マック「セーブですわね?」
テイオー「うん」
マック「テイオーは『28日後…』という映画を見たことはありまして?」
テイオー「ないけど、どんな映画?」
マック「人間を凶暴化させるウイルスが蔓延し壊滅状態となったロンドンを舞台に生き残った人々を描くSFホラーですわ。人によって色々意見はあるでしょうが、広義のゾンビ映画に分類してよいと私は思っています」
テイオー「ハイ来ましたよゾンビ大好きマックイーン」
マック「おかしな二つ名を付けないでくださいまし。ところでテイオーはゾンビというとどんなイメージを思い浮かべます?」
テイオー「まあ映画とかゲームでよくある感じかな。体の表面がなんかデロデロしてて、うーうー唸りながら襲いかかってきて、噛まれたらその人もゾンビになっちゃうみたいな」
マック「ではゾンビのスピードについてはどんなイメージですか?」
テイオー「スピード? あー……基本ゆっくり動くけど、たまにやたらすばしっこいやつとかいそう。ラスト・オブ・アスみたいな」
マック「そう。動く死体という元のイメージから、ゾンビといえば本来ゆっくり動くものですが、今では俊敏に動くゾンビも珍しくないのです」
テイオー「でもそれがどうかしたの?」
マック「ズバリこの映画『28日後…』こそ、ゾンビといえばゆっくり動くものというそれまでの固定概念を覆し、アスリートもかくやという勢いで──というかゾンビ役のキャストに本物のアスリートを起用して全力疾走させる力の入れようで高機動型ゾンビを広く世に広めた作品なのです!!」
テイオー「モビルスーツかなにかのように」
マック「ちなみに走るゾンビという概念自体は1980年代には既に登場していまして、よければそちらも紹介しておこうかと──」
テイオー「ヒトツデモウオナカイッパイダヨー!!」