「ウン・スカとリリィ盗賊団」(ジロド・ベル)
1 : アナタ   2025/03/29 13:03:43 ID:1kduBhaBBo
最近のドーベルさんはノリにノッてるから執筆依頼も難なくこなせちゃうわ♬
え~っと…何々…

依頼者:ウエスタン・ズ・ハナ
「セイウンスカイさんがモチーフの主人公とニシノフラワーがモチーフのヒロインは貧しくも楽しく暮らしています。 その後なんやかんだで莫大な資産を持つキングヘイローモチーフのキャラが惨たらしく脂肪してその財産を受け継いで楽しく暮らせるという内容を童話形式でお願いします。」

・・・ふふ~ん、そんな内容ならお茶の子さいサ~イ♬

2 : 「ウン・スカとリリィ盗賊団」1   2025/03/29 13:09:53 ID:1kduBhaBBo
むかし むかし ある所にウン・スカというウマ娘が同じくウマ娘のシノフ・ラワと共に貧しくも仲睦まじく暮らしておりました。

そしてある日ウン・スカが何時もの釣りから帰る途中悪名高いリリィ盗賊団がいるではありませんか!
隠れて様子を見ているとリリィ盗賊団のボス、ティルイン・ラブがこう囁いたのです…
「ひらけ…にんじん!!!」

するとどうでしょう!!!
岩が動き出し、大きな穴が現れました。
なんと岩は洞窟だったのです!!!
3 : 「ウン・スカとリリィ盗賊団」2   2025/03/29 13:16:26 ID:1kduBhaBBo
>>2
盗賊団は中に入っていき、各地で盗んだ戦利品を洞窟に隠すとボスのティルイン・ラブが
「しまれ…にんじん!!!」
と囁くと岩が動き出して元通りになりました。

ウン・スカは盗賊団が立ち去ったのを確認した後で
「ひらけ…にんじん!!!」
と言ってみるとさっきと同じ様に岩が動きました!!!

おそるおそる中に入ってみると、そこには各地で盗んだと思われる金銀財宝が山の様に積まれていたのです!!!

ウン・スカは「詰み方も雑だし少しくらいなら持っててもバレないだろう」とリュックに金貨を詰めて
「しまれ…にんじん!!!」
と言って洞窟を戻して帰って行きました。
4 : 「ウン・スカとリリィ盗賊団」3   2025/03/29 13:26:53 ID:1kduBhaBBo
>>3
こうして家に帰ってみるとそこにはこの町一番の資産家にして町長を務めるグヘイ・ローと召使のルウ・ララがいたのです。

ウン・スカ「自分で言うのもなんですけど何でこんなみすぼらしい家に来てるんです?」
グヘイ・ロー「シノフさんが「とうとうお鍋に穴が空いて使い物にならなくなったのでお鍋貸してもらえませんか?」って頼まれていたから古い鍋をあげる事にしたのよ…」
ルウ・ララ「そしたらお礼にご馳走してくれるんだってさ!!!」
シノフ・ラワ「そう言う事です、おかえりなさいウンさん。 さあ、今日の夕食はもう出来上がっていますよ!!!」

こうして4人は仲良く美味しい料理を食べました。

(補足)登場人物は全てウマ娘です。
5 : 「ウン・スカとリリィ盗賊団」4   2025/03/29 13:36:15 ID:1kduBhaBBo
>>4
食事を終えてひと段落した所でウン・スカは今日あった出来事を話し、リュックに詰めた金貨を見せました。

シノフ・ラワ「悪名高いリリィ盗賊団がそんな方法で財産を隠していたなんて…」
ルウ・ララ「ウンちゃん、これ犯罪だよ? いくら相手が盗賊でも物を盗ったらダメなんだよ?」

ルウ・ララに咎められてウン・スカが申し訳なさそうにしているとグヘイ・ローが問いかけました。
グヘイ・ロー「ウンさん、その洞窟の場所を教えてくれない? この町の中にも盗賊団の被害者が多数いるわ…彼らの奪われた物を取り返さないと!!!」

グヘイ・ローにせがまれてウン・スカは場所と門の開け閉めの為の言葉を教えたのでした。
6 : 「ウン・スカとリリィ盗賊団」5   2025/03/29 13:49:01 ID:1kduBhaBBo
>>5
食事と情報のお礼をしてグヘイ・ローとルウ・ララは帰宅しました。
そして町の皆の財産を取り戻す為の準備をして洞窟に乗り込んだのです!!!

