マートレ「ｱｽﾄﾝﾏｰﾁｬﾝｦﾖﾛｼｸ」

新人トレ「は、はい・・・。」(き、着ぐるみ・・・？ど、どうすればいいんだ・・・？)

マートレ「ｱｽﾄﾝﾏｰﾁｬﾝｦﾖﾛｼｸ」(ﾏｰﾁｬﾝﾇｲｸﾞﾙﾐﾜﾀｼｰ)

新人トレ「あ、ありがとうございます・・・。」(ぬいぐるみを貰ったけど、やっぱりどうしていいかわからない・・・。)

マスター「………ミホノブルボンへの指導の流れは大体こんな感じだ。メールで今日の内容をPDFにまとめて送っておく。文字数にして1万だ。明日までに覚えるように」
新人トレ「い、いちま…！？はい、頑張ります！(マスターさん…噂通りのスパルタ指導だ…！)」
マスター「僕のマンツーマン指導を受けるにあたってルールを設ける。1:業務中に無駄話はしない。2:大抵のケースにおいては『できるできないではなく"やる"』、3:過信は禁物、僕の指導法はあくまでも参考程度に捉えること。4:ライスシャワーの話題を出すことは許さない。以上だ」
新人トレ「………わかりました(厳しい……やっていける自信ないな)」
マスター「さて。業務時間も終わったことだし、個人的な相談なのだが」

マスター「………ブルボンと週末に海水浴へ行くにあたり彼女の水着を選ぶことになったのだが、正直彼女の芸術品のような肢体がトレーニングの時と違う遊泳用の水着に包まれることを考えると正視できず選んであげられる自信がない。邪な男達の視線や声掛けも心配だ。君の知恵を借りたい」
新人トレ「マスターさん、もしかしなくてもブルボンのこと好きなんですか？」

新人トレ「えっ、ゴルシトレはおすすめしない？
同じトレーナーですよね？」

〜数時間後〜

新人トレ「意味がわかりました・・・なんですか、あのゴルシって言うウマ娘とそれについていけるトレーナーって・・・。」

新人トレ「ウマ娘からのスキンシップが激しいから注意しろって、具体的にはどうすれば良いんですか？」

タイキトレ「ハッハッハッ・・・　俺が知りたい。」

新人トレ「えっ、俺の担当トレーナーが行方不明！？
い、いや、意味わかんねーよ、行方不明って！！」

〜数日後〜

ボノトレ「いやーすまんすまん、また無人島で彷徨ってまたボーノに助けて貰ってたよ。」

新人トレ「どういうことなの・・・？」

ゼファトレ「先にこれを渡しておく。覚えておいてくれ」
新人「何ですかこれは？」
ゼファトレ「風の単語帳だ」
新人「なんかカッコいいですね」

ルビトレ「彼女たちと寄り添うためには走りだけじゃなくて、彼女たちの考えや嗜好、家柄や出立にも気を配らなきゃいけないんだ。俺もルビーに相応しい人間になるために、こうやって芸術や作法とかを勉強しているんだ」

新人トレ「はい！　参考になります！　………あっ、ルビーさん」

ダイイチルビー（彼は、我がダイイチ家に相応しい人間になるべく努力を続け、私の期待に答えてくれる素晴らしい方です。きっと、いずれは私の夫として私を生涯支えてくれるはず。そのためにも）「………これからも精進するように」ｶﾞﾁｬ

新人トレ「あっ、出ていきました。それで、ルビトレさん」

ルビトレ（ルビーの求める領域にまだまだ届かないか。それに、俺に興味を失くしたかの様にトレーナー室を出て行った。もしかするとルビーはこの先、トレーナーを変えるかもしれない）「………引継ぎ資料を用意しておかなきゃ……な」

新人トレ「どうしてそうなる！？」

なんで一癖も二癖もあるヤツらを指導担当にしちゃうんだよ！！

スペトレとかチケトレでいいだろ！！

チケトレ、マチタントレ、バンブートレ、スズトレ、ユキトレ「はいはい空気空気」

新人トレと言い張るライトハローさんの指導担当になったお兄ちゃん

チケトレとかマチタントレとかは良くも悪くも指導に面白みが全く無さそう

ゴルシトレ「良いか。二次方程式の解が重解とは限らないように、この世には不条理が存在する」
新人トレ「(何の話？)」
ゴルシトレ「もしどんなことが起きようと担当を信頼しろ。必ずいい方向へと向かう」
新人トレ「はい。(急にまともな事言い出してどうしたんだろうこのトレーナー……)」

