マック「セーブですわね?」
テイオー「うん」
マック「テイオーは『ランボー』という映画を見たことはありまして?」
テイオー「ないけどタイトルは知ってるよ。有名なシリーズだよね」
マック「ではテイオーはランボーシリーズに対してどんなイメージを持っていますか?」
テイオー「んー、なんかスタローンがおっきな銃を持って悪いやつらをドッカンドッカンやっつける感じ?」
マック「それも間違ってはいないのですけれど、そのイメージでシリーズ第一作である『ランボー』を見たらまず間違いなく“なんか思ってたのと違う”という感想になりますわ」
テイオー「そうなの?」
マック「ベトナム戦争からの帰還兵であるジョン・ランボーは戦友を訪ねてワシントン州の田舎町にやってきます。しかし戦友はガンを患ってすでに世を去っており、その後ランボーは街に行くのですが保安官から不審がられ、色々あって逮捕されてしまいます。拷問じみた取り調べを受けたことで戦争時の記憶がフラッシュバックしたランボーは保安官達を叩きのめして逃走します。保安官達はランボーを追いますが、元グリーンベレーであるランボーの力は彼らが敵うものではなく、事態は泥沼化してついに州兵まで出てくることになるのです」
テイオー「悪いやつらじゃなくておまわりさんをやっつけちゃってるじゃん」
マック「ええ。戦争の記憶に苦しむランボーですが、その記憶が原因で平和なはずの世界で望まない争いを起こしてしまう。この映画はベトナム帰還兵の苦悩と悲哀を描いたシリアスな作品なのです」
テイオー「へー、そうなんだ」
マック「ちなみに二作目である『ランボー/怒りの脱出』からはアクション盛り盛りでドッカンドッカン悪いやつらをやっつけますから安心ですわよ」
テイオー「アンシンシテイイノカナソレー?」