ルウ・ララ「私もグヘイちゃ…じゃなかったグヘイ様と行くよ~荷物持ち位なら出来るから~」
グヘイ・ロー「別に様付でなくてもかまわないわ…気持ちは有難いけど私達に万一があった時に伝えられる者がいないと困るのよ…ワカ・ミプリンさん、護衛件荷物運びのお手伝いをお願いね!!!」
ワカ・ミプリン「お任せやがれですわ!!! 盗賊など物の数ではありませんわ!!!」

そして洞窟にたどり着くと「ひらけ…にんじん」と叫んで洞窟に入り、あらかじめ作成しておいた被害状況書の通りに盗まれた財産を全て完璧に回収して洞窟を出ようとしました…

ティルイン・ラブ「あらぁ~どなたですかぁ?」
7 : 「ウン・スカとリリィ盗賊団」6   2025/03/29 13:55:21 ID:1kduBhaBBo
>>6
なんということでしょう!!!
洞窟の入り口にはリリィ盗賊団がいるではありませんか!!!

ティルイン・ラブ「町長が盗賊の上前をはねようだなんて世も末ですわねぇ…」
グヘイ・ロー「お黙り! 何としても盗まれた物は持って帰るわ!!! ミプリンさんやっておしまい!!!」
ワカ・ミプリン「うおおおー!!!ですわー!!!」

ワカ・ミプリンの奮闘で盗賊団を振り切りました…ですが…
グヘイ・ロー「ドジったわね…」
なんと! グヘイ・ローは足を負傷していたのです!!!
8 : 「ウン・スカとリリィ盗賊団」7   2025/03/29 14:02:33 ID:1kduBhaBBo
>>7
グヘイ・ローは全てを悟り、ワカ・ミプリンに自分が囮になるから町まで逃げて応援を呼びに行くように伝えました…

グヘイ・ロー「この足では逃げ切れない…貴女の力なら全ての物を持っても町までたどり着ける筈…早く! 捕まったら全てが無駄になるのよ!!! お行きなさい!!!」

ワカ・ミプリンは涙を零しながら一人走り去りました…
一方でグヘイ・ローは盗賊団の目を逸らす為にあえて盗賊団に発見されてから逃げるという方法を取ったのです…
その傷ついた足で…
9 : 「ウン・スカとリリィ盗賊団」8   2025/03/29 14:13:23 ID:1kduBhaBBo
>>8
大急ぎで町に逃げ帰ったワカ・ミプリンは屋敷に戻ってルウ・ララに事情を伝えました。
話を聞いたルウ・ララは怪我をしていたワカ・ミプリンに屋敷で治療する事を勧めてウン・スカの家に向かいました!!!

ルウ・ララ「私ひとりじゃ道も分からない… お願いだよ!!! グヘイ様を助けて!!!」
ウン・スカ「わかった!」
シノフ・ラワ「私も行きます!!!」

そうして町から出て少し先の森の奥でグヘイ・ローの死体が見つかりました…
おそらく盗賊団は財宝を奪い返されたことに腹を立てたのでしょう…
グヘイ・ローは全身を切り刻まれ、高価な装身具は全て剥ぎ取られた状態で磔にされていました。
・・・そこにはかつての高貴な町長としての姿は見る影もなかったのです…
3人は悲しみに包まれながらも死体を回収し町まで持ち運びました。
10 : 「ウン・スカとリリィ盗賊団」9   2025/03/29 14:20:07 ID:1kduBhaBBo
>>9
町長であるグヘイ・ローを失った町全体は悲しみに包まれました…
紆余曲折あって町長の座とグヘイ・ローの残した財産はウン・スカが全て受け継ぐ事となりました。

町長になったウン・スカはグヘイ・ローの最期の意志を継いで取り戻した財産を町の皆に帰し、町医者のネスタ・キオンにグヘイ・ローの死体を整える様に命じた上で盛大な葬儀を執り行いました。

かくしてウン・スカとシノフ・ラワは莫大な財産を手にして屋敷で召使のルウ・ララと護衛のワカ・ミプリンと共に幸せに暮らしましたとさ めでたしめでたし

・・・勿論そうなる訳がありませんでした。
11 : 「ウン・スカとリリィ盗賊団」10   2025/03/29 14:32:47 ID:1kduBhaBBo
>>10
リリィ盗賊団はグヘイ・ローの死体が無くなっている事に気が付きました。

ストン・マチャ「これは摩訶不思議なのです!!!」
プトウ・ショウ「拷問の際に使った秘術の影響かしら? きっとゾンビになって森を彷徨ってるのよ!!!」
ワスカ・レット「ちがうわ きっともりのどうぶつにほねさえのこらずたべられてしまったのよね」

