うわでた・・・

「押忍！ペンネーム『船橋最高ウマ娘』さんからっス！『船橋は最高の場所です。ガンダーラ、シャングリラ、在りし日のローマ。世界各国のあらゆる理想郷すら及ばぬ完璧な地です。
しかし、最近気づいてしまったことがあります。それは、トレーナーと過ごしていると、船橋で過ごすのと変わらない、いやそれ以上の充実感と安心感を感じてしまうことです。
一緒に出かけたり、トレーナーに足のマッサージをしてもらったり、一緒に一つしかない布団に入るたび、私の心は船橋を離れてトレーナーに囚われてしまいます。
今では、トレーナーと一緒に暮らしているアパートの一室が、限定的船橋空間となってしまいました。
トレーナーのことは心からお慕いしていますが、船橋への愛も本物です。しかし、私の心はひとつしかありません。
トレーナーと、船橋。どちらをより愛するべきか、ご意見をお聞かせください』とのことっス！」
「てやんでい！どっちか一つなんて、みみっちいこと言ってんじゃねえ！風紀チェックでトレーナーを取って、船橋で一緒に暮らして、両方取っちまえばいいんでい！」
「さすがイナリ先輩！一挙両得っス！」
「あたしも、大井とダンナの両方を取るために、数え切れねえほど風紀チェックをしてきたってもんよ！本当に勝ち取りたいものがあるなら、行動あるのみでい！」
「押忍！今は風紀チェックが微笑む時代っス！それでは、『ハイセイコーベストアルバム』より『怪物チャンSMILE！！！』っス！どうぞ！」

「おっと、手紙が届いたみたいだぜバンブー！」
「押忍！船橋名物の、梨の絵が描かれた封筒っス！」
「読んでくんな！バンブー！」
「押忍！『アドバイスありがとうございました。愛する船橋のため、そしてトレーナーの心を勝ち取るため、いつものように二人で一緒に布団に入った機をとらえて、トレーナーに風紀チェックを仕掛けました。
船橋を震撼させるほどに激しい風紀チェックの結果、トレーナーの心は私と船橋のものとなり、今は一緒に船橋で暮らしています。
近々、船橋日大前駅の近くにある結婚式場で式を挙げる予定です。お二人もぜひいらしてください』とのことっス！」
「お見事！一石二鳥ってなもんよ！」
「さすがイナリ先輩！的確で冷静なアドバイスっス！」
「へへっ、あんがとよバンブー！それにしても思い出すぜ。大井の神社でダンナと祝言を挙げた時のことをよ。よく晴れた空に、さらさらと小雨が降ってたっけなあ」
「押忍！狐の嫁入りっス！」
「この放送は頼りになるイナリワンと」
「風紀委員バンブーメモリーがお送りしたっス！」
「またな！皆の衆！」

何なんだこのスレは...（いいぞもっとやれ）

待 っ て た

神社の小雨は吉事だそうで…
神様まできぶり勢か

船橋とはいったい…

◯汁ブシャー！したんか！？

この時期が来たか……（待ってた）

あれからいろいろとウマ娘も増えたからね、とても楽しみだ

ゲストにマメちゃんを呼ぶ日も遠くないな・・・（遠い目）

ちょっとまって、イナリ
結婚してんじゃん！！！

イナリ好きだからこのシリーズ好き

「第二回！頼りになるイナリワンと」
「風紀委員バンブーメモリーの」
「「お悩み相談コーナー！春の巻！！！」」
「おうバンブー！最近は花粉が飛んでるみたいでなあ、ダンナもくしゃみのしすぎで鼻が赤くなっちまってるぜ」
「押忍！アタシのトレーナーさんも、目が赤くなってるっス！」
「そこで、ひとつ考え付いたんだけどよ。花粉ってやつは、おしべがめしべに受粉させるために、飛ばしてるんだろ？」
「そうっスね」
「つまり、風紀チェックが効くんじゃねえか？」
「なるほど、花粉でおしべとめしべが風紀チェックする前に、アタシたちが風紀チェックすれば、花粉に対して風紀的に優位な立場に立てるってわけっスね！」
「その通りでい！早速、帰ったらダンナに試してみるとするか！そんじゃ、手紙を読んでくんな！バンブー！」