新人トレ「俺の担当、誰だろう？」

ニシトレ「よろしくね。」

新人トレ「よ、よろしくお願いします！！」(か、かわいい・・・俺，当たり引いた？)

ニシトレ「あっ、それと僕の隣にいるのは担当しているウマ娘、ニシノフラワーだよ。」

ニシノフラワー「よろしくお願いします。」

新人トレ「よ、よろしくお願いします！！」(た、担当も小柄でいい子・・・こりゃ、大当たりか！？
ん、こっちにフラワーちゃんが近づいてくる。)

ニシノフラワー「私のトレーナーに手を出したらピーしますからね。」(小声)

新人トレ「ひ、ひえ・・・。」

ニシトレ「ん？
どうしたのかな？
研修、頑張ろうね！！」

新人トレ「は、はい・・・。」(タスケテカミサマ・・・。)

フラトレ「相手を想い、相手の話を聞いてあげて、自分の思いをはっきり伝えるべきだよ。それだけで良いんだよ。そして彼女と歩いてきたんだ」

新人(なんか惚気くさい…)

マルゼントレ「走ってたのを見てただけだよ。」

新人トレ「？？？」

普段の指導や新人への気遣いは完璧なのにそれ以外が抜けてるたわけ、アイネストレ、フジトレを誰か書いてください(他力本願)

ミラトレ「何事も担当のモチベーションが大事だ。本人にやる気にならなければせっかくのトレーニングも無意味だし、かと言って無理矢理やらせるなんて以ての外だ。そこは理解できるね？」

新人トレ「ウ、ウッス！」

ーーーーー

ミラトレ「よっ！トレセンプールのヴィーナス！水も恥じらう美少女！水辺に咲くハスの花！優雅に舞う白鳥！！」

ミラ子「えぇ〜そんなに褒めないでくださいよ〜。泳ぎませんけど」

新人トレ「……」

新人「よ、よろしくお願いします！！」

マベトレ「よろしく！！さて君はマーベラスというのを知っているかな？」

新人「い、いえ・・」

マベトレ「マーベラスというのはね、ワクワクしたりドキドキしたりとか・・・」

～講習後～

マベトレ「マーベラアアアアアアス！！！！」

新人「マーベラアアアアアス！！！」

アイネストレ「僕のアイネスはバイトに出掛けることが多いから、トレーニングは短時間で高効率なメニューに纏めているんだ。担当のモチベーションを保ちつつレースで勝てるよう強くする、これを常に心掛けているんだ」

新人トレ「へぇ〜……（あまりパッとしない人に見えるのに、意外と凄い人なんだな）参考までに、トレーニングメニューを見せてもらっても？」

アイネストレ「いいよ、ちょっと待ってて。たしか……痛っ、紙で指を切っちゃった」

アイネス「はぁ〜〜なの♡ お姉ちゃんが手当してあげるの♡」

アイネストレ「ありがと……助かるよ、おね……アイネス」

新人トレ「これが、モチベーション管理か（諦観）」

ウララトレ「今日はよろしくな。」

新人トレ「よ、よろしくお願いします。」(この人がウララちゃんのトレーナー・・・。)

ウララトレ「じゃあ、今日は凱旋門目指していこうな、ウララ。」

ウララ「うん、頑張るよ、トレーナー！！」

新人トレ「！？！？！？」

スペトレ「ウマ娘はよく食べる子が多いから今後お世話になる施設を教えておこう。」

新人トレ「いやいや！そんなぷっくり丸くなるまで食べないですって！」
「チケトレ先輩もそう思いますよね・・・？」

チケトレ「え？なに？ごめん、もうちょっと大きい声で言ってくれない？」

「本日はよろしくお願いします！」
「こちらこそよろしくお願いします そんなに緊張しなくとも構わないよ テイク・イット・イージーだよ」
「ありがとうございます！」
「じゃあ早速だけどルドルフのトレーニングをしてもらおうか 完璧なウマ娘を知ることができればあとはそれに近付けて、追い越せるようにトレーニングをすればいい訳だからね」


「新人君、さっきみたいなトレーニングしてるとなぁ、ウマ娘も怪我さしたり、例えば他の人にも迷惑になるし、ウマ娘も、その危ないことになるし、
あの…ウマ娘をしっかり真っ直ぐ走らせるという基本的なことをやっぱり頭に置いて、 新人君みたく軽く走らせちゃって、ウマ娘に右でも左でも行かれちゃったらもう何にもならないし、 そういうことはもう…頭の中に始終置いて、トレーニングをするということを絶対忘れるなよ」

