ。どんだけ頑張っても勝てないんなら、トレーニングしなくていいやってなってるの」
「うへぇ〜、あんまり聞きたくない話だなぁ。でも横部トレーナーか…ちょっと調べてみよーっと」
「? 何か聞こえなかった?」
「え? 何も聞こえなかったけど」
72 :
1
2023/10/20 21:44:11
ID:WlNK1Y3iPw
トレセン学園 トレーナー寮
「よこべ、ヨコベ……漢字が分からないや。適当に『横部』って人の部屋に入ってみよう」
「……あれ? 鍵が開いてるじゃないか。不用心だなぁ」
「とっても片付いてるなぁ。本棚には本がぎっしり、出来杉みたいだ。トロフィーもたくさんじゃないか」
「あれ? クローゼットだけちょっと空いてるじゃないか。鍵といいちょっと抜けてるのかな」
「………目覚まし時計コレクターなのかな? それか寝相が悪くて壊してるのか」
「…こんなにいっぱいあるんだから、一つ貰ってもいいよね。なんだか気に入ったし」
「誰か居るんだろう! 僕の部屋から出ていけ!」
「嘘でしょ! 何でバレたんだ?」
73 :
1
2023/10/20 21:44:27
ID:WlNK1Y3iPw
「隠れていても無駄だぞ! この寮には僕とお前しかいないんだ!」
「な、なんでバレたんだ? と、取り敢えず隠れなきゃ」
「えっと、えっと……クローゼットしかないや」
「目覚まし時計が邪魔で扉を閉められない! い、急がないと、もうそこまで来てる!」
「ど、どうしよう。助けてよ、ドラえもん!」
74 :
1
2023/10/20 21:45:03
ID:WlNK1Y3iPw
「のび太君!」
「ドラえもん!」
「急いでドアに入って! 横部さんが部屋に来るぞ!」
「あわわわわ、今行くよ!」
「チッ、逃げられたか。誰だったんだ、一体? ………もしや、TP? いやしかし…」
75 :
1
2023/10/20 21:46:33
ID:WlNK1Y3iPw
次からスズカたちがのび太一行に参加すると思います
76 :
1
2023/10/20 23:03:02
ID:WlNK1Y3iPw
追記
のび太たちはのぶドラ映画とわさドラ映画の全てを経験している設定です
旧とリメイクに関してはどちらか自由に考えてもらって大丈夫です
スネーオーはアニマル惑星から登場している設定です
77 :
1
2023/10/21 22:51:41
ID:3FEaB25IeE
骨川家
「よくやったのび太君! これでこの事件の犯人が分かったよ」
「まさか横部トレーナーだとは思わなかったよ。ボク、何回か会ったことあるけど良い人だったんだよなぁ」
「敵がわかったなら後は俺様がギッタンギッタンにしてやるだけだ。俺、最近買ったバットの調子を見ておきたかったんだよな」
「そんなに簡単じゃないと思うわ、たけしさん。あの人は、『石ころぼうし』と『ツキの月』を使ったのび太さんを追い詰めたのよ」
「そうだよジャイアン。相手は時間を巻き戻す道具を使うんだ。しかも、記憶すらも巻き戻すことが可能なんだぞ」
「ドラえもん、その道具の事なんだけど。これは何か分かる?」
「…目覚まし時計? これがどうしたの、のび太君」
「なぁ、のび太。それって横部トレーナーの部屋にいっぱいあったやつか?」
「そうそう。なんだか気に入ったから持ってきたんだ」
「…『逆時計』でもなさそうだし。普通の目覚まし時計じゃないの? 秘密道具博物館に行ったことがあるけど、そんな形の道具は『逆時計』しかなかったはずだよ」
「でも少し心配だわ。四次元ポケットに入れておきましょ」
「その方が良さそうだね。よし、敵のことも分かったことだし、また明日作戦会議だ!」
78 :
1
2023/10/21 22:52:03
ID:3FEaB25IeE
夜 メジロ屋敷
「スネーオー、今日も話をしてくれる?」
「オーケー、スズカ。今日は何を話して欲しい?」
「グースケっていう鳥人間の話をして欲しいわ」
「スズカのことだからレースの話をして欲しいんだよね。もちろんいいわ」
「ほんと!」
「なんなら私は鳥人間たちと一緒にレースをした!」
「嘘でしょ!」
「嘘じゃないんだなーこれが」
「な、なんですかその鳥人間だとかレースだとか」
「What's? 夢の話デスカ?」
「お、フクキタルもタイキも聞きたい?」
「私も興味があるんだけど、教えてくれない?」
「わたくしもお聞きしたいですわ〜」
「ドーベルも聞きたがってるわ。早く話してくれる?」
「急かすなよ〜」
79 :
1
2023/10/21 22:52:42
ID:3FEaB25IeE
「〜〜で怪物フェニキアは宇宙のどこかに行っちゃったわけ。タイムマシンにあんな機能あるのあの時初めて知ったのよね」
「さ、最後までハラハラさせる展開でしたね。その野比のび太君たちが居なかったら、私たちの世界が怪物に侵攻されるところだったなんて」
「でも別の世界があるって良いわね。ドラえもんだっけ? 一回会ってみたいな」
「明日早速行きまショウ!」
「明日⁉︎ まぁオフだから良いけど」
「わたくしもドラえもんさまに会いたいですわ〜」
「明日は私もオフですから行けますよ。ドラえもんとやらに一目あってみたいです! スズカさんとスネーオーさんは?」
「私も大丈夫よ」
「私もオーケーさ。それじゃのび太くんに連絡するね、『私の友達が大勢行くよ』って」
80 :
1
2023/10/21 22:53:00
ID:3FEaB25IeE
火曜日 空き地
「のび太ー、遅いぞー」
「もう少し遅かったら鼻からスパゲッティの刑だったからな」
「テストの補習があったんだよー。しょうがないじゃないか。それよりスズカさんたちは?」
「向こうでしずかちゃんとドラえもんと話してるよ。グースケの時のことを話してるみたい」
「グースケってまた懐かしいやつを話してるんだな」
「ま、俺たちにとっちゃ普通のことだけど、知らないやつからしたらすごい事なんだろ多分」