「押忍！ペンネーム『聖剣の主　キング・オブ・トレーナー』さんからっス！『僕の担当ウマ娘が、最近おかしいです。
アパートを借りて二人暮らしをし始めた途端、「我が君のために布団を暖めておきます！」と言って、僕の布団にもぐりこんだり、「背中を洗わせてもらいます！」と言って風呂場に入ってきたり、さらには「主君の舌を満足させるのも騎士の務め」と言って、毎日三食作ってくれます。
料理はとてもおいしく、一緒にいて何も問題はなく、むしろ楽しいくらいなのですが、彼女がいずれ自立するときのことを考えると、良くないような気がしてなりません。
どうにか、彼女のアプローチを止める方法を見つけたいです。アドバイスをお願いします』とのことっス！」
「てやんでい！風紀チェックするしかねえ！」
「風紀チェックっスか！？」
「おうよ！相談してきた奴が王ってことは、臣下のことを上手く抑えられてねえってことだろ？だったら、風紀チェックで心を通わせて、落ち着かせてやるのが一番ってもんよ！」
「そういえば、チヨノオーから聞いたことがあるっス。耳元で褒められながら風紀チェックをすると、ドーパミンがドバドバ分泌されて幸せな気持ちになれるみたいっス。アタシも試したっスけど、その通りでした！」
「そいつはいいな！耳元で普段の行いを褒めちぎりながらの、風紀チェック！これで決まりでい！」
「押忍！それでは、スマートファルコン19thアルバムより『赤鬼チャンSMILE！！！』っス！どうぞ！」

「おっと、手紙が届いたみたいだぜバンブー！」
「押忍！剣の絵が描かれた、カッコイイ封筒っス！」
「読んでくんなバンブー！」
「押忍！『我が主君への助言に感謝します。我が君の布団を暖めようと、布団に潜り込んだ瞬間、急に我が君のたくましい腕で捕らえられ、決戦の風紀チェックフィールドに引きずりこまれました。
耳元で、料理の味や、掃除の細やかさ、布団の暖め具合など、普段から我が君のためにしていることについて、ひたすら褒められ続けながらの風紀チェック。
私の魂が極楽浄土へ上るような、あるいは闇の安寧の底に堕とされるかのような、至福の時間でした。
12時間の風紀チェックの果てに、私は聖剣であると同時に、我が君の鞘である、と魂に刻み込まれてしまいました。
これからは、昼は聖剣として主君の御身を守り、夜は主君の風紀を収める鞘としての任を果たし、誇り高き騎士道を歩んでいきたいと思います』とのことっス！」
「おう！騎士らしく、正々堂々とした心構えでい！」
「押忍！くっころ騎士とはおさらばっス！」
「そういや、名誉が汚れるのを恥じて、自ら敵の手にかかるのを望むってのは、どっちかというと武士道のような気がするんだが……」
「押忍！くっころは日本発祥！だからそんなもんっス！」
「それもそうだな！この放送は頼りになるイナリワンと」
「風紀委員バンブーメモリーがお送りしたっス！」
「またな！皆の衆！」

デュランダルも風紀チェック堕ちしたか

やはり当然のようにセップクスしたか・・・

のっけから同棲しとるやん

このシリーズ大好き

半日も風紀チェックしてる...

「第三回！頼りになるイナリワンと」
「風紀委員バンブーメモリーの」
「「お悩み相談コーナー！春の巻！！！」」
「おうバンブー！今回もよろしく頼むぜ！」
「こちらこそ、よろしくお願いするっス！」
「そんじゃ、前口上は抜きで、さっそく読んでくんな！」
「押忍！ペンネーム『十二夜のヴァイオラ』さんからっス！『私には悩みがあります。それは、私のトレーナーのことです。
トレーナー契約から6年、彼とは親しい関係で過ごしてきました。しかし、彼に向ける恋情は、炉にくべた炎に薪を足すように燃え盛るばかり。
彼の担当ウマ娘という立場にありながら、彼に向ける微笑みの裏で、彼の心を捕らえる方法を考えてしまう。その通り、今の私は、本当の私ではございません。
立場と感情の狭間で、ますます燃え盛る炎。しかし、この炎をひとたびトレーナーに浴びせれば、今までの絆も思い出も、何もかも燃やし尽くしてしまうのでは。
このもつれは、私には固すぎて、解きほぐそうにもほぐせません。どうか助言をお願いします』とのことっス」