ティルイン・ラブ「オッカ…貴女のご意見を聞かせて頂戴…」
オッカ「…おそらくは町の奴が死体を回収したんだろうな… それとさ…帳簿管理していたら、グヘイ・ローの奴が持って行った分より無くなっている金貨の数が多かったんだ…もしかしたら他の奴にも洞窟の合言葉が割れてるかもしれねぇ…」

ティルイン・ラブ「それは由々しき事態ね…グヘイ・ローが洞窟に入れたのもその者の手引きかもしれないわ。」
ワスカ・レット「はなしはきいたのよね わたしがいちばんにのりこんでしらべるのよね」

ワスカ・レットは町に向かって走っていきました。
12 : 「ウン・スカとリリィ盗賊団」11   2025/03/29 14:49:06 ID:1kduBhaBBo
>>11
町にたどり着いたワスカ・レットは町医者のネスタ・キオンを尋ねました。

ワスカ・レット「どうくつのあいことばをしっているやつをおしえてほしいのよね」
ネスタ・キオン「グレて盗賊団になってしまったワスカ君には、現在町長を務めて合言葉を使っているのを盗み聞きしたウン・スカが全ての始まりで屋敷に住んでいるとは口が裂けても言えないねぇ」
かくして屋敷にたどり着いたワスカ・レットは屋敷の壁に「きさまらのおいのちをちょうだいするのよね りりぃとうぞくだん」と書き記して洞窟に戻ってティルイン・ラブに報告しました。

そして盗賊団全員でで町に行ってみると屋敷の近隣の壁に同じ内容が書かれていたのです。
そう、壁の文字を発見したウン・スカが周辺の町民の協力を取り付けて同じ内容を書き記すように頼んでおいたのです!!!

ワスカ・レット「おかしいのよね わたしはいっけんにしかかいたないはずなのよね もじをかいたところがやしきなのよね…そっか!ぜんぶがやしきなのよね!!!!」
ティルイン・ラブ「そんな訳無いでしょー!!! …それになんでこんなバレバレの書き方をするのよ…こんな内容じゃ対策されて当たり前じゃないのよー!!!」
オッカ「ボス! 騒ぐと怪しまれる…ここは引きましょう!!!」

盗賊団は悔しがりながら町から去っていきました…
13 : 「ウン・スカとリリィ盗賊団」12   2025/03/29 15:00:17 ID:1kduBhaBBo
>>12
ワスカ・レット「だってとうぞくだんといったらよこくじょうをかくものとそうばがきまっているのよね」
ワスカ・レットの愚行にティルイン・ラブが頭を痛めていると
プトウ・ショウ「アタシが行くわ! ワスカみたいなヘマはしないんだから!」

プトウ・ショウ「ネスタさん、何か知りませんか?」
ネスタ・キオン「盗賊に成り下がってしまった君には屋敷に住んでるウン・スカが合言葉を知っているウマ娘だとは話せないねぇ」
こうして屋敷にたどり着くとプトウ・ショウは壁に魔方陣を書き記して洞窟に戻って報告しました。

そして再び盗賊団全員で町に行ってみると屋敷の近隣の壁に魔法陣が書かれていたのです。
そう、前回同様壁の魔方陣を発見したウン・スカが周辺の町民の協力を取り付けて再度同じ内容を書き記すように頼んでおいたのです!!!
プトウ・ショウ「おかしいわね… ハッ!これは魔力を増幅させた魔方陣の増殖現象!!!」
ティルイン・ラブ「…うふふ…もう突っ込み所が多すぎて怒る気力も無いですよ…」
オッカ「また出直しだな…」
盗賊団はまたしても悔しがって去っていきました…
14 : 「ウン・スカとリリィ盗賊団」13   2025/03/29 15:10:12 ID:1kduBhaBBo
>>13
プトウ・ショウ「だって~折角だからおっきい魔方陣書きたかったのぉ~!!!」
ストン・マチャ「私が行くのです!!!」
オッカ「…マチャヲヨロシクネ…」

ストン・マチャ「何故壁に書く内容がわかるのです!? オッカはエスパーなのですか?」
ティルイン・ラブ「…オッカ…貴女が行って来て下さい…」
こうしてオッカが町に向かいました。

ネスタ・キオン「失せろ、貴様に話す事等無い!!! しつこいと兵士を呼ぶぞ!!!」
オッカ「お願いです教えて下さい!!! じゃないと…ワスカとプトウが連帯責任でオシオキされるんです!!!」
ネスタ・キオン「チッ、屋敷に住んでるウン・スカが合言葉を知ったんだ。 わかったらとっとと去れ!!!」

