誰に相談したかでがらりと変わりそう
例えばタイキだったとしたら……

『やったあ！お兄さま！ブルボンさんを倒したよ！』
『よくやったなあライス！』
『マスター』

『なぜ私の夢を叶えてくれなかったのですか？』ｷﾞﾛﾘ

マスター「！！！！！！！！」ｶﾞﾊﾞｯ
マスター「ハア……ハア………2時間だと…10分仮眠するだけのつもりだったのに…」
「マスター」
マスター「っ！？」
ブルボン「マスター、私です。ミホノブルボンです」
マスター「………ああ……すまない……仮眠していて寝過ごした」
ブルボン「…マスター。そこを動かないでください」
マスター「ブルボン…？何を
ｷﾞｭｳｳｳ

マスター「…ブルボン、離れた方がいい。夢見が酷くて寝汗をぐっしょりかいている、汗臭いだろう」
ブルボン「…タイキさんにハグは感謝と親愛を伝える最高の手段だと教わりました。それだけでなく精神安定効果もあると」
マスター「………その通りだ。脳内にオキシトシンという幸福感を増幅するホルモンが分泌される」
ブルボン「睡眠中のマスターの魘され方、覚醒して私を見た時の動揺から必要な処置と判断しました……悪夢の内容は分かりませんがマスター、私は、ここにいます。現在、ここであなたのそばにいます。心配する必要はありません」
マスター「………ああ、そうだな……暖かいな、君は」
ブルボン「………はい、マスター。それは私の体温です。私はここにいます。あなたのそばにいます」
マスター「…………しばらくこうしていさせてくれないか…」
ブルボン「指令を受諾。マスターの精神が安定するまでハグし続けるというミッションを開始します……大丈夫です、私はここにいます」

もうつよつよになっちまった……

こんなの、勝てるわけない...もう総てをブルボンに捧げるわ。

見てくださいファルコ……いえ、申し訳ありません。
ファルコンさんに見せたところであれほどの事を実践できるとは思えませんね…。

うっしゃい☆

というかアレ気持ちが追いついていないヤツだぞ・・・

>>1
次はどこにキスするつもりなんだいったい…

マスターの匂いを覚えたらもう…

そういえば

ゲノム寮長に相談したらただの変態になっちゃうな

ブルボン「マスター、ご存知でしょうか？いい匂いがする相手とは遺伝的に相性がいいそうです」
マスター「ああ、HLA遺伝子か。この遺伝子が多様なほど免疫が強くなると言われているな。思春期の少女が父親の匂いを不快に感じるのも近親交配を防ぐ為だと…ブルボン？」
ブルボン「……………」ｽﾝｽﾝ
マスター「…っ…！？///僕の匂いを嗅いでもデオドラントスプレーの匂いしかしないと思うのだが」
ブルボン「………マスター、いい匂いがします。お父さんとは違う…心安らぐ、においが……なんだか……あんしんして………zzz…」
マスター「…寝てしまったか。この体勢はまずい、誰かが来たら言い訳のしようがないぞ」
マスター「…………」ｽﾝｽﾝ
マスター「……………心安らぐ安心する匂い、か」
マスター(当の本人が友人として接しているのに黒い刺客をいつまでも恨み、かといって自分は間違っていないと完全に開き直ることもできなくて……そんな僕がブルボンと"こんなこと"、許されるのだろうか)
マスター「…まあ、今は何も考えずこのひと時を享受しよう。そのくらいならきっと…」

アカンわ……
恋愛クソ雑魚セイちゃんなら、きっと中和して元に戻してくれる……！

ブルボン「マスター、魚釣りに行きたいです」ﾜｸﾜｸ
マスター「構わないがなぜ急に？そもそも経験はあるのか？」
ブルボン「ありません。しかしスカイさんがスカイトレさんと言った時のことを楽しそうに語っていたので私もマスターと行きたいと思いました」
マスター「そうか。僕も経験はないから釣り堀へ行こうか、近くの釣り堀をピックアップしよう。釣竿やルアーも借りられるはずだ」
ブルボン「ありがとうございます。マスター、ルアーで思い出したのですがスカイさんによるとルアーに大切な人の名前をつけて使い、魚が釣れるとその人も自分を大切に思っているという迷信があるようです」
マスター「ふむ…因果関係が分からないな。迷信なんてそんなものか」
ブルボン「なので私はルアーを『マスター』と名付けようと思います」ﾆｺｯ
マスター「っ…」
ブルボン「マスターは何と名付けますか？」
マスター「………秘密だ///」
マスター(君の名前以外は考えられないなどと、面と向かって言えるわけがない…！)
その日、マスターとブルボンは行った先の釣り堀で大漁の新記録を成し遂げたペア・男性・ウマ娘として表彰され写真も撮られた。
それを聞いたセイウンスカイはベッドにめり込んだ。

このブルボン、手に負えないぞ