「てやんでい！風紀チェックでい！」
「風紀チェックっスね！」
「そもそも立場が何だってんでい！溢れる想いを胸に秘めてるなら、相手を信じてそれをぶつけるしかねえじゃねえか！」
「押忍！アタシもそう思うっス！」
「どうせ燃えるなら、相手も巻き込んで盛大な花火をあげてみせるってのが、粋ってもんよ！あたしもダンナとの交際発表で会見を開いた時にゃ、記者たちの目の前で思いっきりダンナに口付けしてやったもんよ！」
「あの時の盛大な大炎上は、今でも思い出せるっス！」
「トレーナーとウマ娘。お互いを信頼して上げる花火ってのは、盛大で気持ちいいもんだぜ！なあバンブー！お前さんも記者会見で風紀チェ――」
「押忍！それでは、ハイセイコーベストアルバムより『こんにちは！ハイセイコー！』っス！どうぞ！」

「おっと、手紙が届いたみたいだぜバンブー！」
「押忍！オペラの絵が描かれた青い封筒っス！」
「読んでくんなバンブー！」
「押忍！『アドバイスをありがとうございます！トレーナーと二人でうなぎを食べた後、自宅のソファでトレーナーがお昼寝を始めた時、寝顔があまりに可愛かったので風紀チェックを仕掛けてしまいました♪
未来を共にするという誓いを二人で立てていたので抵抗はほとんどなく、20時間に及ぶ風紀チェックの後に、私は決意を秘めた表情のトレーナーに手を差し伸べられ、その手を取って一緒に婚約指輪を買いに行きました。
私はトレーナーから色んなものを貰ってばかりなので、これからも時間を共にしていきながら、少しずつもらったものを返していけたらいいなと思います♪
相談に答えて頂き、本当にありがとうございました♪』とのことっス！」
「閉じ込められている火が、一番強く燃えるもの。とはよく言ったもんでい」
「押忍！恋は人を盲目にさせ、盲目な人は止まることなく突き進むっス！」
「まあとにかく、上手く行ったから良かったぜ！いま楽しければ、いま笑えばいい！」
「先に何があるかは、いつだってわからないままなのだから……っス！」
「この放送は頼りになるイナリワンと」
「風紀委員バンブーメモリーがお送りしたっス！」
「またな！皆の衆！」

オフザリオで報告してるならもう２人は安泰だな！

トレセン学園はスタリオンステーションだった…？

ちょっと待って？
イナリはともかくバンちゃむが会見の場でなんかとんでもないことやってない？

>>28
トレセン生徒の記者会見では
よくあることッス！

「第四回！頼りになるイナリワンと」
「風紀委員バンブーメモリーの」
「「お悩み相談コーナー！春の巻！！！」」
「おうバンブー！今日の音楽はこいつを流してくんな！」
「押忍！承知したっス！そういえばイナリ先輩、最近はハイセイコーさんのCDをよく持ってきますよね。何か理由があるっスか？」
「おうよ、実はハイセイコーの姉御は、あたしにとって大井の遠い先輩なんでい」
「へえ、そうだったんスね」
「そんで、この間ダンナと一緒に実家に帰った時に、デビュー当時のレコードやらCDやらが物置から見つかったんで、なにかの縁を感じて曲を流してもらってるってわけよ！」
「なるほど、そういう訳だったんスね！」
「そんじゃバンブー！手紙を読んでくんな！」

「押忍！ペンネーム『王の杖』さんからっス！『僕の担当ウマ娘は暴君です。「杖があれば暮らしには事欠くまい」と言われ、つい先日からマンションの一室で二人暮らしを始めたのですが、
「貴様、三助をせよ」と言われて、毎日風呂場に連れ込まれて身体を洗わせられたり、
「布団が冷たい。暖めよ」と言われ、毎日布団の中に押し込められて抱き枕にされたり、
「腹が空いた。疾く支度をせよ」と言われ、毎日食事の用意をさせられたりと、事あるごとに命令してきます。
命令されるのは昔からなので気にしていませんが、食事の用意はともかく、他の事に関してはトレーナーとウマ娘として不健全な気がしています。
しかし、それを理由に断ろうとすると鋭い蹴りが頭部を掠めるため、断るのは困難です。
担当の姉に相談しても、「貴方と家族になれる日を楽しみにしていますよ」と言われ、
先輩トレーナーである担当の姉の夫に相談しても、「気軽にお義兄ちゃんと呼んでいいからね」と優しく言われ、途方にくれています。
彼女の暴虐を止める方法はありませんか？アドバイスをお願いします』とのことっス！」