「多分じゃないと思うよ。ペコたちがいるバウワンコ王国、エルたち海底人、バンホーさんたち恐竜人、そしてグースケたち鳥人間。アメリカやロシアだって見つけられてないんだから」
「ウマ娘だって似たようなものだと思うけどね」
「それもそうか」
81 :
1
2023/10/21 22:53:21
ID:3FEaB25IeE
「こんにちは、ぼくドラえもんです」
「源しずかと言います」
「oh………」
「これは…」
「たぬき?」
「青たぬきさまですか〜?」
「ぼくはたぬきじゃなーい‼︎ 22世紀のネコ型ロボット!」
82 :
1
2023/10/21 22:54:41
ID:3FEaB25IeE
「ドラえもんさん! 私、気になってることがあるんですが!」
「どうしたのフクキタルさん」
「『タケコプター』を見せてください!」
「ワタシも空を飛んでみたいデース」
「はい『タケコプター』〜。使い方は…」
「頭につけて、根本のボタンを押すの」
「こうですか?……うわ、私浮いちゃってます⁉︎」
「I can fly!!」
「わたくしも飛んでみたいですわ〜、ドーベルもご一緒に〜」
「え、私も?」
「尻尾がソワソワ動いてるじゃないか。実は楽しみなんだろう?」
「うっ…タイキー、後で私にも貸してくれない?」
83 :
1
2023/10/21 22:55:00
ID:3FEaB25IeE
「のび太さん、のび太さん。この道具はどうやって使うんですか」
「『品物運勢鏡』って言って、物の運勢を占う虫眼鏡なんだ。試しにこの招き猫を占うと…幸運って出てきたね」
「本当ですか⁉︎ ニャーさんはすごい招き猫なんですねぇ」
「hey ジャイアン。このカメラはイッタイ何デスカ?」
「『着せ替えカメラ』って言うんど。例えばこのドレスの描かれた絵をカメラに入れて…タイキさん、ちょっと撮りますよ」
「wow! 同じドレスを着てマス!」
「こういう風に着たい服を自由に着れるんです」
84 :
1
2023/10/21 22:55:41
ID:3FEaB25IeE
「スネ夫さま〜、こちらの飴玉はどんな道具ですか〜」
「これは『クイック・スロー』と言いまして、クイックを食べると行動が速くなって、スローを食べると遅くなるんです」
「わたくし、クイックを食べたいですわね〜」
「でも食べたら、頭が混乱して何も考えられなくなっちゃうんです」
「しずか、この道具ってどう使うの?」
「この道具は『イメージ灯』って言うんです。使い方は簡単で、頭の中に何かを思い浮かべるだけで…」
「えっ、犬が出てきた⁉︎」
「こんな風にイメージを映し出すことができるんです」
「ど、どんな物でも?」
「えぇ、どんな物でも」
85 :
1
2023/10/21 22:55:58
ID:3FEaB25IeE
「いやー遊び過ぎた」
「もう6時じゃない。時間って早いわね」
「す、すすすすスズカさん。なんでそんなに落ち着いてるんですか⁉︎」
「もう間に合いませんわね〜」
「ねぇドラちゃん。あれを出してもらえる?」
「もちろんだとも。『どこでもドア』〜、場所はトレセン学園前でいい?」
「ドラえもん、これも秘密道具なの?」
「そうだよ、『どこでもドア』はその言葉通り、どこにでも行けるんだ」
「それなら門限に間に合いマース!」
「その通り。それじゃのび太くん、またね〜」
86 :
1
2023/10/21 22:56:18
ID:3FEaB25IeE
「いや〜、やっぱりみんなと遊ぶって楽しかったねドラえもん」
「そうだねのび太君」
「またみんなで遊んでみたいよね」
「おうよ、今度は俺様の歌も聞かせてあげるつもりだぜ」
「そ、それはどうかと思うわ」
87 :
1
2023/10/21 22:56:40
ID:3FEaB25IeE
「のび太くん!!」
「どうしたの、スネーオーさん。忘れも…」
「助けて‼︎」
「の………?」
88 :
1
2023/10/22 21:50:36
ID:aPkLS6Ktno
「のび太君、と言うのかな?」
「あ、あなたは…」
「横部秀雄、学園のトレーナーさ」
「なんであなたがここに…?」
「そんなのとっくに分かっているだろう、22世紀のたぬき型ロボット。余計なことを知った君達を捕まえるためだよ」
「くっ…」
「余計なことをするんじゃない。骨川グループのウマ娘がどうなってもいいのかい?」
「な、なんで横部トレーナーが⁉︎」
「メジロのウマ娘がなんでこんな場所にいる。あいにく、今は外聞を気にしてる場合じゃないのでね。名家と言っても容赦しない!」
「『ショックガン』に『コピーロボット』だ! みんな逃げろ!」
「逃がすか‼︎」
89 :
1
2023/10/22 21:51:06
ID:aPkLS6Ktno
「ど、どういうことなんですか⁉︎ 突然横部トレーナーが現れたと思ったら、5人に増えて」
「ストレンジガンをワタシたちにシュート‼︎」
「ドラちゃん、どういうこと?」
「実は…」
「横部トレーナーが未来人⁉︎」
「時間を巻き戻す道具を使ってレース結果を操ってる⁉︎」
「アメイジング!!」
「嘘でしょ…」
「わたくしたちメジロ家のウマ娘のレース結果も変わっているかもしれないのですか〜…」
90 :
1
2023/10/22 21:51:24
ID:aPkLS6Ktno
「そういうわけなんだ。巻き込んで申し訳ないけど、ぼくたちに協力してくれないか? 今は力が必要なんだ」
「何言ってるんだよドラえもん⁉︎ 相手は未来の人間、人数が増えたところでボクたちには無理だよ!」
「いや、横部トレーナーを止めるには多くの人数が必要なんだ。未来の人間だって大勢で攻めたら必ず隙はできる。たとえ『コピーロボット』を使っていたとしても」
91 :
1
2023/10/22 21:51:43
ID:aPkLS6Ktno
「…私はいいわ。ドラちゃんに協力する」
「な、スズカさん本気ですか⁉︎ 相手は時間を巻き戻す未来の人間なんですよ⁉︎」
