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安価で決める自由なスポ根・続
1 :
トレーナー君
2024/08/24 22:22:10
ID:tq5sXyWX12
前スレ
https://umabbs.com/patio.cgi?read=9738&log=past&res=1000
・安価によって行き当たりばったりのストーリーを展開していきます
・必ずしも史実通りの成績にはなりません
・安価による指定さえあれば翌日中には更新します
896 :
トレピッピ
2025/10/22 22:52:23
ID:.9kFTxEF36
「マヤね、次はジャパンカップに出るんだ!もしかしてライスさんも出たり?」
「わ、うん!どうして分かったの?」
「何となくピーンと来たの!直感っていうのかな?」
根拠がある訳ではないようだが、それが逆にすごい。
「ジャパンカップに勝って、世界にキラッキラのマヤをアピールしちゃうんだー!ワオ!ファンタスティックだよマヤ!ってなるくらいびっくりさせるんだから!」
天真爛漫で自信満々なマヤノトップガンだが、決して妄想を語っている訳ではない。
天賦の才と確固たる実績がその自信を作り出しているのだ。
「菊花賞と天皇賞・春を勝ったステイヤーか」
ライスと距離適性が被りそうだ。
適性が同じという事は、何度もぶつかる可能性があるという事。
今後注意しなくてはならないウマ娘だ。
マヤノトップガン達と話しながら下山する。
「そうだ!今度一緒にトレーニングしない?」
「うん、ライスもしたい!良い?お兄さま?」
「もちろん」
予定を確認し、合同トレーニングの約束をした。
ライバルの実力を見る良い機会になりそうだ。
マヤノトップガン達と行うトレーニングは
>>897
(スピード・スタミナ・パワー・根性・賢さのいずれか)
897 :
アネゴ
2025/10/22 22:53:30
ID:GASvU6Sxcc
スタミナ
898 :
トレーナー君
2025/10/23 22:55:48
ID:eXdza9UsDk
マヤノトップガンとの合同トレーニングの日。
「ねぇねぇトレーナーちゃん!マヤもお兄さまって呼んで良い?」
「それはちょっと・・・」
「えー・・・。あ、そっか!トレーナーちゃんって呼ばれるのが好きなんだね!じゃあ仕方ないか!」
今日行うのはプールでのトレーニング。
しかしライスは泳ぐのが得意ではない。
「うぅ・・・ちゃんとトレーニングになるかなぁ・・・?」
「大丈夫!マヤが泳げるようにしてあげる!」
水中での運動は関節などへの負担が少ない。
その上、陸上ではあまり使わない筋肉を鍛える事も出来る。
泳げるようになればプールで出来るトレーニングの幅も広がるだろう。
「まずは浮くだけ!マヤの手を握ったまま、力を抜いてね」
天才肌のマヤノトップガンだが指導は上手い。
感覚派でありつつも、理論や客観性も持ち合わせている。
「これじゃあ俺達は必要ないかもしれませんね」
「はは、そうかもな」
ライスの身体能力自体は高いはず。
それなのに走る事以外の運動が苦手なのは、弱気になりがちだった気質が影響しているのだろう。
だが今のライスは自信を持って前に進めるようになっている。
苦手を克服する事も出来るだろう。
「ごぶぶぶぶ」
「息継ぎは忘れちゃダメだよ!?」
ライスシャワーはどの程度泳げるようになったか
>>899
(10〜80%)
899 :
お姉ちゃん
2025/10/23 22:56:48
ID:h4Nye9o4..
50%
900 :
お兄ちゃん
2025/10/24 22:57:37
ID:zNylrdZFRY
「頑張れ!もうちょっとだ!」
ゆっくりではあるが、クロールで50mを泳げるようになった。
「ぷは!お、泳げた!」
「やったねライスさん!」
目標達成はモチベーションに繋がる。
今はクロールだけだが、継続すれば出来る事は増やせるだろう。
「じゃあ今度は100mに挑戦だ」
「マヤノは200mだ。せっかくだから競争しよう」
競い合うのには賛成だ。
ウマ娘の本能を刺激し、高いトレーニング効果を得られるからだ。
ハンデはあるが、お互い良い緊迫感を持って臨めるだろう。
「とにかく頑張ってみる!ライスだって、やれば出来るんだ!」
「その意気だ。もしもの時はすぐ助けるから、心配せず泳いでくれ」
こうして始まった水泳レース。
ライスの泳ぎは速くはないが丁寧で綺麗だ。
教わった事を忠実に実行出来ている。
「折り返し!」
クイックターンは流石に出来ないが、壁にタッチしてすぐに泳ぎ出す。
スタミナの心配は無さそうだ。
「マヤノはもう二往復目に入ってるぞ」
マヤノトップガンの方もスタミナ自慢。
最初と変わらないスピードで進み続けている。
「ラストスパートだ!」
両者、残り約20%くらいの距離まで泳いだ。
思った通り良い勝負だ。
「はーっ!どっち!?」
水から顔を上げたマヤノトップガン。
その直後にライスも顔を上げた。
「やったー!マヤの勝ちー!」
「負けちゃった・・・」
初めてまともに泳いだにしては、かなりの健闘だった。
一緒に出かけるウマ娘は
>>901
(ライスシャワー・ダイワスカーレット・セイウンスカイ・ダイイチルビーのいずれか一人)
901 :
アナタ
2025/10/24 22:58:37
ID:YU4lBX8uIw
セイウンスカイ
902 :
貴方
2025/10/25 22:57:24
ID:hWlp2ZHNjk
「こうしてトレーナーさんと一緒に釣りに来るのも久しぶりですね〜」
「そうだな。腕が鈍ってないと良いけど」
スカイの尻尾は踊るように左右している。
よほど釣りが楽しみなのだろう。
「渓流でのルアー釣りはちょっとだけ難しいですね。でも、美味しい魚もいっぱいいるので頑張っちゃいましょ〜」
今回はアユやイワナなど、旬の川魚を狙う。
自然豊かな川沿いでは、紅葉や野鳥なども楽しめる。
「この辺りはどうだ?」
「良いですね。あ、もう見えますよ!」
既に魚の影が見えていた。
川の水の透明度が高さもよく分かる。
「はぁ〜癒されますね〜」
水の音、鳥の鳴き声、草木の揺れ、リールを回す音。
あまり話さずに自然の音に耳を傾ける。
ただのんびり待つだけの時間も癒しになる。
「お、かかった!」
珍しくスカイよりも先にヒットした。
「一気に上げちゃいましょう!」
手応えからして、そこまでの大物ではない。
警戒心の強い渓流魚は、あまり激しく格闘し過ぎるとかからなくなってしまうので早めに勝負を決めたい。
「よし!」
「おおー!お見事!」
無事に魚を釣る事が出来た。
久しぶりに自然の中での釣りを楽しむ事が出来たのだった。
聖蹄祭で最初に行く出し物は
>>903
(日中に行われる出し物)
903 :
トレぴっぴ
2025/10/25 22:58:30
ID:n7OBVclPRk
カラオケ大会
904 :
キミ
2025/10/26 22:54:45
ID:1xj.ZY.EH2
秋のファン感謝祭、聖蹄祭。
毎回大盛況となるこのイベントはウマ娘達のレース以外の姿を知る場所でもある。
「10時15分からカラオケ大会、11時からマグロの解体ショー、11時半からは大食いダービーね」
スカーレットはどこから回るか綿密な計画を立てていたようだ。
「じゃあまずはカラオケ大会からだな」
審査や順位付けは無く、ただただ歌を楽しむだけ。
ファンとウマ娘が一緒に歌うコーナーもあるらしい。
「ゴルシン!ゴルシン!ゴルシンシーン!」
「さあ頑張るぞー!えい、えい、むん!」
「豪快突破☆プリンセス!」
見知ったウマ娘達も楽しそうに歌っていた。
ウイニングライブとはまた違う盛り上がりを見せている。
「皆も歌ってくれば良いんじゃないか?」
これは飛び入り参加も出来るくらいゆるいイベントだ。
チーム<アルタイル>のウマ娘四人で歌えば良い記念になるのではないかと思ったが。
「トレーナーさんも一緒に歌うなら良いですよ」
「え、俺も!?」
ライブでも高いクオリティのパフォーマンスを披露するウマ娘達と歌うのはハードルが高い。
だが、少し勇気を出して挑戦してみるしかない。
「・・・よし、分かった。自分だけ逃げる訳にはいかないしな」
「わぁ・・・!お兄さまも一緒だ!」
「<アルタイル>の勇姿を見せる事に致しましょう」
歌う曲は
>>905
(簡単な曲または難しい曲)
905 :
お姉さま
2025/10/27 00:41:41
ID:8r0/ysrXm.
