高松舟
1 : 貴様   2026/04/03 19:28:16 ID:cxPEDR4H5U
高松舟は本土と監獄島を往復する小舟である。

トレセン学園の罪人が遠島を申し渡されると高松舟に乗せられて、島に回されるのであった。

それを護送するのは、トレセン学園ウマ娘の同心である。
遠島を申し渡された罪人は、もちろん重い咎を犯したものと認められているが、決して獰悪な者が多数を占めていたわけではない。

高松舟に乗る罪人の九割九部は、いわゆるフケに耐えきれず、思わず担当を逆ぴょいしてしまったウマ娘であった。

ありふれた例を挙げてみれば、担当トレーナーの無自覚な誘惑やスパダリ具合に当てられ、相手をぴょいして妊娠してしまったというような類いである。
2 : トレーナー君   2026/04/03 19:28:48 ID:cxPEDR4H5U
残りの一部は何かというと、合成の上でのウマぴょいであった。
担当トレーナーはウマ娘が発つ前に牢屋敷に呼び出されるか、高松舟に同乗するなどして、そこでウマ娘は蜜月を許された。
これは上へ通ったことではないが、そうでもしないと大人しく捕まってくれないため、いわゆる大目に見るのであった、黙ぴょであった。
3 : 貴方   2026/04/03 19:43:43 ID:cxPEDR4H5U
いつの頃であったか、珍しい罪人が高松舟に乗せられた。

それは名をサトノダイヤモンドといって、中等部ばかりになる、サトノ家のウマ娘である。事は牢屋敷にて済ませたらしく、舟にもただ一人で乗った。

いっしょに舟に乗り込んだ同心カレンチャンは、ただダイヤが担当逆ぴょいの罪人ということだけを聞いていた。さて牢屋敷から桟橋までつれてくる間、この豊満な肉体の、色の白いダイヤの様子を見るに、いかにも神妙に、いかにも満足そうにしている。
4 : アネゴ   2026/04/03 19:52:03 ID:cxPEDR4H5U
しばらくして、カレンチャンはこらえ切れなくなって呼びかけた。

「ダイヤ。お前なにを思っているのか。
実はな、カレンはさっきからお前の島へゆく心持ちを聞いてみたかったのだ。これまで島へ送った多くの者は、どれも担当との別れを寂しがって、いっしょに舟に乗るトレーナーと、夜通しぴょいするに決まっていた。
それにお前の様子を見れば、どうも島に行くのを苦にはしていないようだ。いったいお前はどう思っているのだい?」
5 : あなた   2026/04/03 20:01:30 ID:cxPEDR4H5U
ダイヤはにっこり笑った。

「ご親切におっしゃってくださって、ありがとう御座います。お恥ずかしいことを申し上げなくてはなりませんが、私は今日までトレーナーさんとぴょいしたことはございませんでした。それがお牢に入ってからは、むしろ推奨するかのようにトレーナーさんをあてがって下さいました。島へ行った先ではどうなるかわかりませんが、私はこの思い出を元手に前向きに生きていこうと思っております。」そう言って下腹部を撫でた。

カレンチャンは聞く事あまりに意表に出たので、「うん、そうかい」とだけ言った。
6 : 貴様   2026/04/03 20:09:34 ID:cxPEDR4H5U
カレンチャンはダイヤの顔をまもりつつまた「ダイヤさん」と呼びかけた。

「はい」と答えたダイヤは、「さん」と呼ばれたのを不審に思うらしく、おそるおそるカレンチャンの気色を伺った。

「いろいろのことを聞くようだが、お前が島へやられるのは、逆ぴょいをしたからだということだ。カレンにその訳を話してくれぬか」

ダイヤは「かしこまりました」といって話し始めた。「何とも申し上げようがございません。あとで思ってみますと、どうしてあんなことができたかと、我ながら不思議でなりません。全く夢中で致しましたのでございます」
7 : キミ   2026/04/03 20:18:02 ID:cxPEDR4H5U
「私とトレーナーさんは、メジロの婚活パーティーで契約を致しました。
元々模擬レースにてお見かけしておりましたが、その後のトレーナー選抜には参加していただけず、せつなく思っていたところ、当パーティーにてお話する機会ができ、採用させていただいた次第です。

次第に結果を重ねていく間も、なるべく離れないようにいたして、一緒にいて、助け合ってきました。そのうちトレーナーさんが担当を降りたいと言い出したのでございます」
8 : アンタ   2026/04/03 20:24:01 ID:cxPEDR4H5U
「そのころ私どもはトレセン学園の一室にトレーナー室を設けていましたが、ある日私が暮れてからトレーナー室に帰ると、トレーナーさんは担当変更申請書を書いていました。

私はびっくりいたして、傍に行って『どうしてですか』と申しました。トレーナーさんは目で私のそばへ寄るのを留めるようにして口を利きました」
9 : ダンナ   2026/04/03 20:34:18 ID:cxPEDR4H5U
「『済まない、どうぞ堪忍してくれ。大切な担当で、まだ子供である君のことを、男の欲の目で見てしまいそうになることが何度もあった。俺は君のトレーナー失格だ。どうかこの書類にサインしてくれ』と言うのでございます。

わたしはそれだけの事を聞いて、これは合意と判断していいだろうと思い、えいやとトレーナーさんを押し倒してらぶぴょいに興じました。

この時、他のトレーナーさんが部屋を通りがかりました。もう内もすっかり暗くなっていましたが、そのトレーナーさんには逆ぴょい現場に見えてしまったらしく、あっと言ったきり戸口を開けたまま駆け出してしまいました。それからほどなくして人が来て、役場に連れてゆかれたのでございます」
10 : お兄さま   2026/04/03 20:41:50 ID:cxPEDR4H5U
カレンチャンはその場の様子を目の当たりにするかのように聞いていたが、果たしてこれが逆ぴょいといっていいものだろうかという疑いを解くことができなかった。

話を聞く限りではトレーナーが誘惑したに他ならないと思う。その立場が自分であったなら、やはりらぶぴょいに勤しむであろう。

お上の判断に腑に落ちぬものが残ったまま、高松舟は黒い水の面をすべっていった。

翌日、サトノダイヤモンドは脱獄した。やはり辛抱たまらなかったようである。

そのウマ娘の行方は誰も知らない。

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