「のび太くん、もしかしたら私たちのレース結果を変えられるかもしれないのよ。そんなの許せない。みんなもそう思うわよね?」
「イエス! ワタシも参加しマス! マイフレンドがファイトするんデス。ワタシだけここにいるのはフレンドとしてナッシングデス」
「むふふ〜、私も参加しますよぉ。先ほど『品物運勢鏡』で調べた結果、私の持っている物全てが幸運を示していました。私がいれば百人力です!」
「わたくしも参加いたしますわ〜」
「ありがとう、三人とも。ドーベルは?」
「…」
92 :
1
2023/10/22 21:51:59
ID:aPkLS6Ktno
「ドーベル?」
「…ごめんスズカ。その事は分かるけど…どう考えても勝てる予想が立てられない。それに私がいたって足手まといになるだけだし」
「そ、そんなことありませんよドーベルさん」
「フクキタルだって分かってるでしょ。相手は未来人、ドラえもんがこっちにいるけどそれでも分が悪いのは確か。私が参加したところで戦況はよくならないどころか、悪化しちゃう」
「……ドーベル」
「ごめんねタイキ、情け無くって。ドラえもんものび太君もごめん」
「……そんなことありませんわ〜」
93 :
1
2023/10/22 21:52:16
ID:aPkLS6Ktno
「ブライト…」
「ドーベルは情けないと言っていますが、それはとても当たり前のこと。わたくしも参加すると言いましたが、さっきから手の震えが止まりませんし、足手まといになるかもしれない恐怖がありますわ」
「それじゃ」
「でもわたくしは戦いますわ〜。ティターンさまから繋がってきたメジロという家の歴史を守るため、そして」
「そして?」
「わたくしの親友が参加なさるからですわ〜。スズカさまたちだって怖いはずです。足手まといになるかもしれない、怪我をするかもと考えるかもしれません」
94 :
1
2023/10/22 21:52:35
ID:aPkLS6Ktno
「でも私たちは親友です。どなたかが怪我をしたり、恐怖で動けなくなったら助け合うのが親友ですわ。だから安心して良いんですよ」
「で、でも…」
「…ドーベルさん」
「? スネ夫君?」
「昔、パピくんっていう宇宙人を助ける冒険があったんだ。そのとき、ボクは敵が怖くて動けなかったんだ」
「………」
「みんなが敵に立ち向かう中、ボクだけが安全圏にいたんだ。すっごく怖かった、動けなかった。ボクは足手まといだったんだ」
「スネ夫さん…」
「でも、ボクは行ったんだ。死ぬかもしれない戦争に、理由は友だちのため。ドラえもんものび太もジャイアンもしずかちゃんだって怖くても行ったんだ。パピくんのために」
「スネ夫…」
95 :
1
2023/10/22 21:52:57
ID:aPkLS6Ktno
「だからボクも怖くても行ったんだ。足手まといになるかもしれないけど、友だちを助けるためにね。足手まといになるかもって思うのが一番ダメだったんだ」
「正直、今も怖いよ。ジャイアンみたいな力もドラえもんみたいな道具も、のび太みたいな機転も、しずかちゃんみたいな心もないボクが戦えるのか」
「でもボクは戦うことを決めたよ。誰かを頼ることになるって別に悪いことじゃないしね」
「……ありがとう、スネ夫君」
「それじゃあドーベル!」
「私も参加する。みんなにいっぱい頼ることになっても、戦いたい」
96 :
1
2023/10/22 21:53:13
ID:aPkLS6Ktno
「よーっし、それじゃあ横部トレーナーを止めるぞ!」
「そしてスネーオーを助けるわよ!」
『おーーーー‼︎』
97 :
1
2023/10/22 21:54:25
ID:aPkLS6Ktno
ウマ娘の口調エミュ難しいねんな
特にドーベルとタイキが心配です
98 :
トレぴ
2023/10/23 07:57:57
ID:RvHEVu/cDU
いいからとっとと奏でなさい(過激派)
99 :
貴様
2023/10/23 08:09:23
ID:t04v/DBhPE
それでも書けるだけ偉いし尊敬するぞ
続き期待してるで
100 :
1
2023/10/23 23:12:07
ID:R0lxpv2Y5o
「それで具体的にはどうするの?」
「うーん。スネーオーの近くには絶対に本物の横部トレーナーがいるだろうから。彼の注意をそらすか、彼がその場から離れなくちゃいけない状況を作らないといけない」
「でもさ、横部トレーナーは『衛星モニター』で見たら四人しかいないよ」
「それにスネーオーがいないわ。どこかに隠れちゃったのかしら」
「『モーテン星』か『石ころぼうし』、『透明マント』を使ってるのかしら」
「『スモールライト』って手もあるよ」
「フーム、見事にディサピーアしてマスね。これはボーンがクラッシュしそうデス」
「……」
「おや、ドーベルさん。どうしたんですか?」
「ねぇ、ドラえもん。良い案が思いついたんだけど、どうかな?」
「なになに……‼︎!」
「ほわ〜?」
101 :
1
2023/10/23 23:12:51
ID:R0lxpv2Y5o
「くそっ! あいつらどこに行きやがった…おい骨川グループのウマ娘、あいつらの行き先は分かるか」
「そんなの、知らないに決まってるじゃない! それに知ってたとしてもいうもんですか‼︎」
「ったく、役に立つと思った『コピーロボット』も見つけられないなんてな。『石ころぼうし』でも使ったのか?」
「それより、あなた大丈夫なの? 有名人だから目立つんじゃ…」
「そんなの『かたづけラッカー』を使えば造作でもない。それに、お前といるのは本物の俺だけだからな。外聞だって気にすることはない」
「ぐっ……」
「……くくく」
「何笑ってるのよ!」
「君の仲間が見つかったらしい、すぐに仲間に会えるから安心しろよ」
「な…! のび太君、スズカ‼︎」
102 :
1
2023/10/23 23:13:27
