マック「セーブですわね?」
テイオー「うん」
マック「テイオーは『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』という映画を見たことはありまして?」
テイオー「ないよ。どんなB級映画?」
マック「聞く前からB級と決めつけるのはおやめなさい」
テイオー「ごめんごめん」
マック「これは中世騎士物語の代名詞とも言うべきアーサー王と円卓の騎士をテーマにしてイギリスの大人気コメディグループであるモンティ・パイソンが映画会社からの資金援助をほとんど得られず懇意にしている音楽事務所から資金をかき集めて作った低予算王道ファンタジー映画ですわ」
テイオー「今の説明だけでB級の予感しかしない要素が多すぎるんだけど」
マック「何せ予算が無いものですからお城のセットに本物の古城を使ったり、衣装や時代考証はグループのメンバーで歴史学者でもあるテリー・ジョーンズが担当したりというその結果、コメディ映画なのに意外なほどしっかり雰囲気のある画面作りが出来ているというミラクルな映画でもあります」
テイオー「ふーん」
マック「テイオーこの後お暇ですか? ちょうど手元にDVDがありますからよければ一緒に見ましょうそうしましょう」
テイオー「見たいんだね。はいはい」
マック「ちなみに日本語吹き替えだとアーサー王の声が山田康雄さんでオススメですわ。初代ルパン三世といえばピンと来る方も多いかと」
テイオー「へー」
マック「ちなみにランスロット卿の声は納谷悟朗さんですわ」
テイオー「銭形警部じゃん。狙ってやったのその組み合わせ?」
~視聴開始~
テイオー「……ねえ、なんでアーサー王が動くたびに後ろで従者の人がパカパカ効果音を鳴らしているの?」
マック「蹄の音でウマ娘が随伴しているのを表現しているのですわ」
テイオー「そう……」