昔々、自然が広がる草原の国にスーホという羊飼いが住んでいました。
ある日、スーホが羊を連れてモンゴルの草原を移動していると飢えに苦しむ白く美しいウマ娘の子供がうずくまっているいしました。
このウマ娘は大家族の両親ときょうだいからはぐれてしまい、一人で食べる物もなく数日過ごしていたといいます。
スーホはこの白いウマ娘を迎え、家族を探すことにしましたが、家族はみつかりません。

数年が経ち、白いウマ娘は立派に成長しました。草原の中、スーホのトレーニングとクマで鍛えたその体は
他のどのウマ娘にも負けない立派なバ体となっていました。そんなある日、街で殿さまがウマ娘レースを開催し、
優勝者のウマ主を娘のア=オイと結婚させる権利をあげると言い出しました。スーホはこの白いウマ娘で
そのレースに出走しました。レースはよどみなく進み、最終コーナーで抜け出した栗毛のウマ娘を
好位につけていた白いウマ娘が差し切りスーホは見事優勝しました。

表彰式後、殿さまに呼び出されたスーホと白いウマ娘でしたが、殿さまは見るからに貧しいスーホを見るなり
「お前に娘はやらん。これと引き換えにあのウマ娘を置いて帰れ」とスーホにジュエル30000個を渡し
白いウマ娘は捕らわれてしまいました。これに激怒したスーホは抵抗した結果、殿さまの家来に襲われ、
命かながら自分の家へ一人でなんとかたどり着きましたが、白いウマ娘を失った悲しみが消えません。