ID:R0lxpv2Y5o
「うわっ! あいつ急に撃ってきたぞ、タイキさん逃げて!」
「オゥ! ディスカバーされてしまいマシタ、では早速…ドカン!」
「『空気砲』⁉︎ 子守りロボットのくせに厄介な物をもってるな……だが『タケコプター』を使っての逃走なぞ片腹痛い!」
「タイキさん早く…ドカン!…街の外まで逃げて、ここはボクが足止めする!」
「……ノーデス、スネ夫! お先にゴーアウェイなんて!」
「ふん、お前らが相手か…身の程を知れ!」
「ボクだって…ボクだって!」
「ワタシのシュートエイムはスウィートじゃないデスヨ!」
103 :
1
2023/10/23 23:13:51
ID:R0lxpv2Y5o
「おい、ブライトさん、急いで!…ドカン!」
「でもジャイアンさまが…」
「俺はあいつをギッタンギッタンにしてやる。そのうちに逃げろ」
「…いえ、わたくしも『瞬間接着銃』を持っています。わたくしもやれますわ」
「……おし、俺たちであの『コピーロボット』を止めましょう!」
「鬼ごっこは終わりか?」
「えぇ、もう逃げませんわ〜」
「このジャイアン様とブライトさんがお前の相手だ! 覚悟しろ!」
「覚悟するのはお前たちだ!」
104 :
1
2023/10/23 23:14:11
ID:R0lxpv2Y5o
「きゃ‼︎」
「しずか!」
「わ、私は大丈夫だから。それよりドーベルさんは逃げて!」
「いやよ。私たちは仲間じゃない、一人だけ逃げるなんてダメ」
「そんな…」
「それに私はあなたより年上なの、年下を守らないのは大切じゃない?」
「ドーベルさん…」
「お話は終わりか」
「………」
「そう睨まなくていいじゃないか。その手に持ってる『ひらりマント』と『ショックガン』を捨てろ、そしたら痛くはしない」
「誰が信じるものですか! ドーベルさん、戦いましょう!」
「えぇ、行くわよ。しずか!」
105 :
1
2023/10/23 23:14:28
ID:R0lxpv2Y5o
「ドカン! ドカン!」
「ひえぇ〜、ドラえもんさんって案外容赦ありませんねぇ」
「の、呑気なこと言ってないで前を見てぇ」
「大丈夫ですとも。『チーターローション』を使った私は百人力、いや千人力です!」
「くそっ…追いつけない⁉︎」
「効果切れしなきゃいいんだけどなぁ。もうすぐだと思うんだけど」
「この…たぬき型ロボットめ!」
「うひゃあ、『ショックガン』を撃ってきた⁉︎ 直線的に逃げないで!」
「わっかりましたぁ!」
106 :
1
2023/10/23 23:14:44
ID:R0lxpv2Y5o
「ふむ、野比のび太にサイレンススズカ以外は見つかったようだ。おそらく二人で私を探しているのだろうが、手品の種が分かればこっちのもの」
「そんな………」
「お前を盾にすればあいつらは近寄ってこないだろうな。なんせ、お前はあいつらの友だちだからな」
「………」
「捕まったら、二度と人と会えない宇宙の果てに送らせてやる」
「…最低」
「ふん……チッ、『かたづけラッカー』が切れ始めたか。未来デパートめ、安物掴ませやがって」
「そこまでだ!」
107 :
1
2023/10/23 23:15:06
ID:R0lxpv2Y5o
「のび太君か…」
「スネーオーを離せ!」
「離せと言われて離す犯罪者がいるかい?」
「離さなかったら撃つぞ!」
「それは怖いな。でもね、のび太君。僕が何の準備もせずに隠れてたと思う?」
「逃げろのび太! こいつは」
「うるっさいなぁ、ちょっと黙っててよ」
「きゃっ‼︎」
「スネーオー‼︎」
「のの付くもの弾き出せ!」
「うわっ⁉︎」
「『バリヤーポイント』だよ。これで君は俺に近づけなくなった。そして…」
「くっ……」
「チェックメイトだ、野比のび太君」
「………今だ! みんな!」
108 :
1
2023/10/23 23:15:39
ID:R0lxpv2Y5o
『ドカン‼︎』
109 :
1
2023/10/23 23:16:37
ID:R0lxpv2Y5o
「な、んだと…」
「油断しましたね、横部トレーナー」
「サイレンス、スズカか」
「あなたはもう時間を巻き戻すことはできません。私が『どこでもガス』を使って『目覚まし時計』を全て壊しに行きましたから」
「俺は、負け、たのか」
「そうですよ。もうじきTPも来るそうです。もう諦めてください」
「そう、か………」
「…スネーオー、大丈夫⁉︎」
「うん。私は大丈夫だけど、何でみんなここにいるの? 『コピーロボット』と戦ってたんじゃないの?」
「ふふっ、私たちがここにいるのは……」
110 :
1
2023/10/23 23:17:22
ID:R0lxpv2Y5o
中途半端ですけど、今日はこの辺で終わりです
111 :
1
2023/10/24 21:40:01
ID:oi60xh5oh2
少し前
「えーーー、そんなことできるのドラえもん⁉︎」
「できるさ。いやードーベルさんが言ってくれないと思いつかなかったよ」
「ど、どうも」
「お、おいドラえもん。どういうことだ⁉︎」
「プリーズ、モアエクスプレイン!」
「もう一度この作戦の説明をするね」
「のび太にも分かるよう言ってやってよ」
112 :
1
2023/10/24 21:40:25
ID:oi60xh5oh2
「まず、ぼくたちとドーベルさんたちの中から適当に二人五組作るよ。そして二人のうち一人が『コピーロボット』を使って分身を作る。
その次に『着せ替えカメラ』で分身の服を変えて、ぼくたちだと分からなくする。
そして分身には『イメージ灯』と『イメージベレー帽』を渡す。
横部トレーナーの『コピーロボット』の近くにぼくたちの分身を配置したら、持たせた道具を使わせる。
横部トレーナーの『コピーロボット』はそれが幻だと気づけないだろうから。それぞれ四機を『コピーロボット』と戦闘させながら、街の端っこまで連れて行く。
