翌日からは件のトレーナーからこまめに連絡が来るようになり、トレーニングの内容などを共有。めきめきと力をつけ、転入初戦のレースであっさりと初勝利
地方とはいえ競技ウマ娘になって初めての勝利の味、そしてトレーナーの指導の効果と、誰かに応援される嬉しさを実感した彼女。トレーナーへの気持ちは信頼を飛び越えて親愛となり、正式に彼の愛バになりたいと思うようになる
その後も勝利を重ね、無事中央に再転入する条件はクリア。喜び勇んでトレーナーの下へ戻るかと思いきや、ここは意外と義理堅い彼女。老人トレーナーに最後の思い出をプレゼントしたいと地方重賞に挑戦
そして見事に勝利を飾ってお世話になった恩を返すことに成功。「最後に重賞トレーナーにしてくれて、こんな良い娘は他にいない。息子にはもったいないな」と言って笑う老人トレーナー
「もう少し早く一緒になれたのに、老いぼれが邪魔してすまなかったね」とも。普段から連絡を取り合い、時にはトレーニングやレースも見に来る息子の姿と、そんな息子にいつの間にかすっかり絆された彼女の姿に、察するものがあったらしい
相手の実の父親に自分の想いを気づかれていたことに慌て、そんなんじゃないと顔を真っ赤にして弁解する彼女
そんな彼女にいたずらっぽく笑いかけ、「さあ行っておいで。あいつが待っているんだろう?」と中央再転入へと背中を押す老人トレーナー
「息子をよろしくたのむよ」 そう言って送り出された彼女が、中央重賞制覇の栄光とトレーナーの将来を手に入れるのは、まだ少し先の話である…
みたいなプロットを>>471見て思いついたので置くだけ置いておきます