やや難しい曲(「ヘビーローテーション」 AKB48)
906 :
お姉さま
2025/10/27 22:57:05
ID:Bak2tdGegI
「カラオケで盛り上がりそうな曲・・・これなんかどう?」
スカーレットがスマホの画面を見せた。
アイドルグループの人気曲だった。
もちろん聴いた事はあるが、歌うのは少し難しそうだ。
「ルビーさんもこの曲知ってます?」
「はい、ヘリオスさんと何度か歌わせていただきました」
ルビーが生まれた時から歩んできた厳かな道には無いタイプの娯楽。
友人達と過ごす中でそれらにも触れる事が出来ているようだ。
「ライスに歌えるかな・・・?」
「大丈夫!自信を持ってくれ!ライスは歌が上手いじゃないか!」
繊細で透き通るようなライスの歌声はきっとどんな曲にでも合う。
「まずは一回合わせてみましょ」
少しだけ練習してから参加を申し込む。
出番は次になりそうだ。
「次、チーム<アルタイル>が歌うんだってさ!」
「え〜楽しみ〜」
「マジ?トレーナーさんも出るの?」
トレーナーとして、ライス達の評判を落とす訳にはいかない。
やるからには全力で挑まなければ。
「参りましょう」
ステージに上がると歓声が上がった。
深呼吸をして、構える。
「I want you!」
「I need you!」
「I love you!」
「頭の中〜」
ダンスまで即興でこなすとは、ウイニングライブ慣れしたウマ娘はすごい。
自分は歌に集中しつつ、全体のバランスが悪く見えないように軽く揺れたり腕を振ったりする。
「ジャンジャン溢れる愛しさは」
「ヘビーローテーション」
何とか歌い切った。
意識を観客席に向けると、そこにあったのは笑顔だった。
「ウイニングライブってこんな感じなのかな」
ライスシャワーがしおりを渡すウマ娘は
>>907
(ダイイチルビー・セイウンスカイ・ダイワスカーレット以外の、登場済みのウマ娘一人)
907 :
モルモット君
2025/10/27 23:09:00
ID:8r0/ysrXm.
ゼンノロブロイ
908 :
モルモット君
2025/10/28 22:51:53
ID:ooBKzMVTE.
「そろそろ時間だから行くね」
「ああ、また後でな」
ライスは図書室でしおりを配布するイベントに参加するため、一時別行動となる。
しおりに描かれた絵は、参加するウマ娘がおすすめの本をイメージしたものになっている。
ライスも数種類のしおりを製作した。
「あ、ロブロイさん」
図書委員のゼンノロブロイももちろん参加する。
しかし、自分の得意分野を活かした催しであるにも関わらず元気は無い。
「大丈夫?」
「は、はい!すみません、最近寝不足で・・・本もあまり読めなくて・・・」
ゼンノロブロイは帰国後、菊花賞に出走した。
結果は10着。
凱旋門賞での敗北から調子を崩し、回復しないまま挑む事になってしまったのだ。
そして再び大敗を喫し、調子はさらに悪化してしまっていた。
「ライスで良かったらいつでもお話聞くよ。・・・ロブロイさんには、いつも幸せでいてほしいから」
ルームメイトであるライスは、普段ゼンノロブロイが読書をしている様子をよく見る。
感情を大きくは出さないが、幸せなオーラは何となく感じられていた。
「そうだ、ライスの作ったしおり、一つあげるね。動物さん達が魔法の世界を旅するお話の絵を描いたんだ」
優しい色使いの絵は見る者を和ませる。
ゼンノロブロイもそのしおりを受け取って微笑んだ。
「ライスさん、ありがとうございます。絶対大切にします」
しおりが二人の心の距離を縮めたのだった。
図書室を訪れたのは
>>909
(トレーナー・佐岳メイ・マンハッタンカフェ・ハッピーミーク・マヤノトップガンのいずれか一人)
909 :
アネゴ
2025/10/28 22:53:30
ID:AL3Fz6vRdw
トレーナー
910 :
アナタ
2025/10/29 22:52:47
ID:I1YmME8msY
今日はお休み
911 :
相棒
2025/10/30 23:00:38
ID:pxfVUQfyTU
「ありがとうございます!俺、ライスちゃんの大ファンで!」
「そうなの?えへへ、嬉しいな」
しおりを手渡すイベントはまるで握手会だ。
ライスを始め、図書室に集まったウマ娘達に会いにファンがずらりと並んでいる。
「俺も並ぶか」
トレーナーであれば別に行列に並ばずともライスと会える。
だが、たまには一人のファンとしてライスと会ってみたいと思った。
「あっ、お兄さま!」
「おい・・・」
「あ」
周りのファンが少しざわついた。
「来てくれてありがとう!これ、お兄さまだけの特別なしおりだよ!」
「おお!かわいいしおりだな。ありがとう、大切に使うよ」
一輪の青いバラの周りに集まる小鳥の絵が描かれていた。
しおりとして使いやすいように大きさや厚みも気遣われている。
「それじゃあまた後でね!」
後ろに並んでいる人達のためにもあまり長居はせず去った。
「これならファンもよろこんでくれそうだな」
ライスシャワー達が食べた料理は
>>912
(屋台で売っているもの)
912 :
トレーナーちゃん
2025/10/30 23:01:38
ID:cmX/0ClZLU
たこ焼き
913 :
貴様
2025/10/31 22:58:53
ID:AgtO13OULI
「全部無くなっちゃったね」
「読書好きのファンの方ともお話出来て良かったです」
製作したしおりを配り切り、ライス達は自由時間を憂い無く楽しむ事が出来る。
「ゴルシちゃん印の焼きそば!親指を使わずに作ったこだわりの逸品だーっ!」
「一口サイズのおいなりさん!ちゃちゃっとつまんでいかねぇかい!」
屋台が並ぶエリアでは、ウマ娘やトレーナー達が威勢の良い声を出していた。
「見ときやぁ!これが疾風迅雷っちゅうヤツや!」
タマモクロスが目にも止まらぬスピードでたこ焼きを焼いていく。
複数のたこ焼き器を一人で使い、一気に十人前を完成させた。
「わぁ・・・ソースの良い匂い!」
「おうライス!どや、食っていかへんか?」
「うーんと、じゃあ五十人前下さい!」
タマモクロスが目を丸くする。
「いや食い過ぎや!・・・しゃーない!いっちょ気張って焼くか!」
さらにスピードを上げるタマモクロス。
まさに己の限界への挑戦だ。
「出来たてホヤホヤやし火傷したあかんでー」
「はふ、はひ」
「間に合わへんかったかー」
ゼンノロブロイが水を手渡し、ライスの口を冷やす。
「ま、熱いんを食べんのも醍醐味か」
流鏑馬に参加するウマ娘は
>>914
(ライスシャワー・ゼンノロブロイ・ゴールドシップ・イナリワン・タマモクロス・ダイイチルビー以外のウマ娘一人)
914 :
お姉ちゃん
2025/11/01 04:33:30
ID:Fpen0/FO/I
ハッピーミーク
915 :
お兄ちゃん
2025/11/01 22:55:23
ID:37PEjuHZCY
「わーお、これ全部ライスさんが?」
「うん。何だかお祭りみたいでいっぱい食べたくなっちゃうの」
ライス達と合流したスカイは、たこ焼きの舟が山のように積まれた光景を見て息を飲んだ。
「ルビーさんとミークさんの流鏑馬の時間までにお腹空かせておかなくちゃ」
「流鏑馬って食べる要素ありましたっけ?」
ライス達は少し早めに流鏑馬が行われる会場に到着した。
「ぼー」
「ミークさんはいつも通りみたいですね」
ゼンノロブロイは遠征時から変わらないハッピーミークの様子に安心する。
「ルビーさん!すごく綺麗です!」
「かっこいいぞ!」
スカーレットと共にルビーの衣装を褒める。
風流を感じさせる和装は、動きやすさも兼ね備えたデザインになっている。
いつもキッチリとした服装をしているルビーが片袖を脱いでいるので新鮮だ。
「ありがとうございます。必ず成功させます」
ルビーの持ち味は鋭い末脚と空気を引き締める力。
アクロバティックな動きと神事という組み合わせはぴったりだ。
「トレーナーに教わったから自信あり」
ハッピーミークとルビーのコンビなら安心して見ていられるだろう。
流鏑馬を先に行うのは
>>916
(ダイイチルビーまたはハッピーミーク・同時も可)
916 :
使い魔
2025/11/01 22:56:30
ID:Fpen0/FO/I
ダイイチルビー
917 :
あなた
2025/11/02 22:46:22
ID:V22YQlUaq2
今日はお休み
918 :
貴様
2025/11/03 22:53:55
ID:XETY7VOpQQ
荘厳な雰囲気の中、弓を持ったルビーが登場する。
レース前のような集中が出来ているようだ。
「・・・ふっ!」
駆け出したルビーは大樹に向かって跳ぶ。
身体を捻り、幹を蹴ってさらに跳び上がる。
空中で矢をつがえ、的を的確に狙う。
放たれた矢は的の中心を貫いた。
「おお・・・」
周りから感嘆の声が聞こえる。
素早く着地したルビーは勢いを殺さぬまま走り出す。
矢を二本取り出し、走りながら連続で発射した。
「マジはや!」
ルビーはその後も速射を続ける。
息をするのを忘れるくらい見入ってしまった。
「ミークさんの番だ」
ルビーと入れ替わるようにハッピーミークが躍り出る。
崖の向こうにある的を木の上から打ち抜いた。
ルビーのものより大きな弓を使い、かなり遠くの的を射抜いていく。
「練習の成果が出ていますね!」
遠距離からの正確な射撃は止まっていても難しい。
縦横無尽に跳び回りながら射る事が出来るようになるためには、相当か練習が必要だったはずだ。
「のんびりしてるように見えて努力家なんだな」
レース以外でもストイックに打ち込めるのはこの学園のウマ娘の特徴だ。
最後はダイイチルビーとハッピーミークが交わるように駆け、同じ的を同時に射抜いた。
「完璧だったな・・・」
一つのミスも無い圧巻の弓捌きは会場中から賞賛された。
模擬レースの距離は
>>919
(2000〜3000m)
919 :
大将
2025/11/04 15:39:55
ID:nfx80WxgL.
