陛下「そなたさぁ……なんかオススメのゲームない?」
ファイトレ「どういうゲームがいいとかありますか?」
陛下「今回はいわゆるクソゲーと言われるものに挑戦してみたい」
ファイトレ「クソゲーですか……クソゲーの定義も人によりけりなんですけど遊べるクソゲーとなると……」
ミラクル「あの、すみません。ちょっといいでしょうか」
ファイトレ「おや。キミはケイエスミラクル?」
ミラクル「突然お邪魔してすみません。話が聞こえたものですから。はじめまして国王陛下」
陛下「はい、はじめまして」
ミラクル「クソゲーをお探しとのことですが、オススメしたいものがあります。『星をみるひと』……これです」
ファイトレ「おっ、悪くないチョイスだな」
陛下「名前は聞いたことあるな。どんなゲーム?」
ミラクル「1987年にファミコンソフトとして発売されたRPGです。荒廃した未来を舞台に超能力を持つ主人公が仲間と共に戦い世界の謎を解き明かすというサイバーパンク系の壮大なストーリーですが、世界の荒廃以上に荒廃しきったゲームバランス、死ぬほど不親切なUI、町の住民に追いつくのすら苦労する移動速度、バグかと見まごうようなというか本当にバグじゃないかと疑いたくなるマップ間移動の謎仕様などなど……クソゲーと表現するにふさわしい要素に事欠かない魅惑の一本です」