ふざけるな!私は偉大なるアメリカの剣だぞ!なんで小さな島国の黄色い猿に負けなきゃいけないんだ!
「§≦ξゞ#─‰√Δ」
「っ───黙れ糞淫売!」
ファッキンジャップが嘲る様に何か言う、それに応える余裕なんてあるはずがなかった、そもそも私は日本語なんて分からないし世界は米語で回っているのだから弱小国の事など学ぶ必要がない
勝者はアメリカでありアメリカとは私なのだ、私が正義で私が強者なのだ、そうでなければならないのに
「あの子、強かっ「黙りなさい」っ……でも」
「黙れと言ったのよ」
「っ……パラディンソード、君は負けたんだ、君よ「うるさい!」」
「うるさいうるさいうるさい!!!私はアメリカなのよ!!強いのは私!正しいのは私!勝つのは!!!「それでも!!今日、負けたじゃないか」ッ……!」
なんだコイツは、ヒト耳のクセに私に逆らうのか、男の分際で、ウマ娘の私に、力たる、アメリカたる、正義たる私に逆らうのか、いつからトレーナーはそんなに偉くなったと言うんだ
「私が間違ってるって言うなら……証明してみなさいよ……!」
「ッ?!パラッ!「犯してやる」やめろっ……!」
軽く叩いてやるだけで、軽く捻り上げるだけで、軽く掴んでやるだけでロクな抵抗もできない弱者が、少し舐ってやるだけで、少し絞めてやるだけで、少し遊んでやるだけで硬くする被捕食者が、無力なコイツが正しいはずがない
力を持つ者が、強い者が、勝った者が正しいのだ、だからトレーナーより私が正しいのだ、日本よりアメリカが正しいのだ……!今日は、何かが間違っていたんだっ……!