2400m
920 :
モルモット君
2025/11/04 22:34:48
ID:GLvCt0bji6
聖蹄祭から数日、ライスはとある模擬レースに出走する事になっていた。
「VRウマレーターを使った模擬レースか」
ジャパンカップと同じ東京2400mの条件で行われる。
VR空間であれば、レース場を貸し切る事も出来るので非常に便利だ。
「出走メンバーには長めの距離が得意なウマ娘が多い。ダービーで好走したウマ娘もいるし、かなりジャパンカップを意識してるな」
今回の模擬レースはマヤノトップガンが開催を提案した。
彼女のためにこれだけのメンバーをこの場に集めたトレーナーの手腕も侮れない。
「ライスさん!今日はマヤのために来てくれてありがとう!」
「ううん、ライスの方こそ呼んでくれてありがとう。でもね」
ライスの周りの空気が張り詰める。
「勝つよ。このレースもジャパンカップも」
いつになく気合いが入っているようだ。
「さぁ各ウマ娘ゲートイン完了しました」
ライスは3番、内枠からのスタートだ。
ゲートが開き、揃ってスタートする。
「オレについてきな!」
8番がぐんぐん加速して先頭に立つ。
ライスは自分のポジションを獲得する事に集中する。
「最後尾・・・」
マヤノトップガンは自ら進んで最後尾を走る。
前からでも後ろからでもレースを組み立てられるのがマヤノトップガンの強みだ。
「今日は末脚勝負にしようかなー」
一着になったウマ娘は
>>921
(ライスシャワーまたはマヤノトップガン)
921 :
大将
2025/11/04 22:36:30
ID:iywo4eAnTA
マヤノトップガン
922 :
トレ公
2025/11/05 22:52:16
ID:LWPYtMknjw
「下り坂!」
「ここから!」
東京レース場の第三コーナー前には下り坂がある。
この坂を下り切った辺りでスパートをかけるのが定石とされている。
今回の模擬レースでも多くのウマ娘がこのタイミングで仕掛けた。
「前を塞がれたせいで少し出遅れたか」
ライスの前を走っていた二人のウマ娘が横に並んでしまっていた事で、ライスは外から回って加速しなければならなかった。
一方、最後尾のマヤノトップガンは最初からルートを決めていたようだった。
「ふっふふーん!」
「なっ!?いつの間に!?」
外に出たり内に入ったり、ウマ娘の間を縫いながらするすると前を目指す。
まるで全員の動きが予想出来ているようだった。
「来たよ!ライスさん!」
最終直線、2番手のライスのすぐ横までマヤノトップガンは接近していた。
「はぁぁぁっ!」
「やぁぁっ!」
残り200m。
マヤノトップガンはライスよりもアタマ一つ前に出ていた。
「うっ、くっ」
ライスは必死に追うが、伸びない。
「一着はマヤノトップガン!見事な追い込みでした!」
ライスは1バ身差で敗れた。
「いつもみたいなキレが無かったな・・・」
ライスの敗因、それを詳しく解明する必要がありそうだ。
ライスシャワーと次に行うトレーニングは
>>923
(スピード・スタミナ・パワー・根性・賢さのいずれか)
923 :
貴方
2025/11/05 22:53:30
ID:14CH9aAhig
スピード
924 :
アンタ
2025/11/06 22:53:18
ID:zId3aEt.9c
「ごめんなさいお兄さま。ライス、負けちゃった・・・」
「気にしなくて良い。それよりも何で負けたのかを考えて、次負けないようにする事が大事だ」
直接競うのはウマ娘だが、その勝敗の責任はトレーナーが負うべきだ。
ライスの潜在能力は決して劣っていない。
「まずはこれまでの展開との違いを・・・」
映像や資料を見ながら今回の模擬レースを徹底的に検証していく。
「マークすべき相手の位置が関係している?いや、必ずしも・・・」
トレーナー室に何時間籠っていただろうか。
ふと気がつくと、外は真っ暗になっていた。
「・・・今日はこのくらいにしておくか」
明日もトレーニングがある。
指導の質を落とさないためにも、そろそろ休んでおかなければ。
翌日。
「少し試してみたい事がある。皆、付き合ってもらっても良いか?」
「当然!」
トレーニング内容はライス達四人での併走。
最終コーナーからゴールまでを想定した短い距離を走る。
「これで分かるはずだ・・・!」
ライスシャワーのスタート位置は
>>925
(1〜4番手)
925 :
トレぴっぴ
2025/11/06 22:54:18
ID:ZtBfgZGJBA
2番手
926 :
ダンナ
2025/11/07 22:58:53
ID:CB2yxhDadU
「まずは先頭にスカイ、二番手にライス。その後ろにルビーとスカーレット。これで800mを走ってもらう」
「なんでアタシが最後尾なのよ!」
何でも一番になりたいスカーレットが抗議する。
「そういう練習だからだ。ここは我慢してくれ」
今回の目的はライスが一番力を発揮出来る状況を探す事。
もちろん、スカーレット達にも有益なトレーニングになるようにはしている。
「・・・スカイ、ちょっと良いか」
スカイに耳打ちする。
「ふむふむなるほど。やってみますよ〜」
「ライス!コーナーでもスピードを維持するんだ!」
「ふっ、くっ!」
スカイにはあえて最高スピードを出さないようにしてもらっている。
スカイならライスにそれがバレないように走れる。
「よし、一分休んで二本目行くぞ」
一本目のライスの伸びはそこまで良くなかった。
「次はスカーレットが先頭、二番手はライス。そしてスカイ、ルビーの順でスタートだ」
順番を変え、同じコースを走る。
今度は耳打ちしていないが、スカーレットは全速力で走る。
「ライス!全力で追え!」
ライスの姿勢が少し低くなり、キレのある加速を見せる。
そのままスカーレットを差し切った。
「これで分かった。ライスは強敵をマークすると強くなる」
ライスシャワー達が次に走るコースは
>>927
(芝またはダート)
927 :
あなた
2025/11/07 23:00:00
ID:Se9rUkpHEA
ダート
928 :
お姉さま
2025/11/08 22:48:35
ID:IMuadty1Yo
ライスが最も輝く状況。
それは強い光に手を伸ばす時。
「特定の相手が前にいると、その相手を無意識にマークしていたんだと思う」
実力者の動きを注視し、すぐに反応出来るように立ち回るのはよくある作戦だ。
ライスの場合、強く意識する相手がいれば勝手にその作戦を取っていたのだろう。
狙ってやっている訳ではないので、マークすべき対象が複数いれば意識が分散してしまうし、視界に入っていない間は意識そのものが出来ない。
「もっと早く気付くべきだった。そうすれば、もっと勝たせてあげられていたかもしれない」
「ううん、お兄さまは悪くないよ。ライスの方こそ、上手く言葉に出来てたら・・・」
「肝要なのはこれからの事かと」
ルビーが流れを断ち切る。
「・・・そうだな、ありがとう。過去の後悔は一旦置いておこう。とにかく今はトレーニングだ」
場所を変え、ダートコースに移る。
マークする事がキーになると分かった以上、追う展開に向けてパワーをつけなければならない。
「具体的な作戦はこれから決める。とりあえず今は追い抜くパワーを鍛えよう」
今日のダートコースは湿っていて踏み込みに力が要る。
929 :
トレーナー
2025/11/08 22:48:41
ID:IMuadty1Yo
瞬発力を鍛えられるはずだ。
「ルビーが加速したら、すぐに同じだけ加速するんだ。あ、仕掛けるタイミングを先読みするのは無しだぞ」
ルビーにはランダムなタイミングで加速するように頼んである。
ライス、スカーレット、スカイはそれに素早く反応して加速しなければならない。
「んっ!?」
ライスはルビーの加速に一瞬遅れて反応した。
ルビーの蹴った砂がまだ空中に残っているくらいの早さで反応しなければ。
「もう一本!」
安定して出来るようになるまで繰り返す。
「よし、今日はここまでにしよう」
流石にスカーレットの反応速度は速い。
スカイとライスはもう少しといったところだ。
明日からもこのメニューは継続する事にした。
ライスシャワーに行うマッサージの部位は
>>930
(腕・背中・脚・足首のいずれか一つ)
930 :
ダンナ
2025/11/08 22:49:41
ID:2QLzceB4ls
足首
931 :
トレ公
2025/11/09 22:49:50
ID:J/TnY3950s
「最後尾からの追い込みは合わないか」
色々な走り方を試すのは以前からやってきたが、やはりライスに後方脚質は合っていない。
マークしたい相手との距離が離れやすく、最速で反応しても追いつけなくなってしまう。
「三番手から五番手くらいにつけるのが理想だな」
先頭付近を走るウマ娘をマークすれば、ライスの強みは発揮しやすい。
しかし、一番マークしたい相手がライスより後ろに位置取る事は珍しくない。
これまでライスが最後に伸びづらかったのは、この課題を克服出来ていなかったからだろう。
「たっ!」
色々なタイプのウマ娘に併走を頼み、追う練習を繰り返すライス。
スパートを何度も行っているような、苦しい練習が続いている。
「一度休憩しよう」
「お兄さま、ライスまだ大丈夫だよ」
「いいや、負担をかけ続けるのは良くない。限界を超えてからじゃ遅いんだ」
身体の限界を超えると故障してしまう。
長く走ってもらいたいからこそ、適度に休ませなければならない。
「そこに座ってくれ。足首をマッサージするよ」
シューズを脱がせ、足首周りをほぐしていく。
加速する時はどうしても足首に負担がかかってしまう。
痛みをかばって変な癖がつく前に、感覚をリセットさせておく。
「痛くないか?」
「ううん。ちょっとくすぐったいけど・・・」
ライスはあまり柔軟性が無いので、関節のストレッチは念入りに行う。
「ありがとうお兄さま」
「このくらいトレーナーなら当然の事だよ。さぁ、もう少し走ろうか」
「うん!頑張る!」
ライスシャワーの併走相手は
>>932
(ダイイチルビー・セイウンスカイ・ダイワスカーレット・マヤノトップガン以外の、登場済みのウマ娘一人)
932 :
あなた
2025/11/09 22:50:50
ID:2.zE0nfNLo
スピードシンボリ
933 :
使い魔
2025/11/10 22:44:37
ID:StcCR6ze56
ジャパンカップの日はすぐそこまで近付いてきている。
ライスは終盤力を強化するメニューを継続していた。
「やあトレーナー!ライスシャワー!今日も気合い入っているな!」
佐岳さんがトレーニングの様子を見に来てくれた。
プロジェクトL'Arcでの海外遠征中でなくても、こうして顔を出してくれるのはありがたい。
次の凱旋門賞への挑戦は既に始まっているのだ。
「少しだが差し入れだ。欧州で人気のフレンチおにぎりっていうヤツなんだが」
日本の文化が海外で独自の進化を遂げ、逆輸入されて戻ってくる事もある。
このフレンチおにぎりには海苔の代わりに生ハムが巻かれていた。
「わぁ、美味しそう!」
「ありがとうございます。ちょうど休憩にしようと思っていたんですよ」
互いの近況について語りながらおにぎりを食べる。
「そうだ、これ以外にも良い差し入れがあるんだ。・・・そろそろだな」
首を傾げていると、見覚えのあるシルエットが見えた。
「はは、気に入ってくれると良いのだが」
スラリとした細身の女性。
トレセン学園のジャージを着ているが、学生には見えないほどのオーラがあった。
「スピードシンボリさん!?」
「やぁ。年甲斐も無く走りたくなってしまってね、少し付き合ってくれないだろうか?」
併走トレーニングで走る距離は
>>934
(1000m〜2400m)
934 :
アンタ
2025/11/10 22:51:30
ID:h.C8rrOUB.