そしてぼくたちも『着せ替えカメラ』で変装。『品物運勢鏡』を使って安全運と会運のある道を歩いて、本物の横部トレーナーとスネーオーちゃんを見つける」
113 :
1
2023/10/24 21:40:44
ID:oi60xh5oh2
「な、なるほど。でもドラえもんさん、確か透明になれる道具もあるんじゃないんですか? のび太くんから聞いてますよ」
「『モーテン星』と『透明マント』は人数分無いし、『かたづけラッカー』と『透明人間目薬』は中身が切れてる。『石ころぼうし』は家に忘れてきたし、『透明ペンキ』は値上がりで買えなかったんだ」
「役にたたねぇな」
「うるさーい‼︎」
「まあまあ、武くん落ち着いて」
「…ドラえもんさま〜」
「? どうしたのブライトさん」
「横部トレーナーは時間を巻き戻すのでしょう? そこはどのように対策するのでしょうか?」
114 :
1
2023/10/24 21:41:24
ID:oi60xh5oh2
「それは…」
「! 思いついた!」
「のび太さん、本当!!」
「横部トレーナーにわざと作戦を失敗したって思わせればいいんだよ。わざわざ優位な状況を巻き戻そうとはしないじゃないか」
「その作戦は誰がやるのですか〜?」
「…もちろん、僕だよ。何度も冒険をしてきて、度胸はついてるつもりだよ」
「…お前本当にのび太か?」
「おいスネ夫、今は大長編だぞ」
「忘れてたぁ‼︎」
「ダイチョウヘン? ドーベル、ドゥーユーノウ?」
「知らなくていいものがあるのよ、タイキ」
115 :
1
2023/10/24 21:41:39
ID:oi60xh5oh2
「それじゃあ、みんな。作戦は理解できた?」
『おーーー!』
「それじゃあ、スネーオー救出作戦スタート‼︎」
『おーーーーーー‼︎』
116 :
1
2023/10/24 21:42:20
ID:oi60xh5oh2
今
「ーーーってことなの」
「だからみんなの服装が前と違うのね」
「そして…」
「『スロー』をあなたの口に入れるのも、作戦なのよ。横部トレーナー」
「なっ!」
「今よ、のび太くん!」
「そこだ!」
「ぐほっ⁉︎……こ、の、、や…ろ……ぅ」
117 :
1
2023/10/24 21:42:45
ID:oi60xh5oh2
ちょっと後
「また君たちに助けられたな、ドラえもんくん。しかし、今日は見ない顔も多いね」
「新しい友だちですよ」
「また頼もしくなったな、チーム『ドラえもんズ』は。うちの商売上がったりだよ」
「いえいえ、こちらこそいつも助けてもらってるじゃないですか」
「ふふふ、そうかな。ま、今回も時間犯罪者逮捕に協力してくれてありがとう」
「こちらこそありがとうございました」
「新しい友だちも、のび太君たちもありがとう。どうだい、TPをやってみないか?……やらないのか…いや、いいんだ。心の片隅にでも置いておいて。それじゃ、さよなら」
『さよなら〜‼︎』
118 :
1
2023/10/24 21:43:03
ID:oi60xh5oh2
映画ドラえもん
のび太とウマ娘時空伝
おしまい………?
119 :
1
2023/10/24 21:43:21
ID:oi60xh5oh2
「んぁ?」
「どうしたの、のび太君。ひどい顔して」
「あれ⁉︎ TPは、スズカさんたちは⁉︎」
「?? 何かあったのかい?」
「いや、だって今さっき横部トレーナーを…」
「寝ぼけちゃって、夢の話をするんじゃないよ」
「そ、そんな……あれ、1月? 今は11月じゃないの? カレンダー間違えてるよ」
「頭の病院に行くか? 今は1月だよ」
「ええええーー‼︎‼︎」
120 :
1
2023/10/24 21:44:09
ID:oi60xh5oh2
もうちっとだけ続くんじゃ
121 :
1
2023/10/25 22:00:01
ID:u7mWQGmrEQ
のび太の部屋
「……ふーん。そんな夢を見たんだね」
「いやだから、本当にあったんだってば」
「そんなことがあったら、ぼくが覚えてないわけないだろ」
「うわーん、信じてくれよぉ!」
「22世紀の高性能子守ロボットですら知らないんだよ。絶対に夢だ」
「このポンコツめ! こうなったら…」
「わ、押入れに入るなよ」
「あった『スペアポケット』! たしか…」
「あはは! くすぐったいからやめてくれよ」
「『記憶映写トンカチ』〜。それじゃ、ドラえもん行くよ〜」
「そんなこと言われて逃げないやつがいるか‼︎」
「一回、一回だけだから」
「うわぁーーー‼︎?」
122 :
1
2023/10/25 22:00:27
ID:u7mWQGmrEQ
「な、なんてことを忘れてたんだぼくは⁉︎」
「何が高性能子守ロボットだよ。ただのポンコツじゃないか」
「ごめんごめん。人間忘れることもあるさ」
「ドラえもんは人間じゃないだろうに。それで、他のみんなはどうなってるのか分かる?」
「『衛星モニター』で見てみた感じ、みんな忘れてる。それに横部トレーナーも居る」
「なんだって⁉︎ さっき倒したばっかじゃないか」
「ぼくたちが知らない秘密道具を持ってるのかも…」
「『時間巻き戻し機』だっけ。そんなの分かんないよ⁉︎」
「……のび太君」
「どうしたのドラえもん?」
「もう諦めない?」
123 :
1
2023/10/25 22:00:48
ID:u7mWQGmrEQ
「なんで⁉︎ まだ一回しかこんなことになってないし、絶対に倒せるって」
「その一回を相手は繰り返すかもよ。ぼくたちの作戦だって無限に考えつくわけでもない」
「やり続ければいつかきっと!」
「いつかは約束できるの? 平行線をたどって行くかもしれないよ。みんな諦めて参加しなくなるかもよ」
「そんなことない‼︎」
「そう言える根拠は?」
「根拠なんて無い! だって、今回で解決させるから」
「…それは決定事項かい?」
「絶対にやる!」
「……今回だけだよ。それじゃ、みんなの記憶を取り戻しに行こう」
「うん!」
124 :