そしてオッカは屋敷にたどり着くと町の入り口からの道筋、それから屋敷の人数と外観もある程度調べてその内容を入り口で貰った観光案内図に書き記して洞窟に戻りました。
15 : 「ウン・スカとリリィ盗賊団」14   2025/03/29 15:22:39 ID:1kduBhaBBo
>>14
こうして洞窟に戻ったオッカはティルイン・ラブに報告しました。

ワスカ・レット「でかしたわおっか! さあなぐりこむのよね!」
プトウ・ショウ「私の秘術をお見舞いしてやるわ!!!」
ストン・マチャ「皆丸太は持ったか? 突撃なのじゃーなのです!!!」

ティルイン・ラブ「オッカ…貴女の意見を聞かせて頂戴?」
オッカ「まず屋敷までけっこう距離があるんだ…あと、屋敷にワカ・ミプリンって言うとんでもなく強いボディーガードがいるから力押しは通用しなさそうだな…油商人に化けて「日帰りで商用を済ますつもりだったから宿を取っていない」って屋敷に泊めてもらって皆が寝静まった夜中にウン・スカを暗殺して商品と偽って持って行く油をばら撒いて内部に火を放って混乱している内に逃げるのがいいと思うぜ?」

ティルイン・ラブ「成程、それでいこうかしら。 盗んだ品を使えば偽装は簡単ね。」
こうしてリリィ盗賊団は屋敷に乗り込む準備を始めました…
16 : 「ウン・スカとリリィ盗賊団」15   2025/03/29 15:33:08 ID:1kduBhaBBo
>>15
こうして準備万端でリリィ盗賊団は町に乗り込み、夕方に屋敷を尋ねました。
そして部下のオッカに交渉を任せたのです。
オッカ「我等は旅の油売りです。 大きな取引でこの町を訪れて日帰りで帰る予定でしたがトラブルでこんな時間までかかってしまったのです。 夜で歩くのは危険なのでお泊め願えませんか?」
ウン・スカ「いいですとも、困ったときはお互い様です!」

彼女達が盗賊団とは知らない(?)ウン・スカは快く泊めてあげる事にしました。
更にシノフ・ラワとルウ・ララに手料理を作らせて宴を開いておもてなしまでしたのです。
ティルイン・ラブ「さ、流石にここまでしていただかなくても…」
ウン・スカ「いえいえいいんですよぉ~ささ、お供の方々もご遠慮なさらず~」
オッカ「…あれ…飲み食いしたら…ねむく…」

こうしてリリィ盗賊団は全員眠りこけてしまいました…そしてウン・スカは
ウン・スカ「計画通り(ニヤリ)」
とほくそ笑み、ワカ・ミプリン達に盗賊団を縛り上げる様に命じました。
17 : 「ウン・スカとリリィ盗賊団」16   2025/03/29 15:40:44 ID:1kduBhaBBo
>>16
話は前にさかのぼります…
リリィ盗賊団が乗り込む前の日、ネスタ・キオンが屋敷を訪れていたのです。

ウン・スカ「ネスタさん…またシノフさんの手料理をご馳走になりに来たの? 流石に今週だけでも5日連続はちょっと…」
ネスタ・キオン「毎日食わせろ! …と本音は置いといてこれを渡しに来たんだよ。」
ウン・スカ「これは…睡眠薬!!!」
ネスタ・キオン「おそらくリリィ盗賊団が何らかの方法でここに乗り込んでくるだろう…その時にこれを上手く使ってくれ!!! ・・・じゃ、今日も晩御飯をご馳走になるかねぇ」

この事でウン・スカはリリィ盗賊団が襲撃して来る事を事前に察知でき、対策もとれたのでありました。
18 : 「ウン・スカとリリィ盗賊団」17   2025/03/29 15:48:46 ID:1kduBhaBBo
>>17
こうしてリリィ盗賊団を捕えたウン・スカは
ティルイン・ラブ「私が主犯です、グヘイ・ローを凝ろしたのも切り刻んだのも装飾品を剥ぎ取ったのも全てこの私なんです! ですから部下には寛大な処置を願います!!!」
ウン・スカ「え? もともとそのつもりだよ?」
とティルイン・ラブを処刑、部下たちはネスタ・キオンの除名嘆願もあって町での労働従事(オッカ:商業施設の経理 ワスカとプトウ:ネスタの所のお手伝い ストン:木こり)を条件に許し洞窟の残りの財宝を元の持ち主を調べた上で持ち主に帰しました。

こうして盗賊団を壊滅させ、財宝を返した事でウン・スカは名誉までも獲得し、より一層幸せに暮らしていけたそうです めでたしめでたし《完》

長文失礼しました
19 : トレピッピ   2025/03/29 20:10:11 ID:/TNmULywaQ
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