2400m
935 :
お姉ちゃん
2025/11/11 22:54:41
ID:.bO43H281Q
もちろん既に現役は退いているが、あのスピードシンボリであればまだ走れるのでは、とさえ思えてしまう。
「よ、よろしくお願いします!」
今のライスはジャパンカップ前で仕上がった状態。
いわばライスシャワー史上最強だ。
流石のスピードシンボリさんでも、今のライスとまともに競い合うのは難しいはず。
「あの、ハンデは・・・」
失礼だとは思いながらも尋ねようとする。
「ああ、無くて良い。これでも、今も欠かさずトレーニングしているんだ。少しの間ならあの頃に近い走りも出来るだろう」
距離は2400m。
左回り、バ場状態は良。
時代を超えた夢の対決が始まる。
「スタート!」
佐岳さんの声と同時に、二人が飛び出した。
本来スピードシンボリさんは差しが得意なウマ娘だが、一対一の併走ではその限りではないようだ。
お互いに先頭を譲らない。
激しく競り合い、ぐんぐん加速していく。
「ははっ!あの頃を思い出すな!」
「すごい、レース映像のままだ」
当然スピードシンボリさんの過去のレース映像は何度も観た。
衰えはまるで感じられない。
「気炎万丈!流石の気迫だな!」
ライスはスピードシンボリさんをマークしていた。
まるで獲物の急所を狙うかのように。
トレーニング後に向かう場所は
>>936
(温泉施設またはレストラン)
936 :
トレーナーさま
2025/11/11 22:55:41
ID:fLt5s5z2PU
温泉使用のスーパー銭湯
937 :
アナタ
2025/11/12 22:53:53
ID:r4bZCx0kpg
「仕掛けた!」
スピードシンボリさんの姿勢が低くなる。
滑らかに加速し、最終コーナーをするすると上がっていく。
「これにも反応するとは」
ライスは少しも離される事無くぴったりとついていく。
加速を読んでいた訳ではなく、相手の動きに超反応したのだ。
「良いぞ、相手にプレッシャーをかけられている」
真後ろや真横を走られると心理的に圧がかかる。
圧をかけられ続ければ、本来のパフォーマンスを発揮しにくくなる。
「あのスピードシンボリにプレッシャーをかけられるなんて、やっぱりすごいな」
強者に通じるだけの圧をかけられるのは同等以上の実力者だけ。
ライスの眼光はさらに鋭くなった。
「きっ!」
最終直線、ついにライスが抜け出した。
ここまで来れば前に向かって走るだけで良い。
そのままライスが先にゴールした。
「お疲れ様。良い走りだった」
「えへへ、ありがとう!自分でも、上手く出来たと思う」
スピードシンボリさんも、息を整えながらライスを称える。
「久しぶりに昔の輝きを思い出せたよ。ありがとう。・・・それにしても、やはりキツいな」
笑いながらも、かなり疲れているようだった。
「もしこの後時間があるようでしたら、お連れしたい場所があるのですが」
「君の勧める場所か。良いだろう、面白そうだ」
「どこに行くんだ?」
疲れた身体を癒す場所と言えば。
「スーパー銭湯です!」
銭湯に引かれた温泉の効能は
>>938
(身体のどの部位に回復効果があるか)
938 :
トレーナーさん
2025/11/12 22:54:53
ID:JUTMYXB34U
筋肉痛・関節痛の回復
939 :
トレーナー君
2025/11/13 22:56:19
ID:Vi5ONqi6oQ
今日はお休み
940 :
貴様
2025/11/14 22:58:32
ID:dRfGgb/Nxc
「へぇ、温泉が引かれているのか!」
スーパー銭湯ではあるが、少し離れたところから温泉が引かれている。
わざわざそのような非効率な事をしているのは、それ相応のメリットがあるからだ。
「ここのお湯は筋肉痛と関節痛によく効くらしいです。トレーニング後にはうってつけだと思って」
疲労が溜まったままだと、トレーニング効果が減少し怪我のリスクは高まる。
こうやって回復させるのはとても重要だ。
「お兄さまは一緒に入れないの?」
「ここでは無理かもな・・・」
水着着用で男女混浴の場合もあるにはあるが、ここは違うようだ。
「わぁ!広い!」
「こういった場所に来るのも久しぶりだな」
単に広いだけでなく、ジェットバスや岩盤浴も出来る。
ウマ娘の利用者も多いようだ。
「ここ、良いかしら」
小さめの浴槽に浸かって温まっていたライス。
別の利用者が入ってきた。
「ど、どうぞ!」
ライスは少し詰めて座り直した。
入ってきたのは雰囲気のあるウマ娘。
顔立ちからして海外のウマ娘らしいが、操る日本語は流暢だった。
「貴方、走るのは好き?」
唐突な質問だったので、ライスは驚いた。
「ひゃ、はい!」
「ふふ、そう見えたの。貴方の身体には熱があったから」
ライスはその言葉の意図がよく分からなかった。
「・・・お風呂に入ってるから、じゃないのかなぁ?」
その後は特に会話も無く、自然と入浴は終わった。
「何だったんだろう・・・。でも、キレイな人だったなぁ・・・」
風呂上がりにする事は
>>941
(テレビを観る・飲み物を飲むのどちらか)
941 :
アナタ
2025/11/14 22:59:32
ID:xiuALquZiQ
腰に手を当て、良く冷えたビン牛乳をぐいっと飲む
942 :
トレぴ
2025/11/15 23:02:26
ID:f7pSlW.Kw2
風呂上がり、ライス達と合流する。
「良いお湯でしたね」
「ああ!身体の芯から温まった!」
佐岳さんの顔は赤みを帯びていて、少し子供っぽくも見える。
「ふぅ」
スピードシンボリさんは早速マッサージチェアでくつろいでいた。
「ライス、何か飲むか?何でも良いぞ」
「やったー!えっと、じゃあこの牧場牛乳にしようかな」
昔ながらのビンに入ったシンプルな牛乳。
シンプルだからこそ、何度も味わいたくなる。
「腰に手を当ててぐいっと飲むのが醍醐味だ!」
「こ、こう?」
ライスも真似をして飲む。
よく冷やされた牛乳が火照った身体を程良く冷ましてくれる。
「面白い文化ね」
一人のウマ娘が同じく真似をして牛乳を飲んだ。
「あ、さっきの」
ライスは入浴中もこのウマ娘に会ったようだ。
どこかで見た事があるような気がして、記憶を掘り起こす。
「・・・あ!」
「ど、どうしたのお兄さま?」
褐色の肌、しなやかな髪、そして放つオーラ。
既視感の正体に辿り着く。
「・・・リガントーナ!?」
フランスで活躍するウマ娘、リガントーナ。
「もしかして・・・」
「ああ。ジャパンカップに出走するウマ娘だ」
ジャパンカップ当日のバ場状態は
>>943
(良・稍重・重・不良のいずれか)
943 :
トレ公
2025/11/15 23:03:30
ID:H4eaS1GM/w
良
944 :
貴様
2025/11/16 22:56:08
ID:6hm5X0ceaQ
「楽しみに待っているわ。日本のウマ娘の熱を感じさせてくれるのを」
正体がバレたから逃げたという訳ではなく、自分のタイミングで去ったようだ。
悠々とした振る舞いは強者の余裕を感じさせる。
「マヤノさんだけじゃなくて、リガントーナさんも・・・」
「竜虎相搏の場にさらにもう一傑が加わるとは。より面白くなりそうだ」
スピードシンボリさんのワクワクが顔によく現れていた。
「この前は日本のウマ娘が海外に挑んだ!今度は海外のウマ娘が日本に挑みに来た!まさにロマンだな!」
お互いがまだ見ぬ強者を求めて世界に挑戦している。
今回は迎え撃つ側だが、決して油断は出来ない。
アウェイな環境ではあるが、海外勢がジャパンカップに勝利した事は何度もある。
コースの差はもはや埋められてしまっていると考えるべきだ。
「ジャパンカップはもうすぐそこだ!日本のウマ娘、そしてライスシャワーの意地を見せてやろう!」
「うん!」
当日の天気は快晴という予報。
きっと気持ち良く走りやすいバ場になるだろう。
世界と日本の頂点を決めるレースにうってつけだ。
「頑張るぞー!おー!」
「おー!」
ジャパンカップでのリガントーナの枠順は
>>945
(1〜16番)
945 :
あなた
2025/11/16 22:57:08
ID:eVeR.avEnI
