スタンダード
エジソンが採用した縦横比で、シネスコープやビスタビジョンが登場するまで映画の基本比率として君臨し続けた
スコープ
由来は20世紀フォックスが開発したシネマスコープから
それまでのスタンダードから大幅にワイドになって画面の情報量が増えて一気に広まった
日本では東映、松竹、日活、東宝、新東宝と多くの映画社がこのサイズを採用している
50~60年代くらいの映画の予告で総天然色シネスコープ!みたいなことが宣伝されているのはこのシネスコープから
ビスタ
由来はパナマウント映画が開発したビスタビジョンから
シネスコープに対抗して開発された方式で、スタンダートサイズのフィルムの倍以上の面積を使って撮影したのち、
映写機用に縮小焼き付けをするので非常に画質が高いという利点があった
日本では大映(現角川映画)が採用しており、一時期は旺盛を誇っていたのだがコストの問題でシネスコープに負けた。大映も後にシネスコを採用している
ただし、ビスタサイズ自体は今でも現役で使われているし、ビスタビジョンそのものに関しても、
廃れたその後、スターウォーズの特撮で合成時の画質劣化を防ぐために採用され再評価を受け、その後の特撮ではビスタビジョンが多用されるようになった