新人トレ「今日は誰だろう・・・。」

アルダントレ「よろしくな。」

新人トレ「よろしくお願いします！！」(ふ、普通の人だ。
で、でも今までのトレーナーは変な人ばかりだったし・・・。)

アルダントレ「今日は担当が体が弱かったらについて話そう。
ウマ娘だから強いという概念は捨ててほしいんだ。」

新人トレ「は、はい！！」(！！
こ、これはようやく指導してくれるトレーナーが・・・！！)

〜1時間後〜

アルダントレ「でなー、アルダンのほっぺたをつついたら・・・。」(惚気話中)

新人トレ「は、はあ・・・。」(ま、まともな話を聞けると思ったら惚気話ばかり・・・た、タスケテ・・・。)

>>23
「中央のトレーナーを無礼るなよ」のルドトレが見えた……、怖ｨﾖｫ

新人トレ「お兄ちゃんさん、滝行や座禅はウマ娘のトレーナーに関係ないですよね！？」

>>26
😷おうおう！お兄ちゃんさんの指導になんか文句あるんスか！？

レズトレ「マン♀toマン♀！？」

たわけ「良いか、ルーキー。トレーナーたるもの、ウマ娘にとって第一の理解者であり、支援者・・・言うなれば“杖”となるべきだ」
新人トレ「はっ、はい！」
たわけ「例えば、平時ではみっともない程度に服装を乱したり、部屋を適度に散らかしたりなど。いい感じに隙を作る、などが具体的な例だ」
新人トレ「？？？？？？」

カフェトレ「まず担当の趣味を知る事が大切だ。共通の話題があるとお互いの距離も縮まるしモチベーションの維持にもつながる」
新人「趣味ですか」
カフェトレ「そう。うちのカフェの場合ならコーヒー関連だね。コーヒーの種類やドリップ方式に関する書類が…どこだったかな？（パサッ）お、ありがとう」
新人「…あの、いま書類が勝手に浮いて来たような…」
カフェトレ「ん？あぁすぐになれるよ」
新人（えぇぇぇぇ？）

マートレ「わるいわるい、流石に初手着ぐるみはハードル高かったよな」
新人トレ（ホッ……）
マートレ「担当ウマ娘を持ったらブログとか開設してみるといいぞ」
新人トレ「ブログ？」
マートレ「ファン向けの施策でもあるけど一般人向けの文章を書くことでトレセンで気付かない意外な発見がある」
新人トレ「なるほど勉強になります」
マートレ「じゃあまずはマーチャンをテーマで4コマ漫画10本描いてみようか」
新人トレ「トレーナーって漫画技能持ち前提なんすか？」

またバクトレが悪行を重ねてる…

お姉ちゃん「ただレースに勝つだけじゃなく、あの娘達がやりたいこと、目指したいことに向き合ってそれを支えることもトレーナーの大切な役目なのよ」(カシュッ)
新人トレ「なるほど…(学園内って飲酒できるんだ…)」

ナリブトレ「なに？なかなか担当ウマ娘が決まらない？」
新人トレ「はい…。やはりペーペーの新人に人生預けるなんて不安ですよね…」

ナリブトレ「押しが弱いんじゃないか？」
新人トレ「いやでも、あんまりしつこくしても煙たがれて拒絶されちゃうだろうし」
ナリブトレ「気になる所があったんだろ？だったら少しずつでいい、諦めずに声を掛け続けてみるんだ。そうすればその子の本音を引き出せるかもしれない」

>>34
推しウマ娘のためなら自分のトレーナーバッジを気安く放り投げられる人種と一緒にされても……。
いや、この新人も中央に来てるってことは、それなりにヤベーんだろうな。

新人トレ「普通のトレーナーはいないのかな？」

アキュートトレ「ん？
どうしたのかな？」

新人トレ「い、いえ、なんでもありません！！」(ふ、普通そうなトレーナー・・・この人なら・・・。)