1番
946 :
大将
2025/11/17 22:50:23
ID:KIfrIwUlzQ
「みんなー!マヤだよー!今日は応援よろしくねーっ!」
「キャーッ!マヤちゃーん!」
「絶対勝てよー!」
ジャパンカップ当日。
観客席に向かってサービスするマヤノトップガン。
彼女はレースでの強さだけでなくその愛嬌でも人気を博している。
「おおっ!リガントーナだ!」
「すげぇ、本物だ・・・」
フランスで数々のレースを勝利したウマ娘、リガントーナ。
豪快かつ鮮やかな追い込みは人々の脳裏に焼き付いている。
「1番リガントーナ。マヤノトップガンに次いで2番人気です」
「調子は良さそうですね」
落ち着いて見えるが、燃えるように情熱的なオーラを放っている。
「2番ライスシャワー。今日は3番人気です」
ライスが登場した。
「ライスさーん!」
スカーレットが声を飛ばす。
「ライスシャワーかぁ。うーん、実力はあるんだけど、勝ち切れないっていうか・・・」
「あ、でもニエル賞の時はすごかったな。またあんな風に勝ってほしいけど」
確かに、ライスの勝利数はそれほど多くない。
惜しいレースが多く、決定打に欠けているように見えただろう。
だが今は違う。
相手をマークする意識を高めた事により、ライスの終盤力は大幅に上昇した。
きっとこのレースでもトレーニングの成果を見せてくれるだろう。
「さぁ各ウマ娘、ゲートに収まりました。今・・・スタート!」
レース序盤のマヤノトップガンの位置は
>>947
(1〜16番手)
947 :
トレぴっぴ
2025/11/17 22:56:00
ID:NMx5qPwPOA
6番手
948 :
お兄ちゃん
2025/11/18 22:38:45
ID:rtlv/4uNcI
「揃ったスタートを切りました!ハナを狙うのは6番と11番。8番も来ました」
「概ね予想通りですね。マヤノトップガンはどの位置を取るのでしょうか」
変幻自在の脚質とスタミナにより、マヤノトップガンは中長距離のレースで活躍してきた。
その動向に注目が集まるのは当然だ。
「えーマヤノトップガンは5番手いや6番手でしょうか。先頭集団から少し離れたところにいます」
今回は先行策を取ったらしい。
「その後ろにいるのは2番ライスシャワー」
「マヤノトップガンがよく見える位置につけていますね」
このポジションはかなり良いと言える。
マヤノトップガンを常にマークしながら走れる上、リガントーナよりも前を走れる。
持久力と末脚をバランス良く発揮出来るだろう。
「ポジションはだいたい決まりましたねー」
「ええ。おそらく後半まで動かないかと」
このジャパンカップは2400mのレース。
中距離にカテゴリ分けされる中では最長だ。
前半は無理にポジション争いをせず、温存するのはメジャーな作戦だ。
「リガントーナは最後尾から二番目。全体を見ながら機を窺っています」
「末脚にかなりの自信があるようですね」
わざわざ最後尾付近に位置取るのは、それがベストだと考えるから。
直感なのか計算しているのかは分からないが、勝ち筋を導き出せたからそうしているに違いない。
「まだまだ油断は出来ないぞ」
最初に仕掛けたウマ娘は
>>949
(マヤノトップガンまたはリガントーナ)
949 :
お姉ちゃん
2025/11/18 22:40:00
ID:izayjGOI1M
リガントーナ
950 :
トレーナー君
2025/11/19 22:49:22
ID:B8qrWWsaGo
今日はお休み
951 :
トレ公
2025/11/20 22:45:02
ID:FwezKqNNWU
「集団はやや縦長になり、そのまま第三コーナーへ!」
ペースは少し速く、展開は少なかった。
しかしここで状況が大きく動いた。
「おおっと!リガントーナが外に出た!上がっていく!」
集団が横に広がっていないおかげで、外を回っていってもロスは最小限に抑えられている。
「うんうん、分かってたよ」
マヤノトップガンの耳が動く。
しかし速度は変わらない。
あくまで自分の作戦を貫き通すつもりらしい。
「もうあんなところまで!?」
スカーレットが目を丸くする。
凄まじい末脚の持ち主と走った事は何度もあるはずだが、客観的に見るとまた感じ方も違ってくる。
最終コーナーに入る直前、マヤノトップガンが仕掛ける。
「マヤノトップガン!ここで前に出た!」
溜めていた脚を予定通り解放する。
理想的な位置でのスパートだ。
「あっという間に先頭!後続と差をつけて・・・いや、ライスシャワーがすぐ後ろから追っている!」
一着と二着のウマ娘の着差は
>>952
(ハナ差〜2バ身)
952 :
ダンナ
2025/11/20 22:46:02
ID:aNjVnOcjsY
ハナ差
953 :
モルモット君
2025/11/21 22:49:42
ID:fVfsG2fXWs
「ぴったりくっついて来てる・・・っ!」
マヤノトップガンは戦慄する。
後ろから感じる強烈な殺気。
まるで背中に刃を向けられているかのように、緊張感が張り詰めている。
「そんな熱さも持っているのね」
リガントーナが後ろから猛追する。
先頭二人を捉えた。
『さぁ!もっと感じさせて!』
二段階目の加速。
リガントーナが先頭に並ぶ。
マヤノトップガンはまだ粘る。
「やああああああああ!」
マヤノトップガンは最後の力を振り絞り速度を上げる。
「残り200!」
ライスもそれに反応した。
しかし加速量は勝っている。
「抜いた!」
「行けぇぇぇぇぇっ!ライスゥゥゥゥゥッ!」
もう追うフェーズは終わった。
後はゴールに向かってただ全力を出し切るだけ。
「うううううううう!あああああああああああああ!」
ライスは前だけを見ていた。
左にはマヤノトップガン、右にはリガントーナ。
どちらの脚もまだ衰えない。
だが、ライスの視界にはその二人は映らなかった。
「マヤノトップガンか!ライスシャワーか!リガントーナか!」
ほぼ横一線、並んだゴール。
僅かに抜け出していたのは。
「ライスシャワー!ライスシャワーが一着だ!」
「うおぉぉぉぉぉぉっ!」
ハナ差、ほんの少しの差でライスが先にゴールしていた。
二着になったウマ娘は
>>954
(マヤノトップガンまたはリガントーナ)
954 :
トレーナーさん
2025/11/21 22:51:00
ID:VJnpftM39M
マヤノトップガン
955 :
お前
2025/11/22 23:03:00
ID:h/v6Ift/.w
「か、勝っ、た・・・」
ライス自身は、数十秒遅れて勝利を知った。
満員の観客がライスに向けて声援を送っていた。
「ライスーッ!すごかったぞーッ!」
「かっこよかったよー!」
ライスは観客席の方へ向き直り、その声援を正面から受け止める。
多くの声が混ざっているはずなのに、ライスはその声を聞き分けられた。
「ライス!」
観客席から飛び出した。
GI勝利は何度経験してもその喜びが色褪せない。
何度担当ウマ娘達が勝利しても、そのレース自体を勝ったのは初めてだからだ。
「お兄さま!」
ライスが乱れた歩調で歩み寄ってくる。
両手でしっかりと肩を支えた。
「本当によく頑張った!これまでの努力が実を結んだな!」
「うん!ライス、ライスね、頑張って良かった!だって・・・」
観客席にいる一人一人の表情が見えた。
必ずしもライスだけを応援していた訳ではないはずなのに、皆笑っている。
圧巻のレース、それを見られて幸せだったと顔が語りかけていた。
「皆がこんなに幸せそうだから!」
笑っていたのは観客だけではなかった。
「おめでとうライスさん!マヤ、全力だったのに敵わなかったよ」
悔しさはあるが、同時に清々しさもあるようだった。
二着となったマヤノトップガン。
ここまで仕上げたライスでも、ハナ差しかつかなかった。
「良い走りを感じさせてくれたわね。ありがとう」
リガントーナは三着。
これもほぼ同着だった。
「ライス!ライス!ライス!」
ライスシャワーコールは続いていた。
ライスシャワーと食べる物は
>>956
(夕食)
956 :
アンタ
2025/11/22 23:07:00
ID:X1Jmq70cV.