1
2023/10/25 22:01:06
ID:u7mWQGmrEQ
その後 トレセン学園
「本当に大丈夫なの、ドラちゃん?」
「『かべ紙ハウス』は相当気をつけてないと気付けないから大丈夫のはず」
「完全な保証はできないんですね…」
「横部トレーナーが秘密道具好きなら、っていう仮定ならね。ま、大丈夫さ」
「それでどうすんのさ。相手は時間を約一年も巻き戻せる道具を持ってる。TPに捕まった後でも使えるんじゃ、打つ手なしだよ」
「それは…どうするののび太君」
「どうしよう…」
「何も考えてないのか、君は⁉︎」
「落ち着いてドラちゃん。ひとまず情報を整理しましょう」
「それもそうだね」
125 :
1
2023/10/25 22:01:22
ID:u7mWQGmrEQ
「それじゃあ、のび太君たちは小学六年生で変わらず。スズカさんたちは前と同学年だけど、ジュニア級レースに出ている。横部トレーナーは相変わらずチームトレーナーをしている、でいいんだよね」
「それで合ってるわ。まさかトレセン七不思議も横部トレーナーの仕業とは思わなかったわ」
「? 七不思議?」
「たとえば、ルドルフ会長はずっと生徒会長だ。みたいな時間に関する噂よ。ま、どうでもいいんだけどね」
「関係のないことは置いておいて、どうやったら横部トレーナーに道具を使わせる暇を与えないか考えないと」
「まずはその道具が分からないといけないから、どうにかしてそれを分かるようにしないといけないわね」
「ドラえもん、お前の持ってる道具に似てるのってあるか?」
「『逆時計』かな? でもあれは使用者以外の記憶も保持してる状態で巻き戻るから違うと思うよ」
126 :
1
2023/10/25 22:01:54
ID:u7mWQGmrEQ
「まさにエイトブロック!」
「そうですわね〜。こんなとき、本であったら探偵が出てきて、スパッと解決してくれるものですが〜」
「探偵……そうだ!」
「『ホームズ・セット』だね!」
「ほら、のび太君。早く早く」
「うーん『手がかりレンズ』には赤い目覚まし時計が写ってる…」
「赤い目覚まし時計? それで、その道具はなんだい?」
「おほん…のびびびーん、ひらめいた‼︎」
127 :
1
2023/10/25 22:02:14
ID:u7mWQGmrEQ
トレセン学園 トレーナー寮
「まったく、あのクソロボットたちには手間かけちまったな」
「だが、今度はバレるなんてヘマもしない。今度こそ俺の楽園を作るんだ」
「そこまでだ!」
「………お前たちはそこまで俺の邪魔をしたいようだな」
128 :
1
2023/10/25 22:02:35
ID:u7mWQGmrEQ
「『カムカムキャット』を使ってこの寮には、ぼくたち以外誰もいない状況にした」
「本当の最終決戦ってことか? ポンコツロボット」
「『目覚まし時計』も全て壊した。降参する方がいいんじゃないの〜」
「お前は骨川グループのバカ息子か、大人にケンカを売ると良くないと教わらなかったのかな」
「バカ息子だからね。教わっても頭から離れるのさ」
「クソガキめ!」
129 :
1
2023/10/25 22:02:54
ID:u7mWQGmrEQ
「『ガードロボット』、来い!」
「な、『ガードロボット』⁉︎」
【侵入者を発見 侵入者を発見 ただちに殲滅します】
「ここでお前たちを殺す!」
「みんな『空気砲』と『瞬間接着銃』、『ハイパワーグローブ』を!」
「ドラえもん!『入り込みミラー』!」
「分かった! みんな、鏡世界で決着を付けるぞ!」
『分かった‼︎』
「逃すかぁ!」
【侵入者を排除します】
130 :
1
2023/10/25 22:04:04
ID:u7mWQGmrEQ
多分金曜日には完結までいけると思います
131 :
1
2023/10/26 23:20:41
ID:2hkt79hqI2
鏡世界 トレセン学園 地上部隊
「ドカン!」「やぁ‼︎」「どうりゃあああ‼︎」
「そんな攻撃、私たちに聞くと思うか! これだから子供は…」
「くそ、ちょうどいい岩を投げたけど、まったく効いてねぇ…」
「『瞬間接着銃』も『ガードロボット』をストップできまセン!」
「『空気砲』もほとんど効いてません…」
「それに『コピーロボット』で奇襲もしてくるから、無闇に攻撃できないよ!」
「ドラちゃん、どうしましょう…私たちの攻撃が全く効いてないわ」
「そりゃそうだよ、『ガードロボット』はひみつ道具博物館のと同型。あのときはメモリーカードを抜いて撃退したけど、改造を施してるこいつは外から引き抜けないようになってる。倒すにも相応の武器は必要なんだ」
132 :
1
2023/10/26 23:20:57
ID:2hkt79hqI2
「そ、そんな。それでは私たちの攻撃では…」
「いや、『空気砲』も『瞬間接着銃』も使い方次第ではそれ相応の力をだせるんだ」
「ドカン! そんな説明してないで止めるの手伝ってよ、ドラえもん!」
「今からその使い方を見せるよ。『フエルミラーコンパクトタイプ』で『空気砲』を増やして…」
「はやくはやく‼︎」
「デンジャから教わった『3連結空気砲』‼︎ ドカーーン‼︎」
133 :
1
2023/10/26 23:21:24
ID:2hkt79hqI2
【……右脚部小破、これより自己修復に移ります】
「チッ、あのポンコツロボを狙え!」
『おう‼︎』
【……】
「こいつにダメージを与えるなんてな…だが、もう容赦はせん!」
【自己修復完了、攻撃を再開します】
134 :
1
2023/10/26 23:21:45
ID:2hkt79hqI2
空中部隊
「今のうちに全力射撃よ!」
「ドカン、ドカン、ドカンドカンドカン‼︎」
「左足を固めるわよブライト!」
「分かりましたわ〜」
「スネーオーさまからは……学園の鐘をお見舞いだぁーー‼︎」
【空中からの攻撃を感知、バルカン掃射】
