秋天を終えて家路につく際の事故により下半身不随となって車椅子生活になったサイレンススズカ。現在はメジロドーベル・メジロブライト・ステゴトレを通じたメジロ家からの援助と事故を起こした運転手からとった慰謝料や賠償金で夫である元担当トレーナーの介護のもと、海や草原の見える一軒家で暮らしている。
当初は走れなくなったショックから自殺も試みたがスズトレと友人達の支えで立ち直り、詩作や自伝の執筆・講演会などの活動をしている。

一方、メジロ家から貰った在宅の仕事をしながらスズカを介護するスズトレは愛するウマ娘が二度と走れないことを悲しみつつも、目を離せば自分の元から走り去ってしまいそうな危うい美しさがあった彼女が今では自分の介助なしでは外出もできないし生きられないという事実への昏い歓びがあった…。