ビーフストロガノフ
957 :
マスター
2025/11/23 22:56:43
ID:.Ft9Q1XL.I
「ここで今輝きたい」
「いつかは憧れも君も越えていくよ」
ウイニングライブ終了後、ライスは控え室で着替えていた。
「どうしました?ライスさん」
ライスは勝負服を見て止まっていた。
「えっとね、やっとこの勝負服を勝たせてあげられたなぁって思ったんだ」
ライスにとって初めてのGI制覇。
レースで勝負服を着るのはGIの時がほとんどなので、この勝負服にとっては初勝利になる。
感慨にふけっているライスだったが、その雰囲気は自分の腹の虫が変えてしまった。
「えへへ。お腹空いちゃった」
「それならどこかに食べに行きましょ!トレーナーにも行っておきますね!」
スカーレットが勢い良く出ていった。
「それなら、ちょうど良いところがあるぞ。この前佐岳さんにオススメされたレストランがこの近くにあるらしいんだ。良ければそこに行ってみないか?」
「・・・アンタ、アタシ達の知らない所で佐岳さんに何回会ってるのよ」
スカーレットの目が鋭くなったように感じた。
「どれにしようかなぁ」
ライスはメニューを見て目を輝かせる。
やって来たレストランは、ロシアや北欧の料理を中心に扱う店で、美味しいのにリーズナブルと評判らしい。
「ビーフストロガノフか。美味しそうだ」
「じゃあライスもそれにする!あとこれとこっちも・・・」
ライスの胃袋ならメインディッシュを複数頼む事も容易だ。
「トレーナーさん、代金の方は」
ルビーが心配そうに尋ねる。
「大丈夫。こういう時のために給料を貰ってるんだから」
L'Arc代表交流戦に参加するウマ娘は
>>958
(ヴェニュスパーク・リガントーナの内0〜2人)
958 :
トレーナー君
2025/11/23 22:58:00
ID:pugutSlz2E
ヴェニュスパークとリガントーナの両方
959 :
トレーナー君
2025/11/24 23:01:56
ID:t4DN9wEl7c
目標であるジャパンカップは勝利した。
そろそろ次の目標について考え始めなければならない。
「まず、凱旋門賞が大きな目標だな。そうなると7月からは海外遠征だ」
一番の目標から逆算してローテーションを考えていく。
半年以上先の海外遠征だけをモチベーションにトレーニングし続けるのはかなり難しい。
「海外遠征までに二つレースを挟もうと思う。まずは年末のL'Arc代表交流戦」
VRウマレーターを使い、フランスのウマ娘と競う模擬レース。
日本勢とフランス勢、互いの実力を見極め合う機会になるだろう。
「そして天皇賞・春だ。ライスにぴったりの長距離レースだからな」
ライスのスタミナを活かせる3200mのレースを逃す手は無い。
「うん。ライスもそれが良いと思う」
「よし、まずは交流戦に向けて頑張ろう!」
インタビューを受けるウマ娘は
>>960
(ヴェニュスパークまたはリガントーナ)
960 :
使い魔
2025/11/24 23:02:56
ID:tdFq0m5RQA
リガントーナ
961 :
お兄ちゃん
2025/11/25 23:01:54
ID:Ft8kW6EavE
『リガントーナさん。ジャパンカップの結果をどのように捉えられますか?』
『日本には私の感じた事の無い熱があったわ。あの瞬間、あの場所では私の熱は彼女らに及ばなかった。でも、おかげで私はさらに燃え上がれそうよ』
リガントーナは帰国後、各メディアの取材に忙しく対応せざるを得なかった。
本人としてはインタビューや記者会見が特に嫌いな訳ではないが、わざわざ何度も受けたいものでもなかった。
『私はこれで』
強引にインタビューを打ち切ろうとする。
休息でもトレーニングでもない時間はリガントーナにとって何の温度も感じないものだった。
『さ、最後に一つだけよろしいでしょうか!』
若い記者が飛び込むように叫ぶ。
リガントーナの凛々しい眼差しを受けて、萎縮しながらも勇気を振り絞って質問する。
『次のレースは・・・!』
『そうね・・・日本との交流戦、かしら』
記者達がざわめく。
ジャパンカップは終わった。
それでもまだ日本のウマ娘と走りたいと思わせる何かがある。
『楽しみにしているわ』
ライスシャワーと次に行うトレーニングは
>>962
(スピード・スタミナ・パワー・根性・賢さのいずれか)
962 :
貴様
2025/11/25 23:03:00
ID:rYLNJmUby.
賢さ
963 :
使い魔
2025/11/26 22:43:26
ID:ie5pOwiY4Y
今日はお休み
964 :
貴方
2025/11/27 22:59:03
ID:DKQqlQ3q2Q
年末の交流戦に向け、トレーニングを行う日々。
忙しくも充実しているように感じられる。
しかし、世の中はレースやトレーニングだけで回っている訳ではなかった。
「うぅ・・・お、お兄さま」
ライスはか細い声で言った。
持っているのは大量の教科書や問題集、プリント。
「最近忙しくてあんまり進められてなかったんだ。だからこんなに溜まっちゃって・・・」
冬休みや期末テストを前にして、課題が山積みになってしまったようだ。
ライスは無計画な性格ではないが、少しトレーニングに生活の比重を重く置き過ぎてしまったらしい。
「勉強とトレーニングのバランスを考えられていなかったのは俺の責任でもある。出来る限り手助けするよ」
「ありがとう!分からないところがあったら聞くね」
普段まとまった時間を取って勉強を教える事はあまり無いので、この機会に一気に進めてしまおう。
「そこはこっちの公式を使わないと」
「わ、ほんとだ」
自分が教わった時の事も思い出しながら、サポートをしていく。
まずはライス自身が考えた上で、分からないところを助けるのが重要だ。
「あ、そこはひっかけですよ〜。問題文をよく読んでみて下さい」
「各地の歴史を紐付けて覚えるように」
「ふしゅう・・・」
ルビーとスカイも途中から加わり、三人で教えていく。
ルビーはともかく、下級生であるスカイがライスに教えるのは少し変な気もする。
ライスはパンクしそうになりながらも懸命に机に向かい続ける。
「ライスさん!そろそろ休憩しましょ!」
スカーレットが紅茶を持ってきた。
集中力を持続させるためにも休憩は必要だ。
紅茶の種類は
>>965
965 :
トレぴ
2025/11/27 23:01:03
ID:NPTkT2x.2.
ニルギリ茶葉のレモンティー(温)
966 :
お前
2025/11/28 22:47:43
ID:uDNKmDB3vQ
スカーレットが用意したのは暖かいレモンティーだった。
レモンの香りにはリフレッシュ効果もある。
「いただきます!」
あまり酸っぱくなく飲みやすい。
「ニルギリですか」
「そうなんです!タキオンさんにたくさんいただいたんですよ!」
紅茶の茶葉にはいくつも種類があり、もちろんそれぞれ特徴が異なる。
ニルギリは優しい香りとスッキリした口当たりの紅茶。
特別紅茶に詳しい訳ではないが、良い茶葉を使っている事は何となく分かった。
「そうだ、この前貰ったマドレーヌがその辺りにあったはず」
トレーナーにはコネクションも大事。
色々な人と会う中でお菓子などを貰う事もある。
「ちょうど良いじゃないですか〜。糖分補給も大事ですからねー」
トレーニングも勉強も、長く続けるためには適度な休息が必要。
レモンティーとマドレーヌで一息ついて、その後の勉強も集中して取り組む事が出来たようだ。
ライスシャワーが獲得するスキルは
>>967
(先行または中距離で発動する回復スキル・ただし固有スキルや進化スキルは不可)
967 :
トレぴっぴ
2025/11/28 22:51:43
ID:hd/j5DClJ.