アキュートトレ「そういえば、新人トレーナーと一緒に研修を受けるように言われてだけど、君がそうかな？」

新人トレ「は、はい、よろしくお願いします！！」

アキュートトレ「それじゃあ、まず闘志を入れる方法を教えるからな。」

新人トレ「へ？」

アキュート「ふほー！！いつもありがとねぇ。」

アキュートトレ「よし、レース頑張ってこい！！」

新人トレ「え、ええ・・・。」

ドトトレ「・・・と、こんな感じかな」

新人トレ「凄いわかりやすかったです、ありがとうございます。（鬼畜眼鏡とか、言葉攻めが陰険って聞いてたけど普通だな・・・？）」

ドトウ「あ、トレーナーさーん、この人は新人さんですか〜？」

ドトトレ「そうだよドトウ、今何人か新人を見てあげてるん・・・　ん？ドトウ？まだおやつ食べてるの？もうすぐトレーニングの時間だからおやつはおしまいだよ？」

ドトウ「お、おやつの時間はまだ終わりじゃありませーーん！！」

ドトトレ「違うよねドトウ？・・・」

新人トレ「担当限定でああなるのか・・・」

新人トレ「布団乾燥機・・・？」

アヤベトレ「俺の担当がふわふわ好きでな。
いい乾燥機を送ると喜ぶぞ。」

新人「は、はあ・・・。」

>>35
こんなんでもガンギマリ認定はされてないし
むしろ薄味の部類なんよなぁ...

どんだけ狂人揃いなのよ中央トレセン

新人(ライスシャワーのトレーナーさんは担当だけじゃなくいろんなウマ娘たちのことも思いやる立派な人だ…俺も見習わないと…)

お兄さま「今日は函館で新人たちの面倒を見てくるからよろしく頼むよ」

新人「えぇ！？担当置いてきぼりですか！？」

お兄さま「大丈夫、ライスは１人でもやっていけるさ」

新人「いや、あの、ちょっ…」

お兄さま「なぜライスを優先しないのかと疑問に思うかもしれないけど僕の理屈はこうだ」

新人「じゃなくて後ろ…」

ライス「お兄さま」ﾆｯｺﾘ


新人(いろんなウマ娘たちのことを思うのも良いけどちゃんと担当に寄り添うのが大切なんだな…)

キング「一流のトレーナーになるには一流の対応力が必要になるわ、例えば・・・。」

新人トレ「なるほど・・・。」

キングトレ「キングの話はためになるな。」

キング「いや、なんであんたが教えないのよ、このへっぽこ！！」

キングトレ「一流のトレーナーになるには一流の流儀は知りたいと思ってたからな。
本当に為になったよ、キング。」(キングの手を握りー。)

キング「・・・おバカ・・・///」

新人トレ(こ、これが一流の対応力・・・俺には真似できねぇ・・・。)

新人トレ
「朝早くから炊飯器１０台分のおにぎり作るなんて……先輩のチームは大所帯なんですね。」
　
オグトレ
「いや、俺はマンツーマンだぞ。」

新人トレ「これが推しカツの流儀・・・。」

デジトレ(女)「あの子、ウマ娘のこと私より詳しいから本当に為になるのよね・・・。
あっ、ちなみに話を聞いて対策取ってるのは内緒ね。
純粋に推しカツしてるだけだから・・・。」

新人トレ「そ、そうなんですか。」(ウマ娘が他のウマ娘のことを詳しく知ってるトレーナーさんも大変なんだなぁ・・・。)

新人トレ「(女帝の杖と称されるだけあって、為になる話ばかりでスゲエのはスゲエんだけど……ネクタイがずれていたり、尻ポケットがはみ出たりしてるせいで担当の方の圧がヤバイんだが……)」

ミラクルトレ「担当が泳げない場合は缶を用意して・・・。」

新人トレ「？」

カンカンカン！！
ひええええ！！

新人トレ「すみません、担当をいじめてるトレーナーがいまして・・・。
えっ、いつも通り？
そ、そうなんですか・・・。」

おら、まだまだだぞ！！

鬼、悪魔、トレーナー！！

新人トレ「・・・トレーナーやめようかな・・・。」

マクトレからトレーニング詳細メモを渡された新人トレ
「なんで集合場所が阪神甲子園球場一塁側外野席で集合時間が１８時なんだ？」

ナリブトレ「覚悟を決めたい？」
新人「はい...！ウマ娘を担当するということは人生を共に背負うことだと、今回の研修で嫌というほど思い知らされました...！」
ナリブトレ「そりゃあいい勉強をしたな...とは言うがなぜそれをわざわざ俺に？」
新人「いや、その...」

新人「アルダンTさんやファインTさんにも同じ話をして助言を請うたんですが、あまりにも覚悟のレベルが極まり過ぎていて...」
ナリブトレ「...お、おう」
新人「先輩もやはりそういう...」
ナリブトレ「いやー、自分の離職がかかったぐらいには冷や冷やモンだったかな」
新人「へ？」
ナリブトレ「でもたとえあの時にバッジを返上する事になってたとしても俺は後悔してなかったと思うな。
ブライアンが闘志を取り戻して、走り始めてくれるなら安いもんさ」