「『タケコプター』を最大出力にして! そして、横移動を避けて!」
「させるかぁ!」
「『こけおどし手投げ弾』⁉︎ 絶対に向こうを向かないで!」
135 :
1
2023/10/26 23:22:03
ID:2hkt79hqI2
地上部隊
「スズカさんたちに注意がいってるから、今のうちに僕らも攻撃だ!」
「のび太に言われなくても分かってるっつーの!」
「これでも食らえ『手なげミサイル』!」
「ウマ娘の皆さん、それぞれ散って『ガードロボット』の注意をそれせて! あのままじゃ、空中部隊がひき肉にされちゃう‼︎」
「オーケー‼︎ ヘイ、ビッグロボット! ワタシとダンスしまショウ!」
「私の方が強いですよぉ〜! こちらに来てください!」
【…敵多数、これより拡散ビームを発射します。胸部ビーム砲展開】
136 :
1
2023/10/26 23:22:19
ID:2hkt79hqI2
「拡散ビームだってぇ⁉︎」
「ドラちゃん、ここは私に任せて」
「しずかちゃん⁉︎」
【ビーム発射】
「『ひらりマント』!」
【胸部大破…これ、よ、より、自己、修復ににににに……は…】
137 :
1
2023/10/26 23:22:47
ID:2hkt79hqI2
「しずかちゃんすげぇ……」
「いつの間に『ひらりマント』を…」
「『3連結空気砲』を作るときに間違えて出しちゃったんだ。まさか使うなんて思いもよらなかった…」
「でもこれで後は横部トレーナーを倒すだけだね」
「いやー流石にロボットに比べたら余裕そうですね」
「イエス! 後はTPがカムするまでエンドゥアするだけデス!」
「ま、道具のエネルギー残量も少ないから気をつけてね」
138 :
1
2023/10/26 23:23:07
ID:2hkt79hqI2
「……油断大敵だ。お前たちの作戦、真似させてもらったぞ」
139 :
1
2023/10/26 23:23:30
ID:2hkt79hqI2
【ビームランチャー装填、発射まで5…】
「な、再起動⁉︎」
「ははは! 『ガードロボット』に一つだけ『逆時計』を付けていたのだよ」
「でもビームなら余裕だよ。しずか、『ひらりマント』をもう一度構えて…」
「私たちは離れてるわね、スネーオー」
【ピーピー このひらりマントは跳ね返しエネルギーが切れたため動作しません】
【ピーピー このタケコプターは電池が切れたため飛べません。充電をしてください】
140 :
1
2023/10/26 23:24:02
ID:2hkt79hqI2
「………」
「み、みんな逃げろー‼︎」
【2…】
「もう無理〜‼︎」
「ドラちゃん、何か道具をだして!」
「え、えっと、あれでもないこれでもない……」
【1…】
「あった! って、時計?」
「『目覚まし時計』じゃないか⁉︎ 急いで急いで!」
「みんな近くに来て!」
【0…】
「うわーーーー!!」
「きゃあーーーー‼︎」
ジリリリリリリリ
141 :
1
2023/10/26 23:24:32
ID:2hkt79hqI2
【ビームランチャー装填、発射まで5…】
「『睡眠銃』〜。のび太君、頼んだよ」
「任せて、えい‼︎」
【y………ぐぅ……】
「なっ、なぜだ⁉︎」
「『目覚まし時計』よ。あなたの作戦を真似させてもらったわ」
「く、くそ……こうなったらぁ…」
「な、なんだか嫌な予感がしますわね〜」
【自爆装置起動、自爆装置起動 これより地球破壊爆弾による自爆を行います 残り10分】
「『地球破壊爆弾』⁉︎ ど、ドドドドラえもん、早く『入り込みミラー』を」
「『入り込みミラー』、『入り込みミラー』……なーい⁉︎」
142 :
1
2023/10/26 23:24:49
ID:2hkt79hqI2
「『入り込みミラー』なら俺が預かった」
「なんだとぉ⁉︎」
「俺は今から過去に戻ってお前たちの存在を消してくる。ま、束の間の生を味わうんだな」
「『タイムマシン』まで持ってたのか⁉︎」
「じゃあな、坊やたち。俺を止めたきゃ、『目覚まし時計』は温存すべきだったな」
143 :
1
2023/10/26 23:25:12
ID:2hkt79hqI2
「ドラえもん、『タンマウォッチ』を出して!」
「TPから禁止されてて使えないよ!」
「じゃあどうやってあいつを止めたらいいんだよ⁉︎」
「そりゃ、『タイムマシン』を壊すしか……」
「でも、今はエネルギー切れの道具しかないわ。もう諦めるしか…」
「そんなこと言わないでよ、しずか……」
「でもドーベルさん。私たちにできることは無いんですよ。しずかさんの言う通りです」
144 :
1
2023/10/26 23:25:31
ID:2hkt79hqI2
「ここまで来てルーズなんて…ありえまセーン!」
「なにか、何か策は無いの⁉︎ このまま私たちの存在ごと消されるなんて絶対に嫌!」
「スズカさま〜……」
「……なぁ、みんな。ここは俺に任せてくれないか」
145 :
1
2023/10/26 23:25:50
ID:2hkt79hqI2
「ジャイアン⁉︎」
「道具が使えない、もうやられちまう。でも、俺はこのまま黙って消されるのは無しだ」
「……」
「道具が使えないからなんだ、俺にはこの自慢の身体がある。スネーオーたちは陽動作戦で走り回ってヘロヘロ、この中で一番体力があるのは今は俺様だけだ」
「でも…」
「そう心配するなのび太。俺様の百発百中のノックであいつを止めてやる!」
「ジャイアン!」
「おうしのび太、スネ夫。俺たちジャイアンズのノックをあのスカした野郎にお見舞いしようぜ!」
146 :
1
2023/10/26 23:26:20
ID:2hkt79hqI2
「まったく、旧型の『タイムマシン』は遅いな……」
「あいつはまだ気づいてないよ」
「頼むぞ、名打者!」
「でりゃああああ‼︎」
「のぁ⁉︎ な、なんだ⁉︎ 『タイムマシン』が⁉︎」
147 :
1
2023/10/26 23:26:39