レースプランナー
968 :
あなた
2025/11/29 22:58:22
ID:jcVrpPFeDk
「終わったー!」
勉強は一段落。
天井に向かって身体を伸ばすライス。
「よく頑張ったな」
「これからはあまり溜め込まないように」
「うんっ、気をつけます」
何事もコツコツと地道に続けるのが大事。
計画的に行動するのはきっとレースにおいても役に立つはずだ。
「そうだな・・・明日はペース配分を考え直して・・・」
「にゃは、いつも通り何でもトレーニングに結びつけてますね」
「トレーナーって皆こんな思考回路なのかしら」
ウマ娘のために常にベストを尽くそうとするのがトレーナー。
やり方に違いはあってもウマ娘の事を思い続けるのは同じだろう。
「はっ!」
翌日のトレーニングは、距離に応じて細かく速度を調整する練習を行った。
「ストライドは一定に!正確な時間と距離を覚えるんだ!」
レースでは普段以上の能力を発揮出来るが、それはベースとなる能力があってこそ。
地道な努力が強さに変わるのだ。
クリスマスパーティーに参加するウマ娘は
>>969
(ゼンノロブロイ・マンハッタンカフェ・ハッピーミーク・マヤノトップガンの中から一人)
969 :
アナタ
2025/11/29 22:59:30
ID:V0.PPzprcI
ゼンノロブロイ
970 :
トレ公
2025/11/30 22:54:48
ID:gNjJRjQWZU
「ライスさん、何を作っていらっしゃるんですか?」
「ビーフストロガノフだよ。クリスマスパーティーのために練習しようと思って」
寮のキッチンでライスは料理の練習をしていた。
チーム<アルタイル>のクリスマスパーティーでは、毎年豪華な料理が振る舞われる。
今年はライスも料理を作ろうと考えたのだ。
「良かったら味見してくれないかな?」
「はい、では」
たまたま練習しているライスを見かけたゼンノロブロイもそれに付き合う事になった。
「美味しいです・・・が、もうちょっとお肉は細かくした方が・・・」
料理の上手さは味付けだけで決まる訳ではない。
食材の切り方や火加減、さらには使う食器によっても変わる。
「今度はどろっとし過ぎているような気がします」
「確かにそうかも。何か量を間違えちゃったかな・・・」
ライスは試作を繰り返す。
出来たものは全て食べ切っているが、ライスはまだまだ満腹には程遠い。
「良いと思います!一番美味しいです!」
「本当!?やったー!」
ゼンノロブロイが的確に改善点を言語化した事で、不器用なライスでもビーフストロガノフを美味しく作れた。
「ロブロイさんもクリスマスパーティーに来てくれる?」
「お誘いありがとうございます!もちろん行きますね!」
ライスシャワーとトレーニングを行う場所は
>>971
(ダートコース・階段・プールのいずれか一つ)
971 :
トレピッピ
2025/11/30 22:56:00
ID:bVO5qmfWgY
プール
972 :
キミ
2025/12/01 23:00:13
ID:jg87ba2bqo
今日はお休み
973 :
あなた
2025/12/02 22:56:36
ID:cUQqlKAucQ
「うぅ寒い寒い」
スカイが最短距離でこたつの中に入っていく。
机に布団をかけただけの簡易的なものだが、エアコンの暖房と併用すればこれでも十分暖かい。
「こんなに寒いとトレーニングなんて無理ですよー」
「今日は特に冷えますね。風も強いですし」
確かにここまで寒いと身体は動きにくくなる上、モチベーションも下がる。
とは言えトレーニングは欠かせない。
「寒くないところでトレーニング出来ないかなぁ?」
「ではプールでトレーニングするのはいかがでしょうか」
「おお、その手があったな!よし、早速行こう!」
学園の温水プールなら、身体を冷やさずに動かせる。
「いっぱいだね・・・」
「考える事は皆同じだったか・・・」
ルビーの案が悪かった訳ではないが、利用者が多く動きにくそうだ。
「とりあえずあまりスペースを使わないメニューをやろう」
ライスシャワー達と行うトレーニングは
>>974
(潜水またはジャンプ)
974 :
アナタ
2025/12/02 22:57:40
ID:wLlCstvrCo
潜水
975 :
トレーナー君
2025/12/03 22:50:14
ID:uFLrCitvds
こうも利用者が多くては伸び伸びと泳ぐのは難しい。
そこで予定を変更し、泳がないメニューを行う事にした。
「何をするの?」
「潜水だ。息を思い切り吸って、限界まで水に潜る。シンプルだろ?」
肺活量は走る時にも非常に重要になる。
水の中なら、半強制的に呼吸を制限出来るため、肺活量アップのトレーニングにぴったりだ。
「ただし、絶対に無理はしないようにな。限界を超えて息を止め続けてもトレーニングにはならない」
「うん、分かった」
根性は大事だが、このトレーニングで伸ばすべきものではない。
今回の目的はあくまで肺活量アップだ。
「せーの!」
掛け声に合わせ、四人が水の中に潜る。
競い合っても良くないので、目は閉じさせている。
「ぷはぁっ!」
最初に顔を出したのはライスだった。
スタミナが持ち味のライスだが、心肺機能と言うより筋肉と骨が長距離に向いていた。
だからこそ、心肺機能には伸び代がある。
「しっかり息を整えてから、もう一回だ」
「すぅ、はぁ、すぅ、はぁ。すっ!」
潜水で持久力を強化する事が出来た。
プロジェクトL'Arc代表交流戦が行われるのは
>>976
(クリスマスより前またはクリスマスより後)
976 :
トレーナーさま
2025/12/03 22:51:15
ID:Z3qaj0g9uc
クリスマスの2日後(27日)
977 :
トレーナー
2025/12/04 23:04:07
ID:UEK8xvw5VI
「クリパうぇーい!」
「クリスマスは一週間後ですが」
今日は来週のクリスマスパーティーに向けて、買い出しなど準備をする。
無類のパーティー好きであるダイタクヘリオスとメジロパーマーが手伝いに来てくれていた。
ルビーも含め、四人で買い出しに向かう。
「ライス達自主トレなん?ヤバ、精出過ぎな!」
トレーニングは四人で別のメニューで行っている。
よって、今日のように休みの日がズレてしまう事も多いのだ。
「それじゃあまずは飾りだね!」
会場を飾り付けるものを色々と買う。
こういったものを選ぶのは彼女達の方が得意だろう。
「んじゃバカデカい星いくか!」
「これではアンバランスになってしまうかと」
完成図を空想しながらグッズを選んでいく。
今年も賑やかなパーティーになりそうだ。
「クリスマスのすぐ後には交流戦だからな。しっかり楽しんでもらえるようにしないと」
交流戦はクリスマスから二日後。
クリスマス気分が抜けないのは良くないので、逆にパーティーで完全燃焼させる。
交流戦を戦い抜き、晴れやかな気持ちで正月モードに入りたいものだ。
「うっは!お嬢マジ似合う!天使!」
「うんうん!やっぱり赤が似合うね!」
二人がルビーにサンタの帽子を被せていた。
ルビーの表情はあまり変わらなかったが、何となく目つきが鋭くなっているように感じる。
「ああ、可愛いぞルビー!」
「・・・ありがとうございます」
クリスマスパーティーに参加するウマ娘は
>>978
(未登場のウマ娘一人)
978 :
アンタ
2025/12/04 23:45:30
ID:BtF4jTH2zg
セントライト
979 :
使い魔
2025/12/05 23:04:33
ID:iv6FKBcjtw
早くもクリスマス。
今年もチーム<アルタイル>主催のパーティーが盛大に行われる。
「おおお!逃げ切った!」
「やった!マヤノさんが勝った!」
まずは有馬記念をリアルタイムで観戦する。
大きなモニターは無いが、借りてきたプロジェクターがその代わりを果たしている。
参加者全員で同じ熱狂を味わう事が出来た。
「3番です」
「るっしゃーいっ!私ビンゴですわ!」
ビンゴ大会はスカーレットの案だ。
カワカミプリンセスが獲得した景品は、ライスが選んだ特大の丼だった。
「11番です」
「あら、まあ。わたくしもこれでビンゴなのでしょうか」
いつの間にか参加していたそのウマ娘は、強大なオーラを放っていた。
しかし何故か空間に馴染んでいた。
「せ、セントライト、さん!?」
史上初のクラシック三冠ウマ娘。
現在はレース事業を陰ながら支援しているらしい。
招待した覚えは無いのだが、実物を目にした嬉しさがあれば大した問題は無い。
「すごい・・・本物だ・・・」
「オーラぱねぇ」
遅れて周りがざわざわとする。
「えっと、これが景品です」
セントライトに渡す景品は
>>980
(手渡せるサイズのもの)
980 :
相棒
2025/12/05 23:05:33
ID:6c0XGuL3Dg
腕時計
981 :
トレぴっぴ
2025/12/06 23:02:44
ID:A8FlzjbfWA
今日のために用意したプレゼント、それは腕時計。
ビンゴ大会の景品にする以上、誰に渡るかは分からなかったため多くの人が使えるような品にした。
あまり高級なものではないが、機能性重視でランニングなどに合うモデルを選んだ。
「これ、本当に貰ってよろしいのかしら」
「もちろんです。とは言っても、セントライトさんならもっと良いものをお持ちだとは思いますが・・・」
高級な腕時計は値段桁が想像の三つくらい多い。
「いいえ、ありがたく貰いましょう。うふふ、何と言っても貴方からの贈り物ですから。わたくし、貴方の大ファンですのよ?」
セントライトさんは少女のように笑った。
「お、料理が出来たみたいですね」
スカーレットとライスが腕によりをかけて作った料理。
運び込まれた皿の一つ一つに温かみを感じられる。
「このビーフストロガノフ、ライスが作ったんだ。今日のためにいっぱい練習したから、ちゃんと出来てる・・・と良いな」
「大丈夫!もう美味しそうだ!」
見た目と匂いだけで食欲がかき立てられる。
「どう?」
ライスが少し不安そうに見守る。
「すごく美味しい!なんて言うか・・・深みがある!」
上手く表現する事が出来ないが、とにかく美味しいと伝えたい。
「えへへ、良かったぁ。お兄さまがそう言ってくれるだけで、すっごく嬉しい!」