オペトレ「兎にも角にも交流は大事だ、一度の縁や資格もその先で何かの役に立つ可能性があるから積極的に挑戦した方がいい」

新人トレ「はぁ、なるほど・・・　と言われても、具体的にはどんな風に役に立ったんですか？」

オペトレ「例えば、この前オペラオーが海岸でポセイドンの演劇を開きたいと言っていた時は、舞台演出の人達と協力しながらステージを組んだり、見せ場のオペラオーが水柱に立つシーンは自分がクレーン車でオペラオーを吊り上げたりしたね。」

新人トレ「（それ担当の為にしかなっていないのでは・・・？）」

新人トレ「あの史上初のティアラ三冠バ、メジロラモーヌを育てた女性か。どんな人なんだろう。ラモーヌみたいに凛とした人なんだろうなあ…」
ラモトレ♀「あっ！貴方が私が指導することになった新人さんですか？初めましてラモトレです！今日から1年間よろしくお願いしますっ！」
新人トレ「っ！？は…はい、よろしくお願いします！」
新人トレ(な、なんだこの人…ちっちゃくて童顔でそのくせおっぱい大きくて……え、もしかしなくても可愛すぎないか？？？？？)
ラモトレ♀「別に肩肘張らなくていいからね！ラモーヌさんって結果を出したとはいえ私もまだまだ修行中の身だから！分からないことがあったらなんでも聞いてね！」ﾆｺｯ
新人トレ(すげえ優しいじゃん………助けて……俺この人のこと好きになっちゃう…………)
ラモトレ♀「じゃあ今日は親睦会として飲みに行こっか！奢っちゃうよ〜！」
新人トレ「は、はい！いただきます！」

新人トレ「先輩、起きてください！飲み過ぎですって！もうお店閉まっちゃう時間ですって！」
ラモトレ♀「まだのめるもん…わたし、おねえさんだもん…」
新人トレ(まさかお酒に弱いとは…見た目通り子供っぽい人だな…有能だから余計にギャップがあって…でも色々と無防備で……)
新人トレ「……………」ｺﾞｸﾘ
新人トレ「………仕方ないよな。先輩はこんな状態だし、先輩の最寄駅だと終電になってるし、ホテルに連れ込むわけにもいかないし……となると近くにある俺んちしかないわけで…………酒が入った成人の男女2人だと何か起きてもおかしくない、よな………俺も先輩も悪くないよな………」

新人トレ「先輩よろしくお願いします。」
南坂「よく来てくれたね新人君。だが、僕から君に教える事は何も無いんだ。」
新人トレ「え・・・？どういう事ですか？」
南坂「君の事を昔の知り合いに調べてもらったけど、トレセン学園に提出されていた君の履歴書には“アクワリウム（GRU本部の俗称）”に在籍していることが記載されていなかったね、これはどういう理由かな？」
新人トレ「・・・・・。」
南坂「・・・・・。」

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１時間後
トレセン学園の裏口から去ってゆくゴミ収集車
その去りゆく姿を見つめる南坂トレーナーの眼は何処か悲しげだったという

テイエムオペラオーがいかに素晴らしき存在であることをずっと話し続けるワンダーアキュートのトレーナー

シチトレ「いいかい？良いウマ娘と契約してもらうには相手に気に入られなければならない、時と場合によってはウマ娘に落ち着くくらいの速さは欲しい、というわけで我々はトレーナーで人間だが筋トレや走り込みは必須だ、ウマ娘が学業の間はトレーニングルームも空いていれば使えるから利用すると良い」

ラークトレ「君が新人くんか。よろしくな」
新人「は、はい！」(なんだろうこの人、一見しただけでえもいわれぬ凄味を感じる…)

ラークトレ「ところで、だ。君には目標はあるか？」
新人「えーと…まだ右も左もわからない新人なんで、まだ目標なんて高尚なものは…」
ラークトレ「そうか！それならば僕と一緒に凱旋門賞を目指さないかい！？」ｸﾜｯ
新人「ｳｪ!?」
ラークトレ「僕はね、ウマ娘の可能性を信じてここまで来たんだ。いつか日本のウマ娘の悲願である凱旋門賞を取るためにすべてを捧げてきたといっても過言ではないほどに…」
新人(このヒト急に雰囲気が変わったぞ！？)
ラークトレ「単刀直入に言おう。キミ、いいからだしてるね。プロジェクトL'Arc.にはいらないか？」