ID:2hkt79hqI2
「ほ、本当に当てちゃった…」
「よくやったジャイアン! あいつから『入り込みミラー』を奪って脱出だ!」
『おーー‼︎』
148 :
1
2023/10/26 23:27:37
ID:2hkt79hqI2
後半の強引な展開は「頼むぞ、名打者」をするためにやりました
149 :
1
2023/10/27 23:25:51
ID:TtjAE59w9U
【残り40秒…】
「もう時間がない…みんな、ぼくのポケットに入って」
【残り20秒…】
「……鏡世界、ありがとう。また新しい『入り込みミラー』を買ったら、また来るね」
150 :
1
2023/10/27 23:26:12
ID:TtjAE59w9U
元の世界 トレーナー寮
「た、TP⁉︎」
「もう来てたのか!」
「すまない、のび太くん。また助けてもらったよ」
「いえいえそんなこと……」
「それで今回の時空犯罪者は、栗毛の彼女が抱えてる男かい?」
「えぇ、この人が時間犯罪者です」
「ありがとう。おーい、ユミ子隊員、手錠を」
「ぼん隊長、もう着けました!」
「…あー、ありがとうユミ子隊員」
151 :
1
2023/10/27 23:26:45
ID:TtjAE59w9U
「…我々TPにまたも貢献してくれた野比のび太くんたちと協力してくれたウマ娘さんたちに、敬礼‼︎」
152 :
1
2023/10/27 23:27:11
ID:TtjAE59w9U
「TPが帰っていく…」
「これでこの事件も終わりだね、ドラえもん」
「あぁ、これから横部トレーナーが起こした歴史改ざんをTPが直して本当に終わりだよ」
「な、なんだかとても長い2日でしたね。ドラえもんさんたちと合ってからここまで、とても濃い時間を体験した気がします」
「ミートゥー! ワタシもエキサイトしまシタ! ひみつ道具、またユーズしたいデス」
「……」
「ドーベル、どうかしましたか〜?」
「いや、何か…私少し自信持てたかも」
「…ふふふ、それは良かったですわ〜」
「いやー、ここまで激しい戦闘をしたのは鉄人兵団以来だったよ。久々に疲れたぁー」
「私も疲れちゃったわ。でも、これで私たちの未来は守れたってことね」
153 :
1
2023/10/27 23:27:30
ID:TtjAE59w9U
「お、スネ夫、あれ見ろよ」
「わぁ! 朝日が昇ってきた!」
「綺麗ね。まるで元に戻る世界を祝福してるようだわ」
「……名残惜しいけど、帰ろうよ」
「えーー…まだ時間はあるじゃないか」
「でも、長居してちゃ悪いよ。それにママが心配するよ」
「ちぇ、まだみんなと居たかったなぁ」
「しょうがないさ」
「…それもそうだね。ママを心配させちゃってるし、そろそろ帰ろうか」
「……のび太くん」
「スズカさん?」
「“またね”」
「!…“また”遊びましょう、スズカさん!」
154 :
1
2023/10/27 23:27:50
ID:TtjAE59w9U
トレセン学園
『………』
「あっと言う間でしたねぇ…」
「えぇ、本当にドラちゃんと会ってからここまで、一日も経ってない気がするわ」
「流石にベーリファスト過ぎマスヨ、スズカ」
「そうかしら、タイキ。私はスズカ以上だなぁ、本当に半日くらいの感じ」
「ドーベルは早すぎるですわよ〜。ですが、わたくしも同じようなものですわ〜」
「みんな時間の感覚ないんだからなぁ。でも、こんな感覚、どんな冒険をしても直らないんだよなぁ」
「スネーオー、冒険の話をこれからもしてくれる?」
「いいよ。みんな、全部話してあげる!」
155 :
1
2023/10/27 23:28:12
ID:TtjAE59w9U
野比家 のび太の部屋
『………』
「“またね”だって」
「これから会えるかまだ分からないってのに、よく約束するよ」
「でもいいじゃねぇか。俺、ウマ娘の友だちなんていなかったから楽しみだぜ」
「私もよ。またドーベルさんたちとお話したいわ。今度は私たちの話をしてあげるの」
「…それもそうだね。ボク、本当は姉さんくらいしかウマ娘の知り合いっていなかったんだ。だから、ブライトさんたちにまた合って友だちになりたいよ」
「僕だって、スズカさんたちと空き地でまた遊びたいよ」
「ぼくだって」
「……決まりだな。絶対にタイキさんたちと遊ぶぞ!」
「おーー!」
156 :
1
2023/10/27 23:28:58
ID:TtjAE59w9U
その後 野比家 のび太の部屋
「………みんな帰っちゃったね」
「しょうがないよ。みんなの親も心配してるだろうし」
「……スズカさんたちも帰ったのかな」
「そりゃそうだろう。彼女たちアスリートは休息も必要なんだよ」
「…ドラえもん」
「どうしたの、のび太君」
「また帰って来れるよね」
「うん。また来ようね」
「そっか…よし、帰ろうか」
「僕たちの世界に!」
157 :
1
2023/10/27 23:29:13
ID:TtjAE59w9U
映画ドラえもん
のび太とウマ娘時空伝
おしまい
158 :
1
2023/10/27 23:34:24
ID:TtjAE59w9U
なんとか完結させることができました
プロットなんて考えないでやってたので所々に矛盾発言があると思います。申し訳ないです
ドラえもんらしさとウマ娘らしさをなんとか出そうとしたんですけど、結局ドラえもんの方が大きくなってしまいました
SSなんて初めて書いたのですが、楽しんでいただけたら幸いです
最後に、本当にここまで読んでいただきありがとうございます
159 :
アンタ
2023/10/27 23:45:39
ID:xQZ5oSYRj2
ナイスなSSだったぜ
160 :
トレーナー君
2023/10/29 17:36:56
ID:auHf2r/WN.
乙
良いものをありがとうございました
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