「おう！電話するから少し待ってくんな！」
「分かったっス！」
「そんじゃ、ピポパっと……おう！イナリワンだぜ！いつも世話になってるな！さっきの放送は聞いただろ？……おう！……わかったぜ！あたしたちのやり方でやらせてもらおうじゃねえか！それじゃあな！」
「誰からっスか？」
「遠征支援委員会って言えば、分かるだろ？」
「なるほど……それで、解決策はあるっスか？」
「おうよ！風紀チェックでい！」
「風紀チェックっスか！？」
「そうでい！事あるごとにお願いするってのは、裏を返せば構って欲しいって気持ちがあるってことでい。だったら、構うだけ構い倒して満足させた後に、風紀チェックで心を通わすのが一番ってなもんよ！」
「押忍！精神を充足させれば、自然と大人しくなるって事っスね！」
「その通りでい！」
「精神の乱れは風紀の乱れ！風紀チェックでしっかり直して欲しいっス！それでは、ハイセイコーベストアルバムより『タフでキュートで誰よりも速く！』っス！どうぞ！」

「おっと、手紙が届いたみたいだぜバンブー！」
「押忍！金ぴかで豪華な封筒っス！」
「読んでくんなバンブー！」
「押忍！『大儀であった』とだけ書かれてるっス！」
「短い言葉で謝意を示すたあ、なかなか粋じゃねえか！」

「あっ、もう一枚手紙が入ってるっス！読み上げますね！
『妹のトレーナーさんの相談に答えてくださり、ありがとうございます。新しい家族を迎え入れた喜びで、妹も私も胸が一杯です。
妹のトレーナーさんが噛み痕とキスマークだらけの顔で、「ケジメをつけさせて下さい」と申し出てきた時は何事かと思いましたが、話を聞いてみると、私にとっても私の夫にとっても、とても喜ばしい内容でした。
善は急げと申しますから、さっそく妹と妹のトレーナーさんの結婚式の段取りを整えることになり、忙しくも楽しい日々が続いています。
私の夫は、「後輩にお義兄ちゃんと呼ばれるのかあ、少しむずがゆいけど嬉しいなあ」と、とても可愛らしいことを言っています。
結婚式につきましては、以下がその日時と場所です。お二人が来られるのを、心からお待ちしております』と書かれているっス！」
「これで万事解決ってもんよ！」
「押忍！ところで、なんで遠征支援委員会に連絡したっスか？」
「おう！遠征支援委員会のあるウマ娘にな、この放送のスポンサーになる代わりに、こういう相談が来たときは、必ず連絡して欲しいって頼まれていたんでい！」
「なるほど。様々な事情が絡み合って、この放送は成り立っているってわけっスね！」
「そういうことでい！この放送は頼りになるイナリワンと」
「風紀委員バンブーメモリーがお送りしたっス！」
「またな！皆の衆！」

オルトレも堕ちたか……

姉夫婦にも認められて微笑ましいはずなのに、なんか節々にアウトレイジ感あるのはなんでなんだぜ？

それスポンサーになるっていうか、監視されてない・・・？

姉上しれっと惚気てて草

「第五回！頼りになるイナリワンと」
「風紀委員バンブーメモリーの」
「「お悩み相談コーナー！春の巻！！！」」
「おうバンブー！今日はホワイトデーだったな！お返しはちゃんともらえたかい？」
「押忍！明日の休みに、水族館デートをする約束をしてくれたっス！水族館の神秘的な雰囲気を堪能したあとは、家に帰って風紀チェックの予定っス！イナリ先輩はどうっスか？」
「おうよ！あたしも、明日の休みに寿司屋で奢ってもらう約束をしたぜ！そんで、銭湯でさっぱりとした後は、家で一晩かけて風紀チェックってなもんよ！」
「いいっスね！最高のホワイトデーっス！」
「そんじゃバンブー！手紙を読んでくんな！」

「押忍！ペンネーム『怪物チャンファンクラブ会員　ナンバー0000000001』さんからっス！
『僕はあるウマドルのマネージャー兼付き人をしている者です。そして、彼女の元トレーナーでもあります。
彼女は伝説的なウマドルで、おそらくこの国で彼女の名前と顔を知らない人はいないでしょう。
その彼女の様子が、最近おかしいのです。
パパラッチのカメラに、僕と腕を組んでわざと撮影されたり、
インタビューの時に、プライベートで僕と過ごしていることをほのめかしたり、
めったに休憩しないはずなのに、休憩中と言って僕の傍を離れなかったりします。
仕事ぶりは変わらずストイックなので、なぜこのような行動に出るのか分かりません。
彼女のトレーナーをしていた頃に、「たとえ世界を敵に回すことになっても、君が走り出したことを誇りに思う」と告白して以来、僕はずっと彼女の傍で支えてきました。
このようなことで、彼女のキャリアを汚したくありません。遠征支援委員会の推薦を信じて相談します。助言をお願いします』とのことっス！」