参加者達が色々な料理を食べ、その全てを絶賛している。
レース以外の<アルタイル>の良さも知ってもらえたはずだ。
「またふっくらしてしまいますわね。ふふふっ」
セントライトさんにも好評のようだった。
クリスマスパーティー後に出かける場所は
>>982
(夜に行ける場所)
982 :
トレーナーちゃん
2025/12/06 23:04:00
ID:THQKjO3SZY
キレイな夜景が一望出来る展望台
983 :
トレピッピ
2025/12/07 23:01:12
ID:dvJhK5Tqqo
「んじゃ次のパーリィ行っとくっかー!」
「うぇいゴー!」
チーム<アルタイル>のクリスマスパーティーは少し早めの時間に終わった。
ダイタクヘリオス達はこの後も色々なパーティーを渡り歩くようだ。
「楽しかったな」
「うん!来年もやりたいな!」
参加者達を見送り、片付けに入る。
「お嬢様、ここは我々が」
「是非皆様とご一緒に」
ルビーの家の使用人達がぞろぞろと入ってきた。
「・・・ありがとうございます。では、お言葉に甘えて」
「良いんですか?ありがとうございます」
最後はチームメンバーだけでクリスマスを楽しんでほしいという粋な計らいだ。
五人で街に出た。
「わぁ!キラキラしてて綺麗ね・・・!」
「あそこ!ウマ娘の形になってますよ!」
イルミネーションに彩られた夜の街は非日常感を増大させる。
「そう言えば・・・」
セントライトさんが帰り際、あるチケットをくれた。
高層ビルの最上階にある展望台の利用チケットだ。
「これ、使えるの今日だけじゃない!」
「使わないともったいないよね。お兄さま、行ってみない?」
クリスマス限定のチケットのようだった。
「よし、行こう」
見るからに高級な感じのビルで、チケットを見せるとVIPのように応対された。
「すごいチケット貰っちゃいましたね。ほんと、何者なんですかセントライトさんって」
パーティーで楽しんだお礼という事なのだろう。
「わ・・・」
「絶景、ですね」
街を一望出来る全面ガラス張りのフロア。
星のように煌めく夜景は言葉が出ないほどの絶景だった。
ライスシャワーへのプレゼントは
>>984
(ネックレス・ブレスレット・指輪以外)
984 :
貴方
2025/12/07 23:06:06
ID:kSN6LVav4w
イヤリング
985 :
キミ
2025/12/08 22:59:30
ID:bVu7JmDJ3w
「ライスにプレゼントがあるんだ。いつも楽しい日々をくれるから、たまにはそのお返しをしたくて」
「そんな、ライスの方こそお兄さまにお礼したいのに」
このチームには、何となく風習のようなものがある。
クリスマスにアクセサリーを贈るのだ。
ウマ娘をさらに輝かせるための贈り物。
ある意味トレーナーという存在と似ているかもしれない。
「これって・・・」
「イヤリングだ。皆と一緒に選んだんだ」
ライスには内緒で、ルビー達と一緒にプレゼントを選びに行った。
色々と案を出してくれたが、結局自分で決めたイヤリングにしたのだった。
「わぁ、キレイ・・・!本当に良いの?」
「ああ。色々な帽子に合うようにシンプルなデザインにしたんだけど、気に入ってもらえて良かった」
ライスは帽子を被る事が多いので、帽子を邪魔しないようなものを選びたかった。
白っぽいリングに小さなオパールが付いている。
挟み込むタイプなので耳を傷付ける心配は少ない。
「ありがとう!一生大切にするね!」
「ふふん!これでライスさんもアタシ達とおんなじね!」
夜景だけでなく、ライスのイヤリングも輝いていた。
代表交流戦での天候は
>>986
(晴れ・曇り・雨・雪のいずれか)
986 :
ダンナ
2025/12/08 23:01:00
ID:3EodIqNvdM
晴れ(少しだけ雲あり)
987 :
トレーナーちゃん
2025/12/09 22:54:09
ID:tlxAJWikyg
今日はお休み
988 :
アネゴ
2025/12/10 22:54:13
ID:Sgkfifo5vM
クリスマスムードは一旦終わり。
L'Arc代表交流戦にて、フランスのウマ娘とレースをしなくてはならない。
互いの良い部分を吸収し、高め合うのだ。
「元気!でして良かったです!」
ヴェニュスパークと会うのは凱旋門賞以来だ。
VRウマレーター越しでも、その実力が上がっている事が放つオーラで分かる。
「今日は負けないよ!」
ライスはヴェニュスパーク相手でも全く気遅れしていない。
凱旋門賞後に成長したのはこちらも同じ。
特にジャパンカップでの激闘は普段のトレーニングの何倍も力になったはずだ。
「たくさんの炎が燃えているようね」
リガントーナは日本勢一人一人をじっくりと観察する。
凱旋門賞やジャパンカップに出走していないメンバーでも、海外勢に刃を食い込ませる力は持っている。
「日差しが強くなくて良かったです」
「ふすぅ。肌寒いから早く走りたい」
ここはVR空間のロンシャンレース場だが、天候やバ場は完璧に再現されている。
雲が直射日光を遮っているおかげで、今は安定した視界になっている。
「やはり・・・ここには来られないんだね」
マンハッタンカフェは独り言を呟いてからウォーミングアップを始めた。
「凱旋門賞よりも豪華なメンバーかもしれませんね」
「そうだな。ここで勝てば大きく前進だ!」
佐岳さんの言う通り、このレースに勝てば凱旋門賞の勝利もぐんと近付く。
本番に近いメンバーでの豪華なリハーサルが、今始まる。
レース中盤までのライスシャワーの位置は
>>989
(2〜9番手)
989 :
マスター
2025/12/10 22:56:30
ID:sVy/bED53E
4番手
990 :
お兄さま
2025/12/11 23:04:24
ID:5/oeRNfFMg
「今・・・スタート!」
先頭を行ったのは日本のウマ娘だった。
日本勢が一度も勝てていないレースで勝つには、これまでと違う事をしなくてはならないかもしれない。
今回は初めての逃げに挑戦したようだ。
「ライスは4番手。悪くない位置だ」
ペースはやや速め。
バ場状態は良いのでライスのスタミナならもつはずだ。
「ヴェニュスパークは中団。マンハッタンカフェはその後ろにいます」
後方は縦に伸びている。
中盤まではあまり競り合わず、最後の末脚勝負にかけるつもりだろうか。
「前の方はかなり位置取り争いが激しいな」
「ええ。いずれライスさんも巻き込まれてしまうでしょう」
5から8番手辺りは大混戦。
抜きつ抜かれつで熾烈なポジション争いをしている。
「っ」
ライスはそれに巻き込まれないようにややペースアップする。
この判断が吉と出るか凶と出るか。
一着と二着のウマ娘の着差は
>>991
(ハナ差〜2バ身差)
991 :
アネゴ
2025/12/11 23:05:24
ID:1/Iq.9MmXA
アタマ差
992 :
トレーナーちゃん
2025/12/12 23:07:58
ID:DQ2GkilG5k
全体のペースが上がる。
しかし、こういう場合は後ろより前の負担が大きい。
「ゼンノロブロイは前に行かない!逆にリガントーナが前に出る!」
このペースの変化にどう対応するかはそれぞれ違いがある。
ゼンノロブロイは自分のペースを守ろうとし、リガントーナはこの展開を利用しようとしている。
『もっと燃え上がりましょう?』
『私も混ぜて下さい!』
ヴェニュスパークとリガントーナが二人並んで前を目指して加速する。
たとえ同じ国のウマ娘でも二人のプレッシャーで相当走りづらいだろう。
「やぁぁっ!」
ライスもここで仕掛けた。
スペースが空いたのを見逃さなかったのだ。
「最終直線!先頭はヴェニュスパーク!リガントーナもその外にいる!」
ライスは3番手、ゼンノロブロイはその1バ身後ろ。
「むぅ」
ハッピーミークとマンハッタンカフェは垂れてきたウマ娘達にブロックされ前に出られない。
「ここでゼンノロブロイ!ライスシャワーをかわした!」
ライスの伸びが悪い。
やはり競り合いでスタミナを使い過ぎた事と、マークすべき相手が多過ぎた事がここに来て響いている。
「私だって!」
一番目立つ位置にいる事は少ないが、その実力と努力は本物。
展開と実力がぴったりと噛み合い、ゼンノロブロイが飛んでくる。
『こんな炎がまだ埋もれていたなんて。ふふ、また面白くなりそうね』
圧巻の追い上げ。
ゼンノロブロイがアタマ差で海外勢に勝利した。
ライスシャワーの着順は
>>993
(4〜8着)
993 :
お前
2025/12/12 23:09:00
ID:MR7lGviKD.
8着
994 :
トレーナーさま
2025/12/13 22:59:47
ID:96hEir0dAk
「はぁ、はぁっ、はぁっ」
ライスは8着という結果に終わった。
ただ、あまりに実力者が揃い過ぎていたため8着でも悪い結果とまでは言えない。
「やったなロブロイ!これは歴史に残る大勝利だ!」
「トレーナーさんっ!」
ヴェニュスパークとリガントーナを含むフランス勢にまとめて勝利。
GI以上にハイレベルなレースを制した事で、日本勢全体の希望は膨れ上がった。
「お疲れ様」
「お兄さま・・・ライス、負けちゃった」
今のライスはこれまでで一番強い。
それでも常勝出来ないのがレースというものだ。
「改善点はある。他のウマ娘からもたくさん学ぼう。そのための交流戦でもある」
「うん、そうだよね」
ライスは改めて他の出走者の様子を見た。
どことなく調子の悪そうなマンハッタンカフェ、トレーナーの元へゆっくりと歩いていくハッピーミーク、一人佇むリガントーナ、悔しそうに芝を睨むヴェニュスパーク。
「大丈夫、俺がライスを勝たせてみせるよ。凱旋門賞で!」
「・・・うん!ライス、ライスも!お兄さまに凱旋門賞をプレゼントするから!」
激しく切磋琢磨し合うライバル達。
そうして強くなり、最高峰の舞台で再び競い合うのだ。
「ここからだ」
次スレに続く
995 :
トレーナーさま
2025/12/13 23:00:30
ID:YnfXjhSM4.
次スレ期待してます
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