「てやんでい！ちょいと電話させてもらっていいかい？」
「いいっスよ！」
「そんじゃ、ピポパっと……へい、ご無沙汰しています姉御。イナリワンでい。姉御に頼まれたやつが来やした。……へい。……分かりやした、抜かりなくやらせて頂きやす。それじゃ……」
「誰にかけたっスか？」
「古い知り合いでい。ちょいと解決の仕方を相談したわけよ」
「それで、解決法が分かったっスか！？」
「おうよ！風紀チェックでい！」
「風紀チェックっスか！？」

「……バンブー、一つ話をさせてもらうぜ」
「押忍。真面目な雰囲気っスね」
「昔、あるウマ娘がいたんでい。そのウマ娘は、アイドルとして有名だったんだが、ある日突然レース選手に転身したんでい」
「理由は何だったんスか？」
「その理由を求めて、色んな奴らがそのウマ娘に迫りまくったんでい。だが、そのウマ娘のトレーナーはそいつらからウマ娘のことを守りながら、そのウマ娘にトレーニングを施したんだ」
「トレーナーの鑑っス」
「そのウマ娘はレースで大活躍した。そして、レースを引退した後、そのウマ娘はアイドルに再び戻った。その時も、その男は全力を尽くしてサポートしたんでい。トレーナーとして得られるはずの栄光を捨てて、彼女の傍で支えていくことを誓ったってわけよ」
「トレーナーとしてのキャリアを捨ててまで……っスか」
「そのウマ娘は、アイドル活動を続ける傍らで、ずっと密かにこう思っていたんでい。『たとえ世界を敵に回してでも、彼だけのものになりたい』ってな」
「その想いが、今回の問題を生み出したわけっスね」
「そいつにケリをつけるにゃ、風紀チェックしかねえってわけよ！」
「長き想いに決着をつける時が来た、ってことっスね！それでは、ハイセイコーベストアルバムより『何十年経っても逃がさない』っス。どうぞ！」

「おっと、手紙が届いたみたいだぜバンブー！」
「押忍！ピンク色の簡素でかわいい封筒っス！」
「読んでくんな！バンブー！」
「押忍！これは、ネットのURLっス！」
「ネットだか熱湯だか知らねえが、そこのパソコンで開いてくんな！」
「押忍！……これは、ハイセイコーさんのライブの生放送っス！」
『みなさん！今日は来てくれてありがとうございまーす！！！』
「相変わらず、年齢を感じさせない佇まいっス」
「さすが伝説のウマドルでい」
『今日はみなさんに、大事なお知らせがあります！付き人さん！来てください！』
「あっ、あれはハイセイコーさんの付き人さんっス！ネットニュースで見たことあるっス！」
「も、もやしみてえになってやがるぜ！」

『前から週刊誌で取り上げられていましたが、この度！私は！結婚することになりました！』
「なっ、あのザ・ウマドルと呼ばれたハイセイコーさんが、結婚！？」
「こいつはとんでもねえニュースだぜ！」
「けど、付き人さんがもやしになったのも納得っスね」
「伝説のウマドルの、伝説的な風紀チェックだからな。さぞかしタフだったに違いねえ！」
『結婚することになりましたが、私はアイドル活動をこれまで通り続けていくつもりです！なので、これからもハイセイコーの応援をよろしくお願いします！それでは一曲目！『こんにちは！ハイセイコー！』いきまーす！』
「おっ、付き人さんが舞台袖に下がって、姉御のライブが始まったぜ！」
「ここから先は、各々で見てほしいっス！」
「この放送は、頼りになるイナリワンと」
「風紀委員バンブーメモリーがお送りしたっス！」
「またな！皆の衆！」

まだ結婚してなかったのか、ハイセイコーさん

またファル子が横になってる…

ファル子が一体何をしたっていうんだ

いや、何もしなかったから・・・なのか・・・

いや、コレはウマドルでも結婚できるという前例で、ファル子にとっては希望では？

このシリーズでファル子も
風紀チェックして
結ばれてなかったっけ？
あれは別の話か？

>>48
過去ログ見たら最初の方で相談はしてた
その後手を繋げただけで満足してた